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美瑛町議会 平成27年第2回定例会 2015年3月16日

総合防災訓練について

2015年3月16日、美瑛町議会の一般質問で、沢尻健議員が「総合防災訓練について」質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
沢尻健 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 沢尻健

私は、二つの質問を町長にお尋ねいたします。まず1点目、総合防災訓練について、毎年2月、十勝岳の噴火を想定した総合防災訓練が白金地区、美沢地区を中心に実施されております。約30年周期で噴火を繰り返してきた十勝岳は、今その時期に来ております。我々地元に住んでいる人も関心の持っているところであります。本町も多様な災害に対応できるように災害対策実施計画を進めているようですが、さらなる町民の安全対策を期待するところです。東日本大震災の教訓で、まず災害に遭遇したら速やかに安全な場所に避難することが一番であり、そのために日々の避難訓練は必要不可欠な取り組みの一つとマスコミなどで周知しています。そこで、これまで以上の避難訓練の充実を図り災害時に生かすため、次の3点を町長にお伺いいたします。(1)災害は昼夜いつ発生するか分かりません。夜を想定した避難の対応策をどのように考えているか。(2)高齢者、乳幼児、障害者など、自力で避難することが難しい、いわゆる災害弱者の対応について。(3)昨年は160万人強の観光客が訪れました。今年も昨年以上の観光客が見込まれますが、町外から来る観光客の避難方法について。質問その2です。農家と観光客のトラブルの回避対策を。昨年は160万人強の観光客が本町を訪れ、新年度には日本で最も美しい村の連合総会という大きなイベントを控え、さらなる観光客の来町が予想されます。ここ数年、町行政に農家と観光客のトラブルが多数報告されており、社会問題化しています。観光シーズンに入る今から抜本的な解決策が必要ではないでしょうか。今や観光産業の経済効果は、他の産業の大きな支えとなっており、基幹産業である農林畜産業と観光産業が最良の関係になれば、今まで以上に本町経済の飛躍につながるのではないでしょうか。お互いの立場を理解し合うため、話し合いの場を設けるなどの環境づくりを行政が進めて行く必要があると思われますが、町長の考えを伺います。以上です。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

1番沢尻議員よりの一般質問2点について答弁を申し上げます。まず第1点目、総合防災訓練についてご質問をいただきました。本年2月17日、18日に実施しました十勝岳噴火総合防災訓練につきましては、22機関349名、白金、美沢地区の住民190名の方々に参加いただき、避難訓練をはじめ、情報伝達訓練、初動体制構築訓練、救助救出訓練などを実施し、これまでの訓練内容の課題を検証しながら、より質の高い訓練に取り組んだところであり、参加協力いただいた住民や関係機関の方々にお礼を申し上げるところであります。特に、昨年9月27日には噴火警戒レベル1であった御嶽山で起きた水蒸気噴火により多数の犠牲者が出る惨事となり、さまざまな課題や教訓を残しました。また、十勝岳につきましても30年から40年周期で噴火を繰り返す活火山といわれる中で、火山活動の高まりにより、昨年12月16日に噴火警戒レベルが引き上げられたことで、地域や関係機関と連携して対応したところであります。その後、気象庁では火山噴火予知連絡会の見解等を踏まえ、警戒レベルの引き下げを発表しましたが、町といたしましては引き続き火山活動の状況を注視しながら適切な防災対応に努めていきたいと考えております。そこで1点目の夜間を想定した避難の対応策でありますが、昭和63年12月24日に十勝岳が噴火し、避難指示が発令されたのも夜間であったことなど、議員ご指摘のとおり災害はいつ発生するか分かりません。今回の総合防災訓練では、上富良野町が20年ぶりに夜間の避難訓練を実施したところであり、本町としましてもこのような事例等を参考としながら、関係者とも協議をして夜間の避難訓練の実施を検討してまいります。2点目の高齢者や障害者など、いわゆる避難行動要支援者の対応についてですが、これまでも重要なテーマとして取り組んできたところであります。平成25年に改正された災害対策基本法を基に、昨年11月に改訂した町の地域防災計画の中で、要支援者対策について規定したところでもあります。今回の総合防災訓練では、その計画に基づき、要支援者の把握、名簿の作成、情報の共有と提供など地域の協力のもと、町、消防、消防団、警察そして自衛隊など関係機関による連携の確認などを重点的に実施いたしました。今後においても、より実効性のある避難支援プランの策定を進め、より強固な体制を構築してまいりたいと考えております。3点目の観光客の避難方法でありますが、十勝岳に最も近い白金温泉を中心に、これまでも取り組んでおります携帯電話による緊急速報エリアメールやフェイスブックによる情報配信をはじめ、観光施設、宿泊施設等との連携のもと防災行政無線を活用して避難情報を提供するなど、あらゆる手段を効果的に活用し、迅速かつ適切な避難誘導につなげていきたいと考えているところであります。続きまして質問事項2、農家と観光客のトラブルの回避対策をというご質問であります。美瑛町の観光客の入込数については、平成25年度は約150万人、平成26年度は160万人を超える入込みを予想しています。また、平成27年6月には日本で最も美しい村連合世界大会が美瑛町で開催されることもあり、更に増えることも予想されます。このことは、議員が言われるとおり商工業をはじめとする町への購買力が増すことと合わせて、美瑛の農畜産物の販売流通への好景気などで経済効果は多大であると考えております。平成25年度には、日本を訪れた外国人観光客が1千万人を超えるなど、国は観光立国として発信する一方で、本町においては観光地におけるマナー問題などが表面化し、観光客とのトラブルに発展するケースが増えてきたことから、昨年2月に農業者と観光事業者にお集りいただき、意見交換会を実施しました。双方の現場での状況などのさまざまな意見を踏まえ、広域で検討し対応している状況であります。平成26年度の取り組みとしましては、観光協会と連携し、観光アドバイザーの増員、立入禁止看板の多言語化、バス、タクシー協会、レンタカー会社などへのマナー啓発、また、富良野美瑛広域観光推進協議会では、国及び北海道へ観光客の誘客と併せて、観光マナーの徹底や生活文化の違いを知らしめることの要望や、平成25年度美瑛町で作成した観光マナー並びに交通安全対策などの啓発チラシを、富良野美瑛で作成し配布するなど対策を講じているところであります。議員ご指摘のとおり、農家の皆さまと観光客とのトラブルに発展するケースも見受けられることから、本年3月にも前年同様の意見交換会を開催したとこであります。農業と観光の両立に向けた今後の体制などを含め、行政だけではなく、官民協働での組織づくり環境づくりと併せて、その活動を支援する基金等についても取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上であります。

質問 1番 沢尻健

はい、午前中に引き続き再質をさせていただきます。平成3年から10年の中身で砂防ダム等の整備をされて、住民としても安心しているところでございます。そんな中でもやっぱり避難訓練というのは絶対大事なことでありまして、実際に夜間の避難訓練というのはいろいろと障害もあったりいろいろ大変なこともあると思いますが、ぜひ実施を検討していただきたいと思います。十勝岳の噴火はですね、だいたい夜が噴火の時期っていうんですか、私の記憶の中では昭和37年、それから昭和63年と、だいたい夜間だった記憶があります。そんな中ですね、我々山麓に住んでる者はですね高台にある避難指定場所に避難するわけなんですけども、夜となりますとただの看板の中身だけでちょっと場所が分からないという面もありますし、できたらそれを分かるように、夜でも分かるようにライトの設置っていうんですか、そういうことをぜひお願いしたいと思いますけども、町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

沢尻議員さんから避難訓練の今後のあり方、また標識等をどういうふうに多くの方に理解していただくような内容になるかということでご指摘いただきました。避難訓練につきましては、多くはやはりいろんな関係機関の方々の連携の部分が我々にとって重要なテーマというふうになっています。その方々と一緒になって地元の方々に有効な避難ができるような、そういう訓練をさせていただいているところでありますから、今後とも避難訓練のあり方については、特に自衛隊さんですとかそういった組織には避難の手法ですとか、組織運営のいろんなノウハウがありますので、よく連携しながら適切な避難訓練になるようにさらに学んでいきたい。また、訓練を進めていきたいというふうに思っています。夜間等の対応でありますけども我々も標識等、今回もレベル1、レベル2というような話でいろいろ混乱がありましたけども、それに対応した標識の設置等をしていますが、やはり意見があります。こういう標識でいいのかとか設置場所の課題ですとか、今沢尻議員からいただいた案件についても、夜間の対応というような部分からですね、どういった時期にそういった施設を整備するのがいいかも含めてですね、よく検討させていただきたいというふうに思います。以上であります。(「はい」の声)

質問 1番 沢尻健

白金温泉、観光客、シーズンになりますと青年の家と白金温泉街を含めて1千人近くなるという話も聞いておりますし、また、シーズンオフでもやっぱり100人から100何十人ぐらいの宿泊客がいるようでございます。そんな中ですね白金温泉の特有なんでしょうか、従業員が日中はおっても夜間になりますと3分の1程度になるということで、避難誘導というのがちょっと心配、懸念されるところであります。そんな中でですね、もう一つはですね消防団員が実際には温泉街にはいないということで、美沢地区の若い人が温泉街の中身のエリアの消防活動というんですか、消火活動ということで待機してるわけなんですけども、いざ爆発しますとですね、美沢から温泉に上がるっていう勇気のいる人がちょっといるかなっていうのも不安の一つでありますし、いずれにしても数多くの観光客、宿泊客が温泉に泊まることは事実でございますので、避難誘導ということで何か対策というんですか、町としての対策というのを考えているか、お聞きしたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

白金地域の避難誘導につきましても、避難訓練の中でこれまでもずっと回数を重ねてきているところであります。併せて消防団員の方がですね、町の施設に常駐して情報発信をできるようなそういう無線の体制もとっておりますんで、町としては万全とは言いませんけども、白金地域の方々と連携して避難対策の訓練をしてるということでありますから、いざという時にはこういった訓練の成果が出るように対応してくということになります。ただ、議員ご指摘のとおり温泉にたくさん泊まっていますとですね、その泊まってる方をどういうふうに、避難はしてもですねその次の行動として、例えば夜中ですとどういった場所に避難場所を設置できるのかですとか、いろんな課題はやはりあるというふうに思ってますんで、町の施設等を有効に活用しながら、またバス等もございますので、こういったバスの送迎も含めてですね体制を整備していくことにやはりなるんではあろうというような想定もしているところであります。(「はい」の声)

質問 1番 沢尻健

質問の2の再質に入らさせていただきます。農家と観光客とのトラブル回避ということで、数年前から各議員さんの質問でも取り上げられているように、行政もいろいろと対策を講じているようでありますが、なかなか結果が出ない。問題の素質から見たらそうなのかなと思いますけども、実際に今回160万人の観光客というとてつもなく人の出入りというのがありまして、今年7月には日本で最も美しい村連合の総会ということもあり、それに拍車を掛けてまだますます観光客が来るんではないかと思われます。美瑛町民としてはありがたいことだと思います。でも、それ以上にまた農家とのトラブルも増えるような気がします。その中で対策はしているという回答を得ましたが、今一度、やっぱり農家とその他幅広い関係者との支援体制をつくってもらえればと思っております。よろしくお願いします。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

観光客の方々に美瑛町にお出でをいただけるということが、美瑛町のまた活性化にもつながるということは議員のご指摘、ご質問の中でもご指摘をいただいたところであります。しかし一方で、ごみの問題ですとか農地の立ち入りですとか、いろんな課題は生まれることは否めない事実として現在起こっております。こういった問題にどう対応していくか、地域づくりはですねそういった課題が生まれて、それをどういうふうに解決していくかという、その解決こそが地域づくりの積み重ねていくノウハウだというふうに思ってます。もし美瑛でですね、今のような議員ご指摘の課題等にこういう対応でやってきたよと、こういう対応が地域の中に進んでいますよとか、積み重ねられていますよということは、そういったことがやることができれば地域の財産として、また地域の力として我々は誇っていけるんではないかというふうに見ています。そんな面から今回の観光客と農業関係の問題につきましては、町を挙げてまちづくりの一環として取り組んでいきたいというふうに思ってます。ただ、やはり何か解決策を探りますと、常に行政が行政がという話になります。行政がやらないからだ、行政がこうだからと。しかし、観光の部分については、そういった行政だけの取り組みだけで解決できる問題ではないというふうに理解しておりまして、今回先ほどもお話をさせていただきましたとおり、各観光ばかりでなくて農業、商工業、そして行政、そういった方々に入っていただいての会議を行い、そういった中からみんなで解決していこうと。農業のやはり利益になるような観光、そしてまた町づくり、商工業の利益になるような観光、そういった部分を地域の中に埋め込んでいこうということで検討し、私といたしましても各関係機関にお願いをして、そういった活動に裏付けの資金等を提供できるような基金のような形に、どういう形で設定できるかまだ検討しきれてはおりませんけども、こういった資金的な裏付けもつけて今後取り組みを進めていきたいと考えているところであります。以上であります。(「はい」の声)○議○議○議○議長(齊藤長(齊藤長(齊藤長(齊藤 正議員)正議員)正議員)正議員) はい、1番沢尻議員。

質問 1番 沢尻健

最後に今町長が言ったように、当然行政ばかりでなくで民間、それから農家、我々も一緒に考えていくべきでないかとは思っております。それで答弁の中で、1番最後の方の中身で活動を支援する基金等についても取り組みを進めているということで、具体的な考えがありましたらよろしくお願いします。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

今のところ関係機関が今集まって協議をしていただいてますから、そこに事務局っていいますか、実際に活動を推進していく部門等をつくっていきたいというふうに思ってますし、先日は農協さん、それから商工会の会長さんの方に、こういった活動をするためにはやはり裏付け、例えば看板一つ付けるにしても、また指導員1人付けるにしてもお金が要るんで、そういった資金の裏付けをするための基金等を作って、そこに行政も中心になるというふうには理解してますけども、みんながやるんだという体制を基金等で表して良い形で効果を得ていきたいと、そんなことを考えてるところであります。

出典:美瑛町議会 平成27年第2回定例会 2015年3月16日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる