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美瑛町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月22日

スマート農業の推進について

2023年6月22日、美瑛町議会の一般質問で、谷本憲一議員が「スマート農業の推進について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
谷本憲一 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 11番 谷本憲一

番号11番、谷本憲一です。初めて質問させていただきます。質問方式、時間制限方式。質問事項、スマート農業の推進について。質問の要旨、農業現場では、担い手不足や高齢化が進んでおり、農作業における省力・軽労化が求められています。その解決策の1つとして、スマート農業の普及が期待されています。2021年5月に農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」においても、効率的な機械作業は温室ガス削減に向けた技術であり、作業の省力化、化学肥料・資材等の使用量低減などの様々な効果が期待され、スマート農業の環境への度合いは、大きく戦略実現のカギを握っています。本町においても令和3年にRTKシステム基地局が設置されました。令和5年4月現在、利用者は40戸以上と、スマート農業機械の導入は、急速に進んでいます。RTKを含め、スマート農業のネットワークとして多くはキャリア4Gの携帯電話(LTE回線)が必要ですが、中山間地帯では、圃場内の通信不感地帯もあり、どうカバーしていくかが課題として残っております。今後は、地域限定で整備できる「ローカル5G」や「地域BWA」などの情報通信環境の整備は、農業分野だけにとどまらず、医療や教育、テレワーク、防災、交通網への活用など町民が安心して住み続けられる条件整備に大きく貢献すると思われます。そこで、今後のスマート農業の推進と情報基盤の整備について、次の2点を伺います。(1)スマート農業の現状と今後の推進計画について。(2)次世代情報インフラの活用に向けた情報収集や計画等策定の必要性について。質問の相手、町長。

答弁 町長 角和浩幸

11番、谷本議員さんからのご質問。スマート農業の推進について答弁を申し上げます。国は、「2025年までに農業の担い手のほぼ全てがデータを活用した農業を実践」を掲げて施策を展開しており、先端技術を活用したスマート農業の普及は、全国的に広がりを見せております。1点目につきましては、本町におけるスマート農業の推進に当たり、令和3年度から町内生産者、農協、関係機関で構成される美瑛町スマート農業推進協議会を設立し、RTK基地局の運用や関係者間の情報共有を進めております。令和4年度は、女性農業者向けの体験研修会等を実施し、スマート農業技術の機能性や操作の簡易性を広く周知しました。また、国の融資主体型補助事業の活用や町が支援する「美瑛町未来につなぐ農業支援事業」におきまして、スマート農業技術の導入に関する申請を優先的に採択し、さらに、RTK利用に関するモニタリング事業の実施により、スマート農業技術は少しずつ普及している状況です。今後は、スマート農業を実践している生産者へのヒアリング等調査を実施し、本町のスマート農業技術普及の障壁となっている通信不感地帯等の把握に努め、作業の省力化において効果が高い自動操舵システムの導入促進に向けた情報通信環境の整備について検討を進めてまいります。スマート農業技術につきましては、作業負担の軽減や環境負荷低減等の効果が期待されますが、その技術は日進月歩で進化しており、導入費用が高額になることも課題となります。本町において効果的な普及が進められるよう、現場の生産者の声を聞きながら、国の補助事業の活用を検討するとともに、関係機関との連携によるスマート農業の推進を図ってまいります。2点目につきましては、5Gなどの次世代情報インフラの活用に向けて常に情報収集を行っている状況です。現在のところ計画等は策定しておりませんが、高齢化や人口減少の課題がある地域にこそ、デジタル化が必要であると認識しております。デジタルインフラの整備につきましては、条件不利地における5G・IoT等の高度無線環境の整備のほか、携帯電話基地局等の整備につきましても、総務省の補助金制度を活用することが可能です。また、ローカル5Gにつきましては、スマート農業以外の活用も含めて他市町村の実証実験事例なども増えてきております。引き続きデジタルインフラの活用に向けた情報収集を進めるとともに、観光や防災など農業以外の活用方法も含めて、既存の携帯電話エリアの拡大等も合わせて検討してまいります。以上でございます。

再質問 11番 谷本憲一

11番、谷本です。答弁をいただきました。それでは再質問させていただきます。スマート農業推進協議会では、最先端技術の紹介または研修会等を実施し、生産者の1人として大変感謝をしております。また今後、スマート農業の実践をしている生産者へのヒアリング等を実施し、通信不感地帯への把握に努め、情報通信環境の整備について検討を進めると回答がありましたが、具体的にどのように考えておられるかお聞きいたします。

答弁 町長 角和浩幸

スマート農業推進協議会さんが活発な活動を進めていただいております。その中で、もちろんスマート農業あるいは先端技術に詳しい方もこの中に入っていただいておりますので、この方々の中でより一層、協議を進めて美瑛町農業に合った形のスマート農業の在り方を検討していただきたいなと思っているところでございます。生産者のヒアリングにつきましては、もちろんこれまでも、このスマート農業を推進するに当たりまして聞き取り調査あるいはお考えを聞く機会というのは設けさせていただいておりますし、通信の不感地帯につきましても、美瑛町としても一定のエリアというのはもう把握をしているところでございます。不感エリアがそこを今ある、今把握しているとこだけなのか。あるいはもっとほかの地帯でも、通信状況よくない地帯があるのかも含めてさらに探ってまいりたいと考えているところでございます。

再質問 11番 谷本憲一

11番、谷本です。答弁をいただきましたけれども、本当に今回関係機関で構成されます、美瑛町スマート農業推進委員会といういい委員会がありますので、そこを中心としてですね、各地域に通信状況のアンケート等を行っていただきまして、地域の通信の状況をきちっと把握した中で、関係機関への働きかけ等お願いしたいなと思っておりますけども、そこら辺の考えをお聞きしたいと思っております。

答弁 町長 角和浩幸

アンケート調査ということでございますと、スマート農業に関するアンケート調査を既に回答期間令和3年12月14日から12月30日まで、回答者数95名という形のアンケート調査をスマート農業推進協議会で実施をしているところでございます。通信の不感地帯だけを調べるのが目的ではなくて、スマート農業全般に対する意識、あるいは課題についてを問うているのが、内容のアンケートでございます。このような形で、一旦は情報としては把握しているつもりではございますけれども、通信の不感地帯のつきまして、さらに、どの箇所が不感地帯になるのかということは、聞き取りを進めてまいりたいと思います。

再質問 11番 谷本憲一

11番、谷本です。回答いただきました。本当に通信不感地帯、美瑛町あの丘のまちびえいということで、いろんな地域たくさんあるわけですけれども、本当にこれからスマート農業、美瑛町の農業の要となる問題ですので、この不感地域の聞き取り等をお願いしたいと思っております。続きまして補助事業についての質問にさせていただきたいと思います。スマート農業の機械の導入に当たってはですね、費用が購入ということで導入を考えている生産者がたくさんおられると思います。そんな中で、国の融資主体型補助事業については、ポイント制ということで、いろいろハードルが高いところがあります。また町が支援をしております、未来につなぐ農業支援事業は、町独自の事業でありまして、少しずつ増えてはおりますけれども、なお一層の普及を進めるにはですね、国の補助事業の情報提供等いろいろこう町のほうでも、提供していただきたいと思っておりますけれども、そこら辺のお考えを聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 角和浩幸

未来につなぐ農業支援事業を大変申込みも多くいただいて、好評いただいているところでございます。目的といたしましてはもちろん意欲ある農業者の活動を支援するということと、今お話がございました国の融資事業等々、似たようなもので国が行っている事業もございます。で、その国の対象から外れた方々、そういう方々も支援していこうという、幅広い取組を進めていこうという中で行っている事業でございます。この事業の申請をいただいた、美瑛町の未来につなぐ農業支援事業の申請をいただいた段階で、その申請の内容が国の事業に該当するというものもよくあることでございますので、そういう場合この申請者の方に町の事業これありますけれども、国とか道の事業をこういう事業もありますよこちらのほうも活用してみてはいかがですかというような形で、この事業の、国事業の周知という意味では、今のところを図ってきているところでございます。ただ、広く一般的に農家の方々皆さんにこういう事業ありますよというような形で言えば、あまりなされてきていないかもしれませんので、多くの生産者の方の目に触れるような形で、今ある事業をこういうメニューがあるというようなことをお知らせする機会というのをつくってまいりたいと思います。

再質問 11番 谷本憲一

答弁いただきました。本当にこのスマート農業機械はですね、高価で、また自動操舵の機械をですね、1軒に各農業機械トラクター等にですね、2台3台とつけて、用途に合わして使っておりますので、それなりの高価なものがあります。そんな中で、今答弁の中にも、町の事業以外にも、国のほうに該当するものに対しては、国のほうに案内をするという考えを伺っておりますけれども、それにより進めていただきたいなと思っております。続きまして次の質問ですけれども、近い将来訪れるであろう次世代移動通信システム、5Gまたローカル5Gにつきまして、農業以外にも医療、防災、観光などにいろんな分野で活用できると思っております。今後の計画等があれば、町の方の計画等があればお聞きしたいと思っております。お願いします。

答弁 町長 角和浩幸

まず前段の国への案内につきましては、自動操舵のトラクター普及進んでおりますけれども、利用されてる方々の話聞くと非常に有効であるという話をよく聞かせていただいております。であるがために、よりその普及が求められているところでございますので、町としても事業を支援いたしますし、より一層、幅広く国の事業なども案内にも努めてまいります。そして、ご質問のデジタル技術あるいはローカル5G、IoT等でございますけれども、現時点で先ほど答弁申し上げましたが、計画を持っているものではなく、情報収集に努めているところでございます。その中で日進月歩の技術革新が進んでいて、これを目指そうと思ったときに、もう既に世界はもう次の段階に移ってるよということの、追っかけているようなところが今実感で持っているわけでございますが、これから町内全域農業だけではなくて、デジタルトランスフォーメーションの取組というのが求められている時代でございます。役場としましても、専門の部署を設置して取組を進めてまいります。その中で、デジタル化という広い意味合いの中で美瑛町にとって、何がどういうような技術を活用していくのが1番有効であるのかという観点から、計画といいますか、体系だった考え方をまとめていこうと考えている段階でございます。

再質問 11番 谷本憲一

11番、谷本です。答弁いただきました。本当に通信システムはですね、町民全体のですね安心・安全な生活につながるものと思っております。農業以外にもいろんなことが活用できると思っておりますので、早い段階での活用をお願いをしておきたいと思っております。最後に、全体的な質問なんですけれども、美瑛町の耕地面積 は1万2,600ヘクタール。広域にわたる農地を400戸ほどの農家で耕作をしております。後継者、担い手不足に向けた人材の確保はもとより、スマート農業の普及は、今後美瑛町農業の課題であり、要であると思っております。ぜひ実現に向けて、今後本当に積極的な町の支援等を期待をしておるところですけれども、今後の本当の考えを伺いたいと思っております。お願いします。

答弁 町長 角和浩幸

まず農業の面からお話をいたしますと、議員ご指摘のとおり、美瑛町の基幹産業である農業でございます。しかしその農業の課題というのもございまして大きなものの一つが後継者、担い手の問題でございます。もちろん後継者、担い手を確保していくその取組を美瑛町が進めていくのは、当然のことでございますけれども、それを補完する意味でも、スマート農業の進展というのはもう避けては通れない、あるいは美瑛町農業にとって本当に大事なものであると考えているところでございます。その意味で、スマート農業がさらにいい普及、進展するための環境整備にこれからも、美瑛町役場としては全力を尽くしてまいることをお約束をさせていただきます。そして、農業以外のお話への広がりでございますけれども、スマートの最初のお話でスマート農業推進のために、キャリアの基地局が必要であるというご指摘をいただいているところでございますけれども、例えば、これまで通信不感地帯、承知しておりますので、この地域に基地局を建てよう。キャリアにまずお願いするというのが筋なので、キャリアにお願いをすると、ここには人が住んでいないから建てませんと。畑で働いてるんですよね。畑で働いてる人がいるのに、ここに住居がない住んでいないから、ここには例えば建てられませんという回答の中のやりとりがあった経緯がございます。そういう中で、住んでいないのは事実かもしれないけど、農業・産業としてここで美瑛町が大事なところなんだということを、より伝えていくことで、総務省または農水省の補助金が使えないかということも今考えておりますけれども、あらゆる補助制度を探りながら、有利な財源を探していきたいと思っておりますし、同じ観点で、産業ですとか、健康ですとか、観光防災、様々なところにデジタル技術が、今活用されているわけでございまして、より一層町民生活を豊かにしていく。観光を盛んにしていくためにも、デジタル技術の普及は避けて通れませんので、議員ご指摘のとおり、安全で安心な生活を守っていくために、今後の新しい技術をどう活用していくのかにつきましても、新しい部署を中心に、役場全域と全体として考え取り組んでまいりたいと思っております。

出典:美瑛町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月22日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる