厚岸町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月22日
公共事業の発注体制について
2006年6月22日、厚岸町議会の一般質問で、佐齋周二議員が「公共事業の発注体制について」質問し、町長 若狹、建設課長 佐藤が答弁しました。
- 質問者
- 佐齋周二 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、建設課長 佐藤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 佐齋周二
質問申し上げる前に、議員の皆様方に一言お礼を申し上げたいと思います。今回の質問につきまして、議員皆さん方のご配慮によりまして、通告順をかえていただきましたことを心から厚くお礼を申し上げます。それでは、第2回定例会に当たりまして、さきに通告してありました公共事業についてご質問いたしたいと思います。国の三位一体の改革路線の堅持という状況から、近年から全道的にも、また管内的にも公共事業において、その仕事量の減少が続いている中にあって、我が厚岸町では町理事者の積極的な研究、努力によって、公共下水道を初め、小学校舎着工など、実施計画の前倒し予算によります予算発注により、町内各域において工事が着手されてきておりますことは、町内の経済力の向上、並びに雇用の活性化という面において、大変意義深い事項でありますし、このことは町長初め、町理事者のご努力のたまものであり、関係理事者の方々に改めて敬意を表するところであります。そこでお伺いいたしますが、そのような前段に申し上げました状況の中にあっても、工事の発注体制について、まだまだ改善していただきたい事項もあることも事実であります。工事に着手できるためには、工事内容によっては、各種免許、資格、あるいは技術者などの配置体制の管理状況をクリアできている、いわゆるAランク業者に発注されることになるわけでありますが、多数の同業の業者においても仕事量の減少から不況を脱し切れない状況にあることも実態であります。今、盛んに行われております工事状況を見ますと、町外の業者さんを交え、公共事業が実施されておりますが、地元業者育成、並びに町の活性化及び雇用の拡大を維持するために、地元Aランク業者とのJVを普及させ、できる限り地元の業者の出番が続けられるよう条件を満たす研究、努力もいま一つ望むところであります。町長並びに理事者にぜひこのことがかなえられるために、施策を講じ、行政側としてとっていただけるよう町民の声の代弁者として申し上げるところでございます。どうぞこの件につきましても前向きにご検討、ご答弁をお願いしたいと思います。このことから、次の3点についてお聞きをさせていただきたいと思います。まず1点目は、指名入札の指名選考委員は何名で、メンバー構成はどのようになっているか。また指名選考委員はどんなようなときに開かれるのか。2点目といたしまして、厚岸町の指名業者のランク別に業者名と金額を業種別にお知らせください。また現在のランクはいつからになったのか。、3点目といたしまして、現在厚岸町の工事に参入している他の町村の業者のランクは厚岸町においてどのようになっているか。以上で1回目の質問といたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
15番、佐齋議員の一般質問にお答えを申し上げます。ご質問は、町が発注する一般的な公共工事についての趣旨と思いますので、公営企業を除く土木建築などに関する公共工事についてお答えしたいと思います。初めに、公共工事の指名競争入札の指名選考委員は何名で、メンバー構成はどのよう、になっているのか。また指名選考委員会はどのようなときに開かれるのかの質問ですが、厚岸町の建設工事入札参加者指名選考委員会規定第2条の規定により、選考委員は6名メンバー構成は町長、助役、主務課長、財政担当課長、出納室長、指名競争入札に参加するに必要な資格の審査を主管する課の課長となっております。また、指名選考委員会の開催は、建設工事等の指名競争入札を行おうとするとき、また厚岸町指名競争入札参加資格者として登録されている業者の指名停止を行うときに開催しており、指名選考委員会は委員の過半数をもって成立し、出席委員の過半数をもって決するものであります。次に、厚岸町の町内指名業者の業種別ランクと発注標準額、現在のランクはいつからなったのかでございますが、お手元に資料を配付しておりますのでごらんいただきたい、と思いますが、町内の指名業者は、業者別に土木工事業者は11社、建設工事業者は9社電気工事業者は2社、管工事業者は4社が登録されており、業者のランクづけは建設業法で規定されている経営事項審査における総合評定値により、土木工事では1,000点以上をAランク、900点以上1,000点未満をBランク、800点以上900点未満をCランク、800点未満とDランクとしております。建築工事電気工事及び管工事では900点以上をAランク、800点以上900点未満をBランク、700点以上800点未満をCランク、700点未満をDランクとしております。また、ランク別に指名する工事の額となります発注標準額は、土木工事ではAランクが5,000万円以上、Bランクは3,500万円以上5,000万円未満、Cランクは1,500万円以上3,500万円未満、Dランクは1,500万円未満、建築工事ではAランクが1億円以上、Bランクは5,000万円以上1億円未満、Cランクは3,000万円以上5,000万円未満、Dランクは3,000万円未満、電気工事及び管工事ではAランクは5,000万円以上、Bランクは3,000万円以上5,000万円未満、Cランクは1,000万円以上3,000万円未満、Dランクは1,000万円未満としております。次に、厚岸町の工事、真龍小学校改築工事・公共下水道工事に参入している町外業者のランクでございますが、平成18年3月に発注した真龍小学校改築工事では8社、平成18年3月から平成18年5月までに発注した公共下水道工事では7社であり、この業者のランクを資料で示されていただいておりますので、ご参照を願いたいと存じます。以上でございます。
質問 佐齋周二
まず、1番目の指名入札のメンバーでございます。前にも議会でもってある議員から指名選考委員に第三者を入れたらどうかというような意見があったわけでございますが、厚岸町にもいろいろな審議委員、あとはいろんな委員会があるわけでございますが、それには町民参加型の、よく町長言われる協働の町づくりでもって、一般の第三者が入っているわけでございますが、この指名選考委員に対して第三者を入れるというあれがないのか。ということは、やっぱり今いろいろ新聞紙上で騒がれておりますように、官製談合だとかいろいろありますね。そういうことでいうと、やっぱり町民の見る目がかなり厳しくなってきているんですよね。そういうことでもって入れることによって、透明性が出てくるんじゃないかということでもって、その辺をもう一度お聞かせいただきたいと思います。それから、厚岸町のランクのこれは出させていただきました。これは前に私が2004年の3月の議会で、同じような公共事業において厚岸町独自でもってランクづけはできないのかというときに、厚岸町に指名選考に当たっては、地元業者育成に努めながら、指名の基準に基づいて遂行ができる範囲内で、道の格付の一段上位の範囲内で技術などの内容を勘案し、指名業者の選考をしておるということだと、これはあれですか、今も変わっていないんですか。道の準じて指名委員を選考して、だけどさっき言ったようにDであれば1,500万円未満、Cであれば1,500万から3,500万円未満と書いてありますけれども、そうすると、結局前回の答弁であれば、Dで1,500万円であっても、1ランク上だってあれば、Cの仕事できるんだというふうな考え、思いでいいんですね。それをちょっともう一度。、それから、3つ目の現在厚岸に工事参入している業者でございますが、これ見ますとほとんどあれですよね、A業者ですよね。Bが1社あります。例えばこれすぐで工事始まっていますけれども、真龍小学校あたりは、あれはあれですか、厚岸の地元のA、Bの業者ではできなかったんですかね。それがもしできない理由があれば、どうしても大手になければできないのであれば、その理由をちょっと教えていただきたい。それから、下水道でございますけれども、よく町民言われるんですよね。厚岸の町あがっても、厚岸の町なんだかどこだかわからないということは、地元の業者よりタビの業者がやっている方が多過ぎると。ここは厚岸の町なのかというような声が聞かれるんですよ。なぜ今ですね、下水道がタビの業者がやらなければならなかったのかと。それが例えば技術的に地元はできないんだと、そういうふうな理由があれば、その辺もきちっとお答えをいただきたいと思います。
答弁 建設課長 佐藤(建設課長は2010年9月まで)
再質問についてお答えをいたします。まず、第三者の方を入れたらどうかとのご質問でございます。指名業者は、選考を厳正かつ適正に行わなければならないものでございます。町では建設工事入札参加者指名選考委員会規定にのっとりまして、選考委員会を開催し、公正に指名業者の選考を行っております。質問者の言われます選考委員に第三者を入れるとした場合には、任命に当たって、その方の利害関係の問題や指名選考は設計等ができ次第、速やかに選考を行い、早期発注とした進め方をしておりますけれども、目的からしまして、その方がいなければ選考委員会が開けないといったことにもなります。このために発注がおくれるといったことも考えらます。また、報酬等の新たな費用負担も発生してくるわけでございます。こうしたこともありますので、現段階では第三者の方を入れるといったことは難しいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。それから、ランクづけについてのことでございますけれども、北海道に準じて指名の方法を行っているのかということでございます。基本的には北海道と同じような手法をとってございます。ただし、指名基準、先ほど1回目の町長の方からもご答弁がありまたけれども、指名基準の発注標準額とか、それから総合評点値の中でのランクづけは各厚岸町の方で定めたものでございます。それから、真小がAランクの工事にしか入れられなかったのかというご質問でございますけれども、真龍小学校につきましては、金額的に1億円以上の予定価格で発注したものでございますので、標準額からいきまして、Aランクの業者の指名の中に入ってまいります。そうしたことから、Aランクを中心とした指名の業者、その中に地元業者も含めた中でのJVの組み合わせで選考をしたものでございますので、ご理解を願いたいと思います。それから、下水道工事の関係でございますけれども、今お手元の方に資料で配りました下水道関係の工事、Aランクが7社程度入ってございます。これにつきましても先ほど真龍小学校の工事と同じように発注の場合は、発注標準額、その予定価格がその発注標準額の範囲の中で業者選定をしております。ただし、工事の内容によりましては、例えば発注標準額が今厚岸町の土木工事でありますと1,500万円以上3,500万円未満と、Cランクではなっております。しかしながら、この工事の難易度、その難易度の高さ、低さにつきましては、Dランクを業者もそのCランクに参入させていくといった取り方もやっておりますので、ご理解を願いたいと思います。
質問 佐齋周二
1つ目の問題でございますけれども、確かに第三者を入れたら大変なことはわかるんですけれども、一般でなくても、議会なら議長や副議長で入れてできるんじゃないですか。その方がかえって公明正大に透明性があるんじゃないですかね。今いろいろと騒がれている官製談合というのはそういうことじゃないですか、これは。第三者を入れないから、そういう問題が出てくるんじゃないですか。何かの力があって。それであれば第三者を入れることによって、町民からガラス張りに、透明性が言いわけできる、じゃないですか、入れることによって。委員会にはいろんな人を、第三者を入れていてここでは入れられないと、確かに言うことはわかりますよ。わかりますけれども、そういうことがあれば、なおさらやっぱり入っていただいて、それで町民にわかるような、だれが見ても不自然でないような発注工事ができるような体制をとっていただきたいということです。それから、2つ目のこれ道に準じてあれば、これあれじゃないですか、全部工事が例えばDランクであれば、Cの仕事できるんでしょう。Dであれば1,500万円にはなっています、例えばDであっても1ランク上なら1,500万円、3,500万円できるんじゃないですか。だけど実際今回の下水道、ちょっと見てみますと、Bの業者で2,200万円、これ2,200万円あったらCのランクじゃないですか。それから結構ありますよ。それからこのBの業者で2,700万円、それからBの業者で2,900万円、それからもう一つBの業者で2,400万円、これおかしいんじゃないですか。Bは3,500万円から5,000万円となっているんじゃないですか。それとですね、今回下水道で、課長これあれですか、発注、ゼロ国から出ていますよね。3回、今回議会にも出てくるのありますけれども、これで大体ずっと、率を計算してみましたか。ということはA業者がどのぐらいで、B業者が何ぼで、Cが何ぼで、出しましたか。参考に申し上げます。これ私の数字、間違ったらちょっと違うと言ってください。今回、下水でもって総体的に、最初にゼロ国で出たのが、前にも議会で問題ありましたけれども、ゼロ国で6億5,740万5,000円、そのうち出たのが、そのうちA業者が2億5,672万5,000円、B業者の1件が1億1,602万5,000円、もう1件のB業者が1億5,424万5,000円、A、B業者、3社で80%ですよ、これ。3社で。あとので、C、B、これ8社あるんですか、CとDで。残り20%ですよね。それと、その後に5月15日にこれ下水に出ています。これも今言ったように、Bの業者が2,700万円、その工事あります。これAのゼロ国のときには、これCの業者とDの業者、ジョイント組ませて仕事出ています。2件あります、これね。あとはもう釧路とAと組んで。それと、これは29日に入札で、これはこれから議会に出るんでしょうけれども、これは3本出ていますね。そのうちの2,400万円にBの業者入っています。それから、もう一つは釧路のAと地元のB、それから厚岸のAと。全部総体でいたしますと、私の計算では、今回の下水に関しては10億1,500万円出ています、大体金額が。そのうちのAの業者で31.3%ですよ。それからBの業者で22億7,000万円、もう1件のBの業者で18億3,000万円、合わせて10億円のうち大体7億3,000万円、3社で。合計しますと72%ぐらいだったですね。これ発注していて、偏っていると思わないですか、これ。私も前段で申し上げましたように、この下水道は町民の環境衛生ばかりでなく、整備はもちろんのこと、地元業者育成、あるいは経済力向上、雇用の活性化にもなったと思うんですけれども、これでなっていますか、これ。それとですね、2回目の答弁なかったんですけれども、今なぜタビの業者さんだと、下水やって何年になりますか。異常ですよ、今年こんなに。仕事の金額張るからタビが入るんでしょう。今最初ありましたよ、わかりませんから、釧路の業者ということで、技術を教えてもらいながらやっていましたよ、その後全部地元でやっていましたら。何で今だって、タビの業者か、技術的にそういう結局地元でできないのか。それをきちっと説明してもらわんとですね、さっき私言ったように、町民が、厚岸の町なのかどうなのかと、何だ厚岸の町ながら厚岸の業者じゃなく、ほとんどタビの業者やっているんじゃないかと、どうなっているんだと。そういう声が出ているんですよ。その辺をもう一度きちっと説明していただきたいと思います。
答弁 建設課長 佐藤(建設課長は2010年9月まで)
お答えをいたします。まず、指名選考委員のメンバーに第三者を入れたらということの再々質問でございます。いかにして指名選考の透明性を図るかといったことになろうかと思います。公共工事の入札及び契約の適正化の推進については、国からも通知が入ってございます。その中で入札及び契約の過程、並びに契約内容の透明性の確保の推進が規定もされております。第三者機関の入札監視委員会等の設置ということもうたわれております。こうしたこともございます。透明性の確保と不正行為の排除に努めることとされているわけでございますが、私どもとしましても、透明性を図るのはどうすればよいのかということを検討していかなければならない課題として受けとめていきたいと思います。それから、Bランクで下のランクの方にも、Cランクの方にも入っているのではないかということでございます。確かにBランクの業者、そのCランクの方の金額の中の工事に入っている実態もございます。それにつきましては、工事の難易度、同じ技術的な要件を見た中で、どうしてもこのCランクでは難しいだろうということで、上のBランクのランクをCランクに入れるということをしてございます。ただ、先ほども申し上げましたけれども、逆に工事の難易度を見た中では、Cランクの標準額の中でもDランクを入れるといったことを実態的には行われておりますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。それから、なぜタビの業者かということでございますけれども、厚岸町の例えばAランクの業者であれば、厚岸町には1社しかございません。それからBランクでは2社、Cランクは……、今ちょっと手元にないものですから、あれですけれども、そういった数が限られております。それでAランクであれば7社以上の指名を考えてございます。Bランク以下は5社以上ということで、指名をする業者の数をそれ以上ということで決めておりますので、なかなかそれがそろっていかないということになります。。例えばA工事であれば、7社以上となったときに、町内では単体では1社しかいないただ、JVを組んでAランクとした業者は、2社JVの中で今現在おります。それでも3社でございます。残り4社については、どうしても地方の業者から入れた中での指名を組まなきゃならないということでございますので、そういったことの中で地方の業者がどうしても入ってしまうということでございますので、その辺はご理解願いたいと思います。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私から、あえてこの問題について答弁をさせていただきます。私としましては、公共工事は地域経済の活性化という、さらにはまた雇用という、大きな経済政策であると考えております。そういう意味において、ただいま地元の企業の問題、提起されましたけれども、ご承知のとおり厚岸町における指名競争入札参加者指名基準の考え方というものがございます。これに基づいて、地元企業の育成という主たる目的を持って、私は地元の育成に最善の努力をいたしているつもりであります。当然そこには技術力、難易度等の十分踏まえて指名しませんと、やはり指名責任というものもあります。すなわち立派な仕事をしていただく。これが最も指名責任の大事な問題でありますので、この点も十分に私は佐齋議員から何度も質問を受ける中で、強く言っていますが、地元地元で甘えた中の体質であっては困ると。やはりこういう厳しい時代でありますので、企業努力の中でふさわしい仕事ができる企業努力をしていただきたい、そのように考えておりますので、厳正、公平に指名をしてまいります。