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美唄市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月10日

(1)指定管理者制度について/(2)雇用問題について/(3)地域資源の活用について/(4)美唄市の景観について

2008年3月10日、美唄市議会の一般質問で、高橋幹夫議員が「指定管理者制度について」「雇用問題について」「地域資源の活用について」「美唄市の景観について」について質問し、市長 桜井道夫が答弁しました。

質問者
高橋幹夫 議員
答弁者
市長 桜井道夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 高橋幹夫

平成20年第1回定例会において、大綱4点を市長に質問させていただきます。まず始めに、大綱の1点目は指定管理者制度についてお尋ねいたします。一つ目は、導入後の検証についてであります。美唄市は平成18年度から指定管理者制度が導入され、本格的な管理運営を委託されたところでありますが、その管理者は制度導入の意義である、施設サービスの向上、施設の管理運営の効率化が求められているわけであります。このような制度導入の趣旨が、最大限生かされるためには、それぞれの施設の特性に応じ、きめ細かい対応が必要になってくるかと考えます。制度導入から2年以上経過した今日、市として指定管理者制度導入の効果が十分に表れているのか、制度導入における検証と認識についてお伺いいたします。2つ目は、今後の対応についてであります。指定管理者制度の導入後、各指定管理者では、各施設において創意と工夫による施設運営が行われているところでありますが、実際はそれぞれが極めて厳しい状況の中で懸命に努力されていると聞き及んでおります。果たして、これら指定管理者が十分な事業活動を行えるような運営環境になっているのか。例えば、各指定管理者で働く従業員の数や賃金、労働条件がどのようになっているのか。市として現状を把握した上で、指名した責任者として、今後の対策などについて対応をしていかなければならないと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。次に、大綱の2点目は、雇用問題についてお伺いいたします。その一つ目は、市内雇用の課題認識についてであります。北海道においての北海道雇用創出基本計画は、平成17年度から19年度の3カ年で8万人の雇用を創出するとしており、17年度、18年度の両年度の合計で目標の5万5,000人に達し、5万6,771名の実績と報告されました。しかしながら、美唄市においてはここ数年、工業団地における新規企業の進出や商店街における新規店舗の開業などの伸びもなく、反対に、廃業、撤退、倒産と言ったマイナス的な要素が多く見受けられ、雇用が拡大されているとは全く感じられないのが市内雇用の実態と考えます。商工会議所としても、雇用の創出に懸命な努力をしておりますが、大きな成果を出し得ていないのが現状であります。官民一体の連携が更に必要と考えますが、市長の見解をお伺いいたします。また、雇用の内容にも大きな課題があると思います。市内における雇用の現状や産業の実態は依然として厳しく、パート、有期契約、派遣などと言った非正規労働者が増大しているのが現状であります。市は、こうした雇用形態に置かれたそれぞれの労働者数をどう把握しているのかお伺いいたします。併せて、こうした低賃金労働者の増大、福利厚生の適用基準外に置かれた、雇用者の増大などは、税収や社会保障負担など、市の財政にも影響を与えると考えますが、そのお考えについてもご見解をお伺いいたします。その2つ目は、雇用創出に向けた対策についてであります。北海道では、雇用創出計画において、先に述べた雇用形態、雇用条件の把握を踏まえた雇用条件の確保、向上などを加味した組み立てを行っていく必要がある、そういった観点から非正規労働者への対応を含めた使用環境の整備を計画的に位置付け、その推進に取り組んでおると聞いておりますが、市としては今後どのような連携をとり、雇用対策を推進していくのかお伺いいたします。次に、大綱3点目といたしまして、地域資源の活用についてお伺いいたします。その一つ目は、道の北海道遺産構想に関する認識についてであります。北海道遺産構想とは、次の世代に引き継ぎたい、北海道ならではの宝物を掘り起こし、その保全や活用を図り、新たな魅力作りを進めようとする民間団体の取り組みであります。有形無形の財産の中から北海道民全体の宝物として、平成13年度と平成16年の2回にわたり、52件の北海道遺産が認定されました。このことは、地域の魅力が道内外に発信されるとともに、新たな観光資源が生まれ、交流の活性化が図れるなど、地域の活性化に役に立つ、さらには、人や応援企業がそれぞれの立場で遺産の保全活用に取り組み、多くの成果を上げているものと考えます。こうした地域資源を生かした活動は、活力ある地域づくりにおいて大変重要なことと考えますが、市長のご認識をお伺いいたします。その2つ目は、美唄市の地域資源を生かした施策についてであります。当市において、北海道遺産構想の際に選定されなかったものの、宮島沼やアルテピアッツァ美唄、東明公園の桜など、きらりと光る地域資源が多く存在しております。今回、北海道では、北海道遺産に認定されたもの以外で、地域にいる人々が大切にしている資源を活用した、独自のまちづくりに取り組む事例が多かったことから、「北海道村の宝物探しプロジェクト」を実施すると聞き及んでおります。こういった新たな資源を宝と位置付け、地域初の新たなスポットを当てる方策を活用し、地域の活性化に結び付けていくことが必要であると考えますが、市長の見解をお伺いいたします。最後に、大綱4点目として、美唄市の景観についてお伺いいたします。その一つ目は、景観資源を活かした地域振興についてであります。美唄市における景観についての行政的な関わりとして、美唄市緑化条例、美唄市都市公園条例、あるいは、美唄市建築基準法といった、条例や例規、あるいは、美唄21世紀まちづくりプラン、美唄市自立推進計画などには、宮島沼保全活用計画や、都市環境において一部景観に規制がある規則は存在しますが、平成16年度に制定された景観法に基づく基本的な構想がないことから、美唄市の広大な田園、東明公園の桜や日本一の国道一直線、ふるさとの丘から見える広大な風景、そういった自然景観、田園景観、沿道景観、沿線景観の特色に生かした広域的な景観づくりが戦略的に行われず、せっかくの景観資源を最大限に有効に活用できていないのではないかと考えます。北の大地の豊かな自然や北国における日々の暮らしと地域の資源を生かした、農業の反映である空知美唄の美しい景観は、まちづくりや観光などの地域産業にとって重要な資源と考えますし、景観計画区域を設置することで、景観資源が持続可能な地域づくりに資することはその価値を高め、まちづくりや産業の振興に大きく期待することができると考えます。そこで、美しい景観を有する美唄を後世に残すために、景観資源を生かした地域振興についてのお考えを市長お伺いいたします。その2つ目は、景観条例と景観行政団体についてであります。さきに述べた地域の景観資源を活用し、地域振興を図るため、あるいは市民の景観に関する意識を高めるために、美唄市が景観行政団体になることや、独自の景観条例を制定することも必要かと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

高橋議員の質問に順次お答えいたします。初めに、指定管理者制度について、導入後の検証についてでありますが、本市におきましては、指定管理者制度を平成18年4月からこれまで53施設に導入しております。指定管理者制度の導入に当たりましては、公の施設の適切な管理運営を確保するため、指定管理者の指定手続等に関する条例に基づき、管理業務についての定期、臨時の報告、及び現地調査を始め、毎年度業務終了後に事業報告書の作成及び提出を義務付けております。また、市としましては、指定管理者制度が新たな取り組みであることから、法令等に基づくもののほか、昨年8月、平成18年度に制度を導入した39施設のうち、交流拠点施設、アルテピアッツァ美唄など、多数の皆さんが利用する6施設を対象にモニタリング調査を試行・実施しております。次に、今後の対応についてでありますが、検証等の内容につきましては、法令等の遵守をはじめ、事業報告書の主な項目として、管理状況の実施状況、施設の利用状況、料金収入の実績、その他管理の実態を把握するために必要な事項となっており、管理業務について改善を要する事項については、必要な指示・指導を行うこととしております。また、昨年、試行・実施したモニタリング調査につきましては、新年度において「指定管理者モニタリングマニュアル」を作成し、指定管理者である市の調査・評価と合わせ、指定管理者自らが行う自己評価やアンケート調査などを行い、検証体制や内容の充実を図ることとしております。次に、雇用問題につきまして、雇用の課題などについてでありますが、本市の有効求人倍率は0.33倍となっており、全国的には景気が回復していると言われているものの、北海道や本市における地域経済や雇用関係は依然として厳しい状況にあります。こうした雇用環境の改善を図るためには、既存産業の振興や地域の雇用おこしなどによる雇用の受け皿作り、また、企業が求める人材の育成などの就労者対策が大きな課題と認識しております。次に、正社員と非正社員との違いについてでありますが、平成18年の事業所・企業統計調査の結果では、常用雇用者のうち正社員の割合が65.7%、非正社員が34.3%となっており、平成18年度調査との比較で申し上げますと、非正社員の割合が3.2ポイント増加しております。このことは企業間の競争が激化するとともに、就業意識の多様化が進む中で、非正社員が増加したものと考えております。市といたしましては労働団体が行う労働相談に対する支援などを行い、パートなどの就業形態が労働条件などの面で不利とならないよう、働き方に見合った均衡ある処遇や正社員化への転換促進など、パートタイム労働法をはじめとする関係法令の普及啓発について、国や道、商工会議所など関係団体と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。次に、雇用対策についてでありますが、市においては事業所に対する支援として、雇用の創出に対する助成制度や経営の安定・振興を図るための融資制度、産業構造の高度化等に対応しうる人材の養成を図るための助成制度を実施しているほか、求職者や新規学卒者に対しては、スキルの高い人材が求められていることから、就職に必要な技能習得のための助成を実施しております。また、新たな雇用創出につきましては、企業誘致に積極的に取り組むとともに、今後は産業間の横断的な連携・協力のもと、地域資源を活用して域内循環を高め雇用おこしにつなげていきたいと考えております。次に、道の計画と本市との連携についてでありますが、北海道では平成17年に計画期間を3年とする北海道雇用創出基本計画を策定し、中小企業の振興対策や一村一雇用など、雇用創出に向けた施策の展開がなされております。本市におきましても中小企業等への情報提供を始め、NPO 団体に対する一村一雇用の助成手続きなど、連携を深めながら積極的に取り組んできたところであります。今後も引き続き北海道や関係団体等と連携を図り、雇用対策の推進に努めてまいりたいと考えております。次に、地域資源の活用について、北海道遺産構想についてでありますが、北海道遺産構想は次の世代に引き継ぎたい北海道ならではの宝物を掘り起こし、環境や教育などの資源として活用し、新たな魅力作りを進めようとする民間主体の取り組みであり、平成13年、16年の2回にわたり、52件の北海道遺産が選定されました。本市に関連するものとしては「空知の炭鉱関連施設と生活文化」「北幹線用水路」「石狩川」があります。このような北海道遺産に関しては、地域の魅力が道内外に発信されることにより、新たな観光資源が生まれ、交流の促進が図られるなど、地域の活性化につながるものと考えており、本市においても、道や民間などとの連携によりその有効な活用をさらに検討してまいりたいと考えております。次に、地域差を活かした施策についてでありますが、先般、北海道遺産を選定した北海道遺産構想推進協議会から「ほっかいどうムラの宝物さがしプロジェクト」を実施する旨の案内がありました。このプロジェクトは北海道遺産だけではなく、北海道各地の宝物を掘り起こし、新しい地域の魅力の創造を図っていくことが目的であります。本市におきましても、「地域力活用事業」として、美唄の新しい魅力を発見する「びばい百景選定」などを予定しており、地域資源を見つめ直し、その魅力を発信するという点で、同じ考え方に立つものと受けとめております。今後、このプロジェクトも視野に入れ、「地域力活用事業」を進めてまいりたいと考えております。次に、美唄市の景観について、景観資源を活かした地域振興についてでありますが、美唄市には、管内随一の桜が誇る東明公園、他に例を見ない防風林・アルテピアッツァ美唄、宮島沼など、たくさんの景観資源があり、これまで桜の苗木の植樹、防風林の維持・保全、アルテピアッツァ美唄の充実、宮島沼の保全など、後世に残す地域資源としてその保全・活用に努めております。今後とも、これらの景観資源の活用を図り、自然環境の保全、交流の促進、文化の振興、農村の振興等に生かしてまいりたいと考えております。次に、景観条例についてでありますが、現在、北海道では良好な景観づくりを進めることを目的として、景観計画を策定中であります。市といたしましては、北海道の動向を見極めて対応してまいりたいと考えております。

質問 4番 高橋幹夫

自席から何点かご質問させていただきたいと思います。まず、指定管理者制度についてなんですが、これまで53の施設に制度を導入し、平成20年の4月から新たに総合体育館と、それから体育センターの2施設に導入するということのご答弁がありましたが、今後、美唄市として新たに考えられる指定管理する施設や、部門、そういったものがどういったものが考えられるのか、また、そういったことがあるとすれば、今後の実施計画などありましたら、お伺いをしたいと思います。次、雇用問題についてなんですけれども、現実的には企業の衰退や、倒産、撤退など、非常に進んでいるというふうに認識しております。地域経済が本当に混沌として、閉塞感が漂っているというようなことも事実だなというふうに思います。私は経済界に身を置く者として、常に地域の発展は雇用の確保による労働者人口の増加というふうに考えております。美唄市はいつの時代も、雇用に対するさまざまな事業が実施され、懸命な努力をされてきた。本当に高く評価をするところでございますけれども、それぞれの時代背景にかんがみた実態の検証や分析等はどのようにされてきたのかなということをお伺いしますし、またそれが現状からみて適当な政策だったのか、本当に効果があったのかというようなこともお伺いしたいというふうに思います。地域資源の活用についてなんですけれども、ほっかいどうムラの宝物さがしプロジェクトについては、エントリーの締め切りが間近というふうにお伺いしております。美唄百景選定と同じ旨の趣旨というようなご答弁でありましたけれども、一刻も早く地域振興を図るという観点からですね、早急に取り組む姿勢は必要ではないかと思いますが、これについてまずお考えをお伺いします。景観についてなんですけれども、田園風景や一直線道路などの広域的な景観は自治体単独ではなかなか難しいと、限界があるのではないかなということから、それに携わる市町村が一体となった政策が必要と考えます。引き続き検討されるというご答弁でしたので、国や道と連携を取っていかなくてはいけないと思うんですが、この辺についてお伺いいたします。最後になりますけれども、北海道では景観法に基づく景観計画を策定し、その計画に基づき、建築物等の規制を行ってきており、そのことによって地域の優良な景観形成を図ることが可能となっていると聞いております。このことから、全道の市町村をブロックごとに会議の開催などをし、景観法の活用に周知を図るとともに、必要なアドバイスを行って市町村が景観法に基づく景観行政団体として取り組みを進めていけるように積極的に働きをかけてきたと聞いていますが、美唄市としてはそれに合わせて今後どのように対応していくのかお伺いしたいというふうに思います。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

高橋議員のご質問にお答えいたします。初めに、指定管理者制度の今後の実施計画についてでございますが、今後におきましても、指定管理者選定委員会の検討を踏まえ、市民サービスの向上や経費節減等が図られると見込まれる施設につきましては、順次移行してまいりたいと考えております。なお、新年度においては総合体育館、体育センターの2施設に導入することとしております。次に、雇用対策についてでありますが、今日の経済のグローバル化や公共投資の縮減などによりまして、地域経済は依然厳しい状況が続いております。昨年の11月に、市で実施した経営動向調査では、売上げ減少や資金繰り悪化と回答した企業が多くあり、経営状況の悪化が雇用にも大きく影響しているものと考えております。このような中においても、一部企業におきまして、異業種間交流による新製品の開発が行われ、また、本州企業の北海道進出の動きなどが出てきております。こうした状況や事務事業評価などの結果を踏まえまして、市といたしましては、引き続き企業誘致に取り組むとともに、産業間の横断的な連携・協力のもと、地域資源を活用し、域内循環を高めるなど、今後も北海道や関係団体と連携を図りながら、雇用対策の推進に努めてまいりたいと考えております。次に、地域遺産についてでありますが、このプロジェクトにつきましては、第1次募集が本年3月14日までとなっておりまして、平成20年度以降申請は随時受け付け、年2回の登録審査を行うこととされております。4月以後も、申請が可能なことから十分検討の上、対応してまいりたいと考えております。次に、美唄市の広域的景観の政策についてでありますが、これまで国道12号の緑化につきまして、国と協議を行ってまいりました。また、本年度から北海道では「元気そらち、産炭地域活性化促進事業」に着手し、「空知産炭地域活性化戦略会議」などの開催を通じて、地域資源の現状と課題の把握、その活用方策、民間主導の自律的・継続的な地域活性化運動の手法と実践についての検討を行い、平成20年度中に活性化策を取りまとめ提言することとなっております。市といたしましては、今後、国・道の動向をふまえまして、景観資源を活用した地域振興のあり方について、必要に応じて協議してまいりたいと考えております。次に、景観条例についてでありますが、昨年度、北海道主催の「市町村景観担当者会議」が開催され、景観法の仕組みと景観行政団体及び景観計画等の説明、さらには「(仮称)北海道景観計画」の策定の内容などについても説明がありました。美唄市としては、今後、北海道からの情報収集に努めるとともに、他市町村の動向を見極めてまいりたいと考えております。

質問 4番 高橋幹夫

指定管理者制度について最後に一点だけお伺いしたいと思います。指定管理者制度の選定においては、受け皿が熟成、すなわち指定管理能力が備わっていない場合においては、協働のまちづくりの観点から、市の指導や講習のもと、運営できる環境づくりをすることが必要ではないのかと思います。このことは、多くの市民参加による管理運営を目指すことというようなことになるかと思いますが、この辺について再度お答えをいただきたいと思います。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

指定管理者制度の今後の対応についてでありますが、市といたしましては、指定管理者による管理の状況を常に確認・評価し、指定管理者と協働して適切な管理がなされるよう取り組んでまいりたいと考えております。また、モニタリングの検証結果などを活かしながら、市民参加を含め民間活力を活かし、市民ニーズにあったサービスの提供やコスト縮減が効果的かつ効率的に図られるよう指定管理者制度の充実に努めてまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月10日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる