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美唄市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月8日

中心市街地について

2024年3月8日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「中心市街地について」質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
山上他美夫 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 山上他美夫

令和6年第1回定例会において、大綱1点、中心市街地について、市長にお伺いいたします。国立社会保障人口問題研究所が昨年12月に発表しました26年後の2050年の人口推計では、美唄市の人口は8,625人と推定されております。また、人口減少率においても、空知管内で美唄市は5番目に高く、57.7%の減少となっており、さらに65歳以上の割合も58.4%と高齢者の割合は非常に高くなっていると推計されているところでございます。人口の減少をいかに食い止めるかについては、国土交通省が魅力あるまちづくりのために、地方経済の活性化とまちなかの再生についての指針を示しておりますが、その中で、住民にとって暮らしやすい様々な都市機能がコンパクトに集積し、アクセスしやすい、歩いて暮らせるまちづくりを推進することとして、中心市街地の再生と賑わいの創出を課題としております。これら国土交通省の指針に照らしてみますと、現在の美唄市中心市街地の現状は甚だ残念な状況でありまして、まちなかを再生することは、美唄市が人口減少に歯止めをかける最後のチャンスであると思っております。人口減少と高齢化、生産年齢人口の減少にもつながりまして、企業にとっては、労働者、バス、タクシー運転士の不足や介護士不足、そして今現在も深刻化していますが、今後においては、さらに深刻さが増し、高齢者としても住みづらいまちになると思われます。このような状況の中で、近隣市町村のまちなか再生を調べてみますと、お隣の砂川市がJR砂川駅と砂川市立病院の中間地点となる国道沿いに約12億円をかけて、総面積1,500坪程度のまちなかの魅力を高め、賑わいを創出する施設整備の取組を進めております。また、滝川市においても、5年後を目標にしたJR滝川駅周辺の三つの空きビルを活用し、市民が豊かな生活シーンを創出する空間の形成を目指した事業構想を発表しております。現在の美唄市中心街は、賑わいを創出する施設やコンベンション機能を持つ施設はほぼ皆無でありまして、空地や空家も目立つ現状では、残念ながら活気や賑わいを求めることは難しく、早急な中心街の再開発計画を構築する必要があると考えております。今の美唄市では、対外的な公式行事や会議、展示会を開催する場合でも、コンベンション機能を有した施設は、市民会館やピパオイの里プラザ、総合福祉センターぽぷらしかなく、美唄市内で公式行事を開催しようとする場合には、甚だ肩身の狭い思いを感じながら開催している状況でありますが、当市にとって、まちなかの魅力を高め、賑わいを創出する施設を整備することは早急な課題であると考えております。今の美唄市の中心街にはコンベンション機能を有した公共施設が必要であると申し上げましたが、もしスエヒロと同程度の施設を新設するようとする場合には、建設関係者の話では13億円近い建設費がかかると話をされました。私は、これまでにも中心市街地の再開発について何度か質問を行い、特に令和2年3月に営業を停止したホテルスエヒロの利活用について提案をしてまいりましたが、未だに美唄市の具体的な対応策が見えてこない現状であります。中心街の再開発やコンベンション施設の充実のためには、市中心部に位置するホテルスエヒロを活用することが最善であり、かつ効率的であって魅力のあるまちなかを作るための第一歩であると考えております。市長は就任されてから8か月が過ぎましたが、そもそも中心市街地の再生に関して、市長はこれまでどのように考えてこられたのか。市は、令和4年度に経済部が主体となったまちなか再生市民委員会を立ち上げておりまして、さらには、昨年9月の同僚議員の中心市街地活性化の質問に対して、市長は次のように答弁されておられます。令和4年度において「専門的知見を要する民間団体の指導により、まちなか再生会議を実施し、その中には市や商工会議所、商店街組織、それから関係団体からも会議に参加した中で、中心市街地における現状等について情報を共有してきたところであります。今後、市としましては、都市整備部と経済部が連携して設置した中心市街地再生構想策定委員会の中で、商工会議所や商店街組織を通じて、地元商業者の意向を確認し、中心市街地活性化基本計画の策定も含めた今後の進め方を協議してまいります。」と答弁されておられます。以上を鑑みて、3点市長にお伺いいたします。まず1点目として、ホテルスエヒロについて、市は何らかの対応策を考えておられるのか。また、スエヒロの今後の在り方について、所有者との情報交換はしておられるのか。情報交換をしていないのであれば、当事者と話し合うお考えがあるのかについてお伺いいたします。2点目として、令和4年度の取組を踏まえた令和5年度における「まちなか再生支援会議」や「中心市街地再生構想策定委員会」の今年度の具体的な作業経過についてお伺いします。特に昨年9月の定例会において、2人の同僚議員からの中心市街地の再生に関する質問では、市長は「今年度中に市民検討委員会を立ち上げ、協議に入る」と答弁されておられます。この答弁を踏まえて、本年3月に至るまでの間、どのような構成、メンバーで何回会議を開催して、どのような検討を行い、どのような方向性を導いたのか市長にお伺いいたします。3点目として、令和6年度予算では「中心市街地元気創出事業」として、前年度より800万円多い2,934万3,000円が計上されていますが、市長は、どのような「中心街市街地活性化基本計画」の青写真・構想を描かれているのか、お尋ねしたいと思います。

