みんなの議会

美唄市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月19日

(1)行財政問題等について/(2)林業行政について/(3)交通行政について/(4)環境行政について

2017年6月19日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「行財政問題等について」「林業行政について」「交通行政について」「環境行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、市民部長 村谷宗義が答弁しました。

質問者
土井敏興 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、市民部長 村谷宗義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 土井敏興

質問に入ります前に、本日は婦人団体連絡協議会の皆様方に議会に関心をお持ちいただきまして、このように多くの方々に傍聴に来ていただきましたことに心からから感謝を申し上げたいと思いますし、引き続いて、今後とも議会に関心をお持ちいただき、それぞれ気の付いた点、ご意見等いただければ幸いでございます。それでは質問に入らせていただきたいと思います。平成 29 年第2回市議会定例会にあたりまして、大綱4点にわたり、市長にお伺いをいたします。大綱の1点目は行財政問題等についてであります。平成 28 年度の各会計も5月末をもって概要が明らかとなり、本定例会冒頭に、市長より結果の概略について報告がなされたところであります。自主的な財政健全化計画を終え、これまで2年間、市長を先頭に職員関係各位が一丸となって市政の安定と市民福祉の向上を念頭に、鋭意ご努力をされ、真摯に取り組んでこられた結果、一般会計においては、連続して実質収支が黒字となり、この点につきましては、率直に敬意を表するところであります。よって、それらの内容と財政調整基金の残高の推移と、今後の活用のあり方について、お伺いをいたします。ことに、この基金の性格からして、不測の事態に備えるものと承知をしているところでありますが、本市は、農業を基幹産業の柱としてはいるものの、今後のまちづくりの活性化については、観光分野を中心として、人の交流や関連しての経済振興を促す施策にも力点を置いて、市長を中心に取り組んでいるところであります。一方、市民の方からは、これらについて理解はしているものの、剰余金の活用について、美唄をよく理解していない外部の方々が、観光であったり視察あるいは商談など、本市を訪れた際に、やはり1番目につくのが街並みであったり、街路、いわゆる道路の状況がどうなっているのかが、いわばまちの顔であり、人に例えるならば、相手に不快感を与えることなく、身だしなみもそれなりに整えられているという点が、まずは第1印象になるのではとの声もあり、出来うるならば、そうしたマイナス面となるイメージを払拭していくためにも、その一部を中心部の街路整備に充てていくことも考えてほしいとも言われているところであります。市長におかれましても、こうした状況につきましては、私があえて申し上げるまでもなく、折に触れて自転車で市内を巡回され、熟知されていると思うところでありますが、そのあたりをどのようにお考えでしょうか。また、いずれにしても、現状からして、本市は今後ますます人口減少の顕在化と、高齢化の加速により、行財政運営には、より細心の注意と的確な取り組みが求められているところでありますが、これらにつきましても、お考えをお伺いいたします。大綱の2点目は、林業行政についてであります。これまで林業に対するイメージは、第1次産業の中でも特に低く見られてきたきらいがあり、ことに例えとして申すならば、利益どころかチェーンソーのエンジンをうならすだけで赤字となり、仕事の内容も危険でつらい作業ということで敬遠され、しかも海外からは安い木材が雪崩のように輸入され、全くの衰退産業になってしまった背景がありました。ところが近年、にわかに林業がクローズアップされてきたとのことであります。国産木材価格の下落により、生き残るために、関係事業者の技術力の向上や対応する事業所数の選別が進んだことで競争力がつき、しかも、戦後、徐々に植林され、伐採適齢期を迎えた樹木は、約半数を占めるところまで来ていることから、潜在供給力が増えていることと、環境に配慮し、木材を使った公共建築物やバイオマスの利用など、新たな需要も喚起されていることが、大きな後押しとなっているようでもあります。近年の国のデータによれば、第1次産業における 35 歳以下の就業者割合を見ますと、林業は 17.6%であり、農業の 7.2%、漁業の12.6%を大きく上回っていて、その要因には、輸入材に押されっぱなしだった国産材自給率の割合が、2015 年には 33.2%までに回復したこと等で、雇用に関する国の政策等もあり、担い手の若返り傾向が若干見えてきているようであります。そこで1つ目として、本市における林業振興の対策等の基本的な取り組みについて、何点かお伺いをいたします。これらにつきましては、昨年、同僚議員もお尋ねをされておられましたが、視点が若干違いますので、改めてお伺いをさせていただきたいと思います。最初に、森林の果たす役割や環境への影響、効果について、また、本市で林業を営む事務所等の把握はされているのか。次に、市内の森林面積は約1万 2,200 ヘクタールで、うち国有林が約 1,800 ヘクタール、道有林約 3,400 ヘクタール、市が有する市有林、約 740 ヘクタール、民有林が約 6,300 ヘクタールとなっているようでありますが、全体として、それぞれの生育状況や天然林、人工林の樹種の割合、除間伐や伐採、植栽等の状況について把握はされているのか。次に、民有林の所有者数、市内及び市外在住者の内訳、また企業所有の数や大面積を所有している企業数と、その所有割合について。次に、林業の振興には、地域における木質素材や製材をより活用することも大切であり、ことに公共施設等での積極的な活用が望まれるところでありますが、本市の現状と今後について、加えて、森林保護や林産関係の活性化については、森林所有者や市民の理解と協力が必須と考えるところでありますが、これらについてのお考えをお伺いいたします。2つ目には、仮称ではありますが、林業大学校についてであります。先ほどの林業振興のところでも述べさせていただきましたが、近年、森林、林業が見直され、その役割や国産材の持つ有用性など、将来にも明るさの兆しが見え、就業者数も一部増加傾向にありますが、依然として、高齢者の占める割合が高い状態のようであります。そうした中、北海道の森林面積は、全国約2,480 万ヘクタールのうち 22%強にあたる554 万ヘクタールの広大な面積を有し、国産材の最大産出地でもあります。本来であれば、全国に先駆けて、担い手育成を行ってこなければならなかったところでありますけれども、道内には3校の農業高校において、基礎的な学びの場があるだけであり、そうしたことから、さまざまな議論が高まり、本年3月の北海道議会定例会において、代表質問の中で、森林づくりを担う人材の育成・確保について、道が現在策定中の北海道森林づくり基本計画において、林業生産活動を支える人材育成のあり方について、検討を進めるとしていることから、全国一の面積や生産量を誇る北海道においても、将来にわたって森林資源の循環利用をより確かなものとし、伐採や植栽等に関する知識や技術を習得し、林業生産活動を担う人材の育成・確保を安定的に図るためにも、林業大学校の設立が必要ではないかと質問されたところであります。高橋知事は答弁の中で、道の林業労働実態調査においても、平成 27 年度の林業従事者は、50.2 歳が平均年齢で、60 歳以上が 30%強を占めており、若手の人材育成が急務であり、林業大学校は、即戦力となる担い手の育成や企業の経営強化を図る上で重要な役割を果たしうることから、道としても設立に向け、早急に検討を進めたいと表明されました。こうした背景やそれ以前から道内においても林業大学校等の誘致に向けた活動を活発化されているところもあると承知をしているところでありますが、本市には、道内唯一の道立林業試験場があり、森林・林業に関する試験、研究、調査普及、技術開発、技術支援等を行うなど、道内林業の振興に寄与し、大きな成果も収めてきたところでもあります。そうした心強い機関が身近にあると同時に、隣の岩見沢市には、国の機関の空知森林管理署や基礎的な知識や技術を習得する場として、道立岩見沢農業高校に森林科学科もあるなど、しかも、地理的にも、札幌市と旭川市のほぼ中間に位置していることから、交通の利便性もよく、極めて高い優位性を有しているものと思うところであり、道立林業大学校の誘致に関して、積極的に検討を進めていくべきと、このように思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。大綱の3点目は、交通行政についてであります。自転車等についての取り組みにつきましては、昨年の第2回定例会におきまして、自転車に関わるマナーや指導、事故に対する備えとしての保険加入や条例制定に向けたお尋ねをさせていただき、ちょうど1年が経過をしたところであります。全国的にも、自転車等の安全に関する条例制定等が徐々に進んでいることと、現在、北海道議会内部においても、全会一致で自転車を利用したエコな観光の推進や、安全利用促進のための条例制定に向け、さまざまな議論がなされていると承知をしているところであります。今ほども同僚議員からお尋ねがありましたように、本市も自転車を活用したまちづくりを進めているところでもあることからして、昨年、条例制定等に向け、調査並びに検討するとのことでありましたが、その経過と結果や、それをベースにして、今後、条例制定に向け、どのように取り組まれるのか、お伺いをいたします。大綱4点目は、環境行政であります。最初に、一般廃棄物最終処分場エコの丘についてでありますが、供用開始以来、ちょうど 10 年が経過したわけでありますが、台風被害等による投入量が一時増大し、埋め立て満量となるのが相当早まることが予測をされていましたが、その後の分別の進化や可燃ごみの広域処理施設の稼働等により、投入量が減少し、相当の延命が図られているものと思うところでありますが、従前と比べ、年間埋立量はどの程度であり、現状で推移すると、満量となるのはいつごろと想定をしているのか。また、水質等の環境基準を守るため、排水対策に苦心されているとも風聞しているところでありますが、過去5年程度の処理費用の推移についてと、それぞれ年度当初の予算と対比して、どのような状況にあるのか。さらに、現在、対応している水質の基準は、法定基準より相当厳しく設定をされているとのことでありますが、処理費用等を考えたときに、基準内程度に変更後が可能であるのか、可能であるとするならば、どのような手順、手続きが必要となるかについてもお伺いをいたします。次に、広域燃やせるごみ処理施設「いわぴか」の状況等についてでありますが、現在、施設全体の処理量の推移は、計画どおりに進行しているのか、施設を利用しているそれぞれの自治体の数値と処理費用について、その内容と実績、負担額の増減について、また、この施設を利用するにあたり、燃焼温度の確保のため、一部資源ごみであるプラスチック等が混入しているようでありますが、本市から持ち込まれているそれらの割合はどのようになっているのか、お伺いをいたします。最後に、堆肥製造の生ごみ処理施設の稼働状況についてでありますが、この施設は、環境にやさしい循環型社会の構築の一環として、しかも基幹産業である農業の場で、しっかりと再利用されるべく、平成 27 年度より供用開始となったところでありますが、現状と今後の取り組みについて、何点かお伺いをいたします。生ごみ堆肥施設の供用開始以降の民間生ごみの受け入れ量や堆肥の製造量及び販売数量の推移と販売金額について。次に、完成品の成分分析の状況について。次に、施設運営にかかる年間のコストはどの程度であるのか。また、生ごみ堆肥の施用試験の結果や利用者の方々の声については、どのように集約をし、その内容を把握されているのか。よって、これらの現状を踏まえ、今後の具体的な取り組み等についてもお伺いいたしまして、この場からの質問を終わらせていただきます。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

土井議員の質問にお答えいたします。初めに、行財政問題等について、平成 28 年度決算概要を踏まえた財政調整基金の今後の活用のあり方等についてでありますが、平成28 年度決算概要の一般会計では、歳入 159 億4,984 万 5,000 円に対し、歳出が 155 億 2,389万 6,000 円となり、翌年に繰り越すべき財源の9万 3,000 円を差し引いた実質収支が4億2,585 万 6,000 円となったところであります。平成 28 年度決算の実質収支の要因につきましては、今後、決算議会に向けて分析を進めてまいりますが、主な要因といたしましては、前年度からの繰越金が2億 8,000 万円程度あったことや効率的な事業執行に努めたこと、また、冬期間の少雪により予算執行が抑えられたことも一つの要因と考えているところであります。この度の決算を受け、決算剰余金の2分の1を下らない金額を、財政調整基金へ積み立てることとなりますが、平成 28 年度末現在で基金の残高は、約7億 5,660 万円となっており、平成 29 年度末では、さらに所定の金額を積み立てる予定となっております。今後の活用につきましては、美唄市財政調整基金条例に基づき、災害による多額の災害復旧費が発生した場合や経済事情に著しい変動等があった場合の歳入欠陥等の原因が生じた場合など、議会の議決を経て、活用することとしております。私は、行政にとって健全な財政運営を行うためには、標準財政規模に対して 10%程度の基金が必要であると考えておりますが、現在、市の計画の中には、重要施策となる大型公共事業や観光施策をはじめ、街路整備等の市民生活に密着した事業要望もあることから、人口減少や少子高齢化、地域経済の活性化など喫緊の行政課題にしっかりと対応するため、健全な財政運営に努めながらも、財政調整基金の活用を検討すべきものと考えております。次に、林業行政について、林業振興対策等の基本的な取り組みについてでありますが、森林の果たす役割や、環境への影響・効果につきましては、森林は、木材等林産物の供給、国土の保全、水資源のかん養、保健・文化・教育的利用の場の提供、生活環境の保全等の多様な機能を有しており、国民生活と深く関わっていると認識しております。また、本市で林業を営む事業者は、市内に1社、市外に2社の合わせて3社となっております。次に、市内森林の生育状況等についてでありますが、天然林と人工林に区分しますと、国有林は天然林 1,200 ヘクタール、人工林 581ヘクタール、道有林は天然林 1,967 ヘクタール、人工林 1,474 ヘクタールとなっておりますが、生育等の詳細な状況までは把握できておりません。市所有林につきましては、天然林 206 ヘクタール、人工林 527 ヘクタールで、木の種別までは区分しきれておりませんが、人工林の針葉樹と広葉樹の割合につきましては、おおむね、針葉樹 88%、広葉樹 12%となっており、間伐できる 20 年以上の伐採適齢期を迎えた森林は、本市所有林の人工林のうち 95%程度となっております。また、民有林につきましては、天然林 4,053ヘクタール、人工林 2,236 ヘクタールで、同様に人工林では、おおむね、針葉樹 93%、広葉樹7%となっており、伐採適齢期を迎えた森林は、民有林の人工林のうち 87%程度となっております。次に、民有林の個人所有者数につきましては、301 名となっており、内訳としましては、市内在住が 192 名、市外在住が 109 名、また、企業所有の数は 17 件であり、このうち 250 ヘクタール以上の大面積を所有している企業は4社で、民有林全体の約 75%を占めております。次に、公共施設等での木質素材や製材の活用状況につきましては、公営住宅では、床・壁・天井・下地材に、学校では壁や天井の下地材、体育館の床等に木材を使用しております。また、アルテピアッツァのアートギャラリーや農道離着陸場の管理棟、昨年度新築しました消防団旭分団詰所が木造で建築されております。なお、今後建設等が予定されている公共施設につきましては、平成 26 年度に策定した「美唄市地域材利用推進方針」におきまして、可能な限り木造化、木質化を検討する事などを定めておりますので、こうした方針にも配慮するよう努めてまいりたいと考えております。次に、森林保護につきましては、これまでも関係機関や事業者とともに、市民にも呼びかけを行い、山火事予消防など、森林資源を守る取り組みを行っているところでありますが、本年度から、国の森林・山村多面的機能発揮対策事業による、森林の保全活動に取り組む活動組織に対し、国・道とともに支援するため、今定例会に関係補正予算案を提出させていただいたところであります。次に、林産関係の活性化につきましては、林業に関する技能や経営感覚に優れ、地域で信頼される人材の育成、確保が重要であり、森林整備の担い手として重要な役割を果たしている森林組合をはじめとした林業事業体の育成も重要と考えているところであります。今後、森林所有者や市民のみなさんのご理解を深めていただくための取り組み等も検討し、森林保護や林産関係の活性化に努めてまいりたいと考えております。次に、仮称道立林業学校の誘致の考え方についてでありますが、空知地方総合開発期成会では、空知地域への道立林業学校の誘致に関して、要望活動を展開して行くこととしており、私としましては、人口減少や少子高齢化、地域経済の活性化などの、さまざまな重要課題への迅速な対応が求められているなか、市内関係団体から誘致に関する要望も受けていることから、市の対応に関しましては、前向きに検討を行ってまいりたいと考えているところであります。次に、交通行政について、自転車等に関わる取り組みについてでありますが、本市では、小学3・4年生を対象にした交通安全自転車教室や、高齢者教室を実施し、交通安全意識の高揚に努めておりますが、本市における自転車が関係する事故は美唄警察署の発表では、平成 27 年は8件、平成 28 年は4件と減少したものの、平成 29 年においては5月末現在で既に3件発生していることから、引き続き小学3・4年生を対象とした交通安全教室や、高齢者教室などを重点的に実施し、自転車の安全走行についての啓発に取り組んでまいります。次に、自転車活用に関する条例の制定状況につきましては、昨年は1都2府2県での制定でありましたが、その後、他の自治体でも条例が制定されているところであります。なお、北海道につきましては、平成 29 年1月に道議会の全会派による自転車を活用した観光の推進や交通安全の促進などを目指す「(仮称)北海道自転車条例」の制定に向けた検討会議準備会が設置され、自転車の安全教育や損害賠償保険、自転車専用道路や冬期間の自転車利用状況などについて情報収集を行い、道議会での議員提案を目指していると伺っているところであります。また、本市につきましては、現在のところ、自転車が加害者になる事故による高額な損害賠償事例は発生してはおりませんが、今後予想される自転車利用者の増加に伴い、交通ルールの遵守や自転車の点検及び整備の重要性、自転車保険の加入促進等が盛り込まれた規定の整備を行うことは重要だと考えております。なお、規定の整備にあたりましては、本市の自転車利用者の実態調査の実施、警察をはじめ教育委員会や福祉部局など全庁的に調整が必要となりますことから、道の条例制定に向けた取り組み状況を見据えながら、取り組んでまいりたいと考えております。次に、環境行政について、最終処分場の現状と今後についてでありますが、年間埋立量につきましては、燃やせるごみの焼却処理及び生ごみ堆肥化を行う前の平成 26 年度におきましては、8,623 立法メートルでしたが、平成 28 年度におきましては、1,074 立方メートルとなる見込みとなっており、年間埋立量は8割以上減少しているところであります。なお、このままの状況で埋立量が推移した場合、埋立満量となるのは、平成 34 年度末頃と予測しているところであります。次に、最終処分場における汚水処理費用の推移につきましては、平成 24 年度 2,617 万円、平成 25 年度 2,582 万 1,000 円、平成 26 年度2,637 万 6,000 円、平成 27 年度 2,614 万円、平成 28 年度 2,981 万 5,000 円となっております。また、近年ごみ量が減少傾向にあるものの、汚水処理費用に大きな変化がない理由といたしましては、最終処分場の埋立量が既に満量の9割程度となっており、現在までに埋め立てられたごみの成分が影響していることから大きな変化がないものと考えております。なお、当初予算につきましては、生ごみ堆肥化施設、最終処分場、一般廃棄物ストックヤードに係る3施設の管理運営に要する経費を、一括して指定管理料としているところであります。次に、現在の最終処分場から排水される水質基準につきましては、国の省令で定める排水基準値よりも、さらに厳しい基準として設定しておりますが、今後におきましては、国庫補助により施設を建設する際の基準である「最終処分場性能指針」で定める排水基準への緩和に向けた協議を、本年2月より美唄市一般廃棄物最終処分場連絡会議の場において始めたところであり、今後も合意形成に向けた協議を進めていくこととしております。なお、排水基準を変更する場合は、地元合意はもとより、北海道に対し、廃棄物処理法上の変更届出等の手続きが必要となることから、道関係部局からの情報収集に努めてまいります。次に、生ごみ処理施設の稼働状況等についてでありますが、供用開始以降の生ごみ堆肥の製造量等につきましては、平成 27 年度が生ごみの排出量約 1,200 トンに対して堆肥の製造量が 58 トン、平成 28 年度は生ごみ量 1,650トンに対して製造量が 80 トンとなっており、出荷量は 55 トンとなっております。なお、販売収入額につきましては、平成 28年度が約 35 万 3,000 円となっており、平成27 年度につきましては、無料配布等を行ったことから販売は行っていないところであります。また、本年度につきましては、5月末で昨年度の出荷量と同様の約 55 トンの出荷をしており、生産量に対して順調な出荷量となっているところであります。次に、生ごみ堆肥の成分分析につきましては、平成 27 年度及び平成 28 年度に各2回行っており、堆肥現物当たりの分析結果につきましては、窒素が 2.28%から 2.66%、りん酸が 0.98%から 1.26%、カリが 1.31%から1.49%、炭素窒素比が 12.3%から 14.1%の範囲で推移しており、堆肥として有効な成分を有しているところであります。なお、重金属類につきましては、肥料取締法上、生ごみ堆肥は特殊肥料として分類されるため基準は定められておりませんが、分析結果につきましては、重金属類の最大量が定められている普通肥料の基準値よりも大きく下回っているところであります。次に、生ごみ堆肥化施設の年間コストにつきましては、概ね 1,800 万円程度となっているところであります。次に、施用試験につきましては、民間試験機関におきまして平成 28 年 7 月と 11 月に「こまつな」を用いた試験を行っており、結果につきましては、標準的な窒素量の土壌と比べて、発芽率は同等、重量については上回る結果となり、このことから、生育に対して障害を及ぼす可能性は低いと判断されております。また、利用者の声につきましては、平成 27年度に一部の農業生産者に対し生ごみ堆肥の試用をお願いした際にアンケート調査を行っており、堆肥については、多少臭いが残っているが散布しやすく、価格も適正であるとのご意見をいただいているところであります。なお、利用者拡大に向けた取り組みといたしましては、これまでも、広報紙による周知や農業団体等の会合の際に利用促進のパンフレットを配布することにより、問い合わせやご購入をいただいておりますことから、今後におきましても、広報紙による周知に努めるとともに、農業生産者の方々に生ごみ堆肥を試験的に使用してもらい、ご意見を伺うなど、さらなる利用者拡大に向けた取り組みを行ってまいりたいと考えております。なお、広域燃やせるごみ処理施設「いわぴか」の状況等につきましては、市民部長から答弁させます。

答弁 市民部長 村谷宗義(市民部長は2018年3月まで)

広域燃やせるごみ処理施設「いわぴか」の状況等につきましては、私から答弁させていただきます。広域燃やせるごみ処理施設「いわぴか」の状況等についてでありますが、広域処理開始時における計画ごみ処理量及び処理費用につきましては、処理量は全体で2万 6,869 トンとなっており、自治体ごとの内訳としましては、岩見沢市2万 2,591 トン、美唄市 3,258トン、月形町 1,020 トンとなっており、処理費用につきましては、施設全体で6億 3,728万円に対し、岩見沢市が5億 4,324 万円、美唄市が 7,122 万円、月形町が 2,282 万円と計画しておりました。次に、平成 28 年度におけるごみ処理量の実績につきましては、施設全体で2万 5,423 トンとなり、自治体ごとの内訳は、岩見沢市2万 1,044 トン、美唄市 3,484 トン、月形町 895トンとなり、計画と対比いたしますと、岩見沢市が 1,547 トンの減、美唄市が 226 トンの増、月形町が 125 トンの減となったところございます。なお、処理費用の実績につきましては、施設全体で6億 3,905 万円、自治体ごとの内訳は、岩見沢市5億 3,515 万円、美唄市 8,217万円、月形町 2,173 万円となっており、岩見沢市と月形町のごみ処理量が当初見込みを下回ったことから、本市の負担額は、施設全体の処理費 用の 12.9 %となり 、当初 計画 の12.1%を上回る、1,095 万円の増となったところでございます。次に、資源ごみであるプラスチック製容器包装の混入割合についてでありますが、平成28 年度において燃やせるごみの組成分析を年4回実施したところ、燃やせるごみとして排出されたプラスチック製容器包装の混入割合は、平均で約 3.7%となっております。

質問 12番 土井敏興

それぞれお答えをいただいたところでありますけれども、何点か改めてお伺いをさせていただきたいと思います。最初に、行財政問題における財政調整基金などについて、地方自治体の基金残高が増高し、いわば交付税等を溜め込み、効果的な事業の展開に充てていないのではないかと、国の段階で議論をされているようでありまして、地方交付税の減額も囁かれるなど、本市のように財政基盤が脆弱な自治体にとっては、看過することができない内容であり、この点について、市長はどのように思われているのか、お伺いをしたいと思います。次に、林業大学校についてでありますけれども、本市には、これまで専修大学短期大学があり、高度な学びの場がありましたが、閉校以来、若者がより高い知識や技術を身につけることが非常に難しくなり、地方へと離れていく傾向がより顕著になってきているところであります。林業大学校の内容からして、大人数の収容とはならないようでありますけれども、設置されることで、若者が住み着き、関連産業、企業の活性化につながり、まちも元気になる大きな要素が秘められていると思うところであります。先ほど、市長より前向きに検討する旨のご答弁があり、心強く感じたところでありますが、すでに誘致に向け名乗りを上げ、期成会等の組織も立ち上げており、今後、全国の先進地や開校している林業大学の視察などを計画し、より活発な活動を展開しようとしている自治体もあり、一方、新たに誘致活動に参加しようとの動きがあるやにも風聞をしているところであります。また、市内関係団体からも誘致活動に関し、要望も市長のもとに届いているとのことでありますから、繰り返しになりますけれども、市内には、道立林業試験場があるなど、美唄はそうした環境条件や地理的条件などを十分に満たした最適地であることから、今後、誘致に向け、促進期成会の立ち上げなどを含め、関係機関や団体に向けて早急に行動を起こし、ぜひ進めていくべきと思うところでありますが、改めて市長の決意のほどをお伺いいたしたいと思います。次に、自転車関連についてありますけれども、道議会等の動向もさることながら、決して美唄にとって悪いことではないわけでありますから、できる限り速やかに情報収集と整理を行って、1日も早く実施されますよう、この点は強く要望とさせていただきたいと思います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

土井議員の質問にお答えいたします。初めに、地方行政の基金残高が多くなってきていることに対する国からの指摘についてでありますが、全国の自治体の基金残高が 21兆円を超えていることを受け、首相を議長とする経済財政諮問会議で民間議員が「国の交付金が貯めこまれて有効に支出されていない」との提言がなされ、政府内で地方交付税の減額を探る動きが出ていることは承知しているところであります。しかしながら、本市といたしましては、財政健全化計画を市全体の努力で達成し、現在の基金残高になっていることに対し、諮問会議で民間議員が提言する使いきれないお金が積み上がっているとは考えていないところであり、自治体が基金を積むのは、「将来直面しかねない重要な課題に備えるため」と考えておりますので、市長会等を通じて、適正な地方交付税等の執行を強く要請してまいりたいと考えております。次に、道立林業学校(仮称)でございますけれども、この誘致の考え方についてでありますが、議員ご指摘のとおり、しっかりと進めていかなくてはならないということで、私といたしましても、スピード感を持ってしっかり対応してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月19日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる