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美唄市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日

(1)のるーと美唄について/(2)人口減少対策について

2025年9月8日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「のるーと美唄について」「人口減少対策について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
山上他美夫 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 山上他美夫

おはようございます。令和7年第3回定例会において、大綱2点、市長に質問させていただきます。まず大綱1点目、オンデマンドバス「のるーと美唄」の拡充についてお尋ねいたします。今年度のまちづくり市民アンケートの調査によれば、「美唄市に対して、自分のまちとしての愛着を感じていますか」との質問に対しまして、回答者の約60%が美唄市に対して愛着を感じているとの回答結果であります。しかし、「美唄市は住み良いまちだと思うか 」との質問に対しては、回答者361人のうち114人の32%が住みにくいという回答でありました。住みにくいと回答した居住地域は南美唄、茶志内、日東、沼の内、癸巳などの、いずれも郊外の居住者であります。住みにくい理由についての回答では、回答431件のうち「交通が不便だから」との回答が80件あり、その他に「医療環境や娯楽、買物が不便である」などが挙げられています。また、交通の利便性について「外出する時に近くを通るバス路線がなかったり、使いたい時間帯の便で困っているか」の質問では、「使いたい時間帯の便が無い」が13%で47件、「近くを通るバス路線が無い」が6%で24件、「困るときもあるが現状のままで我慢できる」が15%で54件の意見があります。また、その他の回答では、自家用車を持たず、公共交通機関への依存度が高い、いわゆる交通難民と言われる高齢者においては、「公共交通機関の利便性が良くなければ、生活を維持できない」との意見も多く見られ、高齢化社会を迎える今後においては、免許返納者も増加すると思われるため、公共交通の更なる充実が必要であると考えております。2024年の10月から実証運行を開始したオンデマンドバスのるーと美唄の利用状況については、新聞の報道によれば「利用者数は実証運行が始まった2024年10月が、1日当たり21.7人だったが、今年7月には1日当たり56.6人と大幅に増えている」とのことで、利便性の良いのるーと美唄へのニーズは高いものと考えております。以上の事柄を踏まえて、美唄市においては、市民の生活を守り、公共交通に対する要望を解決する方策としては、実証運行中のオンデマンドバスのるーと美唄の170か所の乗車場所について、便数を更に拡充して、市民の要望に沿った形での充実した運行が必要ではないかと考えております。市民アンケートでの市民からの要望を踏まえて、実証運行終了後の実施運行策定の際には、台数の増加も踏まえた運行エリアの拡大と、便数の拡充を考慮していただきたいと考えますが、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。続きまして、人口減少対策についてお伺いいたします。先月末の新聞報道で美唄市の人口減少についての記事がありましたが、記事の内容は「来年の夏には美唄市と深川市の人口が逆転する」との内容でありました。2023年の国立社会保障・人口問題研究所の市町村データランキングによれば、美唄市の人口減少割合は、2020年と2025年を比較して、マイナス11.5%の88.5%となり、人口減少率は全国790市の中で24番目に人口減少が多い状況であります。2016年の美唄市人口ビジョンでも、今年の2025年には人口が1万9,300人になるとのおおよその予測でありましたが、現実には、2025年7月末現在で1万8,118人であり、9年前の人口推計よりも1,184人の人口が減少しており、人口の減少速度は加速度的に進んでいる状況であります。また、国立社会保障・人口問題研究所の資料によれば、1万5,000人を割り込むのは、10年後の2,036年頃と推計されておりますが、近年は毎年500人以上の人口が減少しているために、1万5,000人を割り込むのは数年早くなるのではないかと想定され、美唄市の人口減少に対する危機感を覚えるところであります。人口減少による弊害は、税収減による財政の悪化や労働力不足による企業の撤退、公共サービスの縮小、地域コミュニティの弱体化、インフラの老朽化などが挙げられておりますが、これらの弊害はいずれも、さらなる人口減少につながることとなります。人口減少を抑制する一つの方法として「中心街の賑わい再生」がありますが、今の美唄市中心街の現状は、先月末に47年間営業が続きましたコアビバイの総合衣料店とドラッグストア及び市内では唯一の書店が突然の閉店をいたしました。ホテルスエヒロは廃墟となったままで、駅前にも空きビルがあり、市内各所には空き店舗が目立つ状況で、魅力や賑わいの欠けるまちとしての印象は拭えず、市の移住・定住策にも影響が出てくるのではないかと考えるところであります。中心街の衰退は、更なる人口減少に拍車をかけるべき事であり、中心街の賑わいづくりは、人口減少対策の必須条件であります。このような状況を鑑みたときに、美唄市の中心街再生は喫緊の重要な課題であると思いますが、これらを踏まえて、3点質問いたします。まず初めに、今年度の市長の市政執行方針の中で、中心市街地の活性化については「中心市街地活性化基本計画の策定に取り組み、商工会議所や関係機関との連携を図り、中心市街地の賑わいづくりに努めてまいります」と述べられておりますので、人口減少を抑制する中心街の賑わいづくりのために、どのような方策をお考えなのかについてお尋ねいたします。次に、美唄市の移住・定住促進事業の状況についてでありますが、短期滞在用の「ちょっと暮らし施設」トマーレびばいの利用状況と利用者のその後の定住状況についてお伺いいたします。3点目といたしまして、現在美唄市の人口減少対策としては、移住・定住促進事業として、「移住者・定住者への助成制度」を設け、市所有の分譲地購入助成や住宅購入、若者定着移住促進助成などを行っておりますが、その支給状況についてもお伺いいたします。以上、答弁のほどよろしくお願いいたします。

答弁 市長 桜井恒

山上議員の質問にお答えします。のるーと美唄の運行区域についてでありますが、本年4月より、民間事業者が運行しているバス路線である南美唄線の一部廃止に対応するため、当該廃止区間を加えたほか、タクシー会社の廃業による運転手不足等に対応するため、乗合タクシーの運行地区を再編し、本年10月より「我路・盤の沢地区」を新たに追加するところであります。今後ものるーと美唄の運行区域の拡大及び運行台数の拡充について、市民の皆様からの要望や、市民バス・乗合タクシー及び民間バス路線などの利用実態のほか、のるーと美唄の運行実績を踏まえながら、地域公共交通活性化協議会において、検討・協議を進めてまいります。次に、人口減少対策についてでありますが、本市の中心市街地は、急速に進む人口減少や商業者の後継者不足などに起因して、空き店舗や空き地の増加に伴う商業機能の低下や活動・交流の場が不足するなど、多くの課題を抱えております。現在策定中の「美唄市中心市街地活性化基本計画」の中で、具体的に決まった再開発事業はないところでありますが、シティプロモーション事業や北海道大学、北海学園大学の学生から、中心市街地に人を呼び込むための施策の提案を受け、事業に盛り込むなど、市内外からの投資やアイデアを取り込み、市と民間事業者の連携の下、多機能施設の整備など具体的な方策について検討してまいりたいと考えております。その上で、今後、事業の進展が見込まれる場合は、必要に応じて計画を適切に見直すとともに、国の支援制度も積極的に活用し、着実な取組の推進に努めることで、中心市街地の魅力と都市機能の向上を図り、本市全体の活力向上につなげてまいりたいと考えております。こうした取組により、人口減少のスピードを少しでも抑制できるよう、中心市街地の魅力と機能の一層の向上に努めてまいります。次に、トマーレびばいの利用状況と、移住・定住の実績についてでありますが、初めに、トマーレびばいの利用状況について、令和5年度では、延べ17件222人、令和6年度では、延べ54件911人が利用しており、そのうち「ちょっと暮らし」を目的とした利用は、令和5年度は1件、令和6年度は3件となっております。なお、令和2年度から令和4年度までは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、自主隔離施設として使用しておりましたので、利用実績はなかったところであります。次に、トマーレびばい利用者の移住・定住の実績についてでありますが、「ちょっと暮らし」を目的として利用した方が、移住された事例についてはなかったところであります。次に、「移住者・定住者への助成制度」における実績についてでありますが、令和6年度におきましては、居住のため市内に住宅を新築する場合や分譲住宅または中古住宅を購入した移住者や子育て世帯等に対して、資金の一部を助成する「新築・中古住宅購入助成制度」として、新築住宅は20件で、助成額は2,480万円、中古住宅は6件で、助成額は340万円となっているところであります。次に、本市に移住し、札幌市内に通勤する移住者に対して、特急定期券購入費の一部を助成する「通勤費助成制度」については11件、助成額は186万4,000円となっているところです。このほか、本市が所有する分譲地を購入し、住宅を建築した方に対して、土地購入費の7割を助成する「市分譲地助成」については2件で、助成額は422万8,000円。40歳未満の方で、本市の民間住宅に居住し、就業する方に対して家賃の一部を助成する「若者移住定住促進助成金」については16件、助成額は178万7,000円となっているところであります。人口減少対策に積極的に取り組む上では、移住・定住施策が重要施策の一つとして考えており、これらの助成制度は、有効的かつ効果的な取組であると考えているところであります。今後においても、助成制度を継続していくとともに、持続可能なまちづくりを進めていく上で、移住者だけでなく長く住み続ける人々にとっても魅力的なまちづくりを推進し、「美唄に住みたい、住み続けたい」と思える環境整備に努めてまいります。

質問 9番 山上他美夫

ご答弁ありがとうございます。のるーと美唄については、了解いたしました。高齢化する市民の足として、のるーと美唄のより一層の充実に向けて、よろしくお願いいたします。続いて、人口減少対策についてでありますが、人口減少対策の一つに、賑わいがあり、魅力あるまちなかの再生がありますが、美唄市は中心市街地の賑わい創出のために、商店街の活性化やコアビバイにおける支援などについては、大変感謝しているところであります。しかし、現状としては、美唄市の人口減少は避けられないことでありますが、人口減少を少しでも緩和する対策として、魅力あるまちなかの賑わい創出や観光振興、移住・定住策の充実などが有効であると考えております。ご答弁によれば美唄市の移住・定住者への助成制度では、総額1,640万円の助成を行っているとのことでありますが、移住・定住者増加のため、さらなる助成と施策の拡充もお願いしたいと思うところであります。また、美唄市における空き家バンクの広報活動を含めた、美唄市ホームページの移住・定住情報の充実を図り、移住・定住希望者への移住・定住意欲を高めることも、人口減少の速度を緩やかにする方策として有効であると思いますので、ご検討いただきたいと考えますが、何かお考えがあれば、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。

答弁 市長 桜井恒

山上議員の質問にお答えいたします。助成制度や広報活動の充実についてでありますが、助成制度につきましては、令和6年度に連携協定を結んだ0円都市開発合同会社で紹介する0円物件が、これまでの中古住宅購入に対する助成制度に対応できない事例が多いことから、本年度より新たに耐震基準を満たさない住宅を購入した際における、家財処分や清掃費用に係る費用について助成する制度を構築したところであります。次に、移住・定住情報の充実についてでありますが、現在、市のホームページ内の移住・定住ポータルサイトや、ふるさと回帰・移住交流促進機構のサイトなどに、移住・定住情報を掲載しているほか、令和6年度より、空き家バンク情報を不動産情報サイト「アットホーム」に掲載、また今年度からは、移住者の声を集めた動画を作成し、SNS等で公開するなど、情報発信の充実に努めているところであります。今後におきましても、移住を考えている方に対して必要な情報が、適切に届くよう広報活動の充実を図るとともに、助成制度についても適宜見直しを行い、移住のきっかけづくりの一助となるよう取り組んでまいります。以上でございます。

出典:美唄市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる