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美唄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月10日

(1)中心市街地の活性化について/(2)ステイびばい推進協議会の運営について

2022年6月10日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「中心市街地の活性化について」「ステイびばい推進協議会の運営について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。

質問者
山上他美夫 議員
答弁者
市長 板東知文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 山上他美夫

令和4年第2回定例会において大綱2点、市長に質問いたします。板東市長は令和元年の市長選挙では、いくつかの公約を掲げておられましたが、選挙公約の中から2点についてお伺いしたいと思います。まず、大綱1点目に市中心街の活性化を進めると掲げておられました。その一環だと思いますが、空き店舗、空き住宅解体補助事業として昨年から設けておりますが、さらには美唄駅西側地区で唯一のショッピングセンターであるコアビバイには、支援のために市が一部を借り上げて、ブラックダイヤモンズストア、そして美唄デザイン室を配置していますが、市内中心街のにぎわい創出には、いまひとつという思いがあるところでございます。市中心街の衰退は美唄市に限らず、全国の都市が抱える問題であり、一朝一夕に解決できる問題ではありませんが、市長の公約である市中心市街地の活性化を進めるとした計画の実績がいまひとつ見えてこない状況であり、美唄市の中心市街地の現状は、日中も人が行きかうという状況には程遠い現状かと思います。中心市街地活性化を指導する国土交通省の説明では、活性化している都市の参考例として、一つに、中心部の人口密度が高く、公共公益施設が集中した集約型都市構造となっている。そして二つ目に、公共交通ネットワークがよく機能し、中心市街地の集積のメリットを生かして、交通結節点となっている。三つ目に、各都市機能への徒歩、公共交通機関でアクセスしやすくなっているとあります。要約すれば、都市が活性化するためには、中心市街地には住民が多く居住し、都市機能が整っていて、利便性の良いことが重要であると考えております。これらの事柄を踏まえて、美唄市の中心市街地を見渡すと、ホテルスエヒロは長期休業となり、さらには国道沿いの一角には、倒壊家屋と大きな空き地があり、その他にも空き店舗や空き地が多数点在していて、市民にとっては決して利便性のよい都市構造とは言えず、景観的にも魅力のあるまちとは言えない状況であります。人口が減少していく美唄市の活性化のためには、歯抜けとなっている中心地域に市民の居住を促進して、中心部の人口密度を高め、中心市街地の空きビルや空き地店舗の再開発、さらには空き地の有効利用を行い、まちの魅力を高めることが喫緊の課題であり、その解決策としては行政と民間が協力しながら再開発を進める努力が重要と考えております。市内では民間による再開発も耳にしております。市は民間活力を積極的に引き出して支援をする努力が必要であって、その手法として考える政策は、国が示す様々な支援制度をわかりやすく解説できる手引きを市が作成し、市民に民間の再開発事業にも様々な支援策があることを事業者や商業団体、企業などに提示することにより、中心市街地の再開発について関心を高めて、民間の投資意欲を促す事につながることではないかと考えております。そこで2点についてお伺いいたします。一つ目に、長期間休業となっているホテルスエヒロは現在どのような状況になっているのか。さらには、中心街の活性化について市長は本年度以降どのような政策を考えておられるのか、お尋ねいたします。二つ目に、中心街の再生に向けて民間活力を引き出すために、先ほど質問した中で説明した国が進めている中心市街地の支援策、例えば「中心市街地活性化制度」や「地域商業機能複合化推進事業」また、「暮らし・にぎわい再生事業」などがありますが、これを集約した制度再開発支援策の手引きとして市が作成し、民間による再開発の金をつくり出すお考えはないのか。以上2点についてお伺いしたいと思います。続いて大綱2点目、「ステイびばい推進協議会」の運営について、お伺いいたします。市長はもう1つの公約の中に、美唄らしい観光地づくり、地域づくりを掲げておられましたが、本年3月9日に観光地域づくり法人の登録を目指して、「ステイびばい推進協議会」を設立したことは、選挙公約である美唄らしい観光地づくりの第一歩を踏み出されたと考えております。美唄市の観光資源はアルテピアッツァ美唄、宮島沼、ゴルフ場、スキー場、日本一直線道路、炭鉄港、ゆ~りん館、焼き鳥等ですが、いずれも日帰り観光がほとんどであり、観光によって収入が見込める観光資源はゆ~りん館と焼き鳥だけであります。地元経済を観光で潤すには程遠い感があり、この組織によって創り出される滞在コンテンツなどは、大いに期待するところであります。「ステイびばい推進協議会」は、DMO構想に基づく組織として法人格取得を目指されていますが、国が指導する観光地域づくり法人、つまりDMO登録には、次の5つの要件があります。DMOを中心として、観光地域づくりを行うことについての多様な関係者の合意形成。2番目に、データの継続的な収集戦略の策定、重要業績評価指標の設定、PCDAサイクルの確立。3番目に、関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整及び取り組みをつくり、広告・宣伝を実施する。そして4番目に、法人格の取得、責任者の明確化、データの収集、分析の専門人材の確保。そして5番目に、安定的な運営資金の確保とあります。この5点ですが、この中で1番問題なのは、安定的な運営資金の確保でございます。法人格を取得してDMOの登録がなされれば、DMOでなければ申請できない優位な補助金や交付金などの活動費が受けられますが、観光資源が乏しい当市では、観光事業による運営費の捻出には不安なところがございます。そこで「ステイびばい推進協議会」について、2点お伺いいたしたいと思います。1つ目に、法人化及び旅行業登録をした後の事業として、具体的にどのような観光事業や業務運営を考えておられるのか。2番目にDMOの法人登録の要件として、5つの項目を定めており、その中に安定的な運営資金の確保とありますが、「ステイびばい推進協議会」の運営と維持のために必要な事業費の確保に目途があるのか。目途があるとすればどのような手立てを考えておられるのか。以上2点についてお伺いいたします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

はじめに、中心市街地活性化について、美唄ホテルスエヒロについてでありますが、現在、市として把握している内容につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で、宿泊者等の利用者の減少などにより、休業が長期化していると承知しているところであります。また、中心市街地の活性化策につきましては、令和4年度予算におきまして、中心市街地の空き店舗等を活用した事業の制度拡充や、地域おこし協力隊による中心市街地のにぎわい創出事業を行っているほか、本年3月に設立しました「ステイびばい推進協議会」では、官民連携により中心市街地の活性化につながる取り組みを行うとともに、駅前に活動拠点を設置したところでございます。さらには本年度調査予定の市内事業者に対する「経済状況調査」では、商工会議所や関係機関などと連携を図りながら、事業者の意向を把握するとともに、新たに中心市街地の再編・活性化に向けた組織づくりを行い、創業支援、事業継承、空き店舗対策などと併せて、魅力ある商店街づくりや中心市街地の活性化に取り組んでまいります。次に、民間活力による中心市街地の再開発についてでありますが、中心市街地の活性化において、地元事業者みずから再開発に取り組むことにつきましては、大変意義のあることと考えており、そういった民間活力の機運を醸成するためにも、国等の支援策等を分かりやすく情報発信することは、大変重要なことと考えております。このため、市のホームページなどを活用し、より分かりやすい情報発信に努めるほか、今後予定している市内事業者を対象とした実態調査の際に、中心市街地の活性化に関係する支援制度も含めて、市や国の支援制度及び相談窓口などの周知を行ってまいります。次に、「ステイびばい推進協議会」の運営について、観光事業や業務運営についてでありますが、令和2年度から事業を開始した「地方創生推進交付金事業」における計画では、1年目は、関係団体・事業者と、各種事業を共同で実施しながら、新たな推進主体の検討に取り組むとともに、2年目には任意団体としての組織設立、3年目には運営体制を確立し、DMO候補法人の登録を検討することとしております。このため、今年度は一般社団法人などの法人化を進め、DMO候補法人の登録や旅行業登録を目指すこととし、中長期的な視点で具体的な事業について協議を進めていくこととしております。いずれにいたしましても、この組織が中心となって地域資源を磨き上げ、滞在人口やリピーターを含めた交流人口や関係人口の創出・拡大を推進するほか、若い世代の地方志向や国内における地域志向に沿った選ばれる地域づくりを進め、ポストコロナにおける働き方や生き方の多様性ある分散型社会の移行という、大きな流れに即した対応、また、地域内でヒト・モノ・カネが循環する、コミュニティ経済の構築を目指して取り組んでまいりたいと考えております。次に、「ステイびばい推進協議会」の運営と維持のために必要な事業費の確保等についてでありますが、第7期美唄市総合計画や美唄市産業振興計画におきましては、「ステイびばい推進協議会」は、地域資源を活用した関係人口・交流人口の創出・拡大に向けた、官民連携による観光まちづくり推進主体として、重要な役割を担っているものと認識しております。このため、市役所内におけるあらゆる部署や関係団体と連携し、全市的な観点から観光・交流を基軸に、各産業の橋渡し役を担うマネジメント組織として、当面、人件費などの運営に関わる費用につきましては、地域おこし協力隊制度などを活用しながら、市が支援するとともに、活動費につきましても、国の助成制度などを最大限活用するなど、必要な支援に努めてまいります。あわせて、旅行業登録後における手数料収入や管理運営費の確保に向けた収益事業の検討を進め、早期に自立した運営ができる体制づくりを目指すこととしているところでございます。

質問 4番 山上他美夫

まず、中心市街地についてありますが、答弁では本年度、市内事業者に対して、経済状況調査を行うとのことでありますが、それは本年度事業予算で「中心市街地元気創出事業」として、3,281万円あまりの予算をつけ、イベント助成、商店街PR、冊子作成、中心街再編や活性化に向けた調査・研究等の中心街再生のための事業案だと思います。それらの事業は、今までに幾度となく繰り返し行ってきた事業であり、それらの事業によって中心街が再生し、活性化するとは考えにくいと私は考えております。これらの事業は、今までに幾度となく繰り返して行ってきた事業であり、これらの事業によって市内を再生する原動力にはなり得ない、そう考えますが、最近では中心部を民間事業者の力によって再開発するという情報も耳にしますが、市が民間活力による事業を支援し、さらに新たな民間活力の掘り起こしを進めるためには、国の様々な再開発支援制度を活用できるような情報発信を行い、民間事業者の意欲をかき立てる施策を考えなければ、ことが進まないのではないかと考えております。国が進める中心街活性化のための支援策は数々あります。国土交通省は「暮らし・にぎわい再生事業」として、認定中心市街地活性化基本計画の地区において、都市機能の街中立地、空きビルの再生、多目的広場を総合的に支援するという制度でありますが、千葉県木更津市では、「木更津市暮らし・にぎわい再生事業補助金交付要綱」として、市のホームページ上で公開し、民間活力の掘り起こしを行っております。また、中心市街地活性化制度では、空きビルの利活用、街中居住のための共同住宅支援、公益施設、集客施設の整備、公園・駐車場等の都市基盤施設の整備などに事業費の支援があります。さらには中小企業庁の「地域商業機能複合化推進事業」では、商店街において、来訪者の消費動向の調査分析や新たな需要の創出につながる魅力的な機能の導入等を行い、最適なテナントミックスの実現に向けた仕組みづくり等に取り組む事業を商店街等の組織または民間事業者が行う場合に、その事業に要する経費の一部を地方公共団体とともに補助することにより、地域のニーズや新たな需要に対応するという取り組みを後押ししております。補助対象は商店街等の組織や民間事業者となっています。そのほかにも、再開発支援事業はたくさんあると思いますが、これらの国の補助制度を木更津市のようにわかりやすく解説した再開発の助成制度要綱を作成して、開示、情報発信し、民間事業者が再開発しようと思える環境をつくることが重要であり、民間活力と行政が一体となった政策がまちの再開発につながると考えます。そこで質問いたしますが、民間活用などの掘り起こしや支援についてどのようなお考えがあるのか、お尋ねいたします。続いて、「ステイびばい推進協議会」についてですが、旅行業登録後における手数料収入だけでは、全国の有名な観光地のDMO組織でも難しいと、手数料の収入だけでは難しいということが言われております。美唄市での観光事業で「ステイびばい推進協議会」の運営費を賄うことは、厳しい環境であると考えますが、「ステイびばい推進協議会」の事業運営が成功するためにも、市の施設の指定管理などの安定的な収入を確保できるよう、企画していただきたいと思いますが、ご意見があればお伺いしたいと思います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

民間活力などの掘り起こしや支援についてでございますが、中心市街地の活性化におきましては、基本的に既にある地元事業者の意向が基本となると考えているところでございます。こういうところも含めて国などの支援策につきましては、商店街組織や民間事業者が補助対象者となることから、こうした事業を活用するためにも、事業者との情報共有が必要だと考えてございます。そのため、本年度におきましては関係機関と連携し、官民が一体となった「中心市街地の再編・活性化に向けた検討組織」を立ち上げるとともに、専門的な知識を有するアドバイザーを活用し、しっかり地元事業者との情報共有を図りながら、民間活力の掘り起こしや国の支援制度の有効活用などを促進し、中心市街地の活性化につなげてまいりたいと考えているところでございます。次に、「ステイびばい推進協議会」の運営に必要な収入の確保等についてございますが、収益事業につきましては、今後検討することとしておりますが、アンテナショップなどの運営収益や、ふるさと納税返礼品の取り扱い手数料などを想定しているところでございます。いずれにいたしましても、官民が連携した重要な役割を担う全市的な組織として、事業運営の安定化を図るため、市といたしましても、「ステイびばい推進協議会」との充分な連携のもとに、あらゆる収益事業の確保について、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月10日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる