みんなの議会

厚岸町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日

(1)子どもの貧困について/(2)新天皇即位に伴う10連休について

2019年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「子どもの貧困について」「新天皇即位に伴う10連休について」について質問し、町長 若狹、保健福祉課長 阿部、町民課長 石塚、指導室長 山田、生涯学習課長 髙橋、管理課長 真里谷、環境政策課長 尾張、総務課長 松見が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狹、保健福祉課長 阿部、町民課長 石塚、指導室長 山田、生涯学習課長 髙橋、管理課長 真里谷、環境政策課長 尾張、総務課長 松見

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 室﨑

さきに通告いたしました一般質問通告書に従い、ご質問申し上げます。1点目は、子どもの貧困についてであります。過日、釧路管内8カ市町村と関係団体が集まり、子どもの貧困の現状と対策について話し合われたと聞いております。そこで、お聞きしますが、子どもの貧困とはどのような事態を指していうのか。2番目として、この会議ではどのような事実が指摘されていますか。そして、この会議で示された対策例というのはどういうものがあるのでしょうか。それで、厚岸町では、その現状はどうなのでしょうか、その課題と対策についてお聞かせいただきたい。これが1問目であります。2問目は、新天皇即位に伴う10連休についてでありますが、私が言うまでもなく、天皇陛下が今年4月30日に退位され、皇太子様が翌5月1日に即位されることが正式に決まっております。この日程で平成が終わり新しい時代が来るということです。皇太子殿下が新天皇に即位される、今年の5月1日と10月22日を1年に限り祝日とするという法律が決まっております。官房長官は、国民こぞって祝意をあらわすため祝日扱いにする。連続した休暇をとることで、ゆとりのある国民生活の実現を期待したいと、そのように記者会見で言っております。ゆとりある云々はともかくとして、国民こぞって祝意を表するということについて、私は全く異を唱えるものではありませんし、私自身もそのように思っております。ただ、この決議の際に、参院内閣委員会では、国民生活に支障を来すことがないように十分意を払ってほしいという附帯決議をつけておりまして、10日間の連続の休日というのが、国民生活、厚岸では、町民生活ですが、に影響を及ぼすおそれがあるという声も出ております。それでお聞きします。この大型の連休が町民の生活に支障を及ぼすおそれがあるという声もあるけれども、町は、これに対してどのように考え、どのような対策を講じるというふうに考えているか、これについてもお聞かせをいただきたい。以上、2点でございます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

6番、室﨑議員のご質問にお答えいたします。1点目の子どもの貧困についてのうち、はじめに、子どもの貧困とはどのような事態を指して言うのかについてでありますが、子どもの貧困対策法や大綱において、子どもの貧困はどのような状態を指すかについて、明確に定義はされておりません。代表的な指標として使われているものは、OECD(経済協力開発機構)の作成基準に基づき、相対的貧困率という考え方があり、世帯の所得の合計値を世帯人数のルートで割った値である等価可処分所得の中央値の2分の1以下の所得の世帯を指し、この世帯に子どもがいる場合には、子どもの貧困に当たると考えられております。なお、この会議で報告がありました、弟子屈町で行った子育て世帯実態把握調査においては、内閣府の平成23年度「親と子の生活意識に関する調査」に示される相対的貧困の基準を参考に、2人世帯では世帯収入が200万円未満、3から4人世帯では250万円未満、5人以上の世帯では300万円未満を相対的貧困と位置づけているところであります。次に、この会議ではどのような事実が指摘されたかについてでありますが、会議の名称は、「釧路地域子ども支援ネットワーク会議」といい、釧路総合振興局が事務局となり、この日初めて会議を開催し、設置されたものであります。内容としましては、一つ目として、子どもの貧困の現状と対策について、北海道から報告があり、子どもの貧困は見えにくい、親の収入が低いと十分な教育を受けられず、必要な収入を確保できない貧困の連鎖が生ずる危険性がある。虐待が起きる家庭は経済的困難を抱えていることが多いといったことが挙げられております。二つ目として、弟子屈町における子育て世帯実態把握調査について、弟子屈町から報告があり、町内に相対的貧困に該当する世帯が1割強あることが判明し、これをもとに、町内のボランティアで食事の提供を行う「キッチンみちくさ」を始めたことが報告されております。次に、この会議で示された対策例についてでありますが、さきにも申し上げましたとおり、この日が初めての会議であり、また、同日の午後から子どもの居場所づくりを実践している団体を集めた「くしろ地域子どもの居場所づくりネットワーク会議」を開催しており、こちらの会議で話し合われたことを、次回のこの会議へフィードバックするようになっていることから、この日の会議では、出席した関係団体の意見交換にとどまっているところであります。次に、厚岸町での現状はどうか、その課題と対策についてでありますが、当町におきましても生活保護を受給しいる子育て世帯や就学援助を受けている世帯が一定数あり、また、子どもの貧困を放置することは、将来的に安定した職業につけないなど、税や社会保障などの社会的損失につながるとの調査結果が、今回の会議の報告にあったことから考えましても、厚岸町の将来を担う人材の育成のためには、その対策は重要な課題と考えております。このため、当町における子ども・子育て支援を新年度においても重点課題と位置づけて、子どもの貧困対策を含めた支援を行うものであります。具体的には、生活支援として、保護者の自立支援を行うものでは、保育所や児童館の利用時間の延長の継続、経済的支援として、保育所・幼稚園の保育料の軽減及び保育料の2割助成、10月からは保育料、食材料費の無償化等を行う予定であります。また、出産祝い金は、第1子から一律10万円の支給、子どもの医療費を18歳まで無料化、小中学校における教材購入の保護者負担の軽減や修学旅行費の半額助成のほか、今年度からは学校給食費の無償化、新生児聴覚検査及び産婦健康診査の費用助成も行うこととしております。このほか、子どもや高齢者を含めた地域食堂の取り組みについては、現在、町内の団体が検討しており、実施に当たって連携を図ってまいりたいと考えております。また、昨年、釧路市で先進的に実施している取り組みの視察等を考えておりましたが、実施できなかったことから、新年度において改めて視察等により情報を収集し、新たな子どもの貧困対策について検討してまいりたいと考えております。次に、新天皇即位に伴う10連休について、町はどのような課題を考え、どのような対策を講ずるかについてでありますが、今年の4月27日から5月6日までの、いわゆる10連休に伴う対応については、庁内でも検討しているところであります。新天皇の即位日となる2019年5月1日と、即位礼正殿の儀が行われる同年10月22日を年度限りの祝日とする法律が、昨年12月の臨時国会において可決されました。国民の祝日に関する法律第3条第3項に、その前日及び翌日が国民の祝日である日は休日とするとの規定があり、5月1日が祝日となることによって、前後の4月30日と5月2日が休日となることから、4月27日から5月6日までが10連休となります。年末年始など長期間の休日において、金融機関にあっては、顧客の利便性が著しく損なわれることがないよう、窓口等の営業予定を周知するとともに、ATMを利用した預金の預かり入れや引き出しといったサービスを提供するなどの対応がされているものと承知しており、当該期間においても同様の対応が行われているものと確認しております。また、医療機関にあっては、地域の医療提供体制に重要な影響が生ずることがないよう、休日診療を行うなどの対応がされているものと承知しており、当該期間においても同様の対応が行われるものと確認しております。金融機関や医療機関のみならず、休日の規定が適用されない機関等も当該期間は業務を行わない、あるいは休日体制とすることによって、その給与が時給または日給で支給される非正規労働者等の就労時間または就労日数が当該期間が10連休とならない場合に比して減り、この収入が減少する事態が生ずることが想定されます。しかし、このことについては、当該非正規労働者等を雇用している機関等の個別の判断によるものと思いますが、政府の対処によるところがあると考えております。本町の町民サービスに対する影響と対応策についてお答えいたします。まず、戸籍等の受け付け業務については、新元号となる5月1日が大安と重なることから、あえてこの日に婚姻の届け出をされることを想定し、臨時の特設窓口の開設を予定しております。なお、5月1日の届け出は、当日に予定しているシステムの元号切りかえに伴う確認作業によりシステムが使用できないため、受け付けのみとなります。ごみの収集については、4月27日土曜日と5月6日月曜日が通常どおり行えるため、両日を除く4月28日から5月5日までの8日間の対応について申し上げます。この間の対応については、委託業者における職員の業務体制が十分にとれないことから、燃やせるごみと生ごみの収集は通常どおり行うこととしておりますが、燃やせないごみをはじめ、その他のごみの収集は行わないこととしております。また、ごみ処理場へのごみの持ち込みは、5月2日を臨時に開設して受け入れを行うこととし、葬儀に係る臨時のごみについては、4月29日から5月3日までと5月6日の6日間、収集を行うほか、持ち込みを受け入れることとしております。し尿の収集と受け付けについては、ごみの収集と同様に、委託業者における職員の業務体制が十分にとれないため、4月27日から5月6日までの10日間において、いずれの業務も行わないこととしております。保育所・児童館については、4月27日を除く9日間において、特例措置として、臨時に開所・開館することを前提に、あらかじめ両施設への一時預かり希望者を把握した上、開所日・開館日やその体制について検討することとしております。なお、この場合、十分な職員体制がとれないため、必要最小限の受け入れ態勢として、両施設ともに児童を集約した上で、1施設のみの開設を予定しております。その他の業務の対応については、5月2日木曜日を臨時開庁日とし、税財政課における各種証明書の発行等業務と、町民課における戸籍や住民票、印鑑証明に係る届け出や証明書の発行等の業務を行うこととしております。町立厚岸病院については、同じく5月2日午前中に外来診療を行うこととしております。また、デマンドバスについては、同じく5月2日に5路線の運行を予定しております。なお、これまで申し上げたことのほか、各種機関等の連休中における対応については、行政窓口、金融機関、医療機関など、町民にお知らせするべき情報を取りまとめた上、広報あっけし4月号に掲載することとしております。また、それらの情報が町民の皆さんに十分行き渡るよう、広報のほか防災行政無線やIP告知端末についても随時行ってまいります。以上でございます。

質問 室﨑

まず、1問目からお聞きします。ついこの間まで、日本には貧困はないというのが常識だったわけです。戦争直後の悲惨な状況のときはともかく、今は、戦争状態になっているような国や、いわゆる低開発国というのですか、そういうようなところでは貧困はあるけれども、日本のような文明国ではないのだと。いわゆる先進国である日本は裕福で、そんなものはないのだということが一般常識で、政府も貧困についての統計というものを出していませんでした。これが平成21年に貧困を認めたというのかな、1985年ですから、何年前までさかのぼって統計を2009年、平成21年に初めて発表したのです。そういような流れがあるのですが、まずお聞きするのは、今、貧困ということについての基礎的なことをきちんと説明されているので、それはありがたいのですが、相対的貧困という言葉が出てきましたが、このようなことが言われて、今、社会的にも相対的貧困に対する対策というのが非常に大事だということが言われているのですが、なぜなのですか。済みません。ちょっと補足します。子どもの貧困に限ってで結構ですから。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

子どもの貧困というところでは、今現在言われている部分では、親の部分に関係してきますけれども、貧困が連鎖して、そして子どもが貧困の状態を繰り返すことから、大きな問題になっていると考えております。

質問 室﨑

時間もないので、私のほうから少し言います。まず、相対的貧困とは何かということなのです。先ほど年収の話は出ているのですが、それ以外説明がないのでお聞きしたのです。相対的貧困というのは、経済的理由によって、通常社会的に暮らせる状況のいろいろなことができなくなってしまう。そういうことを言うのです。だから、命にかかわるような絶対的貧困という状況から見れば、随分贅沢ではないかという方が多いのです。だけれども、自動車というものがこの世の中にまだなくて、みんなが歩いているときは、雨の中を歩いたって惨めではなかった。ところが、みんなが自家用車に乗って歩いているとき、自分の家だけは自動車が買えなくて、土砂降りの雨の中、1人だけは歩かなければならない。みんなが自動車でもって学校に行っているときに、自分だけは土砂降りの雨の中、濡れて学校に行かなければならないという事態があると、それは非常に惨めです。そういうのを相対的貧困というふうに言うわけです。それで、先ほど言ったように係数も出ていまして、これは、可処分所得というものが少ない人も多い人もいます。その中間点をとるのです。そうすると、これが平成27年の統計では245万円から255万円ぐらいになるのです。そこがちょうど真ん中なのです。それの半分にしますと122万円ぐらいになります。それで、あとは人数による補正でもって、人数をルートで割った数を掛けるということで出しているようです。私が聞いて私がしゃべっていたのでは意味がないのですけれども、それを前提にしてお聞きするわけですが、今そのようなことについては、この会議でもって、非常に詳細な説明を受けてきたということだろうと思います。資料を私も見せてもらったのですが、非常によくまとまった発表をしています。その子どもの貧困と言われる線上以下の子どもというのが全国で、国の統計によると7人に1人と言われています。厚岸町でも今子ども何人いるのか、後で言っていただければよろしいのだが、13.何%、7人に1人がそういう状況にあると考えられますか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

金額の部分でいきますと、今回の北海道の調査で言っている金額、それと弟子屈町で言っている金額とはそれぞれ差がありまして、単純に言えない部分がありますけれども、ただ、生活保護の世帯、それから準要保護の世帯の方はかなりな数がいらっしゃいますので、そういう部分では、相対的貧困という部分に該当する子どもはいると考えております。

質問 室﨑

そこで、識者というか、こういうことに携わっている人が言うのは、資産は見ていないのです。所得で見ているのです。貧と困があるというふうに言っているわけです。その両方を見なければならないということも言っているわけです。今、要するに厚岸が特別、全国の平均から見ると豊かであるとは思えないし、といって、また、町の人みんなが貧乏だとも思えない。やっぱり同じぐらいの所得の人が大体いるのではないかということは想像つきます。具体的に言えば、どこの誰それはすごくお金持ちだとか、どこの誰それさんは生活に困っているというのはあるでしょうけれども、そういう話は一切抜きにして。それで、今、町長の答弁を聞いていると、いろいろとこういう施策もとっているのだとは言うけれども、これは、子どもの貧困というものを正面に見据えて、そのために考えて行ったものではないですよね。子育ての支援だとか、いろいろな目的でやったものが、ここでも役立っているのではないかという話でしょ。そうすると、子どもの貧困対策として、最もこれが有効であると言い切れるためには、まず実態調査をしなければならないですよね。今お話を聞いていると、町の名前も出ているので、私も名前も言いますけれども、弟子屈町はこういう調査しているのですよね。国は、平成25年、子どもの貧困対策法というのをつくりました。次の年には閣議決定した大綱というのが出ました。これには目標数値も入っています。そして次の年には、都道府県で大綱をつくりなさいということでつくっています。その大綱だとか、そういうのをつくるために、貧困率はこのぐらいなのだとか、あるいは先ほど言った貧困線というものを出すための中央値という真ん中が、こういうふうに移り変わっているとか、いろいろな資料を出しているのですが、こういうものの調査に当たっては、厚岸町に協力を求めるというようなことはありませんでしたか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

北海道が札幌市と協力をしまして、2017年に調査をしておりますけれども、その段階では厚岸町に対して、そういった依頼はございません。

質問 室﨑

調査の機会はなかったということなのですね。調査の機会があったのか、なかったのか知らないけれども、弟子屈町のようなところは独自に調査をやっているわけです。それで、ちょっと思いついたことを申し上げます。例えば保育所や学校で、これは全国いろいろな例が書かれている中に出ているものを拾っているのです。衣類が全く洗濯されていない、ここらで俗に言うあか光りというやつです、という子どもがいたり、洗髪をされていない、頭を全然洗っていない、くしを入れていない、そういう髪の毛で来る子どもがいたり、あるいは教育委員会では、早寝早起き朝御飯という標語のもとに、朝御飯をきちんと食べるようにという運動をして効果を上げていると聞いていますが、これも100%にはならないでしょ。そうすると、その漏れている子ども。そういうところには、もしかすると家庭内の、いわば経済的困難で、親が生活に追われて、子どもを見ることができないとか、あるいは経済的理由が後にある場合もあるし、そうでない場合もあるのだけれども、家庭の育てる力というのが極端に落ちてしまっている、ネグレクトというのですか、虐待の一種です。そういうようなものがあるかもしれないと。こういうものについて、あるいは学業成績と、それから、その子どもの背景の間に貧困というものが後ろについていないかどうか。例えば、これは前にもお聞きしたことがあるのですが、成績のグラフを曲線グラフで書くと、厚岸の場合にはフタコブラクダのように山が二つできると。通常の平均値情報で言う理想曲線になると山は真ん中にあるのですが、それが前のほうにもぼこんと一つあると。要するに早く言うと点数の低い子どもの集団があるということです。そういう学業成績がどちらかというと不振な子どもの背景には、家庭内の問題、貧困を含めて、そういうものがないのかどうか、これ非常に気になるのです。それから、中学を卒業した後、教育委員会が直接タッチしていないとは思いますけれども、高校に行ってからの中退とか、あるいは高校でなくてもいいのですが、いわゆる各種学校でもいいのですが、そういうところへ行った子どもがちゃんと学業を終えて就職なり、あるいはもう一つ上のところに行くというふうに全員がなっているかどうか。もし途中で挫折する子どもの場合に、そこに、後ろに貧困というような問題がくっついていないかどうか。大学ということになると、ちょっと今、厚岸町ではなかなか難しいと思いますので、この議論はやめますけれども、そういうような情報収集というのは、そう難しくないのではないかと思うのです。弟子屈町は、このアンケートをとったようです。どういう形でとっているか分からないけれども、結構多くの、学年で抽出した子どもたち本人からと、それから保護者からととっているようです。これはなかなか大変だと思います。ですけれども、その前に保育士だとか学校の先生だとか、子どもたちをいつも見ている人たちの中で、こういうようなものがなかったかどうかというアンケートぐらいなら簡単にとれるのではないですか。そういう調査から始めるべきだと思うのです。実態を知らずして、国あたりがいろいろ出した例を、そうです、そうですと言って、果たしてそれが厚岸町にぴたっと合うかどうかは疑問です。国は悪いと言っているのではないですよ、もちろん。その地域地域の差がありますから。そうすると、やはり厚岸町は、厚岸町の中でどういう状況が起きているのか、これをまずきちんと把握して、その上で有効な、適切な施策を講じるべきだと、そういうふうに思うのです。何でこんなことを言うかというと、結局また子どもの貧困の定義に戻るのですけれども、結局、常に惨め感を味わって育っていく人は、やはり働く意欲を減殺されるということが非常に多いのです。そのこと自身が非常に切ない話なのですけれども、それと同時に、OECDというのが今指標を出していると言いましたが、OECDというのは経済団体です。それが言っているのです。それは何かというと、社会の生産力を落とすからなのです。税金で言うと、税金を払ってくれない人がたくさんできる。所得がないから。そして、そういう人のためにいろいろな手当てをしなければならないから税金を使う。そろばん勘定だけでいうと、一般のちゃんと働いて税金を納めている人にとってはそれだけ負担が多くなっているわけです。もちろんそれだけの問題ではない。そういうようなこともあって、社会が健全に発展していくためには、みんなが明るく希望を持って働ける社会をつくらなければ駄目なのですよ。ところが1997年、平成18年に、先ほども言った所得の中央値というのが年298万円のところにあったのです。それが18年たって2015年になりますと245万円、ぐんと落ちてくるのです。結局何が起きているかというと、ここから分かるのは、所得の低い人が急増しているということなのです。よくマスコミで言われる、全員中流だったのが上下にどんどん分かれて、金持ちはどんどん金持ちになるけれども、そうではない人が増えているという、格差社会がこういうところにちゃんと顔を出しているのです。そういう中で、行政としてはどのように手当てしていくかという問題になってしまうわけです。それを国レベルで言うといろいろな問題もありますし、道レベルで言ってもいろいろあります。ただ、国や道が何とかするからとは言っていられない、厚岸町としてやはり、もし困っている人がいるのであれば手を差し伸べる有効な手だてが必要だということになれば、やはり実態調査から入るべきでないかと思うのです。いかがでしょうか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

実際に日本の、世界の中でのそういう貧困の部分での順位というのは下がってきているというような状況があって、大きな問題になってきているというのは、おっしゃるとおりだと思います。私どもいろいろな調査の中で、アンケート調査をやっている中でも、保育所の料金が高いですとか、医療費が高いですとかというような部分もあって、そういったものに対しての対応というのを今までは特にやってきたと思っておりまして、今、子ども食堂ですとか、それから、やはり貧困が連鎖するという部分では、学習的な部分というのも大きな問題だと言われておりますので、そういうところについて、北海道の計画の中でも、教育支援、それから生活支援、保護者に対する就労支援と言っております。そういうところで、今まで向かっていけなかった部分について、今後は向かっていく必要があるなと考えております。そういったところで、アンケート調査ですとか実態調査というところは、どこまでできるからは、これから検討ということになりますけれども、それを考えていかなくてはいけないと考えております。

質問 室﨑

今の答弁をお聞きしていますと、どこまでできるか分からないけれどなんていう前置きしているのですが、そういう物の言い方はやめてもらいたい。どこまでできるかわからないけれどと考える暇があったら、やれるところからやればいいではないですか。事業の場合、どんな事業でもそうだと思うのですが、多額の予算を必要としない事業というのがあります。そこから手をつければいいわけでしょう。ある程度の予算づけしないと動かすことができない事業もあります。予算をつけても人を養成しないとできない事業もあります。それ全部が、さあできるという見通しが立ってから始めるのですか、そんなものではないでしょう。そして、これは、町長の答弁の中でも言っています。厚岸町の将来を担う人材育成のために重要な対策なのだと言っているわけです。重要なものなら、まずその実態から調べればいいではないですか。それも全町民にアンケートを出せなんて私は言っていません。まずは、そういう子どもや少年と接している職業の人から聞き取り、アンケートでも聞き取りでもいいのだけれども、そこから始めたらどうですかというのです。それに対して、どこまでできるか分からないけれどもなんていうような答弁の仕方はないですよ。これはあえて強く言っておきます。それで、もう一つ提言します。それは、先ほど学校の先生なんかが事情をよく知っているのではないかと思われると。そういうところに話を聞いたらどうかと言ったら、教育長、うんうんとうなずいていましたよね。全くそういうことだと思う。教育委員会と、その中核になる福祉課が、そういう問題でどの程度結びついているかということなのです。それから、国の出している大綱では、性質上さらっとして書いていないのだけれども、関係諸機関・諸団体、地域、それが連携しなければ、こういう問題は解決できないのだとはっきり書いています。だから、少なくとも教育委員会と福祉課はまずきちんと連携してください。それから、この後、虐待についてはほかの方が聞きますから、私は今入りませんけれども、こういう問題でも全部、どういうふうに情報を集めるかなのです。そうすると、地域で地域食堂をやりなさいといきなり言われても、なかなか、二の足踏む人は多いと思うのです。それをやってくれる方が今いるらしいというわけで、大変心強いのですけれども、その前にまず、情報提供だとか何だとか、いろいろな協力の仕方があるのです。できるところから始めてほしい。そのためにいろいろな発信をしてもらいたい。いかがでしょうか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私からお答えをさせていただきます。子どもの貧困、大事な課題でもあります。しかしながら、子どもの貧困の捉え方は、さまざまな立場から見ているわけなのです。というのは、貧困というのは、絶対的貧困、また、今言われているような相対的貧困というわけですが、子どもの貧困については、相対的貧困の立場から見るということに相なっているわけでございまして、今、ご指摘のありましたとおり、厚岸町といたしましても、実態調査をしなければ、どういう状況にあるのか、大まかなことは、ほぼ児童手当とかいろいろな面を見ると、130人いるとかという程度のことはわかるのですけれども、やはり、まず調査をしないと物は運ばないと、かように考えております。それと同時に、子ども貧困対策の推進に関する法律というのは、国の法律があります。それに基づいて、子どもの貧困対策に関する大綱というものもあります。これが今、国では、ちょうど平成26年8月に大綱ができたわけでありますが、見直しの時期に来ております。平成31年中に見直しをするということになっておりますので、これも見据えた中で、いろいろと貧困対策をしていかなければならない。そのようにも考えているわけであります。また、先ほど平成27年の子どもの貧困が7人に1人だと。率で言いますと13.9%でありましたけれども、厚生労働省が調査をしているわけでありますが、3年に一度の調査であります。その3年前の平成24年は16.3%という、6人に1人ということでありまして、貧困率が下がっているということが言えるかと思うわけであります。これは国の数字でありますので、実態、それでは厚岸ではどうなのだと、先ほどの質問のとおりなのです。そういう点を考えますと、私といたしましては、実態調査をしていかなければならないと思っています。それと同時に、ご指摘ありましたとおりです。これは保健福祉課だけの問題ではありません。教育委員会、また、全体にかかわる問題なのです。そのためには、横断的な中で貧困対策を講じていかなければならない。そのように考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。

質問 室﨑

1問目はこのくらいにさせてもらって、2問目を、あと何分ありますか。(「15分」の声)たっぷりありますね。それで、10連休の話に入りますが、今、非常に詳細な説明を受けました。それぞれの機関についてと。それで、町が直接どうこうできない部分については、ここで議論してもしようがないので、それはちょっと省きます。それで、町の施設、あるいは町が声がけをできるようなところということで、私なりに考えてみまして、何点かお聞きしますので、端的にお願いしたい。あみかではいろいろな相談業務を行っています。緊急を要するようなものもあると聞いています。これらについてはどうなりますか。それから、2階の健康増進は10日間休みですか、健康増進室というのかな。毎日通って、それで体調がいいというお年寄りも結構いるのですけれども、10日間ぽんと休まれるとちょっとかわいそうだなという気もするので。それから学校です。学校が10日間ぽんと休みになります。子どもたちの生活管理というような点では何か考えていますか。それから、本の森情報館、海事記念館、郷土館、太田屯田記念館、水鳥観察館、こういうところは休日は開いているのですよね。ただ、休日に開けると次の日を休みにするのですが、この10連休の間はずっと開けるのでしょうか、それとも何日とは何日はというのは決まっているのでしょうか。それから、直接町ではないのですが、社協はどうなっていますでしょうか。ここにも相談業務もあるし、デイサービスもヘルパーもあるのです。そのあたりはどんなふうになっていますか。それともう一つ、デマンドバスなのですが、デマンドバスについては答弁の中にありました。デマンドバスとスクールバスの転乗というのがあります。そのあたりで、どういうふうに考えているのか。このあたりが今の1回目の答弁の中から、ちょっと教えていただきたいなと思うところなのです。よろしく。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

あみかの対応ですけれども、あみかについてはカレンダーどおりの休みと考えております。土曜日、日曜日、祝日等につきましては、包括支援センターの携帯電話、それから役場の日直に連絡が入った場合に連絡がとれる対応をとっておりまして、それで対応するという形で考えております。それから、増進室につきましては、あみか自体は10連休となりますので、休みと考えております。社会福祉協議会のほうの事務所のほうについては休みと聞いております。ただ、あそこは介護保険の事業所が、心和園デイサービスから訪問ホームヘルパーもあります。そこは、それぞれの事業所で、土曜日、日曜日もやっている部分については、同じくやるということで、ただ、ケアマネジャーの部分については休みと。ただ、それも連絡がとれる体制はとって対応すると聞いております。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

デマンドバスの運行に関しましては、町長の答弁でもさせていただきましたように、基本的に運転手の確保の問題等もございまして、5月2日に町立病院の診療があります。同じく5月2日には、町民課、税財政課の証明事務がございますが、5月2日の臨時運行を予定しているところでございます。他の日につきましては、現在のところ運転手の確保等の問題もございますので、運行を予定はしておりません。

答弁 指導室長 山田(指導室長は2019年6月まで)

学校については私のほうからお話をさせていただきます。まず、4月の1回目の参観日が各校とも予定されております。この際に、保護者の方に周知、説明をさせていただきます。また、学習に関すること、さらには、生活リズムに関することは学校だより、また、学級だよりで周知をさせていただきます。中学校の部活動に関しては、それぞれの部活動の活動が、この10連休中に予定されていることについて承知しているところがあります。

答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)

生涯学習課が所管しております本の森情報館と情報館の分館、海事記念館、郷土館、太田屯田開拓記念館につきましては、いずれも10連休とも開館で対応しようと考えております。

答弁 管理課長 真里谷(管理課長は2020年6月まで)

私からは、スクールバスの関係についてお答えいたします。スクールバスについては、10日間とも学校はお休みということで、この間は運休となっております。

答弁 環境政策課長 尾張

水鳥観察館につきましては、10連休中は開館、5月7日火曜日が閉館といった中で、10連休中は開館するという予定でおります。

質問 室﨑

分かりました。もっと開けろとか、そんなに開けなくてもいいのではないかとか、そういうことは言いません。それぞれが検討なさって決めていることだと思いますので、それがよく分かりました。それで、これなるべく早く町民に知らせてほしいのです。広報は、広報あっけしでやるというふうに読めたのだけれども、配布は基本的には自治会が行っていますよね。その地域によっては、結構届くまでに時間のかかるところもあるようです。それで、それ以外の方法を含めて、やはり何重になってもいいですから、連絡は。なるほど連休中はこういうふうになるのだなということをみんながのみ込めるように、今言ったデマンドバスから学校の対応から、そういうものを全部入れて、そして町全体として、この10日間に関してはこういうふうにやっているのです。あるいは、あみかでもって、おっしゃったように、これはほかでもそうですが、全休になっていても、緊急連絡はこういうふうにして体制をとっているから心配ないということを含めて、やはり町民になるべく早く、分かるように説明をしていただきたい。いかがでしょう。

答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)

現在取りまとめた中では、実は、先ほどの答弁の中にも、民間企業だとか、そういったこともございました。この間の話の中では、まだ正式な決定はできていないという状況もありました。ただ、町のほうは、おおむね決定は早くできますので、今後については早目に、IPも活用しながらできるのかなと。全部をまとめたものでなくて、部分部分、こういった方法も考えられると思いますので、そういう対応をさせていただきたいと思います。ただ、民間の部分について、お知らせすべき公的機関については、民間の決定を待って、速やかな周知を考えていきたいと、このように考えております。

出典:厚岸町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる