美唄市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月13日
DXについて
2023年3月13日、美唄市議会の一般質問で、伊藤真久議員が「DXについて」質問し、市長 板東知文が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤真久 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 伊藤真久
令和5年第1回定例会に当たり大綱1点、美唄市のDXについて市長にお尋ねします。DXについては、かねてより私も一般質問しており、先日も同僚議員から関連した一般質問がございました。多少似通った質問となる部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。まず、本市には、美唄市DX推進計画があり、これは第7期美唄市総合計画の前期基本計画との整合性が取られた、令和7年度までの本市におけるDX推進の基本となる計画です。こうした計画の整備をはじめ、昨年7月には、CIO補佐官に外部人材を招へいするなど、組織の構築や整備を着実に行い、また、先進地への行政視察や研修会の開催、人材交流などを行うことで、職員のDXの理解を深めるとともに、機運を高めることにもつなげていると考えております。DXが人口減少社会において重要な意味を持つことは、これまでの一般質問を通じて何度となくお話をしてきました。そんな中、2月18日、岩見沢市の除雪DXがニュースで取り上げられておりました。岩見沢市では除雪に利用するブルドーザーにタブレットを設置し、そのタブレットから、例えば、消火栓が近くにありますといったアナウンスが流れるそうです。このタブレットには、市が開発したアプリが搭載されており、地図上に落とし込んだ障害物の情報と人工衛星からの信号を基に割り出した正確な位置情報を合わせることで障害物を避けることができるそうです。さらに除雪作業の情報は、リアルタイムでクラウドに送信され、市役所内で共有し、管理できる仕組みとなっており、そうしたデータを利用することで、作業日報作成の事務仕事も軽減され、市民の要望にスムーズに対応できるようになったとのことです。この事例でも、作業日報作成の事務仕事の軽減のように、まさしくRPAの良い事例だと考えております。本市のDX推進計画では、こうしたAI・RPAの利用促進を重点事項の一つに掲げ、導入予定時期を令和5年度としております。そこでまず1点目の質問として、令和5年度のAI・RPAの利用促進の目標や予定についてお伺いします。次に、私はこれまでにDXによる業務改善を行う上で、全庁業務量調査を行うことで、業務の方法、根拠と優先順位を付け、より効果的にDXを推進していくことについて一般質問を行ってまいりました。答弁といたしましては、コストパフォーマンス的に厳しいというお話でありました。とはいえ、業務改善は行われていくわけであり、その業務改善の優先順位をどのように付けるのかといえば、それは毎年行っている事業評価などによるということでした。そこで2点目の質問として、今後の業務改善をどのように行っていくのか。市として事業評価から優先順位を付けていると思われますので、その業務改善のロードマップやスケジュールについてお伺いします。次に、DX推進の組織の構築についてです。昨年、本市ではDXの先進地として、東京都狛江市に職員を派遣、その後、市議会においても総務・文教委員会が道外行政視察で、同じく東京都狛江市のDX推進を視察したという経過がございます。狛江市では、ペーパーレスや押印の廃止、市民の半数以上が登録している公式SNSアカウントなどの実績のほか、庁舎内のフリーアドレス化の実証を行うなど、積極的にDXや改革を前に進めようという姿勢があり、本市としても、参考にすべき点が多いと感じました。そして狛江市では、本市と同じくDXを推進する計画があります。そして、その他に狛江市DX戦略というのを策定しております。そこでは、DX戦略の方向性や進め方についてまとめており、庁内のDX、行政サービスのDX、地域社会のDXの三つの柱を掲げ、組織横断的なチームを立ち上げるなど、庁内のDX推進体制をより明確にしています。DXの取り組みは多岐にわたり、先ほど岩見沢市の除雪DXや業務DXなど、さらに同じDXの中でも、庁内のDXと行政サービスのDXが混在するなど、その中身は非常に複雑です。そして、それらはなかなか1人の担当者、1か所の担当課でどうにかなるものではなく、横断的な組織の中で、複数の視点を持って課題を整理していく必要があると考えております。そこで3点目の質問として、本市における全庁的・横断的なDX推進体制の構築についてお伺いします。続いて、総務省の「地域デジタル基盤活用推進事業」についてです。今事業は、デジタル化の恩恵を全国津々浦々に広げるために、地方の自主的、主体的な取り組みに対する支援を展開するとしています。この事業は、計画策定支援、実証事業、補助事業の三つの支援策を用意しており、特に、計画策定支援については、国の支援への申請、提案等にも活用できるような、デジタル技術を活用して、地域課題を解決するための計画書の作成を支援先団体の費用負担なしで行うものとなっており、非常に活用の幅が広い支援となっております。この事業に関して、今定例会が始まる直前の2月22日に総務省が公表し、一次公募を開始したこともあり、庁内では、まだあまり議題に上がっていないかもしれません。実証事業や補助事業についても、一次公募が3月下旬頃を予定しているとのスケジュールが示され、そこで今後、本市のDXを進めていく上でも、こうした支援を積極的に活用していく必要があると考えておりますが、市長の考えをお伺いします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
