美唄市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月8日
(1)市政執行方針の主要施策について/(2)教育行政執行方針の主要施策について
2013年3月8日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「市政執行方針の主要施策について」「教育行政執行方針の主要施策について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 土井敏興 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 土井敏興
初めに、昨日同僚議員からございましたが、去る3月2日から3日にかけまして、全道的な暴風雪に見舞われ、ことに道南・道東・道北の被害が顕著であり、残念なことに9名の方が犠牲となり、また私も農業者の一人でありますが、報道によりますと、無残にもビニールハウスや農業倉庫、畜舎など約 1,000 棟に及ぶ甚大な被害に遭うなど猛威を振るい、改めて自然災害のその恐ろしさを痛感したところであります。犠牲となられた方々には心より御冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われた方々に対しましては、お見舞いを申し上げる次第でございます。それでは、質問に入らせていただきます。平成 25 年第1回市議会定例会に当たり、私は大綱2点につきまして市長並びに教育長にお伺いをいたします。大綱の1点目は、市政執行方針の主要施策について、市長並びに教育長にお伺いをいたします。その1つ目として、市長にお尋ねをいたしますが、平成 24 年度市政執行方針の基本姿勢の取り組みにおいては、元気をテーマとした人づくり・まちづくりの2大項目を掲げ、取り組まれてきたところでありますが、新年度の基本姿勢については、美唄未来交響プランに基づきという大枠の表現となっているところであり、本年度で得られた成果や経過を踏まえ、重点施策について具体的にどのように取り組んでいかれるおつもりか、まずお伺いをします。次に、2つ目として、人と情報が行き交い、にぎわいが生まれるまちづくりについて5点にわたりお伺いをいたします。1点目は、美唄市産業振興計画における商工連携等の取り組みの経過と成果等についてでありますが、この分野においては、道内各地域ともしのぎを削って競い合い、新たな研究や商品開発に必死になっているところでありますが、そうした中で、一歩抜け出していくためには、産業間がしっかりと連携をし、試行錯誤を重ね、製品の質を高め、販路の確立・拡大につなげていくことが重要と考えます。これまでの取り組みの中で見えてきた点や、課題を踏まえ、今後の展開についてお伺いをいたします。2点目は、地域経済円卓会議を通した市内経済の振興についてでありますが、この円卓会議においては、どのような分野から何名で構成され、協議内容と、そこから得られた結果はどのようなものであり、それを踏まえ今後どのように展開を図り、市内経済の振興につなげていくおつもりかお尋ねをいたします。3点目は、若年者の雇用対策及び市内新規学卒者の就職内定状況についてでありますが、これまで、ことに地方経済の落込みが長引き、雇用環境は悪化の一途をたどり、本来であれば、定着をしてほしい若年層の就労環境がとりわけ厳しい状況下にあるような気がしてならないところでありますが、ハローワーク等の情報を含めたその現状について、それを打開していくため市としてどのような対策をお考えかお伺いをいたします。また、この春卒業を迎える市内におけるそれぞれの学校別就職内定状況について、前年対比を含めお知らせをいただきたいと思います。この部分につきましては、昨日同僚議員が同様の趣旨で質問されており、一部重複するところでありますが、若干趣旨が違いますので続けさせていただきたいと思います。また加えて、就職職種についても、わかる範囲の中でお知らせをいただきたいと思います。4点目は、観光交流事業等の展開についてであります。今年度につきましても、市長が先頭に立ち、職員一体となって数々の取り組みがなされてきたところと思いますが、その中における特徴的なことや成果・課題等やそれを糧に新年度はどのような取り組みや展開が必要と考えておられるのかお伺いをいたします。先月の札幌雪まつりに合わせ、空知総合振興局が行った「そらいち」総選挙において、遊ぶ・味わう・体験するの3部門すべてにおいて美唄がベストテン入りする快挙となり、このことは、まさにこれまで関係者が地道に、しかもひたむきに取り組んできた証左と言えるのではないかと思わせていただくところであり、敬意を表するものであります。今後においては、これらを基盤として新たなる戦略のもと、どのように取り組まれるお考えか、お知らせをいただきたいと思います。また、方針の中に引き続き札幌圏からの日帰りツアー企画予定がされているようでありますが、どのような結果から実施をしていくのか。また、道外・海外にも向けた発信も予定されているようであり、夢が膨らむところでありますが、その内容とこれらによる本市への経済効果をどのように見積もっておられるのかもお伺いをいたします。次に、アンテナショップについてでありますが、今年度より出店者による自主運営となったところでありますが、これまでの状況と今後において市としての支援体制についてお尋ねをいたします。次に、5点目の情報化施策の推進についてでありますが、かつては一般的には新聞やテレビ等で情報を得ることが通常でありましたが、昨今はより早く専門的な分野の情報を望む機運が急激に高まり、インターネットを軸とするさまざまな情報伝達媒体が登場し、利用者にとっては選択肢が増え、利便性は確実に向上してはいるものの、一方では弊害や被害が生じているのも事実であります。しかしながら、的確な情報をいち早く入手し、次の戦略や展開につなげていくことが最も求められているため、タイムリーな対応が極めて大切であります。よってホームページやフェイスブック等の活用で情報交流や共有を図っていく姿勢には全く異論はありませんし、しっかりと充実を図っていくべきと思う所であります。一方、市民利用の実態についての部分では、インターネットの利用割合は依然として 30%台で推移しているようであります。そこで、せっかく情報を先取りできる環境を整えても多くの市民が利用し、恩恵に浴するノウハウをどう身につけていくのかという点についても行政としてしっかり対応していかなければ意味のないものになってしまうおそれがあることと、さらには1日も早い、光回線の市内全域普及を目指し、さらなる努力を払っていく必要があると思いますが、いかがでしょう。次に、3つ目として、人と文化をはぐくみ、交流が広がるまちづくりについてでありますが、3点についてお伺いをいたします。まず1点目は、子育て支援についてでありますが、少子高齢化が加速する中で、年を追うごとに新生児数も少なくなってきている現状にあります。そうした中、いわゆる核家族化の進行と世帯当たりの出生数も減少し、子育てに不慣れな親も多くなりつつあるとも聞いているところでありますが、言わば子供は家庭、そして地域、ひいては市の宝である。健やかな成長を願い、一体となった子育てのサポート体制の強化を図っていく必要があると考えるところでありますが、その現状と今後の取り組みについてお伺いをいたします。2点目は、芸術・文化・生涯学習対策につきまして、この点は教育長にお尋ねをいたしますが、市民の皆さんが主体的に活動する環境を提供する場として、市が管理するさまざまな施設があるわけでありますが、どのような団体あるいは個人がどのような施設を利用されているのか。主な施設の利用状況について近年の比較も含めてお知らせをいただきたいと思います。また、こうした活動の輪やすそ野を広げていくことが望まれるとこでありますが、施設によっては利用状況が飽和状態となっていて、思うような活動に結びつけられない面も生じているとも聞くところでありますが、その状況や対応についてもお伺いをいたします。3点目は、サテライトキャンパス事業についてでありますが、市長公約の大きな目玉事業として実施されてきたところであり、新年度についても引き続き実施に向けた取り組みが予定されているようであります。そこで、本年度実施をした内容等について先般、結果や成果等についての発表会が行われたところでありますが、協力をいただいた札幌圏3大学の評価を含め、どのような状況であったのかお知らせをいただきたいと思います。また、そうした経過を踏まえ、新たな切り口での事業の展開が望まれるところでありますが、どのようなお考えをお持ちか、お伺いをいたします。次に、4つ目として、市民生活の安全及び景観・緑づくりについてでありますが、4点についてお尋ねをいたします。まず1点目のごみ処理対策についてでありますが、新しい年度の中で、生ごみ以外の可燃ごみの広域処理を行っていくに当たって、それらの収集方法の見直しや、一時収納施設の規模の検討がうたわれていますが、市民周知を含め、いつまでにどのように対応していくのか。また、生ごみ堆肥化施設整備についての生活影響環境調査と施設基本設計はいつころまでに実施をし、その内容についてもお示しをいただきたいと思います。2点目は、除排雪対策についてでありますが、本市の本日時点での積雪量は 97 センチメートルということで、平年より約 15 センチメートルほど多いところで推移をしているようでありますが、昨年の記録的な豪雪の教訓を今年度はどのように生かされたのか。それらの検証から新しい年度に向け、どのように取り組まれるおつもりかお伺いをいたします。冒頭にも申し上げましたが、このたびの道東を中心とする暴風雪災害で痛ましい事故が発生し、多くの犠牲者が出たわけでありますが、本市としてもこうした事故を他山の石として、被害を最小限に抑えるため、どのような対策や市民への注意喚起など取り組んでいかれるのかについてもお伺いをいたします。3点目は、公営住宅についてでありますが、本市も高齢化が加速し、戸建て住宅を持つ方々も事に冬期の除雪や夏の期間における雑草処理や草刈りなどに支障を来たしたり、あるいは経済的困窮等の事由により市営住宅への入居希望が高まっているとも言われております。よって、市営住宅全体の入居状況や空き家となっているところの状況など、また経年による劣化した住宅の適切な修繕による供給戸数の維持に向けた見通しについてお伺いをいたします。また、市営住宅に家財道具等を放置したまま所在が確認できず公募が出来ない状況があるとも聞き及んでいるところでありますが、入居希望者が多い事情からして、早急な対応が必要と考えますがいかがでしょうか。4点目は、景観・緑づくりについてでありますが、昨年度より市民の心を癒すよりどころや環境美化の一環としてコミュニティーガーデン整備事業が実施され、少しずつ広がりを見せつつあるところでありますが、しかし、この事業のねらいとするところがまだまだ市民には十分浸透しているとは言えず、理解を得るため一工夫の努力が必要と考えますし、公共施設に取り組みの様子のパネル展示や市民見学会のコースに組み入れるなども考えられるのではないかと思いますがいかがでしょうか。次に、5つ目の安全で安心して住めるまちづくりについてでありますが、2点についてお伺いをいたします。1点目は、市民生活の安全・安心を担保するため日常の防災グッズの備えと共に必携なのは防災ガイドマップと言えると思います。ようやく平成 25 年度において作成が予定されているところでありますが、その内容はどういったものになるのか。また、作成に当たっては、子供から高齢者の方まで幅広い世代が一目瞭然で理解いただける内容や配色、見やすい文字サイズ、避難所までの避難ルートを明示するなど、さらには安否確認や、いざというときの連絡先、あるいは自主防災組織に関する情報などについて、加えて、作成前に市民の意見を伺う場を設けることも必要と考えますし、それを経て、いつごろ作成・配布となる予定かについてもお尋ねをいたします。2点目は、未曾有の犠牲者と被災者を出した、東日本大震災も3日後には丸2年を迎えることになりますが、ここに来てようやく復興の兆しが見え始めてきたところと受けとめているわけでありますが、この大震災の教訓から、災害時の被害を最小限に食いとめる取り組みの一環として防災・減災学習や、訓練を実施し、そこで得られた知識や技能を家族はもとより、地域や子供たちに広めることを目指し、市内高校などと市が共同により、その活動を推進する防災支援協力協定を結ぶことも私は必要と考えるところでありますが、この点について見解をお伺いをいたします。次に、6つ目の行財政運営についてでありますが、1点目の組織づくり人材の育成ですが、市民の皆さんや地域が抱えている課題の解決について、より身近で相談相手となり、即応する組織として地域応援チームが発足して以来、4年ほど経過をしたところでありますが、これまで果たされてきた役割や成果、あるいは課題について、今後はどのような役割と機能を備え対応していくのか。また、庁内の体制としてグループ制も本格的にスタートをして、約1年が経過するとこでありますが、その持つ機能を十分に生かして効果や成果に結びついているかについて、検証と今後の取り組みについての考え方をお伺いをいたします。次に、財政の健全化や病院経営改善計画の進捗やその後の振興に当たっては、有能な人材の育成は必須であり、資質を高めていく努力を怠るわけにはいきません。よって、本年度取り組んできた経過を踏まえ、新年度に実施を予定している具体的な内容についてお聞かせをいただきたいと思います。また、それぞれの職員が意欲を持って職務に精励できる環境を築いていくことも極めて大事である。そのような環境をどのように構築されているかについてもあわせてお伺いをいたします。2点目は、市内の廃校となっている施設、また、廃校予定となっている教育施設、さらには遊休施設の利活用についてでありますが、近年、学校の統廃合やそして 72 年の歴史を持つ美唄工業高校、あるいは開学 45 年余に及ぶ専修大学北海道短大がそれぞれ閉校し、施設の遊休化が顕著となってきていますが、こうした施設がしっかりと利活用されていくことが望ましいところでありますが、これらの現況と今後の対応についてお伺いをいたします。大綱の2点目の、教育行政執行方針につきまして教育長にお伺いをいたします。まず1つ目として、教育方針の基本的な考え方についてでありますが、その1点目として、早瀬教育長におかれましては、つい先日まで崇高な理念と高い教育見識のもと、学校現場を中心にご活躍され、かつては指導主事として本市の教育にも携わっていただいたとも伺っており、大変心強く思わせていただくところでありますが、この度、教育長に就任されまして、まず美唄市の教育環境についての率直な印象についてお伺いをいたしたいと思います。2点目には、教育行政執行方針の冒頭に、市民がみずから内面を磨き、社会や暮らしの中で知識や技術を習得し、生涯にわたって学習することのできる環境づくりを進めるとされていますが、市民に向けての理念、方針と現実対比の中で教育委員会として市民個々とどう向き合い、関わり、そしてどのような役割を果たそうとしているかについてお伺いをいたします。次に、2つ目の学校教育についてでありますが、まず1点目の幼稚園教育について、市立三井美唄幼稚園がこの春より衣がえをして、保育所と合体をして新たに認定こども園としてスタートを切ることとなり、公立幼稚園としては、栄幼稚園のみとなるわけでありますが、アルテピアッツァという恵まれた環境にあることから、かつては人気が高く、入園希望が多かったとも聞き及んでおりましたが、現況はどうであるのか。また、園に対する保護者の思いやそこでの園児達の心の育ちはどうであるかについてと、2園ある私立幼稚園の運営の状況と今後の幼稚園教育について、どのように考えておられるのかもお伺いをいたします。2点目は、確かな学力の育成についてでありますが、経年標準学力テスト等を実施してきており、平成 25 年度も実施されると思うところでありますが、市内小中学校の学力の状況や動向把握に向け、学力向上プロジェクトチームを編成し、検証や考察を行ってきているようでありますが、そこから見えてきたものについてお知らせをいただきたいと思います。近年土曜日に授業という論議をたびたび耳にするようになってきているところでありますが、ゆとり教育の見直し議論が浮上してきたことも要因の1つであろうとも思いますが、一部のアンケートでは賛成が 60%を超えているという報告もあることから、教育委員会としてどのような見解をお持ちかもお伺いをいたします。3点目は、豊かな心・健やかな体の育成についてでありますが、心をはぐくむ授業として農業体験を軸としたグリーン・ルネサンス推進事業は定着した感がありますが、これらを礎にボランティア活動など、他の分野にも体験の場を広げていく活動も重要ではないかと思うところでありますが、いかがでしょうか。また、読書活動についても日常の中で本に親しむ機会を構築していくことが肝要であり、そこで、子供たちの図書館や学校図書室の利用状況や、読書後の感想等について実態把握については、どのようになっているかお尋ねをいたします。最近、とみにいじめや体罰などに端を発した深刻な問題が頻発しているとこでありますが、そうしたことの重大さに鑑み、本市では、仲間づくり子ども会議を軸に、さまざまな取り組みをされているということでありますが、その内容についてお伺いをいたします。健やかな体の育成につきまして昨年もこの点につきましてはお伺いをしたところでありますが、その時も子供たちの体力の低下が心配される傾向にあるとのことでありましたが、本年の状況、今後の取り組みについてと同時に、家庭における食生活や生活習慣による影響も要素として大きい旨の報告もあることからして、実態の把握はしているのかについても、あわせてお伺いをいたします。4点目は、学校の統廃合についてであります。少子化の傾向は今後も続くことが予測される中、遠からずこの問題は避けて通れないものと考えるところでありますが、教育委員会としての基本的な考えをしっかりと押さえておくことが大切と思うところでありますが、そのお考えと先ほども申し上げましたが、美唄工業高校が伝統ある歴史に終止符を打ち、閉校ということになりましたが、まだまだ十分に活用できる教育施設と考えるところでありますが、その活用についてのお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。その3つ目は、社会教育施設についてでありますが、それぞれの施設について、多くの市民が利用しているところでありますが、施設によっては、設備や器機・機材が老朽化していたり不足しているものがあったりということで、利用されにくい状況であるとの声もあるようです。一定程度の整備を含め、設備や機材等の更新や充足についてはどのように考えておられるのかお伺いをいたします。先日行われました、「そらいち」総選挙において体験する部分において、アルテピアッツァが5位にランク付けされ、美唄の外においても、認知度が高まってきていることの証であると考えるところであり、よって、本来の社会教育施設としての位置づけはもちろんでありますが、観光や交流の施設としての役割は大きくなることは必至で、指定管理者であるNPO法人との連携や運営事業の展開の仕方について、今後どのように考えていこうとされているかお伺いをいたします。以上でこの場からの質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、市政執行方針の主要施策について、平成 24 年度市政執行方針の基本姿勢の取り組み経過と新年度の重点的施策についてでありますが、私は平成 24 年度の市政執行に当たって、厳しい財政状況にあっても、将来への希望が持てるまちの活性化と安全・安心なまちづくりに取り組むことが重要であることから、市民の皆さん一人一人が元気に輝く元気な人づくりと、産業の振興と雇用創出、さらには交流の拡大等による元気なまちづくりを進めて参りました。主なものといたしまして、元気な人づくりについては、昨年5月から札幌国際大学・札幌大学・札幌大谷大学などからご協力をいただき、美唄サテライトキャンパスを開講し、産業振興やまちづくりを担う人材の育成を図ってまいりました。また、東福祉会館を活用し、子育てサポーターや地域の方々のご協力をいただき、子育てサークルの皆さんを中心とした世代間交流事業等を実施してまいりました。元気なまちづくりにつきましては、米粉・ハスカップなどの美唄産の農産物を活用した新しい商品開発のための農商工連携による取り組みを支援すると共に、イベントや物産展への参加、地域資源を活用した観光ツアーの実施、さらには市内企業の設備投資に対する支援など、地域産業の振興を図ってきたところでございます。現在、こうした元気をテーマとした取り組みを実施した結果、様々なまちの活性化の芽が着実に生まれ育まれてきております。平成 25 年度の市政執行に当たっては、こうしたまちの活性化の芽を大切にしながら将来へ希望の持てる活力あふれる町づくりに向けて、財政健全化計画を着実に推進すると共に、美唄未来交響プランに基づき、地域経済の活性化、自然環境の保全や生活環境の整備、安全・安心の確保、人づくりに重点を置き、市民の皆さんの連携・協働によるまちづくりを進めてまいる次第でございます。次に、人と情報が行き交い、にぎわいが生まれるまちづくりについて、初めに、美唄市産業振興計画における農商工連携等の取り組みの経過と成果等についてでありますが、農商工連携推進助成事業は、農業者と商工業者などが共同して米粉・大豆・ハスカップ・野菜など、地元の農産品を活用した商品開発や販路拡大に向けた取り組みに対して助成することとしており、平成 23 年度では3件の事業認定を行い、平成 24 年度では前年度の認定事業3件を継続事業として認定したほか、新たに2件の事業を認定し、商品化が行われているところでございます。これまでの助成事業を通じて、商品化後の販路拡大に向けての取り組みが進まないことなどが大きな課題となっていることから、中小企業総合支援センターなどの支援メニューを活用すると共に、市をはじめ、商工会議所や農協などの関係機関が常に情報交換や交流ができる担当窓口を設けるなど、連携体制の構築が必要であると考えております。次に、地域経済円卓会議を通じた市内経済の振興についてでありますが、この地域経済円卓会議は私のほか、現在、農業、商工業、観光、金融機関からご推薦をいただいた8名の委員により、これまでそれぞれの立場から個別所得補償制度、にぎわいを創出するための事業展開の必要性や設備投資の動向、国の金融緩和を初めとした経済対策、本年3月に期限切れとなる金融円滑化法の与える影響、イベントの内容充実などについて意見交換を行ってきたところでございます。なお、平成25 年度の予算編成に当たっては、これら意見を踏まえた中心市街地の商店街活性化に向けた商業者の取り組みや、イベント事業などについて予算措置をしたところであり、今後におきましても、地域経済の活性化につながるよう努めてまいります。次に、若年者雇用対策及び市内新規学卒者の就職内定状況についてでありますが、初めに、若年労働者となる 15 歳から 34 歳までの労働者の本市における就職状況につきまして、ハローワーク岩見沢で取りまとめた平成 24年1月から 12 月までのデータによりますと、この期間に就職した 366 名のうち若年労働者は 137 名となっており、全就職者の 37.4%となっております。また、求職者に対する求人の割合を示す、有効求人倍率については、この期間 0.35 倍となっており、就職・求職とも若齢者の雇用環境は厳しい状況となっております。市といたしましては、ハローワークとの連携や地域人材開発センターで実施する職業訓練講座への支援などを通じ、若年労働者の雇用環境の改善・充実に努めてまいりたいと考えております。次に、学校別の市内新規学卒者の就職内定状況についてでありますが、美唄工業高校については、就職希望者 47 名に対して内定者は 42 名、このうち市内は3名、内定率は 89.36%となっております。美唄尚栄高校については、就職希望者 53 名に対し、内定者は 32 名、このうち市内は 12 名、内定率は 60.37%となっており、美唄聖華高校は就職希望者 71 名に対し、内定者は 68 名、市内での就職者はおりません。内定率は 95.77%となっております。3校の合計では就職希望者は 171 名に対し、内定者は 142 名、内定率は 83.04%となっており、前年と比較いたしますと、美唄工業高校が 8.2 ポイントの減、美唄尚栄高校が 20.4 ポイントの減、美唄聖華高校が 4.2 ポイントの減となっております。なお、就職内定先については、美唄工業高校が技術系企業に約8割が内定、美唄尚栄高校についてはサービス系企業に4割が内定しているところでございます。美唄コンピュータ・カレッジについては、就職希望者 14 名に対し内定者は 10 名、このうち市内は1名、内定率は 71.42%となっており、前年と比較いたしますと、9ポイントの増となっております。専修大学北海道短期大学については、卒業した4名のうち1名は市外就職、3名は本校への編入を希望してるところでございます。次に、観光交流事業等の展開についてでありますが、平成 24 年度は道内・道外での物産展に出店するなど、本市の特産品のPRや観光情報の発信を積極的に行ってきており、美唄焼き鳥や米粉製品などが好評を得て、本市特産品のPR・販路拡大に向け、大きな成果があったものと考えておりますので、引き続き道内をはじめ、首都圏や関西圏への出展を継続し、特産品の販路拡大や観光情報の発信などによる交流人口の増加を目指してまいりたいと考えております。また、先日行われた「そらいち」総選挙の味わう部門で美唄焼き鳥が第1位を獲得したほか、その他2部門でもトップテン入りしたことは、事業者と連携したこれまでの取り組みが評価されたものと考えており、今後これらを含め、本市の観光情報を様々なツールを活用して、情報の発信に努めてまいりたいと考えております。次に、札幌圏からの日帰りツアーにつきましては、本市の食などの地域資源が高く評価されていますことから、引き続き実施するほか、東京美唄会と連携した道外からのツアー、さらには台湾からのサイクリングツアーの誘致を進めてまいりたいと考えております。なお、観光交流事業全体の経済効果については、把握しておりませんが、札幌圏からの日帰りツアーについては、1回当たり約 30 万円程度の経済効果が生まれているものと推測しております。次に、アンテナショップ・ピパについてでありますが、外販やインターネット販売に力を入れ、売り上げは昨年度より伸びておりますものの店舗自体の売り上げが減少していることから、今後売り上げの増加に向け、出展者協議会が取り組むヒット商品の開発や独自イベントの開催などを支援してまいりたいと考えております。次に、情報化施策の推進についてでありますが、市のホームページを全面的にリニューアルすると共に、市職員を対象としたホームページの管理研修を実施することにより、市民生活に身近な情報をタイムリーに発信し、利用者の情報検索がよりスムーズに行えるようにしてまいりたいと考えております。また、市の公式フェイスブックを立ち上げ、即効性のある情報発信と簡易な操作で情報利用者の反応を確認できるような手法を取り入れ、市内外の利用者との情報交流を進め、食・自然環境等の美唄の魅力を積極的に発信してまいります。なお、市民の方々がフェイスブックを利用できるよう、平成 25 年度の美唄サテライトキャンパスにおいて、ソーシャルネットワーキングサービスを活用した情報発信に関する講座を開催する予定であり、市民との情報交流がさらに拡大できるよう努めてまいりたいと考えております。光回線については、平成 23 年 12 月から市街地のほとんどが光回線サービス提供エリアとなったことにより、市内の 87%が光回線を使用できる環境となっておりますが、郊外地域においては、光回線サービスの提供を要望する声が多数あるため、民間事業者に対し、エリア拡大を要望してるところでございます。次に、子育て支援についてでありますが、地域全体で子育てに関わり、子育て中の親の負担軽減や子育て力をはぐくむための助言、援助を行うことを目的として、年3回の講習会を通じて子育てサポーターの育成を図り、現在ではサポーター登録数は 104 名となっており、市民の子育て支援に対する関心が高まったものと考えております。子育てサポーターの主な活動内容としましては、イベントや育児サークル活動の託児支援、子供医療広場の見守り等の支援をいただいておりますが、登録者の大半が就労していることもあり、サポーターとして計画的な支援活動が難しい状況にあることから、個々のサポーターが参加しやすい体制づくりを検討してまいります。また、子育て家庭の託児支援を中心に行っている有償ボランティアのファミリーサポートゆりかごへの支援として、ファミリーサポート講習会を平成 17 年度より開催し、これまで86 名が受講修了者となっており、今年度も 11回開催したところでありますが、会員としての入会が少数にとどまっていることから、今後も受講の趣旨を周知し、受講者の増を図り、体制の充実に努めてまいりたいと考えております。一方、市内には子育てを支援する数多くの団体があり、今年1月に開催されたびばいっ子フェスティバルには、老人クラブ連合会女性部をはじめとする 23 団体の参加協力をいただき、体験型のイベントとして子供とその家族に触れ合いの場を提供し、多くの市民の参加をいただいております。今後も子育てサポーターを始め、各団体、企業保育所などとも連携し、ネットワークづくりの充実を図ってまいります。次に、美唄サテライトキャンパス事業についてでありますが、平成 24 年度の成果を総括し、その意義を市民の皆さんに知っていただくため、美唄サテライトキャンパス成果発表会・交流会を6月 16 日に開催し、15 の講座及び5つの地域と大学との連携による共同事業の活動内容及び調査研究の結果を発表したところであります。15 講座の参加申し込みの延べ人数は市外からの 23 人を含め 296 人で、目標としていた 150 人を大幅に上回ったところであり、受講者の約 93%が「大変参考になった」「参考になった」と回答をいただき、受講者から高い評価をいただいております。また、みんなでつくる美唄五十音カルタや秋の美唄ふるさとの魅力発見フィールドワークなどの共同事業の実施により、美唄市内の高校生と札幌の大学生が連携して、新たな美唄の魅力を再発見し、美唄に愛着を持つ事につながり、協働のまちづくりを進めることができたものと受けとめております。ご協力いただいた大学からは、学生自身も生きた体験ができ、大学としても実践的な特色ある教育活動を展開することができたとの評価をいただいております。平成 24 年度の実施状況を踏まえますと、私といたしましては、市民の方々の受講ニーズは高いものであると認識しており、講座の開催方法については、より実効性のある講座を開催するため各講座内容に応じて、各講座のコマ数を3コマから5コマ編成とするほか、開催曜日及び時間帯においても受講者アンケートの結果を踏まえ、平日の夜や土曜の昼に開催できるよう、大学と調整してるところでございます。平成 25 年度においても活力あふれるまちづくりを進めるため、引き続き美唄市の地域資源である食・農・環境などを生かし、地域づくりを進める意欲ある実践的人材の育成を主眼とし、知識の習得からさまざまな形で地域づくりにつなげていくことを基本として実施してまいりたいと考えております。次に、ごみ処理対策についてでありますが、可燃ごみの収集方法の見直しについては、焼却施設のプラントが決定いたしましたので、3市町でごみの規格や種類など広域処理する可燃ごみについて検討することとしております。このため本市においても、平成 25 年度中にごみの収集回数や収集方法について見直すこととしており、一時収納施設についても規模の検討と実施計画を行うこととしております。また、これら等を踏まえ、平成 26 年度に可燃ごみと生ごみについて市民説明会を開催し、周知に努めてまいりたいと考えております。次に、生ごみの堆肥化施設整備の生活環境影響調査については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく生活環境影響調書を作成するため、大気質・騒音・振動・悪臭・水質の現状調査を行い、施設が周辺環境に与える影響などについて調査することとしております。また、施設基本設計については、処理設備、土木建築設備、電気計装設備、附帯設備等の発注仕様書を作成するものでございます。また、生活環境影響調査と施設基本設計についても平成 25 年度末までを予定しているところでございます。次に、除排雪対策についてでありますが、昨年の豪雪の教訓から、市民の生命身体及び財産を災害から保護するために具体的事項を定め、万全を期すことを目的に、美唄市豪雪対策マニュアルを平成 24 年 12 月に策定したところでございます。本年度は、年明けの大雪と、その後降雪が続いたことから、庁内の連携を図ると共に、災害等の発生など、全庁的な警戒体制をとるため、1月 17 日に美唄市豪雪対策本部を設置し、除排雪対策、パトロール、情報収集、ホームページによる雪に関する情報提供、各種機関との連携など、全力で取り組んでいるところでございます。なお、排雪をより効率的に進めるため、国・道・市の公共用雪捨て場として新たに癸巳町1区の空知住宅団地を確保し、進徳町を含め3カ所とし、また、排雪の方法につきましても、年に1回は歩道と車道の間の雪提をある程度横出しし、排雪を行い、その後は雪の状況に応じ、対応してまいりました。今後に向けましては、さらに効率的な除排雪を行なうための調査を進めると共に、各関係機関との連携を深めるなど、安全で安心な冬の暮らしの確保に一層努めてまいりたいと考えております。次に、今回の道東・道北での暴風雪災害を受け、災害時の情報管理や、関係機関との情報共有を行い、災害を最小限に抑えなければならないと考えており、事前に発令される気象情報に注意し、暴風雪の怖さや備えについて、広報紙メロディ、ホームページなどで市民の皆さんに周知してまいりたいと考えております。次に、市営住宅についてでありますが、市営住宅の管理戸数は全体で 1,072 戸、うち入居戸数は 957 戸で入居率は 89.5%であります。また空き家の数は 113 戸であり、これらの中には経年による老朽化が著しく、修繕が困難なため入居のできない住宅もありますが、本市における少子高齢化を背景とした多様なニーズに応えるためにも、低廉な家賃の住宅を提供することが望まれており、一人でも多くの方が入居できるように努めてまいりたいと考えております。また、維持管理につきましては、建物の老朽化の進行などで、費用の増加も見込まれることから、美唄市公営住宅ストック総合活用計画に基づき、維持修繕や耐久性の向上を図る改修などに努めてまいりたいと考えております。なお、家財を放置したまま退居した入居者がおり、住戸及び物置内にある家財等を撤去するよう退去者並びに連帯保証人あてに通告し、早急な住宅の明け渡しを求めており、今後におきましても直接訪問するなど必要な対応をしてまいりたいと考えております。次に、コミュニティガーデン整備事業につきましては、地域環境緑化の一環として、道路の植樹帯や緑地などにおいて市民と市が協働で花壇などを製作し、花や緑にあふれた潤いのある景観づくりを行うことを目的に、現在、東3条通りの北1丁目から南4丁目にかけて、4地区を隣接する4町内会で行っております。また、この事業を市民の皆さんに周知するため、市の広報紙メロディーやホームページに制度や植栽状況の紹介などを掲載してるところであります。今後はさらに市民の皆さんに十分な周知が図られるよう、市の広報紙メロディーをはじめ、ホームページに掲載するほか、市のロビーやコアビバイの市民ふれあいサロンでの植栽状況を紹介する写真展や市民見学会での見学コースへの取り入れなど、積極的なPRに努めてまいりたいと考えております。次に、安全で安心して住めるまちづくりについてでありますが、平成 25 年度作成の防災ガイドマップの掲載内容でありますが、避難所一覧や地震・洪水ハザードマップ、災害に対する備え、非常用持ち出し品リスト、応急措置法、災害弱者への対応、緊急連絡先リストなど予定しているところでございます。また、作成に当たっては、高齢者や子供たちに配慮したわかりやすい内容や文字サイズ、避難ルートなどについて、先進事例を参考に十分検討してまいります。また、自治組織代表者会議や自主防災組織、地域応援チーム、出前講座などを通じ、広く意見を伺い、12 月までに作成・全戸配布してまいりたいと考えております。市内の高校につきましては、地区別避難所や広域避難場所に指定をしているところでございますが、防災活動等に関する協定などは現在結んでいないところでございます。今後そういった取り組みが可能かどうか北海道や高校とも意見交換をしてまいりたいと考えております。次に、行財政運営についてでありますが、組織づくり・人材の育成について、地域応援チームは地域で困っていることを地域の皆さんと一緒に考え、解決するためのお手伝いをする制度であり、地域の課題をしっかりと把握して、解決策に結びつけるための助言、地域の防災健康づくり等の自主的な活動に対する助言、市に対する要望等の担当課への連絡など必要に応じて行っているところでありますが、地域からの要望に対して十分こたえられないケースや、課題によっては解決に結びつかないものもありますので、今後これまでの取り組みの検証を行い、制度の見直しも含め、検討を行ってまいります。グループ制につきましては、各課とのヒアリングを通じて検証を行っており、成果としましては、グループ内で繁忙期の応援体制や情報交換の定着、グループ間の協業体制などの効果が見られたところでございます。一方、主査の役割の明確化や部・課間の連携などの課題が残ったところであり、今後も課題の整理と改善を図り、効率的、横断的な組織づくりに努めてまいります。人材の育成につきましては、平成 25 年度においても、これまでと同様、北海道市町村職員研修センターや市町村アカデミーへの派遣研修を中心に職員研修を行うこととしております。また、民間企業等へ短期派遣研修や道との相互人事交流を継続するほか、新たに北海道経済産業局への研修派遣なども行う予定であり、職員の専門的技術・知識の向上や能力開発に努めるとともに、まちづくりに対する意識啓発なども図ってまいりたいと考えております。なお、平成23 年度から主に主幹職以下の職員に勤務状況に関する調査を実施し、健康状態、業務執行体制や仕事上の悩み、異動希望、その他業務上の改善事項や日常感じていることなど、実態把握を行い、職員が意欲を持って働ける職場環境づくりに努めているところでございます。次に、廃校及び廃校予定教育施設や遊休施設等の利活用についてでありますが、これまで庁内職員で構成するコミュニティ施設審議委員会で検討してるところでございます。旧茶志内小学校教員住宅や旧ふれあいセンターなどの施設については、平成 25 年度において解体することとしております。旧光珠内中央小学校、旧茶志内小学校については、貸与・公売による譲渡の手続を行い、応募のない場合は後年度、解体をしてまいります。旧東栄小学校については、地域の皆さんとの意見交換も行いながら、平成 25 年度末までに活用方法を決定してまいりたいと考えております。西美唄小学校・保育所については、地元との協議を行いながら検討を進めてまいります。美唄工業高校につきましては、2月 15 日に道教委より活用について打診があり、平成 25 年度中に回答することとしております。専修大学北海道短期大学の施設の活用については、昨年 11 月に専修大学に対し、市・市議会・商工会議所・短大後援会の連名で、施設の継続活用に関する要望書を提出したところでございます。専修大学からプロジェクトチームを立ち上げ、施設の調査を行うと共に、美唄市と意見交換の場を設けるとの考えが示され、今後大学側との意見交換を行うこととしております。以上でございます。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、教育行政執行方針の主要政策について、本市教育環境の率直な印象についてでありますが、私はかつて本市に勤務し、多くの市民の皆様に育てていただいたことに感謝の念を抱きながら、15 年ぶりに美唄市民として加えていただき、温かく迎えていただきました。当時は、小学校8校、中学校6校の計14 校、公立幼稚園3園、高等学校が4校、短大など学校数、児童・生徒数ともに現在を大きく上回り、学校教育活動がダイナミックに展開されていたことが思い出されます。また、教育研究所では、若い先生方と教育のあり方について活発な調査研究を行うなど、極めて充実した日々であったと思っています。まだ、着任して2カ月余りですが、その中で感じたことは、その当時と比較して今日の美唄はいろいろな分野でコンパクトな状況が見られ、一抹の寂しさを感じてはおりますが、広大で豊かな自然や歴史・文化を活用した新たな取り組みが見られるなど、空知管内の中核を担う都市として、ますますの充実発展に取り組む息吹や、若い人達の情熱を強く感じております。特に教育面では、グリーン・ルネサンス推進事業を通じて、学校のみならず、家庭、地域関係者が一体となった取り組みには関係各位の熱意と、何よりも地域の皆様の温かい心を感じることができ、食農教育に限らず、多方面に発展できる要素を含んでいる事から、美唄市の子どもたちにとって最良の教育環境を創生する大きな可能性を感じているところであります。地域で子供を育てる上で、豊かな教育環境の整備は極めて重要であることから、市民の皆様のご協力を仰ぎながら、新たな発想のもと、取り組んでまいりたいと考えております。次に、市民に向けての理念・方針と現実対比の中で、教育委員会の果たしていかなくてはならない具体的な役割についてでありますが、市民自らが自己の充実や啓発などのため、生涯にわたって学び続けるためには、自分に適した手段や方法を選択することができる環境づくりが求められております。このため、市民カレッジや美唄サテライト・キャンパス、講座や講演会の開催など、学習する機会の提供や生涯学習に関連する情報発信を充実させていくほか、市民の皆さんの意欲を大切にしながら、参加と協働を基本として、生涯学習の推進を図ってまいりたいと考えております。次に、学校教育についてでありますが、初めに、幼稚園教育についてでありますが、栄幼稚園については、新年度園児数 23 名の予定となっており、保護者としては周辺の自然や芸術的環境との触れ合いの中で豊かな感性がはぐくまれていくことを願い、同園を選択されていると考えており、園児はのびのびとたくましく育っております。また、私立幼稚園については、ここ3年ほど大きな園児数の変化はなく、認定こども園などへの転換も予定されていないところであり、幼稚園として運営を継続していく旨、伺っているところであります。今後の幼稚園教育のあり方については、新年度において幼稚園教育振興計画の改定を行うこととしており、その中において方向性を示してまいりたいと考えております。次に、確かな学力の育成についてでありますが、全国学力学習状況調査及び標準学力検査を実施して、市内小中学校の学力状況を把握し、学力向上プロジェクトチームによる結果分析を通して、課題や成果を明確にしながら、教育委員会や各学校において具体的な方策を検討し、学校改善プランの作成や校内研修での検証、授業改善につなげてきているところであります。今年度につきましては、中学校において学力の向上が見られてきたところであります。また、学力の向上を目的として、土曜日に授業を実施することにつきましては、学力の向上は学校改善と授業改善が何よりも大事なことであり、家庭学習の定着や基本的な生活習慣の確立など、家庭と連携しながら、取り組みを進めていくことが重要であると考えております。なお、国においては、土曜授業の検討が行われているようでありますので、その動きを注視してまいりたいと考えております。次に、豊かな心・健やかな体の育成についてでありますが、グリーン・ルネサンス推進事業を核とし、総合的な学習や各教科において体験的学習の充実を図っていくこととしており、その中で自ら考える力の育成を目指してまいります。また、読書活動については、移動図書館車の利用に関して、若干の低下が見られるものの、市立図書館との連携による学校配本事業によって学級文庫が充実され、朝読書等の取り組みの推進が図られるなど、読書への興味関心の高まりが見られるところであります。このため、市立図書館との連携により、学校図書室の環境改善に取り組んでいくとともに、朝読書の取り組みや、ボランティアによる読み聞かせ、各教科による読むこと・書くことを大切にした授業実践など、それぞれの学校において児童生徒の読書への関心を高める取り組みをさらに進めて参ります。仲間づくり子ども会議については、昨年度から実施しているものであり、市内小中学校の児童会や生徒会の代表が参加し、いじめのない楽しい学校づくりをテーマに、情報交流とともに具体的ないじめ根絶に向けた取り組みについて話し合いを行っており、話し合った成果の実践が各学校で進められているところであります。会議の公開については、子供達が自由に伸び伸びと話せる環境づくりが大切であり、まずは保護者の参加について検討してまいりたいと考えており、活動の様子については広報紙や市のホームページで紹介してまいります。健やかな体の育成については、子供たちの体力は昨年度と同様の傾向にあり、走力、持久力、敏捷性で全国より低下が見られます。このため、引き続き各学校で体力テストを実施し、実態の把握を行った上で、課題とされる体力づくりに向けた一校一実践に取り組み、バランスの取れた基礎体力づくりを目指してまいります。食生活や生活習慣については、全国学力・学習状況調査の質問紙調査や、グリーン・ルネサンス推進事業シンポジウムにおけるアンケート調査などにより、傾向を把握しているところであり、朝食の欠食や、テレビの視聴、ゲーム時間などに課題が見られることから、昨年4月に基本的生活習慣の確立や、家庭学習のすすめについてパンフレットを作成し、各家庭へ配布し、意識の啓発に取り組んだところであります。新年度においてもこれらの内容を見直し、配布を行うこととしております。次に、学校の統廃合についてでありますが、教育委員会としては学校の配置見直しに当たっては、これまで進めてきた考えと同様、児童生徒数の推移を見ながら検討を進めてまいりたいと考えております。検討に当たっては、小中学校が地域コミュニティの核となる施設であることを踏まえるとともに、小学校においては通学距離や日常の生活圏などを考慮し、中学校においては、一定の人数の中で切磋琢磨する環境の確保を考慮することなどにより、子供たちにとってよりよい教育環境を提供することを基本として、保護者や地域の皆さんのご理解をいただきながら進めてまいりたいと考えております。また、美唄工業高校施設の利活用につきましては、現在市役所内において活用の方向を検討しているところであり、その中で教育施設としての活用を含めて総合的に検討していくものと考えております。次に市政執行方針における芸術・文化・生涯学習対策についてでありますが、各施設の利用状況と致しましては、市民会館・公民館では、文化団体やサークルの活動、各種講座や講習会など年間6万人から7万人の利用がありますが、本年は減少傾向にあります。アルテピアッツァ美唄では、個人や団体体験工房利用など、年間3万人前後の方が入館されていますが、本年度は減少傾向であり、美唄市郷土史料館では、5月から 10 月までの開館中に個人や児童・生徒の団体など約 2,000 人が入館され、本年度は昨年に比べ増加しています。体育施設につきましては、総合体育館では、個人や競技団体など年間4万人から5万人が利用され、市営温水プールでは、個人のほか水泳教室や学校の水泳授業などで、年間2万 5,000 人の利用がありますが、本年度は、両施設とも減少傾向にあります。テニスコートでは、平成 22 年に全天候型コートを整備した以降、利用者が年々増加傾向にあり、年間 7,000 人を超える利用をいただいております。社会教育施設の利用状況につきましては、ほとんどの施設が余裕を持って利用することができる状況でありますが、総合体育館につきましては、曜日により競技別の利用を行っていることから、学校開放事業を活用して、利用の分散を図っているところであります。今後におきましては、総合体育館における競技別利用の方法について、関係団体の皆さんと共に見直しを検討してまいりたいと考えております。次に、教育行政執行方針における設備・機材の充実についてでありますが、本市の社会教育施設は老朽化が進んだものが多くあり、その設備や備品、機材器具などにつきましても、十分整っていないところがございます。これまでも必要に応じて、更新・補充・修繕等を行っているところでありますが、今後につきましても利用時の安全性や使用頻度等に応じた優先順位を考慮しながら整備を進め、施設の利便性向上を図ってまいりたいと考えております。また、アルテピアッツァ美唄の今後の方向性についてでありますが、この度、空知総合振興局の企画によるイベントで上位に選ばれましたことは、広く道民に認知されてきた結果と受けとめております。同施設は、現在社会教育施設としての位置づけでありますが、宮島沼や交流拠点施設ゆ~りん館と並ぶ本市の観光ポイントでもあり、近年においては、炭鉱遺産とも連動したツアーなどにも組み込まれておりますほか、指定管理者におきましても、コンサートなどのイベントやこころを掘る授業など、体験型の事業を展開し、来場者の拡大に努めているところであります。教育委員会といたしましては、今後とも、市長部局や指定管理者との連携をより強化し、芸術文化交流施設としてさらに多くの方々に利用されるよう、美術館としての位置づけについても検討を進めながら、本市全体の観光交流の推進につなげてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 13番 土井敏興
それぞれご答弁をいただいたところでありますけれども、何点か改めてお伺いをいたしたいと思います。市長には2点につきましてお伺いをさせていただきます。まず最初に、人と情報が行き交う、にぎわいが生まれるまちづくりの中における観光交流事業と産業振興をくくってお尋ねをいたしたいと思います。観光交流事業に関しては、市長をはじめ、今日まで関わってこられました各位の地道な努力が徐々にではありますけれども、開花しつつあるかのように感じ取ることができ、「そらいち」総選挙の結果からしても、一定の成果があったものと評価をさせていただくところであります。ただ、これが一過性に終わることのないよう継続・進展に結びつけていくかが改めて問われるわけでありまして、どのようにスタートを切っていくかが大きな鍵となっていくことは明白だというふうに感じております。よって、少しお尋ねをいたしたいと思いますが、札幌圏を対象とした日帰りツアーも好評価を受けているとのご答弁でありましたが、継続・充実させていくためにも、参加者の皆さんの声を含め、どのような評価であったのか、その内容について。また、海外ツアーについては、どのような情報に基づき企画をされたのかについてもお伺いをいたしたいと思います。今後、観光交流事業をより強力に推進をしてくためには基幹産業である農業をしっかり取り入れることと、産業振興計画においても、農商工連携を柱として、美唄ブランドの確立を図ることが明記されていることからしても、1日も早くその体制を確立をし、美唄そのものが来てもらえる、見てもらえる、食べてもらえる、体験してもらえる、そして買ってもらえるよう、キーワードとして位置づけられるために、その仲立ちとなる行政の手腕がますます試されることになるわけであります。まさに農商工連携と観光交流事業が美唄にとって2大基軸の大きな生命線とも言えるわけでありますから、今後の取り組みについて改めてその意気込みについて市長にお伺いをいたしたいと思います。2点目は、サテライト・キャンパス事業についてでありますが、お答えによりますと取り組み初年度ながら札幌圏の3大学の力強い支援や協力のもとに、内外から高い評価を受けている様子が伝わったところでありますが、一方ではまだまだ初年度と言うこともありまして、市民には十分浸透している、そういう状況とは言いがたく、今後一層の充実進展を図るために、私は次の点について申し上げたいと、このように思います。1点目といたしまして、より市民に浸透させていくためにも、新分野の講座の開設を視野に入れる。2点目には、受講者間の意見交換や交流を深める取り組みの実施を図る。3点目には、基幹産業の担い手である農業従事者にも配慮をしながら、冬の期間の講座も考慮をする。4点目として、根の座った事業となるよう、活動拠点施設を早期に確立をする。5点目には、できるならば、受講者を主体とした自主的な運営組織の設立について。6点目といたしまして、1つの講座の中で履修できなかった部分の復習ができる取り組みです。以上、この6点申し上げましたけれども、可能であればぜひ盛り込んでいただきたいと思うところでありますがいかがでしょうか。次に、教育長に2点についてお伺いをいたしたいと思います。その1つは、市民の施設利用についてでありますけれども、先ほど一部の施設については、利用状況が飽和状態であるとのお答えでありましたが、高齢の方も多い、そういう状況でありますから、それぞれ移動手段が限られてくることも考えられることからしまして、街中での利用希望が高まることが予想され、そうしたニーズに応えていくことも大変重要であると、このように思うわけでありますけれども、こうした対応につきましてどのようなお考えをお持ちかお伺いをいたしたいと思います。2つ目は、同様に施設利用における設備や機材等の老朽化が利用者の不満の増幅につながってがっていることから、やはり利用者の立場での目線も視野に入れて、改善を図ることが急務と考えますけれども、どのようにお考えをお持ちか、あわせてお伺いをいたしたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、日帰りツアーについてでありますが、昨年実施したハスカップ狩り、宮島沼マガンの観察、アルテピアッツァ美唄や美唄焼き鳥を味わうツアー終了後のアンケートにおいて、美唄でなければ体験できない内容として、高く評価されたところでございます。具体的にはハスカップ狩りやマガンの観察などは大変満足した、美唄焼き鳥も美味しかったという声が数多くあったところでございます。これら食と自然が一体となったツアーは新たな美唄ブランドとして定着しつつあるものと判断してるところでございます。また、海外サイクリングツアーにつきましては、昨年ニセコで実施されたツアーが好評だった事から、本市の呼びかけにより、サイクルツーリズムそらち推進連絡会が設立され、北海道運輸局と連携し、平成 25 年度は空知管内で実施することとなったものでございます。今後の取り組みについてでありますが、本市の豊かな自然、歴史、文化や食を一体的に組み合わせた美唄ならではのツアーの実施のほか、各種にイベントや物産展への出店などを積極的に行い、地域経済の活性化が図られるよう観光交流のさらなる推進に努めてまいりたいと考えております。次に、今後のサテライト・キャンパスの展開についてでありますが、新たな分野の講座につきましては、講座の開催状況を勘案しながら、3大学の講師の専門分野と市民ニーズとの調整を行い、講座内容のレベルアップや周辺市町のニーズにも対応した講座の設定も検討してまいります。また、受講者同士の、意見交換や交流につきましては、本年度は、地場産品の販路拡大等の講座において、ワークショップ形式の講義を行うとともに、2月16 日に交流会を開催したところであり、平成25 年度においても、引き続き交流会等を開催し、受講者同士の意見交換や交流を深めるよう、取り組んでまいりたいと考えております。次に、講座の実施時期につきましては、美唄の基幹産業である、農業の従事者の方も受講できるよう、秋期間から冬期間における講座の開催に向けて大学と検討してるところでございます。次に、拠点施設につきましては、現在講座の開催や、フィールドワーク等の大学との協働事業を行うに当たり、市役所や美唄商工会議所等の施設を使用しておりますが、時間的制約や管理面など運営上の課題もあることから、今後においては、市内の施設の利活用も含め、新たな施設も必要であると考えているところでございます。次に、受講生が主体となった運営組織の設立につきましては、講座の受講を契機に自主的なサークルが結成されることは望ましいものの、カリキュラムの設定や共同事業については、大学との調整が重要でありますことから、難しいものであると考えております。最後に、受講者が復習出来るような取り組みにつきましては、どのような手法があるのか、今後の課題の1つとして検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。初めに、施設の利用についてでありますが、市民の皆さんの健康づくりや体力増進のために、総合体育館など既存施設の有効活用に向けて、利用日や利用時間の調整など、利用団体やサークルの皆さんと共に工夫をしてまいりたいと考えております。次に、設備・機材の整備についてでありますが、設備・機材の整備は、安全性を第一に考え計画的に実施しているところでありますが、今後、利用している皆さんが何を望んでいるのか的確に把握するため、施設利用後に気づいた点など、具体的な内容を記入し提出していただくなどの方法を取り入れ、できるところから改善を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。