名寄市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日
(1)宗谷本線の維持をめぐって/(2)空き校舎、空き校地の有効活用をめぐって
2025年9月9日、名寄市議会の一般質問で、中畠孝幸議員が「宗谷本線の維持をめぐって」「空き校舎、空き校地の有効活用をめぐって」について質問し、総合政策部長 石橋毅、教育部長 伊藤慈生、経済部長 山田裕治、産業振興室長 櫻田孝臣、副市長 橋本正道が答弁しました。
- 質問者
- 中畠孝幸 議員
- 答弁者
- 総合政策部長 石橋毅、教育部長 伊藤慈生、経済部長 山田裕治、産業振興室長 櫻田孝臣、副市長 橋本正道
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 中畠孝幸
議長より指名をいただきましたので、大項目2点について順次質問してまいります。大項目1、宗谷本線の維持をめぐって。宗谷本線、特に名寄以北の宗谷北線は、JR北海道が単独では維持困難としている8区間の黄色線区に含まれ、2024年3月に国から発せられた監督命令により、JR北海道と沿線地域の関係者は令和8年度末までに事業の抜本的な改善方策を確実に取りまとめることとなっております。本年度令和7年度は、取りまとめ年度の前年に当たり、宗谷本線を存続、維持させる上で重要な年度であると言えます。宗谷本線の維持、利便性向上については宗谷本線活性化推進協議会が、また国や道の補助金を受けて調査、実証事業を行った上での総括的検証、抜本的改善方法検討は宗谷本線調査・実証事業協議会が担うこととなっていますが、両協議会の事務局は名寄市であることを踏まえ、宗谷本線維持のための事業とその予想される効果について伺います。小項目1、宗谷本線の利用促進について。宗谷令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号本線の魅力向上、利用促進のために今年度行う事業の内容と想定される効果について伺います。小項目2、サイクルトレインのモニターツアーについて。新聞報道によれば、サイクルトレインのモニターツアーが9月12日に比布名寄間で行われるとのことです。その実証事業の狙いと、それによって得られた調査結果を今後の利用促進にどのように生かしていこうと考えているかについてお知らせください。大項目2、空き校舎、空き校地の有効活用をめぐって。学校の統廃合または移転によって生じる空き校舎、空き校地の管理は重要な問題であります。次の利用方法が決まり、正常な管理が継続すれば問題ありませんが、利用されない場合は美観のみならず、安全面でも好ましくない状況が生まれるおそれがあります。特に学校は、卒業生の成長の場であったことから、思い出の詰まった校舎を大切にするといった配慮も時として必要になるかと思われます。本質問は、移転が予想される東中学校と廃校となった産業高校名農キャンパスの空き校舎、空き校地の活用方法についての考えを伺おうとするものです。小項目1、東中学校の校舎利活用について。東中学校は、旧産業高校光凌キャンパスへの移転が決まり、現在2026年夏の移転に向けて旧産業高校光凌キャンパスの改修工事が進行中です。空き校舎が発生する場合には、その発生の前からその後の使途について何に転用するのか、使途がないのであれば取り壊すのか計画を立てておくことが重要であると思われます。現在の東中学校校舎は、2026年夏には空き校舎となる予定です。その後の利活用についての考えを伺います。文科省による廃校活用事例集によれば、廃校は学校以外の施設、例えば庁舎、介護施設、社会教育施設として活用した例のほか、工場、テーマパーク、サテライトオフィスとして活用した例なども見られます。東中学校の立地を考えたとき、名寄市立大学の校舎として活用するのが最も適切であると思われますが、その点について検討の余地があるか伺います。小項目2、名農キャンパスの利活用について。本年1月30日、北海道大学の主催で名農キャンパスの跡地利用を考えるセミナーが開催されました。産学官民の多くの参加者の下、名農キャンパスの持つ潜在的価値が明らかになった機会であったと言えます。北大の西邑副学長からは、雪解け後に現地視察会を開きたいとの発言がありましたが、その後の進捗状況について伺います。壇上からの質問は以上といたします。
答弁 総合政策部長 石橋毅
中畠議員から大項目で2点御質問いただきました。大項目1は私から、大項目2の小項目1は教育部長から、小項目2は経済部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。初めに、大項目1、宗谷本線の維持をめぐって、小項目1、宗谷本線の利用促進についてお答えいたします。令和6年3月、国から発出された事業の適切かつ健全な運営に関する監督命令に基づき、令和8年度末までに事業の抜本的な改善方策を確実に取りまとめていくための実行計画を策定し、JR北海道と地域の関係者が引き続き一体となって徹底した利用促進やコスト削減などの取組を行うこととされています。今年度実施する取組としましては、名寄市が事務局を担っている宗谷本線活性化推進協議会において昨年度に引き続き5月から6月にかけて運行した観光列車「花たびそうや」のおもてなしを実施しました。車内では、沿線地域の魅力が盛り込まれた旅のしおりの配布をはじめ、フリースペースの一部を活用し、沿線地域の紹介が施され、テーブルの設置、さらには各停車駅ではお出迎え、お見送りを行うほか、各地域の特産品を販売しました。JR北海道が実施したアンケート調査の結果によると、満足度については9割以上の方が満足したと回答しており、乗車率も8割を超え、従来の鉄道ファンだけではなく、初めて乗車する方もいるなど、宗谷本線の知名度向上や今後の利用促進に資する取組となったと考えています。また、利用促進イベントとして、羽田空港で開催される黄線区合同PRイベントや札幌で開催される鉄道フェスティバルに参加し、宗谷本線の魅力を発信し、利用促進に向けた取組を実施することとしています。さらには、こちらも名寄市が事務局を担っている宗谷本線調査・実証事業協議会においては、今年度主に3つの事業に取り組むこととしています。1つ目が令和5年度も実施した旭川駅と稚内駅間内の特急利用に対する特急料金から10円を差し引いた額を助成する事業であります。地域住民を対象とし、特急利用のニーズがあるか、利用促進が図られるかの実証事業となります。期間は10月1日から11月30日までの2か月間で、利用者数は100名を目標としています。2つ目は、名寄駅と音威子府駅間の帰宅時間に名寄駅着の普通列車から接続バスを実証運行し、列車からの2次交通への利用ニーズがあるかを検証する事業であります。9月16日から30日までの平日10日間を実施期間として、効果としては帰宅者の利便性向上と地域公共交通の利用促進を見込んでいるところであります。この直通バスの実証運行につきましては、名寄駅と音威子府駅間の実証事業のほか、幌延駅と稚内駅間においても直通バスを実証運行し、幌延町と豊富町、稚内市生活圏域への地域公共交通の運行体系の見直しやコスト削減を図れるかの実証事業を運行することとしています。3つ目は、サイクルトレインの実証運行です。比布駅から名寄駅間、幌延駅から稚内駅間でそれぞれ実証運行することとしています。利用促進につながるかを検証することで今後の宗谷本線の活用方法を検討する中の一つの手法としたいと考えております。次に、小項目2、サイクルトレインのモニターツアーについてお答えいたします。先ほども申し上げたとおり、比布駅と名寄駅間でサイクルトレインの実証運行を実施いたします。サイクルトレ令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号インとは、自転車を解体せず、そのまま鉄道車内に持ち込み、公共交通と自転車を組み合わせて観光や鉄道活性化につなげるサービスです。昨年度サイクルトレインの知見を深め、地域活性化への可能性を模索したり、機運の高まりを醸成するためにサイクルトレインの講演会を実施したところであり、今年度は宗谷本線調査・実証事業協議会の事業として宗谷本線の利用促進や自転車と公共交通を活用した地域活性化を目的に実際に実証運行を行い、利用促進が図れるかを検証するものであります。内容としましては、9月12日に比布駅を出発地として臨時貸切り列車にそのまま解体せずに自転車を持ち込み、目的地である名寄駅へ移動し、名寄市内を地域のサイクルガイドと一緒にサイクリングツアーに参加するものになります。ツアー終了後には、今度は名寄駅から列車に自転車を持ち込み、そのまま比布駅まで戻るところまでを実証運行いたします。定員を10名として参加者を募集したところ、名寄市内外を含め21名からの応募があったところです。ツアーに参加していただいた方にアンケート調査を実施することとしておりまして、ツアー全体の感想や列車への自転車積込み、固定についてのお考え、宗谷本線でのサイクルトレインの可能性についても回答していただくこととしています。アンケート結果から利用者がどのような利用形態や積込みの方法を求めているのかを把握し、今後のサイクルトレインの在り方や方向性を検討した上でサイクルトレインが利用促進や活用方法の一つになり得るかを検証していきたいと考えております。以上、私からの答弁とさせていただきます。
答弁 教育部長 伊藤慈生
私からは、大項目2、空き校舎、空き校地の有効活用をめぐって、小項目1、東中学校の校舎利活用についてお答えいたします。名寄東中学校については、現在耐震性能を有している旧名寄産業高等学校光凌キャンパスを活用令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号するための改修工事を進めております。改修工事は今年度末に終了し、新校舎への移転は令和8年8月を予定しております。移転後の旧校舎の利活用については、東中学校が耐震性のない建物であるほか、老朽化も進んでいることから、教育委員会としては利活用する予定はなく、解体する方向で検討を進めているところです。また、旧校舎の名寄市立大学施設としての活用については、大学からは旧校舎は耐震性を有しておらず、また平成30年に5号館を新設しており、現時点において今後の施設拡張計画はないことなどから、大学施設として利活用を行う考えはないものと聞いております。私からは以上です。
答弁 経済部長 山田裕治
私からは、小項目2、名農キャンパスの利活用についてお答えいたします。名寄産業高校が今年3月末をもって閉校となったことに伴い、名農キャンパスについては現在は北海道において跡地活用について広く募集されております。また、本市としては、これまで北海道と連携を図りながら名農キャンパスの活用方策について検討を進めるとともに、企業、団体へ情報提供を行ってきております。こうした中、北海道大学において道北地域を研究フィールドとして農林業発展に向けた研究プロジェクトの話があり、今年1月には北海道大学J―PEAKS、リジェネラティブ農林水産プロジェクト主催のセミナーが行われ、その中で名農キャンパスや本市の農林業の状況について紹介し、研究拠点としての優位性をアピールする機会となったところであります。その後今年6月に北海道大学から名農キャンパスの視察で訪れていただき、現在の施設の状況について確認されたところです。今後については、北海道大学として具体的な研究テーマや民間活力と連携した組織体制の構築などに向け進めていくと伺っておりますが、研究拠点の選定については明確に示されておらず、名農キャンパスの活用は不確定な状況です。市としましては、様々な機会を通じ、情報収集に取り組み、状況を確認しながら跡地活用につなげていきたいと考えております。以上、私からの答弁といたします。
再質問 1番 中畠孝幸
それでは、再質問に移りたいと思います。まず、宗谷本線の維持をめぐって、宗谷本線の利用促進についてに関してでありますけれども、先ほど石橋部長より今年度の利用促進のための事業の内容が示されました。「花たびそうや」号は、もう既に5月から6月にかけて運行が済んでおりますけれども、おもてなしであるとか特産品販売で非常ににぎわったという御報告がありました。満足度も9割以上ということで、宗谷本線の観光資源としての価値の高さを示すものであると思われます。これは、もう少し前の年度から「花たびそうや」号は運行しておりますけれども、次第に乗客の数も増えているというふうに承知しております。先ほどの部長のお話にはありませんでしたけれども、「ザ・ロイヤルエクスプレス」号、これも今年度9月に3回名寄を通る予定していますので、そのおもてなしなども盛んに行われることと思われます。それで、まず特急利用促進について、これは私が令和5年の第3回の定例議会での一般質問で質問している同じ内容になってしまいますけれども、沿線住民の特急利用促進ということで特急料金から10円を差し引いた額が助成されるという、そういう内容です。そのときも沿線住民の特急利用促進を図るために割引切符のない名寄稚内間を設定し、特急料金補助等により利用ニーズの把握及び検証を目的として行うというふうな答弁がありましたけれども、恐らく名寄札幌間ですとSきっぷという割引切符があって特急を利用する人が多いのですけれども、稚内方面には、名寄から稚内までというのにはそういうものがないために割り引いた場合の利用者の動きなどを見たいということであるというふうに想像しますけれども、2年前にも同じような質問を私したかと思うのですけれども、手続の仕方が、10円差し引いた額が特急料金出るということなのですけれども、市役所、各市町村役場に出向いて、そこで書類を書いて領収書を出して受け取らないといけないということ、それもちょっとそのときにも不安に思ったのですけれども、その点前回やってみて今回もまた同じ方法でやるということに関してはどのようにお考えなのかお伺いしたいと思います。
答弁 総合政策部長 石橋毅
今回の取組の実際に市民の皆様が利用するときの手続の煩雑さというところなのだと思います。我々もこれ実際に当時展開するときに、やはり一番いいのはJRの窓口、そういったところで単純にその金額で買えるといったところが多分利便性が、当たり前ですけれども、一番高いので、そこを求めたところなのですけれども、やはりシステムとして全国共通のシステムを組んでいるということから、そのために改修するには数億円のお金がかかるということで、そこはJRとしては対応し切れないのだという話から、苦肉の策で今回の対応をせざるを得ないといったことで、今回もそういった課題を実はやはり解決は難しかったということで、どうにか苦肉の策で今回の方法ということになっておりますので、これは私も御理解くださいとあまり言いたくないのですけれども、致し方なく我々としてもそこについてはそうせざるを得なかったといったところでございます。
再質問 1番 中畠孝幸
苦肉の策であるということをお伺いしました。それで、実証事業ですので、補助金を使って特急料金10円差し引いた額を利用者に払い戻すという形を取るわけですけれども、前回も同じことを行っているのですけれども、そのときの申請し令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号た人に対してアンケートを行って、それを分析していると思うのですけれども、そのときのことをちょっと思い出していただいてアンケートの分析結果がどうだったのかということと、それから今回もう一度行うということの意味について関係づけてお話しいただければと思います。
答弁 総合政策部長 石橋毅
前回のアンケート、私も薄い記憶というか、目を通していますので、記憶に残っているのはやはりこの料金だと使う可能性はあるといった御意見が多かったのかなという印象を受けております。この間実際に乗車数についてもなかなか上に伸びてこないという現状があるので、ダイヤが1日のダイヤ数も限られている状況であります。名寄以北については、特にそういう状況になっておりますので、そういったことが呼び水となって乗車数について少し上振れしてくれるのかどうかというのも改めてもう一度確認させていただければというふうに考えております。
再質問 1番 中畠孝幸
調査、実証事業ですので、その事業を行ってみて利用者が増えるようであれば、そのようにすればいいというふうに思えるのかもしれないですけれども、実際に利用者が多かったとして特急料金をほぼゼロ、10円だけで運行することが可能なのかというような疑問が残りますけれども、そういった点についてはいかがでしょうか。
答弁 総合政策部長 石橋毅
そこについては、あくまでもJR北海道側の料金体系というか、そちら側で取決めになりますので、そういったところでいうと、ここで効果がしっかり出るということであれば、そういった考えについても我々としては申し出るというか、意見を添えるといったことは今後の活動につながっていくのかなというふうに思います。令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号
再質問 1番 中畠孝幸
それでは、特急料金を大幅に引き上げるというようなことも利用促進のためにはあり得るというように理解してよろしいということでしょうか。(「JR」と呼ぶ者あり)
再質問 1番 中畠孝幸
JRのことですのでということですか。それでは、もう一つの実証事業、音威子府までの名寄発の直通の連絡バスについてですけれども、これは名寄まで、特に名寄高校の生徒がそうだと思いますけれども、名寄高校まで乗ってきて、そこで橋を渡って音威子府行きの列車に乗り換えるということ、夕方にはよくそういう光景を見ますけれども、この連絡バスを運行する目的といいますか、意義といいますか、それについてもう一度教えていただけませんでしょうか。
答弁 総合政策部長 石橋毅
例えば稚内地区のお話になりますけれども、これはほぼほぼ朝の時間帯、通学の時間帯については学生が使っているということで、当然JRを使うと南稚内駅で降車して、そこからちょっと離れた高校まで徒歩で移動しているといったことをこのバスで高校の前で降ろしてあげるといったような取組をすることで利便性が上がって、どうしてもやっぱり喜んでもらえる乗り物でないといけないということで、そこの可能性調査ということも含めてこの間取り組ませていただいているということでございます。
再質問 1番 中畠孝幸
それで、3点目のサイクルトレインについてちょっとお話ししたいのですけれども、先ほど石橋部長からも言及がありましたけれども、本年の3月1日でしょうか、サイクルトレイン講演会というのがよろーなで開かれまして、国土交通省の元自転車活用推進本部の事務局次長の金籠史彦氏、それから大雪カムイミンタラDMO副理事長、佐藤昌彦氏のお二人の講演会がありました。これ私も拝聴しましたけれども、非常に意義深い講演会だったと思います。これは、宗谷本線活性化推進協議会の主催で、サイクルトレインを正面から取り上げた講演会で、特に金籠氏のお話の中で印象に残ったことがありました。それは、金籠氏のお話の中でサイクルトレインというのは大規模な追加投資が不要で、ちょっと車内などを工夫すればできるのだということを伺いました。これは、名寄市の場合は1番線、2番線、3番線で、1番線はそのまま行けるのですが、2と3に行こうとすると跨線橋があって、それを渡らないといけないという、それがネックになるのではないかと私は思っていたのですけれども、そんなことはないというお話で、跨線橋にはスロープをつけて、名寄駅ではそういうスロープを渡らなければいけませんよという情報提供を前もってしておけば利用者にとっては問題ないのだというようなお話があり、その辺はそれでもできるのだということで納得したところであります。それから、もう一つ印象に残ったのは、ドイツ、スイス、台湾などでは公共交通機関への自転車持込みが一般的であり、そういった地方から来た人にしてみると日本ではどうしてそのまま持ち込めないのかという反応があるというお話があり、これは非常に印象的な指摘でした。そういうことからすると、インバウンド観光客の増加を目指すためには、サイクルトレインというのは非常に有効ではないかということを考えさせられました。そういったことから、今年度サイクルトレインの実証運行、比布名寄間9月12日、それから幌延稚内間は9月30日にサイクルトレイン実際に走らせるということで非常に意義深い試みだなというふうに思います。ぜひとも、先ほどのお話もありましたけれども、実際にそれを利用した人からの自転車の持ち込み方であるとか、つなぎ止め方とか、そういった細かいことを含めて実際に運行するのにはどうかということを検証していただきたいなというふうに思っております。意義深いというのは、名寄比布、名寄から南側だけではなくて、幌延稚内間でも同様に行われるという点で宗谷北線を利用する上でのサイクルトレインの可能性ということをぜひとも明らかにしてもらえたらなというふうに思っております。それで、何を言いたかったかといいますと、1つは今話題になっているサイクルトレイン、先ほどのお話では定員10名のところに21名から応募があったということで、恐らくそういうサイクリングの好きな方が申し込んでいるのかなというふうに想像しますけれども、実際これからサイクルトレイン運行していくということを考えたときに日常使いの利用ということも考えていけると思うのですけれども、サイクルトレイン実証運行を行った後の心積もりといいますか、実際に日常的にサイクルトレインを運行してもらえるのか、やってみないと分からないのかもしれませんけれども、ぜひとも日常的に運行して自転車をそのまま積むというのが当たり前な形に進めていただきたいなというふうに思うのですけれども、そういったときに日常使い、日常使いというと例えば買物ですけれども、美深あるいは音威子府の人が名寄駅まで自転車を載せてきて名寄市内で買物をするといったことも十分想像できる、そういった使い方もあっていいのではないかなというふうに思いますけれども、そういった日常使い、それからこれから貸切りとしてだけではなくて、日常的にサイクルトレインが普及する方向に向かうのかということに関して分かる範囲でお知らせいただければと思います。
答弁 総合政策部長 石橋毅
サイクルトレインに対して、この事業に対して非常に前向きな御意見をいただきました。今のところ私も課題感として持っているところも幾つか実はございます。今外国のお話ありましたけれども、外国では一般的な行動というか、そういうことで定着しているのですけれども、国内ではほぼこれは一般的では令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号ないという今現状でございます。これが国内で文化として定着していくまでには、やっぱりそれなりの期間と御理解が必要かなというふうに思っているのと、あと特に今回なぜ旭川駅がスタート地点から外れたかということなのですけれども、駅構内の構造であったりとか、自転車を持ち込むところの動線であったりとか、乗り込むところの安全性だったりとか、やっぱりこれを具現化するためのハードルというのはいろいろ多いのかなというふうに考えております。それから、あとはこの道北地域ならではの急な鹿の飛び出しだったりとか、熊が出てきたりとか、急ブレーキをかけたときにどのように一緒に乗り込んでいる一般乗客の方の安全を確保するのかといったような、やはりその安全確保の部分の確立というのが非常に大きな課題なのかなというふうに思っております。そんなことがもし課題解決ができるのであれば、これは非常に有力ないわゆる観光コンテンツの一つにもなり得ますし、この道北地域の魅力発信には非常に強く訴えることができるコンテンツになると思いますので、この可能性も含めて、せっかく実証実験やりますから、ここの成果を踏まえてまた今後協議会の中でJR北海道とも議論を深めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
再質問 1番 中畠孝幸
前向きに進みそうですので、ぜひとも進めていただきたいと思います。それで、今石橋部長の話にもちょっと出ましたけれども、一緒に乗っている人の安全というようなこともありました。それで、サイクルトレインを始めるということになりますと、一般の乗客の意識変更といいますか、今までの意識とちょっと意識を変えてもらわないといけないという面もあると思います。今までは乗るときの作法としては、自転車を持ち込む場合は必ず袋に入れてください、折り畳むなり分解するなりして、輪行バッグというのでしょうか、輪行用の袋に入れてくださいと令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号いうようなことが駅の跨線橋のところにもポスターが貼ってありましたし、そういったPRがなされていて、そんな泥がついた自転車をそのまま持ち込むなんてとんでもないというような意識が一般の乗客の中にあると思うのです。ですから、それを宗谷本線をこれから生かしていくために意識改革をしてもらって、みんなで宗谷本線を守り立てていこうというような方向にそういったPRも必要になるのではないかなということを考えております。それから、もう一つ、これは先ほど申し上げた金籠氏の資料の中にあったものでありますけれども、北北海道ルートというサイクルルートが宗谷本線に沿ってずっと想定されている、旭川から宗谷岬、それから利尻島を巡る全長372キロのサイクルルートが北北海道ルートとしてあるわけですけれども、そのルートをナショナルサイクルルートにしようというような、ナショナルサイクルルートというのは国が指定するわけですけれども、日本を代表し、世界に誇り得るサイクルルートとして幾つか指定要件がありますけれども、現在全国で6か所だけナショナルサイクルルートとして指定されているサイクルルートがあるわけです。その中にぜひとも北北海道ルート、宗谷本線に沿ったルートをナショナルサイクルルートとして認定されるよう進めていきたいというふうに考えているのですけれども、どうしてかといいますと、ナショナルサイクルルートの指定要件としてルート沿いに自転車を運搬しながら移動可能な環境を備えていることという、こういう一項があるわけですけれども、自転車を運搬しながら移動可能な環境、すなわちこの北北海道に関しては宗谷本線がある、宗谷本線をフルに活用すればナショナルサイクルルートになるような条件は十分そろっているのではないかというふうに考えられます。宗谷本線は、ナショナルサイクルルートにとってなくてはならないものというような位置づけができると思います。ですから、北北海道ルートというのがナショナルサイクルルートになれば、宗谷本線の持つ意味というのも非常に大きくなるのではないかなというふうに考えられます。来年度いっぱいでまとめをしないといけませんけれども、その中で、それまでにはちょっと無理かもしれないですけれども、ナショナルサイクルルートの指定に向けて動くというその状況が名寄市の場合は今もう既に進んでいるのかどうなのかということについてお答えいただければと思います。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
ナショナルサイクルルートに向けてというようなことで、北北海道のサイクルツーリズムというところがございまして、こちらの事務局を上川のほうは名寄の観光協会さんが担っておりまして、宗谷のほうにつきましては稚内観光協会さんが担っているということであります。このサイクルのルートに関して言うと、昨年も講演会を行ったりですとか、そういったことで取組を進めてきている状況でありますので、JR北海道さんへ要望も含めて、国のほうへの道路整備含めてサービスの向上を目指して要望を行ってまいりたいと考えております。ちょっと今回のモニターツアーの結果も関連してくる部分もございますので、サイクルルートと今回のサイクルトレインのモニターツアーの実証を踏まえてどういう協議になるかということで今後検討を図ってまいりたいと思います。以上です。
再質問 1番 中畠孝幸
考えてみますと、ナショナルサイクルルートに認定されるかどうかというのが宗谷本線の生き残りにとっても大きな意味を持つのではないかなというふうに感じられます。ナショナルサイクルルートの指定要件に関しては、先ほどルート沿いに自転車を運搬しながら移動可能な環境を備えていることというのを申し上げましたけれども、それ以外にもいつでも休憩できるサイクルステーションがおおむね20キロごとに整備されている、それからルート直近にサイクリスト向けの宿泊施設がおおむね60キロごとにあることなどが挙げられています。先ほどの午前中の谷議員の質問の中で道の駅に新しい施設を設けるというお話がありましたけれども、ドッグラン、私も賛成ですし、それ以外にもこういった例えば道の駅にサイクルラックというのでしょうか、自転車を止めておくためのラックを設置してサイクリングする人にとっての利便性を高めるとか、そういったことをどんどん進めてナショナルサイクルルートに向けての動きを進めていただければというふうに思うのですけれども、そういったことはいかがでしょうか。
再質問 1番 中畠孝幸
それでは、大項目の2に移りますけれども、空き校舎、空き校地の有効活用についてですけれども、私の質問の中では東中校舎を名寄市立大学の校舎として使ってはいかがかという内容がありました。それに対しては、耐震設備、耐震上の問題で移るわけであるから、それをまた使うのはおかしいというような趣旨の御答弁だったと思うのですけれども、大学事務局として現在答えられるのは5号館もできたばかりであるし、今のところ必要ないというお答えでしたけれども、もし可能であれば、ぜひ学長をはじめ先生方に本当に要らないのかといいますか、使うつもりはないのですかということを伺うことが可能であれば伺っていただきたいというふうに思うのですけれども、なぜかといいますと、今法人化を進める上で先生方にもいろいろ御苦労いただくような状況になっているわけですので、校舎、利用できる施設があるというのはどれだけあってもいいということは言いませんけれども、あれば令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号それを有効に活用できる、これを先生方自由に使って教育研究に生かしてくださいというようなことがあってもいいのではないかなというふうに考えています。大学の講義室と、それから中学校で使っていた教室というのは規格も違うでしょうし、使い勝手が悪いということもあるかもしれませんけれども、これからの時代、福利厚生であるとか、学生の課外活動にどれだけ大学が施設を持っているかということが重要視されるようになると思いますので、例えばゼミの部屋であるとか、課外活動のサークルで使える部屋とか、そういったものに生かすことができれば、取り壊すにもかなりお金がかかりますので、そういった意味で有効活用できるのではないかなということが発言の趣旨であります。今現在では、教室は足りているということかもしれませんけれども、これから恐らく少子化の中で学科再編なども必要になってきて教室とか研究室がさらに必要になるということも出てくると思いますけれども、そのときに新たに建てるよりも今現在ある校舎を利用できるのであれば利用するということを考えてもいいのではないかという、そういう趣旨でございます。耐震の問題に関しては、1981年の耐震改修促進法というので耐震診断の努力義務が定められて、耐震診断によっては、結果によっては耐震改修を行うということになっておりますけれども、学校施設の耐震化の基準というのは小中学校と大学で異なるということですので、中学校で使えないからといって大学で使えないとは限らないというふうに考えております。ちょっといろいろ申し上げましたけれども、これを大学で要らないというのであれば、もうそれまでですので、何も申し上げることはありませんけれども、その辺もし加藤市長から自由に使っていいですよというようなことで大学の先生方あるいは学生たちがアイデアを出して使うという可能性があるのであれば、そちらで生かしたほうが取り壊すよりはいいのではないかという、そういう令和7年9月9日(火曜日)第3回9月定例会・第3号趣旨です。これは、どうしたらいいでしょうか。
再質問 1番 中畠孝幸
市長に一言お願いしたらよろしいですか。そういう可能性があるのかどうか。検討していただけるのかどうか。
答弁 副市長 橋本正道
今お尋ねは、東中学校のことでしたけれども、それに限らず私どもの持っている公共施設につきましては、役目を終えたものについては庁内でまず使える部署があるかどうか、いろんなアイデアはないかというのを探って、それでまた立地条件、様々な条件を考えて、これは市場性が高いというものであれば外部の方で、民間で使う可能性がないか、そういうような一連の流れつくっておりますので、その中に今のっております。全体では、今庁内では大学も含めて活用の方法はない、またちょっと外れておりますので、また敷地も大きい、耐震化されていない、建物も大きいということですので、なかなか市場としての価値もないのではないかということで今判断しているところであります。お話のとおり、取り壊すにもお金かかりますが、行政で持ちますとまた維持管理経費もかかるということですので、そのときの場合にもよりますけれども、現状では今取壊しの方向を考えているとありますけれども、まだ若干時間がありますので、改めて庁内でまた活用の方法はないか、これについては再度確認して次の段階に移ってまいりたいと思います。
再質問 1番 中畠孝幸
ぜひ学長先生の意見を伺って、本当に使わないのかというようなことを、壊すというのはもったいないというふうに、予算も非常にかかりますので、ちょっと老婆心から余計なこと言っているかもしれませんけれども、可能性があるのであれば検討していただきたいというふうに思います。以上です。