美唄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月10日
(1)物価の高騰対策について/(2)生活困窮者の自立支援について/(3)人事行政について
2022年6月10日、美唄市議会の一般質問で、紫藤政則議員が「物価の高騰対策について」「生活困窮者の自立支援について」「人事行政について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。
- 質問者
- 紫藤政則 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 紫藤政則
私は、物価の高騰対策と生活困窮者の自立支援、人事行政の大きく3点について、それぞれ市長にお尋ねしたいと思います。最初に物価の高騰対策でありますが、昨年来の原油の高騰、そしてロシアのウクライナ侵攻、これらにより、さらに原油価格が上昇いたしました。あわせて、異常な円高が発生いたしまして、食品の値上げは過去に例がない1万品目を突破する見通しと伝えられております。そこで、市民生活などへの影響についてであります。今申し上げました諸要素によります物価の高騰について、市長はどのように認識をされて、それが市民生活や企業、そして産業への影響、どのように把握をしておられるのか。その現状認識についてお尋ねいたします。二つ目は、市財政への影響であります。市の財政といえば、予算もそうでありますし、今後の財政計画、さらに計画を実施するための財政運営、これら1年間の予算や財政に及ばず、様々な問題がございます。その影響について、市長の認識をお尋ねしたいと思います。三つ目は、対策についてであります。現在、原油価格高や物価高騰に対して、国も所要の対策を講じ、また、参議院選挙後も具体的な考えをお示しになるということが報じられております。現在、市として押さえている国や道の物価高騰に対する対策の概要とあわせまして、市としての対策について、既に今議会における補正予算の中に上程をされている部分もございますけれども、その対策について。今後、歳入歳出予算、債務負担行為、継続費等の予算の構成をする様々なものを含めた見直しがあるのかどうなのか。これらの基本的な考え方をお尋ねしたいと思います。2点目ですが、生活困窮者の自立支援について伺います。2018年に生活困窮者自立支援法が成立いたしました。さらに2020年には社会福祉法が改正になりまして、重層的な支援体制整備事業というものが、新たに打ち出されたわけであります。これは訪問による必要な情報の提供及び助言と、アウトリーチ手法というそうでありますが、これらが組み込まれて、新たな生活困窮者自立支援に対する国の動きが出ております。一つ目に、自立相談支援事業の市としての取り組みについて伺いたいと思います。相談者の発見から効果的支援に繋げるためには、庁内連携が必要だろうと、そのための要、中心になる部署を整える必要があると私は考えます。以下お尋ねいたします。一つ目は、生活困窮者の実態をどのように把握していらっしゃいますか。二つ目には、現行の相談支援事業をどう評価し、課題をどう押さえているでしょうか。逐年、この事業に関しましては、市も取り組みを強化しておりまして、各課における連携を密にすることや支援対象に対して、個々に効果的な支援体制、協議する場を設けて、具体的に実行しているということも評価しております。このような活動を市長としてどのように考え、その中で課題はどうあるのか、どのようにご認識をされているか、伺いたいと思います。それから、次は先進都市の事例に学ぶ必要性についてであります。滋賀県野洲市と言うそうでありますが、琵琶湖の西南と言いましょうか、そこに位置する5万人ぐらいの街でございます。そこの市民生活相談課の活動というのを雑誌で勉強する機会がございました。ここに限らず、この生活困窮者の自立支援のために、具体的に総合的な対策を講じている先進事例があると承知をしておりますが、これらの先進事例に学ぶ必要性について、お伺いをするものであります。生活困窮者の自立支援に関する二つ目でありますが、子どもの生活実態調査アンケート結果に関してであります。この3月に調査結果がまとめられて、その内容について見させていただきました。過日の北海道新聞にも記事が載ってございました。この調査の結果をどのように受け止められて、今後の施策に具体的にどう生かしていくのか、以下お尋ねをしたいと思います。一つ目は、調査結果をどのように受け止めたか。これは結果を受けての率直な感想というふうになろうかと思いますが、このことについての質問であります。二つ目は、調査は1度に終わるものではなくて、数年後、5年後、10年後と継続をしていくことによって、評価・効果が市民の皆さんにどのように映っているのか、これを見るためにも調査の継続というのは重要だと認識しています。これらについて、現時点でのお考えを伺いたいと思います。そして、冒頭申し上げました調査結果を今後どのように施策に反映していくのか。調査をした、そして結果分析をする、さらに結果を踏まえて具体的に計画を作る。どのように改善をしていくのか、支援につなげていくのか、これらの計画を作る。そしてそれを継承する。こういう繰り返しの仕事が必要になってくるわけですが、施策の反映手法についてお伺いをしたいと思います。大きな質問の最後であります。人事行政について伺います。その一つは職員の適正配置についてであります。適正配置というのは、受け止め方で随分認識が異なっております。適正配置だと思う執行権者がいて、いやいや不足をしている、適正ではないと見る職員側もあります。これは見方、それから置かれている立場で異なるということは私も承知をしてございますが、市長は適正配置についてどのようなご認識を持っておられるのか、以下お尋ねいたします。最初に職員の配置でありますが、どのように行われるでしょうか。その採用計画に当たっては、退職予定者を把握するでしょうし、業務量の増減も把握するでしょう。求職者の状況も見るでしょう。これらの状況を見て、次の年の4月1日の配置を想定したものが、職員の配置ということになろうかと思いますが、これをどのような考え方、そして手順、手続で行われているのか、お伺いをいたします。二つ目に、定員適正化計画との整合でございます。既にこれは令和7年までの職員の定員適正化計画が定められています。これらと現在の職員配置というのは整合性が保たれているのか、この点についてお伺いをいたします。三つ目でありますが、欠員が生じる要因は何かであります。私は欠員が生じているのではないかという前提でお話をしておりますけれども、これも認識の相違でそうでないという場合もございます。私が申し上げる欠員については、すなわち配置人員がかけるということであります。3月31日時点の配置が、4月1日になって減員になる、業務量は変わらない、こういうような状況が生じる。そういう状況を欠員として認識しておりますし、さらに採用予定がそうならなかった、辞退者が出た、さらには募集をかけても、なかなか人の配置が叶わなかった、こういう事情もあるでしょう。これらの欠員が生じる要因は何なのか、お伺いをしたいと思います。二つ目に、人事異動に関してであります。この4月1日にも、大勢の方の人事異動が示されました。この人事異動の在り方について、以下お尋ねをいたします。一つ目には、先ほどもちょっと触れましたが、人事異動に伴い欠員が生じた職場はあるのかないのか。あればどのような職場にあったのか。二つ目に、欠員解消への方策はあるのか。これらの欠員をどのように解消していこうとしているのか。三つ目に、人事異動のタイミングについてであります。人事異動に関しましてはここ数年、4月1日ということで実施をされております。私も若干、行政経験がございますが、4月1日の人事異動につきましては、その年の予算の編成に加わっておりませんから、例えば異動になった先の業務の把握が十分出来ない。この予算編成に関わらないということは1年間の仕事にとって非常にマイナスだと考えています。これは前任者からの引継ぎの限界もございますし、さらに、適材適所という意味で昇任・昇格ということを置いても、既存の言わば戦力をどのように生かすかという視点で、この人事異動のタイミングについて、一考すべきでなかろうかということであります。10月の人事異動ということも必要ではなかろうかと、こういう思いで通告をいたしました。それぞれお答えをいただきたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
はじめに、物価の高騰対策について、市民生活などへの影響についてでありますが、長期に及ぶ新型コロナウイルス感染症の影響に加え、ウクライナ情勢に端を発した国際情勢の変化、また、円安等により市民生活や事業者の経営環境は、これまで以上に厳しくなることが懸念される中、市民生活への影響につきましては、本年4月の全国における消費者物価指数が、昨年の同じ月を2.5パーセント上回っており、暮らしに欠かせない「食品」をはじめ、「電気・灯油・ガソリン」の上昇幅が大きいことから、家計の負担が重くなっていると認識しているところであります。次に、企業活動や産業への影響につきましては、エネルギー価格の高騰等により、原油等を原材料とする製造業や輸送に燃料を必要とする運送業など、市内の企業にも大きな影響があると認識しているところであります。次に、本市の基幹産業であります農業への影響につきましては、灯油、燃料等の高騰による影響がありました園芸作物のハウス栽培農家におきましては、国からの補填を受け影響が緩和されているものの、肥料においては、秋まき小麦など今後の作付や追肥を行う農業者から影響が出てくるものと考えているところでございます。いずれにいたしましても、市民生活や企業活動などへの影響につきましては、消費者協会や商工会議所、農協など、関係機関とも連携を図りながら、把握に努めてまいります。次に、市財政への影響についてでありますが、現在、燃料単価をはじめ、電気やガス料金につきましては、予算編成時における単価を大きく上回っている状況にあり、物価高騰が長引くことにより、指定管理施設を含む公共施設における管理費の予算不足が見込まれるところであります。既に、庁舎をはじめとする公共施設の電気料につきましては、一括契約している新電力の電気料が大幅に上昇するとともに、今後の安定供給が確保されない事態となったことから、契約先を北海道電力に切り替える対応を行ったところであります。また、資材単価につきましても同様に上昇しており、今後、市発注の建設工事への影響なども懸念されるところであります。このことから、市としましては、国に対し、全国市長会などを通じて、財源対応等について要望していくなど、必要な対策を今後ともしっかりと講じてまいります。次に、対策についてでありますが、まず国におきましては、4月26日、4つの対策を柱とする、「コロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」」を閣議決定し、5月31日、この対策に基づく補正予算が可決成立したところであります。この国の対策では、「コロナ禍において物価高騰等に直面する生活困窮者等への支援」の中で、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金の給付や、拡充される新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用例としまして、学校給食費等の負担軽減などが示されたところであります。また、北海道におきましても、売り上げが減少した事業者への支援や、市町村発行のプレミアム商品券に対する支援、農業分野の燃油、飼料、肥料に関する支援など、物価高騰対策を中心とする補正予算案を今月14日開会の第2回定例道議会へ提出する予定となっております。市としましても、国や道の対策を充分踏まえながら、子育て世帯への給付金の支給のほか、市独自の対策としまして、「がんばろう!美唄応援券」の発行、水道料金の基本料金を半年間減免する補正予算を本定例会に提案しているところであります。また、物価高騰に対する対策としましては、当面、国や道の施策に基づく対応を基本としておりますが、今後の先行きは不透明であることから、物価の動向を引き続き注視するとともに、新たな対策や必要となる財源等については、全国市長会等を通じた要望や、特別交付税の要望を行い、補正予算など、状況に応じた迅速な対応に取り組んでまいります。いずれにいたしましても、物価高騰等に直面し、経済的に大きな影響を受けている市民の暮らしを守るため、これまで行ってきたコロナ対策と同様に必要な対策をしっかりと講じてまいります。次に、生活困窮者の自立支援について、自立相談支援事業の取り組みについてでありますが、本市におきましては、生活困窮者自立支援法に基づく、「自立相談支援事業」、「住居確保給付金事業」、「就労準備支援事業」、さらに「家計改善支援事業」の4事業を実施しており、「住宅確保給付金事業」以外の3事業を相談支援実績のあるNPO法人に委託しているところでございます。また、生活困窮者の実態の把握につきましては、「自立相談支援事業」において、本人自らの相談に加え、庁内連携や民生委員、社会福祉協議会等の関係機関からの情報収集や、こちらが出向く訪問支援など、明らかとなった課題に対応し、実態把握に努めているところであり、相談件数は年々増加傾向にあるところであります。次に、「相談支援事業」の評価と課題につきましては、明らかとなった課題について、地域ケア会議や支援調整会議を活用し、解決に結びついた事案も多くあり、事業効果としましては、一定の成果は上がっているものと認識しているものの、問題が明らかとされていない生活困窮者の発見や支援につながりにくい点を課題としているところでございます。次に、三つ目の先進都市の事例に学ぶ必要性につきましては、先進地の事例では、市民生活における暮らしの全般にわたる総合相談窓口の組織を設け、専門職を配置し、包括的な相談支援体制を実施しているものと理解しているところであります。本市におきましては、課題が明らかになった事案につきましては、地域ケア会議や支援調整会議等において、福祉分野に限らず、関係部署や関係機関等も参集し、情報収集や情報共有を図り、生活困窮者の早期発見、早期支援に当たっておりますが、今後も制度趣旨に基づく、横断的かつ包括的な庁内連携を一層密にして、潜在的な生活困窮者の早期発見と生活支援につなげるとともに、先進都市の事例をはじめ、他市町村の取り組みを参考にしながら、本市の地域事情を踏まえ、相談支援体制の拡充に取り組んでまいります。次に、美唄市子どもの生活実態調査アンケートの結果につきましては、令和3年度に乳幼児から小学3年生までの子どもがいる保護者並びに小学校4年生から中学2年生までの子ども及びその保護者を対象に行ったもので、保護者票につきましては、881件に発送し、回答率は41.1%、小・中学生票につきましては、590件に発送し、回答率は36.3%となったところであります。毎年実施している美唄市まちづくり市民アンケート調査の直近の回答率は、30%程度となっていることから、本調査は、多くの皆様にご協力いただけたものと考えているところであります。また、保護者票のうち、過去1年間に経済的な理由により、電気料金を期日までに支払うことが出来なかった世帯は、6.4%でひとり親世帯は14.3%、過去1年間に家族が必要とする食料を買えないことがあった世帯は、「よくあった」「ときどきあった」を合わせて5.5%で、ひとり親世帯は17.9%といずれもひとり親世帯の方が生活に困窮している割合が高いことが浮き彫りになったところでありますことから、ひとり親世帯を含め、このような世帯に対し効果的な支援について、必要な対策を今後とも講じてまいります。次に、本調査の継続につきましては、令和7年度から始まる第3期美唄市子ども・子育て支援事業計画の策定に関するニーズ調査を令和5年度に実施する予定であり、その中で、本調査の趣旨も盛り込んでまいりたいと考えております。次に、調査結果の施策への反映につきましては、全庁的な情報共有により、各施策の参考にするとともに、「子育てしやすいまちであるために必要と思われる施策」について伺った設問で、順位の高かった「中学生までの医療費無償化」や「給食費の無償化」、さらに「就学援助費の拡充」などについて、令和4年の予算で措置したところであり、本市の子育て支援が生活に困窮する子育て世帯を始め、より多くの子育て世帯の皆さんのご期待に沿えるものと考えているところであります。なお、本調査の結果を踏まえ、引き続き子育て支援の効果的な施策について検討してまいります。次に、人事行政について、職員の適正配置についてでありますが、人事管理全般につきましては、地方公務員法の規定に基づき、適正に取り組んでおり、職員の配置に向けては、限られた人材を有効に活用し、職員の能力や可能性を引き出すため、総務部を中心として所属長との組織ヒアリングを実施し、事業や業務量に応じた適正な配置に努めているところであります。次に、定員適正化計画につきましては、退職者数の将来的な推移、年齢構成などを勘案しながら、各年度別による目標職員数をもって、定員管理を行っているところであり、令和4年度におきましては、一般行政職の目標職員数237名に対し、236名の配置となっており、ほぼ目標どおりの達成状況となっているところであります。なお、1名減となっていることにつきましては、採用辞退者が出たことによるものでございます。次に、職員の確保につきましては、定員適正化計画の目標職員数により、新型コロナウイルス感染症防止対策など、国の施策等による業務量の増に配慮しながら、必要な職員の確保に努めてきたところであり、職員による産休・育休の取得や、自己都合による途中退職はあるものの、職員に欠員は生じていないところでございます。今後とも、計画的な職員採用や必要な人材の確保に努めるなど、引き続き職員の適正配置に努めてまいりたいと考えております。次に、人事異動についてでありますが、人事異動の在り方につきましては、職員の職務能力や適性、業務量、職場の実態など、様々な要素を考慮するとともに、適材適所を念頭に行っているところであります。このため、人事異動による各所属ごとの職員数は、各年度において増減するものであり、全体として職員に欠員は生じていないところでございます。次に、職員の不足解消への方策につきましては、傷病の発生や産休・育休の取得などにより常勤職員に不足が生じた場合は、会計年度任用職員の採用により対応するなど、事務に支障のないよう努めているところであります。次に、人事異動の実施時期につきましては、人事異動を4月以外に行うことは、年度替わりの繁忙期に業務の負荷を軽減するメリットはあるものの、定年退職など3月末に退職者が集中することや、新規採用職員を4月1日に採用することなどから、現状では難しいものと考えているところであります。
質問 10番 紫藤政則
生活困窮者の自立支援でございますが、課題として潜在的な支援の必要な人、これをどのように押さえられるか。このことが1つ課題だというお話のご答弁ございました。私が申し上げたいのは、これらを克服している、全部ではないかもしれませんけども、そういう自治体がある。その場でも触れましたが、滋賀県の野洲市の取り組みは、条例を設定しています。市長さんは「お節介をするための条例」ということを掲げておりますけれども、これ全庁的な連携を機能的に、そして実効性の上がるようにするために作った条例で、2016年6月に成立いたしました「野洲市くらし支え合い条例」ということであります。この中で野洲市では、生活がたち行かなくなった市民に対して、生活の困り事を解決するという大きなくくりで捉えた支援を進めてきた。問題を個々に対応するのではなく、総合関係を把握し、一体的な解決を目指して「お節介」を合い言葉に市役所に設置した総合相談窓口を核にして行政サービス、専門家、地域社会の総合力を効果的に発揮させる仕組みを発展させてきた。そして条例には、「市はその組織及び機能の全てをあげて生活困窮者等の発見に努める」と宣言文的な意味合いもある条例を作っています。この総合相談窓口というのは、専門家、弁護士さんとの連携も出来ておりまして、仮に国民健康保険の窓口に行って、これの資格証なり、短期証の交付を求める人がおりましたら、「何か他にお困りのことありますか」という投げかけをいたします。そうして、その方の同意も必要ですけれども、総合的な、専門的な解決に結びつくところがありますから、一緒に行きませんかということでお連れをして、総合窓口に連れていく。総合窓口で専門的な知見を持って対応して、そして仮に、負債整理等の必要があれば法律家へつないでいく。そして最終的にたらい回しではなくて、一緒になって解決に導いていくという、具体的な例はそういうことであります。これも今、市が生活福祉で行っています取り組みも課題があれば、それぞれの所管が連携をとって、チームをつくって課題解決と、ここが進んだ取り組みだと思うんですけれども、この全体を見て、最終的にどうなるかということを常に見守る、そして一緒に行動をするというその部署がなければ単発で終わる、そういう状況になってくると私は思うわけであります。常々、効果的な相談体制は何かということを問題意識として持っておりましたら、これは月刊誌日経グローカルで紹介をされておりまして、非常に感銘を受けたところであります。ぜひ、この先進事例を研究してみようというお考えがあれば、職員を現地に派遣されて、そして実際にいいことばかり書かれている場合もありますから、この雑誌っていうのは。実際に不都合がなかったか、どんな効果があったか、そのことによって市民の反応がどうなのか。これらをつぶさに視察をしてきていただければありがたい。私自身も機会があれば行ってみようと思いますけれども、市長として職員にご指示いただけないかどうか。このことをお尋ねしたいのが1点であります。次に、人事行政です。壇上でも申し上げましたが、欠員はないというご認識内容であります。定員管理の基本は給与条例にあります、いわゆる一般職、昔で言う正規職、ここをベースにしています。職員の定数条例もその考え方であります。現在、市の4月1日の配置では716名がいます。この職員総数が716名っていうのは、今申し上げました定員管理にあります常勤職員と称する人が397名、そして会計年度任用職員、この制度の前は嘱託さんとか臨時さんとか言っていた部分、これが319名いるということになっています。比率でいけば55%、そして44%がいわゆる定員管理外ということであります。市長が申し上げた欠員というものの考え方は、この定員管理の範疇の欠員という認識ではないかと私はそんな感じがいたしました。そして欠けた場合には、会計年度任用職員を充てるというお話でございました。私は市役所の行政に携わる職員716名ということを中心に添えた人事管理の在り方、これを行うべきだろうという認識でいますから、そこではスタートラインが異なるわけであります。質問と答弁の乖離というのはそこから出てきているのではなかろうかと私は思います。そこで先ほどのご答弁では、定員の管理対象者、業務量の把握について、所属長とヒアリングをして業務量を把握するということを言っていました。さて、所属長はどのように業務量を押さえて、そしてそれを人事当局にぶつけているのか、姿が見えないわけであります。話を聞くだけなのか、聞いた内容についてしっかりと裏打ちをとって、裏づけをとって、そしてそれに対処したという意味での業務量の把握なのか。なかなか人事、どこにどうするということを含めて、この人事行政、大変成果が出づらいものでありますし、担当の職員の方のご苦労も私はよくわかります。いろいろ下からはつつかれるでしょうし、一定の制約もあるでしょうし、ただ、美唄市職員として、チーム美唄として取り組むためには、やはりそこに他者と比して不公平感があってはならないわけであります。モチベーションを高めていくという意味でも、みんなで苦労しようという状況があれば、それはそれでいいと思います。しかし、なぜここだけだという思いが募りながらという仕事になりますと、この仕事が市民のためにしっかりと前向いてやれる仕事だけなのか。ちょっとその辺不安があるわけであります。具体的な不安のケースとすれば、私ども割に管理職の皆さんとお話する機会が多いわけでありますが、管理職業務というのは一体何ぞやということをちょっと見てみますと、課長であれば「課の事務を掌理し」という言葉が行政組織規則の職務に書いています。課の事務を掌理し、これは掌握の掌に処理の理であります。「掌理して所属職員を指揮・監督する」となっています。いわゆる管理職、指揮・監督する、仕事全体を担当する、処理する、そしてとり仕切ると、こういうことであります。現実に全体を掌握出来ているかどうかということになると、どうかなというのは、課長さんが丸っこくなって業務に携わっています。専掌業務みたいに思っておられる方もいらっしゃいます。詳しい方もおいでになります。そして普段は、今は画面を見て仕事しておりますから、職員とのコミュニケーションがさてどうなのかという心配もございます。そんな意味で、本来やるべき役割と職務・職階というのはございますけれども、級に反映するわけです。こういうものがルールどおり、規定どおりになっているかどうかというと、これもいかがかという感じがするわけであります。そんな意味で、結果としてものを言わない、下へしわ寄せがいっているんではないかという思いであります。心配し過ぎでしたら言っていただければいいですけど。そういう意味で業務量の把握なり、それから職員のモチベーションを上げることなり含めて、人事管理のありようについて、ぜひ意を用いていただきたい。市長が進める大きな市政への思いというか、こういうものを職員皆さんが共有して、そして市民に良い仕事が出来たと胸張れるように、そういう体制づくり、これでいいんだという趣旨ではなくて、進めていただけないだろうか。極めて漠然としたお話ですけど、そういうご認識で答弁を聞いていたら欠員ないから、これでいいんだというところまでいかんけど、それに近いようなご答弁だったような気がするもんですから、再度お尋ねしたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
はじめに、生活困窮者の自立支援ということでございますが、生活困窮者の早期発見・早期支援について、庁内連携が不可欠であるということは充分理解しているとこでございまして、庁内連携における情報収集、情報共有を機能的に発見するための取り組みを行いながら、繰り返しになりますが先進都市の事例をはじめ、他市町村の取り組みも充分参考にしながら本市の地域事情にあった相談支援体制に努めてまいりたいと考えてございます。美唄は従前、福祉のまちづくり条例、それから今年の3月の地域包括ケア推進条例等を含めて、これまで地域ケア会議を行っていまして、あらゆる段階で得た全体と協議する内部会議に取り組んでいるところでございますが、より一層、他市の事例も含みながら取り組んでまいりたいと思っております。いずれにしましても、厳しい環境の中で誰1人置き去りにしない、そういった地域づくりをしっかりと今後進めてまいりたいと考えております。次に、職員配置の実態についてでございますけども、職員の職務能力や適性、職場の実態など適材適所を念頭に、職員の士気の高揚や職場の活性化が図られるよう、事業や業務量に応じた配置に努めているところでございます。この他、従前で言えば、国が示す定員モデルですとか類団比較、こういったものを充分参考にしながら取り組んでいるところでございます。いずれにいたしましても、人口減少や少子高齢化に伴い、将来にわたって持続可能なまちづくりを求められている中、新型コロナウイルス感染症防止に向けた取り組みや、ポストコロナにおけるデジタル化や脱炭素への対応など、自治体職員の力が問われる、かつて経験のない大きな変革期を迎えていると考えているところでございます。こうした中、職員は市民の負託に応えるため、一丸となって課題の解決に向け取り組んでいるところでございまして、今後とも計画的な職員採用や必要な人材の確保に努めるなど、引き続き、職員の適正配置にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。