美深町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月8日
集中豪雨災害における防災情報の周知と対応について
2014年9月8日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「集中豪雨災害における防災情報の周知と対応について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 岩崎泰好 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 9番 岩﨑泰好
それでは一般質問に入ります。本日、9月8日は東日本大震災と福島原子力発電所の原発事故から数えて3年6カ月になります。復興は未だ道半ば被災された数多くの方は未だに日常を取り戻すことができない環境の中で生活を余儀なくされておられます。1日も早い復興と原子力発電所の廃炉に向けた取り組みを、国をはじめ関係する自治体の努力に強く願うところであります。町民の皆様と共々にこの事実を風化させることのないように被災された方々とどのように心寄り添うことができるのか、特に福島の子供たちに忍び寄る放射能汚染の深刻さと雇用の必要性という大きな課題解決に私たちができることを模索するとともに、多くの学びそして私たちの地域づくりに生かしていく道筋を築いていきたいと改めて心に刻むものであります。この度の一般質問は一問一答方式で行政について2項目、建設について1項目、教育について1項目、4項目にわたりまして議員に与えられましたアイパッドを活用して質問をしたいと存じます。項目1と2については防災への対応に関する質問です。3.11の教訓にどう学んできたのか。また、その後の大島町や広島市での災害発生時の自治体の対応について問われている問題でもあります。美深町にあっては8月に発生いたしました豪雨に対する対応に不安と疑問を投げかける町民が多くあることも事実であります。今日のこの一般質問でこの後2人の同僚議員もこの問題を取り上げているという重要な課題でもあり、今後の町の対応、町民の安心につながるしっかりとした的確でスピードのある対応がいただけるようそのような答弁があること期待して質問に入りたいと存じます。まず1項目ですが、只今申し上げました不安解消に向けた防災情報の伝え方の現状と課題、そしてその解決策について伺うものであります。1つ目は防災情報の住民への周知の手法はどのような形でそして手順で行われているのかその現状について伺うものであります。2つ目は8月4日、5日の集中豪雨とその対応について、非常に不安で一夜を過ごした住民が多かったというお話しを随分聞かれます。それらの対応について町の対応は適切であったのかということについてお伺いしたいと思います。3つ目は天塩川の氾濫に備えて避難準備勧告や避難勧告はどの時点で発令になるのか、その現状とその判断について伺うものであります。そして4つ目は今町が奨励をしながら自治会に防災組織を逐次築き上げてきているところでありますが、自治会の防災組織との連携が非常に重要なところであると思うひとりありますが、これらはどう現状進めてきているのかという点をお聞きしたいと思います。そしてさらにはいろいろ今回の8月の2度にわたるこの豪雨の関係にあたっては情報の伝達における課題もいろいろ見えてきたのではないかと思います。それらについてどのように捉えておられるのかということと解決策をどう進めようとしているのかということを以上5点について町長に伺うものであります。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
只今、岩崎議員から行政、建設、教育3項目4件の通告をいただきました。そして順を追ってであります行政について先の災害、集中豪雨についてご質問をいただきましたのでまずもって災害の部分から答弁を申し上げたいと思います。1つ目として防災情報の周知の方法をどのような方と手順を追って行われたかということでありますけれども、8月4日からの豪雨対策では午前10時に災害対策本部を設置いたしております。ここで収集した情報を基に、今後起こりうる災害を予測しながら周知する内容、周知方法について決定を協議をしているわけであります。伝える手段としては防災情報端末機、広報車さらに一般の電話と防災情報ネットワークを通じたテレビやラジオの情報伝達等々も活用されたわけであります。2つ目の情報発信が適切であったかというお話しでありますけれども、2つ目の部分については川西と南地区に午後8時過ぎでありましたけれども避難準備情報を発令しております。地域の方々の不安は大きかったと思いますけれども、迅速な非難については腹積もりといいますか心積もりさらには家や身の回りの準備を整えておくことが肝心でありますので、そして災害から身を守るために必要な情報判断として準備指令を発したところであります。結果からみれば情報は出さなくてもよかったのではないかというご意見ご批判もあろうかと思いますが、また一方では状況を含めて多くの情報を出すべきではないのかという意見もあるかと思います。そういう意味で情報は錯綜するといいますか混乱が起きないように注意しながらわれわれとしては考えているところであります。浸水の恐れが低い地域につきましては、天塩川などに近づかないように注意啓発をいたしましたが残念ながら、天塩川までわざわざ様子を見に来る方々もいたように聞いたところであります。情報発信をすることで逆に気にする危険な箇所を覗きたいと、これも人間の心理だと思いますけれどもそういうことが起こらないように行動は控えてほしいと望みを持って発信しているところであります。しかしながら特にこういう情報を出すことによって危険な行動を誘発するものであればそういう情報の発信の仕方等々もさらに考えていかなければならない検討していかなければならないとそんなことが考えられるわけであります。次に避難の準備勧告や避難勧告をどの時点で発令されたということで3つ目のご質問がありますが、避難勧告と準備指令のタイミングでありますけれども、天塩川の水位が目安の1つであります。実際にどの程度の危険が迫っているかは内水の状況、降雨の場所、その量そして今後の測定雨量さらには土地の形状等々から総合的に判断する必要があると思っています。気象や水位の状況は似ているわけでありますが、ひとつとして同じものではありません。一律機械的に基準値を設定するということにはしておりませんし、美深町の広い地域においてあらゆる気象状況を想定しながら個々に設定するのはなかなか難しいという状況があるわけでありますけれどもそういうことにしたところであります。4つ目の自主防災組織、自治会等々の関係でありますけれども、連携はどのように進めてきたかということでありますけれどもご案内のように自主防衛組織はそれぞれの自治体において組織されているわけであります。これまで町が行う防災訓練や自治会自主防衛組織が防災研修会、出前講座など防災について考え備える機会をもつわけであります。今回の豪雨につきましては、自治会長さんなど特に南地域等につきましては高齢者住宅を訪問していただいて、持ち物や避難方法についてお知らせをしてきた状況でおります。各地の災害対応で見られるように災害規模が大きければ大きいほど防災機関による適切な対応が困難になるわけでありますけれども、地域住民の助け合いが被害の軽減に大きな役割を果たすと考えております。避難時における機能的な組織としてさらにいま一歩踏み込んで実践的な防災活動を考える機会を持っていただくことを地域の防災組織に期待するものであります。川西等については会長さん、副会長さんが避難場所として我々が設定しました川西改善センターについては避難解除が出るまで待機をして詰めていた状況もあるわけであります。情報伝達の課題と解決策などがありますけれども、今後の情報伝達の課題については今ほどの一部申し上げているわけでありますけれども、一言に災害といってもその時々の状況は多様なものがあるわけでありまして、私共もすべての持っている情報は出せば良いのかもしれませんけれどもなかなかそういうことが、はたして良いのかどうかいろいろ考えて情報発信はしなければならない。災害から住民を守るために必要な情報はしかし出すように努めなければならないそういう課題があると考えております。ただ、これらの解決策としては正しい現状分析であり、地域特性を知ることそして防災知識を高めて的確な判断をする必要が今後ともあるのかと思っているわけであります。以上とりあえず報告は終わります。
再質問 9番 岩﨑泰好
今の不安解消に向けた防災情報の伝え方の問題点ということで再度質問したいと思いますが、1つは情報のあり方ということについてちょっと考え方を聞きたいのですが、今のお応えの中では、すべての情報を出すことはどうだろう、適切な災害対策本部の中で情報整理をして出したら良いのだという意向であると受け取ったのですが、しかし町民の多くは今回の豪雨に関しては天塩川の氾濫ということは非常に脳裏をはしった方が随分おられて 内排水の問題はあちらこちらで灌水だとかの状況が確かにありましたけれども、それ以上に天塩川の包みが壊れるのではないかという不安に陥った住民の方が結構おられたと私の聞き及ぶところではございます。それらについてやはり今、町長も言ったようにいろんな情報を取ることはできます。開発局の河川の水位の情報ですとか、それからこれは道がやっている情報ですか、様々な形で取ることができるのですがしかし、これらについてはしっかりとした情報を住民に提供することが逆に不安解消に繋がるのではないかと思うところなのです。そしてさらには先程の自治体でもっておられる防災組織でとりわけ地域住民の助け合いによるこれらの対応の仕方についてもやはりしっかりその情報が渡されない限りは自治会としてどのようにしてどう対応して良いのかということについてもわからないのではないか。ですからそれらの情報のあり方について今一度考え方の整理をしていただきたいと思うのですが、例えば防災端末にしても最初に流れたのはお気を付けくださいというような情報でした。それ以後は道路の通行止めの連絡が2、3本入った程度です。しかしそれよりも先に報道機関で避難準備の報道が流れたり、或いは大雨による注意報がテロップで大きく流れたり、それらの情報が優先して町からの情報がほとんどない状態であったということに町民は非常に不安を覚えていると思うのです。それらの情報を整理するのも大事ですけども、しっかりと一定の情報は流して、今こんな状態にある、例えば今の防災対策本部を設置しましたということも防災端末で流してそれに備えて準備を進めていますということも町民には知らせるべきではないかというふうに思うところなのですが、これらの情報の伝達の仕方ということについて先程は要するにもう1つは川にわざわざ見に来た方々もいると、危険を誘発するためには情報の出し方も制限した方が良いのではないかということを言われましたが、逆に情報がわからないから川に見に行ったという自治会長さんもおられます。一切自分のところには連絡もこないので、果たしてこれでいいのだろうかということで川の様子を見に行ったという方のお話も聞いております。ですからその情報の出したというものも今一度検討する時期にあるのではないかと思いますが、その辺の考え方についてお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
確かに情報の出し方等については今後課題を要するというか検討することだろうと思っております。しかしながら情報は刻一刻と気象庁もそうでありますし、国からもそうでありますし、道からもそうであります。一般住民もそうでありますけれども刻一刻と情報が入ってくるわけであります。そこでそれを細かにいちいちと言ったら失礼でありますけれども、住民に流すことは適当かどうか、それは一定の災害本部なり我々が詰めているものですから判断をしながら住民に情報を流すということが1つの混乱を起こさない方法ではなかろうかと思って整理をしながら出しているような状況であります。気象庁なり国なり情報機関等とマスコミもそうでありますけれども、情報というのは大きな枠の中で出すものですから、美深のどこどこがこうですよということではなかなかなってこないわけで、そういうことでありますから我が町としてはそういうことも想定しながらこの地域、あの地域はどうであろうかということを想定も入れながらやって判断をしながら住民に混乱を招かないように対応しているつもりであります。大筋としては先ほど申し上げました将来の検討課題としていかなければならないと思っていますが、今、出した情報としては大筋としてはそれほど混乱を招かなかった、また、間違ったということではないと思っております。今後も検討していかなければないということはもちろんずっと検討して参りたいと思っております。
再質問 9番 岩﨑泰好
当然、物事にはベストというのはないのですから特にこういう防災情報等について町民に不安を与えない、よりベターな方法を選択するしかないのですけれども、しかし、情報というのはしっかり出すことというのは大事なことで防災端末を主体的に使うということであるならば、防災端末も結果的には水害のことについては、最終的にすべてのものが解除になりましたという防災端末がされなかったのです。皆さん夜の夜中、心配しながら雨は止んでいたのですが川が氾濫するかどうかということを盛んに不安を抱えながらいたにも関わらず、町は一定のところでこれ以上水位は増えないということを判断した時に、町民にはしっかりそれらの水位が下がってきましたので危険はなくなりましたというような、そういった情報をしっかり発信すべきではなかったのかというふうに思うのですが、これらについてはどのように考えますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
危険の準備でありますけれども、避難準備指令等々を発しているところについては解除するというのは出したのですけれども、一般的な町に避難準備指令とかを出しておりませんけれども、そしてまた天塩川が氾濫するということも想定させておりませんので、逆に心配をかけるのかなという気持ちもありまして全町的には流していないということでありまして、その辺はご理解いただけないのかなと思っているところであります。
再質問 9番 岩崎泰好
私もインターネットで天塩川の水計の記録を逐次眺めていた1人です。それによるとレベルが4段階あって、レベル4以上のところまで実は水位が行っているのです。レベル4というのは既に美深町内の土地よりも高い位置まで水位が来ていて、包みの部分、堤防の部分もあと何メートルかで包みを破るような状況まで来ていると。やはりその時に避難準備ですとか今こういう状態にありますよ、心の準備をしてください、というある意味に対象となるところは、今回は南と川西ということで避難準備の指示を出したということでありますけれども、例えば第3自治会にあってはつくし団地あたりは1番に水が浸かる場所、かつて洪水で埋まったところですから、そこにもしっかりと情報伝達すべきだったのではないかと思うのです。やはりレベルの天塩川のあれを見るとレベル1・2・3の段階でしっかりと情報を出すか出さないかの判断をするというところを遙かに超えてレベル4、さらに超えた水位までなったのですから、こと災害には至らなかったからまだ良いとしても、これがさらに雨の状況ですとかそれらの状況でさらに水位が増えて堤防が崩れ決壊するというような事態なった時にやはりそれらのことは今回広島の件もそうですが、かつての大島の町の時もそうですが、情報はもっと事前に早い時期にしっかりと町民に今こんな状態ですと最低限の情報は出すべきだと思うのですが、それらについてはどうか思われますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
確かに天塩川の水位は雨量から計って徐々に上がってきてレベル1から始まってレベル4と堤防が心配だと、先程堤防が崩壊するという話がありましたが、堤防崩壊とは違います。堤防を越える要素があるかという心配事でありますけれども、そういう情報が来ている事実でありますけれども、それらをも参酌しながら雨量の今後の推移、そして天塩川の上である士別だとか名寄の状況等々を見ながら、どの程度で我が町が下がってくるのか、そういうことを全部災害対策本部に詰めている人間で協議しながらどうすべきなのかということを堤防が超えるという状況は本来的には準備指令でなくて、ただ機動的にやれば避難勧告という形にレベル4ですからなるわけでありますけれども、そういう段階ではないという現地の判断をしたところであります。そういうことで準備指令というものを発しながらやっているわけであります。物事を机上的にやらなければならない部分もあるわけでありますが、そういう現地の我が町の判断も大いに対応としてやっていかなければならない。先程広島の災害だとか別の災害の話をしましたけれども、土砂崩れが起きるそういう地域、この天塩川を抱えている地域でありますけれども、俗に言う増水とそういう災害との考え方も違ってくるのかと思います。いろんな災害を想定しなければならないわけでありますけれども、土砂が崩れて人家がそこに張り付いているとかそういう災害とは我が町の災害とは想像としては違うわけでありますから、災害本部を設置しながらいろいろな状況を我々は抑えているつもりで判断をしているわけであります。ご理解を頂き、ただ、検討は今後ともいろいろな意味でしていかなければならないと思います。
再質問 9番 岩﨑泰好
非常にどなたも会う人会う人非常に不安だったという話が多いです。町の方でどういうふうにお話しを捉えているのかわかりませんが、やはりそこを解消することに今回の豪雨のような状況があってもやはり1つの安心があって次に繋がるようなそういった対策というのが必要だと思うのです。その辺のところをしっかり今後の対応で取り進めていただきたいというふうに思うところであります。