DXについて、デジタル・トランスフォーメーションについてでありますが、これまで、本市におきましては、美唄市デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画に基づき、令和3年度は、会議録支援システムや新型コロナウイルスワクチン接種予約システム、住民票及び印鑑証明のコンビニ交付の導入を行っており、令和4年度は、キャッシュレスレジの導入や美唄アプリの運用を開始したところでございます。令和5年度における、AI(人工知能)やRPA(業務の自動化技術)の利用に向けましては、住民税の賦課業務の省力化を図るため、システムの構築を行い、本年度中の稼働に向け取り組んでまいります。次に、今後のデジタル技術を活用した業務改善につきましては、令和5年度について、市役所庁舎内に住民票や印鑑証明などの自動交付機の導入、コンビニ収納を開始するほか、行政手続のオンライン化を推進するとともに、マイナンバーカードの普及・利用促進に取り組んでまいります。なお、DX推進計画においては、令和7年度までに10件の業務改善を目標として掲げているところでございます。次に、DXの推進体制の構築につきましては、いわゆる「書かない窓口」など庁内業務の見直しを図るため、全庁横断的な推進組織を設置し、美唄らしいデジタル技術の活用、住民サービスの向上に向けた取り組みを進めてまいります。次に、総務省の「地域デジタル基盤活用推進事業」の活用についてでありますが、本事業につきましては、国において「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、地方公共団体等によるデジタル技術を活用した、地域課題解決の取り組みを総合的に支援するものとして令和5年度より実施するものであります。対象となる事業につきましては、デジタル技術の導入・運用計画を策定する「計画策定支援事業」、また、新しい通信技術の活用による地域課題の解決を図る「実証事業」、さらには、通信インフラの整備を行う「補助事業」の三つの事業から構成され、自治体のニーズに合わせて、必要な支援を受けることが可能となっているところでございます。また、本市におけるデジタル化の推進に向けましては、令和5年度において、市役所庁舎内に住民票・印鑑証明などの自動交付機の設置や、ICT技術を活用し、自宅に戻れなくなった高齢者を早期発見するため、「SOSネットワーク」の再構築について、デジタル田園都市国家構想推進交付金を活用するほか、スマート農業の推進や保育園のICTシステムの導入など、各省庁の補助事業を活用しながら取り組んでいるところであり、本事業の活用につきましては、市で進める各事業との関連性を含め、十分に調査・検討してまいります。
質問 2番 伊藤真久
順序が逆転しますが、まず総務省の「地域デジタル基盤活用推進事業」について、先ほども申し上げたとおり、2月22日に公表・公募が始まって、まだ間もなく、説明会すら今定例会中に日取りが設定されているなど、本当に調査・検討の段階から始まるものと思っております。答弁にありましたとおり、新年度予算にもデジタル技術を活用した地域課題への対策事業、数多くございます。是非、そうした事業がより良いものになるためにも、検討のほどよろしくお願いいたします。こちらについて質問は終わります。DX推進計画の全庁的・横断的なDX推進体制の構築について、今ほど答弁において、全庁横断的な推進組織を設置すると、お言葉がございました。私が言うまでもないことでございますが、先進地、視察した狛江市の組織の作り方や機能、そうしたものを学び、美唄市に適したDXの推進をしていただければと思います。特にこれからは、組織づくりとともに、職員全体のDXの機運を高めていかなければなりません。狛江市のDXの担当者も、DXの鍵を握るのは、DXを他人事から自分事に変えられるかが重要だとおっしゃっておりました。市長におかれましても、是非方針や計画を、分かっていても言葉に出して、職員全体がDXを自分事として考えていけるように発信していただければと思います。1点、再質問いたしたいのは、今後の業務改善についてであります。令和7年度までに10件の業務改善を行うという目標数値は分かりました。ただそれをどう行うか。順序を整理したものが、ロードマップ、スケジュールであると考えております。先ほど話にもあった狛江市のDX戦略では、このロードマップについても示されております。業務改善のためには、当然ながら業務の実態を把握しなくてはなりません。改めて本市の業務量の把握について、お伺いしたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
デジタル・トランスフォーメーション(DX)の今後の取り組みについてでございますが、業務量の把握につきましては、毎年度実施しております、事務事業評価や各課とのヒアリングのほか、勤務状況調査を基に、各事業などの業務量を把握しているところでございます。今後におきましても、引き続き、これらを基に業務量の把握に努めながら、デジタル技術を活用した業務改善に努めてまいりたいと考えております。デジタル技術の活用と言っても、あくまでも手段でございます。基本的には職員一人一人が業務の改善に向けた取り組みについて、しっかりと取り組むことが基本だと考えてございますので、そういったものを含めて、DXに取り組んでまいりたいと考えております。