美唄市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月7日
(1)市政執行方針について/(2)教育行政執行方針の主要施策について
2014年3月7日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「市政執行方針について」「教育行政執行方針の主要施策について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 土井敏興 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 土井敏興
平成 26 年第1回市議会定例会にあたり、大綱2点にわたり市長並びに教育長にお伺いをいたします。大綱の1点目は、市政執行方針につきまして、そのうち主なものにつきましてお尋ねをいたします。初めに、市長は執行方針の冒頭におきまして、国内の景気情勢は緩やかに上向いているとの報道であるが、国の経済対策による効果はまだまだ地方や生活者には浸透が薄いとの認識をされているところでありますが、私もまさに同感であります。本格的な東日本大震災復興対策をはじめ、本市においては、かねてからの念願でありました国営農地再編整備事業の本工事がスタートしたところでありますが、これまでの間、冷え切ってしまった経済下のもと、特に地方における各事業者は急激な体力低下を余儀なくされてしまった結果、新政権移行後、雇用を喚起し、景気を底上げすべく公共事業規模増大政策にかじを切ったところでありますが、しかし、地方はこうしたことになかなかついていくことができず、一時は本市における国営農地再編整備事業の工事着手も危ぶまれる事態に至った時期もあったことは記憶に新しいところであります。こうした現状の中で、これまで市内経済の活性化に向け、どのように対応され、またそれを踏まえて、新年度は第6期総合計画の前期基本計画の仕上げの段階に近づきつつあるわけでありますけれども、それらの先を見据えて、具体的にどのような展開策を持って臨まれるのかお伺いをいたします。次に、「人と情報が行き交いにぎわいが生まれるまちづくり」における、これまでの取り組みを通した観光交流の今後における取り組みについてでありますが、市長はこれまで培ってきた製造業、商業のノウハウを基に、まさに民間感覚を最大限に生かし、本市の特産品等の紹介や各種イベントに積極的に参加し、特に観光や交流の振興に力を注がれてきたと強く感じているところであります。中でもこれまでの札幌圏、首都圏、関西圏を中心とする展開にとどまらず、近隣アジアにも対象を広げ、手始めとして台湾からのサイクリングツアーの誘客を手がけられましたが、そうしたことでどのようなことが見えてき、それを生かした今後の取り組みについてお尋ねをいたします。また、本市が取り組んでいる観光交流事業の中でもグリーン・ツーリズムは高校生等を中心とする教育旅行の受け入れ展開をしているところでありますが、企画会社等からは受け入れの増大を望む声もあると聞き及んでいますが、現状はどのようになっているんでしょうか。私は、この事業につきましては、美唄に足を運んできてくれ、しかも、美唄を知っていただく絶好の機会を与えることのできる事業であり、加えて、感性豊かな世代が好印象を持ってくれるとするならば、再び本市を訪れてくれる、あるいは本市の特産品を買い求めてくれる可能性も秘めていることから、一方通行の事業展開とならないよう、課題を整理をしておく必要があるのではないでしょうか。よって、今後どのように取り組まれるおつもりか、お考えをお伺いをいたします。次に、観光交流拠点施設ゆ~りん館についてでありますが、送迎バスの更新をはじめ、新年度は大規模な改修に着手をされるようでありますが、10 年という時間が経過をし、施設全体の劣化もこれからはますます加速するものと思われるところであり、同時に老朽化や近隣の同様な施設の開業、あるいはリニューアル等の影響により、徐々に利用者数が減少しているとのことであり、年間利用者数も近年は 20 万人を下回っているとも聞き及んでいるところであり、先行きに少なからず不安を覚えるものであります。よって、利用者数の回復を図るためには、集客に向けたさまざまな工夫やリニューアルをはじめとした施設改修、機器の整備等が欠かせないものと感じるところでありますが、どのようにお考えをお持ちかお伺いをいたします。次に、「豊かな景観あふれるエコロジーなまちづくり」における、都市基盤整備についてでありますが、初めに、美唄市橋梁長寿命化修繕計画についてでありますが、本市の都市機能維持や安全な交通の確保のため、橋梁の果たす役割は極めて大きなものがありますが、しかし、設置後経年とともに劣化が加速し、十分な機能を発揮できなくなる時期を必ず迎えるわけであり、そうした事態に至ることについて計画的に管理すると共に、適切に手を加えて、延命を図るべく、美唄市橋梁長寿命化修繕計画が昨年度策定されたところでありますが、改めてその概要とこの計画に基づいて一定期間、いわば今後約 10 年間という期間で見た場合、補修や架け替えを必要と認められる橋梁はどのくらいあり、またその事業規模は概算どのくらいになるのでしょうか。また、今後も継続的に調査や点検等は実施する予定は考えておられるのでしょうか。今回の、この計画の最大のねらいは、いかにして現在の橋梁を長持ちさせるかにあると思うところでありますが、それによって従来の予測から、どの程度の効果が期待できると考えておられるのかもお伺いをいたします。一方、橋梁の老朽化とは別に、最近は農村地域においては、一戸あたりの所有面積の増加や広域化等により使用する農業機械の大型化や重量化が顕著となり、しかも運搬用大型車両を利用しての移動も多くなり、橋の構造上、重量制限や前後の取りつけ道路の問題とその通行に少なからず支障を来し、やむなく迂回をせざるを得ないケースもあるようであります。よって、こうしたことも今後視野に入れ、計画的に反映していくことも必要と考えるところでありますが、いかがでしょうか。2点目は、公営住宅及び民間住宅の居住環境の改善についてでありますが、公営住宅も長期使用により劣化が進み、住人からの補修や改修を望む声にこたえるべく、順次進めてきていることについては承知をしてるとこであります。特に老朽化が進行してる公営住宅については追いついていない感があるところでありますが、現状とそれらの今後の取り組みについてお伺いをいたします。特にそうした古い公営住宅から、他の公営住宅に住みかえたいとの声も聞くところでありますが、その点についてはどのようになっているのでしょうか。また、美唄市の外、市外に居住されている方が転入の際に、公営住宅に入居を希望されるケース等については、昨今の人口減少が加速しつつある中、人口増対策の一環として何らかの優遇措置とは言わないまでも、対応策を見出すことができないものかと思うところでありますが、これらについてもお伺いをいたしたいと思います。次に、民間住宅の関係でありますが、高齢者等を対象とした住宅のバリアフリー化を進める助成制度については、確か平成 20 年度からスタートをしたと記憶しているとこでありますが、最近は利用者の状況も高齢化が進む中にありながらも、少し落ちついてきているとも言われているようであります。これまでの利用状況や、これを踏まえ、今後の市民周知や取り組みについてと、殊に高齢世帯における戸建て住宅においての冬期間の除雪や屋根の雪下ろし等が困難になってきていることから、公営住宅へ入居を希望する声も増加しつつあるとのことでありますが、戸建て等を持たず、公営住宅入居を希望する方々の要望にこたえていくためにも、現在の家に少しでも長く居住していただき、総合的な居住環境を整えていくためにも、除雪等に対する何らかの支援策を講じていくことも視野に入れていくべきとも考えますが、いかがでしょうか。また、民間の木造住宅を対象に、耐震改修に向けた制度に基づき、無料耐震診断等も行われているようでありますが、その実態と今後の取り組みについてもお伺いをいたします。次に、「誰もが健康でいきいきと暮らせるまちづくり」における、様々な福祉対策についてでありますが、本市においても人口減少が進む中で、高齢化の波が加速しつつあり、本年2月末のデータによりますと、2万 4,411人の人口に対し、65 歳以上が 8,793 人を占め、高齢化率が 36%を超えるに至ったところであります。国立社会保障人口問題研究所の人口推計によりますと、2025 年における本市の高齢化率は 44%を超えると予測されているところであり、まさに超高齢社会が目前に迫っている現実が浮かび上がろうとしていることを、いやが応にも受けとめざるを得ないところに立たされていると言わざるを得ません。本市もこれまで、市民を対象にした第2期地域福祉計画をはじめ、平成 26 年度が最終年を迎える第3期計画の障がい者プラン、同様に第5期高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画などに基づき、様々な福祉事業やその対策に取り組んできたところでありますが、それらの進捗状況、進めてきた中での成果や評価、また、その中から見えてきた課題等についてそれを今後どのように生かし、取り組まれるのかについてお伺いをいたします。第2期地域福祉計画は本年度が最終年であり、先般議員協議会においても平成 26 年度から向こう5年間にわたる第3期地域福祉計画の素案が示されたところでありますが、第2期計画の経過を踏まえ、どこに重点を置き、取り組まれるお考えか、その点についてもお伺いをいたします。また、福祉全体の底上げを図るべく、ボランティア活動など地域福祉活動に要する経費の一部を助成する「福祉のまちづくり事業補助金」の仕組みがありますが、それらの実績や内容についてと、成果等さらには今後に向けた取り組みについてお伺いをいたします。次に、「安全で安心して住めるまちづくり」についてでありますが、最初に雇用・就業の状況についてのこれまでの取り組みについてお伺いをいたします。続いて、市内の新規学卒者の就職内定状況について、どのようになっているのかもお伺いをいたします。先にも申し上げましたように、国内の景気動向は上昇傾向にあるとはいえ、地方は依然として停滞が続き、厳しい雇用状況にあり、殊に若年世代にそのしわ寄せが来ており、ますます非正規雇用が増え、経済的理由から結婚に至らないケースや、子を産み育てる環境に至らないことにもつながり、少子化傾向が加速している現実も垣間見えてきているところであります。よって、本市としての雇用や就業率向上に向けた、今後の施策についてお尋ねをいたします。次に、大綱2点目の教育執行方針における主要な施策について教育長にお伺いをいたします。最初に、教育委員会制度改革についてでありますが、この点につきましては、さきに同僚委員からもお尋ねがあり、一部重複する部分もあるとは存じますが、お許しをいただきたいと思います。従前から教育委員会の改革については様々な議論がなされてきたところでありますが、殊に平成 23 年 10 月 11 日、滋賀県大津市内中学校2年生の男子生徒がいじめを苦にして飛びおり自殺した事件に関して、事件前後の学校と教育委員会の隠ぺい体質が大きく取り上げられ、教育委員会のあり方について、改革に向けた議論に拍車がかかり、昨年末には中央教育審議会の答申が出され、また、政府与党の案も示されたところでありますが、それらの内容やそれぞれの違いについて、概略お知らせをいただきたいと思います。また、現行の教育委員会制度について、様々な角度から指摘されている内容や課題についてと本市の教育委員会の現状において、教育委員の任命についてはどのように行われ、また、委員の活動内容や状況についてや教育委員会議の会議及び議事録については公開となっているのか。加えて、教育委員の報酬額についてと、ちなみに空知管内の平均額と全道及び空知管内においてはどのような位置付けとなっているのかについてもお知らせをいただきたいと思います。現在、議論されている改革案によって地方の主体性、いわば本市教育委員会にとってどのような影響があり、一方、どのような効果があるのかについて見通しがあるとすれば、それらの点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。次に、高校入学試験についてでありますけれども、先月末に高校入試の最終出願が締め切られ、その結果、市内の道立高等学校状況が明らかになりましたが、受験者数が定員を大きく下回る状況となったことについての内容等についてと、こうした事態等からも小中学校との緊密な連携が必要であり、少しでも市内道立高校を志望する生徒が増加するよう取り組みを強化をしていく必要があると思うところでありますが、その点につきましてお伺いをしまして、この場からの質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、市政執行方針について、平成 26 年度の事業の執行についてでありますが、これまで国の経済対策関連事業を活用して、小学校大規模改修事業、中学校大規模改修事業の公共工事や緊急雇用対策事業により、市内経済活性化や雇用の場の確保に努めてまいりましたが、その効果は十分に行き渡っていないものと感じていることから、平成 26 年度においては、平成 25 年度から繰り越される公営住宅改善事業を含め、道路新設改良事業や橋梁新設改良事業などのほか、新規・拡充事業として、農道離着陸場の管理運営を指定管理者に委託し、航空機・スカイスポーツ・イベントなどの利用を促進する農道離着陸場管理運営事業や国営農地再編整備事業を推進するため、地元との調整や環境に配慮した設計・調査を行う国営区画整理推進調査等受託事業、また、消費税率引き上げに伴い、市内の消費の落ち込みが懸念されることから、プレミアム商品券発行に係る経費の一部を助成する市内消費拡大促進事業、さらに小学校就学前の乳幼児の医療費の全額助成を行う乳幼児等医療費助成事業などを行ってまいります。次に、第6期美唄市総合計画前期基本計画の進捗状況を踏まえた取り組みでは、平成 26年度は前期基本計画の4年目となりますが、平成 24 年度末の施策評価におけるまちづくり成果指標 26 指標のうち、新たに商品化された特産品数や自主防災組織率など 15 指標が達成されていないことから、これまでの各施策の検証を行い、残り2年で達成できるよう努めてまいります。その主な成果指標と取り組む事業を申し上げますと、市内公共交通の満足度の達成のため、地域公共交通活性化・再生総合事業や美唄市バス路線維持費補助事業などを行ってまいります。また、ごみ適正化分別率の達成のため、生ごみ堆肥化施設整備事業やごみの減量化・再資源化推進事業などを行っていくこととし、自分が健康だと思う市民の割合の達成のためには、中高年健康づくり事業や健康づくり組織活動推進事業を行ってまいります。以上、主な成果指標と取り組む事業を申し上げましたが、今後も地域経済の活性化や安全・安心なまちづくりに向け、財政健全化計画の推進を図りながら、びばい未来交響プランの実現を目指して、一層取り組んでまいりたいと考えております。次に、観光交流における具体的な取り組みについてでありますが、昨年、空知管内7市1町で構成されるサイクルツーリズムそらち推進連絡会の代表として台湾を訪問し、空知の観光PRを行い、8月には台湾からマスコミ関係者を含め自転車愛好者団体の役員の方がサイクリングツアーで本市を訪れ、その様子をフェイスブックなどに投稿し、多くの方に興味を頂いてると伺っているところであります。さらに本年2月には、空知と台湾との間で文化・教育・経済分野における交流並びに情報交換を目的とした北海道空知日台親善協会が設立され、これを契機に台湾との経済・観光交流がさらに深まるものと期待をしているところであります。市としましては、今後も台湾との交流事業を継続すると共に、新たにサイクルツーリズムそらち推進連絡会が計画しているシンガポール自転車協会の役員・マスコミ関係などの招聘事業や札幌圏、旭川圏の日帰り客をターゲットに、空知の地域の食とサイクリングを楽しむ空知グルメフォンドツアーの成功に向け、中心となって取り組んでまいりたいと考えております。次に、物産展の成果についてでありますが、首都圏や関西圏での物産展終了後、ネット販売が増加するなどの報告が出店業者からあったほか、北海道経済連合会、北海道、農業協同組合中央会などで構成される、北海道経産局食クラスター連携協議体が、本年1月、札幌パークホテルで開催した食クラ・フェスタに参加した、本市の西川農場のアスパラひつじは、この時の商談会において、アメリカに拠点がある有名店ディーン・アンド・デルーカとの商談がまとまり、先月の 21 日から 23日まで、首都圏の各店舗で限定販売されたところであります。市としましては、これら物産展への参加を継続すると共に、フェイスブックなどソーシャルネットワーキングサービスの活用のほか、東京美唄会など地元ふるさと会や美唄観光大使の活動を通じて、本市の特産品や地域資源などをPRし、観光客の増加につなげてまいりたいと考えております。次に、都市と農村の交流を促進するグリーンツーリズムについてでありますが、教育旅行をはじめとし、ニーズは年々増加しておりますが、農家戸数の減少や高齢化により、受け入れ先農家は減少しているところであり、市としましては、構造改革特区指定、いわゆるグリーンツーリズム特区制度を活用し、受け入れ農家を拡充している長沼町の事例を調査・研究するとともに、グリーンツーリズム研究会や市内農協の協力をいただき、受け入れ先農家の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、交流拠点施設ゆ~りん館につきましては、平成 15 年 12 月の開業から 10 年が経過し、入館者数は平成 16 年度 32 万 7,000 人をピークに、年々減少傾向にあり、平成 24 年度では 20 万人を割ったところであり、これにつきましては、近隣の温泉施設との競合が大きな要因と考えております。施設を運営している株式会社アンビックスは、これまで温泉とパークゴルフをセットにした割引料金の設定やインターネット予約のほか、ランチバイキングや食べ放題企画の実施、朝食のレベルアップ、子ども縁日の開催、市外での足湯サービスのPR、多様な宿泊プランの設定やカラオケ大会など各種イベントを企画するなど、利用者の増加に向けた取り組みを実施してるところであります。市としましては、これらの取り組みについて、フェイスブックや広報紙メロディーに掲載するなどの支援をしてまいりたいと考えております。また、空調機器など老朽化している設備については、緊急性や必要性を踏まえ、計画的に整備をしてまいりたいと考えております。次に、美唄市橋梁長寿命化修繕計画の目的についてでありますが、この計画では、今後、老朽化する道路橋の増大に対応するため、今までの機能的な問題が判明した時点で修繕及び架け換えを行うのではなく、予防的な修正及び計画的な架け換えへと政策転換を図ることにより、費用の縮減を図り、橋梁の安全性・信頼性を確保することを目的としているところであります。次に、修繕計画の概要につきましては、平成 23 年度と平成 24 年度の2年で道路橋 268橋の点検を行い、平成 24 年度には平成 26 年度から平成 35 年までの 10 年間の修繕計画を策定したところであります。なお、修繕計画策定時において、健全な橋梁は 60 橋認められ、計画期間で修繕する優先度の高い橋梁は 62橋で、事業費は約8億 8,000 万円、また、国との共同事業で架け換えをする橋梁は3橋で、事業費は約 1,000 万円となり、改修が必要とされる橋梁は、合計 65 橋で事業費は約8億9,000 万円となっております。残りの橋梁については、今後5年から 10 年おきに定期点検を行い、橋梁の健全度を把握し、計画の見直しを行ってまいります。次に、修繕計画の効果については、計画の費用シュミレーションによると、今後 60 年間での維持管理費は修繕計画を実施することにより、約 150 億円のコストが縮減される試算結果となっております。次に、農業機械の大型化に伴う幅員の拡幅や木橋の架け換え、取付道路の改修等につきましては、修繕計画の進捗状況を見ながら検討してまいりたいと考えております。次に、公営住宅及び民間住宅の居住環境の改善についてでありますが、初めに、公営住宅の改善事業につきましては、平成 23 年度に見直しした美唄市公営住宅ストック総合活用計画に基づき、現在までに東光団地、東名恵愛団地の外壁や屋根等の改修を行い居住環境の改善に努めてきたところでございます。今後につきましては、新たに美の里団地を加え、年次計画的な改修を進め、耐久性の向上に対応してまいりたいと考えております。また、改善事業の対象とならない公営住宅については、床や内装の修繕を行い、入居されている方々の安全確保に努めてまいりたいと考えております。なお、既存の古い公営住宅から他の公営住宅への住み替えについては、公営住宅法施行例により、入居者の世帯構成及び心身の状況から見て、他の公営住宅へ入居する事が適切である場合などに限定されており、それ以外は認められていないところであります。また、市外からの公営住宅への入居については、他の入居申込者と同様に申し込みいただき、抽選等により入居決定をしておりますが、抽選時における優遇措置等については、今後、関係法令及び周辺自治体の状況などを調査し、検討してまいりたいと考えております。次に、民間住宅のバリアフリー改修促進助成制度については、高齢者の方が安心して住み続けられる住まいづくりと居住環境の向上を図るため、平成 20 年度から実施しており、現在までに 269 件、4,728 万 5,000 円の助成を行ってきたところであります。市民への周知につきましては、広報紙メロディーや市のホームページなどへ掲載しているところでありますが、今後はさらに各事業者への説明のほか、老人団体や市の主要な施設への資料配布など、周知に努めてまいりたいと考えております。また、高齢者世帯の戸建て住宅に対する雪下ろしや除雪支援策については、間口除雪や福祉除雪あるいは社会福祉協議会によるボランティア除雪などで対応してるところでありますが、今後とも安全で安心な居住環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、木造住宅耐震改修等促進助成制度については、平成 24 年度から実施しておりますが、現在まで申し込みはない状況であります。その主な要因としましては、多くの住宅が経年劣化により耐震改修以外の修繕に費用がかかることや、また、本市では近年大規模な地震に見舞われていないことなどが考えられます。今後、市民の皆さんに対し、耐震診断に向けた適切な情報提供と地震予防対策のための意識啓発に努めてまいりたいと考えております。次に、様々な福祉対策の取り組みについてでありますが、初めに、第2期美唄市地域福祉計画の評価と課題については、本計画の基本理念であります、すべての市民が住みなれた地域で、ともに支え合い安心して暮らせる地域コミュニティーを形成するため、ともに生きる社会づくり、住民自治・住民主体のまちづくり、支え合う地域生活、市民と行政の協働を目標に取り組んでまいりました。評価といたしましては、これまで市の主な取り組み事業として 47 事業が、策定から5年経過した現在もすべての事業が継続し実施されたほか、災害時要援護者マップの作成など、地域課題解決のため9つの新規事業を追加し、きめ細かなサービスの実施に努め、事業の充実を図ってまいりました。また一方では、近年の単身高齢者や高齢者世帯の急増のほか、地域社会の交流が希薄化するなど、無縁社会が広がり、社会的弱者が地域で生活することが困難な状態が見受けられ、地域として支え合う仕組みづくりが課題となっております。このため第3期計画では、前計画の課題解決のため、地域社会の絆「ささえあい」と「人材育成」を重点に、社会福祉協議会が策定している地域福祉実践計画と連携を図りながら、地域力を高めるための取り組みを推進してまいります。次に、美唄市障がい者プランは、障害者基本計画と障害福祉計画を一体化した計画として、平成 26 年度までの3カ年の計画となっており、対象者を身体・知的・精神障がい者に加え、難病患者、発達障がい者を新たに加え策定し、障がい者の地域生活を支える福祉サービスの体制づくりや充実に努めたほか、相談支援体制では精神障がい者の家族相談事業を継続して実施しているほか、社会福祉協議会「いんくる」に事業委託し、障がい者等の日常生活に寄り添った相談及び支援を実施してまいりました。一方、課題としては障がい者の地域生活を支えるため、障がい者の抱える課題の解決や、適切なサービス利用に向けた支援の充実が必要となっており、今後とも、ケアマネジメントによるサービス利用計画の作成とモニタリングの充実に努めてまいります。次に、第5期美唄市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画についてでありますが、この計画は平成 26 年度までの3カ年の計画となっており、主な取り組みとしましては、健康でいきいきと暮らす、地域で安心して生活する、介護サービスの充実の3点を柱としております。初めに、健康でいきいきと暮らすためには、介護予防と社会参加が必要なことから、貯金体操の普及、老人クラブやシルバー人材センターへの支援などを行っているところであります。次に、地域で安心して生活するためには、認知症対策や高齢者の権利擁護が大切であることから、認知症の予防と早期発見の取り組みを行っており、人権擁護については社会福祉協議会と協力し、市民後見人の養成事業などを行っております。また、介護サービスの充実としては、認知症グループホーム 18 床と地域密着型特別養護老人ホーム 29 床が整備されたところであります。これらの事業により要介護、要支援認定者の重症化が予防されていることや、貯筋体操を続けることによる医療費・介護給付費の抑制など、一定の成果が出ているものと考えております。今後につきましては、増加している認知症高齢者への対応や、地域が高齢者を支えるための地域包括ケアシステムの充実を重要課題として取り組んでいくこととしております。次に、福祉のまちづくり事業補助金については、過去5年間の実績として平成 21 年度は2事業で 13 万 9,000 円、平成 22 年度は3事業で 20 万 3,000 円、平成 23 年度は2事業で9万円、平成 24 年度は2事業で 12 万 7,000円、平成 25 年度は1事業で 10 万円の補助実績となっております。事業内容としては、防犯や身守りなど安全・安心な地域づくりに資する事業、世代間や障がい者等との交流など地域コミュニティーに資する事業、芸術・文化の振興に資する事業、さらに地域福祉推進のための校区社協の設立事業が実施されております。成果としましては、住民自治組織やボランティア団体等の活動促進や、世代間交流が図られ、地域に定着した事業となっているところであり、平成 26 年度においても、引き続き、広く事業を周知し、地域福祉活動の振興に努めてまいります。次に、岩見沢ハローワーク管内の雇用状況についてでありますが、本年2月に発表した岩見沢ハローワークの調査によりますと、昨年 12 月の管内の有効求人倍率は 0.72 倍となっており、昨年6月以来上昇傾向にあり、雇用情勢は改善傾向が続いているところであります。職種別では、事務系の求人が 1.0 倍を大きく下回るものの、介護施設の新増設が続く医療・福祉分野や公共工事の増加で人手不足が深刻な建設業の分野などで求人数が増えている結果となっているなど、管内の雇用情勢は職種別に大きな差が生じているところであります。次に、雇用に対する取り組みについてでありますが、これまで国の緊急雇用創出事業の活用や本市で実施している重機等の運転講座をはじめとした求職者等職業能力開発支援事業の充実に努めてきたほか、美唄市・岩見沢市・三笠市・月形町の3市1町で構成する南空知地域雇用対策協議会が実施する、高校生を対象とした就職セミナーに対し支援するなど、就労に結びつく取り組みを実施してきているところであります。次に、市内の新規学卒者の就職内定状況についてでありますが、2月末現在で申し上げますと、美唄尚栄高校は就職希望者 49 名のうち内定者は 45 名、内定率は 91.8%。美唄聖華高校は就職希望者 70 名のうち内定者は 70名で、内定率は 100%となっており、美唄中央コンピュータ・カレッジは就職希望者が 10名のうち内定者は8名で、内定率は 80%であります。主な業種につきましては、尚栄高校ではサービス系関連、聖華高校では医療系関連、コンピュータ・カレッジではⅠT系関連となっております。次に、雇用、就業率の向上に向けた今後の施策についてでありますが、雇用の拡大を図るため就職希望者の技能や知識の習得、企業の人材育成の取り組みに対しての支援を継続するほか、国の緊急雇用創出事業やデフレ脱却に向けた経済対策メニューを活用すると共に、企業誘致活動を積極的に展開し、雇用の場の確保に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
土井議員の質問にお答えします。教育委員会制度改革についてでありますが、昨年 12 月に示された中央教育審議会の答申では、教育長の任免や指揮監督を従来の教育委員会の合議制から首長に移すA案と任命権は首長に移行するものの、指揮監督はこれまでどおり教育委員会が行うB案の両論が併記されました。また、現在、協議が進められております与党のワーキングチームでは、従来どおり教育委員会を教育行政の最終的な権限を持つ執行機関と位置付ける一方、教育長と教育委員長を統合し、教育委員らで構成する首長主宰の総合教育会議を設置して、教育行政の大綱的な方針を定めることなどの案がまとまりつつあり、今後さらに教育長の任期や任免権のあり方などの協議が続けられると報道されております。次に、現行の教育委員会制度の課題についてでありますが、中央教育審議会等で権限と責任の所在が不明確、地域住民の意向を充分に反映されていない、教育委員会の審議等が形骸化している、迅速さ機動性に欠けるなどが課題として指摘されているところであります。本市の教育委員会の現状につきましては、教育委員の任命について、教育委員は地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、人格が高潔で教育、学術及び文化に関し識見を有するもののうちから、地方公共団体の長が議会の同意を得て任命することとなっており、委員の任命にあたっては年齢・性別・職業等に著しく偏りが生じないように配慮すると共に、保護者であるものが含まれるようにしなければならないと規定されているところであります。次に、教育委員の活動状況についてでありますが、平成 24 年度で申し上げますと、教育委員会議は定例会が 12 回、臨時会が6回、卒入学式、学校訪問等の行事等の出席については1人平均約 12 回となっております。次に、教育委員会議の会議及び会議録の公開についてでありますが、教育委員会議は公開となっており、会議録につきましても、求めに応じて公開することとしております。次に、委員報酬についてでありますが、本市の委員長の報酬は月額6万 9,800 円、委員が5万 6,300 円となっており、空知管内 10 市の平均額は、委員長6万 2,908 円、委員5万1,280 円で、全道市では 35 市中 20 番目、空知管内では 10 市中4番目となっております。次に、改革案に対して期待される効果等についてでありますが、教育委員会制度改革の方向性については、中央教育審議会の答申が示されたものの、現在、与党において協議が続けられており、その内容はいまだ確定していないところでありますので、今後、日々動いている議論の行方を引き続き注視しなければならないと考えております。次に、市内道立高校の受験動向についてでありますが、美唄市における道立高校の受験状況につきましては、市内2校の道立高校とも入学者選抜受験者数が定員を大幅に下回っている状況であり、市内の中学生のこの2校への志望状況は中学3年生在籍者数全体の2割程度となっております。市内の中学校では、これまで地元の高校を大切にした、進路指導を実施しているところですが、具体的な進路の決定に当たっては、生徒数の減少に加えて、市外の空知南学区への進学や空知北学区、道内及び道外の私立高校への進学希望など、生徒本人の志望や保護者の意向により、進路の選択肢が広がっている状況が見られ、結果として地元高校への進学に影響したものと考えられます。次に、市内道立高校と市内の小中学校との連携につきましては、総合的な学習の時間の取り組みとして、高校への訪問を実施したり、グリーン・ルネサンス推進事業による尚栄高校と市内小中学校との連携を進めており、これまで小学校2校が美唄市特産のハスカップジャムづくりの合同事業に取り組み、製品化したジャムを小学生と高校生が一緒になって札幌駅前通地下歩行空間で販売するという体験活動を実施し、また、グリーン・ルネサンス・シンポジウムでは、市内の小中学校ともに尚栄高校の生徒が参加して実践発表を行っております。また、中学校との連携では体験入学に市内4校の中学校が参加し、中学校1校が技術科の合同授業を実施しております。さらに特別支援教育コーディネーター研修など、特別支援教育での連携も行っているところであります。今後の取り組みについては、グリーン・ルネサンス推進事業による小中高の連携を継続すると共に、合同授業や交流授業の機会を持つことによって市内にある高校の良さを小中学生に身近に体験させるなど、キャリア教育の視点を持った進路指導を行い、市内道立高校への進学につながるよう努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 13番 土井敏興
それぞれ、お答えをいただいたところでありますけれども、この場から何点か市長並びに教育長にお伺いをいたしたいと思います。まず、市長を先頭に職員一丸となりまして、極めて厳しい財政事情の中で新年度の各事業や予算を組み立てられたご努力に敬意を表するところであります。こうした財政状況から、なかなか思い切った事業の展開もままならず、財政健全化計画も終盤の局面を迎え、さらには市立病院経営健全化についても同様な局面を迎えており、綱渡り財政運営が続くわけでありますけれども、そうした中にあっても市民の生活や福祉の向上については細心の注意を払い、計画の遂行に当たらなければならないわけであります。苦渋の選択の中から市立病院の改築についても取り組む構想を立ち上げるなど、ご苦労の様子が伺われるところでありますが、先に向けては人口の減少、高齢化の加速など難局が待ち受け、財政健全化計画終了後についても、より極めて厳しい環境の中での取り組みが強いられるわけであり、まさにこれからは第6期総合計画の後期計画に向け、市長の適切な決断と強いリーダーシップが求められると思うところでありますが、的確な洞察力と持ち前の行動力を遺憾なく発揮していただき、職員と心ひとつに様々な局面に立ち向かっていただきますよう強くご期待を申し上げるところであります。この点につきましては、お受けとめいただければというふうに思いますが、もし、特に思うところをいただければ幸いであります。次に、特産品等のPRについての継続、あるいは強化についてでありますけれども、首都圏や関西圏に住む一部の方の声として、本市が出品しているイベント等に参加をして興味を持ち、商品を求めようとして、近隣のスーパーなどを覗いてみても見当たらないということで、米くらいは手に入るだろうと思っても、それすら店頭でなかなか確認することが出来ないというような状況があるようであります。先ほどのご答弁にありましたけれども、インターネット等通しての購入等は可能と思うところでありますけれども、そうした意味での販路の拡大につながる、やはり何らかの工夫が今後必要とそのように考えるところでありますけれども、これらについてはいかがでしょうか。次に、観光交流拠点施設ゆ~りん館についてでありますけれども、今後、施設の適切な維持管理はもちろんのこと、懸念される利用者の減少に歯止めをかける対策の中の1つとして、かねてよりサウナ室にテレビの設置を望む声が多く聞かれ、1日も早く取りつけてほしいという要望が日増しに高まっているようでもありまして、恐らくこのことは市長のもとにも既に伝わっていると、このように思うわけでありますけれども、ぜひ実現に向けてのお考えがあればお伺いをしたいというふうに思います。次に、橋梁の長寿命化修繕計画についてでありますけれども、計画的に実施されることは、非常に望ましいわけでありますけれども、直近に実施をされる消費税増税や人件費の増加あるいは各資材費の値上がり等が既に始まるなど、事業費が相当膨らむものと考えるとこでありますけれども、本市の厳しい財政事情の中で確実にそれらを実施することができるのか。一抹の不安を感じるところでありますが、今後のそれらの見通しについてお伺いをいたしたいと思います。次に、教育長にお尋ねをいたしますが、教育委員会制度に関してでありますけれども、現行美唄市の教育委員の定数は5名とのことでありますが、最近の学校を取り巻く環境の中で、全国的にもいじめや登下校時における不審者の出没、あるいはつきまとい等が頻繁に発生をしており、事件化している例も少なくないのが現状であります。関西のある自治体においては、こうした状況や教育のおまかせに歯どめをかける意味で、住民参加型で保護者を公募で教育委員の半数とし、子供と身近にいる声がスピーディーに反映されるような取り組みがなされている旨の報道もされていましたが、本市においては教育委員会議の活性化や活発な意見交換を行うべく、公募を含め保護者が半数程度となるような、さらには定数の増加も視野に入れたお考えについて、お持ちかどうかについてのご見解をお伺いをいたしたいというふうに思っています。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、販路拡大に向けた取り組みについてでありますが、これまでの物産展に出店した事業者や本市の農商工連携助成事業により、商品を開発した事業者等に対しまして、全国各地にあります北海道のアンテナショップ「どさんこプラザ」への出店を促すほか、道外で特に人気の高い美唄産米などにつきましては、道外の店舗等で購入できるよう、市内農協と協議をしてまいりたいと考えております。次に、ゆ~りん館のサウナ室におけるテレビの設置についてでありますが、利用者からテレビ設置の要望が多いことを踏まえ、これまでも建物の構造や技術面及び費用の観点から、設置が可能かどうか検討した経緯がございますが、今後、課題を整理し、設置に向けて検討してまいりたいと考えております。次に、橋梁の修繕や架け換えの実行性についてでありますが、今後、消費税の増税や労務費などの高騰で事業費が膨らんでいくことが予想されますが、財政状況を勘案しながら、国の補助事業や交付税算入率の高い有利な起債を活用するなど、将来的な財政負担の低減を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
土井議員のご質問にお答えいたします。教育委員の定数増と公募による保護者等の委員の登用についてでございますが、教育委員会のあり方について、現在、議論が続いている最中であります。しかしながら、法案の提出も間近のようでありますので、まずはその内容を見てまいりたいと考えております。本市の教育委員の中には、保護者である委員が2名選任されておりますけれども、現在のところ公募及び定数の増について、いずれもまだ考えていないというところでございます。