みんなの議会

美瑛町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月12日

健康寿命を延ばす取り組みと「健康マイレージ事業」の深化について

2018年3月12日、美瑛町議会の一般質問で、八木幹男議員が「健康寿命を延ばす取り組みと「健康マイレージ事業」の深化について」質問し、町長 浜田哲、教育長 千葉茂美が答弁しました。

質問者
八木幹男 議員
答弁者
町長 浜田哲、教育長 千葉茂美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 八木幹男

4番、八木です。質問方式、回数制限方式でよろしくお願いいたします。後半に近づきまして長い文章になってしまいましたが、削って削っていきましたら今回、事務局のほうで説明最後の方に入れてもらって、このような形になっていますのでよろしくお願いをいたします。それでは質問事項1、健康寿命を延ばす取り組みと「健康マイレージ事業」の深化について。社会の高齢化に向けた政府の指針となる「高齢社会対策大綱」が決まりました。また、「国民健康保険(国保)」の運営主体が都道府県に移管されることに合わせて、健康づくりに取り組み、病気やその重症化を予防した自治体に国が交付金を加算する「保険者努力支援制度」が導入されます。一方、民間の死亡保険や医療保険では、健康な人ほど保険料を割り引く保険商品が相次いで発売されるなど、健康にかかわる仕組みが大きく変わろうとしています。このような中、本町においては健康寿命を延ばすための多種多様な施策展開と保健師の積極的な取り組みにより平成28年度は、特定健診の受診率が47.5パーセント、保健師による特定保健指導率が77.5パーセントにもなりました。さらなる高みを目指すことを期待しております。また、健康づくりの「健康マイレージ事業」が2年目を迎えていますが、この事業が健康寿命を延ばす大きな柱となる事業と考えており、若干勢いが弱いような気がしているところです。そこで「健康マイレージ事業」の今後の取り組みに関して、次の3点を町長にお伺いいたします。1点目、毎年継続して参加できるよう、目標設定の仕方など対象事業の見直しが必要ではないでしょうか。2点目、中間で進捗状況を自己チェックすることのできる場所と仕組みが必要なのではないでしょうか。3点目、目標達成の特典が健康に偏ってしまいました。「ビエイティフル商品」「商品券」など、目先を変えるものを加えることも魅力化につながるのではないでしょうか。質問の相手は町長です。続きまして、質問事項の2点目、コミュニティスクールにおける「美瑛学」推進を通して「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育(ESD)」・ユネスコスクールへと繋げることについて。平成27年4月1日、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の施行に伴い、町長と教育委員会が、地域の教育の課題やあるべき姿を共有して、より一層民意を反映した教育行政を推進するために、「総合教育会議」の設置が義務付けられ、昨年12月7日に「平成29年度第1回美瑛町総合教育会議」が開かれました。冒頭のあいさつで町長は、美瑛高校でも「平成30年度に北海道教育委員会からコミュニティ・スクールの正式な認定を受けることを目指して進めている」と話されており、小中高一貫してコミュニティ・スクールをベースに地域力を持った教育が進められていくものと期待をしております。しかし、小中学校では、昨年4月1日に学校運営協議会が組織されましたが、コミュニティ・スクールで「どこをゴールにするのか」、また、「育てたい子ども像」も描かれていないように感じていますが、思い違いでしょうか。ヒントは新学習指導要領にあるように思います。今回の改訂では「前文」が設けられ、「多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる」と明記されました。この前文の考え方がESDの理念そのものでありESDの推進拠点となるのがユネスコスクールです。美瑛学をベースにユネスコスクールを目指すことがリージョナルな視点に立ち、グローバルな感性を持った美瑛の将来を担う人材育成につながるように考えます。そこで、次の3点を町長と教育長にお伺いいたします。1点目、美瑛学推進事業では、日本で最も美しい村の活動・ジオパーク推進活動・農業と観光の融合など、どのような学問体系にしていこうとしているのでしょうか。2点目、総合的な学習の時間を起点とする「郷土学習」の取り組み内容が各学校それぞれに任されていて、美瑛町の良さを実感できる内容になっていないように感じています。総合的な学習の時間に対する考え方を伺います。3点目、コミュニティ・スクールを通して郷土を愛する子供を育て、グローバルな視点を身につけるための教育をユネスコスクールを通して行う。このことが未来志向の教育なのではないでしょうか。考えをお伺いいたします。質問の相手は町長と教育長ですよろしくお願いいたします。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

4番八木議員よりの一般質問2点についてであります。質問1については、私の方で答弁させていただき、質問2については、私の方で先に(1)の部分を答弁させていただき後に教育長に答弁をお願いすることになりますので、よろしくお願いを申し上げます。まず、質問事項1、健康寿命を延ばす取り組みと「健康マイレージ事業」の深化についてであります。健康寿命を延ばすことが社会保障費の安定、抑制につながることから、健康政策は国の財政課題として位置づけられております。その中でも、国や自治体の財政に影響が大きい国民健康保険は、平成30年度より、都道府県が財政運営の責任主体となり、医療費適正化に向け「保険者努力支援制度」で財政運営にインセンティブが設けられ、共通指標で取り組みをポイント化して交付金の配分が変わる仕組みが加えられました。市町村の評価指標の中には、個人の健康づくりへのインセンティブ提供として、ポイント付与等の取り組みがあり、平成28年度から始まった本町の「健康マイレージ事業」も、このインセンティブ指標の該当になっています。当事業の目的は、「町民の自主的な健康づくり活動に対する支援」であり、「町民の健康に対する意識の向上や健康の保持増進を図る」ことであります。「健康マイレージ事業」や保健師による訪問活動、個別健康相談などこれまでの健康づくりの取り組みにより、近年町民の健康づくりの意識が高まり、健診受診率の向上にもつながっております。1点目の事業の見直しについてですが、当事業は、町民の皆さまに幅広く取り組んでいただけるよう、平成28年度から30年度までの3年間を計画期間とし、事業の達成者については、達成1年後に再エントリーできる仕組みとなっておりますが、事業実施3年目に、自主的な予防活動の広がりなどを評価した上で、町民の皆さまが、より自主的・継続的に健康づくりに取り組める内容で事業の見直しを検討してまいりたいと考えております。また、目標設定については、エントリーされる方々が、達成可能な目標を設定していただけるよう柔軟かつ幅広く対応してまいります。2点目の進捗状況をチェックする仕組みでありますが、個人の目標の内容により、体重記録表や血圧手帳など個人が評価しやすい記録用式の配布や、保健センターにある体組成計を活用して、事業に取り組んでいる方が中間で進捗状況を確認できる機会を設けておりますが、今後も自主的に進捗状況がチェックできる仕組みづくりを検討してまいります。3点目の目標達成の特典についてでありますが、事業の特典内容は、事業の目的から健康づくりに特化した形で行うことで、事業実施後も引き続き、自らの健康への関心を持っていただける内容として、脳ドック、肺ドックの無料クーポンや健診費用助成を特典として実施してまいりましたが、町民の皆さまが自らの健康づくりにより関心を持っていただくきっかけづくりとなるよう、特典内容を考えてまいりたいと思います。続きまして、質問事項の2、コミュニティ・スクールにおける「美瑛学」推進を通して「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育(ESD)」・ユネスコスクールへと繋げることについて。学校は、全ての子どもが社会で自立し、個人として豊かな人生を送ることができるよう、その基礎となる力を培う場であり、地域社会の将来を担う人材を育てる中核的な場所でもあります。今年度より小中学校が、来年度からは高校において、コミュニティ・スクールを導入し、地域の人々と目標を共有した上で、地域の特色を生かし、多様な人々と関わり、様々な経験を積み重ね、子どもたちの生きる力を育む教育活動に取り組み、地域と学校が一体となり児童生徒を育てる地域づくりを進める必要があると考えております。1点目のご質問でありますが、美瑛学については平成28年7月にオープンした丘のまち郷土学館において、風土が育む文化や自然、先人が残してきた歴史を学び、郷土愛を育み後世に引き継ぐために、地域や学校と連携を図りながら普及活動に取り組んできたところであります。また一方で、平成27年度より、十勝岳や丘などの地質や地形の成り立ちを背景に、ユネスコの理念と連携したジオパークの推進活動も進めてきたところであります。このような3年間の経過を踏まえ、より多くの住民が地域を愛し、誇りに思えるまちづくりを目標に、将来を担う人材育成の場として活動の推進が図られるとともに、日本で最も美しい村の活動や農業と観光などの地域資源を生かした教育と、その魅力を町民や観光に訪れる方々へ、総合的、体系的に伝えていきたいと考えております。以上であります。

答弁 教育長 千葉茂美(教育長は2022年9月まで)

2点目と3点目についてご答弁申し上げます。2点目のご質問ですが、総合的な学習の時間は「探求的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行い、より良く課題解決をし、自分の生き方を考えていくための資質・能力を育成する」ことを目指しており、特に実社会や実生活の中から問いを見出し、自ら課題解決できる力を育成することが重要とされております。このことを踏まえ各学校では、地域の伝統・文化・産業・福祉等を学び、体験をしたり、各教科を横断的に学習する等、様々な特色ある総合的な学習の時間に取り組んでいます。また、平成28年度から「ふるさと学習」として、各校の総合的な学習の時間を活用し、自分が生まれ育った「美瑛」についての学習を通して、郷土への愛着や郷土の中での自分の生き方を考えることをねらいとして設定し、幼保小中高・教育委員会で構成する美瑛町教育推進協議会で検討し、発達段階を考慮して単元を構成するとともに、各学校の担当学年の先生を中心に指導案を作成し、授業実践に努めております。総合的な学習の時間が始まる小学校3年生から「ふるさと学習」を開始し、美瑛の景観づくりや郷土の成り立ち、地域資源について学ぶこととし、中学校では、美瑛の産業及び文化を学び、美瑛の未来や自分のこれからの生き方について考えることとしております。美瑛町に育つ児童・生徒として、全ての学校で郷土の良さや特性を実感できるよう教育課程へ位置づけ、意図的・計画的・継続的に「ふるさと学習」を今後も推進してまいります。3点目のご質問ですが、コミュニティ・スクールにつきましては、学校が学校運営協議会を設置し、学校・家庭・地域のつながりを深め、地域の皆さま方が学校運営に積極的に参加できるよう、地域ぐるみで子どもを育てる「地域とともにある学校」をつくる仕組みです。コミュニティ・スクールを通して、郷土を愛し、グローバルに物事を考え、激変する社会を生き抜くたくましい子どもを育てる必要があると考えます。平成29年度、美瑛町全校において、校長先生の育てたい子ども像を核とした、学校の教育目標の具現化を目指して、学校経営方針や学校評価等を承認していただき、各学校で様々な取り組みがなされ、学校運営に対する意見や学校活動にも積極的に参画のもと、学校と地域が連携・協働して、特色ある学校づくりについての共通認識を図ったところです。また、美瑛町立学校運営協議会本部会議において、各コミュニティ・スクールの活動報告がなされ、課題はあるものの、「学校運営の方向性が明確になった」「コミュニティ・スクール便りの発行により、地域とのつながりを再確認できた」等の成果がありました。また、本部として「コミュニティ・スクール・サポーター」を募集し、各校へ人材を派遣する中で、学校と地域で子どもを育てる仕組みづくりが、着実に推進していると考えております。議員ご指摘のとおり、ESDの推進拠点であるユネスコ・スクールは、持続可能な社会づくりの担い手を育む教育を推進することにあり、まさに、新学習指導要領の考えと軌を一と考えております。今後におきましても、コミュニティ・スクールの更なる充実に向け、学校運営協議会において、課題を精査しながら、教育活動の進捗状況等について随時情報提供し、熟議を重ねながら取り組みを進めたいと考えております。以上です。よろしくお願いします。

質問 4番 八木幹男

4番、八木です。質問事項1の「健康マイレージ事業」、こちらにつきまして再質問させていただきます。ほぼ満足のいく答弁をいただいているんですけれども、それじゃ言うなってことになるかもしれませんが、再質問させていただきます。16日には次期データヘルス計画の案の説明が議員協議会でありますけれどもその中でまた、いろいろなデータが示されることと思っておりますが、広報の3月号の健やか広場の欄で平成25年と平成28年の比較で、メタボの人が増加しているという数字が指摘されております。また、特に60歳を超えた年代になると、現役時代健康だった人も徐々に筋力が落ちる、あるいは免疫力が低下してくることに無関心あるいは気づきたくないという、これが本音なのかもしれませんが、こんな傾向にあるように思います。このような人をはじめ、健康づくりの入り口がこの健康マイレージ事業であるという、そのように理解をいたしております。私事になりますが、2月に入ってから東京都健康長寿医療センター研究所推奨の健康長寿ノート、こういうのがあるんですけれども、これを今つけております。記載する内容は基準でいきますと、血圧・体重・歩いた歩数と時間・食品摂取の多様性スコア、こんな基準なんですけれども、ややこしい事があまり得意ではないので歩数と時間それから10品目の食品を食べたか食べないか、このような事をチェックしながら今やっているところです。この辺のところであれば、私のような3日坊主でも多分できるのかなとこんなようなことを感じております。この延長上で、図書館あるいは郷土学館、あるいはビ・エールなど数カ所、この歩数計をかざすと自動的に集計ができるシステムを導入すれば、いい仕組みになるのではないかなとこのように感じております。保健師や専門家から見ると年代別に取り組むべき課題は異なるとの指摘もあり、多様な組み合わせが必要なのかもしれませんが、表現は悪いのですが、アメとムチを駆使した魅力ある「新健康マイレージ事業」の出現を期待しております。詳細については議論するつもりはありません。ピョンチャンオリンピックではありませんが、女子カーリングの日本代表の言葉のように、そだねーと言ってくれればこの質問を終わりたいと思います。よろしくお願いをいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

最初から、そだねー、と言って終わりたいんですけど、実はですね今、国民健康保険が保険者が道ということで変わる、その今ちょうど境目になっていますけども、先日もこれからもちょっと説明いろいろ続くんですけども、今のところ大きく、保険料等の変化がなくいけるのではないかと。当初2割ぐらい高いとか3割ぐらい、1割ぐらい高くなるとかいろんな案件があったんですけども、そういうぐらいの方向に進んでいるという話は伺っていますので、一つ少し良かったなというふうに思ってるところでありますが、一方で、美瑛町におきましては広域連合を組んでおります。広域連合を組んでる中で今回のこの道の保険者の運営の見直しという、道への見直しということが広域連合に対してどういう影響が出るのかということで3町の担当者また町長もいろいろと意見を交換し、先日、道の方に担当局長の方にですね、広域連合を道の方も重視してこれまで進めてきたし、それから、今回新しく保険者の制度が変わるのについても広域連合についての支援という部分について書かれているので、我々は非常にレベルの高い広域連合やっていることについて、今後とも調整交付金等の金額の確保をお願いしたいということでの要望に行ってまいりましたが、その時ですね、保険者の努力支援制度、議員さん書かれた制度があるんですけども、これはですね受診率が何%ということもあるんですけども、なんぼ改善されたかという、その数値で点数化されていくんですね。ある町村の方からですね、今非常に高いポイントにいるところが改善しろ改善しろと言われても、1番下の方にいる人間を改善して非常に有位だし、上の方にいるのは非常に厳しいじゃないかということで意見をいただいて、そのことも、町村会でそういう意見あったものですから、私もまた道の方に行ったときにそのこともお話させていただいて、実はそのときにですね美瑛のことを調べたらですね、3町なんですけども、東川も東神楽も美瑛もですね非常に高いレベルにあるんですね。1番から10何番ぐらいの間に全部あると。中富良野、上富良野もあったりですね、そういう意味ではこの今回のいろんなこう制度改正の中で改めてですね、今後の対応っていうのはいろんなことが必要だなと思いながらも、町の保健師なり関係者が努力して成果を上げてきたということ、誇らしく実は思ってですね、美瑛町はこんな頑張っているぞと威張って帰ってきたところがあってですね、大変そういう意味では、これまでの成果に私も感謝をしているところであります。ただですね、まだまだいろんなことをやりたいということで保健師の関係する皆さん方頑張っておりまして、そういう意味ではこの「マイレージ事業」等もさらにこれからの頑張り中の一つの大きなテーマになっていくというふうに思っています。議員からご指摘いただいた部分等についてはですね、今後も検討させていただいて、担当部局の方でいろいろと、提案をさせていただきたいというような話をいただいてますので、今後そんなことでいろいろ論議をしていきたいと思っています。健康づくりという部分、それぞれの人の問題でもあり、また地域の問題でもあると思いますので、いろんな形で取り組みを進めていきたいというふうに思ってますので、よろしくお願いします。(「はい」の声)

質問 4番 八木幹男

1点目の質問につきましては、終わりたいと思います。続きまして大きな2点目の件につきまして再質問させていただきます。まず2点目の一つ目は「美瑛学」の推進に関して、こちらにつきましては、町長にお伺いをいたします。町長から、郷土学館を通して美瑛の魅力を町民や観光で訪れる方々へ総合的あるいは体系的に伝えていくと答弁をいただきました。また、小学校では美瑛「ふるさと学習」、中学校では職業観教育、社会教育では公民館事業で「美瑛学」講座などを通して、郷土学習が進められていることも理解をしております。しかしもう一つ、美瑛の強みである日本で最も美しい村連合の活動が伝えきれていないのではないかというようなことを感じております。少年少女のこちらの方につきましても、事前学習をして道外研修を行う少年少女道外研修の取り組みはありますが、その他については学校としての活動が不足してるように感じております。これらの点を踏まえ、今回、学問体系という表現をさせてもらいましたが、これは小学校中学校において、教材となるような冊子にまとめるべき時期に来ているのではないかなと、このようなことを考えましてこういう質問となっております。この辺につきましては、町長にお伺いをいたしたいと思います。続いて、2点目3点目につきましては教育長にお伺いをいたします。教育長からは、2点目の質問に対して総合的な学習の時間に対する考え方、あるいは、ふるさと学習への取り組み内容を説明いただきよく理解をできました。コミュニティ・スクールの取り組みを通して、さらなる発展を期待するところであります。さて、3点目に関してですが、端折っている部分があり分かりづらかった点もあろうかと思いますので、整理をしながら再質問をさせていただきます。ESDとは日本語で説明すると持続可能な開発のための教育となります。本町では、基幹産業の農業と観光の融合、日本で最も美しい村の活動、ジオパークへの登録活動などが進められており、これらの活動が持続可能な開発そのものであり、子どもたちにしっかりと伝えていかなければなりません。都会の教育現場では、国籍に関係なく子どもたちが机を並べる光景が公立校でも当たり前になっていると、このような報道もあります。また、かつては海外赴任する日本人と言えば商社マンやプラント技術者といったイメージでした。しかし今はさまざまな業種が海外展開する時代となりました。例えば、うどんチェーンの丸亀製麺は約900店ほどあるそうなんですが、海外店舗がアジアを中心に200を超える状況にあるということです。グローバルな感性を持った子供たちに育て上げていかなければならない時代になったのだと実感をいたしております。町長も平成30年度町政執行方針のはじめのところで、豊かな自然と個性あふれる文化が輝くまち美瑛を実現していかなければならないと明言されております。持続的な開発を通して事業が進められていくことと思いますし、この点においてもユネスコ・スクールの理念とも合致するところであり、ユネスコ・スクール加盟は検討に値する課題であると考えておりますが、教育長に考えをお伺いいたします。以上です。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

コミュニティ・スクールの部分において今後、「美瑛学」という部分について進めていく上で、美しい村の関係、ジオパークの関係、また、いろんな地域の文化や自然といった部分、また郷土学館の取り組みといったものを組み合わせて、これから取り組んでいくという答弁をさせていただきましたがその中で、日本で最も美しい村連合の活動というものをどういうふうに捉えていくんだということでありますけども、今回の郷土学、「美瑛学」の推進についてはですね、美瑛町が観光地として非常にこう多くの方々にお出でをいただき、また多くの方々に知っていただくようになりましたが、そういう多くの方々とのつき合いの中で我々がもう一度美瑛という部分をしっかりと認識し、また美瑛というまち、地域がいかなる歴史を持って育まれてきた、我々もそこで育てられてきたんだということをしっかりと持っていなければ、例えば観光が発展していって、なんかこう地域が観光によって、その文化や歴史的なものが、雲散霧消になってしまうというようなことは絶対にあってはならないという思いをしているところであります。さらに、観光とかそういった部分を推進する上でも、本当の美瑛を知らせるということが情報としては非常に大切なものになりつつあると。特に東京なんかのほうに行かせていただくと、東京の下町文化とかそういうものがどんどんなくなっていってですね、東京にはもうビルの文化しかないような、そういう人造物の文化しかなくなってくるようなところが見受けられますので、そういう意味では、歴史的な部分とかそういったものをたくさん持っていながら、非常にもったいないなあと思ってはいるところであります。美瑛町においては、そういう時代の中で本当の地域の良さを後世にも伝えていけるそんな地域づくりをこの「美瑛学」の中で育んでいきたいというふうに思っています。そういう幅広い活動だということをご理解いただきたいと思います。そんな面からすると、日本で最も美しい村の活動も、重要でありますし、その活動についてですね協議会等も中心になってこれからも進めていきたいというふうに思ってますが、例えば農業振興一つとってもですね、この美しい村づくりの大きなテーマでありますので、いろんな取り組み施策を実現しながら結果として美しい村が美瑛町で出来上がり、さらに美しく、地域が存続したというような方向性を探っていきたいというふうに思ってますんで、ぜひそういう組み合わせの中で考えているということでご理解いただきたいというふうに思っています。(「はい」の声)

答弁 教育長 千葉茂美(教育長は2022年9月まで)

それでは2点目3点目の再質にお答えします。まず2点目の「ふるさと学習」の関係については答弁で申し上げたとおりでございます。これまでも「ふるさと学習」の中で美瑛のことについて考えるというような学習、各学校の総合的学習の時間の中では取り組みをするようになっていました。例えば、食に関すること、それから福祉に関することなどを含めて美瑛の良さを知って、美瑛のことを美瑛の子どもたちが他でいろいろ説明できる。美瑛のことを知りながら、他のところで説明できる。そんな教育をということで、進めてまいりました。平成28年度からは、総合的な学習の時間の中では美瑛についてもっと詳しくということで特に3年生から6年生まで小学校については、美瑛の美しい村連合の取り組の中で花壇の手入れとか花植えとかをしながらまた、4年生は十勝岳を5年生ではジオパーク、6年生では十勝岳の防災それから美瑛の成り立ちについてなどの学習をし、またそれを、中学校のキャリア教育という形でふるさとの美瑛についてさらに深めて、職業観教育について、美瑛のいろんな産業について勉強するというようなことで、小学校から中学校まで一貫した「ふるさと学習」に取り組んできているところです。それに絡めてコミュニティ・スクールの中で地域の人がやはり美瑛についていろいろ子どもたちに学習を教えたりと、そんな取り組みを今進めていてまた今後もその充実に向けて進めていきたいというふうに考えているところでございます。もう一つのESDの関係ではユネスコ・スクールの関係でございます。私もユネスコ・スクールについて八木議員から質問をいただいたので少し中身を見せていただきました。先ほど答弁させていただきましたとおりESDのユネスコ・スクールの考え方っていうのは今度の新学習指導要領の中にまさに盛り込まれていることでありますし、これまで総合的な学習の時間の中でいろいろ美瑛町が取り組んできたことでもあります。そのことを含めながらグローバル化の視点も入れながら、今後、それぞれの学校において、また教育委員会としてある程度方向性を示しながら進めていく必要があるといいますか、今一つの手段として学校運営協議会を作ってコミュニティ・スクールをスタートしたばかりでございますので、ユネスコ・スクールにつきましては、今後いろんな視点で情報を取りながら、また校長会などもいろいろ情報提供しながら、今後検討していく課題なのかなという形でなかなか、そこまでまだいってないのが現状でございまして、とりあえずコミュニティ・スクールのさらなる充実等々について今後さらに深めていきたいというふうに考えております。以上でございます。(「はい」の声)

質問 4番 八木幹男

まず、「美瑛学」の件につきまして町長にお伺いをいたします。ここではやはり美しい村連合の話は別として、やはりこの地域の良さを後世に伝えていくと、こういった面から子どもたちにはやはり教材化といいますか。冊子といいますか、そういった形で形をきちっとしたものを全町に広げていくと、こういったことが必要ではないのかなとこのような面を考えております。また2点目3点目におきまして教育長から今答弁をいただきましたが、ユネスコ・スクールこれは、突飛もない話をしたのかなということは思っておりますけれども、やはりこのこれからのいろいろな場面で議論していくべき課題ではないかなと思っておりますので、その辺を含めて、もう少し詳しく説明いただければなと思っております。よろしくお願いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

「美瑛学」の冊子を形にしてくと、冊子という形で示していくというそういう取り組みはやはり必要だというふうに思ってます。ただいま今回、役場の内部の異動等をしまして、生涯学習、社会教育のところに「美瑛学」という担当の部門をしっかりと設置して、今後、議員がご指摘いただいているような部分について形にしていく方向になっていくというふうに思ってます。実は先日ですね、札幌びえい会の会員の方で野村先生、高校の先生をされた方が、もう俺は90になったぞということで電話をくれたんですけども、実は美瑛の開拓の歴史の部分ですね、非常に詳しく調べたもの等を形にしておりまして、そういうのも、俺もいつ人生終うか分からないから美瑛町の方で受けてくれるかということで、図書館なり、郷土学館の方で受けたいというお話をさせていただきましたが、いろいろそういう皆さん方の成果等もいただきながらですね、形にしていくことは必要であるというふうに認識してますので、今後の活動として、ご指導いただければというふうに思っていりところであります。(「はい」の声)

答弁 教育長 千葉茂美(教育長は2022年9月まで)

ユネスコ・スクールっていうことでございますが、私も不勉強で大変申しわけないですが、当面は先ほど申し上げましたとおり、コミュニティ・スクールを中心に、美瑛の「ふるさと学習」、それからいろんな美瑛の郷土、先ほど町長の答弁で「美瑛学」等々についての子どもたちへのいろんな教育を視点として考えながら将来的にはそういう手法もあるのかなというふうに認識しているという大変申しわけないんですけど、そのESDの理念を生かしながらということで先ほど答弁申し上げましたけど新しい学習指導要領の中にも盛り込まれておりますし、理念としては入っているというふうに考えております。それをユネスコ・スクールというものにするかどうかは今後いろんな課題も含めて検討をさせていただきたいと思います。以上でございます。

出典:美瑛町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月12日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる