美唄市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日
(1)公共施設の整備について/(2)福祉行政について/(3)教育行政について
2024年12月10日、美唄市議会の一般質問で、永森峰生議員が「公共施設の整備について」「福祉行政について」「教育行政について」について質問し、市長 桜井恒、教育長 石塚信彦が答弁しました。
- 質問者
- 永森峰生 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒、教育長 石塚信彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 永森峰生
令和6年第4回市議会定例会において、大綱3件について、市長並びに教育長に質問いたします。1件目、公共施設の整備について、公共施設のLED化への整備についてでございます。国においては、水銀及び水銀化合物の人為的排出からの人の健康及び環境を保護することを目的とする「水銀に関する水俣条約」を締結し、「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」等に基づく措置を行っているところでありますが、令和5年11月に開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」におきまして、水銀添加製品である一般照明用の蛍光ランプを、その種類に応じて、令和7年末から令和9年末までに製造及び輸出入を段階的に廃止することが決定いたしました。これを受け、令和6年2月に国から今後の対応等について通知があったとは思いますが、そこで、本市においては、これまで、公共施設のLED化の整備については、様々な施設において、整備をされてきていることは承知しているところですが、全体の整備率について伺います。また、特に防犯の観点から、街路灯のLED化の整備は重要と考えておりますが、その整備率について伺います。2件目については、福祉行政について、生活困窮者自立支援事業の拡充と子ども食堂についてであります。私は、令和5年第4回市議会定例会において、物価高騰が続く中、生活が困窮している子育て家庭の支援がより必要であるとし、貧困の連鎖を防止するためにも、生活保護世帯の子どもを含む生活困窮世帯の子どもに対する「子どもの学習・生活支援事業」を実施し、社会福祉協議会や民生児童委員・教育委員会とも連携し、どんな子どもでも参加でき、居場所や食事を提供する子ども食堂への展開について伺ったとともに、事業の目標や子ども食堂への参加意向調査を実施すべきとの質問をしましたが、答弁として、「子ども学習・生活支援事業」は、貧困の連鎖を防ぐという趣旨、また、学習障がい、ヤングケアラー等の社会問題などから、子どもの施策の充実は大変重要だと認識し、どのような取組が効果的なのか、また、子どもたちの将来に有効となる事業展開とすべく今後、実現に向け協議するとのことでしたが、その後、実態調査や意向調査を実施したのか。また、結果についても伺うとともに、協議により、どのような事業展開の方向性になったかを伺います。3件目、教育行政についてであります。教育の教員の働く環境の改善に向けた取組の充実についてであります。私は、令和6年第3回市議会定例会で、教員の長時間労働の実態について、教員の業務支援やICT教育支援員の配置などの取組による成果について伺ったところ、前年度と比較し、小学校で4.3ポイントの減少、中学校で14ポイント減少したとのことでありました。また、教員業務支援やICT教育支援員の拡充は、教員の負担を軽減する上で、大変効果的な施策であり、引き続き支援員の配置を推進するとのことでありました。しかし、令和6年第1回市議会定例会での答弁の中では、令和6年度については、北海道教育委員会の「教員業務支援員配置事業」の配置要件は、「12学級以上の公立小学校など」となっていることから、中学校については対象とならないとのことでありましたが、結果として、現在、配置されている教員業務支援員は何人配置されているのかを伺います。また、スクール・サポート・スタッフの配置は必要であるとの認識を示し、予算の確保に努めているとしています。これから、令和7年度の予算の調整が始まりますが、もちろん財源の確保は重要であります。施策の成果も出ていますし、教員には、「いじめ」や「不登校」などにつながる児童の些細な変化に、より気が配れるような体制を作っていくためにも、市の単独事業としてでも支援員を確保し「教員業務支援員事業」を継続していくべきと考えますが、教育長の見解を伺います。2点目について、不登校の児童・生徒の対応についてであります。私は、令和5年第3回市議会定例会で、不登校の児童・生徒の実態や対応について質問しているところですが、答弁として、適応指導教室やスクールソーシャルワーカーなどと連携し、児童・生徒が安心して通える学校づくり、その保護者の意向等を尊重し早期対応に取り組むとし、また「校内教育支援センター」の設置については、「自分の学級に入りづらい児童・生徒にとって、自分に合ったペースで学習や生活ができる環境が学校内にあることで、不安が軽減され、学習意欲の回復につながる」とし、設置について検討するとのことでした。「校内教育支援センター」は、学校やクラスに入りづらいと感じている児童や生徒の「居場所」をつくろうと、文部科学省が設置を推奨しているもので、教職員ではない支援員を配置し、「校内フリースクール」とも呼ばれています。文部科学省の調査では、今年の7月時点で、全国での設置率は46.1%、札幌市を除く北海道では40.4%、札幌市では98.3%設置されていて、不登校の状況は好転していると報告されています。そこで、空知管内で実施している主な市町と設置率について伺います。不登校の児童・生徒の実態は、令和4年度、小学校3人、中学校38人、合計41人、令和5年度、小学校9人、中学校21人、合計30人との報告がありました。全体としては11人減少していますが、私は小学校が6人増加していることに危惧しています。不登校の問題は、早期対応が重要であると考えております。令和7年度の予算の調整が始まりますが、「校内教育支援センター」の設置について、支援員の配置については、国や北海道からの一定の補助金も確保されていることも踏まえ、来年度から取り組むべきと考えますが、教育長の見解を伺います。
答弁 市長 桜井恒
公共施設のLED化への整備についてでありますが、公共施設の照明LED化については、令和2年10月の国における「2050年カーボンニュートラル」宣言を受け、本市としても、ゼロカーボンのまちづくりの推進に取り組むこととし、令和3年度に実施した本庁舎の照明設備改修をはじめ、順次、整備を進めているところであります。整備に当たっては、電気料の削減効果の大きい施設を優先してLED化を進めており、令和5年度からは、地方公共団体が脱炭素化の取組を計画的に実施できるよう、地方財政措置として新たに創設された「脱炭素化推進事業債」を活用し、消防庁舎や公民館・市民会館、体育センターなどの照明設備を改修するなど、令和5年度末における公共施設全体での整備率は、「美唄市公共施設等総合管理計画」に登載している施設数で申し上げますと約24%、延べ床面積では約55%となっているところであります。また、市が管理する街路灯につきましては、現在1,413灯を設置しておりますが、経費節減の観点から、平成27年度より消費電力の多い水銀灯から順にLED化を進めているところであり、令和5年度末での実績は766灯のLED化を実施し、LED化率は54.2%となっております。なお、2027年までの一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入の段階的廃止に関する国からの通知については、本年5月22日付けで、空知総合振興局を通じて通知があったほか、経済産業省及び環境省、並びに関係各団体において注意喚起がなされていることは承知しているところであります。次に、生活困窮者自立支援事業の拡充と子ども食堂についてでありますが、現状において、実態調査や意向調査などは行っていないところでありますが、現在の社会情勢では物価高騰により低所得世帯の生活は極めて苦しい状況であることは十分認識しております。本市では、生活困窮者自立支援制度の任意事業として「生活困窮者就労準備支援事業」、「家計改善支援事業」の2事業を実施しておりますが、「子どもの学習・生活支援事業」については、生活保護世帯の令和6年3月末の高校進学率が100%、高校卒業者の就職率も100%となっており、高卒者の社会参加や生計維持が保たれていることから、実施はしておりません。国においては、近年、子どもの居場所がないことは、孤独・孤立の問題と深く関係しており、子どもが生きていく上で居場所があることは、不可欠であるとしています。成熟社会における地域コミュニティの変化や価値観の多様化などにより、問題・課題は複雑化しておりますが、貧困の連鎖を防止するためには様々な施策を講じていくことが重要であります。最近では、子ども食堂に関心を寄せている市民の方がいらっしゃるとの話もあり、子どもの学習支援や居場所づくりへの機運をさらに高めていかなければならないと考えております。今後につきましては、事業展開に向け、人材確保や体制づくりなど、どのように取り組んでいくのか、他市の先行事例を参考とし、有識者からの助言などを受けながら、認識をさらに深め、関係部局、関係機関との連携体制の構築に向け、十分協議をしてまいります。
答弁 教育長 石塚信彦
初めに、スクール・サポート・スタッフについてでありますが、令和6年度につきましては、北海道教育委員会の「教員業務支援員配置事業」を活用し、対象要件である「12学級以上の公立小・中・義務教育学校及び道立特別支援学校」の要件を満たしている各小学校への配置を申請いたしましたが、東小学校への1人の配置となり、中央小学校につきましては、配置を見送られたところであります。令和7年度につきましては、スクール・サポート・スタッフの配置は必要であると考えることから、道教委の事業の情報収集に努めるとともに、配置の対象とならない学校への配置に向けて、市長部局と協議を進めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、働きやすさと働きがいのある職場づくりを目指し、教員の働く環境の改善に向け、学校の実情に応じた適切な業務分担の推進のほか、教員が健康でやりがいを持ち、子どもたちと向き合うための時間や授業準備の時間が十分に確保できるよう、労働環境の整備に努めてまいります。次に、不登校児童・生徒の対応についてでありますが、空知管内の校内教育支援センター設置状況につきましては、令和6年11月現在で校内教育支援センターを「設置している」又は「一部の学校に設置している」割合は、夕張市、奈井江町、長沼町などの25%、「設置していない」割合は75%となっており、全国の令和6年7月現在の設置率46.1%を下回っている状況にあります。設置していない市町においては、本市と同様に学校独自に空き教室等を活用し、不登校児童・生徒のニーズに合わせた受け皿を整備しているところもあると承知しております。次に、設置についての本市の考え方と予算の確保につきましては、全国的に不登校児童・生徒数が増加し続けている中、本市における不登校児童・生徒数も年度によって変わりますが、全国と同様な傾向にあると承知しており、不登校児童・生徒が学びたいと思ったときに学べる環境を整備していくことは重要なことであると認識しております。また、令和5年3月、文部科学省が取りまとめた「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」いわゆる「COCOLOプラン」の中の取組の一つである「校内教育支援センター」は、自分のクラスに入りづらい児童・生徒にとって、自分に合ったペースで学習・生活できる落ち着いた環境が学校内にあることで不登校の状況が好転するなどの効果が表われていると聞いております。教育委員会としましては、不登校・不登校傾向児童・生徒の学びの幅が広がることは大変望ましいことから、設置に向けて、市長部局と協議を進めてまいりたいと考えております。
質問 1番 永森峰生
1件目、公共施設の整備のLED化の整備についてでありますが、これまでLED化については、電気料の削減効果の大きい施設や水銀灯などを優先して整備を進めてきたことは理解しました。整備されていない施設について、今後どのような計画をもって対応していくのかを伺うとともに、街路灯については、町内等が所有しているものがあると思いますが、これまでどのように対応してきたのか。また、今後においては、どのように対応していくのかを伺います。2点目、福祉行政、生活困窮者自立支援事業の拡充と子ども食堂についてであります。答弁では、物価高騰により、低所得世帯の生活は極めて苦しいと認識し、国においては、子どもの居場所がないことは、孤独・孤立の問題と深く関係し、子どもが生きていく上で居場所があることは不可欠としていることから、貧困の連鎖を防止するには、施策を講じることは重要であるとしています。私が提言しているのは、子どもたちの居場所づくりの施策として、まずは、生活困窮者自立支援制度を活用し、「子どもの学習・生活支援事業」に取り組み、学校の勉強の復習や宿題に取り組む姿勢、学習意欲や社会性の育成を行いながら、居場所づくりに賛同する市民の機運の状況により、子ども食堂へ展開していくべきと考えているものです。市長の見解を伺います。
答弁 市長 桜井恒
公共施設のLED化に向けた今後の対応等についてでありますが、本年度においては、水銀灯の製造中止に伴う、市営温水プールのアリーナ照明設備改修のほか、公営住宅共有スペースの改修を実施しておりますが、小中学校を含む「学校教育系施設」や体育センターや総合体育館を含む「スポーツ・観光系施設」、市庁舎や消防庁舎を含む「行政系施設」など、比較的延べ床面積の大きな施設の多くは、既にLED照明への転換を終えているところであります。今後におきましては、「美唄市公共施設等個別施設計画」における再編方針等を踏まえ、維持すべき位置付けとしている施設については、費用対効果や各施設の個別事情も勘案するとともに、蛍光灯の製造中止及び輸出入の段階的廃止も視野に、地域管理の街路灯も含め、毎年度、予算編成の中でLED化の実施や時期などについて検討してまいります。また、町内会などで管理している街路灯につきましては、平成27年度より街路灯の設置費に係る補助率を7割に引き上げLED化を進めているところであり、令和5年度末での実績は、3,126灯の内、2,824灯がLED化され、LED化率は90.3%となっております。今後においても、各町内会に対し、街路灯設置費の補助金についてお知らせするなど、LED化を進めていただくよう努めてまいります。次に、生活困窮者自立支援事業の拡充と子ども食堂についてでありますが、子どもの学習・生活支援事業を進めるに当たっては、学習支援を行う人材や、子どもが集まる場所の確保、運営体制の構築、それらを統括する団体の選定など、様々な課題があることから、それらの解決に向けた検討を引き続き行うとともに、地域において協力していただける方の掘り起こしなどのため、市民向けの講演会などの開催についても検討してまいります。市といたしましては、子どもにとって、安全で安心して過ごせる場所で、様々な学びを経験することにより、子どもが本来持っている主体性や想像力を十分に発揮して社会で活躍していけるよう、居場所づくりに取り組んでまいりたいと考えております。