名寄市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月17日
加藤市長5期目の選挙公約について
2026年6月17日、名寄市議会の一般質問で、谷聡議員が「加藤市長5期目の選挙公約について」質問し、総合政策室長 櫻田孝臣、経済部長 山田裕治、市立総合病院事務部長 佐々木紀幸、総務部長 木村睦、副市長 橋本正道、総合政策部長 石橋毅、市長 加藤剛士が答弁しました。
- 質問者
- 谷聡 議員
- 答弁者
- 総合政策室長 櫻田孝臣、経済部長 山田裕治、市立総合病院事務部長 佐々木紀幸、総務部長 木村睦、副市長 橋本正道、総合政策部長 石橋毅、市長 加藤剛士
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 谷聡
議長から御指名いただきましたので、通告順に従い大項目1点について質問をさせていただきます。4月に5回目の当選を果たされた加藤市長の選挙公約、市民へ約束する4つの柱について幾つか確認をさせていただきたいと思います。結果無投票となったことで公約のPRですとか詳細の説明をする機会ということが多分なかったということもあって、公約の内容については市民に必ずしも浸透していないというように感じているところです。大変重要なことだと思いますので、時間の関係で全てについてというふうにはなりませんけれども、何点か確認させていただきます。小項目の1番目、未来を開く人づくりについて。子供から大人まで学び、挑戦、地域を支える人材の育成と定着というサブタイトルがついております。これには7つの項目が掲げられておりますけれども、そのうち幼児教育、保育の量、質の確保について伺います。幼児教育の量の確保とは、少子化が進行している中、どのようなイメージを持たれておられるのかお伺いをしたいと思います。2番目として、町なかの将来像の具現化、括弧して図書館とか学生寮などについてでございます。先ほどの質疑の中でも触れられておりますけれども、町なか将来像における学生寮について、ミマツ跡地に当初の計画ですと大学生の寮という当初の構想があったというふうに聞いておりますけれども、その後どうなっているのか。先ほどの質疑とも一部かぶりますけれども、お答えをいただきたいと思います。それから、陸上自衛隊名寄駐屯地との連携強化。名寄駐屯地との連携で今まで以上、これまで以上に連携できるものというのがどういうものがあるのかということについてお考えをお聞かせいただきたいと思います。小項目2番目、地域の強みを生かす産業、仕事創出について。地域資源と産業の強みを生かし、安定した雇用と持続可能な地域経済の確立というサブタイトルがついておりますが、これには4つの項目が挙げられております。そのうち基幹産業である1次産業関連作業の付加価値拡大についてお伺いいたします。1次産業関連産業の付加価値拡大とは、具体的にどういうイメージをお持ちなのかお伺いをいたします。それから、北北海道の交通の要衝を生かした物流、防災拠点化構想の具現化、企業誘致についてです。物流、防災拠点化構想については、道北地域には必要だということは理解をいたしますけれども、これ名寄市民にとってのメリットとはどのようなものがあるのか、また企業誘致について想定している業種や企業はどのようなものがあるのかお知らせいただきたいと思います。続いて、小項目3番目、安全、安心で快適な暮らしの基盤創造について。安全で安心して暮らせる生活環境を整え、快適で魅力ある住環境の形成というサブタイトルがついておりますが、これには5つの項目が掲げられております。そのうち名寄市立総合病院の経営改革について伺います。市立総合病院の経営改革について、市政執行方針では増収策と経費削減策が示されておりますけれども、それぞれの実効性についてお伺いをいたします。2番目として、高齢者福祉と障がい者福祉。高齢者が住み慣れた地域で生活を続けられるようと市政執行方針でうたわれておりますけれども、親族のいる都会へ転出する事例というのが数多く見受けられているところです。これら高齢者転出の実態と有効策について伺います。小項目、4番目、未来を支える持続可能な市政運営について。人口減少社会に対応し、市民サービスを将来にわたり安定的に確保するため、選択と集中の実質化により財政基盤の強化と行政の質の向上というサブタイトルがついております。これには6つの項目が掲げられておりますが、このうち市職員の定数と人材育成計画の見直しについてお伺いをいたします。これまでも一般質問等で取り上げてまいりましたけれども、市職員の定数見直しでは危機感が伝わらないと思っています。はっきりとこれは削減というふうに表現すべきではないかと思っております。また、数値目標、人令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号数または総人件費について早急に数値目標を示すべきではないかというふうに考えております。以上、この場からの質問とさせていただきます。
