美唄市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月4日
(1)移住・定住施策について/(2)教育行政について
2020年12月4日、美唄市議会の一般質問で、森明人議員が「移住・定住施策について」「教育行政について」について質問し、市長 板東知文、教育長 天野政俊が答弁しました。
- 質問者
- 森明人 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文、教育長 天野政俊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 森明人
令和2年第4回市議会定例会におきまして、大綱2点につき、市長並びに教育長にお伺いいたします。大綱1点目、移住・定住施策についてです。新型コロナウイルス感染拡大で、東京に人や企業が集中するリスクが明らかになったことをうけ、首都機能の移転、分散議論が活発化しております。政府は、経済や教育分野も含めた地方への分散を検討する動きもあり、都市への一極集中是正を進める方針を打ち出しております。コロナ禍で住民意識に変化も見られ、内閣府が5月下旬から6月上旬に行った調査では、就業者の34.6%がテレワークを経験したと回答しております。東京23区の20代の35.4%は、地方への関心が高まったとございました。また、経済再生担当相は、東京一極集中を転換する大きな時期になっていると発言しており、政府としては7月に経済財政運営と改革の基本方針、骨太方針とまち・ひと・しごと創生基本方針で一極集中を是正する方針を掲げたところであります。さらに地方創生担当省は、コロナ対策に伴うテレワークの普及が地方への流れに繋がっていくことが重要、多様な働き方や暮らし方を応援していくと発言しております。本市としましても、災害に強い自然豊かな空気のおいしいこの大地で都市にお住まいの多くの方にテレワークを活用しながら仕事をしていただき、本市へ移住できる施策に力を入れるべきと考えているところです。そこで一つ目ですが、昨年から過去3年間の新築住宅や中古住宅の購入の支援制度を活用し、本市へ移住された件数と人数・前住居地はどのようになっているのか。二つ目、近隣の岩見沢市や三笠市の住宅購入の支援制度の状況はどのようになっているのか。三つ目、本市の住宅の購入助成制度を改めて伺うとともに、対象にならなかった主な要件はどのようになっているのか。四つ目、空き家バンクの状況について6月の定例会において、同僚議員から質問がありましたが、その後の取り組みと成果、今後どのような取り組みを行い、空き家バンクの充実を図り、移住・定住策を進めていくのか、市長にお伺いいたします。大綱の2点目は、教育行政であります。学校給食の無償化についてですが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、自治体の緊急対策の取り組みの一つとして、学校給食の無償化の実施が全国で相次いで発表されているところです。コロナウイルス緊急対策として、政令指定都市や中核市では初めての取り組みの大阪市、大阪市は元々、将来的な導入に向けて検討が進んでおりました。また大阪府大東市、沖縄県石垣市、愛知県豊田市で期間は異なるものの、給食費の無償化の実現が発表されている中、新たな自治体における実施発表も今現在、続いているところであります。所得が減少している子育て世帯の負担軽減や不安を和らげるための対策の一つとして講じられていると聞いております。私はかねてから、子育て支援、移住・定住の一環として、給食費の無償化を提案しておりましたが、コロナ禍ということだけではなく、子供の学校関連の出費の中で最も大きな割合を占めるのが給食費であります。文部科学省平成30年度学校給食費調査によると、給食費を実施している公立学校の保護者の年間の負担額は1人あたり小学校で4万7,700円、中学校で5万4,300円、小中の9年間で約45万円というデータがあります。学校教育法19条では、経済的に就学困難と認められる児童生徒の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなければならないとあり、就学援助の支援を受けている小中学生も本市ではおりますが、必ずしも必要な家庭にその支援が届いているとは言えない現状はあるのではないでしょうか。なぜなら、行政による支援を受けている場合、保護者が自ら就学支援の申請をしなければならないです。しかし、本来その必要が高い家庭ほど、支援内容や申請方法について情報を把握していないケースが多く、制度対象から漏れている可能性が高いのではないでしょうか。そこで次の点について質問させていただきます。1点目は、令和元年度の就学援助によって給食費を免除されている額は、総額どのくらいなのか。2点目、給食費の滞納は令和2年3月時点でいくらなのか。3点目、道内学校給食の無償化を実施している自治体はどのくらいあるのか。4点目は、給食費の無償化について、今までどのような議論がされてきてきたのか、教育長にお伺いいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
森議員の質問にお答えします。移住・定住の促進についてでありますが、はじめに、直近の3年間の住宅助成実績についてでありますが、新築住宅、中古住宅別にそれぞれの件数、人数の順で申し上げますと、平成29年度は新築住宅が5件で12名、中古住宅が5件で14名、次に平成30年度は、新築住宅が2件で2名、中古住宅が2件で3名、それから平成31年度は、新築住宅が1件で3名、中古住宅が2件で3名、3年間の合計は17件、37名となっております。前居住地につきましては、岩見沢市が5件、札幌市が4件、月形町、奈井江町、三笠市、砂川市、蘭越町が各1件、それから道外が3件となっております。次に、近隣市の住宅支援制度につきましては、岩見沢市から申し上げますと、移住者を対象とし、新築住宅の購入費用への助成は30万円で、中古住宅は購入費用に10分の1を乗じた、上限30万円を助成するほか、中学3年生以下の子供が同居している場合に10万円を加算すると伺っております。次に三笠市においては、在住者が新築住宅を建築した場合、市内業者であれば100万円、市外業者の場合は70万円、移住者が市内業者で建築した場合は150万円、市外業者を利用した場合は100万円を助成すると伺っております。中古住宅につきましては、100万円以上の物件が対象で、購入費用に10分の1を乗じた、上限50万円を助成すると伺っております。次に、本市の住宅助成につきましては、移住者を対象とし、新築住宅の購入費への助成は100万円、中古住宅につきましては、子育て世帯や若者夫婦世帯の在住者を対象とし、100万円以上の物件が対象で、購入費用に10分の1を乗じた上限30万円を助成いたします。また、新築・中古住宅ともに加算といたしまして、15歳未満の子どもがいる場合に20万円を加算、15歳未満の子どもが3人以上いる場合に3人目から1人につき10万円を加算するほか、さらに、新築住宅を市内業者で建てた場合には30万円の加算があり、子供が3人以上いる場合では150万円以上の助成額となります。次に、対象にならなかった理由の主なものにつきましては、未登記家屋や耐震性能が建築基準法、その他関係法令の規定に適合していないケースがございました。次に、「空き家バンク」の取り組みにつきましては、移住・定住に取り組む専任職員として、当初、地域おこし協力隊の採用に向け、募集を行い、これまで5名の方から問い合わせがあったところでございますが、面接の結果、現在では採用に至っていないところでございます。また、市ホームページ等で空き家バンクの登録募集を行い、6月以降8件の問い合わせがあり、現在2件の登録に向け、準備を進めているところでございます。今後につきましては、地域おこし協力隊の採用により一層、条件・検討も含め、努めるとともに、より多くの物件を登録していただけるよう、市広報紙やホームページなどを通じた制度のPRより、「空き家バンク」の充実を図り、移住・定住対策に繋がる施策を推進して参りたいと考えるところでございます。
答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)
森議員の質問にお答えいたします。はじめに、生活保護及び準要保護の学校給食費の支給状況についてでありますが、令和元年度決算における学校給食費の総額6,407万6,561円のうち、小学校では延べ1,455人で706万527円、中学校では延べ851人で491万7,096円、合計で1,197万7,623円となっております。次に、令和元年度における学校給食費の滞納額についてでありますが、小学校では122万1,049円で滞納率は3.2%、中学校では74万7,120円で滞納率は2.9%となっております。次に、学校給食費の無償化を実施している自治体についてでありますが、道内では23市町村の小中学校で実施しており、空知管内では小中学校ともに無償化を実施しているのは、浦臼町、北竜町の2町で、三笠市については、小学校の無償化を実施しているところであり、今後とも学校給食費の無償化に取り組む自治体が増加するものと認識しているところであります。次に、学校給食費の無償化に向けた議論についてでありますが、本市の未来を担う子供たちの生きる力を育むことができるよう、無償化、または負担軽減や保護者負担増にならないよう、給食の内容の充実が必要であると考えており、これまで、主食分の食材費の無償化や学校給食費の半額助成、小学校低学年からの段階的な無償化などについて、検討を進めてきたところであります。
再質問 1番 森明人
自席より再質問をさせていただきたいと思います。移住・定住についてですが、今ご答弁いただいた中にもありますが、近隣の岩見沢市、三笠市と比較しても本市は褐色のない支援が用意されていることがわかります。ただ、助成制度の中で一部スムーズに制度を使うことができないなど、全体としてのパッケージ化がされておらず、助成制度が用意されていても、実効性のあるものにしていかなければならないと感じております。また、空き家バンクですが、地域おこし協力隊による専従職員の登用の早期実現を進め、大都市から地方への移住を促されている今、本市の利活用可能な空き家を把握し、インターネット、SNS等で早期に公開し、多くの方に興味を持ってもらうことが大切だと思っております。今現在、商工会議所ホームページ内の美唄空き家バンク、この情報の内容は非常に薄く、移住・定住の助成制度は書かれておりません。もっと、商工会議所や不動産業者との連携を実現させることによって、内容を濃くしていただきたいと思います。このことについて、市長のお考えを伺いたいと思います。もう1件、給食費の無償化についてですが、先ほどご答弁をいただきました滞納につきましては、小中学校あわせて196万8,169円の滞納があるとのことです。また空知管内では、二町において、小中学校の無償化が行われているとのことでした。本市において、給食費の無償化についての議論も今までしてまいりましたが、現実に至っていないところであります。平成30年7月の文科省の取りまとめで、小中学校の給食費の無償化については、未だに実施率は低いものの、群馬県内の自治体では、小中学校の給食費の無償化率が22.9%という実施状況が発表されているところです。無償化した自治体の成果として、児童生徒及び保護者の地域への感謝の気持ちの涵養、食育の推進、人材教育、経済的負担の軽減、子育て支援対策などが報告されております。ここで教育長にお伺いします。給食費の無償化への取り組みをするべきと考えるが、こちらをお伺いたしたいと思います。二つ目に、学校給食の充実に向けた取り組みをもっとすべきと考えるが、こちらもお伺いしたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
森議員のご質問にお答えします。移住・定住施策の今後の考え方についてでありますが、はじめに住宅購入助成物件の要件につきましては、助成金の目的外使用などの不正を防止する観点から、権利の所在を明確にする必要がある。このようなことから未登記の建物については、助成の対象から除外しているという経過があるとこでございます。今後につきましては、本市の様々な移住・定住施策、こういったものを効率的かつ効果的に展開するために、先ほどお話ありました利用者にわかりやすい情報発信のあり方など、移住・定住施策の推進に向け、さらに検討を加えてまいりたいと考えております。特に今回の補正でも提案してございますけども、ふるさと納税も非常に増えている状況でございます。それから、ふるさと応援団も登録が進んでいると、こういったところに広くアピールしながら十分、移住・定住施策を理解していただき、推進に努めるよう、さらに努力していきたいと思います。
答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)
森議員の質問にお答えいたします。学校給食費の無償化についてでありますが、全国的にその実施に取り組む自治体が増えていると認識しており、保護者の所得格差が子どもの貧困につながることなく、子育て世帯の方々が安心して子育てができるよう、今後とも十分協議、検討してまいりたいと考えております。また、学校給食につきましては、食育を推進するための「生きた教材」であることから、給食を通じて食の重要性や楽しさ、食に関する正しい知識などの定着を図るとともに、ふるさと給食事業による学校給食の質の充実について、引き続き取り組んで参ります。