みんなの議会

厚岸町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月4日

(1)学校教育について/(2)体育振興について

2010年3月4日、厚岸町議会の一般質問で、堀守議員が「学校教育について」「体育振興について」について質問し、教育長 富澤、指導室長 辻川、体育振興課長 高根が答弁しました。

質問者
堀守 議員
答弁者
教育長 富澤、指導室長 辻川、体育振興課長 高根

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 堀

私は、本定例会に、さきに通告したとおり質問するものであります。まず第1に、学校教育についてであります。(1)として、本年度の全国学力・学習状況調査の実施内容等についてであります。ア、全国学力・学習状況調査は、従来の対象学年全部を対象とした一斉調査から、対象数の3割を抽出したものになるとのことだが、他の市町村の中では、抽出から漏れた残り7割も抽出調査の希望利用で、対象児童全部の調査を実施するところがあると聞きます。厚岸町においてはどうするのか。イ、教育委員会では、過去3カ年実施された調査によって読み解くことができる。厚岸町における子供の学力の状況をどうとらえているのか。(2)として、子供の学力向上についてであります。ア、教育行政執行方針において 「ティームティーチングや少人数指導、発展的な学習、や補充的な学習を積極的に取り入れ、指導方法の工夫による個別指導への対応に努めて」 、 、 、きた とあるが 発展的な学習や補充的な学習については さらに拡充すべきと思うが教育委員会の考えを伺いたい。イ、学力向上について、現状のままでは、その成果を明確に推しはかることは困難であろうと推察する。そこで大学進学率を一つの指標として、明確な目標を定めることによる総合的な学力向上対策を展開する考えはないのか。次に、第2に、体育振興についてであります。(1)として、総合型地域スポーツクラブの設立についてであります。、 、 、 、ア 国は 平成12年にスポーツ振興法の規定に基づき スポーツ振興基本計画を定めこの中で計画年次である平成22年度までに、全国の各市町村において少なくとも一つは。 、総合型地域スポーツクラブを育成するとある いよいよ来年度がその計画年限であるが厚岸町においての総合型地域スポーツクラブの設立はいつになるのか。(2)として、厚岸町の成人の週1回以上のスポーツ実施率についてであります。イ、前述したスポーツ振興基本計画には、大目標として生涯スポーツ社会の実現のため、できる限り早期に成人の週1回以上のスポーツ実施率が50%となることを目指すと、 。あるが 現時点で厚岸町の成人の週1回以上のスポーツ実施率は何%となっているのか(3)として、スポーツ指導者の養成・確保・活用についてであります。ア、将来的に永続的なスポーツ振興を図ろうとしたときに、各種スポーツ指導者の恒常的な養成と確保・活用は不可欠と考えるが、そのための事業展開を図ろうとの考えはないのか。以上について、私は、教育委員会のお考えを聞きたいと思います。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

2番堀議員の一般質問にお答えいたします。まず、学校教育についてのお尋ねでございますが、1番目の本年度の全国学力・学習状況調査の実施内容等についての1点目は、全国学力・学習状況調査の利用希望について、厚岸町においてはどうするのかとのご質問でございますが、ご質問の中にあるとおり、本年度より全国学力・学習状況調査の実施に当たっては、対象校の3割抽出によって実施されることとなっております。そこで抽出されなかった学校での実施についてですが、北海道教育委員会では、対象校の全数調査を進める方向で、予算計上を行っているところでございます。厚岸町教育委員会といたしましては、児童・生徒の学力学習状況を把握する上で、貴重な機会であるとの考えから、抽出候補校から漏れた学校においても抽出候補校と同様に、全国学力・学習状況調査を全小中学校で利用し、実施する予定でございます。2点目の教育委員会では過去3カ年実施された調査によって、厚岸町における子供の学力の状況をどうとらえているのかとのご質問でございますが、まず、実施対象となっ、ている小学校6年生及び中学校3年生の過去3カ年の結果を平均正答率で見た場合には国語、算数、数学とも全国・全道の平均を下回っている状況にあります。結果から得ら、 、 、れる数値には 年度によって多少の上下はありますが 3カ年を全体的な傾向で見ると算数、数学を苦手とする状況が見られます。特に、論理的な思考を必要とする問題で差が大きくなる傾向にあります。同様に、国語では、漢字の読み書きなど継続的に取り組む学習では、正答率が高い傾向にありますが、文章の要約や表現の工夫など思考を要する問題では、正答率が低くなる傾向にあります。この調査では、学力のほかに児童・生徒の日常の生活状況や学習の取り組み等につい、 、ての聞き取り調査も実施しますが 全体の傾向として特に全国との比較で目立つ項目は家庭における学習時間や読書時間の短さ、テレビ視聴やゲーム等をする時間の長さであります。この点については、基本的な生活習慣が身についている児童・生徒のほうが、平均正答率が高いという結果が出ていることから、学校においては基礎的・基本的な学習内容の定着を重視するとともに、家庭との連携による生活リズムの一層の確立が必要であると考えております。また、朝読書の実施や情報館との連携を活用した読書指導についても、従前同様、積極的な展開を進めてまいりたいと考えております。次に、2番目の子供の学力向上についての質問でありますが、1点目の発展的な学習や補充的な学習については、さらに拡充すべきと思うが、教育委員会の考えを伺いたいとのご質問でございますが、現在、町内の小中学校においても国語や算数・数学の授業を中心として、ティームティーチングや少人数指導、補充的な学習等に取り組んでいるところです。これらの授業を組む際には、指導方法工夫改善加配の制度を活用して、教師の増員を図ったり、担任外の講師や、空き時間の講師を配置するなどの工夫をした中で行っております。このような学習形態の工夫が、児童・生徒にとっても学習内容を理解する上では、大変有効な方法であることは、これまでの取り組みの中でも確認されているところでござ。 、 、 、います しかしながら 学校の教員配置数については 学校の規模に応じた基準があり現在、実施しているティームティーチングや少人数指導の授業の取り組みは、人員配置上の問題や教育課程の限られた授業時数での実施など、さまざまな問題を抱えながら、可能な範囲で実施している現状であります。発展的な学習や補充的な学習のさらなる拡充は、学習意欲を高めるためにも有効な方法の一つであると考えますが、確かな学力を身につける観点からも、基礎的・基本的な学習内容の定着を優先した中で、児童・生徒の学習状況に応じた学習形態の工夫や指導方法の工夫もあわせて図っていくよう、一層の授業改善に努めてまいります。次に、2点目の学力向上について、大学進学率を一つの指標として、明確な目標を定めることによる総合的な学力向上対策を展開する考えはないのかとのご質問でございますが、ご質問にもありますように、学力向上についての成果を具体的に推しはかる方法については、困難なものがあります。現在、実施している全国学力・学習状況調査や町独自で実施している学力調査では、児童・生徒の持つ資質や能力の一部を数値的にとらえたものであり 学習内容や集団の持つ特性なども反映されることから このことをもっ、 、て学力が向上したとか低下したとかという結論に結びつけることは、難しいと考えております。また、大学進学率を一つの指標にして、明確な目標を定めることについては、個別の児童・生徒の追跡調査等も必要であり、個々が志望する進路に応じて多様化していくことから、単純に比較できるものではないと考えます。しかしながら、総合的な学力向上対策の展開という視点は、児童・生徒の学力を確実に身につける上では大変重要なことであり、学習指導の改善や家庭との連携、児童・生徒の学習意欲の向上など、具体的な取り組みの手かがりを得ることにつながっていくと考えます。今後、学校との連携の中で、学力向上に向けた具体的な指標の検討を図りながら、学習指導の一層の充実を図ってまいりますので、ご理解願います。次に、二つ目の体育振興についてでありますが、1点目の総合型地域スポーツクラブの設立についてお答えいたします。国は、平成12年にスポーツ振興法の規定に基づき、スポーツ振興基本計画を定め、この中で計画年次にある平成22年度までに全国の各市町村において、少なくとも一つは総。 、 、合型地域スポーツクラブを育成するとある いよいよ来年度が その計画年限であるが厚岸町においての総合型地域スポーツクラの設立はいつになるのかとのお尋ねですが、総合型地域スポーツクラブについては、文部科学省が平成12年に示しており、スポーツ振興法に基づくスポーツ振興基本計画において、成人の週1回以上のスポーツの実施率を50%と定め、その基盤としての総合型地域スポーツクラブを平成22年までの10年間に、全国の市町村に一つは設立するという目標を掲げています。ここで掲げられている総合型地域スポーツクラブとは、人々が身近な地域でスポーツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブで、子供から高齢者までが世代を超え、さらには多種多様なスポーツにおいて、初心者からハイレベルな競技者までが、、 、それぞれの志向に合わせて参加できるという特徴を持ち その運営は地域の住民により自主的・主体的に行われるスポーツクラブとなっています。厚岸町においての総合型地域スポーツクラブに関する取り組みとしては、昨年の3月7日に海洋センターを会場に、管内の社会体育関係者とスポーツ関係者を対象とした釧路教育局主催による「総合型地域スポーツクラブ」の設立に向けた研修会を開催しており、本町からは体育指導委員や体育担当の職員が出席しております。なお、この地域総合型地域スポーツクラブの運営は、あくまでもスポーツクラブやサークルなどの民間が主体という趣旨であることから、町内の各スポーツ団体や関係機関などと、地域の現状課題を話し合う場をもうけるなど、設立に向けた合意形成の支援に努力してまいりますが、他の市町村でも設立までにはかなりの年限を要していると聞いており、また、北海道教育推進計画における生涯スポーツの振興としての総合型地域スポーツクラブの設立目標を、平成24年度に定めていることから、本町においても設立の支援に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。2点目の厚岸町の成人の週1回以上のスポーツ実施率についてお答えいたします。スポーツ振興基本計画には、大目標として生涯スポーツ社会の実現のため、できる限、 、り早期に 成人の週1回以上のスポーツ実施率が50%以上になることを目指すとあるが現時点で厚岸町の成人の週1回以上のスポーツ実施率は、何%となっているのかとのお、 、尋ねですが 今回の厚岸町における成人の週1回以上のスポーツ実施率の算出に当たり町のスポーツ施設の年間利用者数をもとに算定していますことから 現在 海洋センター、 、や勤労者体育センター、パークゴルフ場、野球場などスポーツ施設は8施設あり、これらの施設の平成20年度の利用者数は 2万6,914人となっております これを町内でスポー、 。ツを行っていると思われる20歳代から75歳までの人口7,554人で除しますと、1人当たり年間3.6回の施設利用となり、この数値をもとに1週間あたりの実施率を算定いたしますと、約7%となっております。この数値を見ると、確かに本町におけるスポーツの実施率は低い状況にありますが、このほか無料の施設やスポーツ施設以外で行われていますウオーキングなどのスポーツに取り組んでいる町民を数多く見かけますことから、潜在的には相当数の町民が何らかのスポーツを行っていると思われます。このため、今後、スポーツの実態等のアンケート調査を行い、スポーツの実施率等の把握をし、町民の健康増進や保持の基礎資料として活用しまして、生涯スポーツの普及に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。次に、3点目のスポーツ指導者の養成・確保・活用についてお答えいたします。将来的に永続的なスポーツ振興を図ろうとしたときに、各種スポーツ指導者の恒常的な養成と確保・活用は不可欠と考えるが、そのための事業展開を図ろうとの考えはないのかとのお尋ねですが、現在、本町のスポーツの振興に当たっては、スポーツ担当の行政職員や体育指導委員のほか、各体育団体の指導者によって地域のスポーツ振興が図られており、スポーツ指導者の養成は必要不可欠と考えております。指導者には幅広い教養と専門知識 より高い指導技術はもとより 人々のスポーツニー、 、ズを正しく把握し、適切な指導が行えるよう、その資質の一層の向上が求められております。本町においては、スポーツ指導者の養成・確保をするため、平成元年から町内の各少年団の指導者に対し、釧路管内スポーツ少年団連絡協議会が主催するスポーツリーダー養成講習会を兼ねたスポーツ少年団認定員養成講習会への参加を促して、指導者の資質の向上も含めた中で指導者の養成・確保に努めており、現在まで19名が指導者講習を受講しております。なお、この講習会に参加した指導者は、少林寺拳法スポーツ少年団を初めとした各団体において、質の高い指導者として積極的に活躍しております。したがいまして、今後も引き続き講習会等を利用した指導者の養成・確保に努めてまいりたいと存じますので、ご理解賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 堀

まず、1点目の全国学力・学習状況調査ですね。悉皆調査を私、質問の中で一斉調査と言ったのですけれども、行政用語で「悉皆調査」ということらしいので、悉皆調査というふうに言い直しますけれども、悉皆調査を道教委のほうでもやる予定で、厚岸町でもやるということなので、国はそのまま3割だという、国の場合は3割というのは当然膨大なサンプルがあるわけですから、その中で国としての教育方針をどうするの、 、 、かというのは 国が行う3割で十分だというのは 今の民主党政権の考え方といのうは私はわかるところではあるのですけれども、地域においてはやはり3割でというのは、当然、そうはならないわけであります。大きな学校、本当に小規模な学校とかもあるわけですから、やはりそういった中でもし本当に3割だけで実施されてしまえば、地域の学力というものが本当にどうなっているのかというのを、なかなか推しはかることはできないのかなということであります。そういった中で学力調査、悉皆調査をしていただけるということなので、私は大変喜ばしく思っておりますし、また、過去3カ年そして今年と、新年度と限らず来年度以降も継続して、悉皆調査が行われていけるよう強く要望したいところであります。これについてはやるということでよろしいですね。あと、調査においてどういうことがわかったといった中で、やはり学力が低いというような結果というものが出ていると、全国的にも道内は低いほうですし、道内の中でも町 村 は 低 い と い うよ う な こと で 答え ら れ てお り ま すけ れ ど も、 や はり そ こ をも う 少 し行政としても危機感、そして親・学校関係者も危機感を持っているといった意味では、学力調査の結果の公表というものを考えていくべきじゃないのかなと、私は思うのですよ。一部の教員の中には、調査の結果の公表については大変問題があるということで、反対している方もいるとは聞いていますけれども、でも現状の危機感そういうものを親・学校関係者にも抱かせる行政のほうにも、またさせるといった意味では、やはり少なくても道内における釧路管内の、これは道教委の考え方ですけれども、道内における釧路管内の位置、そしてまた釧路管内でも厚岸町の位置、そのくらいまではわかるくらいのものを公開していくべきじゃないのかなと、私は思うのですけれども、ここら辺について考え方をまずお聞きしたいと思います。

答弁 指導室長 辻川(指導室長は2010年12月まで)

ただいまのご質問でございますが、まず1点目の悉皆調査の関係でございますが、これについては今の北海道教育委員会のほうでも予算づけを行いまして、22年度につきましては厚岸町は全校参加ということで動いているところでございます。それから、もう一つ、町独自で毎年2月に学力検査を実施しております。これについては、4年前から実施していまして、各学校ごとの調査結果と、それから児童・生徒一人一人の公表もありまして、それぞれ個人に対しても結果について配付しているし、それぞれの学力についてどうかということの点検を行ってきているところでございますので、この点につきましてはご理解いただきたいと思います。それから、公表の部分ですが、全国学力・学習状況調査の公表につきましては、数値等の公表については極力控えるということで、学力状況調査が始まった時点から、そういう文科省の考え方がありまして、本町はその考え方にのっとって数値等の公表を控えております。ただ、全国、あるいは全道、管内の厚岸町の位置的な状況ということのあらわし方なのですが、これも非常に数値以外で位置の状況をあらわすという部分、非常に難しい部分がございますけれども、質問者おっしゃる危機感という部分においては、非常にそこを切り口として学力向上に向けての取り組みをしていくことは、非常に大事なことだなと考えております。その示し方については今後ちょっと検討しながら、どういった示し方がいいのかということ、それから単に危機感を高めるということではなくて、効果的に学力を向上するための取り組みをどうあるべきかということも合わせまして、検討していきたいなというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 堀

わかりました。次に、イとしての現在の子供の学力の状況といったものをさっき質問した中にも絡むのですけれども、現在、家庭における学習時間が少ない、この中ではテレビゲームや遊びなどで、学習時間が少ないというふうに出しているのですけれども、家庭における学習時間が少ないのは自明でですね、そういった中でやはりこの次の子供の学力向上についてということで絡むのですけれども、やはりいかに家庭での学習時間を増やすことができるのかということにかかってくるというふうに思うのですよね。(2)のアとして、発展的な学習や補充的な学習を積極的に取り入れというふうになるのですけれども、今までもやっていたしというようなことで回答はいただいているのですけれども、やはりそれでもまだ足りないというのが現状だし、やはりそれで十分ではないというのが、各種の調査や何かの結果だと思うのですよね。やはりそういうものを受けた中では、もっともっとやはりやるべきだと。ただ、私も心配するのですけれども、それは現状の教員が対応するとなれば、これは大変な労力だと思います。学校の先生方というのは、本当に大変な仕事だなというふうには私も思うのですけれども、通常の授業のほかにもよりよい授業の研究や生徒の個別指導、さらには少年団活動やPTAとの対応などもやっていかなければならない。みんな勤務時間が終わった後も夜まで遅く、学校も夜まで、早くに電気が消えているなんていうことはないくらい、毎日のように遅くまで電気がついている。そういうものを見た中では、本当に大変に頑張っておられるなということでは思いますので、そういうものをさらにやろうとしたときには、今、いる教員ではやはり無理が生じてくると思うのですよね。確かどこかの自治体でも補充教育ということで、例えば公募、教員臨時講師として募集をして、これはたしか、どこかの商工会が取り組んだとかというような事例があったのですけれども、そういうような募集をして、その講師が授業を行う、塾的なものですね。そういうようなものをやったり、例えばほかの自治体では土曜日学校の開講などというものもやっている自治体というものもあるわけです。厚岸町においても現在の教員だけじゃなく、臨時講師、特別講師などを雇い入れた中で放課後授業の拡充、あと土曜日学校の開講などというのをやっていかなければ、やはりどうしても学習時間を増やすというふうにはなかなかいかないんじゃないのか。親としては勉強すれ勉強すれというふうに、確かに言葉では言うのですけれども、昔のように棒を持って尻をたたいて勉強させるというふうにも今の時代にはいきませんし、そういう時代でもないと私も思います。そういった中で、受け皿的に勉強する場所を行政側が、教育委員会側がつくってあげるということが必要になってくるんじゃないのかなと、この学力調査の結果などを見ても、本当に私はそういうふうに思うのですよね。そこら辺について、どういうふうに考えているのか、補充授業としての特別講師、臨時講師など雇っての実施と、あと土曜日学校の開講等について、どのように考えているのかということについてお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

ただいま補充的学習等の問題についてのご質問というふうに思います。今、一つ、私ども考えているのは、特に算数・数学などの場合に、ある一定のあたりからわからなくなると。わからなくなるのを放置するというか、そのまま進んでしまうときに、そのあとのことがちんぷんかんぷんという生徒が出てきているのではないのかなというふうなを授業などを見ていると感じるのです。ですから、学習の最低限度の力を高めていくためには、まず、わからない生徒、置いてくる生徒をなくしていくという努力が必要なのだろうというふうに思っています。これはやはり小学校の掛け算・割り算 そういうふうなものが出てきたときに ティー、 、ムティーチングなりの中で個々の能力、一人一人が理解しているかどうかというあたりを高めていくことが必要なのだろうと。確かに、放課後学習ですとか、土曜日学習とかというふうな形で行っているところも、自治体としてはありますけれども、それについてもやはり自主的な参加というのが前提だというふうに考えるわけでありまして、それはわかって、おもしろみがわからないと、そういうものにもなかなか参加しないというふうな実態もあるでしょうし、今の中では私どもはできるだけ、例えば授業が終わって単元が終わった中でもきめ細かにそういうふうに、ついてこれない生徒というあたりをなくしていく努力が必要なのではないかなというふうに考えているところです。土曜学習という部分ですけれども、なかなか例えば都会ですと退職された方々とか、、 、学生さんですとかという中での人材というのがあるわけですけれども 厚岸町の場合に例えばボランティア等で、そういう方々にお願いするというような状況にはなかなかないのではないかと。現状の中では先生方の中で努力していただいて、途中で先ほど言ったように、ついていけなくなるような授業がないような形で持ち上げていくということが、一つ必要なのではないかなというふうに考えております。今、大体全国的な傾向なのですけれども、昔は真ん中に山があったのが、今の学力というのはフタコブラクダに近いような状況が生まれてきているというふうに言われているのです。それは学習環境の整った生徒はそこで一つ山をつくり、もう一つは、例えば学習する環境が少ないという中で、後ろのほうにもう一つ山ができてしまうというふうな状況、これをなくしていく、真ん中に一つの大きな山をつくるためには、まず一番には底上げの努力が必要なのだろうというふうに私ども思っているところです。

質問 堀

どうしても講師の数というのも少ないという中では、私もわかります。ただ、残念ながら町内の学習塾の数というのも少ないですし、また、そういう塾に通わせるという両親の費用負担、これも大変大きなものでしょうし、釧路の学習塾に通っている子供とかも、例えば高学年になってくると出てくるわけですし、そういった中へなかなか底上げをしようとしても、現状のままではなかなか学習時間をふやすこともできない。ではやろうとしても講師ができない、これもジレンマになるとは思うということでわかるのですけれども、そこを講師ができる、小学生であれば教員の免許というのは、比較的結構持って他の職についている方とかというのも、私は結構いるなというふうには感じてはいるのですよね。そういった人方にも協力してもらうとか、そういった中での人材発掘というものも考えていってもらいたいなと。教える側の人材発掘もぜひ行っていただいた中で、発展的、補充的な学習というものをより一層深めて、学習時間の増というものを図っていただきたいというふうに私は思います。続きまして、2点目の体育振興についてでありますけれども、総合型地域スポーツクラブの設立についてということで、国が平成12年にスポーツ振興法の規定に基づいてスポーツ振興計画を定めまして、ただ、この答弁の中では、昨年ようやく管内の社会体育関係者とスポーツ関係者を対象とした総合型地域スポーツクラブの推進に向けた研修会。 、 、を開催している 計画年限も7年も8年も過ぎたときに ようやっというような感じで何かやらなければ何かばつが悪いというような感じで、仕方がなくやったというような感じの時にやられているのですけれども、実際のところ総合型地域スポーツクラブの設立推進のためにはということで、14年度や16年度に推進事業というものを国のほうでやられていますよね。どうしてそういったときに体育振興として、そういうものに乗った中で、総合型地域スポーツクラブをつくろうというような動きがなかったのかというのが、本当に思うのですよね。私などの健常者が総合型地域スポーツクラブといっても、私とかが例えばスポーツをしたいと言えば、したいスポーツに何でも取り組めますし、仲間がいなければ仲間を集めるとかということも。私も地元にいた人間ですから、友達も友人とかもたくさんいる中ではできるのですけれども、そうじゃない方というのもいるわけです。当然、障害を持っている方、また幼児から高齢の方々まで、どうしても幅広い中では何かスポーツ、体を動かしたいけれども、それは過酷なスポーツじゃなく、単純なウオーキングや何かも含めて体を動かしたいのだけれども、一緒にやる人がわからないとか、そういうような人方というのは結構いると思うのですよ。これは次の、大人の成人の週1回以上のスポーツ実施率というふうに絡んではくるのですけれども、本当に厚岸町として健康増進して、明るく地域コミュニティーとかも高めた中でのスポーツ的な地域をつくろうというふうに思うのであれば、もっともっと前からこういうクラブの設立については、取り組んでくるべきじゃなかったのかなというふうに思うのですよね。答弁の中に、設立までにはかなりの年月を要するというふうにされております。確かに1年でできるものじゃないのですよね、これは総合型クラブ創設ガイドって、これは私も海事記念館にあったやつをもらってきたのですけれども、そういった中でもやはり各クラブ、各地域、北海道でも既につくられている地域というものがあるのですけれども、設立までには少なくとも2年とか3年とか、かかっているところでは3年くらいもかかっているようなところというものがあるわけで、そういうような状態というのがわかっていながら、昨年ようやくそういう研修会というものも行ったという。どうもクラブの創設にかかわっては、余り厚岸町として乗り気じゃないというか、はなから無理だというふうに決めてかかっているんじゃないのかなというふうに私は思うのですよ。それについてはどんなふうに考えているんでしょうか。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

補充的学習の件について補足してご説明いたしますけれども、、 、町内では 一部学校で授業中に補充的な学習を行ったりというふうな活動もありますしそれ以外にも放課後を利用してというふうな補充的な学習も行っているところであります。議員ご指摘のように、人材の発掘というような部分もご指摘ありましたので、その点についても検討していきたいというふうに考えます。次に、スポーツのほうの問題でございますけれども、実は平成14、15、16に確かに国の委嘱事業として、スポーツクラブに対する委嘱事業、たしか1町村300万円だったと思うんですが、2年間支給されて設立しろというふうな話がございました。実際に2年事業的に、全国の教育長会議の中でも非常に議論がありました。というのは、これ何が問題かといいますと、結局、自分たちがスポーツをするために例えば体育館の費用がかかる、野球場の費用がかかるというふうな、自分たちがスポーツをするためにお金がかかるわけです。それのためにお金を出している、これは全国どこの人たちも一緒です。ところが、この総合型地域スポーツクラブの特徴は、それを新たに入ってくる人とかそういう人たちのために、もう一つ費用が必要になってくるのです。そして事務局としてのスポーツクラブを設立して、新たに来る人たちに講習会を開催したり、あるいはいろいろなスポーツ団体を紹介したりというふうなために、スポーツクラブをつくれということなのですが、現実問題として例えば1万1,000人の町の中で、何かのスポーツがやりた、 。 、いといったときに あえて民間のスポーツクラブが本当に必要なのだろうかと したら体育協会がある、スポーツ振興課があるという中で言うと、そこに照会をかければ、例えば卓球がやりたい、どこどこの体育館で週何回やっていますよと。そういうところに連絡をしておきますので、顔を見せてくださいというふうな照会は十分できるというふうに思いますし、あえて民間団体がそこでスポーツクラブを立ち上げて、各種団体から費用を取ってスポーツクラブをつくっていくということが、ひとつ1万人規模の町では非常に難しかったのだろうと思うんです。それで、確かに14、15、16あたりで委嘱事業を受けた市町村からは、最初にお金をもらったと、その時に例えば人を雇って、いろいろな組みました。でも2カ年たつと、あとは自分たちでやりなさいということになる訳です。そうしたときに、そうしたらその規模の町のスポーツ団体から、そのレベルの金銭を集めるということは、ほとんど不可能だったと思うんです。その中で、なぜそこまでして大きな組織をつくらなければならないのだという問題が出てきて、全国的にも、大きな町で大きな市町村、都市の場合はある意味では僕もわかるというふうな部分あります。ただ、小さい町の場合について、これを一律に同じふうに設立していけというあたりが、ちょっと無理があるんではないかなというのが1点です。、 、もう一つは これはヨーロッパを中心にいろいろな経験をされているのですけれども一番大きな違いは、小中学校のスポーツがいい悪いは別にして、今でも学校を中心に行われている。その中で地域の中のスポーツとしての定着が、ヨーロッパみたいなものとは違う形態を持っているということだと思うのです。ですから、あくまでも、今でも町内でそれぞれ野球チーム、サッカーチーム、バスケットチーム、活躍しておりますけれども、やはりそこには大きく学校の先生の力というものに依存していると。これが本当の意味でスポーツクラブを必要ということになると、これは地域で子供たちのスポーツを面倒見ていくという土壌ができて、初めて成り立つことなのだろうと。そういう意味でいうと、それこそ組織をつくって何をするという問題よりも、子供たちのスポーツを地域が本当に面倒見ていけるんだろうかと、いくような態勢がどこまで今の日本の小さいところで可能なのかというあたりも考えなければならないですし、そういう意味でも、もちろん研究はさせていただいていますけれども、現状の中では非常に、その点からも難しいんではないかなというのが私の考えであります。

質問 堀

そうしたら、教育長、小中学校のスポーツ、それは子供の数が多いときはそれで確かに成り立っていたのですけれども、今はもう一つの学校で一つのクラブが成り立たない状況というのもある。サッカーなどでは、厚岸小学校、そして真龍小学校、また浜中のほうの学校も同じサッカー少年団の中に入って、総勢何十人という、30人くらいに今はなっているのだと思うのですけれども、そういった中でやると。それだけ地域が逆に小さくなっているからこそ、それは今までは子供同士でしたけれども、子供と大人が同じサッカーをやってもいいでしょうし、体力差もあるのですけれども、けがをしないようということでは弁解はつくのですけれども でもやはりそういったものの中でサッ、カーのクラブをつくりたいけれども、仲よしの子供たちがいないからできないんだで終わるんじゃなくて、そこではサッカーをちょっと子供と一緒ぐらいだったらば、球をけるようなこともいいなぁとかというような軽い、大人にしてみたら軽いスポーツとしても、逆に言っちゃうと取り組みやすくなるとか、そういうようなものもあると思うんですよね。そういう意味合いも含めて、こういうスポーツクラブの立ち上げというものにも、一つの意味はあるのかなというふうに思います。確かに、この創設ガイドにも、利用者負担というものが結構大きいよなというようなものは、私もその感想として思いました。これを本当に利用者負担をどうしていくのかといったものを、どう利用費を工面するのかという、例えばこの中にはNPO法人を立ち上げて、体育施設を指定管理者制度で受けて、その指定管理の費用の中でクラブの運営を行っていく、専門的に指定管理をするような人が、クラブの事務的なものも賄っていくというような中でも、そういう事例とかもあるんですから、やはりそういうような考えというものも、持っていただきたいなというふうに私は思うのですよね。ただ、現状の中では難しいという教育委員会の考えであれば、そうすると、今の教育委員会の体育振興課が総合型地域スポーツクラブ この理念に沿った活動を今後一層やっ、ていくというふうに理解してよろしいんでしょうか。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

議員ご指摘のように、確かに学校が小さくなってサッカー、あるいは野球を単独の学校で、形成できないというような状況も出てきております。これについては 合同のチームつくるなりというふうなこともされておりますし 先ほどおっ、 、しゃったように、例えばサッカーのそういうふうな大人から子供まで入ったクラブをつくりたいというふうなものについては、これは総合型スポーツクラブを一気に立ち上げる以前にでも、十分取り組み可能なことではないのかなと思いますし、何かそういうふうなものが、機運があるようであれば、教育委員会としても積極的に協力していきたいというふうに考えますので、お話をいただければというふうにも、その点については思います。また、先ほども申し上げましたけれども、体育振興課の中には体育協会の事務局のお手伝いもしておりますし、従前からいろいろなスポーツに対するお問い合わせ等の窓口にはなってきておりますし、新たなスポーツを新しいスポーツが出たときには、それを紹介するというような活動もやっておりますので、それについては今後も積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。

質問 堀

最後に、スポーツ指導者の養成・確保・活用についてということで入らせていただきます。スポーツ指導者ですね、人口の減少や今まで指導してきた人が高齢になる、そういうような状況もあって、指導してくれた、本当に私方も子供のころに大変お世話になった人方というのも、どんどんいなくなってしまうといった状況だと思うんですよね。答弁の中では、認定講座、認定員養成講習会ですか、参加を促すということであるのですけれども、こういう講習会で、これは釧路管内ですけれども、もっともっと質の高い指導者、スポーツ指導者というものを育てていく必要もあると思うんですよね。釧路管内だけでなくてもっと道内とか例えば道外とか、場合によってはというか、本当にごくまれかもしれませんけれども、必要に応じて海外というのもあり得るものなのかなというふうに私は思います。それだけ指導者の養成というものは一概に、すぐに例えばオリンピックで活躍、ついこの間オリンピックは終わったのですけれども、オリンピックで活躍した人を指導者として招聘するとかという、なかなかそういうような、今、時代でもない。ほかの町村では もとオリンピック選手を教育委員会などに採用した中で 例えばスケートなりスポー、 、ツ振興に積極的に図ろうとかというので、そういうような動きがある町とかというのもあるのですけれども、残念ながら厚岸町においては過去においても、結構、名を馳せた人方がいるのですけれども、なかなかそういう人方も自分の仕事がといった中では、うまく指導者として十分な時間を与えられない。そしてまた、どんどん変化する指導形態とかについていけなくなるとか、そういった中でどんどん指導者が少なくなっていってしまうというのが心配するところであります。少なくとも現状ある、例えばスポーツ少年団とか、やはりそういったものの指導者というものに養成、さらに拡充というものは考えてもらいたいですし、やはり先ほど来いろいろなスポーツ、町民がどんなスポーツをやりたいのかというのが、はっきり言ってなかなか千差万別だと思いますけれども、そういった中で何かこういう新しい、今まで厚岸町でやっていないものをやりたいのだとかと言ったときに、そういうような指導者やこういうような人がいますよとか言えるくらいの 例えば指導できるためのデータベー、スとか、指導者のデータベースとか、そういっても現在19名ですから、データベースにもならないようなものかもしれませんけれども、そういうような整備そのための養成とか研修とかという、やはり必要になってくると思うんですよね。釧路管内だけじゃなく、もっともっと民間の指導者も活用した中で、もっともっと指導力を高めるために、研修機会なども確保していけるようにしていただきたいと思うんですけれども。答弁の中でも、今後も引き続きということであるのですけれども、さらにさらにより質の高い、また、広範な指導者の養成というものも、どのように考えているのかについてお聞きしたいと思います。

答弁 体育振興課長 高根(体育振興課長は2010年3月まで)

私から、スポーツのうち指導者の養成の関係について申し上げたいと思います。先ほど、教育長の答弁で申し上げましたように、現在、厚岸町には指導者講習会を受講しました指導者につきまして19の方がおります。この数字につきましては、管内的に、 、 。見ますと 釧路市では209名が最も多く 次に標茶や白糠町で24名か25名の方がおります厚岸町につきましては、19名と少ないのですけれども、ほかの町では4名なり5名とかの町もあるのですけれども、今後も関係する団体等へ、スポーツ団体等への講習会の受講を促しまして、質の高い指導者の養成の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 堀

ちょっと飛んでしまって、厚岸町の成人の週1回以上のスポーツ実施率につい、 、 、て聞くのを忘れていたんですけれども 現状7% ただウオーキングや何かも含めると潜在的なものはもっと高いんじゃないのかと言うけれども、やはり現状が7%、この7%の算出についても、今、本当に推計、どうやってもこれは推計の域を出ないというものかもしれませんけれども、こういうもので町民に対して、あなたはスポーツを週どのぐらいやっているのかとか、そういうアンケートというのは、私は余り記憶にないんですよね そういうようなものもやった上で 今後の総合型なスポーツ振興というのを図っ。 、ていっていただきたいなというふうに思うんですけれども、これについては例えば新年度の中では無理かもしれませんけれども、例えば23年度なりからでもやるとか、22年度中は研究して23年度からでもやるとかという、そういうようなものというのはできるんでしょうか。

出典:厚岸町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月4日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる