みんなの議会

美瑛町議会 令和7年第2回定例会 2025年3月10日

デジタル技術を活用した農業振興について

2025年3月10日、美瑛町議会の一般質問で、山本賢一議員が「デジタル技術を活用した農業振興について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
山本賢一 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 12番 山本賢一

番号12番、山本賢一。質問方式、時間制限方式。質問事項、デジタル技術を活用した農業振興について。質問の要旨、近年、デジタル技術の進化は、目覚ましく私たちの生活や社会に大きな変革をもたらしており、今後も様々な分野で革新的な進歩をもたらすことが予想されます。農業分野においてもデジタル技術の活用は、生産効率の向上やコスト削減、環境負荷の軽減など、これからの農業にとって、必要不可欠なものとなり導入に向けての取り組みは急務となっております。これらを踏まえて、国は、令和6年10月、農業生産性向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律(以下、スマート農業技術活用促進法という。)が施行されました。今後、20年間で国全体の基幹的農業従事者は現在の約1/4(116万人から30万人)にまで減少すると見込まれており、スマート農業技術の早期導入を行い農業振興を推し進めて行くことが重要と思われます。そこで、次の3点について伺います。(1)スマート農業技術活用促進法の施行により各種の支援事業が設けられていますが、事業採択への取り組みの考えは。(2)画像データをはじめ関係データを集積しAIでの解析により生産性の向上や効率化は、もとより、町全体の状況を把握することによって農業支援強化に繋がるのでは。(3)データ分析やAI活用、ICT技術に関する知識を持つ人材の確保の必要性について。質問は町長でございます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 角和浩幸

12番、山本議員さんからのご質問、デジタル技術を活用した農業振興について、答弁を申し上げます。近年、農業におきましては、担い手不足や高齢化、気候変動への対応などの大きな課題に直面しており、これらの問題解決のためには、革新的な技術の導入が不可欠と考えております。このことから、スマート農業技術の導入は、効率的で持続可能な農業を実現するための重要な手段として考えており、町としましても、本町の農業振興の重要な施策としてスマート農業技術の普及と活用を推進してまいります。1点目につきましては、国の支援事業の採択に向けて、まずはその技術の導入効果を十分に評価し、地域や農業者のニーズに合った技術の選定を行うことが重要であると考えております。また、具体的な課題解決を目指した提案が求められるため、生産性向上やコスト削減、労働力不足の解消等、デジタル技術を導入する目的と、その目標達成のための具体的な数値や成果について、関係機関等と十分に検討した上で事業採択に取り組んでまいります。2点目につきましては、議員御指摘のとおり、AIによる解析が実現すれば、生産性の向上や効率化に直接的な効果をもたらすだけでなく、町全体の農業生産の状況を把握するための貴重なデータソースとなると考えます。ただ、解析のためには、まず作物ごとの気象条件や土壌情報などの膨大なデータを収集する必要がありますが、それらのデータは圃場ごとに異なります。このため、標準化が困難であるという点が農業分野へのAI活用実装の課題であると認識しております。3点目につきましては、技術を運用するのは人でありますが、AIを活用して農業を最適化するための知識と経験、技術を有する人材は限られているのが現状だと思います。大学や専門機関での育成に期待するとともに、この分野に関する民間技術の開発は目覚ましいものがありますので、技術の進展に注視しているところです。以上です。

質問 12番 山本賢一

12番、山本です。答弁頂きました。私の質問の前段でですね、谷本議員のほうからスマート農業の関係について質問をまたということでバトン頂きましたので、それについてまず最初に伺いたいと思います。今の現状ですね、今までの農業者からの要望要請、陳情なんかも含めていきますと、例えば土地改良事業をやってほしいですとか、灌漑用水ですね用水ですとか、それからパイプラインも含めてですね、そういう水関係のものですとか、あとは道路の整備ですね、インフラ整備ですとかそういうものが多かったと思うんですけども、今最近が出てきているものというのは、やはりこのスマート農業っていう風なことだったんですけれども、例えば、デジタル技術の関係でいきますと、情報通信、例えば携帯電話がつながらないところではなかなかこの自動操舵も含めてできないとか、あと先ほど谷本議員がありました木の問題ですね。防風林ですとか、農地周辺の木があることによって今まででしたら作物の成長が悪くなるからという形で伐採をお願いするっていうだったのが、今は衛星の電波が取れないから切ってほしいというような形で要望がどんどん変わってきてるわけですね。そういうようなことも含めて、今までのものとさらに今度また必要なものが増えてきてると思いますけれども、その辺について町長どういう風な同じご認識でいいのか、伺いたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

