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美唄市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月19日

市中心市街地について

2026年6月19日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「市中心市街地について」質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
山上他美夫 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 山上他美夫

令和8年度第2回定例会において、大綱1点、中心市街地について市長にお尋ねいたします。昭和53年から48年間にわたり、美唄市の中心市街地の賑わいを支えてきましたコアビバイについては、本年4月30日にハローワークと地域おこし協力隊事務所を残して閉鎖されました。その後、空き店舗となったコアビバイについては、協同組合コアびばいが5月8日に破産を申立て、札幌地方裁判所岩見沢支部から破産手続の開始決定を受けたとの報道がなされております。コアビバイの今後については、破産手続の進行に伴い、土地、建物は競売に付されるものと考えます。しかし、競売においても買手がつかなかった場合には土地、建物は長期間放置され、老朽化が進行し、最終的には管理不全の事態に陥ることも懸念されますが、その場合には、滝川のスマイルビルのように、市が億単位の税金を投入して取得するか、行政代執行により、行政が多額の税金を投入して、解体しなければならない事態になると考えます。このような大型空きビルの問題は、美唄市だけの問題ではありません。道内では釧路市の丸井今井釧路店をはじめとして、各都市の中心市街地において、大型空きビルの存在が地域の課題となっており、近年では自治体が公費を投入して解体を行わざるを得ない実質的な行政負担の事例も見られます。そこで、1点目としてお伺いいたします。コアビバイが破産物件として今後長期間放置された場合、建物及び土地の管理責任は誰が負うことになるのか、市の見解をお伺いいたします。次に2点目でありますが、コアビバイがこのまま空きビルとして放置され、美唄市中心街の賑わいが失われていくことは、市全体にとって大きな損失であると考えます。そこで、コアビバイを地域おこし協力隊の活動拠点をはじめ、子育て支援施設や防災拠点、さらにはイベントや展示会、市民活動の場など幅広く活用できる多目的な交流施設として再生し、魅力あるまちづくりの拠点として市が管理運営するべきではないかと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。次に3点目でありますが、コアビバイに隣接するホテルスエヒロについては、2020年から休業したものとなっております。屋外に設置されました階段や看板にはさびが目立ち、さらに内部においても天井の一部が落下し、壁のクロスも雨漏りで剥がれているとの情報もあり、建物の老朽化が進み、安全面の懸念が高まっているものと考えます。このような状況を踏まえて、市は所有者に対して建物の管理状況を確認しているのか。また適正な管理に向けた指導や助言を行っているのかについてお伺いいたします。以上3点についてのご答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 市長 桜井恒

山上議員の質問にお答えします。コアビバイの状況についてでありますが、コアビバイの建物及び敷地の管理責任につきましては、現在、破産管財人の管理下に置かれておりますことから、破産管財人が法的な管理責任を負うこととなっております。なお今後、競売等の手続を経て、所有権が移転した場合には、法令に基づき、次の所有者が適切な管理を行うものと考えております。また、コアビバイの利活用につきましては、市といたしましては、中心市街地の賑わい創出や地域活性化の観点から、その利活用の可能性を探るため、市民参加のワークショップや民間事業者等から幅広く意見を伺うサウンディング市場調査の実施を検討しているところですが、調査の実施について、破産管財人に承認の申入れを行ったところ、今後任意売却を試行し、状況を見て、競売の申立てを行う意向を示しており、調査の実施については、本市が任意売却における対象不動産の購入予定がない限り、承認できないとの回答から、調査の実施を当面見合せております。今後、引き続き破産管財人と慎重に協議を行い、調査の実施に同意を求めてまいりたいと考えております。次に、ホテルスエヒロの状況についてでありますが、長期間休業状態が続いていることから、市としても、建物の状況や安全性について一定の懸念を抱いております。これまでも所有者とは建物の管理状況や今後の方向性について情報を共有しながら、協議を進めてきたところであります。今後につきましても、建物の適切な管理や周辺環境の安全確保を踏まえながら、引き続き所有者と協議を重ね、対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 9番 山上他美夫

再質問させていただきます。現在コアビバイは、破産管財人の管理の下で、売却に向けた手続が進められているとのことでありますが、現状を踏まえると、売却が実現する見通しは大変厳しいのではないかと懸念しております。仮に買手が見つからずに売却に至らなかった場合、建物は空きビルとして長期間放置されることが予想されます。その結果、老朽化が進み、防犯、防災上の問題も深刻化する恐れがあり、最終的には、市が行政代執行により解体撤去を行わざるを得なくなり、多額の公費、場合によっては億単位の税金を投入することも想定されます。また、コアビバイが今後も空きビルのまま放置されれば、中心市街地の賑わいが失われるだけではなく、市全体のイメージの低下や周辺商店街への影響も避けられません。コアビバイをこのまま空きビルとして放置し、将来的には解体撤去という道を選ぶのか、それとも市民が集い、交流し、地域の活力を生み出す施設として活用するかは、美唄市の中心市街地の将来を左右する極めて重要な選択肢であると考えます。コアビバイの利活用については先ほど述べましたが、地域おこし協力隊の活動拠点や高齢者のふれあいサロン、市民が集い交流する市民広場や展示スペース、さらにはワークショップやイベントなどに活用できる多目的な市民交流施設として活用することが、美唄市に現在不足している市民交流の場を創出するとともに、中心街の活性化や市民活動のさらなる醸成につながるものと考えます。道内では釧路をはじめ、中心市街地における大型空きビルの増加が大きな問題となっておりますが、美唄市においてもコアビバイを同様の放置物件としないために、また、中心市街地の賑わい創出のためにも、早期にコアビバイの市民交流施設としての利活用を含めた具体的な活用方法について検討を進めるべきと考えますが改めて市長のお考えをお尋ねいたします。

答弁 市長 桜井恒

山上議員の質問にお答えします。コアビバイの具体的な利用方法についてでありますが、中心市街地の将来を左右する極めて重要な課題であると認識しております。大型空きビルの放置は、釧路市をはじめ、北海道内の他の自治体、さらには全国においても、中心市街地の空洞化、景観や安全性の低下、周辺商店街への影響などをもたらす共通の課題となっており、本市においても決して看過できない問題であります。一方で、施設の改修や再生、若しくは解体するにも、多額の費用がかかることから、財政面を含め、慎重な検討が必要であると考えております。市といたしましては、こうした課題の解決策の一つとして、行政が持つ公共性や公平性、制度的な支援と、民間が持つ柔軟な発想、事業運営のノウハウ、スピード感を組合せ、双方の強みを融合させながら、官民が連携して取り組むことが、これからのまちづくりにおいて重要であると考えております。現在コアビバイは、破産手続中にあり、関係者との調整を要する状況にありますが、今後の利活用の在り方につきましては、ホテルスエヒロを含めた一つのエリアとして、道内外の自治体における空きビル再生や中心市街地活性化の事例も参考にしながら、市民参加のワークショップや民間事業者等からの幅広く意見を伺うサウンディング市場調査の実施に加え、行政として果たすべき役割を整理し、官民連携による賑わいある中心市街地の再生に向けて検討を進めてまいります。以上でございます。

再々質問 9番 山上他美夫

再々質問をさせていただきます。コアビバイ及びホテルスエヒロが今後も長期間にわたり空きビルとして放置されることになれば、中心市街地の空洞化とさらなる衰退につながることが懸念されております。このため、コアビバイについては、市民の交流施設をはじめ、利活用に向けた再開発計画を早期に検討されるよう要望いたします。あわせて、ホテルスエヒロについては、建物の適切な維持管理が行われるよう、所有者と十分な意思疎通に努められることを要望し、私の質問を終わらせていただきます。以上でございます。

答弁 市長 桜井恒

山上議員の質問にお答えします。コアビバイにおきましては先ほど来の答弁の中でご説明しておりますとおり破産管財人の管理下にあり、市としての動きというものが制限されている状況にありますが、何とかこの状況において破産管財人との交渉を進めるとともに、できるだけスピード感を持って地域を今後どうしていくのか、どうやって再生していくのか、市民の皆様の意見の聴取や議会の皆様との議論を経ながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、今後ともその議論に対しまして、ご理解とご協力いただければなというふうに思っております。どうぞよろしくお願いします。

出典:美唄市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月19日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる