美唄市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
(1)中心市街地活性化について/(2)フードバンクの推進について
2025年6月17日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「中心市街地活性化について」「フードバンクの推進について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。
- 質問者
- 山上他美夫 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 山上他美夫
令和7年度第2回定例会において、大綱2点、市長に質問いたします。大綱の1点目、中心市街地の活性化について、お伺いいたします。美唄市の人口は、本年4月末で1万8,211人でありますが、2024年度の美唄市人口ビジョンによれば、10年後の2035年には4,833人少ない1万3,823人まで人口が減少するとの推計が出ております。まちなかの賑わいや活力が失われていく美唄市の現状の中で、市は中心街活性化のために、コアビバイの一部を借り上げて、まちなかの賑わいづくりに努力されているところでありますが、美唄市では昨年の9月に、市民参加による魅力ある中心市街地の再生と賑わいの創出を図ることを目的として、美唄市中心市街地活性化協議会を設置されましたが、中心市街地の活性化と賑わいの創出は、美唄市の最重要課題であり、本協議会の今後の協議に大いに期待するところもあります。国土交通省では、中心街の賑わい創出のために、中心市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進するとして、自治体が策定する中心市街地活性化基本計画の助成制度を設けておりますが、道内ではこれまでに、旭川市や函館市、岩見沢市をはじめ、10市が中心市街地活性化基本計画の認定を受け、中心市街地の再開発などを進めており、現在は帯広市が計画期間内として、魅力ある中心市街地の再生などに取り組んでいる状況であります。また、近隣の市におけるここ最近の動向としては、本年4月に砂川市が国道12号線沿いに「まちなかに賑わいと居場所を作り、魅力を発信する場所」として、市民交流施設「すないる」をオープンいたしました。また、滝川市においても「滝川駅周辺地区再生整備基本構想」を策定し、JR滝川駅前の休館しているスマイルビルを解体いたしまして、「駅前交流施設」を建設し、中心街の賑わい創出ための再開発を計画しています。しかしながら、美唄市の中心街の現状を見てみますと、令和5年度の美唄市の調査によれば、50店舗ほどの空き店舗があるとの報告もあり、現状は閑散として甚だ寂しい状況でありまして、中心市街地の再開発は喫緊の課題であると考えられるところで、「美唄市中心市街地活性化協議会」が設置されましたことは、人口が減少し、過疎化する中心街の再生に大いに期待するところであります。以上の点を鑑みまして、中心街の活性化について、以下の2点について市長にお尋ねいたします。一つ目といたしまして、市は本計画の推進者として、基本となる計画や構想を持っているのか。二つ目といたしまして、この委員会の協議結果を国の助成制度につなげていく考えはあるか、この2点についてご答弁のほどお願いいたします。大綱2点目といたしまして、フードバンクの推進についてお伺いいたします。フードバンク又はフードドライブとは、まだ食べられるのに、様々な事情から廃棄されてしまう食品を集めて、福祉団体や施設、生活困窮者に配布し、食品ロスの削減や貧困問題の解決に寄与することを目的としたものであります。2019年5月に施行されました消費者庁の食品ロスの削減の推進に関する法律によれば、地方公共団体が取り組む基本的施策の一つとして、国や地方公共団体、事業者、消費者等の多様な主体が連携し、フードバンクの活動が円滑に行われるよう、関係者相互の連携強化や活動への支援が必要であるとうたっております。また、厚生労働省の報告によれば、国内において一定の基準を下回る所得しか得られていない人の割合を示す相対的貧困率について、2018年では15.4%で、約7人に1人は相対的貧困であり、ひとり親世帯においては、約半数の世帯が相対的貧困の状態であるとしております。美唄市の場合、令和5年度の統計によれば、美唄市の生活保護受給者割合は2.31%となっておりまして、旭川、札幌、函館市を除く道内32の市の中では、生活保護受給者の割合が11番目に高くなっています。美唄市におけるフードバンクの活動は、現在のところ消費者協会が窓口となりまして、フードドライブの活動を行っておりますが、生活困窮者の支援や食品ロスの削減、災害時の食料備蓄品の有効活用などの観点からフードバンクの活動をさらに活性化することは大変に重要であると考えております。美唄市内では、昨年から市民有志による子ども食堂の運営も始まっていますが、子ども食堂の運営にも是非、市が窓口となり、消費者協会と協力し、必要なところへ食料の支援を推進していただきたいと思うところであります。以上を考えまして、まず1点目に、生活困窮者への食料品の提供や食品ロスの削減の観点から、美唄市と消費者協会が連携して、フードバンクをさらに推進すべきと考えますが、美唄市の認識についてお伺いいたします。次に2点目といたしまして、美唄市が保有する食料備蓄品、災害食料備蓄食品について、消費期限の迫った食料備蓄品の有効活用策として、フードバンクへ提供する考えはあるのかについてお伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
中心市街地の活性化についてでありますが、美唄市中心市街地活性化基本計画の基になる計画や構想につきましては、第7期美唄総合計画の「商工業振興」におきまして、中心市街地の活性化に向けた方策の検討を進めることを明記しているほか、令和4年度に実施した一般社団法人インフラ経営研究所への委託事業におきまして、リーサス等を用いた本市の現状分析などを行ってきたところであります。市といたしましては、これらを踏まえ、新たに令和8年度から令和12年度までの5か年を計画期間とする美唄市中心市街地活性化基本計画の策定に向けた作業を進めているところであります。なお、基本計画の策定に当たっては、令和6年9月に美唄商工会議所や美唄青年会議所、びばい商店街振興組合、協同組合コアびばい、一般社団法人ステイびばい等の関係団体をはじめ、市民公募などから18人で構成される、美唄市中心市街地活性化協議会を設置し、これまで6回にわたり、本市中心市街地の現状や課題など情報共有を図るとともに、その課題解決に向けた協議を行ってきたところであります。次に、国の助成制度についてでありますが、中心市街地活性化基本計画が国において正式に認定された場合、計画に盛り込まれた事業を行うことで、国から補助金や交付税措置、あるいは利子補給など、事業を進める上で、より有利な財源を確保することができ、新たな事業の着手や既存事業の推進に効果があるものと考えていることから、現在、計画の策定に向け、協議を行っているところであります。次に、フードバンク等の推進についてでありますが、現在、本市では、美唄消費者協会が中心となって、フードバンク等の活動を実施しておりますが、昨今の急激な物価の上昇等を踏まえ、経済的に困窮している世帯に対する支援としての期待が高まっているところであり、食品ロス削減という観点からも、消費期限が迫った食品の有効活用は大変意義深く、市としても支援すべき取組と認識しており、フードバンク活動等について、市民や支援機関への周知、啓発、情報発信を行い、より多くの協力が得られるよう支援してまいります。次に、災害用備蓄食品の有効活用策についてでありますが、本市の災害用備蓄食品については、美唄市防災備蓄計画に基づき、毎年、アルファ化米やクラッカーなど4種類、計1,000食分を備蓄しており、全てが消費期限5年になっております。備蓄から5年を迎える災害用備蓄食品につきましては、家庭での自助の取組の推進を目的とし、出前講座や市内小中学校等で実施されております一日防災学校などで、喫食体験用として配布することで、廃棄処分をすることなく有効活用を図っているところであります。国や北海道におきましては、食品ロスの削減及び生活困窮者支援等の観点から、消費期限が迫った災害用備蓄食品の有効的な活用策として、フードバンクへの提供に取り組んでいるところであり、本市においても、消費期限を過ぎて廃棄処分になることのないよう、美唄消費者協会のフードバンクへの提供について、協力してまいりたいと考えております。いずれにしましても、計画的に災害用備蓄食品を備蓄するとともに、食品ロスが発生しないよう、有効活用を図ってまいります。
再質問 9番 山上他美夫
中心市街地活性化について、再質問をさせていただきます。中心市街地の活性化についての基本となる計画や構想は、現段階ではまだ現状の分析と美唄市中心市街地活性化基本計画の策定に向けた作業を進めているとのことでありますが、本協議会の主催者である美唄市としては、基本となる中心市街地活性化の構想を示して、協議会の議論をしていくことが重要であるかと考えております。美唄市が主体となり、市民が中心市街地で様々な交流ができる施設を建設し、市民が生き生きと活動できるまちなかを作るという青写真を示して、協議会の中で審議していかなければ、議論百出するだけであって、結論の見出せない結果となると思うところであります。今現在、市民が交流する市民会館は、JR美唄駅から直線距離で1キロメートルもあり、高齢化する市民にとっては遠いと感じる距離であって、中心街には会議や展示・発表・交流ができるコンベンション施設が必要ではないかと思うところであります。今後の高齢化社会と人口減少によるまちなかの賑わいづくりのために、本市中心街に市民交流施設の建設を希望するところでありますが、市長のお考えをお尋ねいたします。
答弁 市長 桜井恒
中心街の市民交流施設の建設についてでありますが、美唄市中心市街地活性化基本計画における中心市街地は、美唄駅や旧美唄工業高校跡地、銀座街周辺一帯を想定範囲としているところであり、美唄市立地適正化計画や中心市街地活性化協議会での議論を踏まえ、総合的に検討してまいります。