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足寄町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月12日

難聴者に対する支援策について

2018年9月12日、足寄町議会の一般質問で、田利正文議員が「難聴者に対する支援策について」質問し、町長 安久津勝彦、福祉課長 丸山晃徳が答弁しました。

質問者
田利正文 議員
答弁者
町長 安久津勝彦、福祉課長 丸山晃徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 7番 田利正文

議長の許可をいただきましたので、一般質問通告書に基づいて一般質問を行います。一つ目、難聴者に対する支援策についてです。難聴者は全国で600万人を超えると言われ、高齢化が進むにつれてますますその数がふえていくものと考えています。こうした中で難聴者に対する支援は極めて大切な課題だと思い、以下の点について伺いたいと思います。一つ目、現在町内にはどれくらいの難聴者(聴覚障害のある方)がいるか、把握されていますか。二つ目、難聴者に対する支援策はどのようなものがあるでしょうか。三つ目、窓口に来られた方、あるいは諸会議、各種行事に参加された方が話の内容が聞き取れなくて難儀しているという場面に出くわしたことはないでしょうか。四つ目、会話がより明確に聞き取ることができるように、磁気ループシステムというものがあります。難聴者が一番来ると思われる福祉課、住民課の窓口にこのシステムを置くことはできないでしょうか。五つ目、老人クラブや自治会の会議などに、貸し出しできるこのシステムの導入はできないでしょうか。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

田利議員の難聴者に対する支援策についての一般質問にお答えをいたします。平成28年4月1日施行の障害者差別解消法では、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、社会的障壁の除去の実施について、必要かつ合理的な配慮を義務づけており、足寄町においては、平成29年4月1日に足寄町における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領を策定するとともに、障害がある方へのサポートブック、これは足寄町の職員向けを作成をし、聴覚障害のある方に対して意思疎通を図るための配慮として、ゆっくり丁寧に、内容が理解されたことを確認しながら、状況に応じて筆談、パソコンの画面上での言葉のやりとり、読唇術等の手段を用いてコミュニケーションを図ることとしております。まず1点目の、「現在町内にはどれくらいの難聴者がいるか、把握されていますか」につきましては、身体障害者手帳所持者のうち聴覚障害を有している方は、平成30年9月1日現在で40人でありますが、身体障害者手帳を所持していない難聴の方は相当数いるものと思われます。2点目の「難聴者に対する支援策はどのようなものがあるでしょうか」につきましては、障害のある部分を補って家庭での生活や就労しやすくするための補装具として補聴器を支給しており、平成27年度に1件、平成28年度は8件、29年度は1件、支給しております。また、日常生活の利便性を向上させるための日常生活用具として、音声等を文字や振動で伝達する聴覚障害者用屋内信号装置、ファクスやテレビ電話等の聴覚障害者用通信装置等を給付するほか、身体障害者手帳を有することで公営住宅優先入居やJR旅客運賃割引などの制度があります。続いて3点目の「窓口に来られた方、諸会議、各種行事に参加された方が話の内容が聞き取れなくて難儀している場面に出くわしたことはないでしょうか」につきましては、補聴器の調子が悪い、補聴器を忘れた等の理由で聞こえにくそうな方はおられましたが、大きな声やはっきりとした発声、筆談や同行者を介した説明等により対応ができている状況であります。4点目の「会話がより明確に聞き取ることができるように、磁気ループシステムというものがあります。難聴者が一番来ると思われる福祉課、住民課の窓口にこのシステムを置くことはできないでしょうか」につきましては、大きくゆっくり、はっきりとした発声、筆談や同行者への説明により対応できており、また周囲の騒音により聞き取りづらい場合は静かな相談室等に移動して対応することとしており、福祉課にある骨伝導式補聴器を使用することもなく、意思疎通が図られていることから、現在のところマイクで拾った音声等を磁気に変え、補聴器や受信機が受けて音声等として聞くことができる磁気ループシステムを導入する必要性はないものと判断をしております。5点目の「老人クラブや自治会の会議などに貸し出しできる、このシステムの導入はできないでしょうか」につきましては、補聴器を使用していなかったり、補聴器が合っていない難聴者が多数おられるものと考えられ、磁気ループシステムを導入するだけで難聴者への情報伝達の課題が解消されるものではなく、会議等にあっては発言者のマイクの使い方やスピーカーの音量、難聴者とスピーカーの距離等を工夫することにより改善できるものも多いと考えております。また、難聴者の日常生活での支障を解消することを優先すべきものと考えており、補聴器等の技術進歩も著しい状況であることから、難聴者に対しての情報提供等を含め、どのような支援が適切か、さらに情報収集を行って対応してまいりたいと考えております。本年3月に策定いたしました障害者福祉計画等の理念に基づき、障害のある人もない人も互いに地域社会の一員としてかかわり合い、支え合いながら生活していけるまちづくりを目指し、引き続き難聴者を含めた障害者への支援を積極的に進めてまいりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、田利議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 7番 田利正文

今の答弁の中で、30年9月1日現在で40人とありましたけれども、それ以外にも障害者手帳を持っていない方で難聴の方、相当いるものと思われると。思われる範囲のところでの数は全くつかまれてないということですね。わかりました。それで、何でこんな質問をしたのかということなのですけれども、見てわからないかもしれませんけれども、私自身両方補聴器しているのですよ。3年前まではまだここで、補聴器なくても町長の答弁とか各課長の答弁聞こえたのです。今補聴器ないと半分聞こえません。で、町長の答弁の中でも、言葉によっては、音としては声としては聞こえるのですけれども、何と言ったのかわからないというのがあるのですよね。そんなことがあったものですから、たまたまいろいろ調べていったら磁気ループシステムがあるということがわかりましたので、ちょっと調べてみたのです。そうすると、私自分でこういうふうに体験してみてわかることなのですけれども、駅ですとか、それから執行者と議員の懇親会の場などありますよね。ああいう場で、みんなうわっと話しているところで隣で議長から、おい、田利、何とかと言われても聞こえないのですよ。周りの音が全部入ってくるものですから。だから、それは何ぼ補聴器屋さんに聞いて、もう少しいいのないかといっても、片耳50万円で両方で100万円。それつければもう少しいいでしょうけれども、だけれども雑音全部なくして議長の言葉だけを聞くということはちょっと不可能ですと、今の段階ではと言うのですね。だから結局はそこに行き着くのですよね。それで思ったのは、このシステムを、磁気ループシステムですけれども、あちこちちょっと調べてみたら、メーカーも結構たくさんあるのですね。こんなふうに書いてあるのです、そのメーカーの説明の中にですね。いろいろな音が出るところ、いわば雑音がするところでは何ぼいい補聴器をつけてもそれは完全に話を聞き取ると、自分の聞きたいところを聞くということはまず不可能でしょうと言うのですね、磁気メーカーの方がね。欧米ではこうした集団補聴システムは既に常識化されているという書き方をしているのですよ。そして例えばということでいろいろ調べていたら、たまたま引っかかったのですけれども、帯広市で3年前議場の音響設備を更新したのか、補修したのか知りませんけれども、そのときにこの磁気ループシステムを導入したそうです。したがって議場で議員も、もし私みたいな人がいれば、議員もそれの恩恵にあずかれるし、それから傍聴席で聞く場合もその磁気ループシステムの音響を聞くことができるというふうに、帯広市はなっているそうです。それを聞いたものですから、余計そういうものが必要でないのかなという気がしたのです。特に自治会の会議のとき、それから老人クラブなどのいろいろな集いのときなどに、小さなアタッシュケースというか、ケースに入って持ち歩きできるシステムがあるのですね。それなどを購入していただいて、それを例えば必要な自治会や老人クラブに貸し出すということができるのではないかと。いや、ないかというよりは、そういうことが必要でないのかというふうに思ったのですね。それで、1点まずちょっとお聞きしたいことは、3年前、5年前から比べて難聴者の方というのはふえているでしょうか、あるいは減っているというか、横ばいというか、その辺の状況はわかるでしょうか。

答弁 福祉課長 丸山晃徳(福祉課長は2019年3月まで)

身体障害者手帳の交付数で考えますと、総体のいろいろな障害の方の人数もほぼ変わらないのと同様に、難聴者として申請されている方も変わらず横ばいでございます。以上でございます。(議長「ふえているか、ふえてないか」と呼ぶ)ほぼ、ふえていないです。

質問 7番 田利正文

高齢化社会がどんどん、どんどん、社会がというより高齢化が進んでいきますよね。だから当然私みたいな部類の人間てふえてくるのではないかという気するのですよ。それは病気ではなくて器質的にもそういうふうになってくると、だんだんと。私自身も3年前までは聞こえたのですけれども、だけれども今はもうだめなのですね。そんなことがあるものですから。多分ふえくるのだろうと思うのですよ。そのときに窓口に行ったときに、議会事務局行ってもそうなのですけれども、半分聞こえていて聞こえたふりして帰ってくる、わかりますと帰ってくるときってあるのですよね。そういうことって多分町民の方もいらっしゃるのではないかと思うのですよ。各役場の窓口にこのぐらいの大きさの、あと耳のマークの入った、私耳悪いですよというやつを置いておいて、指さして、私これだからというふうに言えば、職員の方がぱっと気づいて、そうしたら大きな声で耳元で話すとか、あるいは筆談にするとかということにしてくれるというふうに町長の答弁でしたから、あれなんですけれども。そういうことがないと多分自分からはなかなか言い切れないのではないかという気がするのですね。そんなことがあって、こんな提案をしました。ただし、ちょっと提案する側としては、調べてみたら結構高いのですよ。窓口に置く小さなシステム、こんな小さなシステムで、ここに置いておけば職員の方がピンマイクで話す、そうしたら町民の方、ここにあるスピーカーから出る音で聞こえると。スピーカーと言わないな、ループがあって聞こえるということなのですけれども。そんなのが幾らするかといいますと、28万8,000円するのですよ。だから結構高いのですね。だから多分この議場全部で使えるようなものをつけるとすると多分五、六十万円ではきかないのではないかと思うのですけれども。そんなのがありまして、そう簡単につけてくださいと言えないなという思いがしてます。それで窓口でどういう対応をしていますかと聞いて、今の答弁の中で町長が言われたように、大きな声で話すだとか、筆談するだとかというのがありました。それから読唇というのがありましたけれども、これ本当にできる人いらっしゃるのですか。

答弁 福祉課長 丸山晃徳(福祉課長は2019年3月まで)

実際古くから、かなり、難聴になってからかなりの年数の方は身ぶりですとか、話している雰囲気でかなり唇で理解していただける方も多いということで、手話ですとか点字をやられる方は少ないようですけれども、読唇術、唇の動きで理解していただく方は何人とは言えないですけれども、町内にいらっしゃるということでございます。以上でございます。(「窓口にいる」と呼ぶ者あり)読唇術は難聴の方が、例えば役場の職員が話している声を、この私が話している声を耳でほとんど聞こえないのだけれども、この唇の動きで理解していただけるというようなことでございます。以上でございます。

質問 7番 田利正文

職員の中ではなくて、私みたいな聴覚障害のある方が唇を読める人がいるということですね。はい、わかりました。もう一つお聞きしたいのですけれども、どこだったけな。補聴器を支給しておりますというのは、支給しているのですから、御本人に渡してしまうのですよね。貸し出しでないですものね。もう一つは何だっけな。視覚障害者用屋内信号装置、それから視覚障害者用通信装置を給付すると、これはちょっと説明をお願いできますか。

答弁 福祉課長 丸山晃徳(福祉課長は2019年3月まで)

これは補聴器とは別に、例えば玄関のドアがピンポンを鳴らしたら、茶の間の光が出るですとか、電話がなったら赤ランプがつくとかという、そういうようなものであったり、音のかわりの知らせる、今で言えばかなり進歩して、言葉であるものを文字で表示したりするようなものとかというものも、例えばそうですね、ございます。以上でございます。

質問 7番 田利正文

今の1番目の最後にします。別のメーカーのやつを資料取り寄せましたら、電気の知識のある方だったら手づくりできるというのですよ、この磁気ループは。つまり電話線、有線放送と同じだというのですね。あ、そうかと思って、電気屋さん行ってきたのですよ、私。こんなのがあるのだけれどもできますかと言ったら、全然だめでした。磁気ループそのものも知りませんでした。磁気ループがそんなのが、補聴器通して聞けるなんてこと自体が私は眉唾だと思うと言われてしまって、あら、全然だめだわと思ったのですけれども。なぜそうと思ったのは、新聞に私どもの議員が区議会議員ですけれども、そういう知識を持っている議員なのですね。自前で磁気ループシステムをつくって、街頭で演説をするときに磁気ループの中に聴覚障害のある方をそこに立ってくださいとか、座ってくださいといって見てもらうと。そうすると、話しているやつが全部、ほかでいろいろな雑音が入るのだけれども、それは入ってこないのだそうですね。普通の耳からは入ってくるでしょうけれども、補聴器からは入ってこない。補聴器から入ってくるのは、磁気ループを通して入ってくる演説者の音声だけが入ってくるというのだそうですね。それが自前でつくったというから、それだったらちょっとできるのではないかなと思ったものですけれども、だけれども足寄ではちょっと無理でした。残念なのですけれども、それはちょっとできなかったなと。今町長の答弁にあったように、そんな方向で対応して、窓口で対応していただければとりあえずのところはいいのかなという思いがしてます。ただ、これ何県だったかな。何県だかで、必要はないと、それから問題があるから入れる必要はないと言っていた市が、最終的には磁気ループを入れることになったという事例もあるのですね。それは女性が集まる集会、母親大会って全国で行われているのですけれども、それの、足寄で言えば足寄の母親大会が行われたときに磁気ループシステムを、足寄町では持っていないから道から借りてくると、道から借りてきてやってみたら障害を持っている方が本当に聞こえやすくてよかったという評判があったという実例をもって、ここで言えば町長のところに持ってきて、町長、こんな実例あるのですと、入れてくれませんかと言って入ったという実例は、ある市であったそうですけれどもね。そんなこともありました。今はそれ以上のことは私言いません。二つ目に行きます。

出典:足寄町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月12日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる