厚岸町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日
(1)町の非正規職員について/(2)全国学力・学習状況調査について/(3)道徳の教科化について
2016年6月16日、厚岸町議会の一般質問で、石澤由紀子議員が「町の非正規職員について」「全国学力・学習状況調査について」「道徳の教科化について」について質問し、町長 若狹、教育長 富澤、保健福祉課長 阿部、産業振興課長 湊谷、教育委員会指導室長 滝川、教育委員会管理課長 髙橋が答弁しました。
- 質問者
- 石澤由紀子 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、教育長 富澤、保健福祉課長 阿部、産業振興課長 湊谷、教育委員会指導室長 滝川、教育委員会管理課長 髙橋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 石澤
おはようございます。さきに提出した通告書に従って質問いたします。最初に町の非正規職員について。町で雇用する非正規職員のうち、保育士や看護師など有資格者の待遇改善が必要と思われます。ア、非正規雇用ではなく、正職員化すべきと思うがどうですか。安倍首相も同一労働同一賃金実現を言わざるを得なくなっています。非正規職員の賃金や待遇を改善すべきだと思いますがどうですか。次に、全国学力・学習状況調査について。全国学力・学習状況調査をめぐって児童や生徒の健全な発達を阻害する要因はないですか。教育局から提出される豆テストや過去問題を学校現場で使用している事実はないですか。学力偏重による土曜日や長期休業中の登校による学習の実態はありませんか。4月の文部科学大臣の記者会見で子供たちに対して気をつける配慮について述べられましたが、これをどのように捉えていますか。教育におけるエビデンスとして満足のいくものになっていますか。次に、道徳の教科化について。特定の価値観を押しつけることになりませんか。評価はどうなっていきますか。教科化ではなく、憲法の理念に沿った市民道徳を育む教育を進めるべきと思いますが、どうですか。これで、1回目の質問を終わります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
おはようございます。4番、石澤議員のご質問にお答えをいたします。1点目の町の非正規職員について。町で雇用する非正規職員のうち、保育士や看護師などの有資格者の待遇改善が必要と思われるのうち、初めに、非正規雇用ではなく、正職員化すべきと思うがどうかについてでありますが、ご質問はいわゆる定数外職員のうち、原則として資格を有していることを条件に任用している保育士、看護師、准看護師に限定してのものと理解してお答えをいたします。まず、臨時保育士については、入所児童の年齢に応じた保育士の配置基準において、基準を超える児童の入所があるときには、加配のために、障害児保育の対象となる児童の入所があるときには、その担当としてクラスに配置するために任用しております。しかし、今申し上げたように、その年度の入所児童の状況により、必要となる保育士の人数が増減するため、臨時職員での対応となるものであり、その他のパートの臨時保育士についても、延長保育や正職員の休暇代替のため、短時間勤務や変則勤務により任用しているものであります。また、クラス担当を受け持たなければならない正職員については、退職者の補充等のため、昨年度と今年度に2名ずつ採用を行ったところであります。一方、臨時看護師については、本来、町立病院としては正職員として採用したい希望はありますが、基本的に看護師の勤務が変則であることから、子育てなど個々の事情により、本人が雇用形態を希望されるものであり、直ちに正職員として採用できない状況にあることをご理解願います。このようなことから、保育士については、定員適正化や給与の抑制の観点から、現在任用している定数外職員を正職員にすることはできませんが、今後も退職者の状況等により必要となる正職員の採用を行ってまいりたいと考えております。次に、安倍首相も同一労働同一賃金実現を言わざるを得なくなっている、非正規職員の賃金や待遇を改善すべきと思うがどうかについてでありますが、厚岸町定数外職員取扱規則の別表で定めている臨時の看護師や保育士、保健師、さらには病院の医療技術職員の賃金については、有資格者であることや職員確保の観点から、一般事務と比較して相当高い金額を設定しております。また、昨年度、全国並びに北海道最低賃金が改定された際も、一般事務の賃金を改定するだけではなく、他の職種の賃金もあわせて改定したところでありますので、現状における賃金面での改善は必要ないものと考えております。なお、安倍首相が証明された同一労働同一賃金の法制化については、平成27年9月30日から施行された労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律、いわゆる同一労働同一賃金推進法第6条第2項に基づくものとして理解しておりますが、同法にはこの法律の施行後3年以内に法制化の措置を含む必要な措置を講ずると規定されており、3年以内に講ずると思われる必要な措置の内容を踏まえ、町としての対応を図ってまいりたいと考えております。一方、賃金を除く定数外職員に関する休暇や休業、臨時時間外勤務などの手当の支給、健康診断の実施などの待遇面については、労働基準法のほか、関係法律を遵守することはもちろん、国の臨時非常勤職員との権衡等を考慮した内容となっているものと認識しております。2点目の全国学力学習状況調査と3点目の道徳の教科化については、教育長から答弁いたします。以上でございます。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
私からは、全国学力学習状況調査と道徳の教科化についてお答えいたします。1点目の、全国学力・学習状況調査をめぐって、児童や生徒の健全な発達を阻害する要因はないのかについてです。全国学力・学習状況調査は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析するとともに、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることを目的に実施しております。本調査は今年で10年目を迎え、授業改善を図ることで学力の向上が図られる等の成果が報告されている一方、行き過ぎた点数主義や競争主義等が児童生徒の健全な発達を阻害する要因となっているのではないかとの指摘もなされております。本調査は、趣旨、目的に沿って実施することで、授業改善が進み児童生徒の学力の向上が図られるものであることから、児童生徒の健全な発達を阻害する要因はないものと考えております。本町においても、本調査の趣旨、目的を踏まえ、結果の分析・検証をもとによりより授業を展開し、児童生徒が基礎的な学力をしっかり身につけられるよう、今後も全国学力・学習状況調査を積極的に活用してまいります。2点目の、教育局から提供される豆テストや過去問題を学校現場で使用している事実はないのかについてでありますが、道教委は全道規模で、釧路教育局は釧路管内の学力の状況を把握、分析し、課題に応じた教育施策を講じています。その一つとして、教育局から提供されるチャレンジテストや過去の問題を分析し作成した問題などを本町でも使用しています。3点目の、学力偏重による土曜授業や長期休業中の登校による学習実態はないのかについてでありますが、学力偏重による土曜授業や長期休業中の登校による学習実態はございません。学校は、学校教育法で標準授業時数や適切な授業進度を確保した教育課程を編成・実施することが定められており、自然災害等での臨休が続き授業時数や学習進度が確保できないと判断したとき、長期休業中に登校日を設けています。また、本年度実施している土曜授業については、児童生徒に土曜日における充実した教育環境の提供について検証するために実施していることをご理解ください。4点目の、4月の文部科学大臣の記者会見で、子供たちに対し気をつける配慮について述べたが、これをどのように捉えているのかについてですが、全国学力調査の前になると過去の問題をやらせるなど、行き過ぎた点数主義を戒める発言と捉えています。本町では、年間を通してチャレンジテスト等を位置づけ、学力向上のための授業改善とその検証を行っております。5点目の、教育におけるエビデンスとして満足のいくものになっているのかについてですが、本調査は、学力や学習状況の特定の一部分ではあるものの、児童生徒の学びの状況と傾向を捉え、授業を改善していくための根拠となるデータとしては有効であると考えております。本町では、本調査結果を踏まえ、学校がすべきこと、教育行政がすべきこと、家庭がすべきことを明らかにして、町の広報誌やホームページを通して結果と改善策を提示しております。また、小学1年生から中学2年生までを対象とした本町独自の学力調査や全国体力・運動能力、運動習慣等調査、いじめ実態調査の結果等も踏まえ、今後も知、徳、体のバランスのとれた児童生徒の育成を図ってまいります。教育委員会といたしましては、再度本調査の趣旨や目的を踏まえ適切に対応するとともに、各学校にも本調査の趣旨や目的を浸透させるよう通知したところでありますので、ご理解いただきたいと思います。次に、道徳の教科化についてであります。現在、領域として位置づけられている道徳は、小学校では平成30年度から、中学校では平成31年度から、特別の教科、道徳として、教科の一つとして位置づけられます。1点目の、特定の価値観を押しつけることにならないのかについてでありますが、道徳の教科化は、発達段階に応じ、答えが一つではない道徳的な課題を一人ひとりの児童生徒が自分自身の問題と捉え、向き合う「考える道徳」「議論する道徳」への転換を図るものであります。したがって、特定の価値観を押しつけたり、主体性を持たず言われたままに行動するよう指導したりすることは、道徳教育が目指す方向の対極にあると考えております。2点目の、評価はどのようになっていくのかについてでありますが、道徳科の評価の具体的なあり方として、数値による評価ではなく、記述式であること、他の児童生徒との比較ではなく、個人がいかに成長したかを受けとめ励ます、個人内評価として行うことなどが示されております。3点目の、教科化ではなく、法律の理念に沿った市民道徳を育む教育を進めるべきと思うがどうかについてであります。道徳の教科化の背景には、深刻ないじめ問題や規範意識の低下などがあり、自立した人間として他者とともによりよく生きようとする道徳心を育むことが求められています。現在道徳教育の要として、道徳の時間が位置づけられていますが、教科に比べて軽んじられていること、読みもの等の登場人物の心情理解のみに偏った形式的な指導など、多くの課題が指摘されていることも背景の一つであります。道徳を教科として位置づけることに当たり、目標を明確で理解しやすいものに改善すること、道徳の内容をより発達段階を踏まえた体系的なものとすること、検定教科書を導入すること、一人ひとりのよさを伸ばし、成長を促すための評価を充実することなどを基本的な考え方としております。我が国の教育は、憲法や教育基本法の理念に基づき行われるものであり、自立した一人の人間として人生を他者とともによりよく生きる人格を形成することが、学校教育における道徳教育の使命であると考えております。教育委員会といたしましては、道徳の教科化に当たり、学校がこれらの理念や使命の具現化を図り、校長のリーダーシップのもと、組織的に道徳教育を推進するよう支援してまいりたいと考えております。なお、小学校では、平成27年4月から移行措置として、一部または全部を実施することが可能となっており、平成30年度からは全面実施されますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 石澤
それでは、最初に、臨時非正規職員のことで質問いたします。ここに保育士、看護師などとしたことでこれに限定した形になっていますが、などということで、ほかの臨時職員に対してのことも含めて質問していきたいと思いますので、よろしくお願いします。確かに病院に勤務されている方に関してはきちんとその専門性も認められていて、きちんと賃金などもほかの職員に比べて高い設定になるということは存じております。それでもやっぱり、その人の都合によってもあるのでしょうけれども、できる限り正規職ということを限定としてやってほしいと思います。保育士の問題なのですよね。ここで言わせてもらいたいのですけれども、保育士なのですけれども、専門性があるのですが、障害児保育の支援が必要な子供たちが入ったときに臨時の保育士をということなのですが、クラス担当も含めて保育所の仕事というのは多岐にわたっていまして、すごい専門性を求められる仕事なのですね。単純に子供を預かっていればいいというような仕事ではなくて、私も保育士を経験している方からの話もいろいろ聞いたのですけれども、ここに厚生労働省が出した保育所保育指針解説書というのが、こういうのがあるのですが、初めて真剣に読ませてもらいました。すごい専門性を問われる職場なんだなということは改めて思いました。その中で臨時があったりパートがあったりすることの弊害も大きいのだなということを改めてこれを見ながら、そしてお母さんたちの声を聞きながら考えさせられました。厚岸町の保育所では、父母懇談会というのは実際どのぐらいの割合で行われているのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
正確な回数はちょっと承知しておりませんけれども、春に父母会の総会、それから運動会等に当たっての協力をいただく関係もございますので、そういった形での役員会等があります。それから、秋口にもあると思います。そういう節目で数回、保育所の所長を中心として父母会のほうの方たちと懇談をしております。
質問 石澤
子供たちの毎日のお迎えの中で、多分忙しい中で伝達は無理だと思うのですけれども、お迎えしたり預けたりするときに親に伝えなければならないこと、それから親から伝えてもらいたいことというのは、昔はノートに書いて、私、もう娘が子供のころですからはるか昔なのですけれども、そのころの保育所ではノートに書いてそれを渡して、そしてノートを書いてもらうというようなこともやっていました。あと保育指針といって、それぞれの保育所で今回の保育はどうするというのも話し合いで決めていっていると思うのですけれども、そういうようなことも厚岸町もきちんとやっていると思うのですけれども、その点はどうなのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
ちょっとノートのやりとりというのは確認してございませんけれども、朝、迎える段階では、当然子供さんの状況等で親御さんのほうで心配な部分があったりとかというようなところを保育士は受ける段階で聞いております。それから、帰るとき、退所の時点でも当然保育所で特別なことがあった場合なんかには親御さんのほうに伝えるというようなことは、全ての子供さんにではないのですけれども、そのときの、その日の状況で心配な子供さんであったりという部分では保育士のほうから親御さんのほうにお迎えの段階で伝えるということはしっかりやるようにしております。それから、その保育指針という部分では、当然そういった指針に基づいて年度当初には年間のスケジュールカリキュラム、そういったものを立てて月ごとにこういうものをというようなものも含めて話し合いの中で決めて進めているということでございます。
