美瑛町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月18日
空き店舗の有効活用を促進するための施策について
2024年6月18日、美瑛町議会の一般質問で、保田仁議員が「空き店舗の有効活用を促進するための施策について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。
- 質問者
- 保田仁 議員
- 答弁者
- 町長 角和浩幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 保田仁
5番、保田仁。質問方式、時間制限方式。質問事項、空き店舗の有効活用を促進するための施策について。質問の要旨、令和4年4月に中小企業庁が公表した商店街実態調査報告書における、全国の商店街の空き店舗の状況によれば、空き店舗が埋まらない理由として1位から順に、所有者側においては、店舗の老朽化、その意思がない、家賃・価格の折り合い、出店側では、家賃・価格の折り合い、魅力がない、店舗の老朽化が挙げられており、平成18年以降の空き店舗数はほぼ横ばいとなっています。本町においては、移住定住促進や起業支援のための様々な施策が展開され、その内容が年々拡充されてきており、空き店舗の有効活用につながる取り組みが展開されていると認識しています。しかし現状では、市街地の空き店舗は未だ活用されないまま、逆にその数が増しているように感じています。特に本通り、丸山通りとその隣接地区は、区画整理事業や街路事業により、美しい景観に整備された地区であり、起業支援においても上乗せ補助等の優遇措置が図られていることから、出店希望者の問合せも多数寄せられているとの情報もありますが、解決されていないのが現状です。市街地の活性化はもとより、解決が見えない昼食難民解消のためにも、空き店舗の有効活用をより一層促進するよう、新たな施策の展開が必要であると考えますが、次の点について町長に伺います。(1)空き店舗数と出店希望者数の推移は。(2)空き店舗の活用を促進するため、店舗所有者に対する新たな支援の考えは。(3)計画が進められている中心市街地活性化整備事業に盛り込む考えは。質問の相手は町長です。よろしくお願いをいたします。
答弁 町長 角和浩幸
5番、保田議員さんからの空き店舗の有効活用を促進するための施策について答弁を申し上げます。空き店舗の有効活用は全国的な課題となっており、本町におきましても数多くの空き店舗が存在しておりますが、特に本通り及び丸山通りにおける空き店舗につきましては、町内外から開業を目指す多くの方からお問合せをいただいております。空き店舗を改修し、新たな店舗として活用することは、商品やサービスの提供だけではなく、多様なコミュニティ機能や町全体の活性化につながるため、まちづくりにおいて空き店舗の有効活用を促進する施策が喫緊な課題であると認識しております。1点目につきましては、先の青田議員への答弁のとおり、本通り及び丸山通りにおける空き店舗数は22店舗あり、ここ数年におきましては、空き店舗の増加数と新たに営業した店舗の数が拮抗している状況です。出店希望者数につきましては、商工会が行った起業相談数が令和3年度に5件、令和4年度に12件、令和5年度に12件となっており、年々増加傾向にあります。2点目につきましては、これまで起業支援事業や創業支援特別融資など、起業者を支援する施策を実施してまいりましたが、議員御指摘のとおり、空き店舗数は減少していないのが現状です。空き店舗の活用を促進する施策の検討につきましては、特に店舗兼住宅において所有者が売買を希望しない物件も数多く存在することから、物件の売却促進とともに、店舗部分の賃貸借が促進されるような施策を検討してまいります。3点目につきましては、第一に町民が安心して豊かな暮らしができるまちであること、二義的には、経済効果に直結する観光振興のための過ごしやすいまちづくりを目指す、美瑛町中心市街地活性化整備事業におきましても、中心市街地における空き地・空き店舗の有効活用は重要なテーマの一つであり、計画の中で包括的に盛り込まれております。今後は、商工会と綿密に連携し、何よりお住まいの方のお考えを尊重しながら的確に進めていく考えでございます。以上です。
再質問 5番 保田仁
5番、保田です。それでは再質問をさせていただきます。過去3年間の起業相談なんか年々増加していると。令和3年は5件、4年、5年は12件ずつと、この相談者数がですね即出店につながったということではないと思いますので、その相談者がですね、強い意思を持って相談に臨んだのか、また、軽くいい話だったのか、答弁の中ではちょっと分からない状態ではありますけれども、出店を断念した、相談をしたけど出店を断念したと。そういった、断念した理由としては主にどういうものが多かったのか、内容が分かりましたらですね、お伺いをいたしたいと思います。
答弁 町長 角和浩幸
起業相談の数が多いということは私も承知しておるんですけれども相談の内容までちょっと把握してなかったため、申し訳ございません。断念といいますか、恐らく、まだ起業に向けて検討を進めていらっしゃるんだろうと思いますけれども、その方々の中には、やはり店舗をやり、事業をやっていきたいんだけれどもそれを実施する店舗がうまくマッチングがないと。あるいは空き地、さら地はあってありますけれどもそこから市から建物を建てて事業を起こしていくには、現時点ではハードルが高い等という理由があるそうでございます。ですのでやはり、ご指摘の頂いてますように、事業をやっていきたいという意欲あるんですけどそれを実施する店舗が見当たらないというのが今多い、ご相談内容になっていると受け止めております。(「はい」の声)
再質問 5番 保田仁
5番です。現状ではですね丸山通り、本通り丸山通りの空き店舗20件というところで空き店舗の増加数と新たに営業開始した店舗の数が拮抗していると。こういう状況ということですが、ここに新たに営業開始した店舗の全てがですね、空き店舗を活用した営業と理解したとしたらですね、空き店舗の推移としては増減差引きまして、大体22件だろうと。全国と同様にですね横ばいの状況であると考えていいのかなと思いますけれども、やはり先ほど町長答弁頂きましたようにですね、建築費が高騰している中でですね、新築よりも中古物件の賃貸ですとか、購入して出店する傾向がより一層これからも強まっていくんだろうと。新聞紙上でも報道でもですねそういった、内容が記載されておりましたけれども、空き店舗をですねリフォームして出店しやすいように、費用面ですとか、それから手続、先ほど青田議員も触れてましたけれども、手続関係ですね手続についてもですね、フォローアップ体制をですね強化していくというか、一元化していくというかワンストップにしていくという、そういうような、そういったことも必要なのかなというところで考えておりますけども、町長の考えはどういったものでしょうか、伺います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
起業に向けた、空き店舗のハード部分の整備につきましては、現時点でも、制度として持ってございますので、それをご活用頂きながら、新たな事業を起こされる方々に活用していただいていると理解しております。ただ、それが内容が十分であるかどうか、というところのご指摘でございましたら、これまでの利用者さんまたこれから希望する方の意向というものも十分踏まえながら、より使いやすい効果のある制度にしてまいりたいと考えております。一方、これはもしかしたら、先走りすぎかもしれませんけれども、空き店舗を最初からご議論の中ですけれども、店舗兼住宅でそこにお住まいの方、完全に住んでなくて、空いているというところでありましたら、今の施策を充実化させていくことでさらに空き店舗の解消につながるとも思うんですけれども、店舗兼住宅、店舗部分は閉まっているけれども、二階にお住まいであるという形の店舗につきましては、リフォームだけでは進まない課題があると思っておりますので、そこを解消していくためにどうしていけばいいのかということを、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、商工会さんはじめ皆さんと今協議しているところでございます。(「はい」の声)
再質問 5番 保田仁
リフォームも含めてですね商工会をはじめ、関係団体と協議しているというところございますけども、2点目の質問についてちょっと触れていただきましたけども、店舗所有者の方で売却、賃借、賃貸ですか、賃貸を希望してない空き店舗の所有者の皆さんのですね主な理由といいますか。が把握しておられましたらですね、お伺いをいたします。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
店舗兼住宅の形の方で既に店舗は閉めており、今現にお住まいの方が店舗部分をお貸しいただけない、そこをほかに踏み切れない、というところの理由につきましては、やはり、住居部分と店舗部分の共有部分が多いため、他人にはお貸ししたくてもできないというような事情があるというところが1番であると思います。例えば、出入口でありましたり、トイレ、水回りでございましたり、これが住居兼店舗で一体となってしまっているので、切り離すことができないですので、お貸しすることができないんですという方が多いという風に私は捉えております。(「はい」の声)
再質問 5番 保田仁
5番、保田です。答弁頂きましたが、所有者の方がですね、住みながらに賃貸をする場合ですね、今先ほど言われてましたように、出入口もそうですし、トイレや厨房ですとか水回りのが共有になっているということで分離ができない状態だと。やですね電気や水道料金だとか、ガス料金も含めましてですね、なかなか分離するというのか、別に賃貸の部分だけを積算するのはちょっと難しいというような状況であるというところでして、というのもありますので、例えばそれを分離するための工事費ですとか、そういったものはかなりかかるんだろうなと思います。そういったものの負担についてですね、出店者に対するそういった改造については多分、起業支援で網羅されているのかなと思いますけれども、起業支援で出店者が出店者開業者が改造するとですねその後のですね、退去するときのトラブルですとか、そういった資産をどういう風に分けるとか、どういう風な引継方をするのかというそういったですね取決めだとか問題も出てきますので、例えば、そういった部分をですね所有者が、改造するだとか、そしてその分、家賃に跳ね返えさせるのかどうかっていうところもあるんですけども、一時的にそういった多額の工事費が必要だな場合にですね、なかなか工事をして貸すっていうところが踏み切れないというような方も、いらっしゃるのかなと思いますのでそういった、所有者に対するですね補助なんかもですね考えていく必要があると思いますけれども、そこら辺の考えをお伺いをいたします。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
店舗兼住宅の所有者の方への補助、助成によって、切離しを進めていくということは、十分、有効な考えられる施策であるという風に思っております。私どもも、様々な事例調べていく中で都道府県、市町村で所有者の方が3分の1ずつ負担するというような制度を実施しているところもあるということも調べてございますし、様々な制度があるという風に認識しております。ただ、先ほどもご答弁申しましたけれども、美瑛町においてどういう形で店舗兼住宅をまた再度、店舗として活用させていただくかについて、今のように店舗兼住宅の部分を切離して賃貸借するという形なのか、お住まいの方が引っ越していただいて丸々それを新たな方が借りる、あるいは買い取るというような形を目指すべきなのか、どういう方向性が美瑛町の市街地商店でふさわしいのかということについても今、商工会さん、そして、中小企業総合支援センターさん等の知見をお借りしながら、話合いを進めております。この方向で、美瑛町目指していこうというところがはっきり定まりましたら検討委員会を設置し、そして力強く、施策を打ち出してまいりたいと考えております。(「はい」の声)
再質問 5番 保田仁
5番、保田です。答弁を頂きました。今、先ほど、町長答弁をされておりましたように、所有者がですね、居住しながら貸すっていう場合と所有者なり貸すという場合と、所有者が退去して丸々貸すだとか売るだとかっていう場合が想定されると思います。退去する場合ですね、当然その居住所有者はどっかに住まなければいけないので、住むですね場所その後、居住者は住居を確保しなければいけないというところで、例えば、それが見つからないとか、いろいろ自分の都合もあったり、気持ちもあったりするので、そこら辺がなかなか難しいと思いますけれども、町内で、安心して暮らせるような場所ってやっぱり確保しなければいけないと思います。町営住宅、町営公営住宅等の入居も含めた中でですね、そういった新たな住まいの確保ですかそこら辺を柔軟な対応が必要だと思いますけれども、その考えをお伺いをいたします。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
明確な答弁が申せなくて申し訳ないんですけれども、今まさにそこの住居兼店舗の部分を切り離す形で店舗部分をお貸しするのか、丸々退去頂くのかというところをどちらが美瑛にふさわしいんだろうというところまだ今議論している段でございまして、そこの方向性が定まりましたら、それぞれの在り方についてじゃ何が必要かという、さらに突っ込んだ議論と施策のづくり、事業づくりを進めてまいりたいと思っている段階でございます。で、現時点では、今お住まいの方に退去頂くというのは、これは行政としてはできる話ではなくてでして、まず所有者の方の意向が最大限尊重されるのは当然のことでございます。その中で、退去をお願いして、協力していただけるという方向こちらを歩むんであればという結論になったとしたら、そのときは当然、では退去された後の住宅どうするのかという話は当然出てまいります。そのときに町としてどういうような施策支援ができるのかということを議論していくような流れになると思いますけれども、現時点でまだ、退居頂く方向で舵を切っていこうというところまでの判断ができておりませんので、退去後の住居についての具体的な議論というのは、正直なところまだしていないというところでございます。(「はい」の声)
再質問 5番 保田仁
5番、保田です。ちょっと私退去して、退去っていう言い方をしたんでちょっと語弊があると思うんですけど、要するに売却したいんだけど、売却するときに、家を出ていかなきゃいけない。でも、例えば公営住宅とか町営住宅は資産を持ってたら、入れないというそういう状況ありまして、そこら辺がですねうまくこうマッチングできないって言うんでしょうかね。自分は売りたいんだけど次の住み家があまりちゃんと安心して確保できないというそういったことがあるということでちょっと何件かお聞きしたことがあるので、そこら辺のことをちょっとお伺いしたいなという風に思います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
住宅の退去を売却引っ越した後のところは、具体的にまだ考察してないと言ったのは、今申したとおりでございますけれども、まず、やはりその公営住宅、町営住宅の入居の基準と整合性があるのかどうかというところが課題となるだろうなという風に認識しております。ただ、今、まさにお住まいの方現場の方のお声を直接聞かせていただきましたので、売却して別のとこ行ってもいいんだよ、だけど行くとこがないんだという方々がいらっしゃるのであれば、その方々のご意向をうまく町として意向をお受けをさせていただいてその方の希望に沿うような形にしていけば、中心市街地、商店街の活性化にも結びつくことになりますので、ありがたいご指摘を頂いたと思いまして住居問題についても検討をこれからスタートしていきたいと考えております。(「はい」の声)
再質問 5番 保田仁
十分検討委員会の中で討論していただきたいなと思います。3点目につきましてご質問を再質問いたします。今まさに町民コメント募集中ということで中心市街地活性化整備事業基本構想の中にもですね、空き家・空き店舗活用による誘引拠点生活支援機能の導入、それから起業創業希望者を呼び込む環境整備などの文言が掲げられていると思います。今までに策定された他のですね、他の計画にもですね、現状と課題というのはよく列記されるんですけども、有効な対策の検討がですね、なかなかなされていないとこの多分、空き家対策についてもなかなかそういったところが反映させるのは難しいのかなと思いますけども、けれども、どのようにですね、その対策を反映させていこうと考えているのかですね、そこら辺も検討委員会なのかちょっと分からないですけども、どういう風に反映させていこうと考えているのかお伺いをいたします。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
検討委員会、中心市街地の検討委員会また幹事会も既に動き始めてその中で議論を頂いているところでございます。もちろん、この大きな枠としましては美瑛町の中心市街地をどのようにまたこう賑やかさを取戻していくのかという中の議論でございますので、位置づけとしては当然、空き家・空き店舗・空き地をどう活用していくのかという総合的に判断していくという風に今、私は受け止めております。で、例えば空き地であれば、中心市街地の中で町有地の空き地もございますので、遊休町有地の活用方法について打ち出していこうということも進めておりますし、鉄西側にあります遊休地につきましても、どのような活用方法ができるのかということも、この中心市街地活性化の中で中心的に議論していくことになると思います。その中で、空き家、空き地、空き店舗ですね、空き店舗につきましても、中心市街地を魅力化するという観点から、どのような対策と所有者の方とのご協議協力をお願いするのかということが、検討委員会の中でお話合いがこれから進むのではないかなという風に受け止めているところでございます。(「はい」の声)
再質問 5番 保田仁
5番、保田です。最後になりますけれども今までのご答弁頂いた中の総合的な最後の締めになるかなと思いますけれども、空き店舗ですとか空き家は個人の財産ですので、行政があまり主導し過ぎるということはなかなか難しいことだと思いますけれども、ぜひですね、町、美瑛町全体の活性化とですね、町民の貴重な財産を有効活用することにより価値を高めるというためにもですね、いろんな施策を検討していただきまして、たいと思います。そういったことをよく、よく議論して検討委員会の中でも議論していただきたいなとそんな風に思います。町長の最後考えをお伺いいたします。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
空き店舗対策につきましては、今日の今のご議論の中で明らかになってますようにやはり町の活性化にとって大事な課題であるという風に受け止めております。この課題が難しいところはご指摘のように、住宅、店舗を所有している方の私権がそこに存在していて、その方の長くお暮らししていたその思いも、当然そこにあるわけで、そのことを無視して行政が何かをしてくれこうしてくれということが言えないというところが、非常に難しいところであると思っております。そういう意味で、所有者の方の意向を最大限尊重する、所有者の方の意思を最大限尊重させていただくというところがベースであると思っております。一方で、商店街ですとか中心市街地の中に存在する、かつて店舗、お店として営業されていたところでございますので、中心市街地の魅力化ですとか活性化ですとか、そういう役割もこれまでも果たしてきていただいていると思っております。その中で、お店を閉じられたことが、美瑛町の活性化ですとか魅力化について、どのような、影響を与えているのかということにつきましても、ぜひ、いろいろお話合いをし、ご理解を頂くということは、行政として努めていく役割かなと思っております。そのときに、所有者の方へ支援策が講じることによって、所有者の方の思いが変わったりですとか行動が変わっていくということが起きてくれば、流動化も進むのかなと思っております。縷々述べましたけども所有者の方の意向を最大限尊重しつつ、町としてのお話合いをさせていただきご理解を頂きたいなというこういう取組をこれからも地道に続けてまいりたいと考えております。