みんなの議会

美瑛町議会 令和3年第6回定例会 2021年12月16日

公営住宅の浴室設備について

2021年12月16日、美瑛町議会の一般質問で、中村倶和議員が「公営住宅の浴室設備について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
中村倶和 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 6番 中村倶和

はい、6番中村倶和です。質問方式、時間制限方式。質問事項、公営住宅の浴室設備について。質問の要旨、健康な生活を送る上で、住宅には浴室が欠かせないことは言うまでもありません。しかし、東町団地など昭和53年度以前に建てられた住宅は、浴室はあるが、浴室設備と給湯器・ボイラーはありません。床に排水管と換気口及び煙突が設けられているのみです。したがって、入居者は浴室設備を設けなくてはならず、大きな負担となっています。そこで、以下の4点を伺います。(1)実態調査の実施や居住者の声を聞く考えはあるのか。(2)退去する時に浴室設備を撤去する判断基準は定めているか。(3)入居者が退去時に設備を撤去し、新たな入居者が新規に設置することは無駄だと思うが、認識はいかがか。(4)町の費用でユニットバスを設置することを検討するべきではないか。質問の相手は町長です。2つ目の質問事項、まちの活性化のために取り組む課題について。人口減少の中、まちの活性化は喫緊の課題であることは言うまでもありません。しかし、現実は商店の撤退や空き店舗の増加など、活性化とは逆の方向であると言わざるを得ません。今こそ、この大きな流れを止めなければなりません。街中に賑わいを取り戻すために何をしなければならないかが課題となっています。広報びえい11月号で、まちづくり推進課が「関係人口の創出・拡大」を取り上げており、関係人口は重要な課題だと認識しています。町外の方との関わりを一時的なものではなく、町民との接点を太くしていくことは決定的に大切です。テレワーク推進事業参加者の方の多くは「美瑛をもっと知り、町民と学ぶ場がほしい」といった声を寄せています。つまり、現状は町の様々な情報及び町民との接点が、極めて乏しいのではないかと思います。そこで、町を訪れる様々な方(以下「来訪者」という。)との接点及び情報発信について、以下の4点を伺います。(1)町民が日常的に来訪者と会話ができる場を整えていくことが重要だが、具体的方策の考えはあるか。(2)町民が来訪者を歓迎し、会話しようとする意識を持つことが重要だが、具体的方策の考えはあるか。(3)町を知ってもらうには町の歴史を示すことが欠かせないが、開拓説明板、胸像など具体的方策の考えはあるか。(4)街中は静寂が支配しているが、美瑛に相応しい音楽を活用する考えはあるか。質問の相手は町長です。

答弁 町長 角和浩幸

6番中村議員よりの2点にわたります質問に対して答弁を申し上げます。まず、質問事項1点目、公営住宅の浴室設備についてお答えをいたします。本町の公営住宅につきましては68棟394戸、町営一般住宅につきましては51棟74戸を設置しており、用途廃止等を予定している政策空家を除くと、公営住宅及び町営一般住宅あわせて404戸を管理しております。議員御指摘のとおり、昭和53年以前に建築された浴槽や給湯設備を町で設置していない住宅は110戸あり、そのうち公営住宅等長寿命化計画にて用途廃止を予定していない住宅は68戸あります。1点目につきましては、現在の長寿命化計画を策定する際に、入居者に対してアンケート調査を行い、要望を反映した上で計画の策定を行っておりますが、平成26年に策定してから7年を経過することから、再度、入居者からの要望を聞き取った上で計画の見直しを検討しているところです。2点目につきましては、入居者が入居後に設置した設備等は、退去時に原状回復または撤去していただくことを条例で定めており、入居者に対してもその旨説明をさせていただいております。3点目につきましては、入居者が設置した浴室設備には様々な種類のものがあり、経年による劣化が著しいものや耐用年数を超えた給湯設備等もあるため、既に入居され御自身で浴室設備等を設置している方との公平性の観点からも、原則、原状回復または撤去をお願いしたいものと考えております。4点目につきましては、現在の長寿命化計画の中でも、浴室設備を含め交付金を活用した個別改善事業を計画しております。長寿命化計画の見直しに当たっては、公営住宅に限らず、住宅セーフティネット制度も踏まえた空き家の活用や既存住宅のリフォーム助成等、本町における住生活の向上に資する計画の策定を検討してまいりたいと考えております。質問事項2項目の、まちの活性化のために取り組む課題について答弁を申し上げます。人口減少が進む中、関係人口の拡大による、まちの活性化や街中の賑わいづくりは、まちづくりの重要課題の一つであり、これまでの本町の様々な取り組みをいかし、更に発展させることによって、外部の人を受け入れる環境につながるものと考えております。また、関係人口に限らず、本町の魅力が磨き上げられ、まちづくりが成熟するほど関係人口が集まり、関わりが深まることにつながるとの視点から、新型コロナウイルス感染症の収束を見据えた「ポストコロナ」の時代に、多様な人が多様な形で地域に深く関わり、地域づくりの担い手が増えるための施策を推進してまいりたいと考えております。1点目につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により活動の縮小を余儀なくされておりますが、町民の皆さまと町外からの方との接点となる「場づくり」として、本年度より試行的に取り組んでおります「コ・ワーケーションビレッジ事業」において、人と人とが出会い、つながり、共創するきっかけとなるワークショップ等を実施しておりますので、その取り組みの評価・検証を踏まえて「場づくり」の在り方を検討してまいります。2点目につきましては、町民参画型のワークショップや移住者と町民の皆さまとの交流を促進する移住定住促進協議会の事業等を通して、交流と会話から生まれる新たなコミュニティが形成され始めております。多様な人と交流し、人と人との距離が縮まることによる、まちづくりへの有機的な効果と可能性を改めて実感しているところであり、そのような新たなコミュニティの広がりを期待しているところです。3点目につきましては、郷土学館による「美瑛学」関連イベントや町内で主催される文化・スポーツ活動等において、町外の方の参加を更に促してまいりたいと考えております。また、観光協会におきましても、来年2月運行の冬季「美遊バス」において、ガイドの方が案内する「美瑛の歴史とライトアップコース」を実施するなど新たな取り組みも始まりますので、引き続き関係機関・団体等とも連携しながら施策を検討してまいります。4点目につきましては、以前には役場前の「やすらぎ広場」や駅前の「ラヴニールの鐘」で、定時刻に音楽を流しておりましたが、現在は機器の老朽化等により休止しているところです。今後、それらの再活用も含めて検討してまいります。以上です。よろしくお願いいたします。

質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。はい、伺いました。まず、住宅の浴室設備のことについて伺います。1番目の質問ですけども、この公営住宅については、長寿命化計画っていうのが、これが平成26年策定、27年から平成36年、つまり令和6年ですね、10か年計画が、これが示されました。立派な冊子になっております。この中でですね、77頁に表の7―8っていうのがありますね。これに全て概要、それから計画が示されております。非常に大変分かりやすい。これが、どういうことが記載されてるかといいますとね、まず、住宅の一覧、建築年度、それから戸数ということもありますけども、団地の現況、その次にアンケートっていうのがあるんですね。これアンケート項目があります。それから、その次に要望の多い項目が載せられております。最後に、計画はどういう風にするかということも記載されております。これを見ますとね、アンケートの結果を見ますと、東町公営住宅の場合ですけども、満足度が45%なんです。大変低いんですね。改善要望の多い項目として、第1にこれ浴室となっております。(18)とありますから、これ18の件数があったんだと思いますね。ところがですね、活用計画が示されていますけどもね、この浴室の計画がないんですよ。これはね、前町長時代につくられたものですから、今更そこを言ってもしょうがないんですけどもね。それから、大事なところはですね、この計画の中にですね、計画の見直しというのが項目がある訳ですよ、既にこの時点でね。どのようなご認識か伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

長寿命化計画の見直しのご質問でございます。現在まだ、予算査定の業務中でございますので、はっきりしたことは申せませんけれども、今回、ご質問いただいた東町住宅の個別の改善事業、このところも交付金等を活用していくためには、この長寿命化計画を見直して改定していかなければいけないという要件もございますので、もちろんそれだけではございませんけれども、この計画の見直しは必要であると思っております。今後の、まだ確たるものではありませんけれども、来年度、R4年、令和4年において、改定の見直しに取り組んでまいりたいなと現時点では考えているところでございます。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。これは昭和53年頃、またはそれ以前ですからね、もう既に43年経ってる訳ですね。ですから、この間にね、既に当初から、こういう浴室の設備の要求はあったんだと思うんですね。先ほども言いましたように、これは前町長時代の計画ですから、どうのこうのは言っても良い結果はないんですけども、しかし、角和町長になってもう既に3年目なんですね。ぜひ、やはりこれを見直してですね、今後の予算編成にも、やっぱり勇断を振るってもらいたいと思います。いかがでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

個別この東町につきましては、過去これまでの経緯で入居いただいた方々には自己負担の中で整備をしていただいているという経緯がございまして、その方との公平性を図るということから、総合的に考えさせていただきたいなという風に考えております。また、仮に町で設置をさせていただくとなった場合に、当然そこのかかる費用がございますし、そのことが家賃の方にも転嫁をされていく訳でございまして、それが入居者さん達にとっての利便性の向上につながるのかどうか。そういう観点も踏まえて考えてまいりたいと思いますけれども、町といたしましても、町としての負担の少ない、交付金を活用するような事業を探していく中で、実現に向けた取り組みができないかどうか、今検討している最中でございます。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。はい、了解しました。質問の2と3についてはですね、答弁いただきましたから、これについては了解しました。それから質問4ですけども、計画の見直しなんですけどもね。これは見直していくことは、先ほどの答弁もありましたように予算編成も含めて考えていくと、検討していくということでしたけども、やはり数が数ですから、やっぱりかなり大きな金額になるはずですね。ですから、多分、一度にはできないでしょう。しかしですね、この40数年、待ち続けたっていう入居者の気持ちを考えればね、一刻も早く、やはり具体的な着手を来年度ぜひやっていただきたいと思います。いかがですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

先ほど申しました公平性の観点から、ここをいつ整備するか、整備するかしないかも含めて検討させていただきたいと思いますけれども、住環境が、町民生活の基盤であるという議員のご指摘はもうそのとおりでございまして、豊かな生活を営んでいくために、住環境の整備というものは避けて通れないところだと思っているところでございます。これも仮の話ですけれども、どういうような形で浴室の整備をするかというところに関わってきますが、浴室だけを整備しただけでは、東町住宅の長寿命化にはつながらない訳でございます。浴室だけ整備しても、ただ住宅だけは古い住宅が老朽化をどんどん進んでいってしまいますので、古い住宅の中に整備をすれば良いのか、別の方法を考えた方が良いのか、様々な論点、観点が出てこようかと思っております。そういう意味で、長寿命化計画の見直しを可能であれば令和4年に行い、その1年かけて、計画をまず見直さないと、次の交付金を当てにしていくということができない訳でございますので、1年かけて計画の見直しを進め、実行、実施につきましては、その翌年になるのかなというタイムスケジュールを今考えているところであります。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい、伺いました。期待しております。次に、まちの活性化のための取り組みについて伺います。まず、これまでの経緯を考えてみますとね、町の人口は1960年ですね、ピークに達しました。昭和35年ですね。これはピークに、これが減り続けてる訳ですけども、近年の減少の性質っていうのはね、その1960年頃とはまた違う性質だと思っております。これに対してですね、関係人口ということが国から提案されましたけども、関係人口を増やしていかなければならないんですけども、これまでの関係人口の主体は観光客だと私は考えております。そこで、2020年の町の観光プランによればですね、1990年頃から観光客が急増してると、そういう風に指摘されていますね。しかしこれが、中々活性化にはつながっていない。ここが課題だと思いますね。関係人口を力強いものにするためにはですね、町長がおっしゃったように人との接点を太くしなければならない。そのためには場づくりが重要であると。それも私も同意いたします。答弁書の中で、ワークショップを通じて検討とお答えになりましたね。しかし、この検討自体はね、前町長時代からずっと検討されてきたんですね、様々な方法で、様々な場で。しかし成果が上がっていないと。なぜかということなんですね。一般論ですけどもね、行政をはじめ、何事においてもですね、現状分析がされていなければ、検討もうまくいかないんですよ。これは全てのことですよ、個人的な行動においても、団体においても、行政においても同じことだと思います。正しくですね、現状分析をして現状を捉えて初めて正しい検討ができるんだと。そこでですね、町長にお伺いしますけども、町長自身がですね、この検討という前にですね、現状をどのように捉えるか、ここがポイントだと思うんですよ。町長自身がですね、町の中に出かけて、これまでとは違う立場で、つまり町長としての立場で、現状をしっかり把握すること、これが必要ではないかなと思うんですけども、いかがですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

少々前段の話にも触れさせていただきたいんですけれども、観光客数と街中の振興が比例していないというところは、ある面でご指摘のとおりだと思っております。このコロナの前、観光入り込み数、約240万人まで増えた時期がございましたけれども、そのことと、町全体の賑わいが相乗効果で直接結びついたかというのは、今後検証が必要なところであろうと思っております。そして今、私たちが取り組んでおりますのは関係人口というキーワードでございます。観光客と関係人口は別の概念だという考えで今取り組みを進めているところであります。観光客、入込み多くても、町の賑わいに結びついていないのではないかというところの指摘とその分析から、ただ観光客を呼び込めば良いものではないと。もっと一段強い関わりを持って美瑛町に関わっていただける方々、すなわちそういう方々を関係人口をという定義の中で位置づけて、ただ来て、おいでいただくだけの観光客ではなく、一歩踏み込んだ形の関係性を築いていただける方こそ大事であり、この方々を更に増やしていこうという観点から今取り組みを進めているところでございます。先ほど答弁させていただきました、関係人口創出の事業でございますけれども、コ・ワーケーションビレッジ事業でございますけれども、こちらは本年度の新しい新規の事業でございます。その前にも移住定住促進協議会も私が見直していただいてから発足をさせていただいておりますし、様々な形で関係人口を強めていこうという取り組みは新たな取り組みとして、今着手を確実に着実に行っている現状にございます。その上で、現状分析必要であるというご指摘というのは、誠にそのとおりであると受け止めさせていただいております。単純に、私が街中出て買い物して、飲食店入ってということで、それができるのかというところもございますけれども、室内で、役場の中で、論理的、理屈だけで考えるのではなくて、直接町民の方々と触れ合う機会を増やして、直接の生な今持っている現状の肌感覚のようなものを、できるだけ多く収集させていただくよう努めてまいりたいと考えております。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい、期待しております。それでは、質問の2ですね、2番目、町民がですね、来訪者を歓迎して会話しようとする意識についてですね伺います。町民の多くはですね、歓迎する気持ちはお持ちだと思うんですね。しかし、中々それがですね、活性化につながらないと。ただ、大都市ではですね、美瑛以外の大都市、特に関東、関西、札幌もありますけどもね。そういうサービス業界でもですね、接客のために、もう死に物狂いの研修、努力、毎日重ねている訳ですね。町がね、そのままそれをまねしようという主張ではありません。しかしですね、歓迎する上でですね、基本的な考え方、それからマナー、これは共通ではないかなと思うんですね。まず、美瑛のですね、サービス業界がそうした歓迎の考え方やそれからマナー、こういうものをね基本から基礎から学び直すことが必要ではないかなと私は感じているんですけども、町長いかがでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

私の立場からすれば、役場庁舎を、町民の方もですし、町外の方も何かの機会で訪れていただいた時に、職員が温かく歓迎して皆さまをお出迎えする挨拶、笑顔、基本でございますけれども、そういうところをしっかりできる、そういう温かいお迎え、おもてなしの気持ちのある役場組織にしていかなければならないということは常に肝に銘じて、今も務めさせていただいております。ただ、その他の民間の事業者の方々のマナーにまで、立場としてそこに口出しをする訳にもいきませんし、観光協会、商工会さん、それぞれの中で、事業者さんの対応、マナーの向上というのは図られていくのかなという風に考えているところでございます。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。はい、伺いました。次に、3つ目の質問ですね。町を知ってもらうには町の歴史を示すことについて伺います。町の歴史を知ってもらって、関係人口を増やしていくという、こういう活動は本当に地道な、地味な活動ですね。来訪者たちはですね、美瑛に何を求めてやってくるのか。もちろん対象は素晴らしいこの山岳風景、丘陵に広がる畑でしょう。これはもう誰も疑うことはありません。写真家達もたくさんやってきます。それにどうやって応えるか。これも課題であります。しかしですね、こういう山岳風景や景色、これだけではですね関係人口の持続的な維持、そして太くしていくという、これはやっぱり限界があるのではないかなと私は思っております。今までにですね美瑛町に足りなかったこと、これはですね町の歴史を伝える、こういう施設だとか、こういう屋外の展示物ですね、説明板だとか、モニュメントだとか、そういうものがですね、ほとんどないんですね。やはり、町長に伺いますが、町の歴史を、どの町もそうですよ、美瑛だけではありません。町の歴史を伝えることが非常に重要になってきます。ことについてはどのようにご認識ですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、全く同感でございますというお答えを差し上げるのみでございます。どの町でも、それぞれの歴史、成り立ちがありますけれども、優劣がある訳ではございません。ですけれども、この我が美瑛町にとりましては、開拓から始まり、様々な苦難、歴史を乗り越えて今日の繁栄にきている。多くの先人の方々のご努力、それが私、本州出身の者から見ますと、この歴史が、本州ではある意味歴史が長過ぎて辿れないみたいな、どこまで行ってこう、リアル感がないんですけれども、美瑛の方々ですと、うちのじいちゃんがねとか、そのじいさんがねとかっていう、非常に今もまだ生き生きとした形で語り継がれている歴史があります。そういう歴史を語り継いでいく、形に残していくということは大変重要であると思っておりますし、また、十勝岳の噴火等の自然に関わる部分の歴史も特有のものがございますので、このような美瑛町固有・特有の歴史をきちんと後世に引き継いでいくということは、非常に貴重なことであると存じております。そういう意味で今、美瑛学の取り組みも盛んになってきておりますので、そのような皆さまの取り組みを通じて、町民の方、町外の方に対しましても、美瑛の歴史について多く知っていただきたいなという風に期待しているところでございます。(「はい」の声)

再質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。はい、質問3の続きを再質問いたします。歴史をですね、来訪者に伝えるためにはですね、来訪者がすぐ屋外でやっぱり目にすることが大事なんだと思うんですね。この屋外の広告、説明板だとか案内板だとかですね、あるいは銅像など、こういうモニュメントですね。これが美瑛町にはほとんどないんですね。あの丸山公園にはあります。農耕馬の銅像があります。これは安藤町長の時に建てられたものだと思われます。農耕馬の銅像とモニュメントとそれから説明板があります。しかし、その他にはほとんどないんですね。bi.yellの駐車場にもないし、bi.yell周辺にもないし、駅前の周辺にもありません。で、松浦武四郎、この方は探検家ですね。これに至っても町の記念碑としてはありません。これ2年前ですか、郷土資料保存会の皆さんがですね、新栄の丘の私有地に立てた木柱があります。これ1本だけ。これがあるだけです。こういうことを考えますとね、やはり町長がおっしゃる、その歴史は町の財産だという視点から言えばね、非常に寂しい話だなと思うんですね、やっぱりこれが現状なんですよ。この現状分析なんです。いかがですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

各地域に開拓の記念碑ですとか、様々な形のものは残されてきてはいるだろうなという風には受け止めております。ただ、どこまでがそれで十分なのか、さらに、あった方が良いのかというのは意見の分かれるところかなと思っております。どこの何を検証したり、何に対する説明をしていくのかということを場当たり的にこう、ここだ、ここだとやっていくよりはトータルとして、やはり考えていかなければいけないのかなという風に思っております。議員のご指摘もその部分だろうと思いまして答弁させていただきますけれども、町が検証すべき、あるいは語り継ぐべきものはどういうものなのかというようなところをトータルとして考えるところから始めさせていただきたいなという風に思っています。最近ではスマートフォンのアプリで、ある観光地に行ったら、そのアプリを登録していれば自動的にここの案内を説明してもらえるという仕組みを民間事業者の方のご協力で構築させてもらいましたけれども、最新式の観光の案内、町外の方に対する案内もそういう方策もあるのかなと感心しているところでございますけれども、形になるもの、あるいは、最新の技術を活用したもの、様々な形もあろうかと思いますので、何をどのようにお伝えしていくのかということについて、ご指摘を受けまして検討を進めさせていただきたいなと思っております。(「はい」の声)

再質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。歴史をですね、口で語り継ぐことは重要ですけども、やはり限界があるんですね。現在ですね、80歳を超えた方、この方は戦前や戦中生まれなんですね。その方たちがですね、少年時代に体験したこと、非常に本人でしか分からないこと。こういう方たちの体験をですね、聞き取る時間はもうこの先、限られているんですね。まあ秒読みというとなんですけども、もう本当に限られております。こうした中ですね、郷土資料保存会はですね、毎月1回、会合開いておりますけども、歴史の掘り起こし、色んな写真だとか、地図だとか、文献だとか、もうこれに懸命です。頭が下がります。こういうことをですね、一般論ですけども、歴史をこういう掘り起こしたり保存したりすることには、どうしても費用がかかるんですね、ただではできないんです。町の予算を見ますとね。郷土資料館の費用、管理の費用と美瑛学、これ合わせても1,500万円ほどなんですよ毎年。2,000万円から3,000万円残すこともあります。仮に1,500万円使ったとしてもですね、全体の0.1%ちょいでしょう。これしかないんですね。だから、やはり、なぜないのかというと、やはりこういう担当課、それからそういう意識、それから予算づけ、それがなければ結果的に予算づけもできない訳ですけどもね、なかったんではないかなと思うんですけども、町長のご認識はいかがですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

戦前、戦中を経験されている方の聞き取り、これ一例でございますけれども、挙げていただきましたけれども、こういうような作業を地道に続けていらっしゃる、いくということの重要性というのは、よく認識をしているつもりでございます。そこを今民間の方々が担っていただいているところでございまして、本当にその活動については、敬意を表する次第ですし、町としてもご支援できるものは、ご支援をさせて、共に美瑛町の歴史を形として残していきたいという風に思っているところでございます。これまでの姿勢についてでございますけれども、各、多くのやるべき、やらなければならない事業がある中で1件、1件、事業内容については当然精査をして予算組みをしているところでございますけれども、なお厳しい現状もございますので、今予算につきましてもまた一段と、これまでの事業の見直しをきっちりしてくれという方針の下でやっているところでございます。それは、削減していく、きちっと、予算が苦しいから削減する、縮減していくっていう方向だけではなくて、必要な事業、これからやらなければならない事業には厚くしていくと、メリハリをつけるという形で、予算編成を行っていこうと思っております。今議員ご指摘いただきました、郷土の資料を保存していく、歴史を語り継いでいくということの事業の持つ重みを、全体の予算の中できちっと位置づけて、それに相応しい予算を講じてまいりたいと考えております。(「はい」の声)

再質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。最後に4つ目の質問に移ります。美瑛に相応しい音楽を活用することについてですね。今から40年ほどになりますか、ドラマ北の国が全国放送されましたね。テーマ音楽は、これはもう誰が聞いても、うっとりする音楽で、国道を走るトラックもガンガンかけていた訳ですね、誰も文句を言う人はいませんでした。それが良いかどうかは別としてですね。美瑛をテーマにした音楽は、これ美瑛の丘っていうのがあるんですね。青島加奈作詞ですね。その他に、美瑛がテーマではありませんけども、松山千春の大空と大地の中でっていうのがありますね、大空と大地の中で。これは著作権の関係があるでしょうから難しい点もあると思いますけども、その他にですね、小学生唱歌があるんですね。美馬牛小学校では、昼と夕方ですか、音楽が流れておりますけども。こういうのをですね、定時的に流すということも含めてですね、いずれにしても、町に相応しい音楽、いくつか複数、やはりあるのではないかなと。それで、それ以外としてですね、早い話がドラマを作ってくれれば良いんですよね。だけどそうはいかない。これ非常に難しいことです。やはりですね、こういう音楽をね活用するっていうね、やっぱり視点をね、きちっとここで押さえておくことだと。やっぱり町長がそこで宣言していただきたいと思うんですけどもね、いかがですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、宣言になるかどうかは分かりませんけれども、音楽の持つ多面的な機能というのは認識しているつもりでございます。情操教育の面からでもありますし、また、今議員ご指摘いただきましたように、美瑛をテーマにしている、美瑛に関わるような楽曲もございます。そのような楽曲を町民の皆さま、また、町外からおいでの皆さまも聞いていただく機会が増えることで、何て言いましょう、アイデンティティーって言いますか統一感と言いますか、我々美瑛町民なんだ、同じ思いだねというような、そういう意識も情操、醸成されるのではないかなという思いを持っています。そういう色々な意味で音楽は、今後果たしていく役割というものは多いものが大きいものがあると思っております。ドラマを本当作っていただければ一番良いんですけれども、今、町職員の中で、知り合いの漫画家さんがいて美瑛を舞台にした漫画を描いてよとか、個別に色々話しかけはしているところでありますけれども、本当にここは近隣の町村が映画づくりを色々企画しているというところもあります。町を挙げて様々なメディアを活用した町のPRにもなりますし、町民の意識の向上にも結びつくような様々な取り組み始まっておりますので、美瑛町も負けないで取り組んでまいりたいと思っております。

出典:美瑛町議会 令和3年第6回定例会 2021年12月16日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる