美深町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日
新たな視点で行政サービスの仕組みづくりをどうするか
2014年12月9日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「新たな視点で行政サービスの仕組みづくりをどうするか」について質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 岩崎泰好 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 9番 岩崎泰好
それでは一般質問を始めます。昨日、12月8日の夜は万歳の声と共に提灯行列が町中を練り歩いたと過去の記録の中に書かれていた日、73年前の大東亜戦争の敗戦の日でありました。そして明日、12月10日は特定機密保護法が施行日を迎え、その効力が発生する日となります。賛否は別といたしまして、国の行く末を案じる1人であります。自治体以外にありましても、何が大切なのか、物事の決め方や政治の在りよう、過去の歴史に学ぶことの大切さを改めて心に刻み、1人の政治家として町民の幸せ作りに心血を注ぐ決意を新たにし、一般質問に臨みます。この度の一般質問は4項目にのぼりますが、共通することは新たな視点という考え方であります。山口町政も明年は改選期を迎え、新たな視点をどのように築き上げていくのか。また、町民の負託に応えていこうとするのか。私も注目と期待をしているところでありますが、本日それらの表明があるという前提の中で、この一般質問を作りあげましたので、是非共そんなことも含めてお答えを頂ければと思っています。具体的な質問に入ります。最初の1項目は行政についてであります。新たな視点で行政サービスの仕組み作りをということで、今日、非常に話題になっております全国的な傾向の中で人口構成や人口動態その将来予測で人口減少社会の到来は間違いのない現実でもあります。或意味、右肩下がりの時代に入り、持続可能な行政サービスはどうあるべきなのかということが問われております。一方、成熟した社会という社会環境の変化にあって、住民が求める行政サービスの内容の変化への対応と将来を見越した行政サービスの在り方と仕組み作りに新たな視点の取り組みが必要な時代に入ったのではないかと考えておりますが、それらの基本的な見解について伺うものであります。1つ目は、質の高い安定的な行政サービスの持続は可能であるのかどうかということが1点目であります。そして、それらに伴う財源の確保と住民負担の方向性についてどのような形になるのかということ将来像。そして3点目は、サービスの担い手は誰が担うのか。また、その担い手の1つでもあります行政の中にあっては、行政機構の改革の必要性が今問われているのではないかという見解ですが、それらについてお答え頂きたいと思います。あとは質問席から一問一答方式で質問をいたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
只今、岩崎議員から行政、新たな視点で行政サービスの仕組み作りをどうするかという観点でご質問を頂きました。特に、新たな視点という部分を強調されながらどうするのだということでございます。本当に戦後70年になろうとするわけでありますけれども、ひたすら量的拡大に、そして経済成長、これらを支えに大量消費社会を作ってきたのかと思っております。高水準の文明社会が私どもの中に覆っているのかとこんなふうに思っています。しかしながらどうも精神的な豊かさというものが失われてきているのかというのもありますけれども、豊かさは豊かな社会生活を維持するという部分を含めて、どうやって調和させていくのか。それも平和を含めた調和が、社会が大事なのかとこんなふうに思うわけであります。そこで新たな視点ということも強調されてのご質問でありますから、行政サービスの仕組み作り等についても含めて、行政サービスの持続は可能なのか。この部分についてご質問に答えて参りたいと思っております。言うまでもなく住民が安心して快適に暮らせる町づくりを進めるのは行政の役目、務めであります。同時に時代の要請に応じた町づくりの指針といいますかそういう部分では総合計画をはじめ、行政に応じて見直しをしながら目指すべき方向が誤らないように運営していくことが大事になるわけであります。そこで議会はもちろん、各界、各層多くの住民からあらゆる機会に要望や提言を頂きながら、安定的な安定的というのは非常に大事になるわけでありますが、安定的な行政サービスを提供していく。これら私共の務めだと思っているわけであります。そこで国は、先の国会で町、人、仕事、地方創生法案を成立させているわけでありまして、少子高齢化人口減少社会に対応して、それぞれの地域で住み良い環境を確保して、将来にわたって活力ある社会を維持していく、そういう施策を実施するとされているわけでありますけれども、これらの地方重視といいますか地方といいますかこれに力点を置いた政策は各派のそれぞれの政治家、それぞれやってきたわけでありますけれども、その中で地方はそれとどうやってマッチさせながら連携を進めながら進めていくとこういうわけでありますけれども、残念ながらその思う通りに進んでいないというのが現状でございます。国のとった今までやってきた政策が果たして良かったのかというのは、ああだこうだいうのではなくてそれぞれが検証していく我々の責任だというふうに思っているわけであります。そこで2つ目のご質問にあります、財源と住民負担という考え方でありますけれども、まず、必要な財源というものは、行政といえども住民受益者負担という基本的な考えがあるわけでございます。受益者負担というのは行政で言えば住民であります。経費の全てを負担頂くということは相当高額な税だとかそういう負担になるわけでありますけれども、そうではなくてやはり国の支援を受けて交付税だとかそういうものを受けながら負担をしていく。なるべく一部に負担の掛からない料金設定であるとか利用の体系とかそういうものを作っていくというのが行政に課せられた課題かと思っております。そこで受益者が負担しきれない部分については、当然、今言った我が町だけの収入だとかそういうことではなくて国の交付金であるとか、そういうものを諸々の補助を入れて確保していくということが非常に財源としては大事だと。そのために我々は一生懸命動くということであり、そこでただそうは言うけれども我が町的にやれる自主財源というものも我々は言うだけでなく国から非常に大事に求められているわけでございます。税収というのは大きく言って1割程度でありますけれども、我が町の町税の確保ということは非常に大事になるわけであります。そこで我々だけではなくて職員も含めて町税の獲得と言いますか納税等について努力をするわけでありますけれども、ですけれども今、上川広域滞納整理機構等々に参加しながら収納率の向上等について努力をしていく作業になっているわけであります。これらについてはご理解を頂いているのかとこんな風に思っているわけであります。次にサービスの担い手は誰かと、こういう部分であります。そしてまた、行政機構の改革の必要性と、こういう部分でありますけれども、都市部では公共サービスの多くは言ってみれば行政ではなくて民間の業者といいますかそういうところが担っているのが現状であります。民間といっても完全な民間でない部分もあるわけでありますけれども、そういうたくさんの業者がありますから民間人がいるということです。残念ながら我が町的な規模においては、なかなかそれができない。特に採算の取れないコストの係る地域においては、民間さんには極めて少ないということがあるわけであります。本町を含めて、都市部とは逆に行政が公共サービスの多くを担っているのだということもご理解を頂きたいと思っております。本町においては可能な限り、しかしながら可能な限り民間を育てると言いますか、活用すると。住民団体の協力を得ながらそれぞれ自立、そしてそれでできないところは地域での共助、さらには公助と、こういう形を追求していかなければならないということです。その中にあって我が町的にいえば民間が知恵を出してほしい。そしてそういうことであって指定管理制度等々についても取り組んでいるわけでございます。このように民間のノウハウを活かすと言いますかそういう部分について担い手は誰かということでありますけれども、行政だけではなくて、そういう諸々に参加している皆さん全員が行政の担い手があるということが言えるのではないかと私は思っています。しかしながらサービスに係る財源というと基本的には財源であるというのは申し上げましたけれども、それを支えるというか実質的に運営するというか使っていくのは人であります。人が1番大事になってくるわけであります。そういう意味においては行政改革、ともすれば住民を削減して人件費を抑えて財源の節減等々でサービスの源資を得るとこういう経費節減の視点が一般論だと思いますけれども、そうではなくてそれはそれとして1つでありますけれども、人がサービスをするわけでありますから、そういうところに視点を持ちながらやはりやる必要があると。これだけ複雑多様な行財政運営を今自治体、かつての70年前、戦後民主主義が出来て自治法が出来た時とは相当変わっていると私自信も認識しておりますし、私も行政の中に何十年もいるわけでありますから時代は変わったと思っているわけであります。そういう中で1人の職員が複数の業務を兼務しているのも事態であります、ただ、職員の能力も限界がありますけれども、研修等で能力アップして頂いている。ただ、一人でこなす業務には限界がある。従って、どうしても質の高いサービスを提供するには一定数の職員が必要だと私は考えております。役場の機構と言いますか時代の要請に応じた体制でなければならない。削減の一方ではいけないと思っています。そういう意味で安定的な行政サービスを続ける機構、そして必要に応じた見直しなり職員の確保をして参りたい。このように思っているわけでございます。冒頭から少し格調の高い話を伺いましたので、私もきっとした答弁になっているかどうか自信がないわけでありますが、それぞれ1、2、3点を頂きましたので考えるところを申し上げたところであります。
質問 9番 岩崎泰好
今、町長の方から3つのことについて答弁を頂きました。町長が強調された安定的な行政サービスということは私も大事なところだと思います。今までの行政サービスの中にはどうであったのかという検証もちろん必要になって来ますし、ある意味、行き過ぎた行政サービスも中にはあったのではないかということも考えるところでありまして、やはり安定的な行政サービスをすることでここの住民が安心して暮らしていけるというこれからの町の作り方があるのだと思っている1人でありますが、その中で是非ここで聞いておきたいことが1点あります。その1つは先程来、2番目の問題で、財源の確保と住民負担という関係では、おっしゃる通りでありますから、基本的に国の財源というのは国がある地方がある以上、私はなくならないと思っています。あとは額だけの問題ですけども。その中でやはり自主財源を作るということは大事な部分ですが、どういう根拠か聞きたいところなのですが、町長は学校給食を始めるにあたって給食費についてはこれ以上の住民負担は求めないのだという発言を前にされました。その辺のところとどうこの辺のところが整合性があるのかというところでまず、1点聞きたいところです。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
財源というのは限りがある財源で、給食の話を具体的にされましたので申し上げますけれども、大きなうちの財政が心配であるとかという段階ではもちろんないことはご承知おきだと、そして、あれだけで明日もご質問在るようですからあまり触れたくはないのですけれども、バランスを考えて、さらには20年を超える30年にならないとする給食の議論をしてきたところであります。非常に対策としてはある意味では遅れたのかと、そして今が1番大事なのは何かといった午前中から答弁をしておりますけれども子育てを含めた部分も大事です。町づくりの観点としてそういう部分でありますが、諸々を参酌しながら、本来でいくともっと子育て支援に大きな給食費を軽減するのが良いのかもしれないけれども、将来のことを考えながら色々なことのバランスをとってあの程度に提案させて頂くということでありますのでご理解を頂きたいと、これが私の考えであります。
質問 9番 岩崎泰好
この1番目の行政に関してももう1問だけ、実は行政機構の改革の必要性はということでお話しを伺ったところですが、従来の行政機構の中では色々な部署があったのですが、大課制に変えて、その大課制の中にグループ制を採り、グループ制の中でやはり色々弊害があって、多分係長という役職をつけて、責任を持った中身に変えてきたのだと思いますけれども、それで果たして良いのかどうかということあたりです。多分内部では議論されていると思うのですが、具体的に言いますと他の市町村では具体的にこの問題についてしっかりやるのだという部分で、実は場所によっては猪課という課を作っているところもありますよね。具体的にこの問題をしっかり解決するという意味で、より具体的なことで課を作っている場所もあります。そういう進め方というか、もっと深く係長はおられるけれども仕事の中で役場の職員に責任をしっかり持たせてグループ制も良いのですけれども自分の担当する部署をしっかりこなすというようなそういう仕組みに変えることはご検討の余地があるかどうかというその辺のところお聞きしたいです。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
ご案内のように、私が就任した時に大課制でグループ制でありまして、係長制度とっていないということもありまして、これはちょっと係長という職を設けないと都合悪いのではないかということで係長制を復活させて頂いて、職員もそれなりの係長という任命があることによって自覚が出来たと思っています。職員は頑張ってもらっていると思っています。ここへきて課といっても、今ご案内のように総務課から始まって住民福祉、更には税務も入っておりますし、保健も入っているようで、産業施設課には水道も含めて色々あり管理部門もあるわけで、その辺をもう少し解るように出来たらまだ議論を詰めておりませんけれども、大分議論詰めていないのとそんなに相談もしているわけではありませんけれども、私が継続するのだとすれば、その辺のことを含めて、課を増やす検討をしていきたいとこのように基本的には思っています。ただ、そこでいくつに増やすとかそんなにたくさんできるものではありません。そこで少し具体的に同じ住民課に入っている部分で今あるように住民課といえども税務グループなんてこれは税務なのだと、これは住民が解かるわけでありますから施設管理の部分に入っている水道だとかについては少し解るようなこととしていくべきだと思っています。課を増やす方向と同時にはっきり解るようなことをして参りたいと思っております。
質問 9番 岩崎泰好
町長が言われるように少ない職員の中で、より多くの仕事をこなさなければいけないという環境の中にあって、少しでも自分たちの仕事がやりやすい、責任を持った形で遂行できるようなそんな仕組みを是非作り上げて頂きたいとそのようにお願いして次の質問に移ります。