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美唄市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月4日

(1)観光振興について/(2)教育行政について

2020年9月4日、美唄市議会の一般質問で、松山教宗議員が「観光振興について」「教育行政について」について質問し、市長 板東知文、教育長 天野政俊が答弁しました。

質問者
松山教宗 議員
答弁者
市長 板東知文、教育長 天野政俊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 松山教宗

おはようございます。令和2年第3回定例会にあたり、大綱2点について、市長並びに教育長に伺います。大綱1点目は、観光振興についてです。本市の観光振興につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大や長期化により、人の流れや意識が大きく変わる中で、観光のあり方についても大きな変化が予想され、これまでのインバウンドを中心とした観光や代表的な観光スポットへの一極集中というスタイルからソーシャルディスタンスへの配慮や新たな生活スタイルを取り入れた観光などに対応していくことが必要と考えます。今後、観光物産協会が歌舞裸まつりなどの代替イベントとして、東明公園や我路ファミリー公園を会場にアウトドアイベントを企画していることは承知しておりますが、民間の動きでは昨年、ゴルフ5カントリー美唄コースにおいて、グランピングを絡めたイベントを開催したほか、まちづくり団体ではスキー場レストハウスを活用して、美唄の地域資源である日本理化学のチョークやキットパスを使ったチョークアートによる交流の場の創出や、我路ファミリー公園キャンプ場も含めた周辺施設の利活用について比較をしているとお聞きしており、こうしたアウトドアと観光を絡めた取り組みは、新たな生活スタイルの実践の中には有効な手法の一つとして考えます。本定例会では、新型コロナウイルス感染症対策に伴う補正予算として、市内宿泊施設への宿泊助成や美唄国設スキー場レストハウスの改修などが提案をされていますが、新型コロナウイルスの収束が見通せない状況の中で、収束後の観光のあり方を意識した上での取り組みが必要と考えます。また、美唄市観光ビジョンにおいては、美唄市観光の目指す姿として、観光客受け入れ環境の整備や道道美唄富良野線の令和4年度の開通に向けて、道の駅などの新たな交流施設の整備の促進という目標像が掲げられております。ここで、新型コロナウイルス収束後を見据えた、今後の観光振興の進め方について、次の2点についてお伺いいたします。1つに、新型コロナウイルス感染症による観光への影響についてですが、新型コロナウイルス感染症により、本市の観光にはどのような影響があり、新型コロナウイルスの収束に向けて宿泊助成などにより、どのような観光振興を目指しているのか伺います。また、新型コロナウイルスに起因する新たな生活スタイルにおいては、屋外で過ごすアウトドアを取り入れた観光が有効と考えますが、昨年度の本市のキャンプ場利用状況と新型コロナ収束後のアウトドア観光に対する考え方についてお伺いします。2つに、道道美唄富良野線の開通に向けた整備についてです。道道美唄富良野線の開通に向けた整備について、これまでどのような検討を行ってきたのか伺います。また、道道美唄富良野線の沿線の施設として我路ファミリー公園や国設スキー場など、周辺施設の活用について、どのような検討を進めていくのか、市長の考えを伺います。大綱2点目は、教育行政についてであります。1つに、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄についてであります。2つに、環境・周辺景観の保全の取り組みと展開についてです。平成4年にアルテピアッツァ美唄はオープンし、平成18年、NPO法人アルテピアッツァ美唄が指定管理者制度により、管理運営、28年には博物館登録により美術館に、29年には25周年を迎え、その間、作品数も40点以上に増え、敷地面積も3倍以上と大きく増えるなど、大きく環境が変わってきております。現在は、新型コロナウイルス感染症の拡大や長期化をしておりますが、それまでのここ数年間は国内外より多くの観光客が訪れていることはご承知のことと思います。本定例会においても、感染症予防対策に伴う補正予算案も提案されておりますが、しっかりと現状での対策をしつつ、収束後も見据えて進めていくことが必要であると考えます。約2年後の令和4年度には道道美唄富良野線が開通予定であり、それを見据えた施設の老朽化対応、野外彫刻の損傷、市民の関心の低さなど、さまざまな課題がある中、その解決方法を示しながら、芸術文化振興による市民活動の活性化を基軸に綺麗な美術館として地元美唄を語ることができる芸術広場、本市の交流の中心となるよう、観光ビジョンと整合性を図りながら、将来ビジョンとして平成30年に安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ビジョンが策定されました。その中、アルテピアッツァ美唄の周辺地域において都市計画の手法による環境保全策が講じられることは聞き及んでおりますが、私の知る限りでは、NPO法人はさらなる環境景観などの保全に向けた取り組みを望む意見を聞いたことがございます。このことからも、これまで教育委員会と十分な関係者との連携が図れていないのではとも考えられます。私はアルテピアッツァ美唄のあり方について、計画行政という言葉がありますように、アルテピアッツァ美唄ビジョンが大本となり、進められるべきものであると考えますし、ビジョンにある具体的な施策の展開には作家やNPOと協議しながら施策の進行管理を行うと示され、教育委員会とNPO法人等との連携体制のあり方をしっかりと明確にした上で、その次にさまざまな手法による環境景観の保全等を含めた取り組みを展開していくべきと考えます。そこで、教育委員会と作家、NPO法人など関係者の方々や地域住民及び行政内関係部局との連携がどのように図られているのか。特にNPO法人と教育委員会は美術館会議など、どの程度の頻度で意見交換がなされ、どのような案件などが話合われ、重ねられているのか。また、美術館の施設や周辺の景観の保全、さらには関連する栄幼稚園跡地利用について、今後どのように考えているか教育長に伺います。2つに、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ビジョンの進捗状況についてでありますが、このビジョンは作成されて2年と3カ月が経過しました。このビジョンの中には、るる示されておりますが、先ほども述べました、具体的な施策の展開にある市民意識の高揚、指定管理者制度による施設管理、ソフト事業の拡充、環境維持のための人材確保など、これら将来ビジョンの進捗状況について、どのようになっているのか、教育長に伺います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