従来型というと語弊があるのかもしれませんけれども、農業の基盤であります農地、また、水、道路関係のに関しますご要望、ご指摘というものは当然、ございますし、これはもう重要なことでございますので、終わりがあるというわけではなく、しっかりと取り組んでまいらなければならないと考えております。そのほか、農業をめぐりましては、鳥獣被害ですとか、各作物ごとのその年、年の課題などもありまして、様々要望が寄せられているところでございますけれども、ご指摘のように、新しい形のお話としては、やはりスマート農業に関する分野が多くなってきているという風に感じております。それは、私どもが行っております未来につなぐ農業などの事業を通しても、ご要望はスマート農業に関するところが非常に多いというようなところで実感もしているところでございますし、谷本議員さんからもご指摘頂きましたように、防風林がGPSの運用に対して阻害しているんだというような、ご指摘も頂いているところでございまして、本当に農業分野、デジタル化技術化革新が進んでいるなと実感しているところでございます。その分行政としても農政も、これまでだけの農政の在り方ではなくて様々な新しい課題に対して対処できるように、幅広く構えてならない、いかなければならないと考えているところであります。(「はい」の声)

質問 12番 山本賢一

12番、山本です。今答弁頂きましたけども、未来につなぐ農業支援という形で、町の単費で行っていただいてると。非常に農業者の方々も申込みの件数等も多いわけでして人気があるというたらちょっと語弊あるかもしれません。そういうような形で皆さん進めてきてるわけですね。これ私も以前にもスマートフォンだけ質問しておりますので、あまり重複しないようにしたいなと思うんですけれども、やはりですね、ここに来てこのお話がどんどん出てくるということは、やっぱり変革のときだと思うんですね。で、大きく変わろうとしてるということだと私は思ってます。過去の経緯から言いますと例えば昭和の時代であれば、30年代から40年代にかけて、やっぱり農耕馬からトラクターに変わった農業機械に変わってきたという経緯がありますね。そのときに変化が起きてると。農地の集約が起きてある程度こう、今の農業の体系ですね、近代化農業体験があったということだった。それから平成に入りまして、今の時代ちょっと似てるんですけども、農産物の価格があんまり上がらなくて、その時でも淘汰が起きてきた。そして自然災害なんかもあったりですとか、農業政策の変化なんかもあって、その時もある程度淘汰されて農家の戸数も減ってきたということになってますね。そのときに規模拡大が大きい、そして農業機械なんかも大型化がどんどん進んでいって、設備投資をその時行ってきたということになりますね。それから30年ぐらい経ってですね、30年ごとに大体こういうなことが起きてるんですけども、ようやくここに迫って令和の時代になってきて、今デジタル化というこういう新たな投資をしていかなくちゃいけないというところに来てるのかなという風に思っております。そういうような形で時代背景もあったり、この時代の流れですとかそういうのはあるんですけども、その時々でですね、やっぱり支援というのはあったんですね。国からの支援いろんなとこで支援があったと。こういうのを活用しながら、農業って今まで成り立ってきてるわけなんですけども、やっぱりその中で、今回の国のほうでもですね、法律の整備なんか行って、メニューかなり出てきてるんですけれども、今後やはり先ほど答弁中でありましたけど、こういうのを活用してというお話ありましたけれども、今後ですね、農業者の方がですとか関係機関からいろいろ情報収集しなくちゃいけないかなと思うんですけれども、その辺を行いながらこれは未来につなぐ農業支援今回予算、ちょっと削減されてますけども、その代わりにこの国の支援を導入していくという形で考え方でよろしいんでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

未来につなぐ農業支援につきましては、当初はスマート農業にある意味特化しているような感じのものとは思っていなかったんです。農業者、生産者の方から、きっと様々な形でもご要望が出てくるかなと思っていたところ、ほとんどが集まって農業に関するところであったというところで、私たち認識を改めたところでございます。そして、1年目の申請状況を見て、今後スマート農業に特化するような形でこの事業を進めていこうという形でここ数年続けてきたところでございます。そして、今ご指摘のように過渡期になってきてスマート農業推進が、この事業だけでいいのかというような思いを私ども持つようになりまして、国の他の制度が新しく生まれつつありますので、そちらのほうの事業を活用していただく、そして、そこから漏れるような形のものについて調査して、さらに支援をさせていただくというような考え方をしているところでございます。これまでの過去の大きな流れを実地のお立場から持ってお話を頂き、大変勉強になるためにお話を聞かせていただきました。本当に確信の時期でありましてから、トラクターで、その後の大型化で、トラクターから今度このデジタル技術という流れ、今本当にその時期を迎えていると思っております。国、北海道の制度もございますけれども、それに美瑛町遅れないように、町としてのできる形での支援策事業というものをさらに考えてまいりたいと思います。(「はい」の声)

質問 12番 山本賢一

12番、山本です。今答弁頂きましたとおりですね、進めていかなくちゃいけないなという風に思います。一番この今回ですね、デジタル技術なんでここの部分に、ついて質問してるかと申しますと、今までですと、やはり今までのアナログ的な考え方というかやり方っていう風なこと言ったらちょっと語弊あるかもしれませんけれども、よく農業者の方が言うのは、長年の経験とか勘なんてこと言っています。こういうことを言って、今まで来たと。仕事は見て覚えて言われましたけれども、そんな中でずっと来てたわけですけども、さすがにそんな時代ではもうなくなってきてるということの表れだと思います。やはりですね、これを進めていく上で、その流れの経験と勘の経験ですね、実はこれがデータなんですね。このデータの積み上げっていうのは、何十年もかけて積み上げてきてて、その人その人で技術を持ってるわけですね。それから管の部分なんですけどもこれは実は、ビッグデータに近いものがあるんですけども、天候気象条件ですとか、今までの経験をもとに、やっぱりどういう風になるのかってのはある程度予測しながら進めてきたという、そういうものなんですね。ですからこれをデジタル的に変えていくと、いうことにつながっていくのかなと思います。今、この中でも答弁の中にありますけれども、そのデータを使った形という形でまだ確立してませんので、何とも言えないんですけれども、ただ今後必要なのはこのデータ、圃場データですね特にこれをどうやって集約していくかっていうのが大事だということになります。今一番こう言われてるのは、先ほど谷本議員のところの質問でもありましたけれども、要するに今のスマート農業使えないような農地がもしあったとしたら、農地の価格価値が下がってしまうんじゃないかという心配があるわけです。それと同時に、データのない農地についてはもしかすると、農地としての価格が、もしかしたら下がるんじゃないかと言われてるんですね。そういう問題が今出てきてるわけです。やっぱり取り組んでるところ取り組んでないところは全然違うんじゃないかというようなことが言われていまして、これから、今すぐではないですけども10年後とか20年後になりますと先ほど申しましたとおり、農業者の人口どんどん減ってきます。そうすると集約がどんどん進んでいったときに、今いる若手の20代30代の人たちがこれを担っていくんですけども、このデータがあるかないかによってやり方が変わってくると思うんですね。そういうような今問題を抱えつつあるという風なことをやっぱり認識早めにしていただきたいなと思うんですが、それについていかがでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

先ほどのお話のちょっと続きになるかもしれませんけれども、大きな変革の時期を農業界を迎えている。1回目が馬からトラクターである。その後、大型化で土地利用型の農業になってきた。そして今、私も問題、課題であると思っているのは、各、今生産者あるいは団体が担っている畑の面積が、もうほぼ限界に近づいているのではないかという課題感といいますか、危機感を持っています。1農家だけでこなせるだけの農地をもう既に超えつつあるのではないか。この課題どう解決していくのかといったときに出てきているのが、まさにスマート農業、デジタル技術でありまして、この新しい技術によって、今大きな課題となっているものを解消し、変革の実現を図っていく。そういう時期にあると思っております。でありますからこそ、データースマート化そしてAIなどを使った農業の進展というものが求められているということはまさに共感しているところでございます。そして先ほど答弁申しましたけれども、AI化の進める中で一番現時点で課題となっているのが、膨大なデータをどのように集約集積するのか、そして、それが圃場ごとにそれぞれ違うというところをこれを一括してどのような形でデータを集めて、それをまたさらに利用できる形にすればいいのかというところが、今AI化を進める上での一番の課題になっていると思っております。それに対する解決策が今こうですとお話できないのは大変申し訳ないですけれども、そこのデータを集約するという重要性、そして、でも、だからこそそこが今難しいというところの現状課題の認識を持っているというお話をさせていただきたいと思います。(「はい」の声)

質問 12番 山本賢一

重要なことです。難しい部分は確かにあると思います。なかなか今の段階ではですね。難しいかなと思うんですけれども、今後やはりこういうデータを活用した形。ある意味ですね、施設野菜なんかでは、ある程度経験豊かな方々のデータをもとにですね、それを集積して、温度管理・水管理をしながら野菜を育てるなんていう部分もあったりします。それと同じような形で、今後一人一人ですね、農業者の方々のデータというのは、ある程度集積できるようなようなものをしていかないといけないと思います。その中で、先ほど来申し上げてますけれども、やはり広く薄くという形で、全体的にやはりこれ導入を進めていかないといけないんじゃないかなと思うんですね。で、今の現段階ですと、できる方とできない方が出てきているという。これって何かちょっと似てるなと思うのは、例えばパソコンを使えなかったパソコン。そろばんからパソコンに変わりましたとか、スマートフォンが普及したときと似ていて、最初はできないできないって言ってるんですけども使えないとか言っててもですね、最終的にはそれがなかった仕事にならないというとこまで来てるわけですね時代は。それが同じように農業分野でこういうことがおきてくるんじゃないかなと。要するについていけないということになればですね、もうその時点で、残念ながら農業やっていけないんじゃないかなというようなところに来てしまうんですね。そうではなくて今からしっかりと、各農家の方々がこういうものをしっかり触れておくというか、やっぱり慣れておくというかね、そういうことをするためにはある程度の普及して、ためにはですね、やっぱり補助事業なりなんなり、が必要になってくるかなと思います。先ほど言ったとおり、変わる時期はありましたけども、その時その時でやっぱり皆さんそれぞれね、投資をかけたり、勉強したり、いろんなことを取り組んできたという経緯があると思うんですね。それと同じような時が今来てるのかなと思います。改めてですけどもやっぱりこういうものを含めてですね、しっかりとした形で進めていっていただきたいなと思うんすけどいかがでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

デジタル化と総合先、AIの技術、AIによる分析も見据えた形でのデータ集積を図っていくためには、やはりそれを高度に使いこなせる方々、技術、システムと、生産者お一人お一人がそこについていけるかどうかという両面から考えなければならないと思っております。実際のデータを入力したり、集約していくところのものは、イメージ的には民間事業者がシステムを整備してそこに対して、一番使い勝手のいいものを生産者があそこを利用するという形が、現実的には進んでいく姿かなという風に思っております。そのときに、行政ができること、ご支援できることは、生産者がそのシステムを使いこなせる、そこの能力をサポートしていくというところだと思っております。システム開発が、町ができるわけではございませんので、運用する使うときの段になって、自分はこれちょっと苦手な困ったなということがないように、方々のサポートをできる、そういう体制を今から将来像を見据えながら考えていかなければならないのかなという風に感じております。(「はい」の声)

質問 12番 山本賢一

12番、山本です。今答弁頂きましたけど、その人材ということになってくると思います。この分野もそうなんですけども、結局これなかなか詳しい人がいなかったり分かる人が少ないなんてことになってくるかと思います。逆に言うとこれ、いろんな分野で同じような状況おきてますので、もう人の人材の取り合いになってしまうのかなという部分も出てくるかと思います。やはりその人材の確保ということで言えばですね、これ同じような形で先ほど町長もおっしゃってましたけど、やっぱりトラクターに変わったときもそうですけれども、それを整備する人が必要になったわけですね、かかる人が必要なってそれで人材確保必要だったと。やっぱその時代時代でやっぱり必要な人材というのを確保していかなくちゃいけないとか、民間でももちろんそうなんですけども、そういうのは必要になってくるかなと思います。やはりこういうような部分についてですけれども、やはり各分野農協もそうですし、行政のほうもそうですけれども、ある程度やはり精通した人間は人材は必要じゃないかなと。それから、研修等も含めてですね、いろんな形で人材育成していかないと。だから今もう人の確保だけでも大変だというような時代ですので、今からでもというわけにはいかないのかなと思いますけれども、やっぱりこの一番大事なのは、最終的には人材の確保になってくるのかと思いますけどもそれについていかがでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

おっしゃるとおりで、まさにそこが技術はある。でも使えないということにならないように、使いこなすためには、人が大切であると同じ思いでございます。またその人がなかなか不足しているという現状というものも、認識は一致しているところでございます。役場の中を見ましても、役場としての行政としてのデジタル化、またITを進めているところですけどもここでもやはり、どういうような形で推進していくのか、精通した人をどのように確保していくのか、また精通している人にどの分野を担っていただければ、一般職員がこの分野で使いこなすことができるようになるのかとか、大変、様々難しい課題を抱えているのが現状でございます。農業分野についてもまさにそのとおりでございまして、技術上は発達発展、日々しているところでございますけど、そこについていけるように、専門人材、町としてもご支援できる形、農協さんですとか関係機関とともに協議をしながら、人材確保の道筋について考えてまいりたいと思います。

出典:美瑛町議会 令和7年第2回定例会 2025年3月10日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる