美唄市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月5日
(1)地域経済について/(2)行財政改革について
2010年3月5日、美唄市議会の一般質問で、高橋幹夫議員が「地域経済について」「行財政改革について」について質問し、市長 桜井道夫、総務部長 安田昌彰が答弁しました。
- 質問者
- 高橋幹夫 議員
- 答弁者
- 市長 桜井道夫、総務部長 安田昌彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 高橋幹夫
平成22年第1回定例会において、大綱2点について市長にお伺いいたします。大綱の1点目は、地域経済についてであります。その1つ目は、第6期美唄市総合計画における地域経済計画についてであります。我が国の経済状況は、国内需要は依然弱いものの、輸出の増加とあわせて生産も持ち直すなど、下げ止まりに向けた動きが見られると言われ- -49ておりますが、政権交代による政策の方向が不透明など、不安要素を抱えたまま推移しているとも言えます。また、道内景気は、個人消費は横ばいで推移している中、失業率が高い水準で保つなど、特に雇用情勢は厳しい状況が続いていると考えます。このような中、当市においては、昨年の農作物の不作や、依然として消費の冷え込みが続き、中心市街地の疲弊や、少子高齢化が加速する中、人口の減少の一途をたどっており、あらゆる業種、業態に影響を及ぼし、極めて厳しい経済状況にあると言わざるを得ません。そこで、平成22年度をもって終了する第5期美唄市総合計画においては、豊かで活力ある産業が広がるまちづくりを基本としながら、地域産業の振興の推進にさまざまな事業を通じ、努められてこられましたが、今までの課題や問題点をどのような形で整理され、現在策定中であります第6期美唄市総合計画に反映されようとしているのか、お伺いいたします。その2つ目は、地域の特性を生かした経済対策についてであります。経済の発展には、国の大胆な政策が必要でありますが、地域独自の活性化により、景気を回復させる施策も並行して考えなければなりません。これからは市内住民を対象とした市内消費による活性化には限界もあることから、市外からの消費者を呼び込み、消費拡大を推進することも必要になってくると考えます。そのために、地域資源を生かした魅力的な観光対策が不可欠と考えますが、観光がもたらす経済振興の当市における考え方をお伺いいたします。次に、美唄市が豪雪地帯という地域性をいかした推進事業であります。大規模冷温食糧備蓄基地誘致について、お伺いいたします。長年、商工会議所や農業を初めとする関係団体と議論を重ね、施設が地域でもたらす経済の振興や活性化などといった必要性を共通認識しながら、誘致活動を推進して来たことは承知しているところでございますが、他市町村における雪氷エネルギー利活用の研究の活発化や、国の政権交代の影響によって、方向が不透明な状況にあることから、取り組みに先駆的な当市においては、実現に向けての誘致活動をさらに加速することが必要と考えます。市長の御見解をお伺いいたします。次に、本市における移住・定住の推進について、お伺いいたします。本市における人口の減少は深刻な問題であり、地域経済の発展とは密接に関係し、業者にとっては死活問題になっていることから、本市における人口対策は急務であります。このことは、他の自治体にも共通する課題であり、対策に苦慮しているところが大半を占めていると認識しております。しかしながら、市有地の安価提供や、税金の優遇措置、生活環境の改善など、特色ある独自の政策により、移住・定住を推進し、結果、人口増に転じている自治体も少なくないと承知しております。就労や日常生活の利便性といった課題もあることから、人口増が地域経済の活性化に直結するとは考えにくい点もございますが、このことは、少なからず地域の疲弊の解消に向かい、地域に対する希望もわいてくると考えます。そこで、当市における移住・定住の推進について、今までにおける事業の検証と、課題の解決に向けた今後の取り組みについて、お伺いいたします。- -50その3つ目は、農商工連携についてであります。農商工連携とは、農林水産業者と商工業者がそれぞれの有する経営資源を互いに持ち寄り、新商品、新サービスの開発などに取り組むことであり、平成20年7月に農商工等連携推進法が施行され、取り組もうとする事業者の方々の事業計画を国が認定し、認定された計画に基づいて事業を実施する方々を各種支援策でサポートするもので、農林水産省と経済産業省が共同で支援しております。既に、全国では地域特産品の販売するインターネットサイトの立ち上げによる販路の開拓支援や、商店街の空き店舗を活用した地元農林水産物のアンテナショップを設置・運営する事業への補助金など、さまざまな施策を実施していると承知しております。そこで、本市における農商工連携の考え方について何点かお尋ねします。まず初めに、商品やサービスの販売利益を長期的に安定・拡大させるためのブランドの確立についてお伺いします。ブランド化によって、指名買いするユーザーの獲得が可能になりますが、そのためには、他とは異なる魅力や容易にまねされない商品といった、価値の厳選が必要と言われております。美唄市にはおいしく安心で安全な農作物がたくさんあることから、ブランド化を推進することで特色のある商品の開発や販売がさらに加速し、地域の活性化が図られると考えますが、御見解をお伺いいたします。次に、関係団体とのネットワーク化についてであります。農商工連携で欠かせないのは、生産者から販売者まで多くの関係者が目的意識や情報を共有することであります。消費者ニーズの把握や景気動向といった事由の検証や、持続可能な経営力を身につけ、人材、資金、生産資源、技術、ノウハウなどといった経営資源の質と量を充実させるためにも、多面的な角度からのネットワークの構築が必要であると考えますが、御見解をお伺いいたします。次に、地域ICT利活用モデル推進事業についてであります。美唄市の情報をタイムリーに提供し、美唄ファンを増やす事で、地域の活性化を図る地域ICT利活用モデル推進事業は、国からの支援が終了し、今年度より独自の事業展開を図ることとなりました。3年間の実証を振り返り、その結果からどのような成果や課題があったのか。また、その継承を踏まえ、今後どのように事業展開をされようとしているのか、お伺いいたします。その4つ目は、中心市街地活性化についてであります。中心市街地活性化については、以前にも一般質問で取り上げさせていただき、確立に向けた取り組みの現状や方向性を御答弁いただきました。他市町村の取り組みに目を向けると、平成21年5月に、内閣府は、市街地の整備改善、都市福利施設の整備、まちなか居住の推進、商業の活性化や公共交通機関の活性化などの一体的な推進など、146の認定事例を公表しており、その中には、岩見沢、砂川、滝川といった空知管内の事例も含まれております。1998年まちづくり3法の制定により、中心市街地活性化の支援策が強化され、本市も早くから取り組んできた経緯もあります。美唄市として、推進に当たり、取り組みに参加されているわけですが、関係団体ではどのような協議がなされている- -51のか、現状をお聞かせください。また、現在抱えている課題や今後の予定と方向性や展望についてもお伺いいたします。その5つ目は、人的資源の発掘と人材育成についてであります。地域で長く企業を経営していると、企業経営のための研修会などに多くの参加をする機会があり、その中で、「人は宝」という言葉をよく耳にします。これは、人材が会社の繁栄を築き、会社への貢献と社員の幸せにつながるという理念であります。人材の発掘と育成は、地域の活性化をつかさどる重要な営業、経営戦略であるという観点から、何点かご質問させていただきます。まず初めに、観光大使の設置についてでありますが、その地域の関心をもって行動を起こしていただくために、地域の魅力を対内的、対外的に情報を提供することが必要と考えます。ネットや広報誌は、広域で瞬時に提供できるツールとしては有効ですが、人に物を伝えるためには、体面で心の通ったコミュニケーションをとることが、最も説得力があり、重要な情報提供の方法だと考えます。そこで、美唄市の魅力を細かく提供できる専門員の必要性は過去にも御答弁をいただいて認識をしておりますが、今後に向けた展開として、庁内外の公募によって専門員を採用し、権限と予算を担保してあげる事で、やる気と責任が育まれ、積極的に事業を進めることができると考えますが、市長の御見解をお伺いいたします。次に、永年勤続従業員表彰についてでありますが、商工会議所では、長くその企業の職務について、勤務内容も優秀な人材に対し、勤続年数に応じ表彰する制度がございます。人を褒めるという行為は、日常生活の中においても相手に対して敬意を表する、極めて人間的な行為と考えます。永年、地域経済の原動力として貢献してきた市民に対し、美唄の誇りとして表彰する事は、「人は宝」の観点からも最も重要なことではないでしょうか。ぜひ実現に向けて、関係団体ともご協議をいただきたいと考えますが、御見解をお伺いいたします。次に、経営教育についてでありますが、経営感覚に優れた担い手の確保・育成は、将来の地域経済の動向に大きく影響を及ぼすものと考えます。子どもの頃から企業や商売の楽しさに触れることで、仕事に対する苦労やお金や物に対する認識が育まれると考えます。また、企業支援、インキュベーター事業の確立は、構造変化によって多様化する社会ニーズに合わせた企業興しを推進することにつながり、将来の雇用を生み出すことになります。そこで、関係団体と連携を図りながら、市街の空き店舗や空き地を活用し、子どもマルシェや田舎の子ども仕事館などといったチャレンジショップを開催し、世代間交流などの展開を考えてみることも重要と考えますが、御見解をお伺いいたします。次に、障がい者雇用についてお伺いいたします。美唄市には何らかの理由で就業ができない市民もたくさんおられ、特に障がいを持つ市民は、就職先も限定され、将来に希望が持てない方も少なくないと聞いております。国は、障がい者の就労威力は近年急速な高まりを受け、障がい者が就業を通じ誇りを持って自立した生活を送ることができるよう、障がい者雇用対策を進めております。具体的に- -52は、障がい者の雇用の対策として、企業に対し雇用する労働者の1.8%に相当する障がい者を雇用することを義務付けております障がい者雇用率制度があります。また、これに満たさない企業からは、納付金を聴取しており、雇用義務数より多くの障がい者を雇用している企業に対し調整金を払ったり、障がい者を雇用するために必要な施設設備費等に助成をしたりしております。加えて、障がい者本人に対し、障がい者就業訓練や、職業紹介、職場適応援助者等の就業リハビリテーションを実施し、それぞれの障がい特性に応じたきめ細かな支援がなされるよう配慮されております。そこで、国や道の施策が円滑に実施されるためにも、各自治体として、役割もさらに重要になってきている事から、美唄市としての障がい者雇用に対する考え方と、現状の支援策をお伺いいたします。大綱の2点目は、行財政改革についてであります。その1つ目は、職員の研修についてお伺いいたします。市職員においては、日ごろよりそれぞれの所管において市長のリーダーシップの下、信頼される行政の遂行に御尽力いただいてることは大変評価するところですが、一方では、市民からは、市職員の意識や行動、市役所内の制度に対して厳しい指摘もあることも事実であります。市の職員は、地方分権の進展に対応した質の高い行政サービスを効率的かつ安定的に提供することが求められていると共に、厳しい行財政運営に対応できる施策形成能力が求められ、その実現のために人材育成の研修は大変重要なことと考えます。そこで、当市における研修制度について、どのような効果がもたらされているものと認識されているのか、また、現行の研修制度での問題や課題はないのか、お伺いいたします。次に、研修制度では民間感覚を養うために、庁外研修として実践を通じた美唄市独自のプログラムも必要と考えますが、民間への派遣研修の活用について御見解をお伺いいたします。次に、人事交流についてでありますが、美唄市は現在、副市長を初め、数名の職員が北海道庁と人事交流を行っているわけですが、この交流制度の根拠と交流によってどのようなメリットがあるのか、その辺の御認識をお伺いいたします。また、交流人事で培った経験や知識を最大限生かし、市民サービスに反映させるためにも、今後さらに継続をし、活用する必要があるかと考えますが、御見解をお伺いいたします。その2つ目は、事務執行体制の改善についてお伺いいたします。道営住宅建設用地の道への売却の問題による1億円の歳入欠陥の発生、法面保護土設置工事の入札における業者の辞退、予算の減額及び再提案、最終処分場の委託料の補正などを見ると、予算請求段階での要所額の見積もり、予算査定、起工手続など、事務執行システム全般にわたり改善が必要であり、また、節目節目でチェック機能が働くようにすることも重要かと考えます。そこで、事務執行体制の改善に向けて何点かお伺いいたします。まず初めに、事務執行体制の改善方向などについてお伺いいたします。市長は、体制の改善について今年の2月の臨時会において、同僚議員の質問に対し、事務の適正化に向け- -53て職員の指導に努めており、今後とも、適正な事務執行体制の早期確立に向け、全力を挙げて取り組んでまいると答弁されておりますが、現行の事務執行体制のどこに課題があり、それをどのように改善していこうとしているのか、基本的な考えをお伺いいたします。次に、予算請求や査定のあり方についてお伺いいたします。法面保護土設置工事については、昨年の7月の臨時会で1,000万円の予算を議決いたしましたが、結果として入札の辞退があり、一たん事業を取りやめ、2月の臨時会で1,900万円の予算案が提案された経緯がございます。また、最終処分場の委託料については、2000年度予算が7,237万3,000円に対し、平成21年度予算は6,386万1,000円となっており、結果として不足分の1,148万5,000円を2月の臨時会で補正することになりました。これらの一連の動きを見ていると、予算査定において法面保護等の工事については、工法まで確認し、また、最終処分場の委託料についても20年度に比べ21年度予算請求が減額になっている点を、関係部局間で十分にチェックさえしていれば、こうした問題を避けられたことができたのではないかと考えます。この点においては、参考資料として議会に提出されている予算資料において、趣旨・目的・事業の実施体系と内容などについては記載はございますが、事業の必要性や前年度予算の記載がないことからも、かいま見ることができます。今回の件を教訓として、予算請求や査定のあり方について要求書の様式の見直しも含め、抜本的に見直しを行うことにより、単に事務の適正実施にとどまらず、予算請求から査定を通じ、政策論議が活発し、予算の効率的な執行につながるものと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。以上で、この場からの質問を終わらせていただきます。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
高橋議員の質問にお答えします。初めに、地域経済について、地域産業計画についてでありますが、昨年12月、本市が実施した経営設備動向調査では、前年比較で売上高が減少したと回答した業種で一番多かったのは、飲食・宿泊業で7社すべてが減少、次いで、サービス業10社のうち75%、卸小売業49社のうち70%、運輸業13社のうち62%、製造業32社のうち53%、建設業37社のうち43%、また、全体では180社のうち59%減少と回答しており、調査結果を見ると、本市の経済状況については長引く景気の低迷などにより、大変厳しい状況にあると受け止めております。また、経済団体や事業者の方のお話などを総合的に勘案すると、小売業は売り上げが減少し、工業も出荷額が緩やかに減少する傾向にあり、中心市街地のにぎわいの創出や公共事業が縮減する中にあって、建設業の新分野進出などのさまざまな機会の確保を図ること、また、農業を核として加工食品の製造など地域資源を有効に活用した事業化が求められていること。観光については、地域資源を結びつけ、より魅力ある観光企画商品づくりを進めること。また、少子高齢化に対応した住宅改修や、宅配サービスなどのコミュニティビジネスなど、新しい産業興しを進めることなど、さまざま- -54な課題があるものと認識してるところであります。こうした中で、地域産業の発展を図っていくためには、それぞれの課題の解決に向け、産業間や産学官の連携を強め、事業者が有するノウハウの結びつきを図ると共に、公設試験研究機関との共同研究などを通して新たな製品やサービスの開発、さらにはコミュニティビジネスなどの起業化などを促進し、時代の変化で地域経済がたくましく展開していけるよう努め、環境の整備を図ることが何よりも大切と考えているところであります。このため、商工会議所を初めとする関係団体や、事業者などからなる検討委員会を新たに設置し、幅広い視点から地域産業の抱える課題に対応した推進方策などの検討を行い、第6期総合計画との整合性にも留意しながら、平成22年度中に地域産業計画を策定してまいりたいと考えております。次に、地域観光による経済振興についてでありますが、地域経済を活性化するためには、交流の促進を図ることも必要であり、当市のあらゆる地域資源を活用したさまざまな交流の可能性を具体化するため、昨年から地域の魅力まるごとブランド化推進事業を実施しているところであります。本市の平成21年度上半期の観光客入込数は、約23万5,000人で、対前年10.6%増加しており、これはアルテピアッツァ美唄や炭鉱施設などの入込数が伸びたことや、アンテナショップが美唄の新たな魅力に加わったことが要因と考えております。最近の観光は、従来型の見る観光から体験学習観光、テーマ別観光、グリーン・ツーリズムやヘルス・ツーリズムなど、さまざまなニーズに対応するメニューを用意することが必要とされています。このような中で、地域の魅力まるごとブランド化推進事業では、農業や炭鉱遺産をテーマに、癒しやゆっくりとした時間を美唄で過ごしてもらうための観光企画商品化に向けて、日帰り1泊2日のモニターツアーを実施し、事業化の可能性を検証したところであります。モニターツアーの参加者からは、総じて「参加してよかった。」などの評価をいただいたものの、「地元の人たちとの意見交換が欲しかった。」「アンテナショップでは農業を売りにしているのであれば、量や質の向上を。」「美唄銘菓はおいしいが、パッケージデザインに工夫が必要。」など、貴重な意見をいただいたところであります。市としては、これらの意見を踏まえ、平成22年度には観光事業者と連携し、魅力ある観光企画商品の開発に生かすとともに、開発した商品を首都圏などにおいて、旅行エージェントを対象にプロモーション活動を展開しながら交流人口の増加を図り、地域経済の活性化につなげてまいりたいと考えております。次に、大規模冷温食糧備蓄基地の誘致についてでありますが、平成11年に市が策定した美唄市大規模冷温食糧備蓄基地構想の実現に向け、市や商工会議所、農協などの関係団体で組織する美唄市大規模冷温食糧備蓄基地構想推進協議会を設け、本市や石狩市、苫小牧市、沼田町や経済団体、事業者などが加盟する北海道大規模長期食糧備蓄基地構想推進協議会と連携を図りながら、国や道などに対して、食糧備蓄基地の空知団地への立地について要望活動を行ってきたところであります。本市においては、美唄自然エネルギー研究- -55会が雪エネルギーの調査研究を行ってきており、その成果を踏まえ、現在市内には9カ所の雪冷房システムが導入されております。このように、既に雪エネルギーを活用した食糧の貯蔵技術が確立されていること。また、備蓄する米の確保が容易なことや良好な交通条件、安価で広大な工業団地など、備蓄基地を立地する優位性があり、さらには食糧の安全保障や自然エネルギーの有効活用を図ることにより、地球温暖化対策への貢献など、これからの我が国の経済発展に向けて先導的な役割を果たしていけるものと考えており、今後も国や道の情報収集に努め、商工会議所などの関係団体と連携を図りながら、食糧備蓄基地の誘致活動を積極的に推進してまいりたいと考えております。次に、移住・定住の推進についてでありますが、これまで本市では、平成19年度に美唄市移住・定住推進協議会を設置し、民間のさまざまな業種の皆さんと協議を重ねながら、具体的な活動を行うと共に、平成20年度には北海道移住促進協議会に加入し、道と連携した取り組みを進めてまいりました。具体的には道を通じた移住情報の発信や、市内での移住体験ツアーの企画及び実施、アパート・マンションを活用した短期滞在の受け入れ、不動産情報の収集・発信などを行ってきたところであります。これまでの実績としては、本年度1名の方が定住されたほか、短期滞在では、平成20年度に5組、延べ21人、本年度は4組、延べ260人の受け入れをしております。短期滞在をした方に対して市が行ったアンケート調査の結果では、「すぐに定住を考えてはいないが、夏の期間北海道に住むことには関心があるので、季節移住のような形でまた北海道を訪れたい。」という回答が多く寄せられたところであります。今後の方向といたしましては、このような結果を踏まえ、グリーン・ツーリズムとの連携などにも留意しながら、移住を希望される方のさまざまなニーズに対応できる受け入れ体制の充実や、インターネットなどを活用したきめ細かな情報発信を基本に一人でも多くの方に美唄を訪れてもらい、定住につながるよう継続して取り組んでまいりたいと考えております。次に、農商工連携による特産品のブランド化についてでありますが、本市には、米やアスパラ、ハスカップなど、数多くの特産品がありますが、それらに美唄の地名やマミーちゃんなどの愛称をつけることにより、付加価値向上を目指すことや、市民が美唄に住むことに誇りを持ち、満足度を高め、美唄のよさを積極的にPRしていただけるよう、努めていく必要があると考えているところであります。また、ブランド化にはオリジナリティーが必要であり、例えば、本市のハスカップは生産量が日本一であることから、ハスカップといえば美唄を思い描いてもらえるような、オンリーワン制を明確にすることが、ブランド力を高め、地域の活性化につながっていくものと考えております。また、ブランド化に向けては、推進主体づくりも大切であると考えており、地域の魅力まるごとブランド化検討委員会の皆さんには、ブランド認証を行う対象や基準の考え方などの提言をいただくこととなっております。次に、関係団体とのネットワーク化につい- -56てでありますが、生産者、加工業者、試験研究機関、関係団体などが連携して協力し合う関係を築くことにより、新たな加工品の開発や特産品等の販路拡大などが図られ、本市の活性化につながるものと考えております。市ではこれまでも、農業者や事業者、関係団体と連携してハスカップや米粉などを活用した加工品の開発などに加え、地場産品アンテナショップを開設して、農商工が連携する機会を設けてきたところでありますが、農商工が密接に結びつくことはまちづくりを効果的に推進していく上で重要であると考えておりますので、今後とも、このような取り組みを積極的に推進してまいります。次に、地域ICT利活用モデル構築事業の主な成果についてでありますが、農産物や特産品、観光資源などの地域資源情報の発信と会員同士の交流を促進するポータルサイトPIPAを立ち上げ、このサイトにネット販売システムを構築して、ネット上で本市の農産物や特産品を販売できたほか、農産物、特産品販売管理システムにより直売所での販売・発注管理や、顔が見える生産者情報の発信ができるようになった事などがあげられます。また、各種システムの構築・運用に取り組む中で、事業者、農業者、関係団体等とのネットワーク化が図られ、グリーン・ツーリズム研究会とアルテピアッツァ美唄との連携による都市と農村との交流活動にも発展し、こうした取り組みをポータルサイトで発信することにより、美唄市の魅力づくりにつながったことなど、ネット上の情報発信、交流にとどまらず、地域の活性化に向けたさまざまな取り組みに発展していった事も大きな成果と考えております。なお、市内のインターネット普及率の低迷などにより、当初の想定よりポータルサイトが市民に浸透していない状況にあることから、今後はポータルサイトの利活用の促進と活性化に向けて、関係者による推進組織を設置し、この3年間で構築したシステムを本市の活性化にさまざまな形で活用してまいりたいと考えております。次に、中心市街地活性化についてでありますが、市街地の衰退、空洞化が進んでいる本市にとって、まちの機能集積や商業の活性化などで中心市街地の振興を図ることはまちの暮らしににぎわいを創出し、地域を活性化する上で大変重要なことと認識しております。平成18年11月に商工会議所が設置した中心市街地活性化協議会設立準備委員会に市も参画し、これまで高齢化社会に対応した時速3キロメートルのまちづくりをスローガンに、まちなか商い、まちなか居住など、6つの柱を中心に具体的に中心市街地の活性化に向けて議論を重ねてきたところであります。準備委員会では、これまで検討してきた再編計画案の事業性について検証を行った結果、ソフト事業を中心とした取り組みを優先し、ハード事業についてはソフト事業の成果を踏まえ、投資効果や将来の採算性などを十分見きわめながら、検討を進める方針が示されたところです。市といたしましては、こうした検討経過を踏まえ、中心市街地におけるにぎわいの創出を図るため、昨年7月にまちなか交流広場を、11月にコア美唄の空きスペースを活用し、市民ふれあいサロンを開設するなど、中心市- -57街地の活性化に向けた取り組みに努めてきているとこであります。また、旧市営中央駐車場跡地に子育て支援やシルバーハウジングを含め、39戸の道営住宅の整備が予定されており、地域間の交流の促進が期待されており、中心市街地のにぎわいの創出に寄与するものと考えております。このような中で、中心市街地のスペースを活用した事業化などの動きが具体化しつつあると承知しているとこでございます。市といたしましては、これまでの取り組みや新たな動きを踏まえ、中心市街地の活性化を図っていくため、商工会議所、事業者が連携し、広場やふれあいサロンの有効活用や、魅力あるイベントの実施など、中心市街地の活性化に向けて努力してまいりたいと考えております。次に、観光大使についてでありますが、本市のさまざまな魅力を幅広く伝えていくためには、パンフレットやポータルサイトなどツールを活用すると共に、人と人との触れ合いや交流を通じて、きめ細かく情報提供することも大切なことであると考えております。本市では、平成19年度、20年度に炭鉱の記憶を語り継ぐ再生塾の方がバスツアーのガイドを担当し、体験を交えて案内を行ったところであります。また、先日行った1泊2日のモニターツアーでは、NPOアルテピアッツァ美唄のスタッフが炭鉱遺産の案内をしましたが、当時の様子を詳しく案内したことにより、参加者から感動の声が上がっていたところでもあります。本市には炭鉱の記憶を語り継ごうと研修会などを実施してるところもあり、そのような自発的な動きに対して、今後とも支援していきたいと考えております。本市の地域資源は観光資源だけではなく、農産物から特産品まで数多くあり、個々の地域資源に熟知した人材を発掘し、連携を図りながら本市のさまざまな魅力を積極的に発信してまいりたいと考えているとこであります。次に、永年勤続従業員表彰についてでありますが、永年勤続された方をたたえることは、受章者が意欲を持って仕事をする上で大きな励みになり、また、働きやすい職場環境の整備につながるものと考えております。私もこれまで表彰式において、表彰された方に対し功績をたたえ、お祝いしてきたところです。市としましては、これまで市政功労者の表彰は行ってきておりますが、永年勤続従業員表彰については、他市の状況などを参考に今後検討してまいりたいと考えております。次に、チャレンジショップについてでありますが、平成19年度にはコア美唄の空きスペースを活用して、中央小学校、東小学校の児童が、20年度には峰延小学校の児童がふるさと峰延夏祭りに合わせて、チャレンジショップを行ったところであります。これらはいずれも子どもたちが主体となって仕入れから販売までの体験を通して、ものを作り売ることの大変さや、喜びなどを経験することができ、子どもたちにとって得るものが大きかったと聞いております。子どものころにさまざまな経験を積み重ねることは、児童の健全育成を図る上で大切なことと考えており、今後、空き店舗等を活用したチャレンジショップについては、教育委員会との連携を図り、実施に向け努めてまいりたいと考えております。- -58また、産業間のノウハウの融合や産学官による研究開発による新製品や販路拡大など、産業の新たな展開を促進するインキュベーター事業への取り組みについては、昨年11月に新たな事業展開に向けた中小企業施策等説明相談会を、北海道経済産業局、北海道労働局、北海道保健福祉部の協力により開催し、出席した事業者からは好評をいただいておりますので、今後もこうした取り組みを継続して実施してまいりたいと考えております。次に、障がい者雇用対策についてでありますが、障がい者の自立を促す上で雇用対策は重要であることから、新年度予算において道の緊急雇用創出事業補助を活用し、駅周辺環境美化事業を実施することとしているところであります。また、障がい者の雇用対策を進めていく上では、国や道はもとより、障がい者施設、企業との連携を図り、昨年、市が実施した障がい者自立支援職業訓練事業の成果を踏まえ、障がい者の状況に応じ、訓練からトライアル雇用などを通して正式な就労に結びつくよう、きめ細かな対応が必要と考えており、今後も企業や障がい者施設の協力を得ながら、障がい者の雇用対策を促進する仕組みづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、行財政改革について、職員研修についてでありますが、市では社会情勢の変化や本市のさまざまな政策課題に柔軟に対応し、政策能力を高めるため、毎年度、職員研修計画を策定し、職員の持つ可能性や能力を最大限引き出すことができる効果的な人材育成に取り組んできているところであります。研修内容としましては、平成21年度は日常業務における職場研修のほか、職場外研修として、北海道市町村職員研修センターを中心に専門的な法律の理解や実務力の向上のための一般研修や専門実務研修、プレゼンテーションや問題解決能力の向上のための能力開発研修など、10種類の研修に延べ224人が受講しております。こうした研修を通じ、職員の専門的な知識や課題解決能力、事務の管理能力等の向上に努めているとこであります。今後、地方分権が一層進む中、職員に求められる能力は多様化、高度化し、人材育成はますます重要と認識しており、これまで実施している研修制度も含め、効果的な研修の実施に努めてまいりたいと考えております。次に、民間への派遣研修の活用についてでありますが、新規に採用した職員には公務員としての基本的な研修のほか、民間企業を視察するなどの研修を実施しております。民間への派遣研修は、民間の視点やコスト意識の向上などにつながる有効な手段と考えており、今後は、大学との連携事業などを活用し、民間的発想や民間の経営手法などを学ぶ内容を取り入れるなど、効果的な研修の実施に努めてまいりたいと考えております。次に、人事交流の活用についてでありますが、北海道で定める道と市町村等との職員交流要綱に基づき実施しているところであり、現在、道から市に4人、市から道へは3人が派遣となっております。こうした人事交流により、専門性の向上や指導力、管理能力の向上、さらには意識改革が図られるとともに、道との政策連携が強化されるなど、市に取りまして大きなメリットになっているものと考えております。今後もこうした効果を生かす- -59ためにも人事交流を継続してまいりたいと考えております。次に、事務執行体制の改善についてでありますが、事務執行の課題や発注手続などに関して、検証すると共に、関係部署の連携や適正な事務執行のあり方等について、チェック機能が十分に発揮できる執行体制の確立に向けて、具体的な検討を現在進めているところであります。次に、予算請求や査定のあり方についてでありますが、政策的経費や補正予算における予算要求の審査に当たっては、財政課、地域経営室において予算要求書や事務事業事前評価表などを基に関係部署とヒアリングを実施し、必要な調整を行い、市長査定を得て予算案を策定しているところであります。審査においては、事業の目的や必要性、財源の見込みや経費の積算根拠、また、事業の執行方法や手続などに留意しているところであり、このたびの事例を教訓として、今後、ただいま申し上げました点について、関係部署と十分に協議を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 5番 高橋幹夫
一通りご答弁をいただきました。それで、自席からまた何点かご質問させていただきたいと思います。地域の特性を生かした経済施策についてなんですけれども、地域観光による経済振興については、観光客が前年度から比べたら2けた増加したということで、これはやはり関係者の努力というものが非常に現れているなというふうに思います。2けた増というのは民間でもなかなか出し得ない実績でございますので、この辺は非常に安堵しておりますが、これから、こういったことを持続、発展させるためには、やはり、時代の変化やニーズの多様化など、さまざまなメニューを総合的に企画されなければならないというふうに考えます。先程、テーマ別の観光ということもありましたけども、今後、中長期にわたっての計画的な戦略がやっぱり求められてると思いますので、その辺の考え方についてお伺いしたいのと、それから、やはり、目標設定というのは必要だと思うんですよね。この目標設定というものも、お伺いしたいというふうに思います。それから、大規模食糧備蓄基地誘致についてなんですが、冷温食糧備蓄基地ということで、健全化計画等々で近年の予算の減額というものも見受けられたりとか、雪氷の活用関連の職員の退職など、まだまだ課題があると思うんですけれども、先ほど御答弁の中で、積極的な推進を図られるというような御答弁をいただいたんですが、そういったことがあるわけなんですけども、この積極的な推進というのは具体的にどういったことなのか、お伺いしたいと思います。それと、移住・定住については、対象者へのアンケート調査の結果、いろいろと課題や問題が明確になったかと思うんですが、そういったことはどういうふうに受けとめられているのかお伺いしたいということと、それから、美唄市に定住された方がどういったメリットを求めているのか、そして、どういったメリットがあるのか、その辺についてもお伺いしたいというふうに思います。それと、推進に当たって、先程も御質問の- -60中にありましたが、他市との比較で美唄市のセールスポイントと言いますか、やはり、ものを選ぶときには、選ぶ条件としてやはり心に惹かれるものと言いますか、そういったものもやっぱりないと、なかなか手を出してもらえないというようなことでございますから、そのセールスポイントというものはどういったものなのか、お聞かせください。それと、農商工連携なんですけども、ブランド化に対する認識は十分理解いたしました。そこで、今後、ブランド化に向けて検討委員会の協議に期待するというような御答弁でございましたが、ブランド化の推進に当たりましては、やっぱりかなりの費用もかかることから、そこの検討委員会の中での経費を捻出して、事業を単独で進めるというのは非常に難しいというふうに思います。今後、ブランドづくりに、どのように携っていってブランド化を目指そうとしているのか、お伺いしたいと思います。例えば、市の役割として、できそうだなというものは、予算的な支援ですとか、また、コンサル的な指導、そして、広報PR、そういった支援なんか考えられると思うんですけども、どういったことが考えられるのか、お伺いしたいと思います。それと、ネットワーク化なんですけれども、市内関係団体との連携だけでは、なかなか、消費者ニーズには対応し切れないものも出てきているというふうに思います。ですから、例えば、日本一の12号線やあとは石狩川、そういった地理的なことですとか、また、旧産炭地という産業の部分とか、あと、北海幹線といった、空知の特性を生かした空知圏域での連携もやっぱり今後は必要になってくると思うんです。オール空知という言葉も以前に聞いたことあるんですけれども、そういった中での横のつながりで、広く活性化につなげていくということも必要だと思いますが、この辺の、御見解もお伺いしたいというふうに思います。それから、地域ICT構築事業なんですけれども、3年間の国からの支援が終わって、さまざまなシステム、プログラム等が構築されたと思うんですけども、22年度予算の中で、金額的にも非常に国からの金額から比べれば非常に少ない予算になりますが、今後の運用内容について、予算内で本当に解決していけるのかというのは非常に疑問に思うわけなんですけども、今後、予算委員会なんかもありますから、この辺でもさらに深い議論をしたいわけなんですが、差し当たり、今回のこの予算の中で本当に解決していけるということで認識をされてるのか、お伺いしたいというふうに思います。それから、中心市街地活性化については、他市町村が非常に積極的に推進しているわけなんです。それで、先ほども申し述べましたが、岩見沢や砂川、それから滝川なんかも既に認定を受けて、まちづくりの活性化に努めて動いてるわけなんですが、美唄市も大分長く取り組みをして、なかなか認定にこぎつけないわけなんですけれども、この認定を受けたまちというのか、中活の認定を受けることによって、メリットというのは一体何なのかなと思うんですよ。成功している自治体もあれば、やはり、課題が山積して低迷している自治体もあるわけで、その中活の認定によるメリットというのは本当に何なのかなという- -61ことで、この辺、どのように押さえているのかをお伺いしたいと思います。それから、今後の推進活動もあるわけなんですけども、それの課題と言いますか、問題点というものも押さえてる部分があればお聞かせください。それから、人的資源の発掘と人材育成についてなんですけども、その中の観光大使については、我々、商業者の分野では、百貨店やスーパーなどへ商品を販売する時に、バイヤーという業種の人たちがいます。このバイヤーは、全国各地売れるものを探しながら、ときには、企業へのアドバイスや消費者ニーズの調査まで行い、一連の売れるセオリーをつくるわけなんですけども、そのユーザが求めるものの把握に常に努めているわけなんですね。そこには、アイテムと言いますか、商品の数というのは数万点あるというふうに聞いておりますし、それを、やはり、一つ一つ細かくプレゼンできないと商品を取り扱っていただけないというお話でございます。そして、しっかりとしたものを販売しないと、当然リピートにもつながらないと。そのアフターケアというものも非常に大切になってくるというふうにも言っております。地域の活性化にあたっては、特産品や観光などさまざまな関係者との連携を図ることで、やはりその地域を売り込むためには、全体のコーディネーター役と言いますか、点から線へ、線を面につくるコーディネーターの役割というのが必要だと思うんですね。その役目を観光大使に担っていただきたいと考えてるんですが、先ほどの答弁の中では、なかなかそこの部分までは至ってなかったんですけども、今一度御見解をお伺いしたいというふうに思います。それと、永年勤続の表彰については、ぜひお願いしたいと思います。働いてる方々にも、夢と希望を与えていただきたいなと思います。それと、経済教育なんですが、チャレンジショップなど、子どもたちへの経済教育は本当に期待するところでありますし、こういったことは、やはり現場で実践している商工業者や生産者の方々にもやはりしっかりと協力をしていただきながら、そして利益が出たら、その利益をやっぱり次の運転資金として活用するというところまでチャレンジショップはやっていかないとならないと思います。そういった意味では、こういったことの必要性を、皆様方にしっかりと認識してもらうための方法をとっていかなくちゃならないということでございますので、この辺についてまた御認識をお伺いしたいと思います。インキュベーターに関しては、官民が一体となった体制づくりが必要だと思いますので、この辺について、見解をお伺いしたいと思います。障がい者雇用なんですが、自治体や民間企業が雇用する場合には、さまざまな課題や問題、そういったことはあると思います。特に、いろんな法律や制度の問題で、容易になかなか雇用することができないというような現状もあるかと思うんですけども、今後の課題解決はやっぱりしていかなくちゃ、そういった方々が社会復帰のための就業になかなかつながっていかないと考えますが、その辺の考え方と言いますか、見解をお伺いしたいというふうに思います。それと、大綱の2点目に、行政改革につい- -62てお伺いいたしました。職員研修については、成果と課題の件なんですけれども、先程、市長の御答弁の中には、さまざまな研修制度を通じて、職員の専門的な知識や課題解決能力、事務能力の向上が図られているというふうに認識をされているという御見解だったんですけれども、一連の事務事業のあり方と言いますか、先ほども述べたとおり、幾度となく、市長が自ら陳謝をする場面があったりですとか、それから、昨年の議会報告会を行った中でも、職員や体制に対する指摘も非常に多かったというふうに見受けられる中において、向上が図られているという評価をされた判断と言いますか、この辺の根拠というものをお聞かせいただきたいと思います。それと、民間の派遣研修なんですけれども、民間の派遣へのメリットについては、全く違う環境での土俵で、異業種交流が行われるわけでございます。そこで、当然柔軟な発想や思考能力が養われるわけですから、机上の研修だけではなく、実践から学ぶというより効果的な質の高い研修になると考えるわけなんですけども、この辺について見解をお伺いしたいと思います。自治体によっては、駐屯地、自衛隊への入隊研修ですとか、まちづくり団体と言いますか、まちづくりをつかさどる団体への派遣ですとか、それから、繁忙期と言いますか、忙しい時期の農家さんへの農業体験、支援と言いますか、こういったことが行われて、現場のことをよく知るというようなことを伺っております。それについての見解もお伺いしたいと思います。それと、人事交流の活用なんですけども、派遣される職員の配置については、今、道から来ていただいている、それから美唄から出向していると、こんなような形で行われているわけなんですけども、派遣される職員について、この職場の配置については市で特段規約があるんでしょうか。それとも事前になんか話し合いがなされておられるのか、その辺ちょっとお伺いしたいというふうに思います。それと、事務執行体制の改善なんですけども、予算請求のあり方については、やはりスピード感を持って、早急な検討がやっぱり必要というふうに考えます。庁内関係部局によるプロジェクトチームなど、やっぱり改善プログラムを策定するべきだというふうに考えますが、この辺の御見解をお伺いしたいと思います。以上でございます。
答弁 総務部長 安田昌彰(総務部長は2010年3月まで)
答弁準備に30分ほど時間をいただきたいと思います。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
高橋議員の質問にお答えします。- -63初めに、地域観光による経済振興についてでありますが、観光やスポーツレクリエーションへの需要の増加やアウトドア活動、グリーン・ツーリズムへの関心の高まりなどに対応し、本市ではさまざまな地域資源を活用したスポーツレクリエーションの里づくり後期基本計画や、この計画を具体的に進めていくためのプログラムを平成18年度に策定したとこであります。この計画に沿って、美唄のファンの拡大に努めるなど、多様な交流の展開を推進しており、計画では平成22年度観光入込み数の目標値を50万人と定めているところであります。なお、今後の交流推進のための方策や目標値などについては、平成22年度策定することとしております産業振興計画に盛り込んでまいりたいと考えております。次に、大規模冷温食糧備蓄基地誘致についてでありますが、美唄市大規模冷温食糧備蓄基地構想推進協議会の補助金の予算額については、昨年度同額で提案させていただいております。また、構想の推進にあたっては、主管部局と庁内の関係部局との横断的な連携を図り、情報収集に努めるとともに、本年4月から導入するまちづくり活性化アドバイザーの助言や御協力もいただきながら、国や道へ備蓄基地の立地を働きかけるなど、積極的に対応してまいりたいと考えております。次に、移住・定住についてでありますが、短期滞在された方の希望としては一戸建てで賃貸の住宅を求める方が多く、市内には該当する物件の情報が少ないことが課題となっております。また、冬の生活に不安があると回答している方がいるなど、通年での移住や滞在の希望ではなく、夏を中心とした短期的な滞在を希望している方が多いことから、このようなニーズに対応しながら、定住につなげてまいりたいと考えております。次に、定住された方に対する助成制度に関しましては、本市では現時点では特に設定しておりませんが、移住後のさまざまな相談やお問い合わせに対して、きめ細かな対応に努めているところであります。また、今後、短期滞在される方へのアンケート調査などで、定住した場合にどのようなサポートを望まれるかに関して、さらに把握をしてまいりたいと考えております。次に、移住・定住に関するセールスポイントにつきましては、本市は札幌方面や、旭川・富良野方面など、移住する際の利便性に優れているとともに、宮島沼やアルテピアッツァ美唄、広大な農地など、ほかにはない魅力ある地域資源を有し、さまざまな農業体験もできますので、これらの点をアピールしてまいりたいと考えております。次に、特産品のブランド化の推進についてでありますが、市といたしましてはブランド認証を行う対象や基準の考え方等について検討委員会からの助言を受け、認証機構の立ち上げを図ることとしており、それに必要な経費につきましては、国や道の支援策などの活用とともに、市内の経済団体や企業にも協力を求めてまいりたいと考えております。次に、関係団体とのネットワーク化についてでありますが、本市の地域資源を磨き上げ、こうした資源の組み合わせにより魅力ある観光商品としていくためには、周辺市町村との連携も必要と考えており、先日実施した1泊- -642日のモニターツアーにおいて、広域観光の可能性を検証するため、月形町と連携した取り組みを実施したところであります。今後においても観光振興を効果的に進めていくため、近隣市町村とのネットワーク化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、地域ICTで構築したシステムについてでありますが、新年度において、民間の協力を得た管理運営体制づくりに取り組むと共に、各種利用者などで構成する推進組織を中心に、ポータルサイトPIPAが多くの美唄ファンや市民の皆さんに利用され親しまれるよう、その充実強化に努めてまいりたいと考えております。次に、中心市街地の活性化についてでありますが、中心市街地活性化基本計画の認定を受けた場合、まちづくり交付金などの補助金の重点的な支援が受けられるほか、土地の交換等を行う場合に、不動産取得税の軽減措置が受けられることとなっております。また、基本計画の策定については、ハード事業が中心となるものとなりますことから、先ほども申し上げましたとおり、再編計画案の事業性について検証を行った結果、ソフト事業を中心とした取り組みを優先することとし、ハード事業については、ソフト事業の成果を踏まえ、検討を進める方針となったところであります。市といたしましては、準備委員会における検討結果を踏まえ、活性化計画の策定を行うこととしており、今後とも準備委員会と十分連携を図りながら、具体的に取り進めてまいりたいと考えております。次に、観光大使についてでありますが、本市には食以外に自然や歴史、文化などのさまざまな地域資源があり、個々の地域資源に熟知した人材の発掘が必要と考えており、食分野に熟知した人材確保についても関係団体などと連携を図りながら、本市の魅力を発信してまいりたいと考えております。こうした人材の発掘を通じて、観光大使のあり方についても検討してまいりたいと考えております。チャレンジショップについてでありますが、子どもたちが中心となって行うチャレンジショップには、商品等の提供や仕入先などをアドバイスする担任の先生や商工業者などの協力も必要と考えております。なお、子どもたちの自主的な運営により生じた利益などについては、教育委員会、担任の先生、子どもたちの意見を聞くなどして、取り扱い方法を決めることが望ましいものと考えております。次に、インキュベーター事業についてでありますが、起業を考える方や、新たな事業展開に意欲を持たれる中小企業者にとって、気軽に相談できる場を設けることは非常に大切であると考えており、昨年実施した説明会、相談会については、商工会議所などともよく相談し、今後も継続して実施してまいりたいと考えているところであります。次に、障がい者雇用についてでありますが、障がい者の方が就労する場合、その賃金の額や就労機関などにより、施設入所の福祉サービスを受けることができなくなるなどの課題もあります。4月から開設するふるさとハローワークの設置を契機に市では雇用連絡調整会議を設けることとしており、こうした場を有効に活用し、雇用対策に係るさまざまな課- -65題の解決を図り、求職者が円滑に就労できるよう努めてまいりたいと考えております。次に、職員研修についてでありますが、職員の資質の向上や意識改革を進め、市民に信頼される市役所になり、多くの市民と連携、協力を図り、まちづくりを進めていくため、専門的な知識の習得や課題解決も含めた政策立案能力、さらには市民の理解を得ていくための説明能力などについて、総合的に高めていくことが重要なことと考えております。研修のあり方についても一層の工夫が必要であると考えており、こうした観点から、効果的な研修について十分検討してまいりたいと考えております。次に、民間への派遣研修についてでありますが、スピード感を持った仕事の実施や、課題に対応したチームワークによる解決など、民間で行われている業務推進の手法は市役所においても導入すべきものと考えておりますが、今後、受け入れていただく協力企業の確保など課題もあることから、研修の実施に向けた条件整備を進めてまいりたいと考えております。次に、人事交流についてでありますが、派遣される職員の配置につきましては、市には規約はありませんが、道との事前の協議により本市の希望する職場への配置となっているところでございます。次に、事務執行体制についてでありますが、事務執行体制の改善を図っていくためには、他の部署との連携や情報の共有が必要でありますことから、現在、工事の入札や契約などの改善を目的として設置しております庁内組織、美唄市入札制度検討委員会も活用し、横断的に対応できる体制を整え、事務の適正かつ迅速な執行に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 5番 高橋幹夫
ありがとうございました。それでは、1点だけお伺いしたいと思います。行財政改革について、事務執行体制の改善についてでございます。先ほどの答弁では、やはり、庁内的な中での改善策というようなことで御答弁をいただいておりますが、私は、改善に向けては民間のコンサルですとか、あとは学識経験者といった方々を、このアドバイザーとしての設置というものが必要なんでないかと考えますが、この辺についての御見解をお伺いしたいと思います。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
高橋議員の質問にお答えします。事務執行体制についてありますが、現在事務執行体制の改善に向けて取り組んでいるところでありますが、本年4月から導入するまちづくり活性化アドバイザーにも協力いただくなど、外部からの意見も踏まえて、事務執行体制の整備に努めてまいりたいと考えてございます。以上でございます。