松山議員の質問にお答えします。新型コロナウイルス感染症による観光への影響についてでありますが、新型コロナウイルス感染者の拡大により、本市の4月から6月の観光入込み客数は前年同時期の13万8,402人対して5万3,344人留まり、約61パーセントの減少と大きな影響があり、今後もその影響は長引くものと考えております。現在、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、感染拡大の防止と地域経済活動の活性化を両立させるという新しい段階にありますが、これに対しまして、「ふるさと美唄応援団」等のPR活動を通じて美唄の魅力や優位性を知っていただき、美唄にゆかりのある人や美唄に思い入れのある人、団体等を呼び込むなど、いわゆる関係人口の拡大を図ることが重要であると考えております。こうしたことから、このたびの定例会におきましては、宿泊施設の宿泊料の一部助成を行うことを通じて美唄を訪れ、美唄の魅力や優位性を知ってもらうとともに、「ふるさと美唄応援団」等の関係人口の拡大を図る事業を補正予算に提案させていただいているところでございます。また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点からも、「大都市への過度な人口集中から地方分散へ」という大きな時代の流れの中で、都市部から地方への移住ニーズやテレワークが急速に広がっているところでございます。このため、8月下旬に国から事業採択を受けました、地方創生推進交付金の実施計画に基づき、テレワークの環境整備に向けた準備を進めるとともに、いわゆる仕事と休暇を兼ねて滞在する「ワーケーション」やサテライトオフィスの誘致活動を行うなど、美唄と多様に関わる都市部の企業とのつながりを拡大する取り組みを進めております。なお、昨年のキャンプ場の利用状況につきましては、163人となっておりますが、近年のアウトドアブームについては今後、調査・検討して参りたいと考えております。次に、道道美唄富良野線の開通に向けた周辺施設整備についてでありますが、現在、市としましては、道道美唄富良野線沿線などの建築規制を行うため、特定用途制限地域の設定を進めるとともに、炭鉄港として認定された日本遺産の保全調査を行っております。今後につきましては、利用者が増加しつつあるスキー場について調査・検討を行って参りたいと考えております。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

松山議員の質問にお答えいたします。安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄についてでありますが、はじめに、NPO法人アルテピアッツァ美唄との連携につきましては、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の指定管理者であるNPO法人の近況報告や運営上の問題点などを協議する、美術館運営会議を2カ月に1回程度開催しているほか、日常的な確認事項につきましては、随時NPOと連絡を取り合いながら、連携をはかっているところでございます。また、美術館館長やNPO職員、教育委員会関係職員で構成する美術館会議については、アルテビジョンについて意見交換をした以降は開催しておりませんが、今年度の文化財保全事業として、旧栄小学校の体育館と校舎の点検調査を実施していることから、この調査結果により今後の保全のあり方などについて、協議して参りたいと考えております。次に、周辺景観の保全については、市長部局で進める特定用途制限地域の指定により、旅館、ホテルなどのうち、周辺環境に影響がある施設の建築規制が進められるものと考えております。NPO法人からは、美術館周辺の景観保全のため、さまざまな提案を受けているところですが、関係する各種計画や制度などについて市関係部局と連携を図りながら、今後とも協議をしてまいりたいと考えております。また、旧美唄市立栄幼稚園については、その木造校舎と自然環境豊かな芸術空間を生かした利活用について考えるため、市民委員の募集を行い、学識経験者や各団体からの推薦委員などで構成する、旧美唄市立栄幼稚園利活用検討委員会を設置し、今後利活用に向けた検討を行うこととしております。次に、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ビジョンの進捗状況についてでありますが、まず、市民意識の高揚につきましては、市民の皆様に対して広報メロディーやホームページ等により、周知を図ってきたところであります。また、市内小中学校の児童生徒に対して、校長会議等を通じてNPO法人が作成する美術館利用の案内を配布するなどの周知を図るほか、美術の授業などで活用してきたところであります。さらにNPO法人等と連携を図り、アンケート調査などを行い、来訪者の注目する場所、傾向などの把握に努め、今後とも美術館の価値や魅力について積極的に情報を発信するなど、市民意識の醸成に向けた取り組みを進めてまいります。次に、指定管理者制度による施設管理につきましては、NPO法人と平成30年度に基本協定を更新し、5年間委託することとしました。同法人と良好な協力関係を保ちながら、今後とも適切な施設管理を行ってまいりたいと考えております。次に、ソフト事業の拡充については、NPO法人が取り組む事業に対し、学校の教育活動との連携を図るなど、今後とも協力して実施してまいりたいと考えております。次に、環境維持のための人材確保については、専門的な知識を有する職員の場が必要であり、良好な施設管理を維持する為、今後とも市関係部局との協議を続けてまいりたいと考えております。次に、アルテビジョンの進捗状況につきましては、現在、計画期間中の3年目であり、施設の経年変化への対応、野外彫刻の損傷、市民の関心の低さなど、さまざまな課題はあるものの、NPO法人と連携して着実に実現できるよう、努めてまいりたいと考えております。

再質問 8番 松山教宗

自席により、2点について再質問いたします。まず、観光振興についてでありますけども、現在のコロナ禍の中で近隣への宿泊や日帰り観光など、マイクロツーリズムが最近移行してございます。地域の観光資源磨き上げやブラッシュアップにより、宿泊と体験を組み合わせた滞在のプランの提案なども必要と考えます。また、アウトドアによる観光についてはゴルフ5カントリー美唄が昨年、グランピング事業を実施するなど各施設の活用が広がっているということは認識してございます。こうした動きに対して、市として民間事業者への支援や我路ファミリーキャンプ場などの活用については、どのような考えなのかを伺います。また、特にスキー場や我路ファミリー公園については、道道美唄富良野線の沿線の開通に向けた重要な拠点施設という答弁もございました。また、スキー場の調査・検討を行うということでありますが、我路ファミリー公園のキャンプ場やスキー場について、今後の方向性について市長にお伺いいたします。次に、アルテピアッツァ美唄についてでございます。環境保全についてでありますが、より細かな保全として、案内看板の配置や色彩、町並みや統一感、風景の立体化など、自然の広場、美術館として周辺景観の調和などが必要などと考えますが、今後どのように協議を進めていくのか。そして検証されていると考えますが、アルテピアッツア美唄ビジョンにおける課題はどのようなものがあるのか。また、アルテピアッツァ美唄ビジョンは来年度からの第7期美唄市総合計画との整合性をとるため、見直しをするという記載がございますが、はたして見直しをする予定なのか。その見直しスケジュールについても伺い、さらにアルテピアッツア美唄に対する今後のあり方についてどのように考えているのか、教育長に伺います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

松山議員の質問にお答えします。道道美唄富良野線の周辺施設のあり方についてでございます。地元観光業に対する支援につきましては先程申し上げました、ふるさと応援団への支援等で、当面対応して参りたいと考えております。それから、我路ファミリー公園のキャンプ場やスキー場につきましては、新型コロナウイルスの収束動向、こういったものをきちっと見極めながら対応することが重要であると私は考えてございます。あわせて、道道美唄富良野線の開通などを踏まえた、調査研究といったものを行ってまいりたいと考えております。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

松山議員のご質問にお答えいたします。安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ビジョンの進捗状況についてでありますが、アルテビジョンにおける課題につきましては、今後、海外からの観光客の増加や道道美唄富良野線の開通による来館者の増加が予想されるほか、施設の経年劣化対応、屋外彫刻の損傷などのさまざまな課題でありますが、その中で美術館につきましては、旧栄小学校の校舎と体育館の点検調査を実施しているところから、その調査結果を踏まえて、今後の保全のあり方などについて協議してまいりたいと考えております。また、第7期美唄市総合計画との整合性については、現在、計画の策定が進められているため、進捗状況を見ながらNPO法人と必要な見直しについて協議を進めてまいります。さらに周辺景観につきましては、NPO法人、市長部局と検討していく必要があると考えております。今後のあり方については、彫刻と自然の芸術文化施設としてのほか、道道開通を意識した本市東部の他施設との連携について、市関係部局とも協議してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月4日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる