みんなの議会

美唄市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日

(1)観光誘客の推進について/(2)除雪について

2022年12月12日、美唄市議会の一般質問で、伊藤真久議員が「観光誘客の推進について」「除雪について」について質問し、市長 板東知文、経済部長 土屋が答弁しました。

質問者
伊藤真久 議員
答弁者
市長 板東知文、経済部長 土屋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 伊藤真久

令和4年第4回定例会にあたり、大綱2点について市長にお尋ねします。大綱1点目は、観光誘客の推進についてであります。本市では、観光誘客の推進として、ステイびばい推進協議会を発足し、市内滞在型の観光商品の開発を目指しているところであると承知しております。今や、観光業の市場規模は世界的に拡大しており、コロナによる世界的な移動制限がなされている今なお、コロナ後を見据えて市場が動いている状況です。これは、インバウンドに限らず、国内旅行においても、これまで観光客の半数以上が外国人で占められていた観光地に、国内旅行客が再び動き出しており、観光需要の高さを伺います。美唄市もそうした旅行客の需要を取り込むべく、ステイびばい推進協議会を立ち上げ、観光誘客につなげていくという現在の方針であると認識しております。そこでまず、現在における市内観光客の入込状況についてお聞きします。この数年はコロナの影響で、入込数は激減していることと思いますが、コロナ以前から現在に至るまでの市内観光客の入込数や主な観光地の状況についてお伺いします。次に、現在DMO登録を目指しているステイびばい推進協議会が取り組む、観光資源の開発について、取り組みの具体例としては、主に旅行商品の開発になってくるものと思います。滞在型の商品であれば、どのような滞在ができるのか、どのような体験ができることなどを企画し、自分たちで旅行パッケージを作成するか、あるいは、それらの商品を旅行業者へアピールし、旅行業者から送客を得ていくかと思われます。それらの商品のターゲットとしているのは、国内なのか、海外なのか、あるいは両方か。また、もし国内や海外であっても、年代や趣味嗜好など、さらにターゲットを絞っているのなら、お答えできる範囲で構いませんので、お伺いします。次に、アドベンチャーツーリズムとサステナブルツーリズムへの取り組みや考えについてであります。アドベンチャーツーリズムは、体験型旅行として、昨今の旅行業界において非常に人気のある旅行商品であります。特に、北海道観光は、自然豊かな環境の中で、何か特別なことを体験する、経験できる、おいしい食べ物があるというのは、国内、海外を問わず、共通の認識となっております。これは大変、非常に人気が高いものとなっており、そうした中、美唄市にも自然豊かな土地は数多く残されており、それらを生かしたアドベンチャーツーリズム等に取り組む考えなどについてお伺いします。続いて、サステナブルツーリズムについてであります。サステナブルツーリズムとは、持続可能な観光という意味であり、昨今は、宿泊施設などのパンフレットにも、サステナブルへの取り組みを記載する事業者が増え始めました。そうした背景には、特に海外の旅行客は、そうしたサステナブルな商品を一つのブランドとして考えており、多少金額が割高になったとしても、サステナブルな商品を購入する層が形成されつつあります。しかしながら、サステナブルへの取り組みはコスト面の課題が大きく、導入が難しいとされているのも事実です。そこで、そうしたサステナブルツーリズムへの取り組みや考えについてお伺いします。次に、現在2023年に北海道で行われることが内定しているアドベンチャートラベルワールドサミットへの参加について。これについては、参加に様々な条件等があるのかもしれませんが、美唄市やステイびばいとして、参加の意思があるのかどうか、お伺いします。最後に、その他ステイびばい推進協議会が今後具体的に取り組むことについてお伺いします。次に、シティセールスについて。観光誘客には主に二つの軸があると思っております。商品開発と広報です。先ほど申し上げたのは、商品開発としてお伺いしてまいりました。次は商品をどうやって売り出すか、広報面に関する質問です。過去から現在に至るまで、どのようなシティセールスを行ってきたのかと、その成果についてまずお尋ねします。2点目として、これまでの旅行による誘客とは別のベクトルの話となりますが、フィルムコミッションの開設についてであります。フィルムコミッションとは、地域活性化を目的として、映像作品やロケーション撮影が円滑に行われるための支援を行う公的な団体と定義されております。具体的には、ロケ撮影に際して、映像制作者と地域社会との間に入り、各種の連絡や交渉など、調整を行います。各地では、自治体や観光協会が設立に関与し、あるいは運営の母体となり、近隣では、岩見沢市などもフィルムコミッションを設けていると承知しております。本市も過去には映画の一部ロケ地となるなどし、こうしたフィルムコミッション的な役割を果たしたこともあると承知しております。今やこうした映像媒体は、映画やテレビに限らず、個人でも撮影される時代となっており、こうした調整を行える機関、あるいは人材があることが市の一つの魅力として、シティセールスにも活用できるものと考えております。そこで、こうしたフィルムコミッションの開設について考えをお伺いします。次に、市内経済の活性化につなげるための観光ルートの動線についてです。現在、美唄市の主な観光拠点は、アルテピアッツァ美唄、ゆ~りん館、東明公園など、高速道路のインターチェンジよりも東側に集中しており、一方で、土産物や美唄やきとりなどの名産品を販売するのは、国道12号線の近くに集中しており、この動線のチグハグさが観光誘客に力を入れても、市内経済循環されない要因になっているのだと考えております。私も2019年の定例会の中で、高速道路の東側、135号線沿いの整備について、一般質問をさせていただき、観光の動線について、道道美唄富良野線の開通を待たずに、早々に議論を進めていってもらいたいと考えております。そこで、市としてこの観光の動線について、現状どう考えているのか、また今後どう整備していくのかをお尋ねします。続きまして、大綱の2点目は、除雪についてです。本市は、毎年降雪量も多く、除雪は市民にとって非常に関心の高いところです。私も様々な委員会の中で、除雪、特に福祉に関わる除雪についてお話をさせていただいております。市民からよく聞かれるのが、発言通告にもあるとおり、玄関から歩道までの間口の除雪についてです。一般に間口除雪と呼ばれるものですが、市が行う間口除雪は、除雪車が行った車道除雪後の残雪を除雪するというものであり、玄関先までの除雪はしないと、はっきり注意事項に記載されております。ですので、ここではあえて、間口除雪という言葉ではなく、玄関から歩道までの間口の除雪と言葉を選ばせていただきました。そして申し上げたとおり、そうした間口除雪を行う人たちは、得てして玄関から歩道までの間口の除雪も困難である世帯がほとんどです。これまでは、近隣の人に力を借りて行っていたものの、その方もまた高齢者となり、また地域全体が高齢化していく中で、除雪の需要は高まる一方で、供給が減っていくという状況となっています。そこで、除雪を受け持つ業者に連絡しても、除排雪業者も人手が足りているわけではないので、どうしても断らざるを得なかったり、金額的に折り合いがつかないなどしているとお聞きします。そこで1点目、様々な事情により、玄関から歩道までの間口の除雪も困難という世帯に対する市の支援はどのようになっているのかをお伺いします。また、先ほど除雪に関する需要と供給の話に触れましたが、現在そうした状況をどのように把握し、どのように考えているかをお伺いします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

観光誘客の推進について、「一般社団法人ステイびばい」がこれから取り組む観光資源の開発についてでありますが、美唄市の観光が目指す姿は、平成30年に策定しました美唄市観光ビジョンにおいて定めており、その取り組みにおいては、国内外へ向けた、着地型観光商品の開発や情報発信体制の充実などを図ることとしております。また、ビジョンに基づき、各施策の実行の中心となる官民連携組織として、本年11月に「一般社団法人ステイびばい」を設立し、今年度中には、DMO候補法人の登録や旅行業登録を目指すこととしております。今後の展開につきましては、今年度中に改定予定の「観光ビジョン」を踏まえ、美唄市の特徴である「食」や「農」といった強みや「アウトドア」などに関連したアドベンチャーツーリズムのほか、「雪」や「自然エネルギー」に着目したサステナブルツーリズムなどのコンテンツづくりをステイびばいや観光物産協会など、関係する団体、機関、企業などと十分な連携を図りながら、市全体として取り組んでまいります。また、来年9月に予定されているアドベンチャートラベルワールドサミットにつきましては、その開催概要の把握に努めるとともに、ステイびばいなど、関係機関、団体等との協議を行ってまいります。市としましては、官民が一体となった新たな観光推進組織である、ステイびばいとの十分な連携のもとに、着地型観光の取り組みや、情報発信により、交流人口や関係人口の創出・拡大を推進するほか、若い世代のローカル志向や地方志向に沿った、選ばれる地域づくりを進めるなど、魅力ある地域づくりに取り組んでまいります。次に、シティセールスについてでありますが、はじめに、まちを宣伝するシティセールスの状況につきましては、令和2年度及び令和3年度につきましては、コロナ禍ということもあり、人の動きやイベント開催などに制限が設けられたことから、実施することが非常に難しい状況でありましたが、こういった中でも、様々な工夫により、ふるさと納税における特産品PRのほか、広報面では、雑誌やSNSなど、PRを行ってまいりました。また、令和3年度には、美唄市史土資料館で「チームラボお絵描き水族館」などを実施し、市外からも多くの観光客が本市を訪れ、効果的な情報発信を行うことができたものと考えております。また、今年度につきましても、今月10日からゴルフ5カントリー美唄コースで「チームラボお絵描きアニマルズ」を開催しており、現在、東川町も開催しております、同時開催による連携企画として、「チームラボお絵描きコラボ」を実施しているところでございます。さらには、美唄の立地企業とのつながりから、日本理化学工業の川崎本社敷地内に開設しました「美唄コンテナショップ」での「北海道・美唄フェア」のほか、新たに、友好都市である愛知県大治町や美唄ブラックダイヤモンズと連携し、独立リーグが開催されている福島県や新潟県などで、物販・観光PRを実施しております。こうした新たな取り組みが、本市の関係人口・交流人口の拡大とともに、ふるさと納税の増額につながるなど、一定の効果が出ているものと考えております。次に、フィルムコミッションについてでありますが、本市におきましては、観光物産協会にフィルムコミッション特別委員会が組織されており、本市で、映画などのロケ撮影が行われる場合の連絡・調整等を行っているところであります。今後におきましても、美唄観光物産協会のフィルムコミッション特別委員会との連携を十分図り、必要な対応に努めてまいります。次に、観光ルートの導線についてでありますが、本市の観光資源となる施設等につきましては、交流拠点施設のゆ~りん館、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄、さらには宮島沼など、主に郊外に立地しておりますことから、観光の導線といたしましては、これら郊外の観光資源と中心市街地を結び、回遊や滞在につながる観光コンテンツが必要であると考えております。また、5年度中に開通する予定の道道美唄富良野線につきましては、現在、ゆ~りん館や東明公園をはじめ、日本遺産に認定された三菱美唄炭鉱竪坑櫓、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄、東明駅舎など、こういったものを活用したコンテンツの開発や、美唄国設スキー場エリアの通年利用により、新たな観光拠点の創出などについて検討を行ってまいります。なお、市内観光客の入込状況につきましては、経済部長より答弁をさせます。次に、除雪について、除雪が困難な世帯への支援についてでありますが、これまで市といたしましては、体力的、経済的に除雪が困難な高齢者、障がい者、母子及び寡婦世帯を対象といたしまして、冬季間の安全な在宅生活を支援するため、福祉除雪事業を取り組んでおります。また、これまで町内会等においては、隣近所の助け合いにより、除雪を行ってきた事例もありますが、高齢化の進展に伴い、なかなか助け合いもできなくなってきている状況にあり、本市においては、今後、除雪に関わる問題については非常に大きな課題と認識しているところでございます。このため、福祉のまちづくり条例及び地域包括ケア推進条例に基づき、自助、共助、公助の考え方により進めてきた、これまでの除雪のあり方を見直し、互助の中心となる社会福祉協議会に登録しているボランティア団体の活用や町内会単位での支援による組織体制の立ち上げなど、除雪の担い手を含めた新たな支援の仕組みづくりに向けて、全市的な観点から検討を行ってまいります。次に、本市の除雪業者の需要と供給の状況についてでありますが、現在、個人と契約している除雪業者につきましては、降雪の多い年では、供給が足りなくなっていると承知しているところでございます。このため、高齢者などからの市に対する問い合わせに関しましては、美唄建設業協会から業者を紹介してもらうよう対応を行っているところであります。除雪につきましては、全市的な課題ととらえていることから、今後、民間除雪事業者の状況などについて、美唄建設業協会と協議を行い、連携を図りながら、新たな行政と民間との役割分担の中で、支援のあり方を検討するなど、課題解決に向けて取り組んでまいります。

答弁 経済部長 土屋

市内観光客の入込状況につきましては、私から答弁をさせていただきます。新型コロナウイルス感染症拡大前の令和元年度と、コロナ禍の令和3年度の比較で申し上げますと、令和元年度が39万6,579人、令和3年度が25万2,343人で、36.4%減少したところであります。また、直近の令和4年度4月から9月までの上期では17万54人、令和3年度上期の13万1,686人と比較いたしますと、29.1%の増となったところであります。この間の主な観光地の状況につきましては、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄では、令和元年度が2万7,427人、令和3年度が1万1,254人で59%の減少となっておりますが、令和4年度上期では1万4,559人、令和3年度の上期6,485人と比較いたしますと、125%の増加となっております。また、宮島沼では、令和元年度が1万6,681人、令和3年度が1万1,220人で、32.7%の減少となっておりますが、令和4年度上期では8,246人、令和3年度の上期7,527人と比較いたしますと、10%の増加となったところでございます。

質問 2番 伊藤真久

大綱1点目の観光誘客について、観光客の推移等については承知しました。これからもDMO登録を目指すに当たり、こうしたデータの収集や分析というのは、特に重要になってまいります。引き続きしっかりとしたデータの収集を継続していただきたいと思います。ステイびばいについて、ターゲットやツーリズムへの取り組みなどは、今後ステイびばいにおいて協議されるという答弁の趣旨であったかと思います。今年度末にDMO候補法人登録をするためには、観光庁へDMO形成確立計画をステイびばいと美唄市の連名で提出しなくてはいけないものと認識しております。その計画を観光庁へ提出し、候補DMOとなり、その後、DMO登録要件が全て充足されていることを事業報告書や形成確立計画書の更新によって、観光庁が確認し、ようやく登録DMOとして、改めて登録されるものと認識しております。そこで、現段階で今後DMO候補法人の登録に必要な、DMO形成確立計画は、どのような進捗状況にあるのでしょうか。この計画には先ほど私が質問した、ターゲットの明確化や選択理由の他にも、観光分野の様々なデータ収集や分析の手法、専門人材の確保など、様々な記載事項が必要となっております。候補DMOの登録後、計画を更新できるとはいえ、未記入という状況での提出が可能かどうか私も存じ上げません。答弁では、ターゲットなどは今後協議されていくということでしたが、同時に年度末までに、DMO候補法人登録を目指すということでした。DMO登録に向けたスケジュールと、DMOの形成確立計画の進捗について再質問いたします。続いて、シティセールスについて、これまでの報告については承知いたしました。今後も引き続き、シティセールスに尽力していただきたいと思います。フィルムコミッションについて、美唄観光物産協会の中にフィルムコミッション特別委員会が組織されており、その特別委員会と連携を図っていくという答弁だったかと思います。しかしながら、大変申し上げにくいんですが、インターネットが全てではありませんが、美唄市フィルムコミッションと検索しても、当該の委員会は発見できない。また観光物産協会のホームページからも、フィルムコミッションに該当するものは身請けられません。組織図的には確かにそうした特別委員会があるのかもしれませんけれども、シティセールスという観点からも、これは対外に示していく必要があるのではないかと思います。ステイびばいが商品開発しようとしている、滞在型の観光商品は、主に旅行客や観光客を誘致しようとしておりますが、市内経済に影響を与えるのは、観光客だけでなく、仕事や出張で美唄市を訪れる人が増えていくということも考えるべきかと思っております。今ほどの答弁では、特別委員会と連携を図っていくということでしたが、そこについて、ぜひ、観光物産協会とともに、観光施策の一環として連携を強め、検討をしていただきたいと考えておりますが、市の考えについてお伺いします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

DMO候補法人の登録に伴う進捗状況についてでありますが、候補法人の申請につきましては、先ほどお話ありました、地方公共団体、美唄市と団体との連名で観光庁に対して「観光地域づくり法人形成・確立計画」を提出することになっておりまして、令和5年1月中の申請を目指して、現在取り組んでいるところであります。また、候補法人として登録された場合、3年以内に観光地域づくり法人として、改めて、登録申請が必要なことになりますので、まずは候補法人として登録すべく、関係機関と協議いたしまして、現在、関係書類を作成するなど、必要な申請の手続きを進めているところでございます。次に、フィルムコミッションについてでありますが、今後におきましても、観光物産協会のフィルムコミッション特別委員会との十分な連携を図りながら、フィルムコミッション、こういった受け入れ体制づくりに向けて十分検討してまいります。こういったことも含めて、観光含めてやはり交流人口、関係人口、さらには移住・定住につなげていく、こういった流れを、しっかり考えを持ちながら、今後ともこういった観光誘致各推進に向けて、しっかりと取り組んでまいりたいと考えおります。

出典:美唄市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる