美唄市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日
(1)環境行政について/(2)移住・定住について/(3)文化財・炭鉱遺産について
2015年9月8日、美唄市議会の一般質問で、川上美樹議員が「環境行政について」「移住・定住について」「文化財・炭鉱遺産について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 川上美樹 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 川上美樹
平成 27 年第3回市議会定例会におきまして、大綱3点について市長並びに教育長にお伺いいたします。大綱1点目といたしまして、環境行政について市長にお伺いいたします。まずは道路景観、公園管理についてであります。1つ目として、道道美唄富良野線の景観・みどりづくりについてであります。びばい未来交響プランでは、「食・農・アートが響き合う緑のまち美唄 -市民のハーモニーでつくる美しき唄のまちを目指して-」と都市像を掲げております。また第3楽章におきまして「豊かな景観あふれるエコロジーなまちづくり」を目指し、うるおいづくりとして、景観・緑づくりに関しましては、美唄市環境基本計画、美唄市都市計画マスタープラン、美唄市地域緑化推進計画の中で行われていると思います。市民の協力により、コミュニティガーデンとして、植樹帯において花壇づくりをしていただき、成果を上げていると聞いております。さて、美唄市では、道道美唄富良野線の開通を前に、この道路に対するさまざまな視点から期待を寄せる市民は多く、特に美唄インターチェンジは、美唄の出入り口となり、また、その周辺は美唄の顔となりうることもあります。しかし、現在の景観状況は、美唄インターチェンジ周辺だけでなく、国道から道道美唄の富良野線へ入る東2条から美唄インターチェンジ付近までの道道美唄富良野線の街路樹、植樹ます、歩道などについての維持管理は、道が年に1度行うとのことですが、現状としましては、雑草が歩道を覆い、植樹ますは、一部の企業や個人が花の植栽を行っていただいているものの、ほとんどの植樹ますは、雑草が伸び放題となっており、残念ながら維持管理が行き届いていない状況と見受けられます。近くには、桜の名所、東明公園や温泉施設があり、また、アルテピアッツァ美唄は芸術作品と自然と緑が融合した独自の風景をつくっている場所があります。またサイクリングやウォーキングにも利用され、野球場や陸上競技場のあるエリアであり、今後、健康づくりとしても大いに利用されるかと思います。さらに外国人観光客も今後、多く通ることと推察されます。ただ、市道ではありませんが、今後の道道美唄富良野線に関しましては、市民の期待も大きく、大変関心の高い道路と周知しているところかと思います。道へのお願いとともに、都市計画道路の維持管理による都市景観の創出の1つとして、市民との協働で美しい唄のまちにふさわしい、美しい景観を持った道道美唄富良野線の街路樹、植樹ます、歩道の整備を開通を前に先駆けて、草刈りや花の植栽を行い、街並み景観の向上をつくっていくことが必要かと思います。町内会や団体、ボランティアなどの協力を得て、作業に必要なものは助成を行いつつ、道道美唄富良野線に関する景観を維持管理することで、市民に対しても心地よい景観を与え、また、市外の方や外国人観光客の方におもてなしの美しい景観を提供させていただくということが必要かと思いますが、このことについて、市長のお考えを伺います。次に、市内における公園の管理についてであります。美唄市子ども・子育て支援事業計画の中に、美唄市まちづくり市民アンケートの調査結果があります。子育てしやすいまちだと思う市民の割合は、平成 25 年度の時点で29%、それに対して、子育てしにくいと答えた方が 70%、その他1%となっております。子育てしやすいまちだと思わない大きな理由に、遊び場が不十分と答えた市民が 21%おりました。さまざまな回答結果がありますが、21%という数字は、第1位の医療環境が不十分だからという回答が 26%なのに対して、第2位の回答になっております。自宅近くにある都市公園は、小さな子どもを持つ保護者にとりましては、大変ありがたい遊び場であり、体を思い切り動かして運動し、健全な子育てを手助けしてくれる役割もあります。また、同じような世代の子どもたちの仲間づくりだけでなく、孤立しがちな保護者たちも公園で子どもを遊ばせることによって、コミュニケーションをとることができる大切な場所でもあります。しかしながら現状を見ますと、17の都市公園がありますが、遊具が取り外されていたり、ブルーシートで覆われて使えない状態になっているものもあり、コミュニティーの場であるせっかくの都市公園も、その役割を果たしていないのではないかと思います。また、その他の公園といたしまして、炭鉱の閉山とともに東美唄地域再開発事業の一環として、昭和 52 年に開設された我路ファミリー公園などにつきましては、かなりの老朽化が進んでいるように見受けられます。また、アスレチック施設や炭鉱資料を展示した三菱美唄記念館もあり、お盆や連休には、市外から懐かしいと訪れる方々にとりましては、大自然の中、思い出深い土地で、ゆっくりとした時間を過ごせる場所でもあります。また、道道美唄富良野線に沿った公園でもあり、今後の開通に向けた周辺の景観をどのようにしていくのか、ということにもつながっていきますが、市内の公園についての適切な維持管理の推進をお願いしたいと思いますが、市長のお考えを伺います。大綱2点目は、移住・定住について市長にお伺いいたします。まずは、移住・定住者の促進についてであります。1つ目は、異業種による新規就農者の移住・定住についてです。道内では昨年、農業以外の異業種から新たに就農した人が 125 人と、過去 45 年で最高を記録したことが、道の実態調査でわかりました。前年に比べると 37人、42%の増加だったとのことで、2012 年から国が導入した就農支援制度により、新規参入者が増えたと道は見ているとのことです。こういった異業種からの新規就農という形で、本市にも大いに移住・定住者が増加していただければと思います。長沼町では、今年4月以降に農業を始めた新規就農者は7名で、町内の農家戸数は年々減少してはいるが、毎年10 名以上が新規就農している状況であるとのことです。本市でも、庁内組織で連携をとりながら、さらにJAや関係各機関との連携を強化し、新規就農者の促進という観点から移住・定住者が本市に増えていただければと思いますが、現在の取り組み状況と成果、また、今後の対策などについてお考えを伺います。次に、空き家の有効な利活用についてであります。本市だけでなく、全国的に空き家が多くなっている傾向にあり、持ち主による管理不全による周辺住民への影響が懸念されます。また、高齢世帯が老人保健施設等の施設利用により、空き家になる場合も多くあります。そのため、市内にある使用可能な空き家の再利用や、高齢世帯が賃貸や売却を希望した場合には、移住・定住者に有効に活用することができればよいかと思います。美唄市では、移住・定住促進協議会により、企画課を中心に大変熱心に美唄の宣伝を全国へ向けて、ホームページだけでなく、あらゆる手段を工夫して行っているところと感じます。その中には、住宅バンクという項目があり、アパート情報が掲載されておりますが、現在の住宅バンクをさらに充実させ、アパート情報だけでなく、住むことのできる一戸建ての空き家の情報収集を行い、美唄の山や川、周辺の自然や畑づくりが可能なスペースがあれば掲載し、それを発信させ、住環境及び周辺の情報を充実させる事で、ちょっと暮らしから移住・定住へと近づけるような情報発信を、移住・定住促進協議会との連携の中で行ってはいかがでしょうか。かつて美唄にお住みになっていた方へ、また、市外・道外にお住みになっている方が、美唄に戻る時期や場所などでも積極的なアピールが必要かと思います。若い方へのアピールは、ホームページはもちろんのこと、携帯、スマートフォンでも簡単にアクセスできるように、また、市内のあらゆる新しい情報も更新を常に行い、通り一遍の広報にならないよう、まちの魅力や情報発信を強化すべきと思います。空き家や賃貸、売却希望の意向調査、情報収集を行い、移住・定住者の促進につながればと思いますが、市長のお考えを伺います。大綱3点目は、文化財及び炭鉱遺産について、市長並びに教育長にお伺いいたします。初めに、本市の炭鉱遺産にかかわる市長のお考えについて伺います。本市の炭鉱の歴史については、大正2年に徳田炭鉱、大正4年には、三菱美唄炭鉱が開鉱し、昭和3年には、三井美唄炭鉱、昭和 16 年には三菱美唄炭鉱で最大 139 万トン以上を記録し、昭和 31 年4月には、1万 7,139 世帯、人口9万 2,150 人となり、炭都美唄として全国的にも有名となりました。その後、国のエネルギー施策の転換とともに石炭の需要は減り、昭和 48 年に最後の坑内掘炭鉱が閉じましたが、いくつかの炭鉱施設はその面影を残して、当時の記憶を思い起こさせてくれるものとなっております。これらの現存している炭鉱遺産などについては、市の貴重な財産であり、観光客に向けてより一層活用していくべきと思いますが、市長のお考えを伺います。次に、指定文化財及び炭鉱遺産の建造物について教育長に伺います。1つ目に、美唄市では、美唄屯田兵屋はじめ、7つの指定文化財と石狩炭田の一角である美唄炭鉱、三菱炭鉱、三井炭鉱の大規模な炭鉱のほか、後世に残したい貴重な炭鉱遺産に指定されている建造物が残っております。この建造物等々の種別ごとの内容について伺います。2点目に、炭鉱全盛期における美唄鉄道など、駅舎数はどの程度を有していたか、以上2点についてお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
川上議員の質問にお答えいたします。初めに、環境行政について、道道美唄富良野線の景観、緑づくりについてでありますが、道道美唄富良野線につきましては、地域経済の活性化及び観光地域へのアクセスの向上など多大な効果をもたらす路線と考えており、早期開通を望んでいるところであります。現在、当路線の街路樹の剪定や植樹ますの草刈りなどを北海道において年1回実施していますが、さらに、景観に配慮した維持管理を要望してまいります。また、今年度より景観づくりの取り組みとして、美唄森と緑の会の活動である植栽会を誇線橋付近から東5条通交差点までの区間において、ボランティア、町内会、沿線企業のご協力をいただき、植樹ますに芝桜など 800株を植栽することと伺っております。次に、公園の管理についてでありますが、美唄市公園施設長寿命化計画に基づき、老朽化した遊具やベンチ・あずまやなど一般施設の更新を行うとともに、公園利用者の安全を確保するため、定期点検を実施し小規模な修繕や使用禁止の処置を行っているところであります。都市公園である、あけぼの公園やつつじ公園につきましては、社会資本整備総合交付金を活用した事業により、今年度、遊具などの整備を終える予定であります。また、我路ファミリー公園などの、その他公園につきましては、遊具などの更新において交付金事業の対象となりませんが、財政状況を勘案し、公園利用者に快適で安全な環境を提供するように努めてまいります。次に、移住・定住について、移住・定住につながる新規就農の状況についてでありますが、昨年までの 10 年間の新規就農者 98 名のうち、移住・定住に繋がる農業関係以外からの新規就農については、農業技術の習得や就農する際の農地、農作業機械等の導入などが課題となっていることなどから、2名に止まっているところであります。このため、市としましては、農家戸数の減少や経営主の高齢化が進む中、市外からの参画による新規就農者の確保は重要なテーマとなっていることから、各農協や農業改良普及センターなどの関係機関と連携し、他市町での取り組み事例も参考としながら、新規参入でも比較的、取り組みやすい園芸作物等の栽培技術指導や地域との協力態勢の整備を進めていくとともに、本市の生産者の取み組みや農産物など、農業が具体的にイメージできる情報を市のホームページを通じて発信し、市外からの就農希望者の移住・定住に繋げてまいりたいと考えております。次に、空き家の有効的な活用についてでありますが、民間住宅の空き家に関しては、適正に管理していただくことが、市民の生活環境の保全につながり、その結果として、安全・安心のまちづくりの推進に役立つものと考えております。そのうえで、ポータルサイトピパの中古住宅の情報を充実し、効果的に発信していくことが、市内での住み替えを希望される方や市外から移住を希望される方への供給物件となるなど、空き家対策の1つとして重要であるものと考えております。そのため、移住・定住に係る情報の充実や発信については、今後も、協議会の皆さんと連携を密にしながら、空き家や賃貸、売却希望などの情報収集に一層努めるとともに、本市の魅力を積極的に発信し、効果的なものとなるよう、取り組んでまいります。次に、文化財、炭鉱遺産について、炭鉱遺産等の活用に関する考え方についてでありますが、私は、先人が残したこの旧炭鉱の施設は、貴重な観光資源としての可能性を秘めたものと考えており、観光客の誘客による交流人口の増加に向けて、炭鉱遺産などの活用を、今後も検討していくべきものと考えております。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
川上議員のご質問にお答えいたします。文化財についてでありますが、現在本市には、北海道指定文化財の「美唄屯田兵屋」のほか、市が指定する「美唄屯田騎兵隊火薬庫」「旧桜井家住宅」及び「4110 形式十輪連結タンク機関車2号」の有形文化財、天然記念物の「光珠内いん石」、無形民俗文化財の「峰延獅子舞」及び「峰延東傘踊り」の以上7件がございます。また、炭鉱遺産といたしましては、平成 19年度に経済産業大臣から近代化産業遺産に認定された「三菱美唄炭鉱竪坑櫓」「三菱美唄炭鉱原炭ポケット」「三井美唄炭鉱事務所」の3件、平成 13 年度に北海道が選定した北海道遺産の「空知の炭鉱関連施設と生活文化」に本市が含まれるほか、市の指定文化財では「4110形式十輪連結タンク機関車2号」が炭鉱関連の施設となっています。次に、美唄鉄道についてでありますが、大正3年に開業した美唄軽便鉄道を、翌年、三菱合資会社が買収し美唄鉄道株式会社が発足し、大正年間には 10.56 キロメートルの路線に美唄、盤の沢、我路、美唄炭山、常盤台の5駅が開設されました。昭和 23 年 10 月には東明駅が開業し6駅となりましたが、昭和 47年に廃線となっています。
再質問 4番 川上美樹
自席から再質問させていただきます。まず、大綱1点目ですが、道道美唄富良野線の景観づくりにつきましては、どのくらいの期間を持って行う予定か、お伺いいたします。次に、2点目になりますが、意向調査や情報収集を行った上で、住める空き家のデータベース化を行い、移住・定住は、ワンストップであらゆる情報が提供できるようになると便利かと思いますが、お考えを伺います。次に、大綱3点目になりますが、初めに、炭鉱遺産等の活用に関する市長のお考えについてですが、空知管内の旧産炭地の市町では、炭鉱遺産を活用し、観光振興に結びつけて、交流人口の増加に向けた取り組みが行われてると聞いています。道道美唄富良野線に関しては、平成 31 年に一部開通が見込まれ、それにより、新たな交通ネットワークが形成され、観光アクセスの向上や物流効率化の支援に寄与することが期待されており、炭鉱遺産等の活用は、観光振興や交流人口の増加に大きく寄与されるものと考えているところであります。空知管内には、旧産炭地と呼ばれる市町が数多くあり、今後は、これらのまちと連携をとりながら、施設の適切な管理に努めることが重要であると考えますが、市長のお考えを伺います。次に、本市は、明治から昭和にわたり、主要基幹産業として大規模炭鉱を抱え、道内有数の炭鉱のまちとして栄え、この間、石炭の輸出や地域住民の足として、重要な交通網だったと思います。これらの歴史の中で閉山を迎え、一つ一つの駅舎がなくなり、現存しているのは、東明駅舎のみです。現在、東明駅舎の保存はどうなっているのか、また、今後どのような形で保存を行っていくのか。さらに、本市における文化財、炭鉱遺産の建造物などについてもご答弁いただきましたが、東明駅舎はこれらの対象にならないのか、文化財や炭鉱遺産などの登録には、基準や規定があると思いますが、これらを含めて、教育長のお考えを伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
川上議員の質問にお答えいたします。はじめに、道道美唄富良野線の景観整備についてでありますが、誇線橋付近から東明2条までの約 2.4 キロメートル区間で植栽整備を行う植樹ますが 158 個あり、芝桜など約2,400 株を、平成 27 年度から3カ年で整備を終えるよう美唄森と緑の会と協議しているところであります。次に、使用可能な空き家のデータベース化についてでありますが、本市の住宅施策を総合的・計画的に推進するため、本年度策定する美唄市住生活基本計画においては、一般住宅における住まいや住環境の満足度、空き家の需要と供給などのアンケート調査を行っており、これらの結果を踏まえ、協議会の皆さんと検討を行っていく事としているところであります。次に、炭鉱遺産等の活用に関する地域間連携についてでありますが、北海道では、「元気そらち!『産炭地域活性化』戦略を掲げ、空知地域の炭鉱遺産を活用した取り組みを進めているほか、空知地方総合開発期成会では、国、道に対して空知地方に関する施策と開発予算に向け、要望書を提出しております。また、そらち炭鉱の記憶マネジメントセンターでは、地域内外の交流の拡大や地域のさまざまな取り組みをサポート支援するなど、現在、多くの連携体制のなか、取り組みを進めているところであり、今後も連携を密にして取り組んでまいりたいと考えております。次に、これらの施設管理の考え方についてでありますが、観光客の誘客による交流人口の増加に向けては、今後も施設の適切な維持管理と活用が、重要であると考えております。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
川上議員の質問にお答えいたします。旧東明駅舎についてでありますが、美唄鉄道の廃止後、東明駅以外の5つの駅舎は解体されましたが、東明駅舎は、美唄鉄道関係資料や「4110 形式十輪連結タンク機関車2号」とともに三菱鉱業株式会社から市に寄贈され、外観保存してまいりました。現在、旧東明駅舎は機関車とともに教育委員会が管理しておりますが、建物の傷みが著しい箇所について改修を行っているほか、地域の有志の方々で組織された「東明駅保存会」の会員の皆様のボランティアにより、草刈りなど周辺の環境美化や駅舎の日常的な点検、また、施設を活用したイベント開催など、ご協力をいただいているところであります。文化財の指定につきましては、文化財保護法、北海道文化財保護条例、美唄市文化財保護条例等に定められており、有形文化財の定義といたしまして、「建造物などの有形の文化的所産で、歴史上又は芸術上価値の高いもの並びに考古資料及びその他の学術上価値の高い歴史資料」とされ、登録基準は、「原則として建設後五十年を経過し、かつ、1.国土の歴史的景観に寄与しているもの、2.造形の規範となっているもの、3.再現することが容易でないもののいずれかに該当するもの」とされています。文化財の指定にあたりましては、これらの基準に該当するとともに、市にとって特に文化的価値が高いと認めるものを所有者等の同意の上、美唄市文化財保護委員会に諮問し、答申を得て指定するものであります。このようなことから、旧東明駅舎につきましては、本市における炭鉱の歴史を後世に伝える貴重な資料であり、炭鉱遺産であると認識しておりますものの、文化財指定に至るには、要件が十分ではないと考えており、これまでどおり修繕補修を施しながら、施設の維持管理と活用に努めてまいりたいと考えております。なお、「炭鉱遺産」につきましては、登録認定制度や法令上の基準等はなく、一般的な呼称であると承知しております。
再質問 4番 川上美樹
自席から改めて質問させていただきます。大綱3点目、旧東明駅舎やSLについてですが、貴重な炭鉱遺産として活用するために、旧東明駅舎の必要な修繕やSLについては、上屋の設置など、しっかりと保存していくことが必要であると思いますが、これらについて市長に伺います。次に、いただいた答弁では、これまでどおりとのことですが、文化財としての指定については理解するものの、炭鉱遺産については、制度や基準の定めがないとのこと。少なくとも東明駅は、炭鉱全盛期の唯一の建造物です。「4110 形式十輪連結タンク機関車2号」の文化財、炭鉱遺産との関連性から見ても、炭鉱遺産として認定されるべきと思いますが、このことについて教育長に伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
川上議員の質問にお答えいたします。旧東明駅やSLについてでありますが、今後につきましては、施設の管理に関して、東明駅保存会の皆さんのご意見も伺い、教育委員会とも十分に連携を図りながら取り組んでまいります。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
川上議員のご質問にお答えいたします。炭鉱遺産についてでありますが、「産業遺産」は、ある時代において、その地域に根付いていた産業の姿を伝える遺物や遺跡を指すものと認識しておりますが、その中でも石炭産業に関わる遺物や遺跡については、一般的に「炭鉱遺産」と表現されております。この「炭鉱遺産」という呼び方につきましては、法令等の規定等はないものの、旧東明駅舎は、本市の炭鉱産業全盛期に使用された施設でありますので、本市においては「炭鉱遺産」の1つとして位置付けているところであります。今後、道道美唄富良野線の開通を見込み、その活用につきまして検討をしてまいりたいと考えております。