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美唄市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月11日

(1)障がい者の雇用について/(2)道路整備について/(3)教育行政について

2018年9月11日、美唄市議会の一般質問で、吉岡文子議員が「障がい者の雇用について」「道路整備について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
吉岡文子 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 吉岡文子

2018年第3回定例会にあたり、大綱3点について、市長及び教育長に質問をいたします。大綱の1点目は、障がい者の雇用についてです。報道によれば、中央省庁においては、3,460人もの障がい者の雇用を水増ししていたことが明らかになりました。近隣の岩見沢市においては、市長部局で、2014年以降の5年間、市、教育委員会で、2014年から17年度の4年間、不正算入が行われていたことを明らかにしました。そもそも憲法27条1項に、障がい者を含むすべての国民に働く権利があり、働く意思と能力を持つ人が働く機会を得られるよう、対策を講じることを国に義務付けています。障がい者の場合、働く機会を得にくいのが現状です。そこで、障がい者の働く権利を守り、働く機会を広げる制度として、国は、法定雇用率の仕組みを設けました。水増し問題は、国や地方自治体が、障がい者の働く権利を侵してきた重大問題です。法定雇用率を満たしていないのは、道内では人口上位12市と北海道教育委員会、各市教育委員会のうち、函館、帯広、北見、岩見沢市と北海道教育委員会、札幌市教育委員会の6機関となっているということです。質問では、本市の現状について、障がい者の雇用の状況についてはどのようになっているのか、市長にお伺いします。市役所、教育委員会においての障がい者雇用率と、障がいの種類についてお伺いいたします。大綱の2点目は、道路整備についての質問です。その1つは、街路樹についてです。都市景観や二酸化炭素の吸収など、大事な役割を果たしている街路樹ですが、美唄市で管理する街路樹の本数と種類、樹種の選定における方針について、どのようになっているのかについてお伺いをいたします。2つ目には、市道の整備について質問いたします。市内を走ると、その整備について身をもって痛感させられます。ちょっと幹線道路から外れると、整備不良の路面がかなり多くなっています。まず1点目について、市道の舗装率について質問いたします。本市の市道舗装率について、数値をお示しいただくとともに、空知、全道、全国の数値をお伺いいたします。市道の整備の2つには、春先に使用した土のうの取り扱いについてお伺いをいたします。土のうの袋は自然界にとっては異物、環境に優しくない成分です。今、全世界的にストローなどのプラスチックごみが、海洋汚染につながると指摘されていることで、大手企業なども、プラスチックごみ削減に取り組まざるを得ない状況になっています。土のうは、あくまで当座の処置であり、改良の後は、速やかに撤去すべきだと考えます。市民の方からも、環境美化の点からよろしくないとの声も寄せられています。改めて、土のうの取り扱いについてお伺いをいたします。市道の整備の3点目には、町内会等からの要望についてです。過去の要望と、それらについての整備状況について、どのようになっているのか、お伺いをいたします。大綱の3点目は、教育行政について、教育長に質問をいたします。その1つは、道徳教科書展示での市民の反応についてです。展示期間や市民からの意見の件数と、その内容についてはどのようなものだったのかについてお伺いいたします。また、今後の教科書選定に向けたスケジュールと市民への結果公表については、どのようになっているのかについてお伺いします。教育行政の2点目は、性的マイノリティーへの理解について質問をいたします。報道によれば、8月上旬に、札幌市で全国性教育研究大会・北海道性教育研究大会が開催され、道内外の養護教諭や保健師、自治体関係者ら約300人が参加したとあります。LGBTなど、性的少数者への理解を深めるシンポジウムも開催され、札幌医科大学の遠藤俊明医師が、「LGBTへの社会の理解はまだ足りず、教育現場から理解を深め、子どもたちの理解につなげる必要がある」と指摘しました。そのような中、政権を担う政党の一員からとんでもない発言が飛び出しました。性的少数者は子どもをつくらないから生産性がないので、支援する必要がないという内容です。この発言には、性的少数者団体から抗議が寄せられています。私は以前から、この問題について教育委員会の取り組みを質問しています。まず何よりも正しい理解が必要であり、教育委員会として、教育現場においての理解をどのように取り組んでいるのかについて質問いたします。教職員、児童生徒、保護者、それぞれの立場での理解についてお伺いをいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、障がい者の雇用について、平成30年6月1日現在における障がい者雇用率と障害の種類についてでありますが、市長部局につきましては、法定雇用率 2.5 %に対して2.96%で、障害の種類としましては、聴覚機能障害、肢体不自由、内部障害となっており、教育委員会につきましては、法定雇用率2.4%に対して4.35%で、障害の種類としましては、言語機能障害、内部障害となっているところであります。次に、道路整備について、街路樹についてでありますが、街路樹の種類と本数につきましては、平成29年度末、菜の花通、翠明通、あかしあ通など、14路線の街路に、エンジュ423本、プラタナス277本、トチノキ193本、プンゲンストウヒ145本、エゾヤマザクラ144本、アカシヤ126本、イチョウ85本、ナナカマド78本、イチイ58本、ポプラ1本の合計1,530本となっているところであります。また、街路樹の選定における方針につきましては、街路樹は、道路景観、交通の安全性、快適性の向上、大気の浄化、騒音の軽減など、良好な環境の確保を図るため植栽されているものでありますが、選定にあたりましては、都市整備事業実務要領に掲載されております北海道に適応する樹木一覧表を参考に、耐寒性があり、樹形や樹高、根の活着の良さなど、管理しやすい樹木や地域条件に合わせ、花が咲くなど、景観の向上を考慮し、地域の方々と協議をしながら、選定しているところであります。次に、市道の整備についてでありますが、市道の舗装率につきましては、本市の平成29年度末の舗装率は53.8%、空知、北海道、全国での市町村の平均は、平成28年度末となりますが、空知では60.5%、北海道では57.4%、全国では79.1%となっているところであります。次に、春先に使用した土のうの取り扱いにつきましては、暖かくなり、凍上が収まりましたら、土のうの撤去を実施しているところでありますが、土のう袋は弱いため、設置後、破れてしまい、砂が道路上にこぼれた状態となり、袋はビニールごみのようになってしまうため、環境的には好ましい状況とは言えませんので、道路状況の確認を行いながら、順次、撤去作業を実施しているところであります。次に、過去3年間の舗装整備に関する町内会からの要望につきましては、平成27年度は、2町内会から2路線の延長約440メートルの要望があり、平成28年度より2カ年で整備を実施したところであります。また、平成28年度は、3町内会から4路線の延長約810メートル、平成29年度は、2町内会から3路線の延長約400メートルの要望をいただいているところでありますが、現在まで整備は実施しておりませんが、今後は、道路の損傷状況や幅員、整備延長による事業費を鑑みながら、整備を実施してまいりたいと考えているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員のご質問にお答えいたします。初めに、教科用図書に対する市民への意見等についてでありますが、教科書の展示につきましては、6月15日から6月29日まで、市役所及び図書館において実施し、市民から寄せられたご意見は11件ありましたが、意見の公正性や客観性を担保する観点から、これまで同様、意見の公表は行わなかったところであります。なお、これらのご意見につきましては、教科書採択の参考とするため、北海道第5採択地区教科用図書採択教育委員協議会へ提出したところでございます。次に、中学用道徳教科書の採択に係るスケジュールについてでございますが、教科書採択にあたっては、単独で採択を行っている岩見沢市を除く空知管内の教育長で構成する北海道第5採択地区教科用図書採択教育委員会協議会における全会一致の決定、さらに、その後に開催されるすべての市町の教育委員会議での全会一致の決定が必要とされております。このことから、北海道第5採択地区教科用図書採択教育委員会協議会については、7月26日に開催し、全会一致で、平成31年度から使用する中学校用の道徳教科書を決定し、その後、本市におきましては、8月20日に開催しました教育委員会議で、使用する道徳教科書を決定したところでございます。なお、各市町の教育委員会においても、本市と同様の決定をしたところでございます。次に、採択に係る資料の縦覧及び閲覧についてでございますが、9月3日から10月31日まで、第5採択地区教科用図書採択教育委員会協議会の構成する本市を含む23市町教育委員会において実施されておりますが、本市におきましては、この縦覧につきましては、広報紙の締め切りの関係上、10月号の広報メロディーでご案内することとしております。次に、性的マイノリティー(LGBT)に関する教育現場の理解についてでございますが、文部科学省では、教職員向けに、平成28年4月30日、「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」の通知文を発出し、各学校では、この通知に示されている具体的例として、服装については、自認する性別の制服や衣服、体操着を認めること、髪形については、戸籍上、男性の場合、標準より長い髪形を一定の範囲で認めること、更衣室については、保健室や多目的トイレの利用を認めること、トイレについては、職員トイレや多目的トイレの利用を認めること、呼称については、校内文書を児童生徒が希望する呼称で記することや自認する性別として名簿上扱うこと等について、性同一性障害への理解を深めているところでございます。また、性的マイノリティー(LGBT)を排除する新聞報道や国政レベルでの差別するような発言が問題となっていること、さらには、LGBTに関する民間調査の結果から推計し、本市の児童生徒にも、潜在的に性的マイノリティー(LGBT)がいることを想定し、改めて、教職員間で、LGBTに対する認識の共有を図るとともに、男女混合名簿の作成等、性的マイノリティー(LGBT)に配慮した対応が必要であることを8月20日付で、教育長コメントとして、市内小中学校に指示したところでございます。また、児童生徒や保護者に対する性的マイノリティー(LGBT)への理解につきましては、文部科学省では、性的差別に悩む児童生徒への対応についての教職員向けの理解を求める通知を発出しておりますが、児童生徒向けに性的マイノリティーへの理解の授業や、保護者向けのパンフレットなどの通知は、発出されていないところでございます。しかしながら、性の問題で悩みを抱える児童生徒は潜在的にいると思われますことから、教育委員会といたしましては、文部科学省の通知内容について、児童生徒や保護者にも理解してもらえるよう、コンパクトにまとめ、さまざまな機会を通じ、啓発していくよう努めてまいります。

質問 8番 吉岡文子

自席から何点かについて、質問させていただきます。まず初めに、障がい者の雇用についてですけれども、美唄市が発行しております美唄市障がい者プラン第5期計画の中に、第2章、障がいのある人の状況では、市内人口に占める障がい者の割合が示されています。総人口が減少する中、精神障がい者は増加していますが、身体障がい者、知的障がい者の減少により、障がい者全体としては、減少傾向にありますが、総人口のさらなる減少に伴い、総人口に占める障がい者の割合は、上昇しているとあります。市内には、特別支援学校や社会福祉法人で、特段に障がい者の雇用に取り組んでいる企業も見られます。数字では、市長部局で2.5%の法定雇用率に対して2.96%、教育委員会では、2.4%の法定雇用率に対して4.35%と達成はしていますが、この数字で甘んじているのか、さらなる雇用の増加を図るのかが、今後問われることになると私は考えています。また、ご答弁の中では、知的障がい者、精神障がい者の雇用については、数字はありませんでしたが、さらなる働く機会を広げる考えをお持ちなのかについて、市長にお伺いをいたします。続いて、道路整備について、街路樹についてですが、14路線に10種類、1,530本もの管理をしていることを改めて再認識いたしました。これからも、積雪・豪雪地帯に適した街路樹の管理をお願いしたいと考えます。市道の舗装率について、数値を伺ったわけですけれども、私は、あらゆる機会を通じて、この市道の舗装率について伺ってきたわけですが、ほとんど同じような数字で、極めて低い状況のままだということを改めて思い知らされました。空知の60.5%、全道の57.4%、全国の79.1%と比較してとても低い状況ですけれども、改めて、この市道舗装率についての市長の考えをお伺いいたします。また、市道の整備の町内会からの要望についてですけれども、市民の方から、救急車両がかなりの低速で、というのは、道路の陥没箇所をよけながら走行しているのではないかという目撃談や、高齢者のデイサービス車両の運転も、かなり気を遣っているとの話も聞いています。町内会からの要望を伺いつつも、道路をいつも使っている郵便配達や宅配業者、福祉車両、タクシー業者など、道路使用頻度の高い方々からの要望を聞くことも大事ではないでしょうか。この点について、市長のお考えをお伺います。教育行政の性的マイノリティーへの理解について、教職員に対しては、ある程度パンフレットはあるけれども、今のところ、保護者や児童生徒へのものはない、これから、市教委独自でつくっていくようなお話でしたけれども、やはり私は、何よりも正しい理解が求められていると痛感します。この問題については、まだ本当に理解が始まったばかりで、性的マイノリティーに対する批判の発言の後、著名な外国人の日本語の教授ですけれども、その方の自分の性的なことに関するカミングアウト、また、よくテレビで話題になります女性の経済評論家の方ですけれども、その方も、自分の性的なことに対するカミングアウトなどが続いております。やはり、教育長が言われたように、潜在的に性的マイノリティーの数というのは、多いのではないかと私も改めて思っています。そこで、空知管内には、滝川市の日本共産党の市議の方が、実名で自分の性的マイノリティーを公表しておられます。今この方は、議会業務のほか、各地の講演会に呼ばれているということですが、ぜひ、こういった方の話を伺うことが、何よりも理解を深める助けになるのではないかと考えます。改めて教育長のお考えをお伺いします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。今後の障がい者の雇用の考え方についてでありますが、平成33年4月までに、法定雇用率が0.1%引き上げられること、また、今後、障がいを持つ職員に定年を迎える者がいることから、全体の職員数と障がい者の配置に十分配慮しつつ、計画的な障がい者の雇用に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、精神及び知的障がい者の雇用の考え方についてでありますが、障がい者雇用の促進と職業の安定を図るという観点からも、雇用の場を提供していくことは大切であると認識しておりますが、雇用にあたりましては、配置する所属や業務内容、さらには、サポート体制など、今後、他市の状況も含め、十分な調査研究が必要であると考えているところであります。次に、市道の舗装率についてでありますが、全国平均と比べますと25.3%低く、その要因は、凍上の影響を受けないなど、地域的なものと考えておりますが、北海道や空知の平均と比べましても低いことから、市民の皆様方には、ご不便をおかけしているものと感じているところであります。なお、整備にあたりましては、最近の道路の路面状況から、舗装道路の再改修に重点を置き、道路整備をしておりますことから、舗装率は増加していない状況となっているところであります。次に、実情に合った道路整備につきましては、道路を利用する方も多岐にわたりますことから、これまでの町内会などからの要望も含め、今後は、福祉や市民バス等の関係部署と連携を図りながら、安心して利用できますよう道路整備に努めてまいりたいと考えているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

性的マイノリティー(LGBT)の関係でございますが、これにつきましては、デリケートな部分もありますし、当然、配慮すべき問題も多々ありますことから、私を含めまして、教職員、さまざまな研修等を通じまして、理解を深めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 8番 吉岡文子

障がい者の雇用についてですけれども、確かに、今ほどのご答弁のように、知的障がい者や精神障がい者の雇用については、難しい点もあるかと思いますけれども、ぜひ今後、お考えを進めていただきたいと考えております。また、一定の障がい者を雇用していない企業に負担を求める障害者雇用納付金制度に基づき、2017年度に企業が国に支払った納付金は、293億円になると言われています。制度を所管する機構によると、障がい者雇用の基準を満たさなかった企業から納付された293億円のうち、227億円が基準を上回った企業に調整金などとして支給されたそうです。民間企業は、障がい者雇用の基準を満たさないと罰金の形で納付金が求められている一方で、国の機関や地方自治体には罰金はありません。当然、法律が守られていると善意に考えても、今回の水増しは憲法27条1項に違反していることに違いありません。法定雇用率をしっかり守っている自治体の首長として、髙橋市長は、今回の中央省庁や地方自治体の水増しをどのように考えておられるのか、率直な感想をお伺いいたします。次に、道路整備、市道の整備についてですけれども、舗装率を上げることだけを求めているのではありませんけれども、それにしましても、全国と比較しての25.3%の差、専門家ではありませんけれども、冬期間の厳しい道路状況に起因することは理解できます。私自身、北海道の出身ではありません。本州出身ですので、あちらの道路の舗装については、本当にこんなに狭い道でもと、軽トラックが1台通れるような道でさえも舗装されているような状況も見受けられます。髙橋市長におかれましては、あらゆる機会を通じて、舗装率の向上のために市長会などで声を上げていただきたいと願っております。特に、この空知では、国のエネルギー革命によって、産炭地が厳しい状況になっていること、公立病院や人口減少など、本当に国からひどい仕打ちを受けているということを感じておりますので、改めて、空知、それから北海道、この舗装率と全国の差について声を上げていただきたいと考えておりますけれども、この点についてはいかがでしょうか。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

初めに、障がい者雇用についてでありますけれども、この度、中央省庁や道内各自治体におきまして、障がい者雇用率の算入対象にならない職員を集計していた問題で、さまざまな報道があったわけでございますけれども、障がい者雇用に率先して取り組むべき行政機関として、これはあってはならないことであると考えているところであります。本市におきましては、法定雇用率を満たしている状況ではありますが、雇用率のみに左右されることなく、障がい者の雇用の促進と職業の安定を図るという観点からも、可能な限り雇用の場の提供に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、市道の舗装率についてでありますが、本市の舗装率は、議員ご指摘のとおり、決して高くはない状況であります。他市の自治体の規模や道路の総延長などにより、一概に比較はできないものと考えておりますが、舗装率の向上は、快適な市民生活へとつながることから、今後、空知管内の市町との意見交換の場を通じて、必要な対応を図ってまいりたいと考えているところであります。

出典:美唄市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月11日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる