美唄市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月12日
(1)行財政運営等について/(2)教育行政について
2016年12月12日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「行財政運営等について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 土井敏興 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 土井敏興
平成 28 年第4回定例会に当たり、大綱2点につきまして、市長並びに教育長にお伺いをいたします。まず、大綱の1点目は、行財政運営等についてであります。その1つ目は、平成 28 年度の決算見込みについて、本年度も、まだ道半ばを過ぎたところであり、年度末を見据えるには、まだ時間がありますけれども、財政健全化計画達成後、初年度ということであると同時に、人口減少が顕著となる局面で、将来に対し、その厳しさに直面する中、職員給与については、その一部を戻しながら、市民サービスの向上に向け、意識と意欲の喚起を図ってこられているところでもあり、そうした中、計画に対する事業の進捗度や一般会計予算執行状況等を踏まえた、その後の見込みや、病院事業会計についても、経営健全化計画達成後におけるこれまでの状況や、また、再建に向け全庁あげて歯を食いしばって取り組んできた努力が、今後の事業展開において、いずれにしても厳しい環境が続くことが予測されることから、再び不良債務が発生するのではという、いわば取り越し苦労を少しく感じるところでありますが、そうした懸念材料はないのか見通しについてお伺いをいたします。同じく、水道事業会計についても、27 年度下期より 30%増額の料金改定を行い、市民の皆さんに大きな負担を強いてきているところでありますが、現状は計画通りに改善されているのか、また、その見通し等について、お伺いをいたします。その2つ目は、平成 29 年度予算編成に向けた基本的な考え方と財源対応等における留意点についてであります。予算編成に当たっては、国や道の財政再建の動向、本市の実質的な債務等の実態を把握し、それをベースとした財政環境のもと、本市の財政基盤を確認しながら、市民負担が今後どのように推移していくのかも含め、しっかりとした基本的な方向を示していくことが大事と考えるところであり、この点につきまして、先に同僚議員からもお尋ねがありましたが、加えて、加速する人口減少状況のもと、しかも財政規模の縮小化が避けて通れない中にあっても、髙橋市長はこれまで一貫して、元気や、やる気のもと、ひかり輝くまちづくりを目指して取り組んでこられた姿勢については評価をさせていただくところでありますが、今後の行財政運営の取り組みについては、本気度といいますか、まさに正念場にさしかかってきたのではないかと言えると思います。よって、取り組んでいくにあたっての財源対応や、柱となる重点的な施策等についてお伺いをいたします。その3つ目は、今後予定されている市立病院をはじめ、各公共施設等の中長期的展望と人口減少の常態化が懸念される局面における効率的・効果的な、まちづくりとの整合性や調和をどのように図っていくのかについてであります。申し上げましたように、本市が抱える公共施設等については、全体として経年劣化が進み、そう遠くない時期に適切な判断を下し、対策を進めなければなりません。人口減少が定着化しつつある厳しい現実を直視しながら、市民の福祉やサービス等の質の低下をまねかぬよう、どのようなマネジメント姿勢のもとに取り組み、しかも効率的・効果的なまちづくりを目指していくのかについてお伺いをいたします。大綱の2点目は、教育行政について、教育長にお伺いいたします。その1つは、社会教育における生涯学習や体育振興等についてであります。教育といえば、学校教育に目が向きがちでありますが、国民に対し文化的な教養やスポーツなどの機会を与え、学校教育とは違うレベルで生活や精神的な面の向上を図るため、戦後間もない昭和 24 年に社会教育法として制定以来、70 年近い歴史を刻んできました。以来、迎えた今まさに長寿社会となり、そして成熟しつつある社会において、加えて、子育てが一段落した女性が各分野において、積極的に参加や行動するなど、多くの人が生涯を通して、その時々における自分の教養や趣味、あるいは娯楽、スポーツ、また、子どもたちが好きなゲームや遊びなど、さらには自己の表現、自己の実現、自己の充実、自己満足等々、こういったことに浸りたい欲求をいまほど強く感じてこられた時代はこれまではなかったのではないかと思うところであります。よって、まさに生涯教育を推進する教育委員会事務局に対し、その向き合う姿勢に市民の大きな目が向けられていると思うところでありますが、そうしたことについての想いや認識について、お伺いをいたしたいと思います。また、さまざまな機会を通じて、市民ニーズを的確に把握し、市民生活の向上に結び付けていかなければなりませんが、その辺りの取り組みについては、どのようになっているのでしょうか。社会教育は、いまほど申し上げた点からも、市民の心の健康や身体の健康の維持・増進はもとより、明るい家庭及び地域環境の構築にも大きな関わりを果たしていると思います。そのためには、各現場の状況の適切な把握や、関わる所管との密接な連携が必要と考えるところでありますが、現状は十分に機能しているのでしょうか。また、課題等についてはないのか、その点についてもお伺いをいたします。次に、教育委員会議についてでありますけれども、いつの時期でありましたか記憶が定かではありませんけれども、確か中央教育審議会教育制度分科会のある部門で、教育委員の果たしている役割等について調査をしたというような記載を見たような気がしておりましたけれども、おさらいの意味で改めて、教育委員会議の設置目的や果たす役割、権限の範囲についてと、年間における会議は何回程度開かれ、委員さんの出欠の状況や会議を通して、これまでどのような議論が交わされ、それらが成果や結果、あるいは効果に結び付いてきたのか、その点、主なものについてお伺いをいたしたいと思います。また、公式な会議や学校行事以外に、社会教育関連行事、委員さん自ら各現場にどの程度足を運ばれ、現状を把握されていらっしゃるのか。一方、現場においては、どのように受け止め、対応がなされているのか。そうした中での課題等があるのであればお伺いをいたしたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、行財政運営等について、平成 28 年度一般会計の決算見込みとその主な内容についてでありますが、今後の特別交付税の配分や除排雪経費、燃料費等の動向など不確定要素はありますが、現時点で歳入面では、本年度の普通交付税と臨時財政対策債を合算した決定額が、予算に比べ約 4,841 万円減額決定されたほか、熊本地震、台風などの自然災害等により特別交付税の減額が危惧されるなど予断を許さない状況であるものの、平成 27 年度決算余剰金の財政調整基金に積んだ残額約2億 8,500 万円の繰越金を活用するほか、歳出におきましては、執行の段階において経費を節減するなど、実質収支黒字を図ってまいりたいと考えております。また、平成 28 年度の各事業の進捗状況につきましては、いずれの事業におきましても年度内に達成できるよう進めているところであります。次に、病院事業会計の決算見込みについてでありますが、収益では 10 月までの延患者数は入院・外来とも前年度より減少している状況にありましたが、11 月以降は入院患者数が増加しており、また、費用では材料費・燃料費等の縮減が見込まれることから、経常収支は黒字を確保できる見込みであります。なお、経営健全化計画達成後の主な取り組み内容といたしましては、医師の確保では、嘱託の内科医1名と常勤の総合診療医1名を確保することができ、内科の診療体制が一定程度充実できたものと考えております。また、砂川市立病院との連携により、研修協力病院として研修医1名を受け入れたほか、札幌医科大学から5名の医学生の実習を受け入れたところであります。このほか、総合診療医が多数在籍する、日本プライマリ・ケア連合学会北海道ブロック支部の事務局を市立病院事務局が担うこととなり、来年の早い時期には医学生に美唄の魅力を感じてもらうことを目的として、「地域医療ウインターキャンプ」を開催し、地域の方々や医療関係者との交流に取り組むこととしております。また、在宅医療の推進に向けた「訪問看護室」の開設や短時間・低料金で健康管理ができる「プチ健診」、さらには、看護師が地域に出向く「出張健康相談」など、市民に信頼される病院としての新たな取り組みも行っているところであります。なお、市立病院は、平成 27 年度末で資金不足額を解消したところでありますが、今後も変化していく医療環境に適切に対応するとともに、医療体制の充実・確保に取り組むなど、安定した経営に努めてまいりたいと考えております。次に、水道事業会計の決算見込みについてでありますが、収入につきましては、給水人口の減少は続いているものの、料金改定の実施に伴い、予定している料金収入を確保できる見込みとなっているところであり、支出につきましては、大きな漏水事故が発生していないことや職員の削減による人件費の減少が見込まれることから、本年度の資金剰余金は計画より約 2,000 万円増加し、約 5,000 万円となる見込みとなっております。このことから、計画期間最終年度である平成 31 年度におきましても、資金剰余金は確保されるものと考えておりますが、今後も、給水人口の減少が続くものと予測されますので、水道料金の確保のため、未収金の回収や計画的な老朽配水管等の改良を実施し、有収率の向上に努めるとともに、事務事業の見直しを進め人件費を含めたさらなる経費の削減に努め、健全な事業経営に取り組んでまいりたいと考えております。次に、平成 29 年度予算編成に向けた基本的な考え方と財源対応等における留意点についてでありますが、はじめに、基本的な考え方につきましては、本市の地域資源である食・農・アートを最大限に生かし、「人材」の育成に努めるとともに、美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいた取り組みを行い、人口減少を克服し、厳しい時代の変化に対応しながら、活力あるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。次に、財源対応等についてでありますが、市の財政状況といたしましては、今年度の交付税が予算に比べ減額となったことや、平成29 年度の交付税も減額の可能性が高いことなどを勘案いたしますと、非常に厳しい状況が予想されることから、国・道の施策事業や予算編成の動向を把握するとともに、地方財政対策などを十分踏まえるなど、適切な財政運営に取り組んでまいります。次に、重点的な施策等についてでありますが、本市における平成 29 年度予算の重点施策の展開方向といたしましては、1点目は、農商工連携、交流の拡大、農業・商工業の振興の推進などを内容とする「地域経済の活性化」。2点目は、環境型社会の推進、コンパクトシティ構想策定などを内容とする「環境の整備」。3点目は、安全・安心なまちづくり、公共施設等の維持、子育て支援などを内容とする「安全・安心の確保」。4点目は、人材の育成、子どもたちへの支援の充実を内容とする「人づくり」の以上4点に基づき、予算編成を進めてまいりたいと考えております。次に、公共施設の中長期的展望と効率的・効果的なまちづくりについてでありますが、はじめに、公共施設の現状を踏まえた、中長期的な展望につきましては、本市が保有する公共施設は、建設後 30 年以上を経過している施設が約 54%で、10 年後には約 73%になることから、老朽化の進行による安全性の低下が懸念されるとともに、人口の動向や財政の状況などを踏まえますと、施設の保有や利用・運営状況、コスト、建物性能など、多くの課題を抱えているところであります。そのため、現在、策定している「美唄市公共施設等総合管理計画」におきましては、施設用途ごとに供給面や品質面、財政面に関する現状と課題を整理し、施設類型ごとの管理に関する基本的な方針を定めることとしております。次に、効率的、効果的にまちづくりを進めていくための今後の取り組みにつきましては、行財政改革や、現在策定中の「第3期事務事業インデックス」との整合性を図りながら、協働のまちづくりを基本とした、実効性のある公共施設等のマネジメントに向けて、民間ノウハウの積極的な活用を図るなど、行政負担の軽減と公有財産の有効利用に取り組み、効率的・効果的なまちづくりを進めてまいりたいと考えているところであります。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、社会教育における生涯学習や体育振興等の取り組みについてでありますが、本市におきましては、第2次生涯学習推進計画後期基本計画におきまして、人口減少や少子高齢化がさらに進むと想定される中、市民誰もが健康でいきいきと文化的な活動ができる生涯学習のまちづくりを進めることとしております。計画推進にあたっては、「人を育てる」「文化を創る」「時代を開く」の3つの柱を立て、「出会い、交流、創造、未来 人と人、人と地域、人と社会をつなげる生涯学習」をビジョンとしており、このことを基本として進めていくことが重要であると認識しております。次に、市民ニーズの把握等についてでありますが、生涯学習や体育振興等の充実を図るため、各種事業実施後の検証や市民アンケートなどでニーズを把握し、関係課との連携により、時代状況や社会状況に応じた事業の組み立てに努めており、この3年では、文化芸術やスポーツ事業などへ参加する市民の割合は徐々に増えているところであります。具体的には、健康推進課との連携による「市民すこやかウォーキング」と「市民歩こう会」との合同開催や市民体育祭での「健康測定」、中央小・東小学校区での世代間交流事業などを実施しているほか、「美唄サテライト・キャンパス事業」においては、美唄商工会議所、地域人材開発センター、美唄観光物産協会と連携し、人材育成を目的に講座の開設や大学との協働事業を展開しています。また、昨年度から参加している「チャレンジデー」では、市内のスポーツ団体や文化団体のほか、町内会や老人クラブ、企業、商店街などのご協力をいただき、市民総ぐるみによる、健康づくりに取り組んでいるところであります。さらに教育委員会や文化協会が協力し、市内の文化団体・サークルの総合的な発表の場となっている「市民文化祭」を毎年開催し、多種多様な分野での交流が行われています。また、今年度においては、スポーツを通じて市民誰もが心身ともに健康でいきいきと暮らすことができるまちとなるよう「スポーツ健康都市」を宣言いたしました。文化・スポーツ活動への参加傾向としましては、市民すこやかウォーキングやチャレンジデーの参加者は増えておりますが、市民文化祭の参加者は減少し、そのほかは、ほぼ横ばいであります。全体的な傾向として、市民の皆さんの関心が高まっているものの、市主催事業への参加者の固定化が見受けられます。今後の課題といたしましては、市民の皆さんの活動を継続的に支えていく上でのネットワークづくりとネットワークをうまくつなげていく役割のコーディネーターの育成であると考えております。そのため、市民の皆さんとともに、行政、大学、各種団体、企業などが、相互に連携しながら望ましい生涯学習社会の形成に努めてまいりたいと考えております。次に、教育委員会議等についてでありますが、教育委員会の設置目的といたしましては、地域の学校教育、社会教育、文化、スポーツ等に関する事務を担当する機関として、全ての都道府県及び市町村に設置されており、首長から独立した行政委員会として、教育行政における重要事項や基本方針を決定する役割を担っております。次に、教育委員会議の開催状況についてでありますが、平成 27 年度では 17 回開催され、教育委員の出欠状況は、1名の委員が1回欠席されております。また、これまでの教育委員会議や教育委員協議会の中での協議事項についてでありますが、条例や教育委員会規則の制定・改廃、予算、決算、教育行政執行方針、教育委員会の活動状況に関する点検評価、総合教育会議での市長との協議、調整事項について協議をしているほか、市議会での経過や結果などについても報告しております。また、定例校長会議や定例教頭・主幹教諭会議において、教育委員会議で決定した内容を伝えているところであります。次に、教育委員の社会教育関連行事等への参加状況についてでありますが、成人式、子ども会対抗野球大会のほか、教育講演会やチャレンジデー、キッズアスリートスクール、サテライト・キャンパス成果発表会、峰延獅子舞シンポジウムなどの行事にも積極的に参加していただいているところであります。次に、教育委員会と学校現場との関わりについてでありますが、年に2回、教育委員による公立幼稚園、小中学校の学校視察訪問を実施し、学校長からは学校経営のビジョン、重点的な取り組み事項、学力向上の取り組み状況、教職員の育成・指導や家庭との連携の状況について説明を受けて、全学級の授業を参観した後、学校長との意見交換会を行っております。この際に、教務担当や研修担当の教員から学校行事での児童の様子とともに学力向上の取り組みについて説明があった学校もありました。課題といたしましては、PTAの皆さんとは懇談する機会を持っておりますが、教育委員と市民の皆さん、あるいは一般教職員と直接、意見交換する機会をなかなか持てないことなどがあげられます。
質問 12番 土井敏興
それぞれお答えをいただいたところでありますけれども、何点か改めてお伺いをいたしたいと思います。まず、行財政運営についてでありますけれども、1点目と2点目をあわせてお伺いしたいと思いますけれども、市長がこれまで取り組んでこられた中で、28 年度予算のポイントに記載されている項目の主な事業の進捗状況や、それを踏まえた 29 年度予算にどのように反映させていくおつもりなのかお聞かせをいただきたいと思います。また、市立病院についても、いまほどのお答えの中では、内科の体制については、ある程度充実されてきた感があり、少し環境が整いつつあると思うところでありますけれども、これらの細部につきましては、後日予定されております地域医療体制等調査特別委員会での各委員との議論に委ねるといたしまして、大きなくくりとして、変わりつつある病院や医療体制について、より市民の皆さんに情報提供をタイムリーに行い、一方、研修に来られている医師や医学生に対しては、美唄の良さを改めて積極的にアピールする、そういう取り組みにも力を注ぐべきと思うところであります。また、水道事業につきましても、本当に大きな市民負担の上にたっていることからしても、また、局面からいくと人口が減少する、そういったことによる使用水量の減少や、また、桂沢水系の改修事業も目前に迫って、いわゆる大きな転換点を迎えている、こういうことから、さらに綿密な事業経営が求められると思うところでありますので、改めてこれらの点についてもお伺いをしたいと思います。それから3点目の公共施設等の関連についてでありますけれども、お答えの中にも老朽化施設がある状況を踏まえて、人口減少の、そういう局面化の中で、この人口規模に即応した施設を考える必要がある、このように申し上げておりますけれども、私もまさしくそのとおりだと思うわけであります。市立病院の建て替えをかわきりに、申し上げましたように、各施設につきましても遠からず考えなければならず、そう長く時間をかけて論議をしていくわけにはいかないのではないかと思うところでもあります。しかも、この計画を進めていくためには、これらの施設等の複合化や集約化について、具体的で着実な計画に基づかなければならないと思うところでありますし、改めて、立地場所も含め、市民の利便性や、まち全体の効率性も考えなければならないと思うところであります。そこで私は、一案として、市立病院を含めた総合的な公共施設等の設置場所として、一体的に確保できるのは、旧美唄工業高校跡地ではないかと考えるところでありますけれども、いずれにしましても、今後のあり方については、関係課だけではなく全庁的に活発な議論を交わし、これからの活躍の期待を含め、若手職員の意見も重視をするなど、総合的な視点で取り組む必要がありますし、その調整をしっかりと行い、スピード感をもってマネジメントにあたるべきと考えますけれども、市長のお考えをお伺いいたしたいと思います。次に、教育長にお伺いをいたします。先ほど、市長に申し上げましたけれども、どの分野においても深刻に考えていかなければならないのは、人口減少、この問題であろうと思います。そうした背景があることから、残念ではありますけれども、総じて見ていきますと、文化、スポーツ、それぞれの段階についても、規模が徐々に小さくなってきているという状況にあるのではないかと言わざるを得ないのではないかと思います。本来、基本としては、こうした活動に参加する市民が増えることによって、総体的に厚みを増し、まち全体が元気になると思われるところでありますし、裾野を押し上げていくためにも、各種団体へのさまざまな支援等が必要と考えるところでありますけれども、それらについてどのような取り組みをどうお考えでしょうか。また、その点を進めていくためには、しっかりとしたネットワークの環境づくりと、そこに関わって役割を果たしてくれる、いわゆるコーディネーターの育成・増強が急務であり、また、課題であるとされておりましたけれども、いかように取り組まれるのかについてもお伺いをいたしたいと思います。さて、本市においても、東京オリンピック・パラリンピック大会開催を視野に、事前合宿やスポーツ合宿誘致に向け取り組んでいるところと承知をしておりますけれども、そうしたスポーツを通して、市民の関心を高め、また、スポーツをする市民の定着や、そうしたことにより、選手と市民との交流の活発化を図り、子どもからお年寄りまで市民の活動の輪が広がっていくことが基本であり、そのための取り組みと、現在整備を進めている多目的宿泊施設についても、市外からの合宿受入れはもとより、広く市民の皆様に活用してもらう意味において、幅広い取り組みも必要と考えるところでありますけれども、その活用の考え方についてお伺いをいたしたいと思います。次に、教育委員の関係についてでありますけれども、わかりやすく丁寧にお答えをいただき、理解が相当進んだところであります。また、委員さんの活動につきましては、本当に幅広く、多岐にわたることも改めて学ばせていただいたところであります。お答えをいただいた内容から推察させていただきますと、委員さんの基本的な役割としては、教育政策の把握、あるいはそれらに対する意見や提案、さらには、市長との調整や市民に対し内容を伝えたり、理解を求めていく活動や行動が主たるところであるのかなと思うところであります。そうした中、課題として上げられていました市民や学校一般教職員との交流を通した意見の場が少ないとのことでありましたけれども、まさにその点についてはご指摘の通り、教育委員の活動や委員会のあり方について、より理解を深めていただくと同時に、それらの距離感を縮めていくことにつながる、その原点でもあると思うところでもありますので、ぜひとも前進をさせていただきたく、改めてそこに対する教育長のお考えをお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、平成 28 年度予算の主なポイント項目の進捗状況及び平成 29 年度予算への反映についてでありますけれども、平成 28 年度美唄市予算のポイントに記載されている事業の中で拡充となっている主な事業の進捗状況について申し上げますと、はじめに、畑作生産振興事業につきましては、平成 26 年度からハスカップの苗木購入の補助を行っておりますが、平成 28 年度からは新たにアスパラガスの苗木購入に対し補助を行ったところであり、年度内に達成できるよう準備を進めていくこととしております。次に、移住定住促進事業につきましては、本年度におきましては、新築中古住宅を購入する際の子育て世帯に関する助成制度の拡充を行いましたが、問合せはあったものの、移住実績には、結びついていないところであります。今後におきましては、移住関係の雑誌やインターネットへの広告の掲載のほか、道外で開催する移住交流フェアへの参加など、移住に結びつける取り組みに工夫をこらし推進してまいりたいと考えております。次に、地域資源を活用した観光地づくり事業につきましては、ファームレストランでの研修やサイクルツーリズム等を推進するために新規で2名の地域おこし協力隊を配置し、国内外の観光客ニーズを捉えた観光地づくりを進めるため活動を行っているところであります。次に、特産品情報発信促進事業(ふるさと納税の特産品)につきましては、平成 28 年度に日本シリーズ制覇のファイターズギフトや峰延産のお米で作った純米大吟醸のほか、地元商店が秘伝のたれに漬け込んだホルモンジンギスカンなどの商品を追加するなど、特産品の充実を図っているところであります。これら平成 28 年度予算のポイントに記載されている各事業につきましては、関係機関との協議、市民周知を図りながら事業推進に取り組んでいくとともに、平成 29 年度予算は、さらに事業内容や効果を検証し、農・商・工の各産業間の連携による経済振興や安全・安心な暮らしに立脚した市民生活の向上に向け、びばい未来交響プランの着実な推進を図ってまいります。次に、市立病院についてでありますが、今後とも広報紙メロディーやホームページの中で、病院の機能やこれまで取り組んできた内容につきまして、積極的な情報提供を行ってまいりたいと考えております。次に、水道事業経営の見通しにつきましては、水道料金改定により料金算定期間内での資金剰余金は確保できるものと見込んでおりますが、その後におきましても人口減少による減収が想定され、経営は厳しい状況が続くものと考えられることから、事務事業の見直しによる人件費の削減や収入の確保と有収率向上に努め、必要以上の市民負担とならないよう健全な事業経営に取り組んでいくこととしております。次に、公共施設のマネジメントについてでありますが、この計画を実効性の高いものとするため、策定後における施設類型別の削減目標の達成に向けては、関係部長職を構成員とした「美唄市ストックマネジメント推進検討職員会議」の中で、公共施設の統廃合や再配置のほか、個別の施設の機能や規模などの精査・調整を行い、公共施設の複合化・集約化に取り組んでまいります。いずれにいたしましても、これまで同様、市民の皆さんと十分な意見交換を行いながら、スピード感をもってこの計画を着実に推進していくことで、今後の行政サービスのあり方を背景とする、適正規模や適正配置を行い、安全性・機能性・快適性といった、必要な住民サービスの向上に努め、健全な財政運営と未来に向けたまちづくりを推進してまいりたいと考えております。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。文化スポーツ活動の市民参加についてでありますが、市民の皆さんが、文化活動やスポーツ活動に参加しやすくなるよう、多様な文化芸術鑑賞機会、生涯学習機会やスポーツ教室などの提供に努めておりますが、今後におきましては、生涯学習情報やサークル・団体情報に関してICT活用も含め、より広く市民の皆さんに参加していただけるよう、情報提供に努め、生涯学習活動の拡充を図ってまいりたいと考えております。次に、ネットワークづくりや、コーディネーターの育成についてでありますが、自主的、積極的に学ぶ人々による自主学習グループの立ち上げや既存サークル・団体のネットワークづくりに関わっていく、社会教育主事を中心としたボランティアスタッフによる「生涯学習コーディネーター・チーム」の発足や支援により、自主的、積極的に学ぶ方々のネットワークづくりに努めてまいりたいと考えております。次に、合宿誘致による市民の体育振興についてでありますが、現在取り組んでおります東京オリンピック、パラリンピック選手の事前合宿誘致やトップアスリートの合宿誘致が実現する際には、可能な限り公開練習や市民の皆さんと選手との交流などを企画し、スポーツへの関心を高め、特に選手との交流では、子どもを中心としたレッスン会や体験会などを開催するとともにスポーツ団体、市内企業、町内会、老人クラブなど選手を応援する機運を盛り上げ、本番においても合宿した選手が参加する場合に市内全体で応援できるような取り組みなどを検討してまいりたいと考えています。また、多目的宿泊施設の利用につきましては、市内のスポーツ少年団などが利用する場合に、チームの連帯感や協調性が養われるなどの効果があると考えるところであり、少年団に限らず広く市民の皆さんに利用していただける施設と考えております。次に、教育委員と市民の皆さんとの意見交換についてでありますが、教育委員と教職員や市民の皆さんと意見交換をする機会は大切なことと考えておりますので、これまでも行っております小中学校の学校視察訪問の際に、一般教員と意見交換する場面を増やしたり、あるいは市民の皆さんと懇談する機会などを増やしていくよう考えてまいります。
質問 12番 土井敏興
それでは、行財政運営について、市長に 1 点お伺いをしたいと思いますけれども、いまほど、それぞれお答えをいただきまして、積極的に現況を見つめながら、新しい展開を図っていきたいと、そういうお言葉をいただいて、意を強くしている部分もあるところでありますけれども、私どもも、市民の皆様方からいろいろな声を聞きながら、少しでもそれがまちづくりに役立っていくと、そういう立場の中で申し上げなければならないなと思っている部分がありますので、少し耳ざわりなお話しになるかもしれませんが、心穏やかに聞いていただければという感じがするところでありますけれども、いまほど申し上げましたように、市長は精力的に各分野に足を運ばれて、そして、美唄市が少しでも活性化をするようにという形の中で、そのきっかけづくりに非常に一生懸命になって努力をされているところであります。そのことについては、先ほど申し上げたように評価をさせていただきたいと思いますけれども、そういう状況について、市民の皆さん方にいたしますと、そのすべてが、なかなか見えているという状況でもないわけですから、中にはやはり、「市長が一人でご苦労されているな」という受け止め方と、それから、「一人で行動をして、果たしてそういう成果に結びついていくのだろうか」というような声もあるようですし、それからまた、「やはり頑張っているな」ということで評価をされている向き、いろいろな角度から我々もご意見をいただいている状況でありますけれども、そういう中にあっても、今、美唄の置かれているこの現状を脱却していくためには、当然、首長である市長の頑張りが何をおいても一番必要とするところでありますし、私の聞き及ぶところの範囲で、非常に狭い範囲ではありますけれども、近隣の首長さんをはじめ、道内の首長さんとお話しする機会があった時に、一様に、美唄の市長はフットワークがいいと。私たちは必要な省庁にお願いに行っても、必要な部署をプラスアルファ1、2というところでお願いに歩くケースが多いけれども、美唄の市長の場合には、総なめをするのではないかというぐらい非常にフットワーク良く、各部署を回られ、親しくお話しをされている様子を目の当たりにすると。その姿勢については、逆に学ばなければならないというお話しを聞いて、非常に嬉しく思うと同時に心強い部分もあるんですけれども、ただ、いまほど申し上げましたように、そういったことがなかなか、市長もフェイスブック等でいろいろ発信をされておりますけれども、そういう文明の力に恩恵を受けない市民の皆さん方もたくさんいるわけですから、そういったところに少しでも市長の想いが届くような工夫を今後とも重ねていっていただきたいと思うところでありますし、また、中長期的な計画にあっては、いまほどのお答えの中にもありましたように、やはり職員との連携を図り、そして市民の想いをそこに重ねていきながら、一つの方向性を歩んでいきたいと。それは当然そのとおりですけれども、あそこにあって、やはりこれからのまちづくりをしていく中にあっては、抱える職員の皆さん、特に中堅職員の皆さんが、その想いというものをしっかりと受けとめていく、そういう環境づくりにより時間を割いていただいて、そしてそういう声を受けとめて、また、そういう職員を通して市民の皆さん方に理解をしていただける、わかっていただける、そういうまちづくりにつなげていただきたいと。そういうところをぜひともお願いをしたいと思いますし、あと、道庁の幹部職員の方々も、以前は美唄の職員の皆さん方はそれなりに道庁の方に足を運んでいただいた。そういうような経緯はあるけれども、最近の傾向として少しその辺が少なくなっているのではないか。そういうようなお話しも伺った機会がありますので、それは、いろいろ受け止め方があろうかと思いますし、これは職員ですから、部署が変われば、どうしてもそういうところに足を運ぶ機会が少なくなるというようなこともあろうかと思うのですけれども、ぜひとも、そういったところとより連携を深めていく意味においても、職員に足を運んでいただけるような、そして情報をしっかりと持ってきて、それをまちづくりに生かしていただけるような環境を築いていただきたいと思いますし、美唄は、基本的には農業を基幹とする産業基盤でありますから、そこで農商工それぞれの分野の連携は、これは切っても切れない、そういう状況にあるわけでして、そこを基盤にしながら、いわゆる美唄のまちの経済の活性化を図っていこう、これを強く打ち出されているところでありますけれども、それをベースにして、市長は、そこで生産されたもの、あるいは手を加えられたもの、こういったものを販路の拡大を図っていく。あるいは観光に関する分野において、少しでも美唄に誘客できる、そういう環境づくりのために内外に足を運んで、きっかけづくりに努力されているところでありますけれども、そういった点についても、一定程度、市長もこれまで取り組んでこられましたので、少しそういう意味においては、風呂敷に例えるならば、かなりの努力をされて、その範囲を広げてこられた、このように私も理解するところでありますけれども、いよいよこれから先は、その袋の端を少し持って閉めていかなければならない、そういう時期に差しかかっていると思いますので、そこを市長お一人で、なかなかそれをするということになると大変な状況になるわけですから、職員とともに手を携えて、その端々を持ちながら、すくい上げたときには、一定の成果がその中に納まっていくというような、これからの取り組みをぜひとも展開をしていただきたいと思いますし、それをベースにしたまちづくりにつなげていただければと思うところでありますので、その辺に対して、今後の取り組みについてどう取り組んでいく、あるいは考え方として、どう持っていこうとしているのか、その辺、中長期的な展望も含めてお話しをいただければ、このように思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。私のトップセールスにつきましては、道内外あるいは国外も含めて、主に重要な局面に応じて出張しているわけで、その前後の細かな打ち合わせや、あるいは事業の実施に向けては、当然職員が出向いたり、あるいは向こうから迎え入れられたりするなどの対応をしながら進めてきているところでございます。また、出張の際には、時間の活用の工夫なども行いまして、できる限り見聞を広めてもらう、あるいは人脈を広げていくといったことが重要だということを、常日頃、職員に対しても訓示などで伝えているところであります。そうした中で、現代は、メールやさまざまな情報のやり取り方法が進化してきていることから、わざわざ行かなくてもよいのではないかという意見もあるかもしれませんが、基本はフェイストゥフェイスだと思っておりますので、ここはやはり重要にしていかなくてはならないものと思っております。そのようなことから、今後におきましても、これまで同様、私が先頭に立ってトップセールスをすることが重要だと考えておりますし、また一方では、これから職員がそういった人脈を広げたり、実践を踏まえた中でまちづくりをしていくことを考えると、やはり職員の資質の向上とあわせて、関係機関等との連携というものも重要になってまいりますので、そういったことを中心に、職員の育成に努めてまいりたいと考えております。