質問 石澤
そういうものをつくり上げるときに、この子に対してどうするかというのもあるのでしょうけれども、そういうときに臨時さん、パートさん、その人たちがみんな入って決めているのですか。それとも、正職の方々だけで決めているのですか。その辺はどうなのですか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
年度当初に決める段階では、職員で、正職員、年度の前の話し合う部分では、まだ臨時職員が決まらない部分もありますし、そういう部分では職員の中での協議ということになると思いますけれども、その後、常勤の職員が決まってまいりますと、当然その常勤の職員も含めた職員会議ということになります。ただ、パートの職員については、その中に含めての話にはならないということで、そこについては所長、それからクラス担任の部分でその注意が必要な子供さんですとか、そういうことの注意の部分は伝達をしてきちんと見てもらうというようなことをしております。
質問 石澤
朝迎えとか帰り送るときにクラス担任の保母さんが必ずいつもクラス担任の保育士さんが行くとは限らないと思うのですよね。そのときに臨時さんなりパートさんが行くと思うのですけれども、やっぱりうまく伝わっていない、親に、保護者に対して。保護者の支援というのも保育士の仕事の一つになっていますよね。ここに書かれているのですけれども、昔、昔といったら30年以上前の話だから変な話ですけれども、もとは必ず保母さんからこういうことを、ここをちょっと気をつけたほうがいいよとか、そういう、こういうときはこんなふうになったらどうというような話を私たちは受けていたのですよね。でも、今のお母さんたちの中にはそれがないという。ただ、ぽんと子供を返されて、親にすれば初めての子供ですから、どうしたらいいのだろうという思いを聞こうかなと思うのだけれども、それがうまく伝達できないという流れになっているというのも時折あるようです。それで、やっぱり余りに正職さんの数が少ないという、定員といったら確かに定員なのですけれども、臨時さんも含めて、臨時さんというのは毎年かわるのですか。その方、同じ人がずっと臨時として入ってくるのですか。その辺はどうですか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
臨時職員につきましては、当然、各保育所の入所の状況によってかわってまいりますので、同じ臨時の保育士が続ける場合もありますし、場合によってはかわるという場合もございます。その年その年の入所の人数の状況によってかわるということでございます。
質問 石澤
それで、子供にとってひょっとしたら保母さんがかわるということもあるということですよね。今、臨時の方が人数によってかわるということは。かわっていくということの子供にとっての不安もありますよね。仕事の部分でいえば、うまくつながっていかないというところも出てくると思うのですよ。保育所の仕事というのは、単純に子供を預けて預かっていればいいというものではないですからね。親と保母さんの真ん中に子供を置いて、その子のこれからの人生に対してどういうふうに責任を持つかという仕事をすると思うのですよ。そういうことも含めてやっぱり臨時の方というよりも、せめて嘱託職員まで上げていただくようなことができないのかなと思うのと、それから障害児教育の障害支援の必要な子供たちが出てきた場合にパートで受けると言っていますけれども、その方はその障害児の保育の資格というか、経験を勉強するなり専門的なものをちゃんと持っている方なのですか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
保育士がかわるということでございますけれども、これにつきましては臨時の保育士であっても正職員の保育士であっても、当然、人事によってかわりますし、それからその年の子供さんの人数によってもかわるということでございますので、同じ保育士がずっとということは現実にはできないという状況になります。それから、障害児の障害児保育の経験の部分でございますけれども、これもその障害児の子供さんの人数によって全てその障害児の研修を受けた職員を充てるこということは現実にはできておりません。ただ、職員の中でその障害児保育の研修等は都度行っておりますので、その保育士の指導を受けながら対応をしてもらっているという状況でございます。
質問 石澤
一概に障害児の保育というとすごく難しいのですよね。1歳6カ月健診ぐらいからその辺の障害の判断なんかもついてくると思うのですけれども、そうすると保護者にとってもすごいつらい、子育てが難しい子供ということもあります。そういうようなときの相談に乗ってもらうためにも、保育士のその専門性という中にこの障害児の保育の学習、そういうのもちゃんと据えてもらわなければならないと思うのですよ。それで、単純に臨時、パートという形ではなくて、やっぱり個々の、みんなのいろいろな意見が話せるような雰囲気をつくっていかないと保育所自体が暗くなったり、ある意味、一部いろいろな弊害が出てきたりするという話も聞いています。ですから、やっぱり殊子供のことに関してです。しかも幼いです。1歳児、しかもゼロ歳児から預かっています。そういう子たちがそこでずっと順調に大人、人間として形成していく中の大事な部分です。ですから、ぜひともこの部分では今の臨時というのを変えていってほしいと思います。それから、もう一つなのですが、ここは子供の保育です。私たち1次産業のほうの牛の保育所です。町営牧野です。町営牧野に関しても言わせてもらいますが・・・・・・。
質問 石澤
臨時職員としての関連です。いいでしょうか。
質問 石澤
臨時のことで。長年、ずっと臨時で働いている方たちがいると思うのですよ。その方たちのその昇格というか、せめて身分を上げるような、年齢、20年も30年も働いている方の処遇をよくしてもらうようにしてほしいのですけれども、臨時職員の方、ずっと臨時のままで、毎年同じような働き方を、毎年新任ですよね。そうではなくて、技術を提携していくという意味でも、そこの部分できちんと身分の待遇を改善するということをしてほしいと思うのですが、いかがですか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
保育士の臨時職員の部分でございますけれども、基本的に子供さんの人数、それぞれの人数とそれから基準によって配置をしている中でどうしてもその人数をふやすというのは今の子供さんの人数の状況からは難しいと思います。あくまでその年の子供さんの数によって決まってくるという状況でございます。それから、障害児の子供さんの部分に対してのそういう対応というのは、やはりそれぞれの保育所ごとにそういう研修を受けていただいて伝達研修をする中で対応をしております。所長はフリーの立場でおりますので、その心配な子供さんの部分については、当然そういうところに目配りをしながら進めておりますので、そういう専門の職員を配置することができれば本当は一番いいのでしょうけれども、今の現状としては、今やっている体制でしっかりそういう子供に注意を払いながらやっていきたいということでご理解をいただきたいと思います。
答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)
私のほうから町営牧野の臨時職員の関係でございます。ご質問者言われるように、実態として今、臨時職員働いている方十数名おりますけれども、その中で長く勤めている方もおります。一番長い方で30年近く働いている方もおります。この臨時職員の採用に当たりましては、大型車両を運転可能な方、運転免許証を所持している方というような条件もつけ合わせていただいて募集をしてございます。ただ、実際あそこの仕事というのは、大型免許を持っているから誰でもできるという業務ではありません。また、よく馬や牛の扱いが苦手という方も中には、一般の方にはおりますから、そういった部分も考慮しながら面接等行って採用しているわけでございます。意欲等を見ながら採用するわけでございますけれども、今、現状の臨時職員については、ご質問者ともいろいろお話もしたときもありますけれども、先ほど言ったような20年、30年やっている職員も初めて今年から臨時職員として働く職員も実は同じ日額賃金という部分では、少し来年以降に向けて改善しなければいけないなということを私どものほうでも考えてございます。やはりその職務としては同じ職務の内容にはなってございますが、実際現場で働くとなるとやはりそういったベテラン、何年も年数を重ねた方と初めての人というのはやはり違いはございますので、そういう部分も考慮しながら職員の意識の高揚を高めていきたいなと考えているところでございます。
質問 石澤
それで、次の同一労働同一賃金ということで、臨時のことで質問させてもらっているのですけれども、それではだめでしょうか。
質問 石澤
では、最初にこれが出てきたときに限定になってきたからあれと思ったのですけれども、イで同一賃金同一労働ですから、そのことで質問させてもらっています。今、話聞きましたので、そういうふうに牧野のほうも改善してもらえるならありがたいなと思って、30年働いている方たちの仕事をきちんとやらないと流れがうまくいかないのでよろしくお願いします。それで保育所のことなのですが、やっぱり専門性というのはとても大事ですから、単純に数合わせの中で済ますようなことがないようにお願いしたいと思います。次に移ります。全国学力調査のほうに移っていきます。厚岸町の場合に、この中で義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から全国的に分析してこれで使っているということなのですけれども、その学力調査のどの部分を使えるのでしょうか。調査して出てくることというのは、内容は出てきませんよね。ここの部分が何点とか、これが何だ、点数で出てきていると思うのですが、それをどういうふうにして学力の、厚岸町でやっている学力テストの場合はその子のここの部分が足りないとかここはまさっているとか、そういうのはわかると思うのですが、全国学力調査の場合は点数でしか出てこないはずなのですよ。国語が何点、そういう中でどのようにしてそれを使っているのか。どうなのでしょうか。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
はい、今、ご質問者おっしゃったとおり、全国学力学習状況調査は義務教育の機会均等とその水準の維持向上、それからその結果を教育施策に生かすということが大きな趣旨であります。広報にも載せていますけれども、学力学習状況調査は学力の状況と学習の状況の調査、この二つが合わさって学力学習状況調査と言っていて、一つは学習の点数、その中ではいろいろな、例えば国語であれば、国語の観点がそれぞれあって、その部分についてそれぞれの町の傾向だとか各学校の様子というのがそれぞれ出てきますし、子供たちも1枚1枚その結果をお知らせすることになっています。町については、町の全体をもとにしながら、こういう部分が全体的に欠けているよねとか、ここについてはかなり伸びたよねという分析したものを町の広報誌等に載せて報告させていただいていると。さらに足りない部分については、教育施策として、例えば学力学習状況のほうでいけば、テレビを観る時間が少し多いよねだとかということがどんどん出てきますので、そんなことを教育施策の中で生かしているという状況であります。
質問 石澤
学力テストの中で厚岸町も教育局から出されているチャレンジという過去問とかみたいなのをやっていますが、そのことによって朝やっているのですか、夕方やっているのですか。それともそのことによって学校の正規の学校の時間、学習時間に抵触していっているということはないのですか。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
実施する時間なのですけれども、それについては各学校の状況に合わせてくださいと。ただ、北海道全体に共通してやっている北海道チャレンジテストについては、できるだけ学校の授業の中でやってくださいと。その授業というのは突然入れるのではなくて、学校の1年間の計画の中にきちんと位置づけてくださいということで、各学校については突然やるのではなくて、授業の中の一つとして位置づいているというのが実態であります。そのほか、豆テスト等もありますので、それについては各学校の例えば朝、例えば帰りのとき、それは各学校の時間に合わせてやって構いませんということで、各学校それぞれの時間を使ってやっているというのが実態です。
質問 石澤
そのチャレンジテストなるものは全部子供の分だけ、子供の人数の分だけ全部その学校に来るのですか。それとも、チャレンジテストというそういうブックというかそういうものが来て、それを学校でコピーをして子供たちに渡すのですか。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
一部については冊子として渡されている学年もあります。ただ、基本的にはデータとして局から委員会に、委員会から学校にデータとして渡して、学校でそれを印刷して子供たちに取り組んでもらっているというような状況です。
質問 石澤
その印刷代と紙代とか、紙ありますよね。それからそういうものはちゃんとその分もきちんと教育委員会から支給しているというふうになっているのですね。
答弁 教育委員会管理課長 髙橋
当然、学校で使われる印紙類につきましては、学校ごとに年度の調査をして必要な分は予算づけしていると考えております。
質問 石澤
今回の、何で馳浩文科大臣ですか、この人がこういうことを出してきたというのは、結局現場からすごくそのことで大変になっているのだという声が上がってきたということで記者会見で出すぐらいの通達が出たと思うのですよ。それで、今、聞いていましたら、それを学習の中に利用してそのことで負担を子供たちにもかけていないと聞いたのですけれども、本当にそれがそうなのか、その実態調査はしたのですか。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
子供の負担の実態調査はしていますかですけれども、これについての実態調査はしておりません。しておりませんというよりも、先ほどの趣旨にもありましたように、子供たちの学力を伸ばすということ。その伸ばすために、この結果をもとに授業をよりよくしていきましょうという先生たちのためのものでもあるのですね。よりよくしていきましょうと。結果を子供たちに責任を押しつける、そういうものではなくて、あくまでもこの結果がよりよい授業改善につながっていくということですので、負担ではなくて、きちんとした授業改善につなげていく、そういうための資料なのだということでこの学力学習状況調査を位置づけているとご理解いただければと思います。
質問 石澤
流れとして全体であるのですけれども、今聞いていますと、学力テストは別に子供たちに負担はかかっていないと聞き取れたのですが、いいのですが、その調査も今のところしていないのですね。調査しなくても大丈夫だということですね。わかりました。それでは、子供たちの中に出てきているいろいろな、厚岸町の場合は、そうしたら学力テストによって点数で子供たちが追われていくとかそういうようなことにはなっていないと理解していいのですか。それで、子供たちの中にある時間がとられてしまうという、その学力テストで時間がとられるということは今まで厚岸町の学力テストで子供たちの能力でどこまで行ったか、到達点なんかをずっと見てきたというふうに話は聞いたのですが、それと学力テストとの整合性というのかな。学力テストもやる、それから学力調査もやるという、そのバランスというのはどういう形でやっているのでしょうか。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
全国学力学習状況調査はそのときの学年の状況なのですね。ですから、そのときの小学校でいけば6年生、そのときの中学校3年生の学力の状況であります。それをしっかり押さえながら、今の教育施策が合っているのかというのをはかるのは全国学力状況調査。特に全国と比して、または全道と比してという妥当性、信頼性というのはかなり信頼度はありますので、それに基づいて行っている。町独自で行っている学力調査は、今度経年がはかれる。この1年生が2年生になったとき、3年生になったとき、どのように学力が変わるのかという全体を捉えることができます。よく学力学習状況調査で去年よりどうだったのかというのは教育長はしないでくれと、個の集団が違うのでそこを比べても意味はないだろうと。それよりもそれをはかるのであれば、町がやっている学力調査、これは1年生が2年生になったときどのぐらい伸びたのかと全て出ますので、そういうものを注視して変容、傾向を捉えるのはCRT、いわゆる町で行っている調査。その時々の状況については全国視野、全道視野で学べる市況がとれる全国学力学習状況調査で判断していくというふうに縦と横で全体を捉える、そういう学力調査の分析の仕方をしているとご理解ください。
質問 石澤
それでは、厚岸町の場合は偏重はしていない、学力だけに偏重しているわけではなくて、全体として子供の成長に合わせた、かつて昔、先生方がやっていたのですけれども、自分でテストをつくって、そしてその子がどういう状態か、それに合わせた教育をするということも含めてやっていると理解していいのですか。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
はい。学力偏重というのは学力中心にということではなくて、先ほど教育長も申しましたように、学力も体力も、それから生活習慣の改善もこれを一緒にやっていくということが子供の健やかな成長につながるということで教育施策を講じていますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 石澤
昔、学校は間違うところなんだよと教えられたことがあります。今の学校の中に点数主義になったときに間違ったらだめな場所になっているのかなという、そんな思いがあったものですから学力テストの問題を質問しました。とてもすてきな絵本もありますので、それも読んでもらいたいなと思います。次に、道徳の教科化に移ります。道徳の教科化の中で特定の評価を押しつけることにはならないということの回答がありましたが、そういうことはないのだということでありました。ただ、道徳の教科化ということは評価をするということですね。評価をするということは、やっぱりそこには何らかのいろいろな形が働くと思うのですよ。昔、本来道徳というのは、子供たちがいろいろな機会にぶつかったときに先生も子供を中心にしていろいろなことを子供たちに伝えていく場だったような気がするのですが、つまづいたときとかそういうときにいろいろな話をする場所だったような気がするのですが、それが今回評価をするということですから、もうそれには評価をする側の意思も入っているような気がするのですけれども、その辺はどうですか。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
ご質問者おっしゃるとおり、教科化になるということは指導と評価の一体化という観点では評価はするということになります。ただ、道徳は教科ではなく、特別の教科という特別のという言葉がつくのですね。その特別のというのがついたのは、教科であれば、国語、算数であれば、A、B、C、または1、2、3とつくのですけれども、そういう数値は馴染まないということで特別のという意味合いがちょっとつけられています。これは、先ほど教育長申しました記述式で子供たちを評価しようと。さらにそれも個人内の伸びを褒めるという要素を入れながら評価していきましょうとなりましたので、そういう部分でいくとご質問者がおっしゃっている懸念というのはないのかなというふうに思っています。多様な価値観を考えながら、その中で議論をしたり考えたり、そういうものがより活発になってくると思っていますので、そのような道徳を進めるように考えていきたいというふうに思っています。
質問 石澤
指導室長が言ったように、今までは答えは一つではないよとか、何が正解で何が間違いというものはないのだよ、あなたの考えが大事なのだよとずっとやってきたと思うのです。現場でも、先生方も。しかし、評価されるということになると、ちょっと一変していくのではないかと思うのですよね。自分の考えが少数だったり、それから先生の言っていることと甚だ違ったりというときに、子供たちは無難な道を選んだり、自分やっぱりおかしいと思うのだけれども、みんなが言っているのだったら仕方ないのかなみたいな、そっちのほうがいいのかなと進んだり、そういうふうになっていくような気がするのですよね。それで、この道徳の教科化というのはすごく難しいのかなと思います。自分たちが自分の考えとか、間違ってもいいから自分の考えを述べるということができなくなったら、次に何をするかといったら、正しい価値観を教えましょうという教育になっていくような気がするのですよ。そういうことにならないように、やっぱり道徳の教科化というのは本来はするべきでないし、教科化ではなくて、ずっと学校の活動の中でいろいろな子供たちのつまづき、それから成長する過程での悩み、それに小学校1年生から中学生もあります、高校もあります。その中で、そのいろいろな葛藤の中に先生が寄り添えるような、寄り添いながら大人になっていくというか、一人前の人間になっていくという、そういうものが必要だと思うのですけれども、今、30年ですか、始まると言っていましたし、今、小学校のほうの道徳の教科書、ちょっと気になったので見せてもらいました。多分、教科書というよりも、何というのですか、副読本というのかな、1、2年、3、4年、5、6年とありましたけれども、それを見せてもらったのですが、私たち大人が全部読めば一つの本、本として読むのならいいのですよ。でも、特出して出ています。そういう中にもやっぱりどうせ読むなら全部読んでほしいと思いますし、そういうのやってほしいなと思います。だから、子供たちの心に寄り添った、そういう形をこれからでもやっていってほしいなと思いますが、いかがですか。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
先ほど教育長の答弁にもありましたように、今回大きく変わるのが、考える道徳、議論する道徳に転換するということです。例えば、考える道徳、議論する道徳とはどういうものなのかというと、多様な価値観が一方的な押しつけにならないようにということとかなり合わさってくるのですけれども、例えば、寛容な気持ち、寛大な気持ちで他人の過ちを許そうよという道徳の学習があります。一方で約束やきまりはきちんと守ろうよ、この二つは相反するものなのですけれども、これを皆さんはどう考えますかという道徳をやっていきましょう。お互いに友情や信頼を育みましょうという道徳があります。一方で、そういう、例えば間違った雰囲気のときに一人で孤立してしまう、でもそのときに勇気を持って発言しようよと、これも相反する、安易に同調しない、そういう相反するものについても一緒にそこについて議論しましょうよ、そういう提示の仕方がされてくる教科書がこれからつくられていきます。そういうことで、一方的な押しつけというのは、いわゆる多様な価値観の中で一つのものを押しつけるのはこういう道徳にはならないと押さえています。ただし、いじめ、この問題については、いじめが一向になくならない。もっと増えていっているという実態も含まれているのが道徳の教科化であります。命を軽く扱うような場合、また反社会的なもの、こういうだめなものはだめなのだということについてはきちんと指導するということになりますし、こういう考え方もあるよねというものについてはいろいろな自分の価値観と合わせながら考えていって自分の価値観を育てていくというこれから道徳になっていくというふうに押さえていただければなと思います。
質問 石澤
そういうような教科書ですけれども、教科書に表れるということはある意味そこだけですよね。いじめの問題から今、出ましたと言いましたけれども、だめなものはだめでもなぜだめなのかということをだめというだけではだめなのですよね。だから、なぜだめなのか、どうしてここのときはこういうことをしなければならないか。そして、これは私たち大人が道徳をきちんと守っていかなければだめだと思うのですよ。だからこれ、ここに新しい道徳と北野武が書いた本がありますけれども、その中に道徳を守れないお前らが道徳を語るなと書いている本があります。子供たちにけんかをするなというなら、私たちもいろいろことで自分の懐を正すということも大事だと思うのです。そういうことも含めてなるべくやわらかい感じの道徳教育になってほしいと、そう思います。お願いします。
答弁 教育委員会指導室長 滝川
これから教科書の検定が始まり、そして採択、そして使用するということになります。ただ、教科書も使っていきながら、いろいろな私たちの道徳、先ほどお示しいただいたのは私たちの道徳、いろいろな副教材等もあります。幅広く提示しながらその中で考える道徳、議論する道徳、その中で自分の価値を高めて豊かな人間を育てていくというところの、先ほどの学力調査の件もありましたけれども、学力、体力、心の育成というのをバランスよく育んでいくということについてはきちんと考えていきたいと思っております。