美唄市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月17日
市長の公約について
2019年7月17日、美唄市議会の一般質問で、伊藤真久議員が「市長の公約について」質問し、市長 板東知文が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤真久 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 伊藤真久
令和元年第2回定例会にあたり、大綱1点、市長の公約にある栄幼稚園の存続について、市長に質問いたします。まずは、幼児教育の現場である栄幼稚園と、芸術広場であるアルテピアッツァ美唄について、お伺いいたします。先に行われた所信表明にて、市長は公約のとおり、栄幼稚園の存続をご決断されました。このことに関しまして、私自身、市民の方々から、たくさんの喜びの声を聞いております。芸術広場であるアルテピアッツァと幼児教育の現場が一体となった、全国にも類をみない栄幼稚園は、美唄市の大きな財産の1つであります。アルテピアッツァ美唄は、開設時より、子どもを育む栄幼稚園と長く共存してまいりました。栄幼稚園とアルテピアッツァ、教育と芸術、そして、子どもたちと観光客、これらをどのように調和し、栄幼稚園を存続させていくのか、市長にお考えをお聞きします。次に、過去、美唄市としては、栄幼稚園を閉園するという方針が決まったと承知しております。その時の閉園の主だった3つの理由について、お伺いいたします。まず、その主だった3つの理由といたしましては、1つはアルテピアッツァ美唄とその併設による不審者や熊への対策、2つ目は、施設の老朽化や併設施設などの施設整備の課題、そして、3つ目は、入園者の減少予想であります。栄幼稚園を存続させるにあたり、これらの課題にどのように対応していくのか、不審者や熊、老朽化につきましては、園児や先生の命にかかわる重大な課題でもあります。単純に幼稚園の周囲に熊よけなどの柵を設ければよいのかと言えば、それは併設施設との景観との兼ね合いから、よくよく議論されなければなりません。まさしく、芸術広場と教育現場が一体となったその特殊性ゆえの課題であります。また、熊対策や施設の老朽化に関しましては、栄幼稚園だけでなく、アルテピアッツァの観光客の安全にもかかわってまいりますので、そこも含めた対策が必要になるのではないでしょうか。改めまして、閉園の決め手となった3つの課題について、どう対応していくのか、市長のお考えをお聞かせください。最後に、今後の栄幼稚園の入園者と若者、子育て世代について、お伺いいたします。今年の10月より開始が予定されている幼児保育無償化実施事業は、低所得の若者でも、安心して子どもを生み、育てることができるように支援する少子化対策であり、また、今現在、子育てに励む人たちを支援するための子育て応援事業であります。これにより、全国的に幼稚園等に通う子どもは増加が見込まれており、栄幼稚園も例外ではありません。しかしながら、一時的な増加があったとしても、現在、人口が減少し、若者、子育て世代の流出が続く美唄で、その後も入園者数の増加を見込めるかといえば、非常に厳しいものとなってくるでしょう。入園者数を増加させるには、子育て世代を移住・定住させることが大きな意味を持つのであります。その中で、栄幼稚園がどのような価値を生み出していけるのか、先ほど申し上げたとおり、栄幼稚園は、芸術広場と教育現場の共存という、その特殊性の中で、さまざまな課題に直面しております。しかしながら、それらの課題を解決していくことで、他に類を見ない幼稚園のモデルケースとして、全国的に確固たる価値を築く、美唄の他にどこにもない、美唄市が、美唄市民が、胸を張って自慢できるような施設をつくり上げていくことが大切になってくると私は考えております。いずれは、他の市町村から栄幼稚園に通わせたいから美唄に住みたいと、そう言ってもらえるように努めていく、こうした栄幼稚園という1つの大きな木を育てることで、移住・定住政策、あるいは商業・観光など、さまざまな政策と連携した複合的な施策にも良い影響があると私は考えております。市長並びに皆様には、栄幼稚園存続に向けた話し合いとともに、そこから転じる複合的な美唄市の政策に向けて、知識と情熱を注いでもらいたいと強く思うところであります。その点に関しまして、市長のお考えをお聞かせください。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
伊藤議員の質問にお答えします。初めに、市長公約について、栄幼稚園の存続についてでありますが、栄幼稚園につきましては、アルテピアッツァ美唄が平成4年にオープンした当初より、アルテピアッツァ美唄の景観と一体化したやすらぎと心和む空間を形づくり、自然や彫刻と触れ合う中で、子どもたちの情操を育みながら、幼稚園教育を行っている全国でも他に類を見ない幼稚園となっております。このかけがえのない空間の中で、今後とも幼稚園教育を行っていくためには、指定管理者であるNPO法人アルテピアッツァびばいや市関係部局等と連携しながら、幼稚園と美術館との調和について取り組んでまいりたいと考えております。次に、不審者対策と熊対策につきましては、指定管理者であるNPO法人アルテピアッツァびばいと十分連携を密にしながら、園児の見守りなどの必要な対応を行い、安全確保をしっかりと図ってまいりたいと考えております。次に、園舎の老朽化対策につきましては、木造二階建て校舎の一部分を幼稚園園舎として使用しております。今後とも、園舎の安全確保を図るため、必要な修繕・整備などを行ってまいりたいと考えております。次に、園児の減少につきましては、入園児の減少が見込まれるものの、幼稚園と美術館の豊かな自然に触れて感動する体験や、園児が集団生活を通じて人との関わりを深めることも重要なことから、市内の他の保育園や私立幼稚園との交流活動も進めてまいりたいと思います。次に、栄幼稚園の環境を活用したモデルケースにつきましては、すでに美術館と幼稚園が融合した園児達の幼児期のすぐれた情操教育の場として、また、他に例のない学習環境モデルとして、全国からも高い評価を得ているところでございます。このため、この美唄市が培った貴重な教育資源を大切に生かしながら、移住・定住施策にもつなげてまいりたいと考えております。