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釧路町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月3日

難聴者・聴力障がい児者支援について

2024年9月3日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が「難聴者・聴力障がい児者支援について」質問し、町長 小松茂、福祉課長 柳谷忠男、介護支援課長 渡辺裕二が答弁しました。

質問者
佐藤昭平 議員
答弁者
町長 小松茂、福祉課長 柳谷忠男、介護支援課長 渡辺裕二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 佐藤昭平

それでは2件目行きたいと思います。難聴者・聴力障がい児者支援についてということで質問します。1点目は、町における難聴者の実態把握はされているのか。2点目として、難聴と認知症の関連性についてどのように捉えているのか。3点目として、難聴者と介護サービス利用の現状というのはどうなっているのか。4点目は、今後の課題についてということで質問いたします。お願いします。

答弁 町長 小松茂

難聴者・聴力障がい児者支援についてということで、まず1の難聴者の実態把握はされているのかとの御質問ですが、身体障害者手帳の交付対象とならない両耳の聴力レベルがおおむね30デシベル以上70デシベル未満の方を難聴者の定義と捉えておりますが、全体数の把握はできておりません。なお、令和6年7月末現在において、聴覚障がいにより身体障害者手帳の交付を受けている方は80名となっております。②の難聴と認知症の関連性についての御質問ですが、難聴は脳に伝えられる音の刺激や情報量が少なくなることで脳の活動が低下をし、認知症リスクが大きくなると言われており、認知症施策推進総合戦略、いわゆる新オレンジプランにおいても認知症の危険因子の一つとして掲げられております。また、相手の声が聞きづらいと会話が難しくなり、他人と接することを拒み、社会的孤立により認知症の防御因子の一つとされる社会的参加への行動抑制につながる可能性があると認識をしております。③の難聴者と介護サービス利用の現状についての御質問ですが、難聴者の実態につきましては把握をしておりませんが、令和5年度末における要支援・要介護認定者が1,247名のうち、認定調査の状況から聴力について何らかの問題がある方が646名、51.8%おります。そのうち直近の介護給付実績から467名、72.3%が介護サービスを利用している状況となっております。④の今後の課題ですが、日常生活で聞こえづらさを感じている方の中には、適正な聴力検査により身体障害者手帳の対象となり得る方が一定数存在すると考えられます。手帳を取得することで補聴器の給付対象となる可能性がある方々を早期に医療機関などの受診につなげるためには、相談支援の充実と制度のさらなる周知が課題であると捉えております。以上であります。

質問 5番 佐藤昭平

それで、この件については、補聴器の購入費助成なども含めた質問をちょうど1年前に行っておりますし、そういう議会での質問の中身なんかも分かっている方々から一層そういう方の対応、支援を求める声もいろいろ耳にしておりますし、今ちょっと防災の話、質問しましたけれども、なかなか行政無線のあれが聞き取れないですとか、いろいろな情報、音情報が制限されているなというようなことで、戸別受信器を貸与したりというようなことで、そんな話いろいろ聞きます。それで身体障害者手帳の交付対象とならないという方が30デシベル以上70デシベル未満ということなのです。70デシベルまでに、70デシベルのものでないと聞こえないという、そういうような極めて耳の聴力が劣化してしまった方でないと対象にならないというようなことで、30デシベル以上からですから、段階に応じて、身障のところでの段階に応じた給付があると。一番最高の聴力が悪化している状態での70デシベル以上の方のところでやっと補聴器の購入に対して、原物給付ということで給付されるというのが今の聴力障がいに対する身障制度の状況になっているのです。これ実際に、1年たちましたから、もう1回聞きますけれども、逆に補聴器の原物給付を受けられている聴力障がいの方というのは何名いらっしゃるのか教えていただければというふうにして、直近で教えてもらえればと。

答弁 福祉課長 柳谷忠男

令和5年度の実績ということでお答えさせていただきます。補装具、補聴器の新規、再交付があったのは7件でございました。修理のほうは2件あったというところでございます。

質問 5番 佐藤昭平

新規でというのが7件ですけれども、これ人数で言うと新規と言いましたけれども、これが総数ですよね。更新ということも含めて。一定期間で更新していくということになると思うのですけれども、身障の場合には。これ7件新規のほかに何か更新してないけれども、もう少しいるとか、そういうような形なのですか。正確な人数をもう一回確認したいと思うのですけれども。

答弁 福祉課長 柳谷忠男

単年度の件数しか今手元にございませんので、全体の件数ということでしょうか。すみません。(発言の声あり)申し訳ございません。今、手持ちの資料に全体の給付の人数はちょっと手持ちを持っていませんので、申し訳ございません。お答えできません。

質問 5番 佐藤昭平

去年聞いたときには8件というふうにしておっしゃっていて、相当ハードルは高いなと、補聴器貸与できるのは厳しいなというふうにして思ったのですけれども、この7人というのは、では釧路町全体のところでの現物給付受けている方の人数とイコールだというわけではない。もっといるというような状況ですか。それは把握してないのですか。把握してないのですか。

答弁 福祉課長 柳谷忠男

申し訳ございません。先ほどの7件というのは、令和5年度で新規に増えたという件数でございます。(「分かんない」の声あり)申し訳ございません。今ちょっと手持ちに資料なかったです。

質問 5番 佐藤昭平

出してと言えば少し時間かかるのかな。そういうようなことかな。先ほどの2点目のところの質問というか、3点目か、3点目のところで言うと、これ要介護認定者のうち聴力に問題がある方は51.8%いるわけです。こういうのから言うと相当これ大きな問題だなというふうにして思いますよ。7件でも、100人、200人いて、令和5年度のところで新たに7件でというふうなことでいけば、全然数字違ってきますよね。意味分かります。7件と言われたって、新規の増えた人数を教えてもらったって、その後続けて何を聞けばいいのかというのがあるのですけれども、相当いますね、増えましたねというふうにして質疑を続けていっていいのか。新たに増えた人7件なんて、こんなわけないでしょというような質問でいくのか。そこら辺数字がないというのはちょっと信じられないのですけれども。正確に出していただけない人と進められないのでちょっとお願いします。

答弁 福祉課長 柳谷忠男

お時間いただきまして誠にありがとうございます。まず、町長の答弁にもありました身体障害者手帳の交付を受けている方がまず7月末現在で80名ということになります。それで令和5年度に交付できた人数が、そのうち7件ということであります。そして、令和元年からの数字になってしまうのですが、交付件数なのですが、令和元年が11件、令和2年が9件、令和3年が9件、令和4年が15件、そして令和5年が7件で、累計で51件、平均で約1年に10件ずつという交付をしているところでございます。

質問 5番 佐藤昭平

分かりました。いずれにしても人口の2,000万人ぐらいは日本でいるだろうというのがいろいろ学会で言われていることでありますから、それと比べれば、全体数を把握してないということでありますけれども、もっとこういうような桁が違うのではないかなというようなところは推察されるところかなというふうにして思います。それで2件目なのですけれども、難聴と認知症の関連性はということなのですけれども、これ大分詳しく書いて答弁をしていただいて、認知症の防御因子ということでは、難聴に対する対策としては、これは大きな課題なのだということは少し読み取れるかなというふうにして思います。こういうことというのはどういうふうに捉えていったらいいのかなというと、きちんと科学的に捉えなくてはならないというふうにして思うのです。それで言うと難聴が認知症の原因ということでどのぐらい考えられるのかというのは、これはすごいレポートが出ていまして、医学誌では最も著名なランセットと言われる、分かる方は分かると思いますけれども、ランセットというところのあれで言うと、認知症予防の改善可能な9つの因子という中で、大きいのは教育の問題、12歳までに健康教育というのがどこまでできるかという教育の問題8%、あと高血圧が中年期で2%、肥満が1%、そして難聴が9%と。更年期で言うと抑鬱の問題だとか、喫煙なんかも、これやめれば、相当認知症に対しては効果があるというようなことも出ています。いずれにしても、難聴の9%、認知症予防、認知症になる原因としては約10人に1人は難聴が大きな要因になっているということは、これ報告をされているとおりでありますし、答弁の中でも言われている中身だというふうにして思います。そういう点では難聴と、認知症対策ということでは、介護保険事業計画などでも認知症の対策というのは基本目標の4番目か5番目か何番目かに書かれています。重点的な対策として認知症対策が、これが大事なのだということは町のそういう計画の中でも言われているというふうに思うのですけれども、ここら辺は具体的に認知症対策として具体的に介護保険事業計画等も含めて考えていく必要があるし、また高齢者一般の健康問題ということでもコミュニケーション大事ですから、そういう点でも大事かなというふうにして思うのですけれども、そこら辺を大変大きな課題なのだということ、認知症対策というのは、その大きな柱として難聴の対策というのは、これはきちんと聞こえるという状態をつくり出していくということが極めて大きな課題なのだということは認識していただきたいなというふうにして思うのですけれども、そこら辺ではどういうふうに考えているのかお聞きしたいと思います。

答弁 介護支援課長 渡辺裕二

ただいま議員おっしゃいますとおり、難聴という問題につきましては認知症のリスクもあるという部分もありまして、全ての分野、健康であれば健診だとかもそうですし、介護予防、介護のサービスと全ての部分において、この問題というのは大変重要な問題だというふうに認識はしているところでございます。

質問 5番 佐藤昭平

当町も超高齢化社会ということで、しばらくの間、ピークはあると思うのですけれども、しばらくの間、介護保険65歳以上75歳以上また増えていくというような状況でありますし、ある意味、高齢者福祉の関係では大きなところがあるなというふうにして思います。3点目として、難聴者と介護サービスの利用状況のところで、現状についてお聞きしたいのですけれども、これさっきもちょっと触れましたけれども、要支援要介護認定者1,247人のうち聴力に問題がある方646名51.8%ということなのですが、こういうような現状も実際に介護サービスの対象になっている方、受けられる方のところの半分ちょっとぐらいがこういうような聴力の問題がある、抱えているということは、これは後段にも書いてある介護サービスを利用できる、利用している状況467名の方、(発言の声あり)実際に(発言の声あり)すみませんでした。そのように答弁をいただきましたけれども、介護給付の実績と考えてみても、何らかの介護利用サービスの関係でもって支障を来しているのではないかなというのは、現場のところから、何かそういうような事例、ケースなどは、報告などまたは状況など把握している点があればお聞きしたいというふうにして思います。

答弁 介護支援課長 渡辺裕二

高齢者の方の多くが年齢的に仕方がないというような本人の思いもあります。また介護施設やサービス事業所の方々からは、特に聞こえの部分でサービスを利用する際に何か影響があるだとかというような報告は今の段階では町には入ってきてないような状況にございます。

質問 5番 佐藤昭平

実際にそういうような耳の聴力の状況なので、日常の会話のところで不自由しているような人は、人といろいろ話をしなくてはならないというか、そういうような環境のところに行ったり、それからいろいろなサービスを受けてもなかなか分からないから利用のほうを渋るというような状況も、利用されている方ではなくて介護サービスの利用に足を踏みとどめるというような、そういうような状況も地域の中では聞くことがあるのですけれども、いずれにしても要支援要介護認定者の中で半分ですから、1,247人の中の半分ですから、これがそれ以外の認定申請していない方についても含めれば相当な人数になるというふうにして考えているのですけれども、推定できるのですけれども、そういう点も含めて、さっき基本認識聞きましたけれども、うちの町のこの状況を見れば、相当これは何らかの対処が必要だというふうにして、要するに聴力の支援が回復の支援が必要だというふうな認識を持って取り組んだほうがいいかなというふうに思うのですけれども、そこら辺はどういうふうに考えるのかお聞きしたいと思います。

答弁 介護支援課長 渡辺裕二

議員おっしゃいますとおり、こちら示させていただきました人数につきましては、要介護認定を受けられている方のうち、聴力に問題がある方というふうに示させていただいています。当然認定を受けられていない、介護サービスを必要としていない難聴者という方は当然多くいると思います。また後期高齢者の75歳以上の方につきまして、研究ですと4割から7割に加齢性の難聴があるというふうに言われているような状況でございます。そのため、町としましては、こういう加齢性難聴などの場合につきましては本人が気づかないうちに進行して適切な支援や受診につながりにくいという懸念は持っているところでございます。また、要介護状態の予防や生活の質を維持していく上では、難聴の早期発見そして早期介入が重要であるというように認識しているところでございます。

質問 5番 佐藤昭平

基本認識は一致しているのだというふうにして思うのです。ただ、身障の制度の中で30デシベルから70デシベル未満ということで対象にならないということに、その範疇の中だと身障の制度がいろいろな形での給付含めて対象になるということなのですが、これ70デシベル以上の音でないと聞こえないと、そういうようなことであれば対象にならないという非常に身障の中でも補聴器の給付というのが厳しいなというふうにして思うのですけれども、ここいら辺の基準を、既存のいわゆる福祉の制度ですよ、既存の福祉の制度に対して町独自に福祉の制度として、また高齢者ですから生活支援の制度として、特別のそういう独自の考え方を持って対処すべき、そういうような中身、そういうようなことが求められる、そういうような状況でないかなというふうにして思うのですけれども、これ4点目の今後の課題というところに流れて、流れというか、含んでいることかなというふうにして思うのですけれども、そういう点では、この間議論もしてきていますけれども、町として何らかの対策、対応を検討するに至ってないのかどうなのかお聞きしたいというふうに思います。

答弁 町長 小松茂

今、議員御指摘のように難聴者の状況というのは様々であります。そんな中で日常につながる要因の大きな要因の一つになるという御指摘ももっともだというふうに思っていますし、我々もそういった認識はあるわけであります。ただ、今、定められている、いわゆる30デシベル以上70デシベル未満、これが一つの定義として捉えて、それでお医者さんの診断をいただく一つの基準になっているということでありますので、今現在は身障者の障害者手帳を交付される方については(聴取不能)けれども、ここの基準を曲げて、当町が別に特別にそれをまた、それ以外の方にも対処するという考えは、今、現在の段階では持ち合わせておりませんので、ただ、今回の御指摘については十分に我々も研究する必要があるだろうというふうに捉えておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 5番 佐藤昭平

それで、またほかの町の話かというふうにして言われるかもしれませんけれども、今、道内だけでも20市町村ぐらいは、毎年少しずつですけれども、独自の基準それぞれ、70デシベル未満というのはあまりにも、2メーターぐらい離れたところで汽車が走っているような音まで聞こえるのであれば対象にならないということなのですから、もうこれはあまりにもひどいというようなことだというふうに思います。ぜひ、これは生活支援という形で、福祉、身障制度の中では国の制度なのでできないですから、町のところで独自に生活支援制度的なもので購入費助成というのが一番いい形かなというふうにして思うのです。これは本人が聞こえるようになるというのと併せて、そのことによって介護サービスの効果も上がるわけです。介護のデイサービスなどに行くのも楽しいというような形になるわけですよ。認知症の予防や認知症に対する対策というのは介護予防の大きな柱でありますし、そういう点では町の事業をしっかり前に進めるという点でも非常に大きな効果があるというふうに私は指摘をしておきたいというふうにして思います。町のほうの考え方は分かりましたけれども、なるべく早くもっといろいろな形で補聴器の購入費助成進めたほうが認知症対策としても有効な手だてになるということは、この部分で指摘をして次の質問に行きたいというふうに思います。

出典:釧路町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月3日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる