美唄市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月19日
(1)行政改革について/(2)観光・交流について
2017年6月19日、美唄市議会の一般質問で、谷村知重議員が「行政改革について」「観光・交流について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。
- 質問者
- 谷村知重 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 谷村知重
平成 29 年第2回定例会にあたり、大綱2点につきまして、市長にお伺いいたします。大綱1点目は、行政改革、行政のアウトソーシングについてであります。民間にできることは民間に、地方にできることは地方にという当時の小泉内閣の構造改革の1つとして、政府の経済財政諮問会議の民間議員から、公共施設の管理運営や行政サービスをもっと民間に開放せよという提言を受けて、その実現に向けた制度化など、具体的な取り組みが進められてきた行政のアウトソーシングについてでありますが、平成 14 年にスタートした構造改革特区制度に続いて、平成 15 年には指定管理者制度、平成 17 年には地域再生制度がスタートし、それら制度の補足を補う形で、平成 18 年には、国の公共サービスのすべてを対象にした市場化テスト制度がスタートし、これら取り組みに沿って、総務省も平成 17 年3月、全国の地方自治体に対し、地方自治体は地域のさまざまな力を結集して、新しい公共空間を形成するための戦略本部となり、行政自らが担う役割を重点化していくことが求められるとして、新地方行革指針を通知し、地方行革を進めるにあたっての行政の担うべく役割の重点化と、民間委託等の推進、指定管理者制度やPFI手法の活用など、地方公務員の定員削減のための民間委託やアウトソーシングの推進を1つの柱と掲げてきたと承知しております。行政サービスの民間委託やアウトソーシングの動きが全国の地方自治体に広がれば、地方公務員の数の削減やコミュニティビジネス、PFI事業などとも絡んで、住民サービスの向上や地域の活性化、新規産業や雇用の創出につながると期待されているものの、その結果、検証はさまざまなものがあると推察いたします。美唄市におきましても、総務省からのこの指針を受け、これまでの業務委託に加え、指定管理者制度のもと、大幅にアウトソーシングが進んできたものと承知しております。そこで1つに、これまでの取り組みの内容と、結果をどのようにとらえているのか伺います。2つには、アウトソーシング化を進める基本方針、指針といったものは策定されているのか伺います。3つには、民間提案型アウトソーシングについてでありますが、地方分権改革や少子高齢化の進展により、本市を取り巻く社会環境は大きく変化しています。こうした社会状況の変化に的確に対応するため、また、厳しい財政状況のもと、これまで以上に簡素で効率的な行政を実現することが求められていると思いますが、市が実施している事業、事務について、民間等の自由な発想によるアイデアや創意工夫、ノウハウを生かした提案による、いわゆる民間提案型アウトソーシングの実績について伺います。大綱の2点目は、観光交流についてであります。市政執行方針では、観光交流については、国内外の観光客誘致に向け、さまざまな観光PRを引き続き行うとともに、首都圏をはじめ、海外におけるプロモーションのほか、北海道そらちグルメフォンドなどのイベントを通じて、本市の魅力を国内外に情報発信していくこと、また、地域おこし協力隊の制度を活用し、市内で生産される農産物などを活用した商品開発などのほか、観光資源や特産品の情報発信を行っていくとあります。観光客の受け入れ環境については、教育委員会と連携した新たなサイクリングコースの設定、案内板やサインの整備のほか、サイクリングガイドの養成に取り組み、交流人口の増加につなげたいとのことであります。また、交流拠点施設ゆ~りん館では、国の地方創生交付金を活用し、サイクリストには好評を得るであろう特色ある宿泊棟を整備することなどから、交流人口の増加に期待しているところであります。そこで1つ目に、交流人口の推移についてであります。一般質問初日、同僚議員の質問でも触れられましたが、昨年の空知管内の観光客の入り込みが伸びておらず、美唄市においても若干の前年度割れという報道でありましたが、1点目に、サイクルツーリズムを通じての交流人口についてであります。これまでのサイクルイベント等による集客数と観光振興への考え方について伺います。2点目に、ウインタースポーツを通じた交流人口についてであります。今シーズンの冬には、スキー、スノーボードの各種大会はもとより、雪上でのゴルフや自転車といった特色あるウインタースポーツを取り入れ、冬場の交流人口の確保に向けた取り組みを見せていただいたところであります。また、スノーシューや歩くスキーなどによるフットパスにも好条件な環境が多く、冬場のアクティビティの可能性にも大きな期待をしているところであります。こうしたウインタースポーツによる交流人口への影響と、今後の振興策について市長のお考えを伺います。2つ目に、情報発信とPR活動についてであります。市のホームページをはじめ、各種PR媒体の状況についてでありますが、観光資源や特産品の情報発信を行っていく上で、市のホームページをはじめ、各種PR媒体の活用が重要であるのはもちろんでありますが、各種PR媒体の目的と効果について、また、美唄市の観光情報を発信している美唄観光物産協会や、その他の団体等もあろうかと思いますが、これらの情報発信のポータルサイトを一本化するなど、利用しやすい環境整備も必要かと考えますが、市長のお考えを伺い、この場からの質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
谷村議員の質問にお答えをいたします。行財政改革について、行政のアウトソーシングについてでありますが、はじめに、これまでの取り組みの内容と効果につきましては、現在、市内の民間企業・団体等により 46 の公共施設において、指定管理者制度を導入しているほか、庁舎の清掃・警備業務、道路や河川の草刈り、都市公園の清掃など、管理運営業務の部分の委託を進めるとともに、本年度からは、広報紙メロディーの作成や浄水場の管理運営に関する業務の委託化に取り組んでいるところであります。こうした専門性の高い民間活力を積極的に活用することで、事務事業の経費節減と職員の適正配置を進めながら、市民サービスの向上が図られてきたところでございます。次に、アウトソーシング化を進める基本方針についてでありますが、現在、基本方針は策定をしていないところでありますが、全庁的な体制で行財政運営の効率化に向けた方策を検討するため、私を本部長とし、庁内の部長職を本部員とした「美唄市行財政改革推進本部」を設置し、実施可能な事務のアウトソーシングについて、調査・検討を進めているところであります。次に、民間提案型アウトソーシングについてでありますが、これまで、民間提案型によるアウトソーシングの導入実績はありませんが、民間の活力やノウハウを積極的にまちづくりに反映させていくことは、まちづくり基本条例の理念にあります、協働のまちづくりを進めて行く上で、有効であると考えますことから、「美唄市行財政改革推進本部」の中で、他市の先進事例などについて、調査研究してまいりたいと考えております。次に、観光交流について、交流人口の推移についてでありますが、はじめに、サイクルツーリズムを通じた交流人口につきましては、平成 24 年 10 月に設置された「サイクルツーリズム空知推進連絡会」を通じ、広域的なサイクルツーリズムの取り組みを推進しており、平成 26 年8月には、美唄市を発着地とする「第1回北海道そらちグルメフォンド」が開催され、約 430 名の参加があり、今年8月に本市をコースとした4回目の開催につきましては、約 840 名の参加が見込まれているほか、10 月には、美唄市民をはじめ広く市外のサイクリング愛好家を集めるサイクリングイベントを開催する予定であります。また、これまでタイや台湾の自転車協会の役員の方々やメディアや旅行会社の方々などが本市を訪れたことにより、海外からのサイクリングツアー客の受け入れにも繋がったところであります。今後につきましても、サイクリングツアー客の誘客に向けた観光プロモーションの実施やサイクリングコースの整備のほか、ゆ~りん館の宿泊棟の増築にともなう国内外のサイクリストの受け入れなど、サイクルツーリズムの推進に努めてまいります。次に、ウインタースポーツを通じた交流人口についてでありますが、昨年1月から3月にかけて、タイの旅行会社カルチャートラベルが企画したツアーにおいては、115 名が本市に滞在し、スキーや雪遊びを体験していただくとともに、今年2月にゴルフ5カントリー美唄コースが実施したウインターゴルフ in美唄では、市内外から多くの参加があり、今年度についてもウインターゴルフのほか冬のアクティビティを計画していると伺っているところであります。また、冬の体験プログラムとして、今年の3月に、雪上での走行が可能なファットバイク体験のモニターを募集したところ 21 名の参加があったところであります。今後の取り組みにつきましては、ゆ~りん館の宿泊棟の増築にともなうファットバイクやスノーシューのレンタルのほか、美唄国設スキー場での、スキーやスノーボードの体験など、魅力ある冬のアクティビティの充実を図ることで、交流人口の増加に努めてまいりたいと考えております。次に、情報発信とPR活動についてでありますが、本市の観光情報の発信は、市や観光物産協会、美唄未来開発センターで行っておりますが、市におきましてはホームページ、Facebook 及び Twitter などのSNSをPR媒体として活用しており、市のホームページの観光情報では、年間2万 6,000 回のアクセスがあり、Facebook では、6月 14 日現在で 4,112人のフォロー、Twitter では、1万 1,223 人のフォロアー数となっているところであり、ホームページは、掲載までに時間が掛かるものの、情報の寿命が長く、読者が検索した時に見つけられやすいなどの特徴があります。一方、SNSは情報のリアルタイム性と拡散性、双方向性が最大の特徴となっているところであります。また、媒体の目的といたしましては、複数のSNSを活用することで、より多くの方々に美唄に関する情報の発信をすることができ、美唄市を訪れる際の効果的なスピードある情報発信源として、誘客や交流人口の増加を図る効果などを期待しているところであります。今後につきましては、各種媒体のさまざまな特徴を活用しながら、閲覧者を一つのサイトに呼び込むようなポータルサイトの再編や、Facebook とインスタグラムも連動させることにより、効率的・効果的な情報発信を図ってまいりたいと考えております。
再質問 10番 谷村知重
自席から再質問いたします。1点目に、行政のアウトソーシングについてでありますが、これまで、地域福祉会館や交流拠点施設をはじめ、市民会館や総合体育館、温水プールなどの文化・体育施設などに指定管理者制度を活用した公共施設の管理に関するアウトソーシング化が進められている状況にあります。私は、市民サービスの向上や効率的・効果的な行財政運営に向けては、民間事業者のノウハウを活用した公共施設のアウトソーシング化は有効な手法であると考えておりますものの、教育委員会所管の図書館業務などを含み、公共サービスの事務のアウトソーシング化の際には、そこで勤務している職員の処遇に関して、しっかりと対応していくことが重要であると考えております。そこで、市長にお伺いいたします。市長を本部長とした美唄市行財政改革推進本部において、さまざまな施設の調査検討が進められているとのことでありますが、今後、新たに公共施設のアウトソーシング化を実施していく上で、勤務職員の処遇について、どう対応していくのか伺います。2点目に、観光交流についてであります。今後、スキーやスノーボード、スノーシュートレッキング等のウインタースポーツは、スポーツツーリズムの重要な要素になるものと考えるところであります。現在、美唄国設スキー場では、スキー、スノーボードの一般利用者に加え、各種講習会や検定、パトロール隊の養成講習会をはじめ、各種大会、小中学校のスキー授業や、自衛隊員のスキー訓練などの利用、また、身体に障がいを持った方のハンディキャップスキーの練習にもご利用いただいていると承知しております。利用者からは、スキー場、ゲレンデのコンディションが大変よく、リピーターも多いと聞き及んでいるところであります。そこで、スキー場のハード面、サービス面について、観光施設としての今後の整備をどのように考えているのかを伺い、私の質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
谷村議員の質問にお答えいたします。初めに、勤務職員の処遇についてでありますが、これまでと同様に、正規職員につきましては、配置替えの中で対応し、期間雇用である臨時・嘱託職員につきましては、採用当初の雇用条件を踏まえながら、勤務の状況や成績、特殊技能などを考慮して、必要に応じ教育委員会との連携を図り、雇用期間の延長希望があれば、市役所全体の配置の中で調整を行うなど、そこで勤務している職員の処遇に関し、配慮してまいりたいと考えております。次に、スキー場の整備についてでありますが、ハード面では、リフトの部品交換やナイター設備の更新など、安全管理を優先して計画的に実施しているところであります。また、現在、食堂設備のある我路レストハウスは、老朽化が著しく、衛生面での不安から飲食の提供ができない状況であることから、多くの利用者の方々にご不便をおかけしており、観光施設としては早急に対策すべきものと考えております。なお、今後につきましては、道道美唄富良野線の開通を視野に入れながら、スポーツ施設、観光施設の重要な拠点の一つとして、利用者へのサービス向上に向けた整備について十分検討してまいりたいと考えております。