美唄市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日
(1)自治体間の連携について/(2)多文化共生社会について
2024年3月11日、美唄市議会の一般質問で、江川いつみ議員が「自治体間の連携について」「多文化共生社会について」について質問し、市長 桜井恒、教育長 石塚信彦が答弁しました。
- 質問者
- 江川いつみ 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒、教育長 石塚信彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 江川いつみ
令和6年第1回定例会において、大綱2点について、市長並びに教育長にお伺いいたします。まず、はじめに本日は3月11日ということもありまして、平成23年の東日本大震災で亡くなられた美唄の人口よりもはるかに多い方々、そして、元旦に起きた能登半島地震でお亡くなりになられた方々に追悼の意を表しますとともに、ご遺族、被災された方々にお見舞いを申し上げます。また、被災地の皆様の安全と1日も早い復旧・復興をお祈りいたします。それでは質問に入ります。本日の質問は、少しでも人口減少に歯止めをかけ、人材不足、社会資源不足など、どのように補うかを考えて、質問に至ったものであります。一つ目に、自治体間の連携について。特に、自治体間の協定について、お伺いいたします。ボランティア元年と言われた阪神淡路大震災を契機に、東日本大震災、能登半島震災など、災害の発生時には市民ボランティアだけでなく、自治体間の連携・協力も多く見られるようになりました。本市においても、近年においては、令和3年の大規模水道事故、そして昨年の豪雪対策の際に、他自治体との連携により、人材や資源などが導入され、住民の命が救われ、日常生活の安全・安心が保たれたと思っております。このように現在では、災害時は全国レベルでの自治体間の協力・連携は当たり前に行われており、今後システム化が期待されるところであります。さらには、人口減少、過疎化や少子高齢化など、同じ課題を持ち、共通の取組を行っている自治体が情報を共有し、政策の連携が図られることで、また協働の調査・研究が進むことで、あらゆる分野において、より効果的な事業実施やサービスの提供が可能となり、経費も節減できると考えられます。当市では、既に複数の自治体と協定を結び、また人材派遣も行われています。そこで2点についてお伺いいたします。1点目として、本市と周辺自治体、特に南空知圏域での連携・協定について。2点目として、人材交流も行われている東川町とのパートナー協定について、協定を結ぶに至った経緯や目的、現状、成果などについて、市長にお伺いいたします。二つ目に、多文化共生社会について、多文化共生社会の在り方や多文化共生と教育について、市長並びに教育長にお伺いいたします。昨年末、医師会との懇談会で、美唄市は外国人に優しいまちになっていないのではないか。また、海外からの留学生からは「美唄市内で外国人を見かけないが住んでいるのか、それともコミュニティが違うのだろうか」と疑問を投げかけられました。また、介護現場の外国人人材は日本語の習得を自国のオンライン指導に頼り、生活支援は施設職員がプライベートの時間を割いて行っているという話も伺いました。市の総合計画の中には「外国人」という言葉は見つかりませんでした。しかし、「誰ひとり置き去りにしないまちづくり」をうたっており、住民として公平に扱うということなのだろうと解釈します。「美唄市ひと・まち・しごと総合戦略」の中では、労働者として、また4月に施行される「高齢者保健福祉計画」の中には「外国人人材に対し、多文化共生等に配慮した支援をする」と書かれております。そして、この度、市長の市政執行方針には、新たに「外国人労働者に対する相談窓口や日本語教室を検討するなど、地域との共生を支援する組織づくりに努める」とありました。そこで、多文化共生社会について、次の3点を市長にお伺いいたします。1点目として、本市に在住する外国人労働者の実態として、人数や業種、技能実習生の有無、生活の状況などを把握している範囲でお伺いいたします。2点目として、外国人人材の創出、関係人口の増加の一助となりうるのではないかと思われた日本語学校については、残念ながら令和6年度の予算には計上されていません。東川町では、公立の日本語学校として、先般、NHKのテレビ番組で紹介され、外国人学生の皆さんが安い学費で、さらに日本文化も楽しく学べる場所として笑顔で話しておられたことがとても印象的でした。これぞ「ときめき」だと私は思うのですが、日本語学校の調査結果についても併せてお伺いいたします。3点目として、外国人人材は労働者であると同時に住民であります。住民の1人として理解し、必要な配慮を行わなければならないと考えますが、多文化共生社会の在り方について、市長はどのように考え、市はどのように取り組まれているかを伺います。次に、多文化共生社会と教育について、教育長にお伺いいたします。当市は、外国語指導助手を導入して、外国語教育を行っています。また、教育執行方針の学校教育の章には「外国の言語や文化について理解を深め、コミュニケーション能力を高めるなど、英語力向上に努める」とされています。言語を学ぶ目的は何でしょうか。言語習得だけでグローバルな人間形成ができるものでしょうか。私は学校教育における多文化共生が子どもたちにもたらすものは大きいと考え、子どものうちにできるだけ多様な人々、多様な文化に触れ合うことが大切であると考えています。是非、教育長のお考えをお伺いしたいと思います。
答弁 市長 桜井恒
自治体間の協定についてでありますが、はじめに、南空知圏域での連携・協定につきましては、「地域の自立的な発展が見込まれる圏域の総合的、重点的な振興整備を図る」という国の方針の下、平成3年に南空知地域の優れた地域特性や地域資源を最大限に活用しながら、都市圏との交流拠点の形成、産業の活性化などに努め、「魅力ある調和のとれた圏域」を目指し、現在の夕張市、岩見沢市、三笠市、南幌町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町及び本市の9市町により、「南空知ふるさと市町村圏組合」を設立したところであります。この南空知ふるさと市町村圏組合では、これまで、移住定住につながる圏域のプロモーションや地域情報等の発信、物産の販路拡大など圏域で一体的に取り組むことにより、効果が期待されるソフト事業及び構成市町の活性化に寄与する各種支援事業に取り組んでおります。加えて、昨今の人口減少や少子高齢化の進展に伴い、顕在化する課題に対し、地域で持続的に多様な行政サービスを提供していくためには、適切な相互補完と役割分担による広域的な連携が重要であることから、北海道による広域連携加速化事業に南空知9市町で取り組むこととし、令和2年10月に協定を締結したところであります。この協定に基づき、南空知圏域に必要な生活機能の確保及び地域の活性化を図り、安心して暮らせる圏域を形成することを目的に、生活機能の強化に係る政策分野として「地域防災体制等の充実」、結びつきやネットワークの強化に係る政策分野として「地域公共交通の維持確保と利用促進」及び「ICTインフラの研究・活用」の三つの取組により、共同による各種事業を実施しているところであります。次に、本市と東川町のパートナー協定につきましては、人口減少社会における持続可能なまちづくりを推進するため、2040年に本市の人口が約1万2,000人になるものとの推計がある中、移住者の増加により人口が増加している東川町のまちづくりに対する様々な取組を学ぶため、令和2年度からの職員派遣を契機に、相互の交流が始まったところであります。これまで、職員派遣による人事交流につきましては、令和5年度までに本市から東川町へ職員4人を派遣し、令和5年度からは東川町からも職員1人の派遣を受け入れているところであります。また、令和3年に本市で発生した大規模水道事故の際には、東川町から飲料水等の支援をいただいたほか、令和4年度には、本市の地域おこし協力隊が東川町に出向き、東川町の取組を学んだところであります。それらの交流をとおして、今後において、両自治体のパートナーシップを構築し、新たな社会価値を共創する事業を推進するため、それぞれの特性を生かし、連携による取組を進め、相互が発展することにより、広く社会の活性化に寄与することを目的に、令和4年12月にパートナー協定を締結したところであります。令和5年度においては、職員が双方の夏祭りに出展し、それぞれのまちのPRとともに、地域の人々とのふれあいや職員の親睦などにより交流を深めたところであります。次に、多文化共生社会の在り方についてでありますが、「外国人労働者の実態」につきましては、令和6年2月末の外国人住民登録者数で申し上げますと、75世帯95人の登録となっており、そのうち労働関係では、在留資格の登録区分として技能が32人、技能実習が14人の状況であります。また、外国人労働者の就職先につきましては、令和5年度実施の労働基本調査の調査結果によりますと、産業別では、建設業、製造業、運送業、小売業、飲食店、福祉の分野に就労しているところであります。次に、今年度実施した日本語学校の調査結果につきましては、昨年12月末に専門知識を有する委託事業者から調査結果について、報告書の提出があり、内容としましては、設立に関する要件や生徒に関する事項などをまとめたものとなっております。設立に関する要件といたしましては、日本語学校が利益を見込むために数年かかるため、その間の資金が必要になるなどの経営基盤に関する要件、校舎の面積が最低115平方メートル、学生1人当たり2.3平方メートルが必要といった校舎や敷地など不動産に関する要件、日本語学校設立申請時に校長及び教務主任の雇用、開校までに最低3人の専任教員を確保しなければならないことに加え、その他事務員等を含めると3人から6人分の人員が必要になり、日本語学校設立には高いハードルがあるものと認識したところであります。最後に、多文化共生社会に向けた取組につきましては、美唄市公式ホームページや観光パンフレットなどの多言語化を図るほか、これまで外国人の地域おこし協力隊の活動を通じて、中華大学観光学院インターンシッププログラムにおいて、学生の受け入れや台湾の料理教室などを開催し、市民が多文化と触れる機会の創出や、「やさしい日本語教室」を開催し、外国人と話しやすい環境づくりの取組を進めてまいりました。現在は外国人労働者の増加に加え、インバウンドも拡大し、外国人の方の流入が増加しておりますことから、今後におきましては、外国人の方にとって住みよいまち、滞在しやすいまちとなるよう、地域で活動している国際交流団体との連携を深めながら、実際に美唄にいらっしゃる外国人の方や就労先のお話を伺うなど、生活実態や課題等の把握に努めてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 石塚信彦
多文化共生における外国語教育との関わりについてでありますが、学校では、グローバル社会を生きる子どもたちが視野を広く持ち、未来を自らの力で生きることができるよう教育活動を展開しているところであります。また、児童生徒が我が国の言語や文化に加えて、諸外国の多様な言語や文化、価値観等について理解し、その考え方が身に付くよう取り組んでいるところでもあり、外国語指導助手を活用した授業はその一つであると考えております。このため、外国語教育では、外国語を通して、言語や文化について体験的に理解を深め、日本語と外国語との音声の違い等に気づいたり、基本的な表現に慣れ親しむなど、言語やその背景にある文化に対する理解を深め、主体的に外国語を用いてコミュニケーション能力を育んでいるところであります。子どもたちにとって、自身の生活と異なる言語や文化に触れることは、多様な物の見方や考え方、価値観等を理解するきっかけとなることから、外国語指導助手はもとより、地域や関係機関の協力を得ながら、国籍や民族などの異なる人々が互いの文化的違いを認め合う教育活動を進めてまいりたいと考えております。
質問 3番 江川いつみ
まず、自治体間の連携についてですが、地方自治法第2編、普通地方公共団体第1章、注釈第8条においては、市となる条件として、人口5万人以上、中心市街地に全戸数の6割以上、商工業など都市的業態に従事する者、同世帯員が人口の6割以上であるということに規定されておりますが、南空知圏域は、旧産炭地、閉山人口流出ということもあり、岩見沢市を除き、人口や資源が不足しているにも関わらず、町や村に降格することもなく、多大な業務だけは果たさなければならないという使命を課せられた市町が多いと言えると思います。人口減少によって、市職員の数も減ってきていますが、事業数や課題は増えているのではないでしょうか。近年、複数の計画が業者委託によって作成されている実態を見ても、職員の人材不足が伺えます。先に申し上げたとおり、南空知圏域にある市町は同じ課題を抱えていると考えられます。その点において、協定を継続的、計画的に有効活用することが重要であると考えます。しつこいようですが、この協定について、市長に再度お考えをお伺いしたいと思います。2点目の東川町とのパートナー協定ですが、東川町のパートナー協定やオフィシャルパートナー協定というのは、東川町が関係人口を増やしたり、ふるさと納税、寄附金を増やすということを目的に多くの市町村、企業に対して行われているまちおこしの一つの手法であると思っております。美唄市は東川町にならって、多くの市町とパートナー協定を結んでいるわけではありません。だからこそですが、東川町は、まちづくりのノウハウを駆使し、多くの地域おこし協力隊や地域活性化起業人を活用し、人材不足を補い、人口の増加が見られるまちであり、本市としては、その協定を太いパイプとしてまちおこし、まちづくりを先進地から学ぼうと、職員派遣、人材交流を行っているものだと思います。学ぶということは、まねるということに通じます。その点で大きな価値がある協定だと考えられます。パートナー協定の成果を発揮するためには、派遣した職員が本市に戻り、習得したものをしっかり目に見える形で、他の職員に波及させ、また実践し、本市で生かすことが重要であると思います。その点について、市長のお考えをお伺いしたいと思います。次に、多文化共生について、再質問させていただきます。外国人人材の実態や日本語学校の調査結果については、現時点では理解いたしました。市政執行方針のむすび、市長の「ときめき」という言葉は、希望と安心のことだと説明されました。実は市民としては、言葉の意味ではなく、具体的にどのような施策を打ち出されるかということを期待して待っております。まちづくりの施策については二つの方向があり、まちおこしとまちづくりであると考えます。私の解釈ですが、希望はまちおこし、人口増加や経済発展、安心はまちづくり、都市計画や福祉に当たるのではないかと考えます。関係人口の増加の観点からいうと、日本語学校の設立が希望ということになり、日本語学習支援、日本語教室が安心になるのではないかと思っています。この度は多文化共生ということで質問させていただいております。日本語学習支援については、外国人人材が安心して暮らすために必要であり、そのことが市政や地域住民にとっての安心にもつながるものだと思います。道内では、北海道の補助により、令和2年度に道内7か所で日本語学習支援者養成講座が行われております。そのあとも栗山町で行われ、美唄市民も受講したと伺っています。3月8日の道新に、「くりやまにほんごクラスそら」について書かれており、確かに美唄市民の存在がありました。また先般、滝川市でも、技能実習生らに日本語教室が好評であるという記事が載っていました。調査結果を受けて、日本語学校設立をどのように判断したのか、市長のお考えをお伺いいたします。本年、技能実習生の制度も変わります。同じ分野であれば転籍してもよいということになりました。そのため、外国人労働者に選ばれる企業、選ばれるまちにならなければならないというハードルが加わりました。先般、これも道新の記事ですが「外国人材定着へ支援厚く」という岩見沢市の記事がありました。美唄市内でも、民間事業者は人材確保定着のためにかなり努力されていると伺っております。民間事業者だけに負担をかけるのではなく、行政として関わることが人口の増加にもつながると考えます。また、総務省は、平成18年に「地域における多文化共生推進プラン」を策定しています。これは、地方公共団体が指針や計画を作成するためのプランとなっており、地域の実情に合わせてとなっているためか、まだ自治体の半分ほどしか策定していないようです。プランは令和2年9月に改定されましたが、その内容がとても重要なのでここで申し上げますと、外国人人材を地域社会の一員として受け入れ、外国人住民が主体的に地域社会に参画し、自治体活動や防災活動の担い手となれるような環境を作るということに重点が置かれ、さらに外国人としての視点や多様性を生かして、地域の魅力を発信し、インバウンドを推進するということがプランに書かれています。災害時の要援護者として、子どもや高齢者、障がい者、妊婦とともに挙げられるのが旅行者や外国人です。8日の一般質問で同僚議員が「外国人住民を消防団員として活躍させてはいかがか」と提案されていました。外国人扱いされている時は要援護者ですが、外国人住民として同じコミュニティの一員であるという認識、フォローがなされれば支援する存在になれるという一例だと思います。一言つけ加えさせていただくと、私の専門である障がい者も同様です。理解と受け入れで、いつでも支援される側から支援する側にまわれます。労働者としてではなく、住民として、日本語学習支援や生活支援、多言語での情報提供、相談体制の整備、災害時における支援、健康福祉、子育ての支援など、外国人住民に対する支援や多文化を包摂するまちづくりなど、地域における多文化共生推進計画や指針を策定し、又は既存の計画に取り入れ、外国人住民が安心して暮らすことのできるまちを作っていく必要があると思いますが、その点に関して、再度市長にお伺いいたします。教育長に再質問させていただきます。多文化共生と教育についてです。先般、これも道新の記事だったと思いますが、日本語で困っているのは、外国人人材だけではなく、帰国子女や外国人人材の家族も同様であるということが記事になっておりました。教育執行方針に登場した多様な子どもたちの中には、発達障がい児、身体障がい児などの障がい児だけでなく、このような日本語や日本文化の学びが必要な学童は、市内で生活されているのでしょうか。また、子どもたちにはどのような支援がされているのでしょうか。もし今はないとしても、今後、支援が必要になった場合、どのような支援が考えられるのでしょうか。本日は再質問までの準備をさせていただいておりますが、是非、確実に未来につながるご答弁をお願いいたします。
答弁 市長 桜井恒
今後の南空知圏域における連携についてでありますが、圏域内のどの自治体においても、限られた予算や人員の中で、人口減少や少子高齢化への対応に加え、地方行政のデジタル化の推進など、地方行政に求められる新たな課題に対応するとともに、各自治体ともこれまでと同様の行政サービスを維持していくため、さらなる圏域自治体の連携により、行政事務の効率化や経営資源の共同利用等による取組が必要であるものと考えております。次に、東川町への派遣研修につきましては、派遣先の東川町において、東川スタイル課や税務定住課など、東川のまちづくりを担う主要な担当課で業務を経験していることから、帰任後は、こうした職場で培った知識、経験、能力を可能な限り発揮させるため、必要かつ適切な人事配置に努めているところであります。また、派遣研修による効果につきましては、その成果を数値で具体的に示すことはできませんが、派遣先で経験を積むことにより、総じて企画力やプレゼンテーション能力などが向上するとともに、人脈が築き上げられ、業務の幅が広がるなど、職員としての資質は着実に向上するものと考えているところであります。いずれにしましても、派遣研修などを通じて、市民の皆様の信頼と期待に応えることのできる高い先見性と必要な資質を持った人材の育成と確保に、引き続き努めてまいりたいと考えております。次に、多文化共生社会の在り方についてでありますが、日本語学校につきましては、調査結果を踏まえ、現段階では設立しないと判断したところであります。しかしながら、日本全体の生産年齢人口の減少に伴い、さらに外国人人材への労働力に頼らざるを得ない状況となることが予測され、美唄市においても例外ではないと認識しているところであります。今後、市内企業における外国人労働者の増加が見込まれる中で、市内に在住する外国人と地域とのコミュニケーションが図られることで、安心して生活することができ、そのことにより長く会社に居続けられる環境づくりが大切であると考えているところであります。このため、令和6年度においては、外国人労働者に対する相談窓口を設置するとともに、地域に在住する外国人に対し、日本での生活や仕事で必要な日本語を習得するため、日本語教室の開設について検討するなど、地域との共生を支援する組織体制づくりに努めてまいります。いずれにいたしましても、今後、増加する外国人の方が地域で安心して生活していけるよう、市内で活動されている国際交流団体との連携を深めながら、多文化共生社会の構築に向けた仕組みづくりや計画づくりについて検討してまいります。
答弁 教育長 石塚信彦
多文化共生教育についてでありますが、今日の学校教育においては、新しい時代を生きる子どもたちに必要とされる資質・能力を確実に育むとともに、多様な子どもたちを誰一人取り残さない教育を推進することが求められているところであります。市内の小中学校における外国人児童生徒の在籍については、現在数人ほどでありますが、新年度には新たな児童生徒も見込まれているところであります。このため、教育委員会といたしましては、当該児童生徒の生活や将来について、保護者の思いや願いを十分に踏まえ、当該校において、児童生徒の進捗や理解度に合わせた個別の学習を進めているところであります。併せて、北海道教育委員会による専任教員の配置を要望するほか、翻訳機の購入や特別支援教育支援員の配置などにより、子どもの困り感に寄り添えるよう努めているところでもあります。私たちの日々の生活の中では、多言語化した看板やリーフレット、商品などを数多く目にすることがあります。このようなことをきっかけとして、「自分にとっての当たり前が、誰かにとっては当たり前ではない」ということに子どもたちが自身の学びとして気づき、国籍や民族などの違いに関わらず、全ての人が互いの文化的背景や考え方などを理解し、多様な他者と共生しながら生きていく大切さなどについての考えを深める取組を進めてまいります。