美唄市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月7日
公共交通行政について
2025年3月7日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「公共交通行政について」質問し、市長 桜井恒が答弁しました。
- 質問者
- 山上他美夫 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 山上他美夫
令和7年度第1回定例会において、大綱1点、市長に質問いたします。AIデマンドバス「のるーと美唄」についてでありますが、昨年10月1日から運行を開始し、実証運行開始から5か月が経過しておりますので、「のるーと美唄」の現状と今後の運用について何点かお伺いいたします。高齢化が進む美唄市における運転免許証の保有状況については、令和4年12月発表の美唄市地域公共交通計画によれば、美唄市は高齢者の運転免許証の保有が多い状況であるが、運転免許証の返納者数も年々増加しており、令和2年度の運転免許証返納者数は80人で、高齢者に対する公共交通による移動支援が重要となっていると示されております。このような状況のもと、市民の公共交通による移動手段として、AIデマンドバス「のるーと美唄」の実証運行が昨年10月1日から始まり、当初は昨年12月31日までとされていました。実証運行は本年3月31日まで延長されました。AIデマンドバスについては、市のホームページに次のような説明があります。「人工知能、つまりAIが予約状況に応じて、運行ルートを考えながら走る乗合サービスであり、市民バスのように決まった時刻表やルートはなく、乗りたい時刻や予定に合わせて利用することができ、効率的に運行するため、待ち時間や乗車時間が比較的少なくなります」との説明がされております。また、昨年11月20日の北海道新聞デジタル版では「のるーと美唄」についての記事がありまして、運行を開始してから約1か月半の利用者数は、延べ1,000人を超えたが、利用登録者は430人で、登録者の半分はまだ使っていないとの記事がありますが、同僚議員の昨年第4回定例会の質問でも、11月末現在の会員登録数は495人であり、利用者数は1,513人であるとのことで、会員登録数と利用者は徐々に増えている状況かと思います。そこで、私も「のるーと美唄」の調査のために2回乗車をしましたが、感想としては、まずスマホのアプリで予約を行ってから、バスを待つ間にはスマホにバスが到着するまでの時間が表示され、ストレスのない乗車ができました。そこで感じたことは、快適な公共交通であるという感じを受けております。さらに、他の乗車予約がなければ、最短ルートで目的地までの運転などは市民の足として大変に利便性が高く、「のるーと美唄」は自家用車を持たない市民、特に高齢者にとっては大変便利な公共交通であると感じたところであります。高齢化が進み、免許証を返納する市民が増えている状況のもと、公共交通としてのAIデマンドバス「のるーと美唄」の普及と充実が市民の足として定着し、この実証運行が実のある結果となることを期待するところであります。現在、「のるーと美唄」の利用方法としては、一つ目に、美唄市役所公式LINEアプリの友達登録から予約する。二つ目に、スマートフォンアプリ、のるーと専用アプリをダウンロードして予約する。三つ目に、予約専用電話に会員登録をして電話で予約する。以上の3通りでありますが、いずれの方法もアプリの登録や会員登録が必要となっており、「のるーと美唄」の利用が多いと思われる高齢者にとっては、少しハードルが高いのではないかと感じるところでありますが、「のるーと美唄」のこれまでの利用状況などについて、3点ほどお伺いしたいと思います。まず1点目としては、「のるーと美唄」の登録者数と延べ利用者数、そしてLINEアプリやスマートフォンアプリ及び予約専用電話ごとの利用割合についてお伺いいたします。2点目として、高齢者には少しハードルが高いと思われますが、アプリ登録が気になり、アプリの登録方法について、市のほうに問合せはないのか、その点についてお伺いいたします。3点目といたしまして、「のるーと美唄」の実証運行期間について、市長の市政執行方針では「実証運行を継続し、既存路線の見直しなど、今後の市内の公共交通体系の検討を進める」とされておりますが、現在、運行されています市民バスや乗合タクシーなどは、「のるーと美唄」の路線が重複することもあり、財政の面からも早期の見直しが必要・重要であると考えるところですが、いつ頃を目処に見直しを検討されているのか、考えをお聞きしたいと存じます。
答弁 市長 桜井恒
AIデマンドバス「のるーと美唄」についてでありますが、初めに「のるーと美唄」の登録者数と延べ利用者数につきましては、令和6年12月末現在で登録者数は647人となっており、延べ利用者数は2,896人となっております。次に、LINEアプリなどの利用割合につきましては、LINEアプリが14%、スマートフォンアプリが31%、予約専用電話が55%となっております。次に、アプリの登録方法などに関する問合せにつきましては、実証運行開始からおおむね1か月間は1日数件程度の電話や窓口における問合せがありましたが、現在は、ほとんど問合せがない状況となっております。次に、今後の市内公共交通体系の見直しについてでありますが、地域公共交通計画における調査・検討期間をおおむね3年間設定していることから、令和9年度に向けて、地域公共交通の見直しを進めてまいります。
質問 9番 山上他美夫
12月末時点で「のるーと美唄」の登録数は647人であり、延べ利用者数は2,896人という数字についてでありますが、市民バスや乗合タクシーを利用していた市民は、「のるーと美唄」が市民バスや乗合タクシーよりも便利だと感じて利用を切り替えたのではないかと思っております。「のるーと美唄」の運行により、同時期の市民バスや乗合タクシーの利用者数はどれぐらい減少したのかについてお伺いしたいと思います。
答弁 市長 桜井恒
市民バスや乗合タクシーの利用者数についてでありますが、「のるーと美唄」の実証運行区間区域内には、市民バス東線の運行区域と日東・茶志内地区の乗合タクシー運行区域の一部が含まれているところであり、「のるーと美唄」の令和6年10月から12月までの実証運行期間と前年同時期を比較したところ、市民バス東線は553人で4%の増加、乗合タクシーは24人で14%の減少となっているところであります。
質問 9番 山上他美夫
「のるーと美唄」を含む地域公共交通の運用については、「のるーと美唄の調査・検討期間をおおむね3年と設定していることから、令和9年度に向けて地域公共交通の見直しを進める」とされておりますが、今後も「のるーと美唄」の利用が好調であれば、財政健全化の面からも、前倒しで既存路線の見直しを行った方が良いかと考えますが、そのようなお考えがあるかどうかについて、お尋ねいたします。
答弁 市長 桜井恒
「のるーと美唄」の運行についてでありますが、既存路線の見直しにつきましては、地域公共交通全体がより効率的かつ持続可能な形になるよう、「のるーと美唄」の実証運行状況を検証しながら、地域公共交通活性化協議会において検討してまいります。