美唄市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月4日
(1)産業振興について/(2)観光振興について
2015年12月4日、美唄市議会の一般質問で、松山教宗議員が「産業振興について」「観光振興について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。
- 質問者
- 松山教宗 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松山教宗
平成 27 年第4回定例会において、大綱2点について、市長にお伺いいたします。大綱1点目は、産業振興についてであります。1つ、空知団地ホワイトデータセンター構想、食料備蓄基地拠点構想についてです。1つ目は、現状と今後の取り組みについてであります。空知団地ホワイトデータセンター構想について、10 月上旬、ホワイトデータセンター実験棟の初公開並びに本市と独立行政法人北海道立総合研究機構、以下道総研との連携協定調印式があり、私も実験棟を見学し、一連の調印式にも参加いたしました。このたびの連携協定の締結と、実験がスタートしたことは、これらの構想の実現に向け、今後に弾みがつくと思いますし、道総研理事長をはじめとする幹部の方々、道庁担当者や空知総合振興局など、多くのIT企業やそれに関連する企業の方などが参加されていました。そこで、道総研理事長の挨拶もあり、私もお話をすることもできましたが、本市に対し、積極的な協力と大きな期待を持っていらっしゃいました。まさに美唄の資源である利雪エネルギー、災害の少ない地の利を生かすなどしたこの構想への期待は高く、担当部署の粘り強い尽力であると思います。そこで、これらを契機にこの構想の実現へ向け、確実なものとしていくため、今後のスケジュールや具体的な展開をどう考えているのか。また、食料備蓄拠点基地構想の進捗状況、連動はどうなのか。さらには、内外にどのように周知・PRなどの発信を考えているのか、お伺いいたします。2つ目に、空知団地の管理状況についてです。空知団地は、先ほどの両構想の実現と、本市産業振興を進める上で重要拠点であり、積極的に前へ進めていかなければなりません。既にあるハイテクセンターや企業も数社ありますが、実験棟やその関連施設、そして、雪山などそれらの実績や実験データも重要であり、今後、これらの視察に来れる方が多くなると考えられます。視察に来られる方に対し、当然、空知団地の周辺環境も目に入りますので、しっかりと相手の視点に立ち、総合かつ積極的な誘致を進めていくには、その受け入れ環境体制も必要であり、より企業誘致や両構想の実現へと構築していく上で、通常時の空知団地の周辺環境維持・整備はとても大切であります。そこで、空知団地の管理維持状況について伺います。大綱2点目は、観光振興についてであります。1つに、観光客などの受け入れ体制の現状と今後の展開についてです。今年の秋ごろ、台湾企業の「南山人寿」がアルテピアッツァに約 5,300 人訪れたのをはじめ、近年、本市へ台湾やタイなど東南アジアを中心とした海外や国内観光客が訪れ、これまでになかったサイクリストや首都圏の大学生が免許取得のため、合宿教習で訪れ滞在し、食や自然、観光など多様な観光交流人口があります。特に、海外観光客が増えた場合に問題となり、必要なのが語学対応です。私も先日、台湾に同行し、南山人寿、ライオントラベルにも伺いましたが、美唄の食や自然、景色、観光に対する評価は高く、非常に関心を持っており、市長のトップセールスもあって、今後多くの観光客が訪れることが予想されますし、今から道道美唄富良野線の開通を見据えていかなければなりません。その中、観光交流振興を推進している本市において、観光資源のハード面での利活用、整備、発掘もさることながら、ソフト面での人的な受け入れ体制の現状がどのようになっているのか。そして、今後の展開についてどう考えているのか市長にお伺いします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。初めに、産業振興について、空知団地ホワイトデータセンター構想、食料備蓄拠点構想について、はじめに、それぞれの構想の現状と今後の取組についてでありますが、ホワイトデータセンター構想は、昨年度から取り組んでいるNEDO事業の実証施設のうち、雪冷房システムとデータセンター施設が9月に完成したことから、10 月2日にデータセンター事業者や支援機関など約 50 名を招いて現地視察会を開催するとともに、同日、道の支援チームの一員である地方独立行政法人北海道立総合研究機構とホワイトデータセンター構想の実現に向けて、エネルギー研究に関する連携協定を締結し、マスコミを通じて、広くアピールしたところであり、その後、17 件、延べ 140 人の視察があったところであります。さらに 11 月には、東京都内で開催された国際的なデータセンター関連の展示会に参加し、北海道と連携しデータセンターの立地PRを行ったところ、多くのIT企業がこの実験施設に関心を示していただいたところであります。今後につきましては、今月中に、この施設のサーバからの排熱を利用する植物工場や陸上養殖施設も完成する予定であり、これら施設がすべて完成した後は、市民をはじめ、市内外の企業や団体の方々に見学していただき、この取組をさらに周知してまいりたいと考えております。また、食料備蓄拠点構想については、現在策定している「美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、商工業振興の具体的施策として掲げているとともに、道のバックアップ拠点構想や北海道強靭化計画の実現にも関連することから、引き続き、道の支援チームや関係機関と連携を図りながら、構想実現に向けた活動を、より一層、加速させてまいりたいと考えております。次に、空知団地の管理状況についてでありますが、空知団地は年2回の草刈りをはじめ、カメムシ防除のための薬剤散布のほか、樹木の冬囲いなど、適切な管理を実施することにより、企業が立地するためのよりよい環境を維持するよう心がけているところであります。また、団地内の道路脇に、ゴミの袋や空き缶など、車からポイ捨てされたとみられるゴミが後を絶たない現状にあることから、毎年5月に、空知団地の企業の方々や地元町内会の協力を得て、ゴミ拾いを実施しているところであります。次に、観光振興について、観光客の受入体制の現状と今後の展開についてでありますが、本市では、これまで、交流拠点施設ゆ~りん館やアルテピアッツア美唄など集客力の高い施設を核として海外観光客の増加を図ってきたところであり、昨年は、これまでの取り組みに加え、第1回となる空知グルメフォンドを美唄で開催し、台湾からも多くのサイクリストに参加していただき、平坦で広大な自然を満喫できたと、高い評価をいただいたところであります。また、5月には、タイ人観光客の誘致に積極的に取り組んでいる新篠津村や岩見沢市、三笠市と連携し、タイ人の生活習慣や食の嗜好、夏のハスカップ狩りや冬の体験ツアーなど、1年を通じたツアー企画について意見交換したところでありますが、その際、受け入れに際して言語の習得が課題となったところであります。このため、海外観光客を受け入れるにあたりましては、言語対応が欠かせないことから、市では、地域人材開発センターと連携し、本年4月に採用した語学堪能な嘱託職員を講師とし、主に市内の観光関連企業や飲食店を対象に、10 月から、外国人観光客などの接遇を想定した英会話講座を全 16 回で開講しているところであります。今後につきましては、本市と交流のある台湾の中華大学の学生をインターンシップとして受け入れ、ボランティアスタッフとして活動できる仕組みを構築してまいりたいと考えております。
再質問 3番 松山教宗
自席から2点、再質問をいたします。1つ目は、先ほど、空知団地の管理状況についてご答弁がありましたが、空知団地入り口である市道交差点から団地内道路沿いには、ごみが散乱し、ごみの不法投棄があり、地域住民も困っている状態があります。地域住民の中には、小さな子どももおり、教育や環境上、防犯上においても問題であると考えます。また、今後NEDOの施設の実験が本格化すれば、視察の回数が増えることが予想されますし、視察に来られる方などに対して、当市の姿勢として、マイナス要素を与えてしまうと思います。特に夕方以降は、団地入り口交差点からハイテクセンターまでの間は暗く、交差点入り口にある空知団地看板にも電灯がなく、企業誘致をする環境が必ずしも良いとは言えず、ごみ対策や団地入り口周辺の環境整備は、急務であると考えます。そこで、不法投棄を防ぐ策として、周辺に街灯をつけるなどして、対策を講じてはどうでしょうか。市長のお考えをお伺いいたします。2つ目ですが、先ほど、観光客などの受け入れ態勢の現状と今後の展開について、ご答弁がありましたが、先日、第4回臨時会においての国内外観光客誘致対策事業と関連しますが、言語語学対応するスタッフにおいても、近年、日本、北海道への海外観光客の増加に伴い、観光業や飲食業など既に人材不足が始まっているとお聞きしています。海外観光客へのおもてなしの部分でもありますので、今後、増大が予想される海外観光客の受け入れ準備として、語学対応スタッフの準備、育成する策として、私としましては、サテライト・キャンパスの活用やその関係大学との連携、インターンシップ、留学生の受け入れなど、また、他の海外大学との連携やインターンシップなど、語学堪能な市職員の採用や市職員の研修・育成が必要になると考えますが、市長にお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。初めに、団地周辺の環境整備についてでありますが、ゴミに関しましては、今後、NEDOの実証施設の視察回数の増加が予想されるため、ゴミがないように、不法投棄防止看板の設置や、ゴミ拾いの回数を増やすなどの対策を講じてまいりたいと考えております。また、街路灯につきましては、団地全体の防犯にも関わることでありますので、美唄ハイテクセンターや空知団地企業誘致推進会議と調整を図りながら、設置に向けて検討してまいりたいと考えております。次に、多言語に対応した人材育成の取り組みについてでありますが、市職員の採用に当たっては、現時点では、語学力に特化した採用は難しいものと考えております。今後におきましては、職員の語学力の向上を図るとともに、サテライト・キャンパスや地域人材開発センターで実施する語学講座などを活用し、外国人観光客の受入に必要な対応ができる人材の育成に努めてまいりたいと考えております。