みんなの議会

厚岸町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日

感染症対策について

2020年3月11日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「感染症対策について」質問し、町長 若狹、保健福祉課長 阿部、病院事務長 星川が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狹、保健福祉課長 阿部、病院事務長 星川

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 室﨑

さきに提出いたしました一般質問通告書に従い、質問申し上げます。質問事項は、感染症対策についてであります。質問の要旨は、1、新型コロナウイルスについて。アとして、新型コロナウイルスの特徴、注意点。イ、流行の状況。ウ、町民への注意喚起。エ、特養・老健・デイサービスなどの施設での対応。オ、学校保育所、幼稚園等の対応。カ、体力が弱い人、重篤になりやすい人たち(高齢者、妊産婦、障害者や在宅介護者)への対応。キ、在住外国人への周知。ク、罹患者が出た場合に対する体制。以上、お聞きいたします。2として、他の感染症に対する対策です。ア、厚岸町において特に注意を要すると考えられる感染症とその対策についてお聞かせいただきたい。以上でございます。それでは、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

3番、室﨑議員のご質問にお答えをいたします。「感染症対策について」のうち、(1)アの「新型コロナウイルスの特徴と注意点」についてでありますが、まず、特徴としましては、発熱や喉の痛み、咳などの呼吸器症状が1週間前後と比較的長く持続することが多く、強いだるさを訴える人が多いこと、さらに、感染が確認された症状がある人の約80%の方が軽症であることとされております。また、潜伏期間につきましても、現時点では、1から12.5日、多くは5日から6日と言われていますが、さらに長期間の事例もあり、注意を要する期間が長いことも特徴と考えられております。注意点としましては、これまでに国内で感染が確認された方のうち、約80%の方は他の人に感染させないこと、さらにその感染経路として症状の軽い人から感染が拡大していることとされております。中でも、10代から30代といった若年層の方は軽症で済むことが多く、感染拡大の状況が見えないため、結果として重症のリスクが高い多くの中高年層に感染が及んでいるという実態が分かってきております。また、罹患後回復しPCR検査が陰性となった場合でも、再びPCR検査が陽性となるといった、ウイルスの再燃ともいえる事例も、注意を要するとされております。さらに、高齢者や基礎疾患を有する方の重症のリスクが高いことも注意すべき点と考えます。新型コロナウイルスは新たなウイルスであることから、全体像が解明されている現状ではなく、その特徴や注意点につきましても、随時知見が変わっていくことが予測されますので、今後も正しい情報の収集に努めてまいります次に、イの「流行の状況」についてでありますが、まず、国内の状況について説明をいたします。現在、国内の感染者数は増加傾向にあり、また、一定条件を満たす場所において、1人の感染者が複数人に感染させた事例が全国各地で相次いで報告されております。新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解によると、現時点においては、まだ爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえているのではないかと考えられております。しかしながら、世界保健機構が、3月9日に「世界的大流行になるおそれが非常に現実的になっている」と警告し、日本を含む世界的な流行拡大が危ぶまれる状況にあります。道内においては、感染者数の増加に伴い、2月28日に北海道知事から緊急事態宣言が発出され、3月10日の現在、111名の感染者が確認されております。次に、ウの「町民への注意喚起」についてでありますが、各種手段を用いて、正しい情報の提供と併せて随時行っている現状にあります。その具体的な手段としましては、情報告知端末や防災行政無線、町のホームページ、SNSや子育て支援アプリの活用、チラシの町有施設への据置きや新聞折り込み、町有施設のポスター掲示、感染症情報共有連絡網などであります。また、注意喚起の内容につきましては、その時々の状況に応じ、新型コロナウイルス感染症の特徴、手洗いや咳エチケットなどの感染予防策、相談や受診の目安、イベントについての考え方などとなっております。次に、エの「特養・老健・デイ等の施設での対応」についてでありますが、現在、特別養護老人ホーム心和園では入居者への感染を防ぐため、全職員のマスクの着用及び手洗い消毒の徹底はもちろん、面会をはじめとした全ての来館者の出入りを禁止しているほか、施設職員であっても外勤の多い一部スタッフについては、入居者の生活スペースへは出入りしないようにするなどの配慮を行っているところであります。また、町内に2か所あるデイサービスセンターについては、いずれも職員が利用者宅へ迎えに伺った際に検温し、37.5度以下であることや、咳などの症状がないかを確認した上で通所していただいております。町立厚岸病院内の介護老人保健施設ここみについては、町内で感染者が確認されたことを受けて、2月28日から面会を禁止とし、入所者の寝具等の交換についても、サービスステーションで受け取って本人へ渡すなどの対応により感染拡大防止に努めているところであります。次に、オの「学校・保育所・幼稚園等の対応」についてでありますが、町内小中学校における新型コロナウイルス感染症の対応につきましては、手洗い、咳エチケット、アルコール等による消毒などの対策のほか、道教育委員会からの通知に基づき、朝晩の検温など子供の健康観察を保護者へ要請しているほか、教職員におきましても発熱など風邪の症状が見られるときは、自宅で療養してもらうなど、教職員の健康状態を把握し感染予防に努めております。なお、2月27日から学年末の休業日前日の3月24日までの期間を学校休業とし、その間に一部分散登校を予定しております。また、保育所及び児童館における対応については、子供も職員も手洗い、手指等のアルコール消毒の励行のほか、保護者には子供の朝晩の検温を要請し、受入時には子供の朝の体温及び体調を確認しております。さらに、保護者の送迎時の入所については、できる限り玄関までとしているほか、ドアノブ等の手が触れる機会の多い箇所の清掃を強化し、感染予防に努めております。なお、保育所は2月29日から、児童館は2月27日から、それぞれ3月4日まで、休所または休館といたしましたが、3月5日からは、保護者の就労に配慮して、利用者の自粛を要請しながら開所しております。幼稚園につきましては、子供及び職員について、保育所及び児童館と同様の対応をしておりましたが、学校休業期間は休園となっております。次に、カの「体力が弱い人、重篤になりやすい高齢者、妊産婦、障害者や在宅介護者等への対応」についてでありますが、これらの方々への対応は、「様々な手段による正しい情報の周知」であります。糖尿病や呼吸器疾患などの持病があるといった、体力が弱い人への対応につきましては、個別の対応は困難であるため、チラシやホームページ等による全体的な周知を行っております。高齢者、障害者、在宅介護者への対応につきましては、感染症情報共有連絡網を用いた各種事業所への周知、妊産婦へは子育て支援アプリを用いた情報の配信などによる周知を行っております。また、患者発生が確認されたことを受け、2月28日から夜間及び休日の電話相談窓口を設け、重篤になりやすい人たちを含めた相談を受け付けております。このほか、妊産婦や高齢者など重症化しやすい方が対象となる行事を含め、町主催の行事においては、感染予防の対策として、当面、原則中止や延期としております。次に、キの「在住外国人への周知」についてでありますが、 在住外国人の方は、言語面の壁により正しい情報の相互伝達が困難であるということが課題であると捉えております。具体的な周知としましては、2月22日に新聞折り込みした感染予防策等のチラシに、「外国人のみなさまへ」と題し、中国語及び英語で対応している厚生労働省のホームページ等の情報を掲載しております。また、町内における外国人の多くを占める外国人技能実習生の受入先事業所によりますと、本人がインターネットによる自国語で情報収集を行っており、日常から発熱等の体調変化の場合は速やかに報告する等の体制が取られていると伺っております。全ての情報を外国語で発信することは困難ではありますが、厚生労働省のホームページ等の活用や、外国人技能実習生の受入先事業所等と連携して、引き続き在住外国人の方への周知に努めてまいります。また、クの「罹患者が出た場合に対する体制」についてでありますが、町内においては、2月27日に患者が確認されている現状にありますが、この新型コロナウイルス感染症は、感染症法に基づき現時点での体制として、感染症指定医療機関での検体の採取、道立衛生研究所研でのPCR検査を経てその結果が陽性であったことを受けて罹患したと見なされます。罹患者は、基本的には感染症指定医療機関に入院し治療を受け、退院基準を満たした場合、退院となるのが現時点における原則的な流れであります。PCR検査の結果が陽性の場合、釧路保健所が本人から同意を得ることができた情報のみが町に伝達されます。町は、その情報に基づき、町民への周知や注意喚起、関係施設の消毒や閉鎖等種々の対応を行いますが、本人の同意のもと伝達された情報の内容により、取り得る対応は全く異なり、事例に応じて非常に困難性が高いものとなるのが現状であります。また、(2)アの「厚岸町において特に注意を要すると考えられる感染症とその対策について」でありますが、一つ目は「鳥インフルエンザ」であります。野鳥の飛来が多いという当町の地理的特性から、発生の可能性は決して低くはないと考えております。鳥インフルエンザにつきましては、その発生に関すること、家禽に関すること、町民の健康に関することと関係機関が多岐に渡っていることから、保健福祉課において厚岸町感染症対策本部事務局として本部を運営することとしており、情報共有や具体的対策の検討等を実施できる基本的な環境の整備を行っております。二つ目としては、「エキノコックス症」であります。北海道全体の自然環境において、媒介動物であるキツネや野ネズミの野生動物間で生活が維持されていることのほか、町内市街地等においてもキツネ等の姿を見かけるという状況から、注意を要する感染症と考えております。対策としましては、疾病についての普及啓発や、成人及び学童対象の検診の実施、キツネ等の疫学調査を実施しております。三つ目としましては、「ノロウイルス感染症」であります。ノロウイルス感染症は、感染力が強く、冬期間を中心に1年を通じて発生しており、抵抗力の弱い子供や高齢者等は重症化しやすいことから、通年で食中毒予防と併せた対策が必要であります。対策としましては、主な流行期である冬期間の前に、感染症情報共有連絡網や食中毒連絡会議の機会を用いて、リスクの高い方が集まる町内施設等への周知を行っております。また、高齢者の季節性インフルエンザや肺炎球菌感染症、近年流行が見られた成人の麻しん及び風しん、子供の水痘や結核、日本脳炎などについては、全国共通の取組とはなりますが、基本的な対策として当町においても予防接種法に基づく定期予防接種を行っております。新型インフルエンザにつきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき厚岸町新型インフルエンザ等対策行動計画を策定し、その発生に備えております。今後も、当町の特性を踏まえた取組と、全国共通の取組、緊急的に発生する感染症対策を組み合わせながら、町民の健康の保持増進に努めてまいります。以上でございます。

質問 室﨑

大変丁寧な答弁をいただいて、大変ありがたく思います。それで、特に新型コロナですが、こういう話になりますと、今火急の非常時だと。そのときに、議論や、まして糾弾などしている暇はあるか、とりあえず決めたことをまっしぐらにやるだけだという式の議論が必ず出てくるのです。しかし、これは言わば未知の病原体に対する人類の闘いでありまして、大きく言いますと。小さくは、厚岸町において、どうやってその場面を防ぐかということで、言わば戦でありまして、その場合には、相手の状況をきちんと知ることと同時に、自分たちの弱いところがどこかにないかということを常に検証して、そこを補っていかなければならないということが常道であると思います。その意味で、私も二、三、質問をさせていただきますが、どうかど素人が何を言うかと一撃で潰してしまわないで、こちらの稚拙な疑問について温かく丁寧に答えていただきたいと、そのように思って進めますので、よろしくお願いいたします。その上で、まず、これは3月9日に専門家会議が出しているのですが、新型コロナウイルス感染症のクラスター、集団ですね、クラスターというのは。その集団発生のリスクの高いものというのを三つ挙げています。そこでは、換気の悪い密閉空間、人が密集している状態、近距離での会話や発声が行われている、この三つの条件の重なったところから各地でクラスターが起きていると言っています。ただこれは、ちょっと離れて見ますと、ごくごく当たり前のことであって、接触感染症というのですか、飛沫感染症、これの条件として当たり前のことなのです。新型コロナウイルスという未知の病原体が出てきて、今日の状況になったから初めてこういう飛沫感染や接触感染に対してはここを気をつけようということが初めて分かったわけではない。言わば、飛沫感染や接触感染というものを起こす病原体は、まだまだほかにもありますが、そのときにまずここに気をつけようという、言わばいろはです。そのことをやはり我々もきちんと押さえなければならない。何か、本当に新しい事態ができて、今までやったことのないようなことをやるわけではないのだということです。その意味で、これは厚岸町で作っている厚岸町新型インフルエンザ等対策行動計画というものがありまして、非常によくできているのです。これは約10年ぐらい前に、これもやはりコロナウイルスの変異らしいのですが、サーズとかマーズとかというような非常に毒性の強い感染症が流行りました。これ、日本にはほとんど大きな影響はなかったのですが、これに対処するためにこういう体制を作ろうということでできてきて、何回か改定されて、今日あるのは平成28年版ですか。私もこれをじっくりと読ませてもらいまして、得るところ非常に多かったです。これは、コロナウイルスではないと言えばそれまでなのですが、やはり接触感染、飛沫感染に対応して、こういう体制を取っていかなければならないということがいろいろ書かれております。いや、国がこういうことをやるときには町は協力しましょうということも書いてありますが、そういう部分はちょっと抜きにしても、まず町でやらなければならないこと、これが書かれています。まずお聞きするのですが、この行動計画には、海外発生期、国内発生早期、国内感染期と三つの段階に分けています。今日のコロナウイルスについても同じことが言われています。現在、どの段階に来ているのか、それから海外発生期というのは、いつ頃からと考えているのか、国内発生早期というのはいつ頃からなのか、国内感染期にもし入っていたとすれば、それはいつからなのか、まずこれらについてお答えいただきたい。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

この新型インフルエンザ等対策行動計画、平成28年3月に作成をしております。今現在、海外発生期と言いますのは、昨年12月に報告がありましたけれども、そこからというふうには考えております。それから、国内の発生早期という部分では、1月に入りまして、国内でも発生をした段階というふうに考えております。今現在が、国内発生早期、それから次の段階というのは国内感染期というふうに言われておりますけれども、ここについては、はっきりした見解は国においてもまだ出てきていないという状況で、私どもも発生早期なのか、もうどんどん感染の報告は国内でありますので、感染期なのかというところは、どちらになるのかなというのはまだ判断できていないというような状況でございます。

質問 室﨑

そうですよね。持ちこたえているというような、ちょっと意味の分からないようなことを言って、あれは爆発的感染がまだ起きていないという意味なのかなと思うのだけれども、どうもちょっと曖昧な言い方をしているというような、国内感染期ですよと明言はしたくないということだと思いまして、その点についてはよく分かります。それで、この新型インフルエンザ等、等が入っていますよ、対策行動計画では、この時期にはまずこれをやる、この時期にはこれをやるということを各段階に分けて具体的にその行動の計画を立てています。それを見ますと、海外発生期というのは、海外で発生しました。まさに読んで字のごとし。国内では、まだ患者が発生しているとは言えないというような状況であるということを書いています。その段階で、いろいろなことをやろうとしているのです。ただ、ものによっては、国と連携する、道と連携するというようなことですから、町が単独でできないものもたくさんあります。ただ、単独でできるものもあるのです。それで、その中で見ますと、蔓延防止のための感染対策の実施というのは、もう既に海外発生期であるのです。そこでは、マスク着用、咳エチケット、手洗い、うがい、人混みを避けることなどの基本的な感染対策を実施するよう町民に周知する。これ、国のご許可がなければできないというような話ではないです。他にもいろいろ書いています。それで、その次に、国内発生早期になるのです。ここでは、もう体制を完全に作らなければならないわけで、実際に動くための。そうすると、少なくても国内発生早期には対策本部ができて、それから窓口、相談窓口などもできてなければならないわけです。この行動計画によりますと。ところが、今回見てますと、どうもこの行動計画よりは、実際に動き出したのははるかに遅いのではないかという気がしてならないのです。この新型インフルエンザ等対策行動計画というのは、今回顧みられなかったのか。それともやろうとしたのだけれども、かくかくしかじかのことがあって、はるかに動く出すのが遅くなってしまったのか。確かに国のやっていることに関しては、いろいろな専門家から、遅い、緩い、とろい、そういう一式の批判は出ています。でも、これは私たちが今この場で言う話ではないわけで、厚岸町としてやれることをきちんとやっていかなければならないという意味において、このあたりはどうだったのか。これについて所見を伺いたい。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

この新型インフルエンザのこの計画でございますけれども、この計画に基づいた対応といいますか、それについては当初、この部分でこれに沿った形で動くという想定は、参考にはしておりましたけれども、おっしゃられた部分でいきますと遅くなったのかなという部分はあります。ただ、この新型インフルエンザの特別措置法についても、今現在、国はこの特措法を改正をして、非常事態宣言等というような話にもなってきておりますけれども、当初は、やはり感染症法に基づいての対応というようなことで情報なんかも得ておりましたので、そういう参考にはしておりましたけれども、そこまで早急な本部の立ち上げというようなところまではいってなかったというのは、今考えますと、やはりもう少し早くということが必要だったのかなと考えております。

質問 室﨑

厚岸町ができること、やらなければならないというものの私は一番大事なのは、正確な情報、知識、そういうものを町民にきちんと伝えることだと思うのです。行動規制とか何とかということは、厚岸町が独自でなんかできるわけないわけで、それは道とか国レベルでやっていくことですよね。だけれども、まだ何かよく分からんけれども、飛沫感染、それから接触感染を起こす新しい感染症なのだということは早くから分かっていたわけです。それに、みんな、町民一人一人が対応するためには、こういうことを考えなければなりませんよと、こういうところではリスクが高くなりますと。蔓延防止のために一人一人がこういうことを、いわゆる感染対策としてやりましょうと。マスクをしましょう、咳エチケット、手洗い、うがい、人混み、それから集会やイベント、飲食を伴うような集会というのはリスクが高い。そういう話は、言わばいろはなのですよ、専門家にとっては。こういうものを早くから、やはり防災無線だとか、いろいろ使って、誰でも目にし、耳に入る状態で流していくということが非常に必要だと思います。ある人の言葉だそうですが、全然分からないで安心してしまうこと、むやみやたらに恐ろしがること、これは実に簡単だ。だけれども、正しく認識して、正しく恐れるということは、非常に難しいのだと。こういうふうに言っているという話を聞きましたが、まさにそのためには、正確な知識、情報が必要なわけです。その点で、今回、せっかくのインフルエンザ等対策行動計画が十分に生かされていないきらいはあったのではないかということは、次回ということは非常にこういう問題では言うのが嫌なのですけれども、また何があるか分かりませんので、そういうところの教訓として積み上げていただきたいと、そのように思いますが、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

私どもにいろいろな、国から、それから北海道からの通知が来始めましたのが、1月20日過ぎあたりからいろいろな情報が来るような形になってまいりました。その段階では、通常の対応と同じような形でもって、情報共有の連絡網ですとか、そういったものを活用して情報の発信はしておりましたけれども、おっしゃる意味で、その段階からそういった対応につなげていけばよかったというのは思います。ただ、なかなかそのタイミングも、厚岸町が本部会議というのを余り早い段階で立ち上げることによっての町民の受ける状況もどうなのかなというのもありまして、道内から感染が発生した後というようなことを受けて、立ち上げる時期を考えたというような状況があります。今後については、やはり今回の対応を検討しながら、その立ち上げの時期等は検討していきたいと思います。

質問 室﨑

私も、けしからんとか何とか、そんなこと言っているわけではないのです。よりよくしていくためにどうしたらいいかということで、検討課題の一つではないかと思っているということをご理解いただきたいのです。それで、今、特養、デイについては、万全の体制を取りながら開けているというお話を聞きましたので、ほっとしているわけですけれども、どうなのでしょうか。学校が知事の要請で休みに入っていますよね。そうすると、小さな子供をお持ちのお母さんたちが、子供を見るために職場に行けないというような話がいろいろ出ていますが、この特養やデイ、そういうところでは、現在のところ、その危惧はないと。そういうふうに考えてよろしいのでしょうか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

数値的には押さえておりませんけれども、そういった子供さんがいらっしゃって休むという方がいるという情報は聞いております。

質問 室﨑

そのことによって、施設全体の業務に支障が出るというような事態には今後もならないだろうと考えてよろしいでしょうか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

職員が休むことによって事業所が開けることができないというような情報は、ニュースでは聞いておりまして、それについての心配というのは、私どももしておりますけれども、今現在はそういう状況、何とかやりくりをしているというようなふうに聞いているところでございます。

質問 室﨑

それから、高齢者、障害者といった社会的弱者と言われる人たちです。そこのところにも、きちんとした情報の周知が必要です。今、町長のご答弁を聞いていると、ホームページだとかそういうものを使ってやっているからというような話があったのだけれども、いろいろな問題、これだけではなくいろいろなときに出てくるのですが、年齢的にも若くて元気な人たちはそういうような媒体をいろいろ使いますから、これはこれで大いに結構だと思う。ただ、高齢者とかあるいは障害者と言われるような人たちのところでは、余りこういうものは役に立たないきらいがあるのです。そういうところには、逆に言うと、こういう問題ではより徹底して知っておいてもらわなければならない情報というのは、たくさんあるのではないかと。そのように思いまして、このあたりは、そこまで情報届かせるためには、特に配慮が要するのではないかと思います。また、1月の末頃に初めて皆さんにパンフレットを配りましたと、こう言うのですけれども、私、あちこちでちょっと聞いてみたのですが、お年寄りに特に率が高いと思うのですが、全く読んでいないのです。大体、ああいう物を配るというと、何割の人がちゃんと見てくれるかというのは、これはいろいろな話があるのですけれども、厳しくいう調査は1割までいっていないです。だから、こういうものに関しても、やはり厚岸町には防災無線などという非常にいいものがあるわけですから、耳にタコができるほどそういうものについてはどんどんと繰り返していく。手を洗いましょうとかアルコール消毒しましょうとかというのは、これは基本なのですということを体にしみ込むまで言っていくというような対応もまた必要だと思いますし、場合によっては個別対応も必要だと思うのですが、そのあたりはどのようになっていますか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

私どもの組織といいますか、厚岸町感染症情報共有の連絡網というのを持っております。そこには、病院、それから特老等の施設、それからグループホームですとか訪問看護ステーション、それから子供の関係で児童発達支援センター、それから障害者の方々が通っている施設、それから幼稚園や学校というような連絡網を持っておりまして、この連絡網でいろいろな情報というのは、国から来るものも発信しておりますし、私どものほうで整理したものも発信をしていると。そういった実際に関わっている事業所の方々からそういった事業所として注意をしなければならないこと、それからその利用者に注意をお願いしなければならないこと等ありますので、そういった方から直接そういう情報を発信してもらうということもまずやっております。そのほかに、防災無線ですとかという部分では、そういうタイミング等、いろいろな機会を捉えて、そういう咳エチケット、手洗い、それからその関係については、ノロウイルスの関係もありますので、年末からそういった啓発なんかはさせていただいておりますけれども、引き続きやっていかなくてはいけないなというふうには考えております。

質問 室﨑

そんなにくどくやる気はありません。あと、ちょっとこれ、今日の新聞かな、それに根室市がベトナムのほうでパンフレットを作ったのが非常に好評で、各自治体がそれうちにも使わせてくれと、あるいは参考にさせてくれというようなのが、引き合いが相次いでいるというようなのが出ておりましたが、厚岸町では、そういうようなものについては、もう既に、先ほども事業所やそういうものを通じて行っていると、事業者ですか、を通じて行っているというような話がありましたので、特に必要とするほどのものではないと考えていいのでしょうか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

実は、ベトナム語の部分については、私どももその内容が入手をして発信をしたいと考えておりました。市内の戸別のチラシを作ったときには、厚労省のホームページに飛ぶような形でやったのですけれども、そこには英語と、それから中国語しかなくて、ベトナム語の対応ができなかったという状況でございました。それで、根室市のほうでそういったベトナム語のものができたということなものですから、それについてはその情報を得て対応したいと。これからになりますけれども、そういうふうに考えております。

質問 室﨑

時間もないので、一つ一つはやっていけないのですが、他の感染症、それについてもなるべくその状況に応じながら、早め早めに丁寧な周知というものをお願いしたい。これはお願いしておきます。その上で、これも一部の専門家で指摘があるようですが、現在、コロナウイルスがかかったのではないかと思ったときも、すぐ病院に飛び込むということは、逆にいろいろな意味で危険をはらむので、少し様子を見てくれというような意味に受け取られるような話が結構あるわけです。ところが、季節性インフルエンザ、これはリレンザとかタミフルとかという特効薬が今あるようですが、これはたしか罹患して48時間かな、そのぐらいの間に打たないと、あるいは接種しないと効果が非常に難しくなってくるというような話もありまして、このコロナウイルスに対する対応と季節性インフルに対する対応が、専門家に言わせればそうではないのかもしれないけれども、我々素人判断でいうと相反するようなところがあるのではないかと。いやいや、そんなこと言われたって、俺具合悪いのだからすぐ行くのだというふうにして病院にぱっと行っちゃう人は逆にいいのだけれども、真面目で遠慮深い人が、コロナだったらそれでいい対応だったのだけれども、季節性インフルだったものだからということになっては大変なのです。このあたりについても、やはり見分ける方法があるのかどうか私分かりませんけれども、あったとしたらそういうものを丁寧に説明をして、みんなが理解していく必要があるのではないかと、そのように思うのですが、これは素人の杞憂なのでしょうか。それとも、何らかの対応が必要なのでしょうか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

なかなかそこのところがまだはっきりしない部分がたくさんあるのだと思います。今現在、チラシ等でも周知をさせていただいているのは、基本的には37.5度以上が4日以上続くというような状況のときには、保健所等通じて病院にと。ただ、強いだるさ、息苦しさがある場合には、すぐに相談をというようなことが受診に当たっての目安という部分では、そういうことが国も北海道もそういった形で示されております。高齢者や糖尿病等の持病がある方については、2日以上続くというようなことで示されている状況の中で、なかなかそれ以上の相談があった場合に、その基準を超えての対応というのは非常に、うちの保健師も相談を受けるに当たって苦労をしているところです。それについては、引き続きいろいろな情報を取って、その情報に応じた対応をできるように情報収集に努めていきたいと考えております。

質問 室﨑

今のようなお話は大体分かるのですけれども。どうなのでしょう、例えば町立病院あたりに相談、あるいは相談窓口に相談したときに、丁寧に聞いてみて、季節性インフルのおそれがありとなったらすぐいらっしゃいと。発熱外来ですから、町立病院に行ったときは、ある程度以上の熱があれば、当然そっちへ回しますよね。そこで、季節性インフルの検査だけはすぐできるわけでしょう。季節性インフルの検査は。コロナの検査はちょっとかかります。それで、季節性インフルだったら、すぐその手当てをすればいいわけですよね。だから、実際に、私どうしたらいいのでしょうというものに対してできる限り答えるような体制を作ってほしいのです。そうでなければ、正直に、7度5分以上というのだから、8度あろうと9度あろうと7度5分以上は何ていうような解釈をして、熱があればだるいのは決まり切ってます。それで、3日、4日待っていた。季節性インフルだったりしたら、これは大変なことです。だから、そういうようなことのないように、少しでもこちらでできる手当てというもの、それをやはり考えるべきではないでしょうか。

答弁 病院事務長 星川

町立病院の対応についてのほうからご説明させていただきます。うちの病院の対応につきましては、発熱外来というものを設けまして、そこでまず発熱があるかどうかをチェックした中で、そういった患者さんがいれば、発熱があれば看護師がその中身を確認した上で、そういった、まずインフルエンザのあるかないかというのを疑います。なので、そこでまず1回問診をした中でそれに該当するかどうかを確認した上で、検査をまずします。その段階で陽性であれば、すぐインフルエンザの対応をしますけれども、それが逆にマイナスとなった場合がありますので、それは国から示されている疑似症例に従ってチェックをした中で対応するというふうに、あとその段階、次の段階にいくというふうになっておりますので、これにつきましては、以前の新型インフルエンザの対応と全く同じような状況で今は進んでいるということでございまして、うちの病院の中では、その患者さんを拒否するですとか、そういったことではなくて、まず来ていただいて、その段階でまずチェックをするということをやっておりますので、そこは保健福祉課のほうとも連絡を取りながらやっているということで、全てを拒否とか、そうするわけではなくて、来た患者さんについては、そういったことも対応しながら、電話で来る場合については電話で、うちのほうも確認しながら対応しているという状況になってございます。

質問 室﨑

そのことをやはり町民に分かるように、きちんと周知してください。行ったらいけないのだと理解している人もあるようです。四、五日様子を見てからでないと行ったらいけないとなっていると、今、町立病院が作っている体制、生きないわけです。ですから、熱があって大変ならば、いつもと同じように来てくださいと。まず、季節性インフルについては検査をしますからということは、やはりちゃんと町民にわかるように言っていただきたいのです。いかがですか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

先ほどの4日ですとか、2日ですとか、一律にそういう形で対応しているわけではもちろんございませんので、周知に当たっては、それでももう少し分かりやすい形で連絡を、病院のほうも連絡をもらってというようなこともありますし、そういうことも含めて周知はちょっと検討させていただきたいと思います。

出典:厚岸町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる