厚岸町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月24日
(1)防災について/(2)監査委員制度について
2013年6月24日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「防災について」「監査委員制度について」について質問し、町長 若狹、代表監査 黒田、総務課長 會田、町民課長 板屋、監査委員事務局長 竜川が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、代表監査 黒田、総務課長 會田、町民課長 板屋、監査委員事務局長 竜川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 室﨑
さきに提出いたしました、一般質問通告書により一般質問を行います。1点目は、防災についてであります。まず1として、毎年行われている防災避難訓練への町民の参加についてであります。一般住民の参加率はどの程度か、上記の数字が唯一ではないものの、一般住民の参加率は厚岸町民の防災意識の高低をあらわす指標になるのではないか。2として、防災意識の啓発、高揚についてであります。町民の防災意識を啓発し、高揚するため町は何を行い、どのような効果を上げてきたか。町民の防災意識を啓発し、高揚するため、今後、町はどのようなことを行っていくのか、それが第1点であります。2問目といたしまして、監査委員制度についてお聞きいたします。監査委員は独立の機関として、町行政の公正で合理的かつ効率的運営の確保のため、監査を実施するとされております。その職務の重要性にかんがみ、どのような方針をもって職務を行っているのか、新代表監査委員の豊富を含めてご説明いただきたい。以上が、一般質問の内容であります。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
12番、室﨑議員のご質問にお答えいたします。1点目の防災についてのうち、初めに毎年行われている防災避難訓練への町民の参加について、一般住民の参加率はどの程度かについてでありますが、避難訓練を柱とする厚岸町防災訓練は平成5年1月の釧路沖地震に始まり、平成6年10月の北海道東方沖地震、平成7年1月の阪神淡路大震災と大地震が続けて発生し、特に厚岸町において北海道東方沖地震のときに発表された津波警報が解除されるまで7時間10分という異例の長時間に及んだことを踏まえ、厚岸町地域防災計画に定める津波時の緊急避難場所を地区ごとに47カ所指定したこととに伴い、平成7年から翌年の平成8年を除き、毎年実施してきており、昨年で17回目を数えます。訓練の参加率については、平成7年から13年までの避難対象者数を1万人とした場合、平成7年第1回目の訓練が16.6%、9年が7.2%、10年が6.6%、11年が5.3%、12年が5.5%、13年が4%と年々参加率が減少してきたため、14年から学校や保育所、幼稚園の協力のもと、授業などにおいて児童生徒が参加できるよう、実施日を日曜日から平日に、実施時間を午前11時に変更することにいたしました。このことにより、同年の参加率は22.5%となり、それ以降21年まで16年の23.4%を最高値として毎年15%を超える参加率でありました。その後、北海道開発局との共催で土曜日に実施した22年を除き、23年と昨年は家族が一緒になって避難行動をとれるよう、また多くの町民の皆さんが参加できるよう昆布漁終了後の最初の日曜日、家族が出掛ける前の午前7時30分に実施しております。しかし、参加率は伸びず22年が4.2%と23年が7%、24年が8.2%となっております。また、一般住民の参加率は厚岸町民の防災意識の高低をあらわす指標になるのではないかについてでありますが、全くもっとご質問者のとおりで、避難訓練の参加率は町民の防災意識の高低をあらわす指標となるものであります。しかし、前段で申し上げたとおり、ここ3年の参加率は少しずつ伸びてきているとはいえ、浜中町の避難訓練の数値と比較すると明らかに低い数値を示しており、東日本大震災時の避難率を見ても本町にとって町民の防災意識、特に津波に対する避難意識の向上は大きな課題となっております。次に、防災意識の啓発、高揚について、町民の防災意識を啓発し、高揚するため町は何を行い、どのような効果を上げてきたについてでありますが、これまでに町が行ってきた取り組みとしては、前段で申し上げた平成8年を除き平成7年から継続して実施してきている避難訓練を柱とする防災訓練、これにあわせて毎年行っている広報あっけしによる啓発記事の掲載、近年では23年から開催している防災講演会、本年3月を含め、これまでに3回改訂している津波ハザードマップ及び地震津波災害から身を守るための資料の配付、まちづくり懇談会における500年感覚地震に関する住民説明、昨年、改訂された津波浸水予測図に関する説明会、エリアメールの緊急速報メールの導入、住民の避難を促すための津波警報発表時における職員の防災拠点施設への即時移動に関する広報掲載による周知、町道や主要施設への海抜表示版の設置などを行ってきております。また、教育委員会においては、東日本大震災以後、学校における防災教育の充実に向けた取り組みとして、防災に関する事業や避難訓練、普通救命講習を実施するとともに、昨年は防災キャンプを実施しております。避難訓練の参加率を見まして、その取り組みの効果が目に見えて大きく高まっているとは言えませんが、自治会や各団体などからの地震、津波防災に関する講義の依頼などもあったことを見ても、少しずつ町民の意識は高まっているものと考えております。また、町民の防災意識を啓発し高揚するため、今後、町はどのようなことを行っていくのかについてでありますが、前段で申し上げた防災講演会と防災訓練については、これからも継続して行ってまいりたいと考えております。また、教育委員会においては、今年度も防災キャンプ事業を実施することとしておりますし、このたびの補正予算に計上させていただいておりますが、今年度からの新たな事業として防災標語の募集を行うこととしております。いずれにしても、町民の防災意識、特に津波に対する避難意識は簡単に向上するものではないと認識しておりますが、今後とも粘り強くこれらの事業に取り組んでまいりたいと考えております。2点目の監査委員制度については、代表監査委員からお答えをいたします。
答弁 代表監査 黒田
この4月1日付で厚岸町監査委員を拝命をいたしました黒田でございます。厚岸町議会議員の皆々様方には先の3月定例議会におきまして監査委員のご同意とご承認を賜り、遅ればせながらこの場を失礼だとは思いますがおかりして厚く厚く御礼を申し上げる次第でございます。まことにありがとうございます。私、兼ねてより尊敬する今村前代表監査に比して人格的にも、あるいは能力的にもはるかに、はるかに及ばないことは明白でございますが、私なりに、私なりの立場から努力惜しまずお与えをいただいたこの重責をしっかりと果たしてまいる覚悟でございますので、どうかどうか議員皆様におかれましては、今後とも従来に増して厳しくも、なおかつ温かいご指導とご鞭撻、心よりお願いを申し上げる次第でございます。それでは、このご質問と、さらには貴重なこの機会をお与えをいただきましたご質問者の室﨑議員に感謝の意を心から表しつつ、一般質問の2点目にお答えさせていただきたと思います。監査委員制度は、主として地方公共団体の財務に関する事務の執行及び地方公共団体の経営にかかる事業の管理を監査するために、地方自治体に必置される執行機関でありますが、ご質問者ご指摘のとおり、各種の検査、審査、監査を行うに当たって、その権限行為について、上級機関からの指揮命令は受けず、町長からも独立して職務権限を行使する行政委員会でございます。町民主権の民主的自治体運営にとって、立法権を有する議会はもちろんのことでございますが、行政執行内部の監査やチェック、これは非常に重要でございまして、毎年度当初に厚岸町監査計画なるものを立て、それに沿って各種監査を実施するわけでございますが、これまたご質問者ご指摘のとおり、公正で合理的かつ能率的な町行政運営を確保するために、違法、不法の指摘にとどまらず、監査指導に重点を置くとともに、それらの各種事務事業が適切な規模や内容をもって効率的に運営をされ、その事業目的を達成しているかについても十分に留意して、各種監査を実施してまいりたいと、かように考えておりますので、どうか趣旨ご理解を賜り、今後とものご指導を切にお願いをするゆえんでございます。
質問 室﨑
まず1件目から入りますが、今、町長の答弁の中でいみじくもおっしゃったように、この防災意識の高揚というのは大変、難しいものなのですよね。防災意識を高めてくださいというと、ぱっと上がるものでは決してない、相当に粘り強くまた町としてエネルギーを使っていかなければならないものだというふうに考えています。防災意識って何なのかということですよね、そうするとまず津波に限定して言いますが、一人一人が一刻も早く高台へという意識を常日ごろきちんと持つということでしょうね、それから命を諦めないということ、そして具体的にはいざというとき24時間、どうやって生き延びるか、そして3日間をどうしのぐか、そうすれば大体いろいろな団体、行政を中心としてですが、そこが手を差し伸べてくれる時間に間に合うということだと思うのです。それを自分はどうするかということを具体的に常日ごろ意識して持っていく、これが防災意識だと思います。これに反するといいますか、対する言葉はよく聞くのですよね、逃げろと言ってもどうにもならないだろう、逃げてみたってどうにもならないだろうと、いやそんな無理するより、誰かが何かしてくれるのではないかと、これはひっくり返していうと助けてちょうだいというサインかもしれないのです。そういう中で、この町民一人一人の防災意識を高めていくことがきちんとできれば、いろいろな問題について、町民から意見がどんどん出てくると思います。それを吸収していろいろな対策が立てていけるのだろうと思うのです。それで、まずお聞きしますが、今回の答弁で私あえて一般住民の参加率というふうに書いておきました。ここでは学校を入れたり、いろいろなものを入れているので、そういう団体を入れるとその分は一般住民ではないですよね。だからあえて一般住民と言っておいたのです。それでも、そういうものを全部足してもこんなに低いということなのでしょうね。それで、この防災意識を高めるために必死の努力をしている、いわゆるフロントランナーと呼ばれる町が幾つかありますよね、そういう事例については調査していますか。まず、しているかしていないかだけ。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
特にこの東日本大震災以降につきましては、各そのようなこれまでの釜石を筆頭にして、その避難意識を高めて、高い地域についての取り組み等々についてはできる範囲で担当課の中で調べているつもりではありますけれども、それらも含めて今回、新しい取り組みとして防災標語というものをちょっと考えてみたところでございます。
質問 室﨑
フロントランナーと言われるいろいろな町の調査をした結果出てきたのが防災標語ですか。ちょっと申しますよ、私のほうでちょっと調べてみただけでこんのがあります、ある町なのですが。ここでは逃げてもどうにもならないよという不安をまず要素分解したと、そうしたら避難だとか、医療だとか、あるいはその介護だとかというふうにいろいろな要素に分解されてくるわけです。それをまた細かく分けていくわけですね。例えば、避難というときには情報伝達、自力避難困難者への対応というふうにまた分けていくのです。それ一つ一つに政策をぶつけていく、そういう作業をしていく。細かく分けることによって対応が可能になってくる、漠然とした不安には対応できないと、こういうことですね。それからまた、全職員に地域を割り振った、これは細かく地域を分けて、全職員に一人一人張りつけにしたのですね、これもある町のようです。避難道や避難路の再点検を行っている、それで既設のものの欠陥、もし新設するとしたらどこに、どうつけたらいいか、それを細かく分けた一つ一つら職員が1人張りついて、絶えず自分の受け持ちのところを見守って問題点をカードにして出したと、そういう作業をやっているところもあります。地域との話し合い、こういうようなカードも使うのでしょうね、恐らく。これをやってワークショップと言っているのですが対話集会でしょう。これをある町では年200回やっている。その300ぐらいに地区を分けているのですね、そうすると1件が10件とか20件とか、ごく小さいものになります。そこでもって何をやっているかというと、避難カルテというものをつくっている。1件1件ごとに家族構成、一人一人がどう逃げるかというのを、そこの家の人が書いて持ってくる、そしてその対話集会でそういうものを出して、お互いに検討する、非常におもしろいというか、具体的で効果のあるやり方だなと思いました。例えば、我が家にこれを置きかえて考えてみます。今、情報館の脇に踏切ができると、避難用の通路ができるというような話があります。でも我が家では、あそこまでぐるっと回っていたのでは、物の役に立ちません。それで、やはり町内というような大きな立場から考えると真栄、宮園地区、その避難の通路ができたというような話になるのかもしれない、だけれども今、私の住んでいるところのご近所の人たちとも話をするなら真っ直ぐ、昔の機関庫の前を通って上に上がることができたらねということになってしまいます。そういうふうに、何とか自治会というのが一つあって、そこで話をしていても右端と左端では全然条件は違ったりするわけです、細かく分けていく必要があると思うのです。あるいは、細かく分けている必要があると思うのです。あるいは、こういう話も聞いています、これは全く別の地域なのですが、避難場所があるのだけれども、そこに行くに自分の高いところから一遍、低いところにおりて、それから行かなければならない、それなら自分の高いところの裏山に逃げれないのというようなことを言う人もいます。そういうふうに、その家その家によって全部条件違うと考えるべきなのですよね。そういうところは何カ所が聞いています。こういう具体的なことをやろうというような検討、そういうものはないのでしょうか。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
今、ご質問、議員のほうからいろいろと具体的、個々具体的な内容について申し上げていただきました。非常に参考になることも含めて、今現在、この具体的な部分まで、実を言いますといろいろな自治体の調査等々、情報収集もしておりますけれども、ここまでのものを私どもまだ持ってはおりません。今回の昨年の説明会で行ったときにも、いろいろな自治会の方々からこの場所に逃げれば私は近いのですよねというご意見もいただいております。そのときには、その自治会ごとにそこにもし、そこが一番近くて安全だというのであれば、そこに逃げてくださいということも申し上げました。それら細かい部分、全職員の意識改革も必要になってくるかと思います。そのために行うには、その地区ごとにどのように分けたらいいかということも、多少の時間はかかるかと思いますけれども、今、議員のほうから言われました内容について、少しでも近づいていけるような形で今後、これら防災意識を高めるための施策を進めていければというふうに考えております。
質問 室﨑
人の町の事例ばかり話していてもしようがないのです。どう取り込むかですよね。それで、今のような事例を私、新聞記事とネットだけでもって見ているのです。専門家であるあなたたちがいろいろな自治体の調査をしていて、そういうものが全然わからない、不思議ですよ。それはいいとして、防災組織を各地区でつくっていただいていますという話は随分聞いています。今、何%ぐらいできたのですか。大ざっぱでいいです、細かく要らないです。
答弁 町民課長 板屋(町民課長は2015年3月まで)
現在の自主防災組織の組織率でございますけれども、32自治会中、23自治会、71.9%という組織率となってございます。
質問 室﨑
ネット何かで全国の状況がいろいろなホームページで出ています。消防庁のほうから始まって、ざあっといろいろ出ています。そういうのを見ましても、全国レベルになるというと北海道の端よりは中南海地震だとか、そういうようなものが中心になってくるようですが、何%という話は出ていまして、厚岸町の70何%というのは、これは大変、高い分野になるのでしょうね。そんな意味では私、評価しています。ただ、この前ちょと自治会長さんたちがたくさんいらっしゃるような会議がありまして、そこで雑談の中に出てきたいわば本音というか、そういうのを見ていますと、町のほうでつくってくれというからつくったのだが、要するに紙のりで張りつけしただけで実際は動いていないのだとか、あるいは、ではつくってみたものの具体的に何やったらいいかよくわからないと、そういう意識の話が随分聞こえました。それで、これは町内でその70何%できた防災組織というものの活動実態、そういうものについては把握していますか。
答弁 町民課長 板屋(町民課長は2015年3月まで)
活動実態についてでございますけれども、実際のところ個々聞いているわけではございません。何カ所か昨年の防災訓練において車いすを使ったですとか、そのような実例は聞いておりますけれども、実際のところまだ個々に調査してはいない状況でございます。申しわけございません。
質問 室﨑
そういう答弁が出た後、こういうことを聞くのは失礼だと思うのだけれども、皆さん、何をどうやるかとことで悩んでいるのです。そういうことで、先ほど言いましたよね、具体的な自分の家からどうやって逃げるのだというような話を町の専門家とも話し合いたいのですよ。もう既に100回とか200回とか、そういうところへ行ってやりましたというのだったらわかりますよ。でも、今聞いたら防災訓練のときに何カ所かでちょこっと聞いたというような話では、これは紙の上の防災に過ぎないのではないですか。紙の上に、何ぼ立派な防災組織つくっても、いざというときには役に立ちませんよ。部長がこうで、何とか係がこうでと、そんなものは幾らでもつくれます。防災組織雛型というのはネット上にもありますから、企画から見たら全部載っていますから、それにぽんぽんと例えば私の自治会で会長の名前だとか、副会長の名前をぽんぽんと入れればできてしまう。でも、そんなものではどうにもならないですよね。だから、やはりどう実際に動かすかという観点から、そしてそれは決して地域への丸投げではないのです。町がやはり入っていって、そしてどうしよう、こうしようという話を一緒になってやらない限り住民だけでは動けないです。そのあたり、どうお考えですか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私からお答えをさせていただきます。今、自主防災組織の関係の中での防災のあり方とご指摘があったわけであります。先ほど、71.9%といいますのは、自治会全体の山も海も、とりあえず沿岸部だけをいたしますと80%、もう防災組織がされております。いろいろと担当いたしております町民課からも自治会連合会等に行ってるる防災組織はこういう方向でつくってください、またこういう組織にしていただきたいということでお願いをいたしておるようでありますが、しからばその後、実態活動どのようになっているのかということが把握されておられないということでありますが、まずはこのことについてはやはりつくった、それを実際にいざという場合に役立つものでなければならない、これは当然なことであります。今後、実態を把握しながら、さらに防災組織の強化を図ってまいりたいと、そのように考えます。また、私自体も今回の選挙の4選に迎えまして大きくは7項目、先ほど挨拶させていただきました。そのうちで、最も重要な課題として上げているのが、この防災・減災対策であります。端的に言いますと、犠牲者を1人も出さない、そういう意気込みで頑張ってまいりたいと、そのように考えております。どうかそういう意味におきましても、今回の避難、そしてまた訓練の中における参加率が大変低いと、まことに残念に思います。しかし、私は気持ちは防災意識を心では持っている人が多いのではないかと思います。特に、東日本大震災以来、あの怖さというものを身にしみて感じている、しかし海の町厚岸でもあります。ああいうことが起きないようにと願うことは願うわけでありますが、自然はそうではありません。そういう意味で、参加率は低くても防災意識は私は高まっているという持ち方をしております。特に奔渡地あたりはそうであります。というその結果どうしてかといいますと、先ほども答弁をさせていただきましたが、実際、過去に大きな津波、地震があったにもかかわらず、厚岸町は地形的にそう被害がなかった、命が失うことが少なかったという意識がまだあるのではなかろうかと、そのように感じます。そういう意味におきましては、いかなる場合におきましてもやはり命を大事にする、また行政は何ができるのかということを積極的に取り組みながら自助、共助、そしてまた公助、これを一体化した中で進めてまいりたいと、そういうように考えておりますのでご理解いただきたいと存じます。
質問 室﨑
町長が第一に防災・減災を上げられている話、これからしようと思っていたのです。先取りをされてしまいました。それで、今、町長の答弁の中で町は何をできるのかというお話をしていたのだけれども、大事なのは何ができないかだと思うのです。これはできないのだよということもはっきり言うべきです。あの大きな津波が来て、今度、千年に一度の津波が来るのではないかと予想が変わったときに、町内で説明会をやりました。真栄町で2回やったのですよね。全部合わせて15人ぐらいしか来ないのですね、これだけ多くの人がいる中で。来た人の中から出た話の中で非常に象徴的だったのは、真冬に避難する、山の上に上がって寒い、心臓発作を起こしたと、どういうふうにして町立病院から駆けつけてくれますかと聞いたのです。だけども、町側がそれは無理ですよと、太平洋の真ん中でヨット1人で乗っていて心臓発作を起こしたようなものですよとは言わなかった。何とかできるかもしれないから、いろいろと検討してみようと思うというふうに聞こえるような話で終わってしまっている。それではだめですね。そういうときはできないのですということは、はっきり言わなければだめ、24時間は自分で生き抜いてください、3日間は自分でしのいでください。そのために3日分の水と食料を自分で用意してください、町側の町職員が水の中を泳いで、乾パンと水を届けるなんていうことは不可能ですよということをはっきり言うべきです。そういうことも非常に大事だと思いますので、その点もお願いしておきます。それで最後になりますが、ディグというのが今、随分とあちこちで行われるようになってきています。厚岸町でもそれについての調査はしていますか。しているか、していないかで結構です。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
確か昨年の第4回の定例会におきましても、議員のご質問にお答えをさせていただいたときに、町内部に消防等々については即時の援助、救助はできないということを答弁の中で言わせていただきました。このことについては、さらに町民の皆さんにお伝えをしていきたいと、できることは何なのか、できないことは何なのかということもお伝えをしていきたというふうに考えております。DIG訓練についてでありますが、まだ厚岸町では一度も行っておりません。これは今、特に北海道が中心となって各管内の各町でも行っております。できれば、それら専門家を呼んで厚岸町でも一度、どこかの地区を限定して行いたいというふうに考えております。
質問 室﨑
これは正式のDIGはこうで、略式のDIGはこうなのですというものはないらしいですね。DIGというのはDisaster Imagination Gameの略だと、災害創造力ゲームという言葉だそうです。要するに何をやるかという地図を使って、そしてみんなでもってわいわい言いながらというのもおかしいのだけれども、その地図にわかることをずんずん書き込んでいくと、自分の家から逃げるときに、ここのところにはこんな障害物があるとか、ここのところの塀は倒れそうだから地震のときは危ないよとか、そんなことをみんなで書き込んでいくというような一つの今のワークショップというのですか、対話集会みたいなものですね。そういうようなことをどんどんあちこちで進めているのです。初級から中級、高級というふうにだんだんあるでしょう、当然。ごく初級のものというのは、これは誰でもできるような話のようです。これはぜひ、こういう具体的なものを取り入れてほしいのです。先ほど、幾つかの町のものをちょっと引っ張り上げて私やってみましたが、結局DIGをやっているのですよね、みんな。当人が意識しているかどうかは別として、DIGだといってやっているかどうかは別としてやっているのですよ。要するに、ぐらっときた、津波が来るぞ、自分の家から自分はどうやって逃げるの、それを具体的に一つ一つ出していくと、そういうことですね。今、北海道がとおっしゃったけれども、ことしは何か札幌市が道庁の新人研修でもやっていますよね、テレビで出ていましたよね。北海道教育大学の教授でしたね、指導をしていたのは。みんな朝、寝ているうちに地震が来た、すぐ役所まで駆けつけるということは言うのだそうです、札幌で。では、起きたときにあなたのマンション、何階に住んでいて、そこからどうやって下までおりて、そこからどうやって歩いて行くの、自動車に乗っていくの、自転車で行くのと、一つ一つやっていくと次から次と困難が出てくるそうです。それがDIGの考え方だそうです。ぜひ、こういうものを早急に取り入れて職員、そして地域の皆さんにこういうものをどんどんと進めていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
うちの担当職員も釧路市で行った、数度にわたって行ったDIGの会議に何度か参加をさせていただいていますので、これら道と、また道の危機対策のほうの担当と協議をしながら早いうちに、また町民課とも連携しながらこのDIG訓練を行えるよう取り組んでいきたいと思います。
質問 室﨑
これも私の要請なのですが、防災というと総務課防災係の人が訓練を受ければいい、住民におろすのだったら町民課の人が一緒にやればいいではだめたと思うのです。これは全職員やらなければだめです。みんながそういう意識を持たなければだめですよということをお願いしたい、いかがでしょうか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私から職員全体の問題でありますので、お答えをさせていただきます。全くそのとおりでございます。係だけが認識を持っているというものではありません。やりは、初動態勢なりいざという場合、避難所へ配置されるとか、ほとんど町職員が配置されるわけでございまして、当然、今、指摘されたとおりであります。その点、心得てさらに職員内部の防災意識の高揚、これを徹底してまいりたいと。それと同時に昨年、総務係が防災担当しておりまして、明確に総務防災係というものを設置をされていただいたところでございます。しかし、私といたしましては、3・11以来はもちろんでありますが、今回のもろもろのことを考えますと、さらにそれを強固な組織にしなければならないと、そのように考えております。これはいつの段階になるか、できれば10月ごろの1日ごろから進めることも大事かなというふうに今現在、私の考えでおるわけでありまして、4期目に向かってしっかりと防災・減災対策を講じてまいりたい、そのように考えております。なぜかといいますと、室﨑議員も既にご承知のことと思います。私も本当にびっくりいたしております。といいますのは、昨年の12月21日に国の、政府の地震調査委員会が発表いたしました。30年以内に震度6弱ないし、それを上回る地震が起きる確率です。何と、厚岸町は57.45%なのです。根室では65%、釧路では47%、これが専門家の発表なのです。本当に信じたくないほどびっくりしています、しかしそれは現実です。このようなことを考えながら、犠牲者を1人も出さないという気持ちで防災・減災対策を講じてまいりたいと、そのように考えておりますのでご理解いただきたいと存じます。
質問 室﨑
よろしくお願いいたします。それでは2点目に移ります。代表監査委員さんの答弁は非常に簡にして潔といいますと、意を得ているかどうかわかりませんが短いものであると。私のほうからいろいろ聞かなければならないのかなと、そのように思っておりますのでよろしくお願いしたいのですが、監査委員制度というのは自治法の195条でしたか、そこのところに設置が記載されています。この監査委員制度というものの趣旨といいますか、まずそれをお聞きしたいのですが、誰のために何をチェックするのでしょうか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
本来は監査委員からかと思いますが、私も提案者でございまして、議会に提案をした責任がございます。それに基づいて若干、お話をさせていただきたと思いますが、監査委員制度といいますのはご承知のとおり、我々地方自治体が公正、効率的な運営を補償する責任があるわけであります。その当該の地方公共団体が重要な使命を果たしているかどうか、それを監査する責任、これが監査委員制度なのです。ですから、我々執行者としての立場がありますが、行政委員会でもあります。教育委員会、または監査委員ということでございます。特に、195条、今ご指摘がございました。これは、独立性なのです。といいますのは、厚岸町を例にとりますと2人の監査委員がおります。代表監査と議員会、ですから一人一人の意見の中で監査委員制度が成り立っているということでありますのでご理解をいただきたいと思います。
質問 室﨑
誰のために何をチェックするのかというのに答えられない監査委員というのはどういうことなのですか。監査制度というものの趣旨からいったら、これははっきりしているでしょう。監査制度というのは相当古くからあるのですが、まさにあなたの代表監査委員の答弁の中でも町民主権の民主的自治体運営にとってとはっきり言っているではないですか。主役である、主人公であると言ってもいいでしょう、住民自治の本旨からいくと。その住民が毎日、その自治体の処分の施行を監査するなんてことは理論的に不可能とは言わないにしても、これは不可能に近く全く困難です。したがって、住民にかわって行政の適正、効率的あるべき姿になっているかどうかを監査するのか監査委員の趣旨ではないですか、いかがでしょう。
答弁 代表監査 黒田
監査制度全体のあり方についての部分については、これは全体的な行政の部分からの説明のほうがよかったのかなと思いまして、私ちょっと自重しておりましたが、そういう趣旨でございましたら申しわけございません、私もちょっと錯覚をいたしました。錯覚をしたかもわかりません。誰のために何をチェックするのか、それは今、ご質問者もおっしゃられましたけれども、やはり町民主権でございますので、町民のために、いわゆる公の行政、町民の税金なり、そういうもので動いている、そういう行政を公の公会計を主に財務会計を中心になりますが町民のために公会計のいろいろな不正なり、不適切がないかどうかをきちっとチェックをして、将来にわたって健全な、適切な行財政運営にもっていくべくするのがまさに監査制度でございます。そういう意味では、ちょっと私も答える趣旨でちょっと誤解をしておりましたが、あえて遅ればせながら答えさせていただきますが、ご質問者おっしゃるとおりでございます。大変、失礼いたしました。
質問 室﨑
それで今、町長も説明してくださったのですが、監査委員というのは独立性であり、かつ報告、意見の徹底においては合議制であると、それで執行者からは独立していますよね、当然といえば当然です。それで、この監査制度に関しては今、いろいろなこういうふうに直したらいいのではないかとか、いろいろな意見も出ております。私、今、時間もないしそんなこと触れません。お聞きするのは、現行制度の中でもってまだできることはないかということで考えていくべきだと思うのです。それで、今回ちょっと的を絞ってお聞きしたいのですが、地方自治法の199条の9項、監査結果の公表というのがあります。それから、199条の10項、監査結果に基づく処置の公表、こういうものがございます。これについて監査委員のほうでは、どのような見解をお持ちですか。それから現在、どういう公表の方法をしていますか。
答弁 監査委員事務局長 竜川
定期監査の公表等につきましては、ただいまは定期監査報告については12月の議会にまずお示しさせていただいています。その後、町長にも当然出しておりますし、公に公表については掲示板に報告をしながら、もし問い合わせ等があれば対応しているという状況にあります。改善措置につきましては、2月の上旬をめどに各担当課、各原課からこういう措置をしましたという報告をいただきながらまとめて報告手続きをしている状況にあります。
質問 室﨑
要するに監査結果の公表、それから監査結果に基づく措置の公表については、公告式条例に基づく公表以上のことはしていないと、そういうことですね。これで十分でしょうか。今、先に申し上げた監査委員制度の趣旨、あなたが答弁で言っているまさに町民主権の民主的自治体運営というものからいって、これで十分でしょうか。例えば今、これはその町まで私、行ったわけではないからネット上でしか見れないのだけれども、そこにもいろいろな県から市町村がいわゆる監査事務局なり、監査委員のホームページというものを持って、しかも発表していますよ。監査委員制度とはどんなものか、誰が監査委員になっているのか、監査の基本方針や基本理念は何か、監査委員は誰の何を監査しているのか、監査の結果、どんなことがわかったのか、監査の結果どんな改善がなされたのか、そういうことがそれはばらつきが随分ありますけれども、非常にわかりやすく、全く素人の住民でもなるほどなというのがわかるわように発表しています。そういうことが、まさに町民にかわって監査を行う監査委員としてはやるべきことではないですか。それで、いろいろな参考書にも、今いろいろな学者が書いていますけれども、この公表というところが199条の9項、10項に公表としか書いていないけれども、制度の趣旨からいってこの法衣というのは報告式条例でもって済ますようなものではないのだということを明記していますよ。いかがお考えですか。
答弁 代表監査 黒田
お答えを申し上げます。当然ながら、監査というこの制度、主権者たる町民の立場に立って公権力、公共性、チ ェ ッ ク す る た めの も の で、 こ れの た め にそ の 結 果を 単 な る報 告 式で は な くて 、 そ のチェックをしたその内容をいろいろ公表すると、その方法に一工夫というお話かと思いますけれども、当然のことかとも思います。ただ、ちょっとまだ私もこういう言い方をしたくないのですが、いかんせん、とりあえず一通りそれらの今、まずやっている内容をしっかりと勉強しながら、それによって何が足りなくて、その部分はどういう形で補ったらいいのかというのは、これは監査委員独自のみならず、やはりこの制度そのものの部分も含めて行政ともご知恵をかりながら、ちょっとまず検討するお時間をいただきたいなと、そのように考えております。
質問 室﨑
わかりました。検討してください。それで、趣旨に沿った改革をぜひなさっていただきたい、監査委員というのは、制度というのは確あるべきだと、制度の趣旨からいってこうあるべきだというものに沿ったものをぜひ出していただきたいと、いろいろな参考書を読んでいますと、監査委員によって、その監査委員のあり方によって町が変わるというふうに書いている識者もいます。私はそのとおりだと思います。大いに期待していますので、できれば次の議会か、その次の議会にはきちんとした方針を出していただきたい、そのように思いますがいかがでしょうか。
答弁 代表監査 黒田
確とした約束はちょっとわかりませんが、まずちょっと今、聞いて、さらにはただいま正直申しまして勉強中でございますので、それらも含めてもうちょっとお時間をいただいて検討させていただけないものでしょうか。おっしゃっている趣旨はまことにわかります。住民の立場でその内容もわかりますということは、何らかの工夫も必要かなと思いますので、そこら辺含めてどういう方法がまずいいのかということを、一遍にどうこうはできませんけれども、一つ一つ改善の方向で検討させていただきたいなと、かように存じておりますので何とぞご理解賜りたく存じます。