厚岸町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月6日
(1)浅口市との友好推進について/(2)香害、化学物質過敏症について
2023年12月6日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「浅口市との友好推進について」「香害、化学物質過敏症について」について質問し、町長 若狹、教育長 滝川、教委生涯学習課長 川越、教委管理課長 諸井、保健福祉課長 早川、病院事務長 星川が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、教育長 滝川、教委生涯学習課長 川越、教委管理課長 諸井、保健福祉課長 早川、病院事務長 星川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 室﨑
先に提出しておりました一般質問通告書に従って、御質問申し上げます。1点目は、浅口市との友好推進についてであります。先般、私ども、浅口市にアッケシソウを探勝とする縁で訪問いたしました。そのときに、大西副議長には大変お世話になったのですが、今回この一般質問の準備をしている最中に、前副議長の大西議員が亡くなったという報を受けました。謹んでお悔やみ申し上げる次第でございます。その大西議員が、6月の定例会で一般質問で厚岸町との厚誼を進め、友好都市協定を早急に結ぶべきであるという趣旨の質問をなさっておりまして、市長はそれに対して積極的な答弁をしておりました。ただ、相手方のあることだからということで断言はしておりませんが、その姿勢を示しておりました。それを受けてお聞きするわけでございますが、浅口市との友好推進について、現状と今後の展望、町として進める施策はどういうふうに考えているか。2として、教育委員会は今後どのような施策を進めるか。これについてお聞きいたします。2問目として、香害、化学物質過敏症についてであります。今回、教育委員会が香害、化学物質過敏症について実態調査をアンケート調査で行ってくださいました。その結果が既に発表されておりますが、その結果とこれに基づく施策の展開についてお聞きいたします。2点目としては、これを受けて、町はどのような対策を取ろうとしているのか。これについてお聞きいたします。以上でございます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
2番、室﨑議員のご質問にお答えをいたします。1点目の浅口市との友好推進についてのうち、(1)の現状と今後の展望、町として進める施策についてでありますが、岡山県浅口市は、本州唯一のアッケシソウの自生地で、市の天然記念物に指定し、貴重な地域資源として、市民による保護活動や観光PRを行っている自治体であります。昨年10月に、厚岸町議会厚生文教常任委員会が浅口市におけるアッケシソウ保護活動等の行政視察を行い、本年10月には、栗山浅口市長が、表敬訪問と行政視察を兼ねて当町に来町し、私をはじめ、教育長、議長、副議長、厚生文教常任委員長が同席の下、アッケシソウに関する取組について意見交換を行いました。栗山浅口市長とは、まずは、アッケシソウの保全活動や特産品の牡蠣等、両自治体の共通点での交流事業を推進することで、自治体間の友好関係を深め、お互いの住民意識の醸成を図っていくことの認識で一致しているところであり、今後も、浅口市と具体的にどのような交流事業を行えるのかの研究も含めて、友好関係を深めてまいりたいと考えております。(2)のご質問については、後ほど教育長から答弁があります。以上でございます。続いて、2点目の香害、化学物質過敏症についてのうち、(1)については、後ほど教育長から答弁があります。私からは、(2)の町の対策についてでありますが、今般、教育委員会が実施した香害及び化学物質過敏症に関する実態調査から、香害及び化学物質過敏症の認知度が、保護者及び職員では80%から90%と小中学校よりも格段に高く、大人の世代においては全体的に認知度が高いことが分かりました。また、実際に香りで具合が悪くなったことがある人の割合は、小中学生のほうが高く、これらの結果から、子ども世代においては、香害及び化学物質過敏症についての認知が少ない反面、実際には、これらによる体調不良を感じることが多くあるという状況が分かりました。このことにより、より影響を受けやすいとされる子どもへの正しい知識の普及啓発のほか、大人世代においては、香料を使用する際の周囲への配慮に加え、養育者としての目線で、子どもたちの体調管理の一環としての意識付けが重要であると考えます。具体的な対策の1点目としては、香害及び化学物質過敏症に関する普及啓発の継続であります。引き続き、町のホームページや広報、ポスター掲示などによる正しい知識の普及啓発を行ってまいります。また、調査結果を反映した取組として、教育委員会が実施した実態調査の結果を、保育所を利用する児童の養育者にも情報提供し、香害及び化学物質過敏症についての周知に努めてまいります。対策の2点目は、相談体制の充実であります。現在まで、町への香害等に関する相談実績はありませんが、香害等に関する正しい知識の情報収集を継続し、相談を受ける保健師の研鑽に努めてまいります。私からは以上であります。
答弁 教育長 滝川
私からは、1点目の浅口市との友好推進についてのうち、(2)の教育委員会は今後どのような施策を進めるか及び、2点目の香害、化学物質過敏症についてのうち、(1)の教育委員会が実施したアンケート調査結果とこれに基づく政策の展開についてお答えいたします。初めに、1点目の浅口市との友好推進についての(2)教育委員会は今後どのような施策を進めるのかについてでありますが、令和4年度に厚岸町議会厚生文教常任委員会の視察に海事記念館の職員が随行し、アッケシソウの自生地がある岡山県浅口市において、市民主体のアッケシソウを守る会による自生地の様々な保護活動を視察させていただいたところであります。この市民主体の保護活動について、町民に知っていただくことを目的とし、10月15日に、その取組に携わっている岡山理科大学の名誉教授と浅口市教育委員会の担当職員を本町へお招きし、講演会を開催いたしました。教育委員会といたしましては、浅口市教育委員会と引き続きアッケシソウに関する情報交換を行うとともに、ふるさと教育の一環として、オンライン授業での学校間交流も検討しております。続いて、2点目の(1)香害、化学物質過敏症に関するアンケートの調査結果と施策の展開についてでありますが、教育委員会では、本年9月11日から29日までの間、学校における香害、化学物質過敏症について現状を把握し、児童生徒及び学校職員の健康維持管理に資することを目的に、町内に通学する小中学生及び保護者、学校職員を対象にアンケート調査を実施しました。アンケートの回答率は対象者数と比較し、小中学生は94.3%、保護者で29.9%、学校職員で68.9%となっております。調査では、各対象区分ごとに学校において人工香料で不快に感じたことがあるか、学校で体調不良になったことがあるか、家で毎日使用している香りが付いたものはあるか、香害、化学物質過敏症を知っているか、香りで体調が悪くなる人がいることを知っているか、アルコール消毒液を使用できない人がいることを知っているかを調査しました。主な結果概要を申し上げますと、学校で人工香料で不快に感じたことがあるかの問いでは、児童生徒の2割弱、学校職員では2割強が不快に感じたことがあると回答がありました。また、学校で体調不良になったことがあるかの問いでは、全体で1割に満たないものの、体調不良になったことがある児童生徒及び学校職員がいたことが分かりました。香害・化学物質過敏症を知っているかでは、児童生徒では学年により数値は多少異なりますが、知らないと回答したのは小学生で60.2%、中学生で69.4%、保護者及び学校職員においては、認知度は高いものの、知らないと回答したのは、保護者で約15%、学校職員で約5%という結果でした。調査結果は、11月に開催した厚岸町校長会と教頭会で報告し、香害及び化学物質過敏症に関して学校だよりでの周知や学校での会議の際に話題にしていただくこと、化学物質過敏症については、保健や家庭分野の授業において扱うこととされていることから、今回の調査結果も用いながら、授業に取り組んでいただくようお願いしております。また、11月22日には教育委員会ホームページに調査結果を掲載したところであり、保護者や学校職員に対してもご覧いただくよう、学校へお願いしているところです。今後も、香りや化学物質で健康被害が起こることがないよう、学校と連携し取組を進めてまいります。
質問 室﨑
まず、浅口市との友好推進についてでありますが、町長の答弁を聞いていても、教育委員会の答弁を聞いていても、何かあまり積極性が感じないのです。この後、どういうことを行って、積み重ねていっていくのかという具体性があまり見えてこない。それから、友好都市協定のようなものを割と近い将来に目的としているのかどうかということもあまり見えてこない。教育委員会に至っては、アッケシソウの話以外には何も出てこない。そもそも、今町長の答弁にあったように、10月の初めにはわざわざ浅口市の市長が来ているわけです。その前に、今私、1回目の質問のときにも言ったように、友好都市協定を結ぶべきではないかという積極的な質問に対して、市長は相手があることだから断言はできないけれども、その方向で進めたいという、非常に積極的な答弁も出ているわけです。それに対しての厚岸町の今の答弁では、これ、浅口市のほうは本当にやる気あるのだろうかと、お愛想で言っているだけではないだろうかと思われかねないませんよ。もう少し、具体的な答弁をしていただきたい。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私から答弁をさせていただきます。冒頭、室﨑議員からもお話ありました浅口市の市議会議員であります大西恒夫さんが6月の定例会において、アッケシソウについての質問をしたということは私もご承知をいたしております。この場をお借りしまして、急逝いたしましたことに対し、謹んでお悔やみを申し上げる次第でございます。質問にお答えをさせていただきます。去る10月2日、お話がありましたとおり、浅口市の市長が厚岸町においでになったわけであります。第1回目の質問にお答えしたとおりでありますが、その後、今後の浅口市と厚岸町の交流の在り方について、両自治体の担当職員間で打ち合わせをしながら進めているところであります。そういう中で、去る11月30日、浅口市の市長のほうから、浅口市というものは、やはり市長でありますので、市長の定例記者会見というものがあるそうであります。厚岸町はございませんけれども。その11月30日に、そのことを報告させていただきたいというお話があったところでございます。私もいろいろと意見交換をさせていただいて、私の考えも踏まえて、市長は記者会見を行ったところであります。その内容と言いますのは、縷々、ちょっと長い分でありますが、アッケシソウに関する今後の在り方についての部分だけをここで読ませていただきますが、若狹厚岸町長とは、まずはアッケシソウの保全活動や両自治体の共通点での交流事業を推進することで、両自治体間の友好関係を深め、住民意識を醸成していくとの認識で一致いたしました、という内容であります。私といたしましては、第1回目に答弁をいたしましたとおり、行政同士の交流だけではなく、今後の住民意識の醸成を図っていくことが大切であると考えております。私も浅口市と同様の考えで、今後とも教育委員会とも密にしながら推進をしていきたい、そのように考えているところでございます。
質問 室﨑
町長も相手のあることだから、あまり先走ったことも言えないということで慎重に言葉を選んでいると思うのですが、要するに浅口市と厚岸町は、このアッケシソウを機縁として厚誼を深め、行く行くは友好都市のような関係にまで持っていきたいと。ただ、いきなりそういう話もできない、積み重ねていかなければならないから、今は慎重に言葉を選んでいるけれども、その方向で考えているのだということの宣言として受け止めてよろしいですね。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
最終的なことにつきまして、今後の交流の進め方の中でお話がいろいろとあろうかと思っております。しかし、私としましては、アッケシソウというのは厚岸町の名前が冠された貴重な草であるということを考えますと、ぜひ厚岸町といたしましても大事にしながら、今回の交流。実はこの機会にお話をさせていただきますが、やはりこういう契機をつくっていただきましたのは、やはり厚生文教常任委員会なのです。やはり視察をしたことによって、それを基にして関係が結ばれておるという実態であります。私からもそのご苦労に対し、感謝申し上げたいと思うわけでありますが、ただ、これからそれでは一般的に言う友好都市とか姉妹都市に結び付くのかということには、今後の課題であります。これからも深い交流を重ねる中で、最終的にそうなるかもしれませんし。ただ、自治体同士の交流、交流にはいろいろありますから、そういう中の一つかなというふうに考えますけれども、今後の考え方は、ここでこうなりますという結論みいたことは、お互いに今交流中でありますので、避けたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 室﨑
教育委員会にもお聞きします。教育委員会ではいろいろな形で、例えば村山市のようなところだとか、オーストラリアのクラレンスだとかとの交流も図っておりますよね。そういうレベルでの交流ということも考えているのですか。
答弁 教委生涯学習課長 川越(教委生涯学習課長は2023年12月まで)
お答えさせていただきます。教育委員会としては、アッケシソウを軸に、町長の答弁にもございましたとおり、自治体間での情報交換、交流をまずは深めていくということであります。村山市の部分につきましては、自治体間交流の中で、教育委員会のほうは子ども交流という部分を担っておりますし、クラレンス市におきましても、中学生が参加するという部分を業務として担わせていただいているということでございます。今後の浅口市との情報交換の中では、1回目の答弁にもございますとおり、児童生徒のオンライン授業、ふるさと交流という部分で、その中での延長線状の中には、例えば行き来だとか、そういうことも可能性としては考えられますが、まずは、やはり今の時代オンラインでもできますよねというふうなことで、先方の教育委員会の担当の方ともお話させていただいております。友好推進の度合いにつきましては、これら現在のツールを生かしながら、相手方とどこまで、いつの段階でどのように進めていくか、今後の課題として情報交換、交流を深めてまいりたいと考えているところでございます。
質問 室﨑
今聞いてもこれ以上具体的な話が出てこないようなので、これについては、また機会を改めてお聞きすることにいたします。次に、香害、化学物質過敏症についてであります。先般の私の質問の後、すぐそれを真摯に受け止めてアンケート調査、実態調査を行ってくださった教育委員会の子どもの健康に対する真摯な態度については感服いたしました。改めて、ここでお礼を申し上げます。それで、ここから浮かび上がってきた実態、いろいろあるかと思いますが、1割の児童生徒が、9割以上の子どもの答えている中で、全体の1割の児童生徒に健康被害が現実に起きている、大なり小なりという話は別にしても、という実態が浮かび上がったと思うのですが、これについてはどう考えているか。
答弁 教委管理課長 諸井
お答えさせていただきます。調査の中では、回答448人中、全体で46人ということで健康被害があったという状況でありました。これについては、私どもも、言葉は悪いかもしれないですけれども、意外にちょっと多かったという認識でございます。これについては、今後もこういう香りで体調を壊さないよう、児童生徒、そして保護者について、また周知のほう図らせていただきたいというふうに思っております。
質問 室﨑
それと、非常に対照的なのは、教職員の回答率がぐんと低いのです。保護者に至ってはもっと低いのです。そうすると、ここから出てくる課題というのは、やはり大人のほうが子どもの健康に関して、きちんとした関心を持って、特にこういう問題について理解を深めるということが非常に大事ではないかと、そういうふうに思うのですが、まずその点いかがですか。
答弁 教委管理課長 諸井
ご質問者おっしゃるとおり、保護者にあたっては3割程度ということでございました。非常に関心が低かったのかなというふうに思っております。子どもの健康被害でもございますが、子どもの健康被害を守るほうは大人であって、家庭で香りのついた製品、これをなるべく使用しないといったことが大事かなと思っております。先般行われました校長会、教頭会でもお話させていただきまして、これについては、保護者宛のメールによって、この報告書のほうをご覧いただくようにということもお話をさせていただきましたし、今後、実は来月の広報のほうで、この調査結果については触れようかなということで、今広報の担当のほうと調整を図っているところでございます。
質問 室﨑
広報に載せるのも大いに結構です。それから、1回目の答弁の中でホームページに載せるというような話もありました。ただ、少なくとも小中学校の保護者に関しては、せめてこのアンケートの概要を一人一人に配る必要があるのではないかと。お子さんの中でもって、1割もの健康被害が出ていますということを、やはり相当強く意識付けをしていく必要があるのではないかと、そういうふうに思うのです。それともう一つは、このアンケート調査でも面接調査でも何でもいいのですが、この実態調査というのは1回きりのものではなくて、せめて年に1回くらいずつ定期的に行っていく必要があるのではないか、そういうふうに思うのですが、それについてはいかがでしょうか。
答弁 教育長 滝川
この調査の受け止めについてなのですけれども、先ほど課長からも答弁ありましたように、何となくこういうのがあるよなといっていたものが、実際に数字に表れたというのが今回のアンケート結果だったというふうに受け止めています。実際に、本当に助けてほしいというような、ぎりぎりのところまではいかないにしても、本当にそこは困っていますという意見も自由記述欄の中にありました。今までそういう声が拾えていなかったということが今回の調査で分かったということも大きな成果だったなというふうに思っております。これから保護者にということで、やはりまず教育の現場ですので、学校環境というところもまず必要になってくるので、やはり教職員の周知、これは意外とアンケートに答えるのが少なかったと、これが今実態なのです。ですから、これをきちんと学校のほうに伝えていきながら、学校の教室環境、それから保護者については教室環境もそうですけれども、家での環境というのを伝えていかなければならないというふうに思います。1枚1枚配るということもそうなのですけれども、常にホームページの中に、例えば学校だよりの中にQRコードを入れて、そこに入れるとアンケートに結び付く、これから教育委員会、調査がいろいろあるのですけれども、かなりこういう形でやっていくとアンケートの目に触れる機会が多くなるという手法が今できてきましたので、ぜひそういう形で保護者に見ていただこうかなと思います。いずれにしましても、私たちの認識の甘さと言ったら変なのですけれども、受け止められていなかったものが数字として出ていたということでのこれから授業の中で、まず子どもたちにしっかり授業の中で扱っていきたいというふうに思っています。以上です。
質問 室﨑
このアンケート調査、今回行われたアンケート調査が非常に教育的効果があったなと、啓発と言うのですか、というふうに思います。というのは、私の家にお客さんなのですが、おいでになった子育て中の40代の女性でしたが、こういうアンケートが来たのだという話を向こうから言い出したのです。実は自分はこういうことで非常に体調不良を起こして苦しんでいるのだけれども、ほかの人に言っても笑われるだけだし、あんた特異体質なのではないのと言わんばかりのことを言われて、そういうものなのだと思って我慢していたと。そうしたら、子どもを通じて学校のアンケートが来て、これは私一人の問題ではないのだということが分かりましたと。本当こうなのですねと言って、私ではないですよ、私のかみさんにですが、そういう話を縷々していったというのです。そういう人が結構出ているのではないかと思うのです。だから、これは私一人の特異な体質だからと思って、人にも言えないで悩んでいる人がいたのだなということを思いました。それで今、教育長は自分たちの認識に甘さがあったということをおっしゃっていましたが、町の対策ということでお聞きした保健福祉課なのですが、これは甘さどころではない大甘ですね。議会でこの問題はもう何回も出ています。あまり過去のことに遡りたくはないのですが、令和3年の3月の予算委員会でも、最新情報を勉強させていただきながら、機会あるごとにこのような周知をしていくという答弁がありました。令和5年に聞いたら何もやってませんという答弁が出ました。そして、今後は周知活動を徹底していきたいという、そういう答弁が出ました。さて、何をやってきたのかという話なのです。今の話を前提にして町長にお聞きするのだけれども、聞いていると、アンケートに回答に介する解釈がどうも腑に落ちないのです。小中学生が9割何分、ほぼ全員が答えているのに対して、保護者のほうは3割あるかないかという差があるということは一切無視して、そして体調不良になったことがあるかとか、知っているかとか、そういうようなこともパーセンテージだけを話しているのです。これでは読み方が違うのではないかと。それで、まずお聞きしたいのは、1割健康被害があると一応思われる回答が出ている数字について、その重要性というものをどういうふうに考えているか。例えば母数が少なすぎるので、これではパーセンテージを出しても意味がありませんよとか、あるいはこの程度のものならば、それは大して考慮する必要がありませんよというふうに考えているのか、それとも非常に重きを置いてこれを捉えているのか、まずその点から端的にお答えいただきたい。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
お答えをさせていただきます。この香害、公の公ではなくて香りの香、実は私自体も、つい最近と言ったらちょっとあれですけれども、実は令和元年に石澤議員から質問もありました。さらに、また今日、室﨑議員からも質問があるわけであったし、また今回もあるわけであります。そういう意味において、いろいろと勉強もさせていただきました。しかし、大変、これ反面、難しい課題でもあると思うわけでありますが、しかしながら、今日は深刻に取り上げております。なぜかと言いますと、今回の調査の結果でも分かりますとおり、ただ、厚岸の場合は意外と低いなという感じもいたしました。全国の日本消費者連盟のアンケート調査の結果は、79%の人方が認識しているという結果なのです。ですから、国会でも取り上げたところでありますが、今後の香害という問題につきましては、大変難しいというのは治療法が確立されておらないということなのです。いろいろとめまいとか、頭が痛いとか、頭痛とか、症状としてはあるわけでございますが、そういう中で、これから社会全体の理解が必要だなという気持ちを持っております。厚岸町といたしましても深刻な課題として取り組んでいかなければならない、そのように考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 室﨑
抽象的なお話は分かりました。それで具体的にお聞きします。私は、この1割という数字は非常に重要な数字だと考えております。というのは、現在、宝塚市をはじめとする、あちこちの自治体が、厚岸町の今回のアンケートと同様の調査をしております。そこで出てくる数字がほぼ1割前後なのです、どこも。8%とか7%というところから10%ちょっと程度の間を大体出てくるのです。こういうものは相当に幅がありますから、大体同じ数字だと考えていいと思うのです。そうすると、今回教育委員会の調査ですから、小中学生だけで行っていますけれども、やはり同じ数字が出てきたのです。ということは、これ、厚岸町内に広げて考えますと、今厚岸町は8,000人超の人口ですから、1割ということは800人くらいの人が苦しんでいるのではないかということが推測できるのです。話半分にしても500人です。そういう問題について、前回お聞きしたときも、いやいや、国のほうがはっきりしたこと言えないから何もできないのだというようなしきの答弁で終わっている。実態調査やらないのですか。まずそこからお聞きしたい。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
実態調査するのかどうかという話でありますが、教育委員会は結果が出ているわけでありますが、それでは大人がどうなのだということであろうかと思いますので、いろいろと検討させてください。やり方もいろいろあると思いますので、今回の質問があったことを認識しながら、一つ検討をこれからしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
質問 室﨑
この問題に関しては、何回もいい答弁をいただきながら、もう一度聞くと言うと、何もやってませんが繰り返されているのです。だから、非常に私も猜疑心が強くなっているのです。ですから、今町長からそういう答弁が出ましたので、きちんとそれは行っていただきたい。それと、もう一つは情報の収集です。具体的にお聞きしますけれども、化学物質過敏症、香害というのは化学物質過敏症だけではないのですが、この香害というのが、たまたま香りと書くこともありまして、快、不快の問題と取り違えている人が結構いるのです。また、国のもポスターも非常に及び腰で、ふにゃふにゃしているものですから、そういうふうに受け取られかねないような文言になっているわけです。でも、これは石油製品による合成香料によってもたらされる化学薬品によって起きる健康被害だということを、やはり明確に認識すべきです。そこから始まると思うのです。それを前提にしてお聞きするのですが、例えば化学合成香料の毒性、発がん性、環境ホルモン作用、アレルギー物質、誘引物質、そういうようなものについて、EUは26成分、特に重要と思う26成分の表示の義務付けを行っていますよね。そういうようなこと調査していますか。それから、柔軟剤というのはごわごわになるのを防ぐと言いますか、柔らかくするためなのですが、これが陽イオン性の界面活性剤が使われているのです。これは、一頃逆性石けんといって売られたのですが、急性毒性がものすごく強いものですから、細菌を殺すのです。その分、人間にも大きな影響があるのですが、こういうものが使われているというような内容について、きちんと調査していますか。あるいは、今非常に大きく急浮上してきた問題がありまして、それは、一説には軍事技術の民間提供だと言われています。もし、これが本当だとすると毒ガスの技術なのですけれども。それはどういうことをやるかと言うと、1ミリの1,000分の1くらいの大きさ、マイクロサイズと言うのだそうですが、あるいは100万分の1、ナノサイズですね、そういう小さな玉の中に揮発性の香料の基を入れて、これが刺激を受けると破裂する。徐々に徐々に破裂していくから、香りが長持ちする。そういう技術を使っているのです。そうすると、その玉は何でできているかと言うと、プラスチックなのです。このプラスチックの中には非常に毒性の強いものも入っているわけです。イソシアネートポリマーなどというのは、毒性が非常に強くて、何十年も前から指摘されている物質なのだそうですが、そういうものも使われていると言われています。こういうようなことを今香りの付いている製品から出ているかどうかは、こっちへ置いても、そこに使われている毒性のある物質というものがあるのですよという情報は持っていなければならないですよね。そういう調査していますか。もう全部そういうことは熟知しているよと言うのであれば、それをきちんと言ってください。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
お答えさせていただきます。ただいま御質問があった、例えば現在日常的に使われている製品等の中にそういった発がん性物質、それから健康被害に係るような成分を詳細に製品に対して、詳細な情報を集めたという経過はありません。改めて、そういった情報収集等という部分については実施していないという状況です。
質問 室﨑
あと何分ですか。(「16分あります」の声あり)
質問 室﨑
あまりこんな話ばかりしていてもあれなので、先へ進みますが、厚岸町の一番大きな仕事は、私は町民の命を守ること、健康を守ることだと思っています。その意味から、少なくても500人とか1,000人とかという単位の人が健康被害を起こしているかもしれないという問題があったときには、厚岸町としてできることは全部やらなければならないと思うのです。それが何年も前に、非常にいい答弁が出て、情報の収集もちゃんとするし、機会あるごとに周知もしていくと言って、その後聞いてもやった形跡もないし、その後聞いてもこれという形跡もない。それでずっと来ているのです。これはやはり非常に問題だと思います。それで、この化学物質過敏症に関しては、全国に、町長さっきの答弁にあったように、非常に多いものですから、何千人という人ですよね。これは町長のほうでおっしゃったので私も言いますが、日消連のほうでそういうような症状を起こしている方は私のほうに連絡をくださいという窓口をつくったのです。3日間やったら3日間電話が止まらなかったと言うのですけれども。その結果、自分の名前を名乗ってこうなのですと言った人たちで何千人になったのです。そういうようなこともあって、厚岸町がと言うのではないですよ、全国のレベルの話なのですが、現在CS支援センターというのができていますね。これは認定特定非営利活動法人として公認されたわけですが、そこではお医者さんではないから診断をしたり治療ということはできないようですけれども、それ以外のいろいろな生活の相談にまで乗りましょうという支援センターができているのです。そうすると、厚岸町でこういうような情報、こういうのもあるのですよというのを流したことありますか。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
今御質問のあったような情報を流したという実態はありません。
質問 室﨑
今までのことをあまり言ってもあれですけれども、要するに何もやってなかったということですよね。情報一つ集めていない。それからそういうような人がいたときにどう親身になって対応するかということも考えていない。そして、相談窓口には誰も来ませんでしたって、来るわけないですよ。やはり役に立つところに行きますから。相手にされていないだけではないですか。このあたり、やはりきちんと認識して、そして町民の信頼を得る役所になっていただきたい。これは切にお願いいたします。その上で、もう一つ、そんなこと言われたってということを言わせていただきます。厚岸に保健師何人いるのですか。保健師は町民の命と健康に正面から向き合って、その命と健康を守るために日夜努力されている立場の人ではないですか。そこから、現場からこういう問題について、もっとこうするべきだという声は出なかったのですか。それとも、出ても上が握りつぶしていたのですか。その点どうなのですか。もう一つお聞きする。町立病院というのは厚岸町の地域医療の核とされています。地域医療というのは、具合が悪くなって自分のところに来た人を診断して治療するだけのものではありません。保健、予防ですね。それと医療と福祉、これが三位一体となって、この地で暮らし、生き、死んでいく人を下から支える体制、そのものを言います。その核であるのが町立病院です。町立病院の中からもこういう問題に関する関心は出てこなかったのですか。この2点お聞きしたい。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
お答えさせていただきます。現在、健康推進、健康に関する相談等に係る係における保健師の配置につきましては7名の保健師が在籍しております。その中で、改めて香り、アレルギー等に関するものにつきましては、症状が出ているですとか、そういった部分で乳幼児等中心にそういった話、それから相談を受けているという状況はございますし、そういった相談に対応しております。ただ、それが柔軟剤、それから香りに関する部分で、特にこれに特化した部分での議論というのは係の中ではこれまで強くは、話題として話をした経過はありますが、特にこれを対策を講じて云々というところまでの議論という形にはなっていないというのが実態でございます。町長の答弁にもございましたとおり、今回、教育委員会の調査の結果を受けた中で、実際に子どもでは少なくても1割から2割、それから町民の中にも少なくてもそれに近い方が何らかの影響を受けて健康被害があるという状況に対しまして、保健師につきましても、先ほどご質問あったとおり、情報の収集、それから相談機関、相談を受けるための知識、それから対応の方法について研鑽していきたいというふうに考えているところでございます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
時間がないようでありますので、私から総括して一つ決意を申し上げたいと思います。この香害という問題は、古くて新しい問題と受け止めております。と言いますのは、ほぼ10年前からの香害でありまして、問題が提起されてきたのは、そういう面におきましては、確かにいろいろな課題について、どちらかというと真剣に取り組んでおらなかったということも事実ではなかろうかと思っておるわけでございます。私はこれらの問題は、深刻な課題として取り上げてまいりたい。その上で、ご指摘ありましたとおり、町政の課題というのはいろいろありますが、そこに住む方々の命と健康を守るということが重要な役割でもあります。どうかそういう気持ちを持ちながら、これから行政をさらに推進をしてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
答弁 病院事務長 星川
私のほうからは町立病院における対応ということでお答えさせていただきます。私のほうで知っている限りでございますけれども、そういった化学物質が原因でとか、そういったことが要因でそういった健康相談を受けたとかという実績はございませんけれども、香害につきましては、これまでどうだったのかという部分を含めて、ちょっと確認させていただきながら、それらについてどのような対応ができるかどうかというのを検討しながらやっていかなければならないのかなというふうには思っております。