美唄市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月7日
(1)移住・定住の促進について/(2)教育行政について
2012年12月7日、美唄市議会の一般質問で、吉岡文子議員が「移住・定住の促進について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 安田昌彰が答弁しました。
- 質問者
- 吉岡文子 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 安田昌彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 吉岡文子
2012 年第4回市議会定例会にあたり、大綱2点について、市長及び教育長に質問いたします。大綱の1点めは、移住・定住の促進について市長にお伺いいたします。その1つは、移住・定住促進事業、サポート事業の概要と実績についてお伺いいたします。本市においては、人口増加のために移住・定住促進事業及びサポート事業を展開しています。私から言及するまでもなく、美唄市は石炭産業の隆盛から衰退という歴史をたどってきました。かつては 10 万人に達するかとも言われた人口増加の勢いも、今や2万 5,000 人を維持するのがやっとという状態です。美唄市だけでなく、北海道内といわず日本国内、大都市に人口が集中し、地方は過疎化・高齢化・少子化で地域全体が勢いを失っています。地方自治体、県や道や県単位でもそれぞれの課題を持ちながら人口増加のために移住・定住施策を展開しています。私も、本年度総務・文教委員会で千葉県いすみ市にて行政調査を行い、本市の違いというもの改めて認識してまいりました。そこで、本市の移住・定住促進事業、サポート事業の概要と実績についてお伺いいたします。また、今後の課題についてどのように考えなのかお伺いいたします。大綱の2点目は、教育行政について教育長に質問いたします。その1つは、本市の教育施設への食品用エレベーターの設置状況と管理体制、安全対策についてです。全国各地でエレベーターのトラブルが発生しています。シンドラー社のエレベーターでは、死亡事故が起こったのにもかかわらず、また同じような事故が起こっています。最近人が乗らない小型運搬用や工場に設置された業務用のエレベーターでの事故が報告されています。12 月2日は、愛知県名古屋市の飲食店で、食品を運ぶエレベーターの内部を女性従業員が清掃していたところ、突然動き出し女性が死亡しました。12 月3日には兵庫県姫路市にある工場で荷物運搬用エレベータに男性が挟まりまして、その男性の方も亡くなっています。いずれも警察が調査中で現段階では原因が特定されていません。11 月 27 日には福島県国見町の小学校で女性教員が3階からエレベータを使って台車を乗せようとしたところ、扉が開いたにもかかわらずかごが来ていなかったため勢い余って台車ごと転落しけがをしたということです。1階で別の作業が行われていて、かごがそこにあった。この場合、通常であれば安全装置が働いて3階の扉は開かないはずと言い、不具合があった可能性があるとされております。本市の教育施設でも食品用エレベーターを使っていることと思いますけれども、それらの設置状況と管理体制、安全対策についてお伺いいたします。教育行政の2点目は、給食の食材の安全についてです。昨年の東京電力の原発事故以来、放射能の影響と思われる海の汚染が報道されております。本市の給食の食材に関して、特に魚介類についての検査方法はどのようになっているのか。安全性について、どのような配慮をしているのかについてお伺いいたします。教育行政の3点目には、就学援助に関しての追加3項目、クラブ活動費・生徒会費・PTA会費の取り扱いについてお伺いいたします。過去にも、この点について質問を行ってまいりました。近隣自治体の状況を見て判断するとのことでしたけれども、来年度の予算交渉の時期でもありますし、改めて、どのようなお考えなのかお伺いしたいと考えます。以上、この場からの質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、移住・定住の促進について、移住・定住促進事業、サポート事業の概要と実績についてでありますが、本年度、新たに創設した住宅の新築や中古住宅の購入に対する美唄市移住・定住促進助成制度につきましては、現在のところ札幌市や奈井江町など道内に在住されている方や、大阪など道外に在住されている方から、新築の住宅は8件、中古住宅は7件、新築住宅と中古住宅の両方に関するものが1件、未定が1件の合計 17 件の問い合わせが寄せられているところであります。そのうち、道内在住者で新築住宅2件、中古住宅1件が申請に向けて具体的な準備を進めているところであります。本市の助成制度では、子育て世帯に対し、20 万円の子育て支援加算をつけておりますが、そのほかの移住・定住に向けた、若者や子育て世代等に対する支援制度につきましては、他市の取り組み状況の調査研究を行い、検討してまいりたいと考えております。次に、移住・定住サポート事業につきましては、道の緊急雇用創出推進事業補助金を活用し、年間を通じ1名の臨時職員を雇用してPRパンフレットの作成や、関係資料の発送、アパート経営者との連絡調整、当日の受け入れ対応のほか、本年度より短期に滞在されている方に対してはアルテピアッツァ美唄や東明公園、宮島沼などの市内観光の案内を実施しているほか、美唄市移住・定住推進協議会からは、お礼分とあわせて、おぼろづき5キロの新米を 7 月にお送りをしており、滞在された方より電話やお手紙で好印象を得ているところであります。このような、きめ細かな取り組みを通じて移住・定住につなげてまいりたいと考えております。次に、移住・定住促進事業における今後の課題についてでありますが、本年度、創設した移住・定住促進助成制度については、市のホームページやポータルサイト「ピパ」で市の不動産情報と併せ、情報発信をしているところでありますが、さらにわかりやすく表示する必要があると考えております。この事から、市のホームページを見やすく使いやすいものとなるよう、表示の仕方を工夫するなど改善を図ってまいりたいと考えております。また、移住・定住サポート事業の課題につきましては、戸建て住宅を希望される方や、3名以上で短期滞在される方を受け入れる施設の対応や、さまざまな媒体を通じた情報の発信によるPRのほか、滞在中のホスピタリティーなどを充実させる必要があるものと考えております。そのため、市内の不動産情報の収集に努めるとともに、市のホームページを始め、インターネットでの情報発信や滞在期間中に市民との交流の場を設けることなどの検討のほか、各地で行う観光物産展でのパンフレットの配布などのPRを行い、美唄の知名度のアップ、まちの魅力を積極的に発信してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 教育長 安田昌彰(教育長は2012年12月まで)
吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、教育行政について、学校における小荷物専用エレベータについてでありますが、現在市内の小中学校には、主に給食を2階や3階に運搬するために東小学校に2基、その他の学校に1基ずつの件 11 基が設置されております。エレベーターの管理については、専門委託業者による毎月1回の定期点検により、安全な運行を確保してるところです。また、使用する際には、所定の鍵を用いて電源を入れることにより操作が可能となりますが、エレベーター内の安全装置を所定の位置に納め、扉を完全に閉めないと動かないという安全措置が講じられております。エレベーターの運転に当たっては、このほか鍵を管理し、公務補2人体制で作業に当たり、給食を各フロアに配置してるとこであります。なお、このエレベータに関する児童生徒の事故などはこれまで発生していないところであり、今後とも児童生徒や学校職員等に事故が発生しないよう万全を期してまいります。次に、給食の食材の安全についてでありますが、厚生労働省では本年4月から、より一層食品の安全と安心を確保するため、食品中の放射性物質の新たな基準値が定められ、これを上回る食品は出荷制限の措置が取られているところであります。魚介類につきましては、過去に出荷制限指示の対象となった県の主要水揚げ港等において継続的に検査が行われており、北海道のモニタリング調査や岩見沢保健所の市場スクリーニング検査でもこれまで基準値を超えるものは確認されておりません。このため、学校給食で使用されてる食材については安全が確保されていると考えておりますが、今後も引き続き、国や道など情報を把握し、各食材納入業者と連携を密にしながら、給食の食材の安全確保を徹底してまいります。次に、就学援助についてでありますが、追加された3項目につきましては、本市の厳しい財政状況踏まえ、実施は難しいものと考えているところであります。就学援助制度につきましては、平成 17 年年度から準要保護世帯にかかる補助が廃止され、地方交付税化されるなど、市町村にとって支給実施が困難となっている状況にあり、本市としましても、全国都市教育長連絡協議会などを通じ、国に対し就学援助の財源の充実を継続して要望してるとこであり、今後とも国に働きかけてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 7番 吉岡文子
ひと通りお答えいただきました。ありがとうございました。移住・定住の促進についてというところなんですけれども、先ほども私、かなりの自治体でいろいろな移住・定住に向けた施策を展開しているというお話をしましたけども、美唄市を取り巻く近隣他市町を見てみましても、奈井江、岩見沢においては乳幼児医療費に関して独自の支援策をしておりますし、三笠市においては子育て支援という観点からか、小学校の給食費の無料化ですとか、保育料に関しても幼稚園や保育所の保育料に関して、三笠商品券という形での援助などがあるということを見ても、本市でははっきり言ってほとんどそういったものがありません。乳幼児医療に関しても道の基準の範囲を出ているものというのはありません。総務・文教委員会でいすみ市に行った際に、いすみ市の副市長さんがお話しされていましたけれども、いすみ市では医療費は高校生までが無料だということで、やはりそれが魅力的だと移住を決意する方が多いというお話もありました。気候や雇用環境が違いますので、全く美唄が同じだというふうな事にはなりませんけれども、この乳幼児医療費に関しての助成というのは子育て世代を引きつける有効な施策になっているということは間違いないと思われます。子ども手当が削減されまして、各種控除が子ども手当の前に既に削減されておりますから、子育て世代と言われる中でも税の負担が重くなって、税と連動して、ほかのものが関わってきますので、子育て世代の中にも保育料などが引き上げられるという世帯が生まれているとも聞いております。本市の厳しい財政状況は理解しておりますけれども、やはり今後の課題として、この乳幼児医療費無料化に向けた取り組みが必要ではないかというふうに思いますけれどもお考えはいかがでしょうか。また、移住・定住の観点から、先程ホームページやわかりやすい表示というのがありましたけども、これはいすみですけれども、パンフレットの中に、様々な理由で移住・定住を決意した方が登場しておられて、パンフレットを見ながら、決して私は移住・定住の立場には立っていないけれども、見ているだけワクワクする、いろいろな方のいろいろな決意の様子とかが載っていたパンフレットとかありましてね。ぜひ美唄でも、今回お話の中では住宅取得のための助成事業で、3件の方が今回申請をされるという話ですし、ちょっと暮らしの事業にも、全国からいろんな方が来ておられるということですから、そういった方の承諾を得なければなりませんけれども、当事者の生の感想だとかね、そういったものってのはすごくやっぱり人を引きつけるものがあると思います。そしてまたそういったことが、市内に多く発信されれば、私たち美唄に住んでいる者が気づかない、他の方から来られる方だからこそ気づく美唄の良さっていうのを共有できるのではないかと思いますけれども、そういった工夫なども必要ではないかと思います。特に感想など発信していく必要があるのではないかと考えますけれども、お考えをお伺いしたいと思います。それから、教育行政についてですけれども、エレベーターの安全対策はしっかり取っていただかなければなりませんけれども、特に福島県国見の小学校の状況では、決して美唄で起こらないと言えないことだと思うんです。事故の事後の調査とかも考えながら、安全対策をきちんとやっていただきたいというふうに考えております。それから就学援助に関しての取り扱いは、厳しい財政状況で出来ないというような話でしたけれども、道内で 2012年5月1日現在ですけれども、179 の市町村のうち対象項目としているのがクラブ活動費・生徒会費・PTA会費いろいろありますけれども、自治体ごとに3項目全部やってる所もあればやっていない所もあるので全部が一律ではありませんけれども、クラブ活動費については 179 のうち 78 が対象としています。生徒会費は 72、PTA会費は 81 となっています。今ほどのご答弁では、準要保護世帯に対する国の支援が変わって、一般財源化されたということですけれども、美唄市の状況でもね、全国平均よりも、また全道平均よりも就学援助の利用されている方、多いということは教育長もご存知だと思います。文科省の調査では、7 人に1人の子どもが貧困の状態に置かれているといわれています。そんな結果もあって、就学援助の利用者はどんどん増え続けているわけなんですけれども、家庭の経済的な事情で児童生徒が教育の機会均等の権利を奪われないようにするためのものが就学援助だというふうに考えております。一般財源化されたとはいえ、準要保護世帯に対する国の支出は全くゼロということではなく、交付税に加算されているという考え方ですから、このPTA会費。クラブ活動費・生徒会費、これらについても、ぜひ支給項目に入れていくべきではないかというふうに考えていますけれども、財政が厳しいというところと、それから交付税に算入されているというあたりのところをどのようにお考えなのかお伺いしたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
吉岡議員の質問にお答えいたします。まず初めに、人口減少に関する考え方についてでありますが、人口減少が進む中にあって、経済振興と雇用の創出、子どもを産み育てる環境づくり、移住、交流施策等、総合的な人口減少対策の推進が喫緊の課題と受けとめているところでございます。このため、他市が行っている若者の移住・定住促進の施策や子育て支援の取り組みにつきましては、本市の実情を踏まえ検討してまいりたいと考えております。また、ちょっと暮し事業においては、本市に短期滞在された利用者に滞在期間中のアンケート調査を行い、今後の事業に生かしているところであり、引き続き市のホームページやインターネット、パンフレットなどを活用して、利用者の感想なども含め、町の魅力を伝えてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。
答弁 教育長 安田昌彰(教育長は2012年12月まで)
吉岡議員の質問にお答えをいたします。就学援助制度につきましては、子供たちが学校生活を営む上で、経済的に厳しい家庭に配慮するという趣旨から、必要な制度であると認識をしております。教育委員会といたしましても、本年度本格実施となった中学校での武道実施に当たり、保護者負担の軽減を図るため、公費により柔道着の学校配備を行ったところでもあります。就学援助制度の充実に向けましては、国の財源措置の拡充が必要と考えておりますので、今後とも、道との連携を図りながら、国に対する要望活動を継続してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 7番 吉岡文子
具体的にこういった政策はどうですかということをお伺いしてるんですけど、なかなかそれに対する直接の答えが得られてないんですけれども。移住・定住促進の方の観点では、今ほど市長は人口減対策とか若者の雇用だとかということをおっしゃいましたけれども、私がお願いしたのは非常に有効であると考えています、乳幼児医療費助成をどうするかということです。全部が全部、一遍にやることはないんで、段階を経ての助成でもいいんですけどね。全くお考えは持っていないということなんでしょうか。それとも、今後に向けて検討されるだとかのお考えがあるのかどうか。この乳幼児医療に関してお伺いしてる点については、お答えがなかったというふうに考えますけれども、お願いいたします。それと教育長ですけども、柔道着については、新たな武道という必修科目で、取り入れたってことが分かりました。しかしながら、国に対して働きかけするのはいいんですけれどもね、今ほど私は、全道の取り組み状況をお知らせしました。先ほど、今対象項目としているというところだけお知らせしましたけれども、検討中というところを入れますとね、179 市町村あるうち、100 を越えるところで考えられるということなんですよね。美唄では、これらに関して、国の規準から言いますと、小学校でクラブ活動費、それから生徒会費、PTA会費については、国が大体基準として出してきている 2011 年のものでは、1万 360円、中学生に関しては、クラブ活動費が上がってきていまして3万 8,150 円、これが一応文科省の金額の案なわけですけれども、これは私ちょっと 2011 年度、美唄市において就学援助を受けておられる小学生・中学生に関して、電卓を打ってみたわけなんですけれども、1,000 万までいってないんですね、900 万前後だったんです。先ほども言いましたように、全く廃止されたわけではなくて、交付税措置もされているということですから、今後検討も出来ないというような状況なのか。一切、美唄市においては、準要保護世帯に対してのPTA会費ですとか、生徒会費ですとか、クラブ活動費については、一切見ないというような、そういった冷たいお答えなのかどうか。改めてお伺いしたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
吉岡議員の質問にお答えいたします。移住・定住の促進についてでございますけれども、乳幼児の医療の無料化につきましては、私どもとしても有効な手段の1つであるというふうに考えております。しかしながら財政の健全化中であるため、財政状況ありますことから、これらを慎重に今後も検討していかなければならないというふうに考えております。したがって、これから様々な機会を通じて、皆様方と関係者との協議を行い、これらの検討を深めていくことが重要であるというふうに考えてますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。
答弁 教育長 安田昌彰(教育長は2012年12月まで)
吉岡議員の質問にお答えします。就学援助金制度の項目につきましては、当面、こうした厳しい状況踏まえ、実施は難しいと言うことでございますが、今後、他市の状況も踏まえて、あるいは本市の財政状況等も踏まえて、今後は検討をしていきたいというふうに思っております。以上です。