美唄市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月10日
(1)人事行政について/(2)商工業振興について
2024年6月10日、美唄市議会の一般質問で、永森峰生議員が「人事行政について」「商工業振興について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。
- 質問者
- 永森峰生 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 永森峰生
令和6年第2回市議会定例会一般質問において、大綱2件について、質問いたします。1件目について、人事行政についてでございます。一つに、職員の普通退職の実態についてでございます。新聞報道によりますと、総務省が2023年度に行った「地方公務員の退職状況等調査」では、全国の自治体職員の教員や警察などを除く一般行政職員のうち、2022年度に主に自己都合で仕事を辞めたのは1万2,501人で、2013年度の5,727人と比較し、10年間で2.2倍となっていると掲載がありました。また、30代までの若手が3分の2を占め、自治体関係者は、根本には人員減と業務量の増大等が原因と話しています。そこで、本市においては、この10年間の状況についてどうなのか。また、30代までの占める割合についても伺います。さらに、原因についてどう認識しているのかを伺います。次に、職員の健康管理についてでございます。最近、地方自治体職員が仕事上のストレスなどから、うつ病を発症し、自殺したというニュースをよく聞きます。地方公務員安全衛生推進協会の調査によると、2022年度に精神疾病など「精神及び行動の障がい」で1か月以上休んだ自治体職員は、10年前の1.8倍に増えていると発表しています。総務省では、職員1人当たりの仕事量が増え、デジタル対応など、内容も複雑となり、業務負担が重くなっていると分析し、職場の余裕が失われて若手の教育に手が回らないほか、行政に対する過度なクレームなどハラスメントも影響している可能性があると見解を示しております。このような中、本市においての現状について伺うとともに、10年前と比較してどうなのかを伺います。また、職員の仕事上のストレスの抑制と働きやすい職場環境を整備していくためには、どのような対策が必要なのか、市長の見解について伺います。大綱2件目についてであります。商工業振興について、一つ目には、企業立地についてでございます。市長は、市政執行方針の中で、次世代半導体やデータセンター事業など、空知団地の優位性を積極的に情報発信し、地域活性化企業人と連携し企業誘致を進めるとしています。確かにラピダスが次世代半導体製造工場を千歳に建設することで、様々な関連企業が殺到しているとのことで、何かしら本市にも波及することを期待しています。誘致活動において、具体的に何をもって優位としているのかを伺うとともに、私は、戦略的に進めることが重要と考えています。どのような施策を進めていくのかを伺います。また、美唄ハイテクセンターについては、貸付金が毎年増額している中で、経営の改善に向けた取組が必須と考えております。今後の事業の在り方について伺います。次に、雇用対策についてでございます。雇用機会の拡大と企業の人材を図るため、人材のグローバル化を踏まえ、外国人労働者に対する相談窓口や日本語教室の開設を検討していくとしていますが、今後の社会経済の中で、人手不足が喫緊の課題とされている中、外国人の労働力は重要と考えています。本市において、外国人労働者の現状について伺うとともに、相談窓口の設置や日本語教室の開設について、地域との共生を支援する組織体制とは、具体的にどのようなことを考えているのかを伺います。
答弁 市長 桜井恒
職員の普通退職者の実態についてでありますが、初めに、この10年における一般行政職の自己都合による退職者数について申し上げますと、平成26年度が7人、平成27年度が6人、平成28年度が2人、平成29年度が4人、平成30年度が5人、平成31年度が5人、令和2年度が4人、令和3年度が4人、令和4年度が4人、令和5年度が7人、10年前からの合計は48人となっており、このうち30代までの退職者は18人で、全体の37.5%となり、年度別の退職者数に大きな差異はないところであります。また、若手職員が退職に至る要因につきましては、個々のプライバシーに関わることでもあり、全てを把握しておりませんが、職員から自己都合による退職の申出があった場合には、総務課と所属課により、その経緯などについて面談を行っているところであり、総じて、給与や休暇等に関し、よりよい待遇を求めたり、新たな職種へ挑戦するためと受け止めているところであります。次に、職員の健康管理についてでありますが、初めに、メンタルの不調による病欠者・休職者の現状につきましては、各年度において多少ばらつきはありますものの、令和5年度と10年前の平成25年度の比較で申し上げますと、平成25年度が2人、令和5年度が18人となっており、9倍の増加になっているところであります。また、メンタルの不調の要因につきましては、一般的には、業務量の増加や職場における人間関係、ハラスメントなど、様々な要因が考えられておりますが、メンタルの不調は職員個々のプライバシーに関わることでもあり、その要因の把握が難しい状況にあります。このため、総務課と所属課が連携を取りながら、メンタルの不調の経過を踏まえ、主治医の診断結果に基づきアドバイスを頂きながら、職場配置、勤務体制、勤務時間等について協議を行うなど、個別に必要な対応を行っているところであります。次に、職員の健康管理に向けた取組につきましては、労働安全衛生法及び美唄市職員健康管理規則に基づき、衛生委員会を設置し、職員の安全と健康の確保に努めているところであります。また、メンタルヘルス対策につきましては、早期の発見や予防が重要であることから、医療機関とメンタルヘルスケアアドバイザー契約を締結し、職員とその家族、管理監督職員が医療機関あるいは市役所内において相談を受けることができる体制を整えているほか、労働安全衛生法に基づくストレスチェックを実施し、必要な場合には、産業医の面談を受けることとしています。さらに、休職等による長期の職員の欠員が見込まれる場合には、業務への影響などに配慮し、必要に応じて、人員配置により対応しており、休職職員には円滑に職場復帰ができるよう、職場の環境整備に努めているところであります。今後とも、職員の健康状態の把握に努めるなど、職員の健康管理に必要な対策をしっかり講じてまいりたいと考えております。次に、企業立地についてでありますが、市政執行方針で示しております空知団地につきましては、広大な分譲面積や豊富な工業用水、全国最安クラスの分譲価格、さらには、台風や地震などの自然災害も少ないといった優位性があるものと考えております。また、雪冷熱を活用したWDC構想では、脱炭素社会に貢献する自然冷熱システムを導入した事業により、二酸化炭素の排出量削減が図られ、地域資源である雪の利活用による事業展開が地域の活性化に寄与し、大きな注目を集めております。今年度は半導体関連産業への企業誘致を推進していくため、国や道をはじめ、国内外の情勢を注視しながら、次世代半導体関連産業の集積に向けた新たな取組として、奈井江町と構成する「空知団地企業誘致推進会議」の事業において、空知工業団地の周知活動並びに半導体関連産業が本市に進出する可能性について調査を行い、積極的に取り組んでまいります。次に、美唄ハイテクセンターについてでありますが、地域経済の振興と地域情報化拠点施設として、平成4年10月に開設し、現在は7社で8室に入居されておりますが、施設の老朽化に伴う維持管理費や光熱水費の増加のほか、入居率が48%と非常に厳しい経営状況が続いているところであります。このため、市では増収につなげる改善策として、昨年度より企業誘致やワーケーション事業に携わる地域活性化企業人を1人配置したところであり、今後におきましても、空知工業団地を含めた誘致活動を通じて、入居の促進を図るほか、サテライトオフィスを活用した企業研修型のワーケーションプログラムの実施など、企業誘致に努めてまいります。また、今後の事業の在り方につきましては、経営改善策などが株式会社ハイテクセンターの取締役会の中でも協議されており、さらには、北海道とも改善策について、指導や協議なども行われていることから、市といたしましては、運転資金の貸付等を行いながら、経営の安定化が図られるよう支援してまいります。次に、雇用対策についてでありますが、初めに、本市の外国人労働者の現状につきましては、令和6年5月末の外国人住民登録者数で申し上げますと、69世帯109人となっており、そのうち労働関係では、在留資格の登録区分として技能が33人、技能実習が20人の状況であり、外国人労働者の登録は年々増えている状況であります。国では、人口減少が避けられない中、外国人材が一層貴重な労働力になるものとして、人材確保及び育成を目的に育成就労制度を創設したところであり、技能実習を中心として、地域に在住する外国人や就労者を対象に日本語教室の支援策が講じられております。本市における日本語教室の考え方につきましては、就労外国人を中心としたコミュニケーションという意味で、支援する地域住民の体制づくりなども重要であると考えております。このため、今年度は、外国人の仕事や生活等のために、日本語を学ぶ機会や互いの文化を学ぶイベントの開催、外国人を支援する側の研修など、周辺自治体等の取組を参考とし、今後における外国人労働者に対する支援策について検討することとしております。次に、相談窓口につきまして、新たに、本年4月から経済観光課に設置し、広報紙メロディーにおいて開設を周知しているところであり、これまでの問合せ内容については、市民から「市内に在住する外国人の出身地」に関する問い合わせが1件ありましたが、外国人本人や外国人を雇用する企業等からの相談には結びついていない現状から、今後につきましては、多言語を用いたSNS等での情報発信や市のホームページなどで周知を行い、受入体制の強化に努めてまいります。また地域との共生を支援する組織体制につきましては、外国人の方が地域で安心した生活を送れるよう、市内で活動されている方々との連携を深めながら、多文化共生社会の構築に向けた組織体制づくりを検討してまいります。
再質問 1番 永森峰生
それでは、再質問について2点お伺いいたします。一つ目につきましては、職員の普通退職者の実態についてでございます。今ご答弁ありましたが、10年間の合計で48人のうち、30代までの職員は18人、37.5%ということでありますが、特に若い職員の退職は、本市が進めている持続可能な行政運営を進める中で、住民サービスの低下や組織弱体化が懸念されます。今後の対策について伺います。次に、雇用対策についてでございます。相談窓口の対応についてでありますが、今後、多言語を用いたSNS等での情報発信や市のホームページなどで周知し、受入体制を強化するということですが、外国人労働者を雇用している企業によりますと、言語の障壁があり、コミュニケーションに苦労しているという報道もありました。今後、外国から訪れた方々に対する受入体制と人材の確保が必要と考えますが、市としての考え方について伺います。
答弁 市長 桜井恒
今後の対策についてでありますが、人口減少や少子高齢化に伴い、将来にわたり持続可能なまちづくりが求められている中、職員の確保が最も重要な課題となっていると考えているところであります。また、職員が安心して業務に取り組み、キャリアを積み重ねていくことのできる人材育成プログラムの充実のほか、産前産後休暇や育児休業など、比較的長期の休暇・休業が安心して取得できる仕組みなど、生活への影響や不安がなく働ける環境づくりを進めることも必要なものと考えているところであります。いずれにいたしましても、職員の安全と健康を保持し、事務事業の適正な執行と市民サービスの確保が図られるよう、職員にとって安心して仕事できる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、外国人の受入体制についてでありますが、人口減少が避けられない中で、外国人労働力は重要であると捉えておりますが、今後は就労者だけではなく、様々な理由で来訪する外国人に対し、地域に根付き共生できる環境を整えることも、必要な人口減少対策と考えております。このため、今後の受入体制につきましては、円滑なコミュニケーションを図ることを目的に、相互間における言語や文化を学習する機会を推進するため、日本語教室の開催や受入組織、人材確保などについて、商工会議所や関係団体等と連携をしながら検討してまいります。