みんなの議会

美唄市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日

(1)市政執行方針について/(2)教育行政執行方針について

2016年3月9日、美唄市議会の一般質問で、吉岡文子議員が「市政執行方針について」「教育行政執行方針について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。

質問者
吉岡文子 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 吉岡文子

2016 年第1回市議会定例会にあたり、大綱2点にわたり、市長及び教育長に質問をいたします。この時期の気候を表すのに三寒四温という言葉があります。まるで春の陽気が続いたかと思うと、今日のように強風、低温となり、こんな陽気を繰り返しながら、春が近づくということなのでしょう。さて、東日本大震災からこの3月 11 日で、5年が過ぎようとしています。しかし、岩手、宮城、福島の3県では、今なお6万人近い被災者がプレハブ等の応急仮設住宅での暮らしを余儀なくされています。災害公営住宅は、3県の合計でも計画戸数の3万戸の半数にも届いていません。完成率が2割以下だった昨年と比べると、一定の前進はありましたが、資材の高騰や人手不足が完成を遅らせているということです。また、せっかく入居できた災害公営住宅でも、安心できないといいます。各地の被災者が集まっている状態で、住民同士の関係が希薄であり、一人暮らしの高齢者が多く、孤独死などの不安を抱える住民も少なくないと言われています。地震や津波から助かった命を大切にする政治が今、求められていると痛感しています。そして国民一人一人があの災害を忘れず、心にしっかりと刻み込みながら、被災地、被災者への援助を途切れさせないことが大事だと考えます。大綱の1点目は、市政執行方針について、市長にお伺いをいたします。その1点目は、情報化推進についてです。執行方針の中では、ホームページやSNSにより、市民生活に身近な情報をきめ細かく提供となっておりますが、市民のホームページやSNS利用の実態把握について、どのような状態なのか、お伺いをいたします。また、情報が行き届かない市民への対応についてということですが、高齢者だけでなく、スマホやインターネット環境から遠い市民への情報はどうするのか。情報の提供の公平性が保たれるために、どのような方策があるのか、お伺いをいたします。市政執行方針の2点目は、子育て支援について、お伺いをいたします。ピパの子保育園を3月5日の内覧会において、先行して見学させていただきました。いまだに3つの保育所を統合することへの疑問は拭いきれないものがありますが、関係各位におかれましては、新しい保育園の希望、期待を持っての開園であること、関係者の方々の言葉、振る舞いにもあふれているようでした。執行方針には、ピパの子保育園の特色ある保育と述べられておられました。どのような点で特色あるとされるのか、お伺いをいたします。また、保育所の給食についてですが、この点については、以前から訴えておりますが、年長児への施設内米飯の提供についての考え方は、どのようになっているでしょうか。食育の観点からも、認可保育所と認定こども園、3歳、4歳、5歳児について、冷たい主食と、温かい副食という給食の内容となっているのが現状です。おいしいはずの給食も残念な思いをしている子どもも多いのではないでしょうか。長年続けてきたこの実態について、誰かが声を上げなければが変わりません。改めて、温かい主食の提供について、お考えをお伺いいたします。子育て支援の3点目は、病児病後児保育について、お伺いをいたします。この点についても、私はかねてから子育て支援の観点から、必要性を訴えてきた者として、やっとなのかという思いを強くしています。改めて、この事業について、国や道、市の負担はどのようなものなのか。また、近隣自治体においての実施状況は、どのようになっているのかについて、お伺いをいたします。市政執行方針の3点目は、ごみ処理について、お伺いをいたします。改めて、可燃ごみの多くを占める雑紙について、収集の考え方がないものかどうか、これまでの議論経過では、収集車での方法が困難だということでしたが、現在、環境課で進めている小型家電や古着のように、市民持ち込みでの収集は可能ではないかと思われますが、その点について、お伺いをいたします。また、生ごみの堆肥化についてですが、分ければ資源、混ぜてしまえばごみとなる中で、循環型社会の形成に向けて、大きな1歩となった事業だと認識しています。改めて、生ごみ堆肥化の計画量の推移と、その堆肥の市民還元の方法について、お伺いをいたします。市政執行方針の4点目は、行財政運営について、グループ制から係制への移行について、お伺いをいたします。そもそもグループ制の導入の議論経過、導入後の取り組み、評価と総括、これらについて、どのようになっているのか、お伺いをいたします。大綱の2点目は、教育行政執行方針について、教育長にお伺いをいたします。その1点目は、栄幼稚園についてです。教育行政執行方針の中では、将来的に園児数の減少や施設となるアルテピアッツァ美唄美術館の来訪者の増加などが想定され、幼稚園や園児を取り巻く環境が変化していくことが見込まれることから、施設のあり方に関し、具体的な検討を行うとあります。今後の市内の幼稚園、入園児の予測について、どのようになっているのか。また、アルテピアッツァの美術館化の方針との関連について理解はするものの、それと栄幼稚園の運営がどのように関連づけられるのかについて、お伺いをいたします。教育行政執行方針の2点目は、学校の適正配置の検討について、お伺いをいたします。正直申し上げまして、今回のこの執行方針にこの辺が入ったことについては、違和感を感じざるを得ません。今までの経過から言えば、適正配置については、地域からの要望、声が最優先事項であって、行政が先行して議論することはなかったと認識しております。なぜ今なのかと疑問に思うところがいっぱいです。今後の市内の小学校、中学校の児童生徒の予測について、教育委員会としてどのように把握しているのか、お伺いをいたします。教育行政の3点目は、図書館についてお伺いをいたします。情報提供の充実と執行方針の中で述べられておりましたけれども、市民からの要望にきめ細かく応えるためにも、職員自身のためにも、住民のためにも、図書館司書の資格を持つ職員は重要であると考えます。改めて図書館の現状について蔵書冊数総数と、市民1人あたりの冊数について、現在、また 10 年、20 年前の数字をお伺いするとともに、現行の職員体制について、図書館司書を持つ職員については、何人おられるのか、お伺いをいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、市政執行方針について、情報化推進についてでありますが、市民のホームページやSNS利用の実態把握につきましては、平成 25 年度に実施したまちづくり市民アンケートの結果では、インターネット環境に関して、自宅で活用している方が 37.3%となっており、携帯電話やスマートフォンなど、モバイル端末の利用は把握していないところであります。その一方で、平成 27 年度に実施した、まちづくり市民アンケートの結果では、市が提供している情報に関して、主に広報紙を読んでいる方の割合が 82.9%、主に市のホームページを閲覧している方が 3.3%、主に市のフェースブックを閲覧している方が 2.1%となっており、このことから、市からの情報の入手に関しては、多くの方が広報紙を活用しているものと認識しております。次に、情報が行き届かない市民への対応につきましては、市民が市の情報を入手する手段は、広報紙が最も多いことから、高度情報化社会への対応と併せ、広報紙の内容に関して、質・量ともに、より一層の充実を図ることが重要であると考えております。そのため、広報紙の掲載内容に関しては、市民ニーズの高い記事を中心に、市への申請や届出のほか、各種の告知など、掲載ページの増加や紙面構成の工夫を行いながら、市民生活に必要な情報の発信に取り組んでまいります。次に、子育て支援についてでありますが、初めに、ピパの子保育園の特色ある保育につきましては、幼児期にさまざまな運動遊びを経験することは、体力の向上や健康増進につながるだけでなく、多様な動きを身に付けることで、事故やけがから身を守るための基礎能力を育むほか、遊びのルールを通して、協調性や公平性、実践的な判断力を育むなど、幼児期の心身の発達に大きな効果をもたらすものと認識しております。また、日常的に運動遊びに取り組み、運動習慣の定着を図ることは、小学校就学後のスポーツ、運動活動の継続へとつながるものと考えており、この取り組みを継続的かつ効果的に進めていくため、平成 28 年度においては、日本体育協会が作成した「幼児期からのアクティブ・チャイルド・プログラム」に基づき、保育士等を対象とした講習会を開催するとともに、ピパの子保育園において、幼児向けスポーツ・運動教室や市内のスポーツ少年団との交流会を実施し、幼児が楽しみながら多様な動きを経験できる運動遊びを、積極的に取り組んでまいります。次に、給食についてでありますが、現状といたしましては、3歳児以上の主食は持参となっております。新たな厨房施設は、全ての児童に対応できる機能を有しているところではありますが、給食費の問題などがありますことから、保護者ニーズの意向や近隣の保育所の状況を調査するなど、検討してまいりたいと考えております。次に、病児・病後児保育事業についてでありますが、 国では専用スペースまたは事業のための専用施設において、隔離の機能を持った保育室を有すること、職員配置は、利用児童 10 人につき看護師1名以上、利用児童3人につき保育士1名以上配置することとなっております。また、運営費に係る負担割合は、国、道、市それぞれ3分の1ずつとされております。管内の実施状況につきましては、病児・病後児保育ともに対応しているのが岩見沢市と深川市、病後児のみ対応しているのが滝川市となっております。いずれにいたしましても、病児・病後児保育につきましては、平成 28 年度中の事業実施に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、雑紙の収集についてでありますが、本市における雑紙を限定しての拠点回収につきましては、一般廃棄物処理基本計画の中で、古紙等の資源回収については、町内会や子供会による資源回収を推進することとしており、平成 27 年6月に町内会へのアンケート調査を行ったところ、約2割の町内会が、古紙回収業者へ雑紙を引き渡しているとの回答を得たところであります。このことから、本市といたしましては、ごみの減量化や再資源化の取り組みを推進していくために、雑紙の分別は重要な事と考えているところでありますが、拠点回収を実施するにあたっては、さまざまな課題もあることから、今後、回収に係る調査・研究を行っていくとともに、廃棄物減量審議会とも具体的な拠点回収の方法や回収対象とする雑紙の種類などについて協議を行ってまいりたいと考えております。次に、生ごみ堆肥化についてでありますが、昨年4月から、生ごみの分別収集を開始し、堆肥を製造しておりますが、生ごみの収集量は、1月末までに 1,446 トン、1日平均 5.6トンで、計画の 88%の収集量となっており、市民の皆様の分別に対するご協力もあり、市の指定袋に、生ごみ以外の異物が混入されている割合も少なく、施設稼働後は、大きな機械のトラブルもなく、今日まで順調に経過している状況となっております。主な工程としては、生ごみの受入後、破袋、除袋、異物を取り除き、水分調整材のもみ殻と混合し、1次発酵、2次発酵を経て、3カ月後に堆肥となり、製造量は年間、約 100 トン、成分についても品質基準を満たした結果となっております。次に、堆肥の市民還元の方法についてでありますが、平成 27 年度は、堆肥の無償配布を行ったところですが、本年4月からは、主に農業用の「ばら売り」と家庭菜園用の「袋入り」での販売を予定しており、「ばら売り」の堆肥については堆肥化施設で販売し、「袋入り」の堆肥については、JAびばいやJAみねのぶのほか、市内のホームセンター等での販売を予定しており、価格については、市民の皆様が購入しやすい価格で提供できるよう依頼をしたところであります。今後においても、市民の皆様に生ごみ堆肥を利用していただきながら、循環型社会の構築を図ってまいりたいと考えております。次に、行財政運営についてでありますが、グループ制につきましては、平成 18 年度から一部試行運用し、その後、各所属とのヒアリングや「行政組織等に関する庁内検討員会」を設置して検討を重ねた結果、これまでの組織の課題等を改善しながら政策課題や市民の要望に迅速に対応するとともに、限られた人材を柔軟かつ効率的に活用することを目的として、平成 23 年度から全庁的に導入したところであります。制度の運用にあたりましては、各所属とのヒアリング等を基に改善を行ってきたところであり、課内の協業体制や情報交換の定着など一定の効果はあったものと考えておりますが、平成 26 年度に行った職員アンケートでは、グループ制の効果や機能性に対して疑問視する意見や、市民の方から「担当が分かりにくい」との声もあったところであります。このことから、今後、さらに複雑化・多様化する行政ニーズに、迅速かつ的確に対応するため組織機構を見直すとともに、グループ制から係制に移行し、職位や担当部署の明確化を図り、施策に対する効率的な組織づくりに努めてまいります。

答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、市内幼稚園の在園予定者数の見通しについてでありますが、平成 27 年度の3歳から5歳までの栄幼稚園と私立幼稚園2園を合わせた園児数は 171 人となっており、市内全体との比較では約 47%が幼稚園に在園していることになります。この割合で今後の市内3幼稚園の園児数を推計いたしますと、平成 28 年度は 153 人、平成 29 年度は 146 人、平成 30 年度は 152 人、平成 31 年度は 138 人と見込まれ、幼稚園全体では4年間で 20%弱減少する見通しとなります。栄幼稚園につきましては、平成 20 年度以降、定員である 35 人を割り込んでいる状況にあり、また、隣接するアルテピアッツァ美唄については、今後、来訪者数の増加が予想されるところであり、幼稚園の教育活動への影響が懸念されるところであります。以上のようなことから、美唄市が進めるべき幼稚園教育の方向性を定めました「美唄市幼稚園教育振興計画」に照らして、その実現が可能かどうか、園児の安全確保、教育内容の充実や特別支援教育の継続、幼稚園に関する教育研究の役割、施設改善の可能性など、認定こども園などの他の施設形態も含め、多様な観点から施設の在り方について総合的に検討を行ってまいりたいと考えています。次に、学校の適正配置の検討についてでありますが、市教育委員会では、一昨年の8月以降、将来の望ましい学校の配置について、教育委員会議等において協議を続けてまいりました。そのような中、今後5年間の中でも児童生徒数の減少が見込まれるとともに、先般、市で策定した「美唄市人口ビジョン」では、総人口とともに、15 歳未満の年少人口も大きく減少すると推計されており、学校の適正規模に関して、より具体的な検討を行う時期にきていると考えております。市内の児童生徒数につきましては、小中学校の合計の数で申しますと、平成 27 年度は1,350 人となっておりますが、5年後の平成32 年度では 1,106 人と見込んでおり、小学校では 130 人、中学校では 114 人、全体の割合としては 18%もの減少となる見通しであります。このことは、現在行っている教育活動に大きな影響があるものと考えられますので、教育委員会といたしましては、子どもたちに良好な教育を保証する観点から、学校や地域の特性を十分に踏まえるとともに、美唄市が目指すべき教育の内容や、それを実現するための学校の適正規模などについて検討してまいりたいと考えております。次に、図書館についてでありますが、はじめに、蔵書冊数の状況につきましては、平成7年度は 11 万 2,421 冊で、市民一人あたりでは、3.4 冊でありました。平成 17 年度は 13万 7,803 冊で、市民一人あたりでは、4.8 冊でありました。また、平成 26 年度は 14 万 4,124冊で、市民一人あたりでは、5.9 冊となっております。次に、現行の職員体制でありますが、正規職員が7名、嘱託職員が2名、臨時職員が1名の全体で 10 名であり、その内、司書資格を有する職員は、正規職員が1名、嘱託職員が1名の計2名となっております。次に、図書館司書の役割についてでありますが、図書の選定や図書資料の提供と資料調査等のレファレンスサービスなどを行う専門職であり、図書館司書の配置については、図書館にとって非常に大切なことと考えておりますことから、図書館職員が通信教育などにおいて司書資格を取得するなど、図書館司書の養成について検討してまいりたいと考えております。また、引き続き全体的な職員配置の中で、司書資格を有する職員の配置についても検討してまいりたいと考えております。

再質問 7番 吉岡文子

自席から、何点かについて再質問させていただきます。情報化推進についてですけれども、今ほどご答弁がありましたように、市民の中では、市の情報を得るのに 82%の方が広報紙を使っておられると。一方で、SNSと呼ばれている情報については、非常に少ない数字だと言わざるを得ません。インターネット環境については、約4割の方、これは平成 25 年の数字ですから、もっと現在は多くなっているのかもしれませんけれども、それにしても、やはりインターネット環境から遠いところに置かれている市民も多いと認識をしております。改めて、広報紙の充実をお願いするとともに、高齢化の進む社会状況の中で、将来的には、安否確認やネットショッピングにもつながるインターネット環境というものが重要になってくると認識しております。以前は、市内各所で市民に向けて、パソコンが開放されていました。高齢化の進む市内にあって、このインターネット環境に触れることがない高齢者が、ぜひ触れる機会をつくるためにも、庁舎の中だけでも、このパソコンの情報を市民に公開するという考え方はできないものでしょうか。やはり人間、慣れというものがないと情報、例えばインターネットとかを自分のものとして利用することは、なかなか尻込みをすることが考えられます。ぜひ、この庁舎内のどこかででも、ネット環境のない市民が体験できるような設備があればと思うのですけれども、それについて、お考えをお伺いいたします。それから、子育て支援についてですけれども、今ほど、ピパの子保育園の特色ある保育については、理解をいたしました。新しい考え方のもとで、子どもたちの運動能力を高めていくというその保育内容について、期待をしていきたいと考えます。また、病児病後児保育についてですけれども、働く保護者のニーズは高いものがあると考えます。管内においても、岩見沢、滝川は理解できるものの、深川においても、病児病後児保育を実施ということなので、平成 28 年度実施ということですから、これについても期待していきたいと思います。改めて、保育所の教育も保育所の給食も含めて、本市の子育て支援の内容を見ると、なかなか厳しい状況にあると考えます。今この予算の時期に近隣自治体では、岩見沢市がこども医療費の無料化の拡大をし、保育料や幼稚園利用料についても、第2子からの無料化を拡大となっています。また、道内には、ふるさと納税を活用して、子育て支援策を充実させている自治体も生まれています。こども医療費の無料化については、子育てを経験したものなら、誰でも実感すると思いますけれども、子どもが頻繁に医療機関にかかるのは就学前までであり、ある程度、年齢が上がれば、抵抗力もついてきます。特定の疾患がない限りは、あまり医療機関にお世話になることもなくなるというのが実感ではないでしょうか。であるならば、たとえ財政が厳しい状況にあっても、子育て世帯への経済支援の観点から、こども医療費の無料化に取り組めば、子育て世代の定住につながり、将来的には、税収や交付税、学校の存続などの自治体経営にとってメリットがあるということで、各自治体が、この施策に取り組むというのが、その実態なのだと私は考えています。南空知の自治体の中には、こども医療費無料化を高校卒業まで拡大しているところも生まれています。後手に回ってきた本市においても、財政健全化計画が予定どおり終了することになるわけですから、この辺りで、子育て支援策に本腰で取り組むべきだと考えます。髙橋市長は、市政執行方針の中で、若い世代の結婚、出産、子育ての希望を叶えるということを目標の1つに掲げていますが、現実的には、これといった方策は示されてないというのが、私としての実感です。近隣自治体との子育て支援策での遅れを取り戻すための支援策が必要だと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。ごみ処理について、雑紙の収集についてお伺いをいたしました。困難な点もありますが、やはり一番大切にしなければならないのは、分別化すれば資源だということです。この問題の質問をするにあたり、インターネットを利用して、雑紙回収について検索をしてみました。1つは、岡山大学ですけれども、岡山大学は、平成 15 年から雑紙回収について試行を行って、16 年度から完全実施ということで、このようにQ&A19 項目について、詳しくPRされています。また、札幌市においても、無料で雑紙を回収しているということで、雑紙の回収について、市民に広く呼びかけています。これらの内容を見ますと、美唄市においては、雑紙と言われる以外にも札幌市では例えば、アルミホイルやラップなどの芯までも回収になっています。これらの回収を丁寧にやっていけば、最終処分場の延命にもつながるのではないかと考えます。改めて、雑紙の回収について、今後、市民の分別がほとんどできているというような状況の中ですから、新たに提案することも可能ではないかと考えます。この点について、改めてご検討していただけないものか、お伺いをいたします。また、生ごみの堆肥化ですけれども、本年度から堆肥の還元が始まるわけですけれども、これは、ぜひ参考にしていただきたいということで、ご答弁はいりませんが、先行の管内の自治体の中では、農家の方には、完熟前の堆肥の方がより使いやすいということで、完熟前堆肥を配布しているというところもあります。本年度は初年度ですから、いろいろ要望も聞かなければなりませんけれども、農家の方、一般家庭の方、双方にとって使い勝手の良い堆肥について考えていっていただきたいと思っております。次に、教育行政について、お伺いをいたします。今ほど栄幼稚園について、お伺いをいたしましたが、確かに幼稚園入園児が激減するというのは事実であります。厳しい実態ではありますけれども、それらは真摯に受け止めなければならないと思っております。しかしながら、私は、子どもたちが美唄の公立幼稚園で学んできた経験もあります。北海道において、公立幼稚園教育において、美唄の市立幼稚園が果たしてきた役割について、学ばせていただく機会もありました。かつては園児が多過ぎて、1年保育しかできなかったとも聞いております。3つの幼稚園が存在した時代から、現在は栄幼稚園1園となってしまったわけです。幼児教育を取り巻く環境は、少子化の波にもまれて厳しいことは、重々理解するものの、輝かしい歴史を誇る美唄の幼稚園教育を代表する栄幼稚園について、アルテピアッツァの美術館化を契機として、管理の点からということで検討するということなら、また、少子化ということで検討するなら、徹底管理で園児の教育環境を守りつつ、今まで同様に共存することでいいのではないでしょうか。アルテピアッツァを訪れる方々の中には、改めてあそこに幼稚園があることでの意味、意義をお持ちの方もおられると思います。何でも時流に流されるのではなく、公立幼稚園の存続を図ることこそが美唄市における、幼稚園教育を支えてこられた関係者の皆さんの努力と、ご苦労に報いる道ではないかと考えますが、改めて、栄幼稚園に対する教育長のお考えをお伺いいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、市民向けのパソコンの配置についてでありますが、市では、インターネットの普及啓発を目的として、平成 12 年度に総務省の補助事業を活用し、市民が利用可能なパソコンを市役所や保健センター、図書館などに設置しましたが、利用された方の一部で、コンピュータゲームなどインターネットでの情報検索以外に利用される事案のほか、特定の方が長時間占有していたことなどにより、全ての閲覧用パソコンを撤去した経緯がありました。市といたしましては、インターネット環境を保有していない方も多く見受けられますものの、公共施設における市民が利用可能なパソコンの配置に関して、導入経費やランニングコストのほか、パソコンの管理やセキュリティなど、検討すべき項目も多いことから、市政情報の発信方法も含め、検討を行ってまいりたいと考えております。次に、子育て支援についてでありますが、本年度、老朽化した3園を統合し、「ピパの子保育園」の整備を行ったところであります。財政健全化計画の期間中ではありましたが、本市の未来を担う子ども達の健やかな成長を願い、より良い環境のもとで質の高い保育を目指して整備を行うとともに、保護者の方々にも安心してこどもを預け、就労等ができる環境ができたものと考えております。子育て支援の推進につきましては、本市の大変重要な施策と判断し、美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、基本目標の一つとして位置付けたところでありますことから、子育て世代の経済的負担を軽減する支援策など、検討していきたいと考えております。いずれにいたしましても、あらゆる手段を講じながら、引き続き子育て支援の推進に取り組んでまいります。次に、雑紙の収集についてでございますが、先ほども申し上げましたとおり、廃棄物減量審議会とともに、具体的な拠点回収の方法や回収対象とする雑紙の種類などについて、しっかりと協議を行ってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、大都市と地方都市との業者における考え方についても、大きな課題もあることから、しっかりと関係団体と協議を行ってまいりたいと考えております。

答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。公立幼稚園についてでありますが、歴史的に見ますと、昭和 30 年代には市内に公立幼稚園は6園あり、函館市や札幌市とともに、全道の幼稚園教育の先導的な役割を担い、1園となった現在も全道規模の研究大会等の会場となり、多くの実践的研究の提言や発表が行われております。また、市内においては、地域の未就学児を含む保護者の方々に対する教育センター的役割をはじめ、幼保、幼小中連携における中心的役割、特別支援教育における役割、そして、幼稚園教育に関する教育研究の中心的役割などを担ってきております。このような歴史や役割を踏まえ、お話しのあった点も含め、将来的にどのような教育体制が必要であるのか、今後、十分検討してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる