美唄市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日
(1)農業行政について/(2)移住・定住促進について/(3)道路行政について
2012年6月19日、美唄市議会の一般質問で、金子義彦議員が「農業行政について」「移住・定住促進について」「道路行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。
- 質問者
- 金子義彦 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 金子義彦
おはようございます。平成 24 年第2回定例会にあたり、大綱3点について市長にお尋ねいたします。大綱の1点目は、農業行政についてであります。2点について伺います。その1つとして、担い手対策について伺います。近年農家戸数や、農業労働力の減少、農村の高齢化及び後継者不在の農家の増加が急速に進行しており、地域社会の維持を図っていく上で、すぐれた担い手の育成、確保が緊急な課題となっています。このことは、基幹産業が農業である本市の将来に大きな影響があると思われます。そこで、平成 23 年3月作成されたびばい未来交響プラン第6期美唄市総合計画の都市像である「食・農・アートが響き合う緑のまち美唄、市民のハーモニーでつくる美しき唄のまちを目指して」の実現に向けて、本市農業、農村が将来にわたり持続的に発展する基幹産業のため策定された美唄市農業ビジョンの取り組みの中の地域農業を支える多様な担い手づくりとして、1つに農業後継者の育成、2つに新規就農者の育成確保を、3つ目に女性農業者の育成、4つ目に認定農業者の育成、5つ目に農業生産法人の育成、6つ目にコントラクター組織の育成、7つ目に高齢者の農業支援、7つの取り組みが明記されております。それぞれの取り組み状況について伺います。その2つとして、各作物作付状況及び生育状況についてであります。今冬の豪雪により、作物の生育や農作業に大きく影響を及ぼし、平成 24 年産秋まき小麦の廃耕や、農作業の遅れなどにより、当初の計画より変更を余儀なくされた状況にあると思われますが、先般6月 11 日、市長が作況視察を行った旨の報道がなされました。小麦の廃耕状況と各作物作付状況及び生育状況についてお伺いをいたします。大綱の2点目は、移住・定住促進についてであります。美唄市の人口減少及び少子化・高齢化など、大きな問題と捉えているところですが、将来を担う世代への積極的な支援助成事業を本年度より実施され、大きな期待を寄せているところでありますが、本市の移住・定住に向けた取り組みで、移住者や短期滞在者の受け入れ状況及び新たな事業である移住・定住促進助成制度の問い合わせ等を含めた実績と今後の見通しについて伺います。大綱の3点目は、道路行政についてであります。市民生活にとって大変身近でなくてはならない道路、また、緊急搬送や避難時での利用など、なくてはならない非常に重要な役割の道路でありますが、本市の市道整備状況につきましては、残念ながら近隣市町村に比べ舗装率は低い状態にあり、農村地域での段差のあるところでは、農繁期の穀物等の運搬に支障を来す状況にあると聞いているところであり、市民からの補修や改修整備等の要望が数多く寄せられている状況にあると伺っています。市道の維持管理状況と合わせて、今冬の豪雪による道路施設の被害について伺います。以上、この場からの質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
金子議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、担い手対策に- -40ついてでありますが、昨年 11 月に策定した美唄市農業ビジョンに基づき、これまで実施してきました地域農業を支える多様な担い手づくりの取り組みとしましては、農業後継者の育成では、農業振興基金を活用して、農業後継者の国内・海外の先進的な農業経営事例などの調査研修や、無人ヘリコプターの操作資格習得などを支援したほか、美唄市農業技術員連絡協議会において栽培や防除の技術の指導を行っております。新規就農者の育成・確保では北海道農業担い手育成センターや農協と連携して、新規就農希望者への美唄市での研修に関する情報の提供や相談活動を実施しているほか、人・農地プランに関連して、青年就農給付金制度の個別相談を実施しております。女性農業者の育成では、美唄市農商工連携推進助成事業により、農村女性グループの農作物を活用した新製品の開発及び販路の開拓の取り組みを支援しているほか、女性グループの自主的な研修に対する相談指導なども行っております。認定農業者の育成では、各農協の地域農業再生協議会とともに認定農業者または認定を受けようとする農業者を対象に、経営診断を実施しているほか、先進的技術の導入を含む生産方式や経営改善方策の提示等、農業者の経営改善への取り組みなどの支援を行っております。農業生産法人の育成では、地域農業再生協議会と連携した育成のための方策などについて検討を進めております。コントラクター組織、いわゆる農作業受託組織の育成については、新たに組織を立ち上げようとする際に必要となる作業機械の導入や、技術の取得を支援しております。高齢者の農業支援では、高齢農業者の豊富な知識や経験、技術等を活かせる仕組みづくりについて農協などと検討を進めております。いずれにしましても、本市農業が将来にわたり、持続的に発展していくためには、農業ビジョンに掲げた、農業生産や地域活動を担う多様な人づくりは重要な課題であることから、今後とも関係機関・団体等と連携した取り組みを推進してまいりたいと考えております。次に、作物の作付及び生育状況等についてでありますが、秋まき小麦の廃耕状況について、5月末時点の状況で申し上げますと、廃耕見込み面積は 411 ヘクタールで小麦から他作物への転作した面積は、大豆へ 245 ヘクタール、緑肥へ 106 ヘクタール、春まき小麦へ31 ヘクタール、水稲へ 16 ヘクタールなどとなっております。次に、各作物の生育状況等についてでありますが、水稲は作付面積が 4,379 ヘクタールで、移植栽培では、田植作業が平年よりも3日から5日程度遅れたものの、生育は6月1日現在、2日遅れと回復しつつあります。また直播栽培では、整地作業やは種作業が平年よりも遅れたものの、その後、好天で推移しており、生育は、おおむね良好であります。秋まき小麦は、作付面積が 1,498 ヘクタールで、雪解け後の生育は、一時、平年よりも 15日遅れておりましたが、6月1日現在、3日遅れと回復しつつあります。春まき小麦は、作付面積が 341 ヘクタールで、初冬まきでは、は種作業が平年よりも早かったことから、生育はおおむね良好でございます。大豆は、作付面積が 1,343 ヘクタールで、品種によっては、は種作業が平年よりも遅れたところもあ- -41りましたが、その後は、好天に恵まれ、生育はおおむね良好であります。なお、雨が少ないため発芽が遅れているほ場が一部あります。玉ねぎは、作付面積が 49 ヘクタールで、は種作業は、ほぼ平年並みに始まり、生育はおおむね良好であります。グリーンアスパラは、作付面積が 55 ヘクタールで、ハウス栽培の収穫作業は、平年よりも 10 日以上遅れて始まり、現在、夏の収穫に向けて株の養分を蓄えております。また、露地栽培の収穫作業は、平年よりも5日程度遅れて始まり、現在も収穫作業が続いておりますが、雨が少ないため細い規格のものが多い状況です。今年は大雪による農作業の遅れや農産物の生育への影響を大変心配しておりましたが、アスパラなどに影響が生じたものの、おおむね生育は回復の兆しにあるため、少し安心したところであり、今後も天候に恵まれ、このまま順調に回復し推移していくことを願っているところであります。次に、移住・定住促進について、移住・定住促進事業の実績と今後の見通しについてでありますが、平成 19 年8月に、民間の皆さんと一緒に美唄市移住・定住推進協議会を設立して、移住・定住の取り組みを具体的に進めてまいりました。取り組みの内容といたしましては、市のホームページや美唄ファンポータルサイトピパで市内のアパートを活用した短期滞在の受け入れに関する情報や、不動産情報を発信しているほか、移住・定住に関する相談や受け入れを行っているところであります。美唄市移住・定住推進協議会による移住者の実績は、平成 21 年度は京都からのUターン者が1名、平成 22 年度は札幌より1名の合計2名となっており、短期滞在された方の実績は、平成 23 年度では9組 20 名の方が延べ 424 日間滞在されている状況であります。本年度におきましては、10 組の方からの問い合わせがあり、3組6名の方が7月から8月にかけて、短期滞在される予定であります。次に、本年度から新たに創設した住宅の新築や中古住宅の購入に対する助成制度については、電話等での問い合わせが 12 件で、そのうち3件が申請に向けて準備をしているところであります。また、窓口対応や資料発送等の受入対応業務の充実を図るため、道の緊急雇用創出推進事業補助金を活用し、臨時職員を雇用してきめ細かなサービスに努め、移住・定住に結びつける取り組みを進めてるところであります。次に、道路行政について、市道の維持管理についてでありますが、融雪後の凍上した道路には土のうを設置し、段差解消に努めているほか、舗装道路の穴埋めなども適時行っているところであります。また、砂利道においては、グレーダーによる路面整正や、砂利敷き、塩化カルシウムによる防じん処理、市直営並びに道路愛護組合による道路路肩部の草刈りや清掃などを行っているところであります。今後も、市道については、順次、市による道路パトロールを行い、道路の状況を把握して、地域住民の意向も踏まえ、市道の維持管理に努めてまいりたいと考えております。次に、昨年度の豪雪による道路施設の被害についてでありますが、被害については、ありませんでしたが、通常3月上旬から中旬にかけて行っておりました農村部の道路の雪割り作業が昨年度の豪雪により、積雪量が多く、- -42作業に相当時間を要したことから、3月下旬までずれ込んだところであります。以上でございます。
再質問 9番 金子義彦
自席より再質問させていただきます。それぞれ、ご答弁をいただき、大変ありがとうございました。この席より2点ほど再質問させていただきます。その1つは、移住・定住促進ついてでありますが、新規の事業は本年度4月からの実施ということで、まだ確実な実績になっていないということでありますけれども、3件の申請の予定があるということで安堵しているところでございますけれども、更なる努力をしていただき、移住・定住に結び付けていただきたいと思います。このような対策も、人口減少に対する一助だと考えております。こういった人口減少に備えるべき市長のお考え及び具体的な施策について伺います。2つ目に、市道の維持管理についてでありますけれども、いまほどのお話ですと、土のうによる補修、穴埋めなど、一時的な補修にとどまっている状況かと思います。このままですとやはり限界があるのではないかというふうに考えるところであります。危険と思われる箇所や同じ場所でも何度も補修しなければならない箇所など、根本的な解消をしていくべきと考えますが、今後の維持管理について、また、本年度の整備状況について伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
金子議員の質問にお答えいたします。初めに、人口減少対策についてでありますが、本市の人口は、死亡者数が出生者数を上回り、転出者数が転入者数を大きく超えるなど、自然減に加えて社会減も止まらず、減少が加速している状況にあります。そのため、経済の振興と雇用の創出、子どもを産み育てる環境づくり、移住・定住施策等、総合的な人口減少対策の推進が、必要と考えております。具体的な取り組みの主なものといたしましては、経済振興と雇用対策としては、農商工連携事業の促進や企業立地活動の推進、子育て支援対策としては、地域における子育て力を育むため、地域子育て拠点支援事業を実施しているほか、移住・交流施策では、美唄の食・農・環境などの地域資源、まちの魅力を積極的に発信し、移住・交流人口の増加につなげてまいりたいと考えております。このような取り組みのほか、さまざまな事業を総合的に推進して、安全・安心なまちづくりの実現に向けて取り組んでまいります。次に、今後の道路の維持管理についてでありますが、今後も、市による道路パトロールや市民からの情報などをいただき、路面状況などを調査し、車両等の通行に支障のないよう、維持管理に努めてまいりたいと考えております。道路整備につきましては、現在、道路整備計画に基づき、順次整備を進めているところでありますが、今後も厳しい財政状況にあることから、いろいろな制度を活用しながら、十分検討してまいりたいと考えております。また、今年度の主な整備状況についてでありますが、3地区の延長 440 メートルを、舗装整備が市道拓北・峰樺西7号線のほか7地区の 1,440 メートルを、側溝整備が峰延地区- -43ほか 14 地区の 960 メートルを予定しており、今後も、安全で安心できる生活環境の実現に向けた、道路の維持管理と整備に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。