答弁 総合政策室長 櫻田孝臣
谷議員から大項目で1点御質問いただきました。小項目1は私から、小項目2は経済部長から、小項目3は病院事務部長から、小項目4は総務部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。大項目1、加藤市長5期目の選挙公約について、小項目1、未来を開く人づくりについてお答えいたします。まず、幼児教育につきましては、幼稚園教育要領に基づき各園において実施しているところでありますが、保育所については保育所保育指針に基づいた保育を、幼保連携型認定こども園については幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づいて教育、保育を実施しているところです。いずれも就学前の子供の育ちを支える基準となるものでありますが、現在では内容の整合性が図られており、両基準とも子供の主体的な活動を重視する、遊びを通して学ぶ、環境を通して育てる、一人一人の発達に応じるといった考え方を基本としているところであります。そのため、幼稚園のみならず、保育所や幼保連携型認定こども園においても小学校との接続を見据えた幼児教育を行っているところでありまして、こうした幼児教育を行うためには保育士や幼稚園教諭の確保が重要であることから、量の確保としているところです。次に、町なかの将来像につきましては、本年5月に公表いたしました名寄まちなか未来宣言に基づき地域に根づくヒト・モノ・コトといった貴重な資源を最大限に活用し、今ここにある地域資源を起点に次の一手を考えるフォアキャスティングの視点を取り入れながら、コンパクトで活力あるまちづくりを推進してまいります。今後は次期総合計画の策定プロセスでいただいた市民の皆様の御意見やワークショップでの提言を反映させ、ま令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号ちづくり会社等をはじめ関係機関と連携を図りながら施策の実効性を高めてまいります。また、図書館機能を有する複合施設につきましては、西3条南6丁目周辺を候補地として検討を進めております。当該地は民有地であることから、まちづくり会社が土地所有者と協議、交渉を継続しているところでございます。西2条南7丁目における学生寮の整備におきましては、株式会社まちづくり名寄が主体となって進めている事業でありますが、本市といたしましても町なかのにぎわい創出と若者定住促進を図る重要なプロジェクトであると認識しております。引き続き同社と緊密に連携しながら必要な支援と情報共有に努めてまいります。次に、陸上自衛隊名寄駐屯地との連携強化についてお答えいたします。現在本市と名寄駐屯地は、防災対策や地域行事への協力、人材育成など幅広い分野で連携を図っております。特に災害発生時における対応や各種イベント、スポーツ大会、地域行事などへの参加協力は市民の安全、安心の確保や地域の活性化に大きく寄与していただいているところです。今後の連携につきましては、近年の自然災害の激甚化、頻発化に鑑み、実践的な防災訓練や避難所運営の円滑化に向けたノウハウの共有など、地域防災力の向上に向けた協力体制をさらに深めていく必要があると考えております。今後も引き続き名寄駐屯地の増強、環境整備等について北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会や陸上自衛隊名寄駐屯地増強促進期成会などと連携した各種要望活動を行ってまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。
答弁 経済部長 山田裕治
私からは、大項目1、小項目2、地域の強みを生かす産業、仕事創出についてお答えいたします。本市の基幹産業である農業につきましては、名寄盆地特有の寒暖差と豊かな自然が育む農畜産物を通じまして全国の皆様から高い評価をいただいております。一方で、生産者の高齢化や担い手不足、人件費や資材高騰など農業を取り巻く環境は厳しさを増しており、今後も持続的に発展していくためにはさらに付加価値を高めていく必要がございます。具体的な取組といたしましては、1つ目に生産性の向上が挙げられます。既に一部の農業者で導入が進んでいるICTを活用したスマート農業の推進や圃場の大区画化などにより作業効率の向上や省力化、品質の安定化を図ってまいります。2つ目には、農産物を軸とした企業との連携による付加価値の創出です。国内有数の産地であるモチ米をはじめ、高品質な野菜や国産のニーズが高まりを見せる薬用作物や酪農畜産など様々な農産物が生産される特徴を生かし、実需企業をはじめ関係機関との連携を深め、新たな産業や付加価値の創出に向けた取組を進めてまいります。次に、物流、防災拠点化構想の具現化について。本市は、道北圏域の地理的中心に位置し、北海道縦貫自動車道との高い接続性を有しております。この立地特性は、広域的な中継集約拠点として高い優位性を備えているものと考えております。こうした本市の強みを生かし、道北地域の交通の要衝としての機能を検討することは、基幹産業である農畜産物の安定的な出荷環境の確保や地域経済の基盤を維持する上で重要であると認識しております。本構想の具現化に向けましては、昨年9月に北・北海道物流拠点検討協議会を設立し、国の補助事業を活用しながら、客観的な物流量の分析や関係事業者へのヒアリングを実施してまいりました。現在はこれらの調査結果を踏まえ、拠点として備えるべき機能や候補地の精査など協議会等を通じて検討を進めているところでございます。今後は、これまでの調査で明らかとなった本市の特性や地域資源を踏まえ、食品加工や物流事業など関係企業に対して情報を発信してまいります。本市が物流、防災拠点として持つ可能性を検討し、企業誘致に向けた取組を継続してまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。
答弁 市立総合病院事務部長 佐々木紀幸
私からは、小項目3、安全、安心で快適な暮らしの基盤創造についてお答えをいたします。初めに、市立総合病院の経営改革についてでありますが、市立総合病院においては令和6年度約9.8億円の赤字を計上し、令和7年度決算におきましては赤字幅が縮小となったものの、大幅な改善までには至っておらず、経営改革は待ったなしの状況にあると認識しており、収支改善に向けた取組を進めていくこととしているところであります。具体的な内容といたしましては、増収策では病診連携強化による患者数の増加、経営コンサルの活用によるベッドコントロールの最適化として退院調整ルールや体制の見直し、それと総合健診の枠及び種類の拡充などの実施により年間で2億円ほどの収益増を目指します。また、診療単価を上げる取組の一つとして、診療報酬加算の算定機会を向上させる仕組みづくりや新たな加算を取得するための体制充実にも取り組んでまいります。経費削減策においては、電力契約のリバースオークション方式への変更、旅費支給ルールの見直し、セル看護方式の全病棟への導入や医療DX導入等による業務効率化により時間外勤務の縮減、また管理業務等委託内容の見直しなどを行うことにより年間2,500万円ほどの削減効果を目指します。令和8年度の診療報酬改定による算定が6月以降順次始まっておりますため増収を期待できるところではありますが、近年の賃上げ、物価高騰による影響は大きく、今後も病院経営は厳しい状況が続くものと予測をしているところであります。これからも当院の役割、機能を維持し、本圏域の医療提供体制を確保し続けることで地域住民の方々が安心して生活していけるよう事業管理者、院長を先頭に職員一丸となって経営改革に取り組んでまいります。次に、高齢者転出の実態と有効策についてであ令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号りますが、本市の高齢者転出につきましては、介護保険第1号被保険者65歳以上の令和7年度の転出者は110人でした。令和2年度は82人、令和3年度は136人、以降120から110人台の横ばいの状況となっております。転出の理由や転出先については確認できておりませんが、市独自で取り組んでいる人口移動調査に回答していただいた高齢者の中には、親族との同居や施設入所などの理由を記載していただいている方もいらっしゃいました。家族、親族との同居、近居は単身高齢者の増加や家族との疎遠による身寄りのない高齢者の増加などの社会的な課題を踏まえると、高齢者の安全を守り、社会的な孤立を未然に防ぐ有効な選択肢の一つであると考えますが、一方で長年住み慣れた地域からの転出は、友人や地域と離れる孤独感や生活環境の変化など精神面や健康面でのリスクも伴います。高齢者転出対策は、高齢者福祉施策だけでは解決できませんが、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けられるよう高齢者やその家族の総合的な相談窓口である地域包括支援センターを中心に支援を必要とする高齢者を適切な支援につなぎ、安心して暮らし続けられる体制の充実を図ってまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。
答弁 総務部長 木村睦
私からは、小項目4、未来を支える持続可能な市政運営について申し上げます。総務省の調べによると、令和7年4月1日現在の全国の地方公共団体における市町村等の職員数は約138万人であり、前年に比べ783人の増加となっております。特に一般行政部門で増加しており、子育て支援やデジタル化への対応などが要因と分析されております。全国的な傾向といたしまして、地方公共団体の職員数は平成6年をピークに減少してきましたが、平成29年以降は微増から横ばいの傾向が続いております。そのうち市町村等においては、令和2年から増加している令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号ところであります。本市における職員数については、第2次名寄市行財政改革推進基本計画の基本方針1、効率的で質の高い行政運営の推進、推進項目、適正な定員管理と人材確保において、簡素で効率的な組織機構づくりに努めるとともに、業務量に応じた適正な人員配置に努めるとしており、組織機構に関しては行財政推進本部組織機構・人材育成検討委員会で協議をしているところであります。議員からは職員定数に関して削減すべきとの御提言ですが、市民サービスの維持、向上には適正な人員配置が不可欠であります。そのため、将来の業務量を見据えた適正な定数管理について慎重に検討を重ねてまいります。また、今年度名寄市人材育成・確保基本方針の策定を予定しております。本方針では、求められる職員像を具体的に定義するとともに、各職責における役割の明確化、計画的な研修を通じたキャリア形成、人材確保、職場環境の改善など職員一人一人が意欲を持って業務に取り組むことができる組織体制の構築に向け議論を深めてまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。
再質問 6番 谷聡
それでは、それぞれ御答弁いただきましたので、再質問に移らさせていただきます。まず、小項目の1番目です。これは、幼児教育、保育の量の確保ということについては先ほどの御答弁で理解いたしました。いろいろな幼保の連携であるとか、小学校との連携であるとかということでこれまで以上に取り組んでいくということでございました。町なか将来像の具現化についてですけれども、これ主にといいますか、学生寮の部分についてまた先ほどに引き続いてお伺いいたしますけれども、昔は市内にたくさん賄いつきの学生寮があったと思います。学生寮については、何か先ほどもありましたけれども、名寄高校の学生寮という想定で今進んでいるやに聞いたところですけれども、例えば、これまちづくり会社が進めているということは十分承知しておりますけれども、これただミマツ跡地というのは市費を投じて建物を除却した土地でもございます。これまちづくり会社がやっていることだからということで、ノータッチということではないのでしょうけれども、これは学生寮の所有者とか経営者が誰になるのか、先ほど言ったような賄いがつくのかつかないのか、家賃は幾らぐらいを想定しているのか、こういったことが大筋でも明らかにならないと、これは子育てをしている親にとってではここの寮に入れようかという判断はなかなかつきにくいと思います。ということは、需要についてのめどが立たないということにもなると思うので、なるべくこれらの詳細について方向性を、先ほどの近藤議員の質疑にありましたけれども、市民に対してというよりはこれ下宿させようという親御さんは市民ではない。近隣市町村の方だと思うので、広く早めにオープンにしていくことによって需要が把握できるのではないかと思います。これ建物を着工してからでは後戻りができませんので、この辺のまちづくり会社との連携について再度御答弁をお願いいたします。
答弁 副市長 橋本正道
まちづくり会社で行う名寄高校だと思いますけれども、学生寮についての御質問ということです。議員御指摘のとおり、非常にまちづくり会社としても大きな事業でありますし、工事も伴うということですから、我々も、市のほうとしても当然関心を持つべき事業だと思っておりますし、まちづくり会社に対しましては総合政策部長が役員として入っている。また、そのほか関係機関の皆さんも役員として入って、非常に公共的な立場で事業やられているということで認識していると思います。近藤議員の御質問にありましたけれども、まちづくり会社での事業でありますので、恐らく経営者あるいは施工についてはまちづくり会社でやるというふうな認識でいるところであります。私も別のところで様々な形でまちづくり会社の方といろんな協議することあるのですけれども、ちょっと今ネックになっているのは物価高の関係もありまして、工事の費用積算がちょっと今手間取っているという話を聞いておりますので、ただそれも議員御指摘のとおり学生募集の関係などもありますと、できるだけ早めにそこの結論は出さなければならないということで、6月ですので、今月の末にまたもう一度総合政策部長も交えてまちづくり会社さんのほうと進捗状況などについて協議する予定でございます。名高の学生寮ということでありますから、管理人さんについても置かなければならないですとか、家賃についてもどうなのか、そこは会社としての事業計画がありますので、工事費の積算、それからそれに伴う収入の部分についても恐らく6月めどに大体のスキームが固まってくるものではないかなと想定しております。我々の事業でありますまちづくり会社さんの事業ですので、我々としても、繰り返しになりますが、大変関心を持って見詰めておりまして、様々な情報についても精査していく必要がありますし、あとまた名寄高校さんのほうにもこういう形あるのだけれどもということで名寄高校さんとしてはどういうようなスタンスでいくのかというところの確認もしなければなりませんので、今月末からかなり頻繁にいろんなやり取りがされることとなると思います。大体学生募集の関係もありますので、これ高校さんのスケジュールにもよりますから、その中で精査をさせていただいて、しかるべき時期に恐らくまちづくり会社さんのほうでの様々な発表になるかと思いますけれども、だんだんそういう形でやれるものかやれないものかも含めて見えてくるのではないかと考えているところです。
再質問 6番 谷聡
今の御答弁にあったように、建築についての工事費は近年相当高騰しております。当然建物、これまた新築の建物でござ令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号いますので、相当な建築費がかかるだろうというふうな想定はできます。それに伴って、学生寮としての1部屋当たり、1人当たり幾ら月額必要なのかというのは親御さんにとっては大変な関心事であると思います。高校生というのは、今大学の進学率考えると多くの高校生が大学に進学すると。親の負担も大学進学にはそれまで以上の相当な費用がかかるということを想定されておられるのだと思いますけれども、なかなか高校生に対してでは月額5万円、6万円の下宿費が出せるかといったら、出せる人はいるのでしょうけれども、そう多くないように私は思っています。そういうことも含めて、なるべく副市長がおっしゃったまちづくり会社の連携強化、情報の開示ということに努めていただきたいと思っております。自衛隊との連携強化については、先ほどの御答弁にありましたように、自然災害、やっぱりこれは近年激甚化しております。こういったことからもやっぱり自衛隊なくしては災害復旧、災害対応できないような部分も相当多くあると思いますので、これまで以上にさらに連携強化が必要だということは理解いたしました。自衛隊に関しての再質問はちょっとまた後ほど、ひとつ後回しにしたいと思いますので、次に進みたいと思います。続いて、小項目の2番目です。1次産業の関連産業の付加価値の拡大ということで、いろいろ生産性の向上ですとかICTスマート農業等についての御答弁がございました。物流拠点化についてでございます。私一番聞きたかったのが名寄市民にとってのメリットということについてちょっと先ほどの御答弁で分かりにくかったので、このことに関してもう一度御答弁お願いしたいと思います。
答弁 総合政策部長 石橋毅
メリットということでございます。そもそもこの取組なのですけれども、近年の名寄というのは物流の通過点として機能してきましたけれども、今後は中継拠点と令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号して機能を強化していきたいという、そんな取組でございます。そのことによって私は3つほどやっぱり価値を市内に生み出すのではないかということを期待しているところであります。1つは、やっぱり新たな雇用と産業の創出であります。このことについては、物流施設の集約や附帯サービスの充実などによって物流関連の新たな雇用が生まれることに期待をしております。それから、もう一つは地場産品の競争力の向上ということを期待しています。これは、市内の農産物や加工品などをやはり迅速に圏域外へ出荷できる環境が整って、地場産業の収益性は高まっていく、あと持続可能性が高まるといったことでございます。そして、3つ目が防災、強靱化ではないかなというふうに考えております。ここについては、広域的な物流拠点があることで災害時における物資供給の生命線を市内に確保できると。そして、市民の安心、安全に直結すると、そんなことがメリットとして発生してくるのではないかなというふうに思っております。物流中継拠点は、単なる物流施設の誘致ではないと考えておりまして、物流の最適化を図ることで地域内の迅速な物資供給体制、こちらを構築できると。そして、災害時などのレジリエンスを高めることができると認識をしております。また、拠点化に伴う雇用創出、そして関連する中小企業の参入機会など、既存の交通資源を収益を生む産業、こちらへと変えることで名寄市の産業構造を強固にする可能性を秘めている取組になるのではないかなというふうに感じております。以上です。
再質問 6番 谷聡
メリットについて詳しい御答弁いただきました。拠点化構想について、先日の代表質問で示された共同輸送の具現化というのが恐らく肝になると思っておりますけれども、これについてはやっぱりメリットも多く、国が推し進めていると。言わば理想だと思っております。ただ、これについては共通のシステムが必要だとか、何かデメリットも多いように思うのですけれども、この共同輸送の具現化というのはなかなか市の取組として目標とするにはちょっとハードルが高いような気はするのですけれども、その点いかがでしょう。
答弁 総合政策部長 石橋毅
ここについては、最適化といったところをどう目指すかという手段の話になってきますので、そこについては行政が音頭を取るというよりもやっぱり共通認識を協議会の中で持って、そこに取り組んでいただける民間事業者をしっかりまとめていく、こんな取組になっていくのだと思います。
再質問 6番 谷聡
この拠点化構想については、受注したコンサル会社がこれまでのところ何か発注者の意図を十分理解していないとか、十分酌み取っていないのではないかと思われるような感じを報道等からは受けるところですけれども、これはコンサル会社の能力に問題があるのか、それとも問題がないとすれば発注内容自体にちょっと難し過ぎる部分があったのではないかというふうに思うのですけれども、これはどういうふうに考えたらよろしいですか。
答弁 総合政策部長 石橋毅
なかなかそれぞれのものを運んでいただいている事業者からすると、それぞれが収益性が絡むお話になってくるので、どこまで社内の情報を開示するかというのはコンサルがどうのこうのというよりも、それは情報を提供していただける側の判断になってきますので、そこについて非常に難しさがやはりあったという認識であります。
再質問 6番 谷聡
分かりました。それでは、ちょっと時間の関係もありますので、次の小項目に移らせていただきたいと思います。病院の経営改革について、増収策としては約2億円のプラス、経費削減策については電力契約とか旅費とか超勤縮減、これらで2,500万円という数字の御説明がありました。やっぱりこれら非常に難しい問題だとは思います。当然名寄市だけの問題ではない。構造的な問題を抱えていることだというふうには理解しておりますけれども、これ例えば市長公約に経営改革入れたということは、何かこれまでにはなかったようなトップダウンによる大胆な方策を考えているのではないかというようなことも考えたのですけれども、この辺についてはいかがでしょう。
答弁 市長 加藤剛士
一昨年、昨年と物価高騰によりまして、全国の公立病院全体にも言えることかもしれませんけれども、特に名寄市立総合病院が非常に厳しい経営状況にあるということが顕在化してきたということであります。この状況があと1年、2年続くと、これ病院の経営ももちろんですけれども、市の一般財政そのものにも大きな影響を及ぼしかねないというような状況であるというふうに認識をしたところであります。当然構造的な問題もありますので、一自治体だけで解決できない問題もあります。ただ、できることはしっかりとやっていかなければならないという思いの下、そうした公約を掲げて、現在今部長がおっしゃったような経営改革を淡々と進めているような状況であります。一方で、広域分散型の北海道の立地状況の中でどういうふうに病院を配置して、どういうふうな医療体制で命を守っていかなければならないかということは、今まさに国でもその構想をまとめていますけれども、我々のこうした特殊な地理的環境をしっかりと認識していただくために昨年度も様々な要望をしてまいったところでありますけれども、今年度も必要に応じて北海道等とも連携しながら言うべきことはしっかり国や北海道に実情をお伝えをして、この病院の令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号大切さを訴えることによって経営の維持に努めていきたいというふうに思っています。いずれにしても、名寄にとって、道北にとってこの病院がなくなるという、ここは絶対なくせない医療機関であるという認識の下、様々な経営改革に取り組んでいきたいというふうに考えていたところでございます。
再質問 6番 谷聡
病院の経営改革、待ったなしということでございます。今市長がおっしゃられたようないろんな政策を組み合わせて経営改革について取り組んでいただくということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。もう一点、高齢者福祉の関係です。先ほど御答弁いただいた65歳以上の介護保険の被保険者というのでしょうか、これの令和7年度の他の自治体の転出者が年間で110人という数字だったかと思います。私が思っていたよりもちょっと多いかなと思ったのですけれども、高齢者転出については例えばほかの土地にいる娘さんや息子さんのそばに行くというのは私は決して悪いことではないと思います。ただ、これらがこれからどんどん、どんどん増えていくと、やっぱり人口減が加速することもあります。なかなかではこれについてどうしたらいいのかということはお答えは難しいと思いますけれども、できるだけ高齢者が住み慣れた地域で生活を続けられるようと、市政執行方針のとおり高齢者福祉については取り組んでいただきたいと思っています。この項目の安全、安心で快適な暮らしの基盤創造の中には、実は風連インターチェンジの設置検討という項目が入っておりました。これは、来年方向性が示されるということを聞いておりますので、今回は私の質問には入れておりませんけれども、またそのときによろしくお願いしたいと思います。続きまして、小項目の4番目、未来を支える持続可能な市政運営について。市職員の定数と人材令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号育成計画の見直しということで総務部長から御答弁をいただきました。総務部長からはいろいろと適正な人員配置が必要だという、これは従来の御答弁と同じというふうに聞いておりましたけれども、例えば、これも先ほどと同じなのですけれども、これ適正な人員配置をするということを目的として市長公約に入れられたのでないのだろうなというふうに私は推察したのですけれども、これはいかがでしょうか。例えば部長としての答弁は、従来の答弁を踏み越えられないというのは、これは公務員として当然なのです。そこで、政治家である市長が職員定数に触れられたということは、やっぱりこれまでの答弁以上のものが恐らく考えの中におありになるのであろうというふうに推察したのですが、その辺はいかがでしょうか。
答弁 市長 加藤剛士
令和7年度も行革ということで一般財源ベース5億円ということを旗印にゼロベースでやっていこうということで、職員の皆さん一丸となってやってきました。一部市民の皆さんにもそこを理解していただく中で御理解いただいたところもあったかと思います。一方で、それだけ削っても令和8年度予算に関してもやはり基金を取り崩して予算を組まなければならない状況に大きな変化はなかったということでありまして、今後長い先を見据えた上であらゆる事案をゼロベースから見直していく。当然職員の定数に関してもそうした角度から見直していかなければならない事案だというふうに思っています。当然人口が減少してきていて、行政の財政の収支のバランスがしていないということになってくると、いわゆる職員の定数の削減ということも、当然それは可能性としてはないわけではないというふうに思っておりますが、あらゆる角度から行財政改革を進めなければいけないという覚悟でありまして、今年度そのために様々な計画や指針をつくっていくということになります。
再質問 6番 谷聡
職員定数については引き続きといいますか、これまで以上の目的意識を持った見直しに取り組んでいただきたいというふうに思っております。それで、先ほど壇上からの質問にはないことなのですけれども、持続可能な市政運営についてということで、今回市長給料の20%カットということが打ち出されておりました。先日の代表質問でも取り上げられておりましたけれども、この目的と効果、幾らぐらいの経済効果があるのかについてお知らせいただきたいと思います。
答弁 市長 加藤剛士
経済効果ということはあまり考えていなくて、代表質問でもお話しさせていただきましたけれども、これまで積み重ねてきた中でこうしたギャップが出てきているのだということに対する、自らに対する戒めと今後、こうした状況でありますので、これまで行ってきた事業、行政サービス、ゼロベースで見直していくということになりますので、当然市民の皆様にも御理解と御協力もいただかなければならない場面もあるということでございますので、こういう覚悟であるということをお示ししたということでございますので、御理解をお願いいたします。
再質問 6番 谷聡
厳しい財政状況の中、行財政改革を進める過程において自らの姿勢を示したという先日の御答弁だと思います。姿勢を示す意味がないとは思いませんけれども、私は堂々と決められた給与を受け取るべきではないかという考えを持っております。先日給与カットの議案には賛成いたしましたけれども、これら姿勢を示すということであれば、例えば首長の給与カットという手法に踏み込むのであれば、何か20%給与カット、これ期間は4年間というふうに長いとは思いますけれども、全国的に市長の給与カットという事例、最近のものちょっと調べてみました。兵庫県の淡路市長は少子化が進む中、効果的な行政運営を行うには事業の見直しが必要だとして、自らその姿勢を示したいとして給与、期末手当を50%削減、東大阪市長は身を切る改革として4年間20%カット、期末手当を含む退職手当全額カット、富山県の高岡市長は能登半島地震復旧、復興として40%カット、前橋市長は……
再質問 6番 谷聡
そこからまたちょっと違うところに行こうと思いますので、よろしいですか。
再質問 6番 谷聡
これらの、例えば今議決したのは給与の20%カットという部分でございます。これら以外に全国的に見ると例えばそれが期末手当に反映するのか、退職手当に反映するのか、その辺についてはいかがでしょう。
答弁 総務部長 木村睦
20%市長の給料が今回削減されたということですので、当然手当にも反映されるとなります。
再質問 6番 谷聡
分かりました。それでは、退職手当にも反映されるということでよろしいですか。分かりました。それでは、この項目については以上で、再質問については先ほどちょっと1つ取り残したところがございます。自衛隊との協力、連携強化についてということで、再度ちょっと再質問をさせていただきます。当市においては、自衛隊協力会ですとか自衛隊退職者雇用協議会ですとかが熱心な活令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号動を行っています。市政執行方針では、名寄駐屯地の拡充や自衛隊員の増強について自衛隊の体制維持、強化に取り組むということがうたわれております。名寄市内には多くの隊員とその家族、それからこれから隊員になろうとする人たちがいると思っておりますが、先日の国会で自衛隊に行く子供たちは経済的に厳しい、豊かな子供たちは自衛隊にはならないという耳を疑うような発言がございました。これ駐屯地を有する自治体の長としてこの発言に対する受け止めと感想をお伺いしたいと思います。
答弁 市長 加藤剛士
つぶさに最後まで何を言いたい答弁だったのかというのは私見ていないので、ちょっと分かりませんが、明らかに事実は違うことだと思いますが、一方でやっぱりなかなか家庭環境が厳しかったり、所得が少ない家庭の中で育った方が隊員になっていらっしゃる方もいるというのは事実なのだろうというふうに思いますけれども、それが全てというわけではないのだろうなと思ったぐらいの感想です。
再質問 6番 谷聡
ちょっと否定……私はこのときの国会質疑のやり取りを何度も繰り返し繰り返しユーチューブとかで見ていましたけれども、防衛大臣の否定のトーンというのはもっと強かったように思います。今市長の発言聞くと、何か質問者の言うことを一部肯定されているような御答弁だったようにお伺いしたのですが、もっと、この発言については一部容認というような考えをされているということでよろしいですか。
答弁 市長 加藤剛士
容認とか容認でないとか、発言自体の趣旨が私分からないので、どういう文脈で意見を言ったのかなというのは、ちょっとその意図が分からないので、ここでそこに対する感想はつぶさには述べない。ただ、おっしゃっていることは事実ではないのだろうと。一方で、ああ令和8年6月17日(水曜日)第2回6月定例会・第4号いったよく分からない最近のいろんな言論の風潮で、誰かがぱっと言ったことに違和感を感じて、ばあっと集中していじめのようなその発言をとがめるような風潮というのがちょっとひどいのかなという感じはしました。ただ、何回も言うけれども、それを肯定も否定もしているわけではなくて、ただ切り取られた事実だけ見ると違うのだろうけれども、意図は、何を言わんとしているか分からないので、そこに対する評価しないというお話です。
再質問 6番 谷聡
実際この発言内容については撤回されたということですけれども、今の時代例えばユーチューブですとかティックトックですとか、こういうもの見ていると、一部の場面が繰り返し繰り返し放送されているということでございます。これらを見ている例えば自衛隊員と自衛隊員の家族、それからこれから自衛隊員になろうとしている方々の思いを考えると、これは駐屯地を有する自治体の長としてはもうちょっと強い否定をしてもよかったのかなというふうに思います。前後の内容が、全体像が分からないということなので、ちょっと慎重な御答弁になられているのはしようがないことだとは思いますけれども、そういった観点でやっぱり自衛隊員と自衛隊員の家族、これからなろうとする方々に寄り添うような形で今後自衛隊との連携強化を図っていただきたいと思っております。最後、市長から何かあれば。よろしいですか。
答弁 市長 加藤剛士
これまでもしっかり連携しますし、これからも連携していきたいというふうに思っています。とりわけ今年は戦略3文書が見直される大変重要な年だというふうにも認識しております。その中で自衛隊の定数と実員の差が乖離がひどくなってきていて、先般も自民党の国防部会のほうでも一定の駐屯地や基地の整理等も視野に入れるべきではないかという提言もあったというふうに聞いています。名寄は日本で一番北にある実力部隊でありまして、ここは名寄が位置している地政学的優位性だとか、そうしたことも含めて大変重要な基地であり、それを地域の皆さんも一緒に認識をして、支えているということだというふうに思います。そうした意味で今後も、今大きな節目のタイミングでありますけれども、名寄の自衛隊は非常に大事だと、それを地域で支えるという運動を今年度もしっかりと展開していきたいというふうに考えているところでございます。