美瑛町議会 令和2年第6回定例会 2020年9月17日
新型コロナ「第三波」に備えたPCR検査の実施を
2020年9月17日、美瑛町議会の一般質問で、増山和則議員が「新型コロナ「第三波」に備えたPCR検査の実施を」について質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。
- 質問者
- 増山和則 議員
- 答弁者
- 町長 角和浩幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 増山和則
3番、増山和則、質問方式、時間制限方式、質問事項、新型コロナ「第三波」に備えたPCR検査の実施を。現在、都市圏を中心に、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、道内でもこれまでに複数のクラスターが発生するなどして多数の尊い命が失われ、経済的損失も甚大な中、「第三波」の本格的な拡大が懸念されています。「第三波」を防ぐための検査・医療体制の抜本的強化が求められ、特にPCR検査を実施すべきと考えます。検査対象を保険適用される発症者と濃厚接触者に限定せず、防疫の観点から感染の可能性の高い人に公費での行政検査を、次の2点により幅広く行うことが必要だと考えます。(1)医療、介護、障害福祉施設の従事者、保育士や学校の教職員を対象にした検査を、発症者の有無に関わらず随時実施すること。(2)その他感染の可能性を心配する町民に対し、症状の有無に関わらず検査対象に含めて町民が身近にPCR検査を受けられる体制を整えること。感染拡大を未然に防ぎ、安心して仕事や生活ができるよう、行政検査の弾力的運用が不可欠だと考えますが、町長の考えを伺います。質問の相手、町長です。
答弁 町長 角和浩幸
3番増山和則議員のご質問、新型コロナ「第三波」に備えたPCR検査の実施を、にご答弁させていただきます。新型コロナウイルス感染症の近郊における発生状況についてですが、9月13日現在の直近においては、9月11日に近隣自治体での発生があるものの、クラスターは発生しておらず、現段階で感染拡大は抑制された状況であり、濃厚接触者など感染リスクの高い方への適切な行政検査や対策が行われていると判断しています。国の方針においても、これからの感染拡大に備える必要性は重要とされ、8月28日に開かれた国の第42回新型コロナウイルス感染症対策本部の中で「新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組」が発表されました。その中で「検査体制の抜本的な拡充」として、季節性インフルエンザ流行期を踏まえた検査需要に対応するため、都道府県に対して新たな検査体制整備計画を策定するよう要請しています。具体的には、地域の医療機関で簡易・迅速に行えるよう抗原簡易キットによる検査を1日平均20万件程度に拡充すること、PCR検査や抗原定量検査の機器整備等の体制を確保することなどが挙げられています。また、感染者が多数発生している地域やクラスターが発生している地域においては、医療機関、高齢者施設等に勤務する者、入院・入所者全員や地域の関係者にも幅広く検査することなど、積極的な検査の実施を要請しています。さらに市町村において、重症化や感染拡大を防止するために、高齢者や基礎疾患を有する者について、本人の希望により検査を行う場合に国が支援する仕組みを設けることや、本人等の希望により全額自己負担で実施できる検査ニーズに対応できる環境整備などが決定されたところです。町立病院におきましては、発熱等により新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者さんに対し、独自の抗原定量検査を8月から実施しています。これは、PCR検査とともに確定診断として用いることのできる検査であり、町民の皆さまが健康で安全、安心に過ごせるよう診療検査体制の充実に努めているところです。今後策定される北海道の検査体制整備計画の方針が定まりましたら、医療機関等の更なる検査体制や費用助成等についても検討し、国、北海道とも連携しながら、町内における感染症拡大の未然防止やこころの不安の軽減が図れるよう取り組んでまいります。以上でございます。
質問 3番 増山和則
今ですね、町長の方から答弁をいただきましたけれども、その中で一つ目の質問をしたいと思うんですが、町立病院で抗原定量検査を8月から実施しているという答弁がありましたが、抗原定量検査とは、どのような検査なのか伺います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
新型コロナウイルスをその時、体内にあるのかどうか、その時点で感染しているのかどうかについての検査であります。PCR検査とは検査する内容、遺伝子そのものなのかそこが持っているたんぱく質なのかとかっていう違いはあるようでございますけれども、その時点で感染しているかどうかの陽性陰性が分かる検査であると認識しております。(「はい」の声)
質問 3番 増山和則
もう少し詳しいことをお聞きたいんですけれども、そうすると抗原定量検査というのは、PCR検査と基本的には同様のものというような理解で良いのか、また無症状の方に対してもですね、検査結果を出せるのかどうか、また、美瑛町で行われるということで検査のですね結果など、どのぐらいの所要時間がかかるなど、もし分かれば教えていただきたいと思います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
ウイルスに感染してるかどうか、その検査の時点でそれが判明できるという意味ではPCR検査と同じ内容の検査だと認識しております。ただ、例えば陽性の、陰性もですけれども、判定が出た時のその正確性というのが若干PCRより劣るという風にも聞いてございます。現在は町立病院では、先ほども答弁申しましたけれども、発熱等の何らかの症状があり、そしてドクターが診察した上で、新型コロナウイルスの疑いがあると思われる患者さんに対して実施をしているところであります。検査から検査結果が出るまでは30分程度で出る点では、PCRが1日位かかるので大幅に短時間で測定できるという検査内容になっております。(「はい」の声)
質問 3番 増山和則
分かりました。それで次のですね、質問に移りたいと思いますが、コロナの問題ではですね、やはり介護施設でも大変厳しい状況になっているのでないかという、いわゆる不安がですね、募っているということが私のところにもですね、声が寄せられています。3点ほどですね、その声をですね紹介したいと思うんですが、1点目は、自分がですね、入所者を新型コロナに感染させるのではないかという不安をですね、いつも持ちながら働いていると。それから2点目には、家庭に帰っても、家族に感染させるのではないかと思うと子どもを抱きしめることができない時があるという女性の方も言ってました。3点目には、PCR検査などをしてくれると不安がやっぱり解消されると、そういう点ではぜひですね、本来国がやるべきものなんでしょうけれども、町でもですね、ぜひ取り組んでほしいという声が私のところに届いています。また、入所者が近隣の病院に入院して、その病院で感染者が発生しているケースも先月起きています。医療、介護、福祉などに働く皆さんは、感染のリスクがあっても休むことができません。感染の不安を持ちながら、大変な苦労をされながら日々働いていると思います。これらの皆さんのですね、気持ちに寄り添う施策がですね、今、大切だと思います。改めてですね、町長の考えをですね、お伺いしたいと思います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、この大変な状況の中で日夜、働いていらっしゃいます医療機関、介護福祉施設等での従事者の皆さん方には本当に心から敬意を表する次第でございます。また、その方々が安心して働ける環境を守っていくということも行政の大事な務めだろうなという風に感じているところでございます。端的に申しまして、ぜひそうしていきたい、希望者に検査を、これPCRか抗原定量検査か両方でございますけれども、何らかの検査を受けていただきたいという思いはあるんでございますけれども、なかなか現実の対応として出来にくいという面がございまして現時点症状のある方に限り、保険診療の中で抗原定量検査については行っているところでございます。例えばPCRということでございましたら、町立病院のPRC機器もございませんので、今後検査機器の導入をしなければならない。それは予算とお金の話で済むかもしれませんけれども、導入した後にその検査の試薬がですね、もしかしたら、十分に回ってこない恐れがある、可能性があるという指摘を受けております。国内でPCR検査は拡大しておりますので、その中で試薬はどのぐらい回ってくるのか、不確定の状況の中で高価なPCR検査機の導入というのは、今導入にはためらわれるところでございます。一方で、既に機器的にできます抗原定量検査でございますけれども、こちらの方も検体を採ってそれを検査に回す訳でございますけれども、その時に検体を採る、看護師さんの手配、それと、その時に防護服、マスク等を着用してお一人ずつ検体を取る訳なんですけども、基本的には防護関係の衣類は使い捨てでございますので、お一人お一人採って、そのまま、また使い捨てでという形になっていきますと、単純に在庫の面で非常に厳しい。現在、町立病院で持っております在庫でございますけども、今の体制でいっても、2・3カ月分しかございません。それを補充しながら回している状況ですけれども、一気に対象者を拡大した場合に対応ができなくなる恐れがあるという点、また、一般診療しておりますので、その診療時間に検査の方が入られると人的にも時間的にも、そちらに取られてしまって一般診療への影響が懸念されるなど、検討しているんですけれども、様々なその辺の要因を考えた時に、やってはいきたいんですけれども、なかなか現状の体制、制度の中では難しいという判断を今のところはさせていただいております。そういう意味でも国、道との連携を深めてご支援いただきながら検査できる体制が組める越したことはございませんので、そういう体制の実現に向けて、国・道とも協議をしてまいりたいと考えております。(「はい」の声)
質問 3番 増山和則
最後の質問になるんですけれども、今改めて町長のですね、答弁を聞きながらですね思ったんですけども、公衆衛生学のですね、澁谷健司教授という方がいらっしゃるんですけども、いわゆるコロナの感染制御対策の鍵はですね、PCRの検査の拡大によるですね、無症状感染者の発見と保護にあるんだということを言ってるんですね。ですから症状が出てる方だけじゃなくて、いわゆる無症状の感染者の方がそこに存在していると、その方のですね発見と保護がですね、今大事なんだということを言っています。私もその先生のですね、考え方にですね、大いに賛同できるんです。それは美瑛の介護の方々もそうなんですよね、そういう立場の方をやっぱりこれからも、今の町が考えてる国と道と、それぞれ町とですね、一緒になって考えていることを改めてですね、ぜひ生かしていただきたいという風に思います。それで改めてですね、検査対象をですね、保険適用される発症者とですね濃厚接触者にですね限定せず、やはり防疫の観点からですね、感染のですね可能性の高い人にですね、やはり町独自での行政の検査をね、幅広くですね行うことをですね、強く求めていきたいと思います。再度ですね、町長にお伺いしたいと思います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、重ねての答弁になってしまいますけれども、やりたいけどできない、体制が整いきらないというのが正直なところでございます。ただ、一方でPCRにしましても抗原定量検査にしましても、その時点で感染してるかどうかの判断ができるというものでございまして、例えば、今日陰性であったけれども、しかし明日感染してるかどうかはまた分からないということでありまして、本当に安心を求めるのであれば毎朝、毎日検査をしないと、その時点の陰性陽性っていうのは分からないことになってしまいます。そこまでを追いかけて検査をするのか、あるいは、症状のある方で怪しいと思われる方の検査をし、診療に当たって適正な対応をとって行く方が良いのか、その辺りのところは考え方も分かれるかなという風に思っております。美瑛町立病院ではなかなか全検検査というのは難しい状況でございますけれども、旭川市立病院は週4回各1時間の限定で自由診療でPCR検査を行っていると聞いております。最近の報道では旭川医療センターも自由診療で1日6名限定の予約で受付を開始しているという報道も目にしたところでございます。この大きな病院でも1日6名ですとか、1時間限定の完全予約というような、そういうような体制で行っておりますので、いかにこの検査検体を採り、調べるということが労力といいますか、それだけの人と時間を使うということはご理解いただきたいなと、美瑛町立病院では中々、先ほど申した人的、物的な条件から、今すぐにとは出来ない状況にあることをご理解いただきたいと思います。ただ、ただ今は美瑛町立病院では抗原定量検査は症状出た方に対して行っておりますけれども、今後、第三波なのか第四波なのか、町内でも感染が拡大したり、明らかに状況が変化した時には、それに応じて、柔軟に対応し、検査して陰性陽性判明させるのが感染拡大にとって効果があるということでありましたら、体制を整えてまいりたいと考えております。また、国・道に対しましても、重ねて今後とも働きかけていきたいと考えております。
質問 3番 増山和則
今の町長からのですね、やっぱり住民のですね、町民の方のやっぱり気持ちに寄り添うという点での発言もですね、趣旨としてはそういう立場でこれから頑張っていただけるという風に私は今受けとめましたので、まとめてですね、町の皆さんも大変だとは思いますけどね、これは本当に町民みんなでやっぱり取り組みをですね、やはり背負って、やっぱり新しい社会をつくっていくということが大切だと思いますので、やはりその辺をですね、十分共有しながら、お互いに頑張っていきたいという風なことを思い、私の質問を終わらせてもらいます。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
今回、町民の皆さま、また介護現場で働いている方の切実なお声を届けていただきまして感謝を申し上げます。このような方々の思いに寄り添えるような行政でありたいという風に考えてございます。国・道というお話もしましたけれども、町立病院院長先生、各ドクター、看護師さんはじめ、町と協議を重ねまして、このような思いのある町民の方にどう向き合っていけば良いのか、話し合いをさらに深めさせていただきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。