答弁 市長 桜井恒

ホテルスエヒロの利活用についてでありますが、令和2年3月の休業以降、所有者と2回ほど意見交換をしてまいりました。ホテル側の意向といたしましては、ホテルとしての再開は考えておらず、建物等の市への譲渡も考えているとの内容であり、今後におきましても譲渡に係る打診の際には、活用方法も含めて慎重に対応してまいりたいと考えております。市といたしましても、市内中心部のコンベンションセンター的役割を担ってきたホテルスエヒロの再開のめどが立たないことに対しましては、残念に思うのと同時に、今後の中心市街地の活性化策を関係団体等と連携しながら見出していかなければならないと考えているところであります。次に、「まちなか再生支援会議」の経過についてでありますが、令和4年度に実施した「まちなか再生支援会議」において、人口減少の中でも中心市街地を活性化させる方策について、専門的知見からご意見をいただいたほか、商工会議所や関係団体などと情報交換を行ってきたところであります。こうした経緯を踏まえ、令和5年度において、中心市街地活性化に関連する検討組織を立ち上げる予定でありましたが、内部での協議や関係団体からのご意見等を踏まえ、令和6年度に着手を予定している「中心市街地活性化基本計画」を見据えた検討組織の立ち上げが望ましいとの結論に至り、令和5年度での組織立ち上げを見送ったところであります。なお、中心市街地再生に係る民間事業の動向等の情報収集のため、商工会議所を通じて照会を行ったほか、現在、市ホームページで広く情報提供を求めるアンケート調査を実施しているところであります。次に、「中心市街地活性化基本計画」についてでありますが、令和6年度に「中心市街地活性化基本計画」策定に着手するため、「地域力創造アドバイザー」や地域おこし協力隊制度などを活用し、これまでいただいたご意見等のブラッシュアップを行うとともに、計画策定に向けましては、商工会議所や関係団体などとの検討組織の立上げや協議のほか、立地適正化計画において進めている市立美唄病院の建替えや旧美工跡地での公営住宅建替基本構想などと一体的な検討が必要であり、「まちなか再生支援会議」でいただいた提案を基礎資料としながら、人々がまちなかに滞留するような仕組みづくりなど、中心市街地の再生と活性化の方向性を見出してまいります。

質問 9番 山上他美夫

まず、ホテルスエヒロの利活用でありますが、ホテルスエヒロは旧耐震基準の建物でありまして、老朽化が著しく進行している点を考慮しますと、この建物の利活用は難しいと思いますが、しかし、同程度の施設を新しく建設する場合には、13億円ほどかかるそうなので、現施設を改修したほうがコストは安く抑えられるという意見を聞くところでございます。もしホテルスエヒロがこのまま放置された場合には、3年前に市が撤去した旧空知理容美容専門学校と同様に、行政代執行による市の多額での負担で解体になる可能性が強いものと考えております。私は単にスエヒロの再活用を点で考えるのではなく、中心市街地のそれぞれの施設や機能が面的に連携し、結びついた中心市街地にすることこそ、市民生活の利便性が向上し、まちの魅力が生まれてくるものであって、ホテルスエヒロをコンベンション機能を持った市の施設として再活用し、そして中心街が魅力ある場所となるような利活用を望むところであります。ホテルスエヒロを利活用するかどうかについては、早急に地権者との協議を行い、その後、市役所内の関係部局や庁外の関係機関、一般市民などと広く合意形成を図りながら、まちづくりを進めていただきたいと思いますが、市長はコンベンション機能を持った施設の必要性について、どのように考えておられるのか、お伺いいたします。次に、中心市街地再生に関わる民間事業の動向等の情報収集のためとしたアンケートを市のホームページで実施しているとの答弁がありましたので、ホームページでアンケートを確認いたしました。昨年の12月19日からアンケートを開始したような状況を見ますが、アンケートは市のホームページだけで行っているのでしょうか。それとも、事業者や市民にも募集をかけているのでしょうか。もし、市のホームページだけの案内であれば、これは市民に届かない、またアンケートの数が少ない、そういうような結果になると思いますが、事業者や市民からアンケートの回答はあったのかについてもお答え願いたいと思います。次に、令和6年度予算案の中で、地域力創造アドバイザーの採用により予算が増えたことは理解いたしました。地域力創造アドバイザーとは、総務省が管轄する地域人材ネットに登録されたアドバイザーであり、経費は特別交付税措置の算定対象となっていることが分かりましたので、これまでに積み重ねてきたアイデアや情報をより良いものに磨き上げ、市民に喜ばれる中心市街地ができることを期待しますが、地域力創造アドバイザーの助言が美唄市の未来にとって素晴らしいものになるよう、寄与していただきたいと思いますが、お考えがあればお伺いしたいと思います。

答弁 市長 桜井恒

ホテルスエヒロの利活用についてでありますが、市内西側中心部にあるホテルスエヒロが担ってきた役割につきましては、中心市街地活性化に大きな経済効果があったものと認識しておりますが、今後、中心市街地活性化基本計画を策定していく中で、所有者の意向を踏まえながら、あらゆる手段・方法を検討し、関係団体等とも協議を重ねながら進めてまいります。次に、アンケート調査についてでありますが、中心市街地活性化基本計画の策定には民間による投資事業が中心となることから、商工会議所からの情報収集や意見交換後、昨年12月19日から市のホームページでアンケート調査を実施しているところであります。現在までの回答件数につきましては、計画策定に対して協力する内容のものが1件で、民間投資による具体的な事業の情報についてはないところであります。このアンケート調査につきましては、周知不足により回答数が少ないことが考えられることから、ホームページだけではなく、広報紙メロディーやSNSの活用など、広く企業や市民への周知に努めてまいります。また、「まちなか再生支援会議」から受けた提案の活用を今後の基礎資料としながらも、計画策定には商店街組織や事業者の皆様方をはじめとする関係団体等のご理解とご協力が不可欠であると考えておりますので、今後、設置を予定している検討組織の中で協議を深めてまいります。次に、地域力創造アドバイザーの活用についてでありますが、地域おこし協力隊の制度とは違いまして、この地域力創造アドバイザーにつきましては、3年の任期ですとか、大都市圏からの流入といったような規制はございません。つきましては、市民もなることができる役職でございます。そういった方の知見、さらには労力を活用しながら、地域力創造アドバイザーにしっかり働いてもらうことによって、「中心市街地活性化計画」が美唄市の中心部の活性化に寄与するものになるよう対応してまいりたいと考えております。

質問 9番 山上他美夫

ホテルスエヒロは中心市街地に空きビルとして放置されたままであり、最初の質問で申し上げたとおり、このまま放置すれば、最終的には市が費用を負担して解体を行うことになると想像できるところであります。市長は早急に所有者と話合い、ホテルスエヒロの方向性について、どのように対処していくべきかの結論を出すべきであると考えております。答弁では、関係団体と協議を重ねながら進めていくと回答されましたが、私は市長としての確固たる方針を打ち出してから、関係団体と協議をしていくのが市長の役目ではないかと考えている次第であります。中心街に位置するホテルスエヒロがいつまでも空き家のままで放置されるのか、それとも中心街として市民が集いやすく、暮らしやすく、便利で賑わいのある場所に変えていくのか、改めて市長のお考えをお尋ねいたします。次に、「中心市街地活性化基本計画」のアンケートについてでありますが、市民からの回答はまだ1件しかないとのお答えでありますが、アンケートは昨年の12月から開始し、約3か月近くが経過しています。市のホームページに掲載されたアンケートを見る限り、広報紙メロディーやその他のアンケートでのお知らせ案内はなく、市民の誰がこのアンケートにたどり着くのか、甚だ疑問であり、ただ形式上のアンケート調査であったとの印象を深く感じるところであります。ご答弁では「今後ホームページだけでなく、広報紙メロディーやSNSを活用し、広く市民への周知に努めていく」とのお答えでありましたので、どうぞよろしくお願いいたします。アンケートについては意見に留めさせていただきますが、ホテルスエヒロについての市長のお考えを再度お尋ね申し上げます。

答弁 市長 桜井恒

ホテルスエヒロの方向性についてでありますが、所有者の意向を確認しない中での施設の利活用について、市として方針を打ち出すことは拙速であると考えておりますことから、繰り返しになりますが、「中心市街地活性化基本計画」を策定していく中で、まずは所有者の意向を踏まえながら、あらゆる手段・手法を検討し、関係団体等とも協議を重ねながら進めてまいります。また、アンケート調査についてでありますが、「中心市街地活性化基本計画」の策定は民間による投資事業が中心となることから、商工会議所からの情報収集や意見交換後にアンケート調査を行わせていただいております。今後も商工会議所と連携しながら、民間投資の計画、市民や事業者の受入れ、そういった、提案があるかないかの状況を見ながら、アンケート調査につきまして、さらに周知を図ってまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月8日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる