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美唄市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日

(1)市政執行方針について/(2)教育行政執行方針について

2017年3月7日、美唄市議会の一般質問で、金子義彦議員が「市政執行方針について」「教育行政執行方針について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
金子義彦 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 金子義彦

平成 29 年第1回定例会にあたり、大綱2点につきまして、市長並びに教育長にお尋ねをいたします。まず大綱の1点目は、市政執行方針について市長に伺います。その1つは、農業振興についてであります。平成 28 年を振り返ってみますと、融雪は順調に進み、各作物ともに播種・移植作業が順調に進みましたが、6月、7月の低温、多雨、日照不足による冷湿害に加え、8月中旬からの連続した台風の上陸、大雨による全道各地で甚大な被害が発生しました。幸いにも本市には壊滅的な被害はありませんでしたが、大豆の冠水、滞水が発生し、減収を余儀なくされました。その後も安定しない天候の中、無事に米の収穫作業も終え、作柄は作況指数 102、やや良と、ほぼ平年作となったところであります。その後も不順な天候が続く中での大豆収穫作業も終えたところでしたが、例年にない早い時期からの降雪に見舞われ、例年行われてきた春小麦の初冬まき作業ができないまま根雪を迎えた状況でありました。また、危惧されておりましたTPP協定では、我が国においては、批准することが決定されましたが、米国、トランプ大統領候補がTPP離脱を明言することにより、事実上の発効は困難となり、先行きが不透明となりました。このことにより、生産現場においては、この影響や今後の対策がどのようになっていくのか、大変不安な状況であるところであります。そのような中、平成 28 年度の産地交付金の取り扱いでありますが、当初8割、その後、2割を交付するという方法になったところでありますが、生産者は営農計画当初より 10 割支払われるものと考えていたところ、2割が交付されず、産地交付金が減額して支払われるという事態が生じました。その影響はどのようなものであったのか、また、平成 29 年度は、どのような扱いになるのか伺います。また、米政策見直しでは、生産調整の廃止や米の直接支払交付金廃止といった政策変更が予定されていますが、その変更内容について伺います。さらに米政策の見直しに加え、先ほども述べましたが、TPP情勢も大きく変化しているところですが、こうした情勢の変化に対応し、基幹産業である農業振興をどのように図っていくのか、お考えを伺います。次に、その2つとして、商工業振興についてであります。昨年 12 月、市内老舗菓子店の閉店について、テレビや新聞などで取り上げられ、今の地方都市における商店の姿を象徴した出来事として受け止めながら、大変残念な気持ちで見ておりましたが、その後、幸いにも後継者ができ、閉店は免れるという報道があり、今後に期待してまいりたいと思います。今現在、市内商店街を見たとき、以前この場所には確かに商店の建物があったはずが、すでに更地になり歯抜け状態になっていたり、シャッターが常時おろされている旧店舗が何件も連ねている状況を見るにつけ、景観や防犯の観点からも問題があり、市内商業圏の空洞化が進んでいることを実感しているところでありますが、中心市街地の商業の実態はどのようになっているのか。また、平成 29 年度は、どのような取り組みをするのか伺います。次に、その3つに、行財政運営について伺います。平成 28 年度の一般会計当初予算 157億 4,256 万円、全会計予算 283 億 541 万円、対前年度両会計ともに 4.7%減での緊縮型で選択と集中を図った予算編成をされ、人口減少になかなか歯止めがかからず、少子高齢化が一層進み、財源の予測も厳しい見積もりを強いられた中、自主削減を続けていた職員給与の一部を復元しながら、市民サービスの向上に向け、全庁挙げて意識と意欲の環境を図りつつ、それぞれの施策執行にあたってこられたと思います。そこで、平成 28 年度決算の見込みについてでありますが、昨年第4回定例会において同僚議員からも質問があり、実質収支黒字を図るとの答弁がありましたが、年度末を控えた現在、平成 28 年度の一般会計の決算について、どのように見込まれているのか伺います。また、平成 29 年度の職員給与の復元されるに至った考え、並びに復元することによる影響や期待するものなどについて考えを伺います。大綱の2点目、教育行政執行方針について教育長に伺います。その1つは、学校の適正配置についてであります。残念ではありますが、本市では、少子化の進行並びに出生数の減少が、今後も見込まれることにより、必然的に避けて通れないものの1つと思いますが、市内小中学校の児童生徒数、学級数及び複式学校数の現状について伺います。また、一般的に統廃合等を考えるとき、その判断として、小規模校と大規模校の利点並びに課題はどのようなものが考えられるのかについて伺います。さらに、適正配置検討の必要性と今後どのように進めていくのか、考えを伺います。その2つは、生涯スポーツについて伺います。まずは生涯スポーツの振興について、クライミングについてですが、昨年、体育センターにボルダリング壁を整備したことにより、美唄工業高校時代からあるリードとの2つの壁となり、道内でもそのような施設は数が少ないと聞いておりますが、その利用の現状や合宿誘致への活用について伺うとともに、東京オリンピックの正式種目に追加されたスポーツクライミングでは、リード、ボルダリング、スピードの3種類の壁によって競われると思いますが、3つ目のスピード壁を整備することにより、さらなる利用の拡大や合宿誘致にも効果的と思われますが、整備に対する考えについて伺います。次に、合宿誘致についてでありますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの合宿誘致を目指し、情報収集や本市のPR活動を継続するとともに、実業団や大学、高校などのスポーツ合宿に取り組むとしていますが、現状について伺うとともに、平成 29 年度予算では、東京オリンピック・パラリンピック合宿誘致推進事業に、多言語による合宿誘致サイトの作成が予算計上されておりますが、それはどのようなものなのか伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

金子議員のご質問にお答えいたします。市政執行方針について、農業振興についてでありますが、初めに、平成 28 年度の産地交付金につきましては、飼料用米の取り組みが大幅に増加したため、北海道全体で約 46 億円不足する状況となり、農林水産省が補正予算144 億円を措置したものの、北海道への配分は約 21 億円にとどまり、当初計画よりも約25 億円配分額が少なくなったところであります。このことにより、本市の3つの各地域農業再生協議会では、本年度の当初計画に比べ、配分額が約 90%から約 98%にとどまることとなり、金額にして約 1,000 万円から約 2,400万円減少したことから、産地交付金活用メニューの一部で単価を見直し、単価が減額された作物の生産者につきましては、年度当初で見込んでいた金額よりも産地交付金の収入が減少するという影響が生じたところであります。なお、平成 29 年度の状況につきましては、産地交付金や飼料用米の取り組みに対応する予算枠では、本年度より 72 億円ほど増額となっておりますが、北海道から示された資料によりますと、本年度同様に配分を2回に分割し、1回目の配分では、平成 27 年度当初配分額の8割が配分されますが、留保の2割につきましては、飼料用米等の作付が大幅に拡大した場合などには、その予算枠の中でやりくりがあり得るものとなっており、産地交付金が影響を受ける可能性を残した仕組みとなっております。このことから、市といたしましては、生産者の皆さんが安心して農業を継続できるよう、産地交付金をはじめ、経営所得安定対策の十分な予算確保がなされるよう、昨年 12 月に北海道へ要請を行ったところであり、全道市長会の平成 29 年春季要望においても、経営所得安定対策に必要な財源を確保することが新たに盛り込まれ、国へ要望することとしております。次に、米政策の見直しにつきましては、行政による水稲生産数量目標の配分は、平成 29年産米を最後に廃止され、平成 30 年産米からは、生産者や集荷業者及び各関係団体が中心となって、円滑に需要に応じた生産を行う仕組みとなるほか、10 アールあたり 7,500 円の米の直接支払交付金も平成 29 年産米を最後に廃止となりますが、収入減少影響緩和対策、いわゆるナラシ対策と水田活用の直接支払交付金は、平成 30 年産以降も継続されることとなっております。なお、米の直接支払交付金の廃止による影響額は、平成 29 年産米の生産数量目標の面積換算値をもとに試算しますと、2億 7,000 万円ほどの減少が見込まれるものと考えております。次に、米政策の見直しを踏まえての対応につきましては、北海道は平成 30 年産米以降においても、北海道が米の主産地として揺るぎない地位を確立するため、本年度、ホクレンなどとともに、北海道こめ政策改革対応検討会を設置し、需要に応じた生産体制の構築、稲作経営の安定対策などを議論しており、9月には、空知管内における各市・町の意見聴取を行い、11 月には、空知の主要米産地を巡回した意見交換会において、本市や美唄市農協の意見聴取が行われたところであります。本市といたしましては、これらの意見聴取において、米価の安定と稲作経営の振興のため、オール北海道で生産の目安を持つ取り組みが必要なことや、全国段階での協議の仕組みの構築が必要なことなどを意見として述べたところであります。その後、12 月の水田農業に係る会議で、北海道から「北海道における平成 30 年産以降の米政策改革への対応に係る基本的な考え方」として、生産数量目標にかわる生産の目安の設定及びその設定方法が示されたところであります。このことから、本市としましては、こうした全道の取り組みと連携を図るとともに、今後の農業情勢を注視し、関係機関・団体とともに本市農業の振興発展に必要な対応を行ってまいりたいと考えております。次に、商工業振興についてでありますが、初めに、本市の商業の実態について、商業統計調査の 10 年間で比較しますと、平成 16 年度では、商店数 281 店、従業者数 1,638 人、年間販売額 289 億 9,693 万円で、平成 26 年度では、商店数 183 店、従業者数 1,043 人、年間販売額 218 億 9,952 万円で、商店数では34.9%の減少、従業者数では 36.3%の減少、年間販売額では 24.5%の減少となっていることから、中心市街地の商店街においても、衰退が進行しているものと受け止めているところであります。そのような中、中心市街地商店街に人を呼び込むため、これまで商業者等組織が行う買い物送迎バス運行事業や市民ふれあいサロン、市民子育てサロンの運営などのほか、まちなか交流広場で開催されたワクワク祭りに支援しているほか、空き店舗の活用について、国の支援制度などを商工会議所を通じ、商業者組織などに積極的に情報提供をしているところであり、新年度におきましても継続していくこととしております。また、昨年8月に商工会議所と連携の上、創業支援事業計画を作成し、経済産業省の認定を受けたことから、市と商工会議所に相談窓口を設置し、新規創業者が国等の支援を受けられるようサポートしてまいりたいと考えております。次に、行財政運営について、平成 28 年度決算見込みについてでありますが、昨年 12 月末に決算見込みを集計した時点では、一定額の黒字が見込まれたところであり、また、本年度の積雪の状況から、現時点では除雪費の補正がなく、扶助費等の不用額等を考慮した場合、今後の特別交付税の配分や燃料費等の動向など、不確定要素はあるものの、現状においても黒字を確保できる見込みでありますので、引き続き、適正な財政運営に努めてまいります。次に、職員費についてでありますが、私としましては、財政健全化計画終了後に職員給与を復元することと考えておりましたが、平成 28 年度においても厳しい財政状況が続くものと見込まれたことから、新たな独自削減を行ってきたところであります。しかしながら、これまでの財政収支の改善に向けた行財政改革や事務事業の見直しなど、1日も早い段階での給与の回復に努めてきたところでもあり、平成 28 年度の決算見込みや平成 29 年度の予算編成の状況を踏まえ、給与を復元できる見込みがたったことから、本年度をもって職員給与の削減を終了することとしたところであります。次に、給与の復元による職員への影響と期待につきましては、これまで職員は、給与削減という大きな負担を強いられてきた中にあっても、それぞれの職場において、市民生活の向上のため、さまざまな施策の推進や多くの課題解決、財政の立て直しに向けて努力してきたところでありますが、このたびの給与を復元することは、これまで以上に仕事に対する士気・意欲が高まり、今後における市民サービスや住民福祉の質の向上につながるものと期待をしているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

平成 28 年5月1日現在の児童生徒数と特別支援学級を含めた学級数で申し上げますと、中央小学校では児童数 292 人、15 学級、東小学校は児童数 374人、17 学級、峰延小学校は児童数 28 人、4学級、南美唄小学校は児童数 60 人、8学級、茶志内小学校は児童数 31 人、4学級、美唄中学校は生徒数 198 人、7学級、峰延中学校は生徒数 26 人、3学級、南美唄中学校は生徒数38 人、5学級、東中学校は生徒数 239 人、10学級となっております。また、複式学級のある学校は、峰延小学校、南美唄小学校及び茶志内小学校の3校となっております。次に、小規模校と大規模校の利点と課題についてでありますが、小規模校の利点としては、1つの学年が1学級でクラス替えのない学校も多く、子ども同士がお互いに顔馴染みであるため、家庭的な雰囲気の中で学習できること、また、1学級の人数も少ない学校も多く、教員がきめ細かな指導を行うことができることなどがあげられます。課題といたしましては、話し合いでの学習を行う場合には、多様な意見が出にくく、お互いの考え方を深めたり、多角的な見方、考え方をすることが難しくなること、また、小学校のクラブ活動や中学校の部活動では、特に野球やサッカーなどの多くの人数が必要な球技は行いにくいなどの課題があります。次に、大規模校の利点と課題についてでありますが、利点としては、多様な人間関係に触れたり、お互い切磋琢磨する機会が多いという良さがあること、子どもが多くの友達や教員と出会い、お互いが適度な刺激を感じながら成長していくことで、集団の中での協調性や連帯感が育まれるとともに、集団の中で自分の考えを表現する積極性や向上心が生まれることなどがあげられます。課題といたしましては、学級数の多い学校では、授業で音楽室や運動場を使用する場合の調整が難しく、音楽鑑賞などを普通教室で行ったり、サッカーを運動場の半面でミニゲームで行うなど、授業の内容が制約されるなどの課題があります。次に、学校適正配置に関する検討の必要性等についてでありますが、本市では少子化が進行しており、今後も続くことが予想されることから、将来的に良好な教育環境を維持していく方策を検討すべき時期を迎えていると認識しているところであります。そのため、平成 29 年度には、適正配置に関する一定の方向性の取りまとめを行い、これをもとに合意形成に向け、保護者や地域の皆さんとの意見交換を進めてまいりたいと考えております。なお、意見交換を進めるにあたりましては、各学校の現状や課題、将来の児童生徒数の見通しなどについて、共通の認識を持てるように説明してまいりたいと考えております。教育委員会といたしましては、本市における学校の適正配置については、何よりも保護者や地域の皆さんとの合意形成が前提であると考えており、多くの市民の皆さんのご意見を伺ってまいりたいと考えています。次に、生涯スポーツの振興等についてでありますが、初めに、クライミング壁の活用等についてでありますが、昨年 10 月、体育センターにボルダリング壁を整備し、道内では唯一、リードとボルダリングの2つの壁を有する公共施設となったところであります。ボルダリング壁の設置後、11 月にクライミング体験会を開催したところ、市内外から 115名の参加者があり、クライミング利用者数は、前年と比べて2割ほど多くなったところであります。クライミングを目的とした合宿については、多目的宿泊施設「トマーレびばい」が整備されることを紹介したところ、北海道立遠軽高等学校山岳部や北海道山岳連盟のユースが合宿を検討しているとのことであります。なお、スピード壁の整備につきましては、幅3メートル、高さ 15 メートルの壁を2レーン設置する必要がありますが、体育センターの天井高が約 10 メートルしかないなど、建物の構造上、設置については困難な状況であります。次に、合宿誘致の現状等でありますが、総合体育館を卓球競技の練習会場として、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会のキャンプ地ガイドに登録し、現在、同委員会の専用サイトに掲載されております。また、担当者が東京周辺の各種競技団体を訪問し、事前合宿に関する情報収集や合宿誘致のPRを行ったほか、合宿誘致の先進地を視察しているところであります。今後、大学や実業団など、市内施設を活用し、合宿が可能である競技種目について、合宿誘致に努めるとともに、平成 29 年度には、多言語による合宿誘致サイトを市のホームページ内に作成し、国内外にPRしてまいりたいと考えております。

質問 13番 金子義彦

自席より、1点ほど商工振興についてお伺いいたします。今ほど、商業の部分での動向等を伺いました。ある程度、想像の範囲だったのかなと思ってございます。ただ、この部分についての商業の衰退においては、美唄市の経済全体並びに行政の財政、こういった部分に大きな影響があるものと考えております。そのような中で、こういった後継者実態がどのような状況になっているか、また対策について伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

金子議員の質問にお答えいたします。後継者の実態や対策についてでありますが、本市が3年ごとに実施をしております商業環境実態調査によりますと、後継者について、平成 23 年度では、調査対象 200 事業所のうち、回答のあった 84 事業所で「いない」と回答した方は 60.6%、平成 26 年度では調査対象 195事業所のうち、回答のあった 62 事業所で「いない」と回答した方は 62.5%であり、後継者不足が進行している状況にあります。市としましては、後継者不足による商店の減少は、中心市街地の活性化のみならず、本市の経済の発展に大きく影響するものと考えており、このため、他市町村の状況などを調査の上、今後の対策について、商工会議所等の意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる