厚岸町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月25日
医療品の保管あるいは使用期限の管理について
2008年9月25日、厚岸町議会の一般質問で、佐齋周二議員が「医療品の保管あるいは使用期限の管理について」質問し、町長 若狹、教育長 富澤、病院事務長 斉藤、特老人ホーム施設長兼デイサービスセンター施設長 桂川、総務課長 豊原、教委管理課長 須佐が答弁しました。
- 質問者
- 佐齋周二 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、教育長 富澤、病院事務長 斉藤、特老人ホーム施設長兼デイサービスセンター施設長 桂川、総務課長 豊原、教委管理課長 須佐
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 佐齋
私は第3回定例会に当たりまして、さきに通告しておりました1項目3点につきましてお伺いしたいと思います。医療品の保管あるいは使用期限の管理についてでございます。アといたしまして、医療品の保管はどのようにされているのか。イといたしまして、使用期限の切れる医薬品はどのように処理をされているのか。ウといたしまして、使用期限切れの医薬品が間違って使用された場合の処理はどのようにされているのか、各施設ごと、病院、心和園、消防、各保育所、各学校ごとにお答えをいただきたいと思います。1回目の質問といたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
6番、佐齋議員のご質問にお答えをいたします。各施設、病院、心和園、消防、保育所における医薬品の保管、使用期限の管理については私から答弁をし、各学校については教育長から答弁をいたします。まず、町立病院におきましては、医薬品は種類ごとに室温、冷所、凍結等の保管条件が薬事法において規定されておりますが、規定はされていない湿度に関しても徹底した配慮のもとに保管しています。また、麻酔、抗精神薬、毒薬、劇薬、覚せい剤原料等の指定区分の医薬品については、それぞれに適合した麻薬帳簿などに記入記録するなどの保管管理を行っております。使用期限の切れる医薬品につきましては、使用期限が切れるおおむね6カ月前に納入業者に返品、あるいは使用期限の長い製品との交換を適宜行っております。しかし、使用期限が切迫した医薬品は、返品、交換をすることができず、医師との連携のもと、極力無駄の出ない使用を心がけ、期限切れの医薬品が出た場合は、医療廃棄物として処理を行っています。今まで町立病院では、使用期限切れの医薬品が間違って使用された事例はありませんが、質問者のとおり万が一起きたと仮定いたしますと、医薬品個々の物理化学的変質を医薬品製造業者の持っています使用期限以降のデータ情報と、患者の容体などを見きわめ、病院内だけではなく関係方面と密接な連携のもと健康被害を最小限にとどめる方策をとる考えであります。次に、特別養護老人ホーム心和園でありますが、入所者個々が医師の指示によって日ごろ利用している医薬品の服薬管理が中心であります。これは、看護室において各利用者ごとに薬を区分し、保管庫に入れて管理しており、看護師が在室以外は施錠し関係者以外は入室できないようにしております。使用期限の切れる医薬品が発生した場合は、町立病院同様に廃棄処分することにしており、今までは事例はありませんが、もし間違って使用された場合には、即座に病院受診し医師の指示を仰ぐこととしております。次に、厚岸消防署における対応でありますが、医薬品の保管については、消防署内及び救急車内において専用の保管庫に保管しており、このうち、救急救命士法施行規則で規定された厚生労働大臣が指定する薬剤については、消防署内に設置の金庫に厳重に保管しております。使用期限の切れる医薬品の処理については、定期的に医療廃棄物処理業者へ廃棄処分しており、使用期限切れの医薬品を間違って使用することのないように管理に努めているところであります。次に、各保育所での対応でありますが、医薬品としては、湿布薬、傷薬、傷バン、スプレー消毒薬、熱さまシートが主なもので、症状によって保護者の迎えを依頼する場合や、けがなどには応急手当てを行い保育士が病院に受診させる対応となることから、飲み薬の用意はなく、救急箱で事務室内に保管しています。多くは1年以内に使用されており、年度当初において買い足され、使用期限が切れるような場合はほとんどありませんが、その場合は不燃物として廃棄処分しております。今後とも各施設においては、医薬品の保管に万全を期するとともに、使用期限の管理にも引き続き注意を払って対応してまいりたいと考えております。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
私からは、各学校の対応についてお答えいたします。1点目の医薬品の保管の方法ですが、学校保健法第19条では、学校には健康診断、健康相談、救急措置等を行うため保健室を設けるものとすると規定されており、学校で使用される医薬品は、この保健室の薬品庫に保管されています。また、薬品庫の設置場所については直射日光、湿度、ほこりの影響を受けにくい医薬品の保管に適した場所に設置されております。保健室の医薬品の管理者ですが、各学校には養護教諭が配置され、専門的立場から児童生徒の健康を保持増進していますが、養護教諭の職務の一つに保健室の運営に関することがあり、このことから養護教諭が医薬品、保健器材の整備・保管に当たっております。学級数が3学級以下で児童生徒が10名以下の小規模校については、教員の配置基準により養護教諭を置くことができないため、学校教育法施行規則の規定により、全学校で教諭または養護教諭の中から任命されている保健主事が医薬品、保健器材の整備・保管に当たっております。また、保健室は治療の場ではなく、あくまでも応急措置を行う場であることを認識して、治療薬の性格を有するものや劇薬を備えておりません。2点目の使用期限の切れる医薬品の処理についてですが、保健室には薬品台帳が備え、 、 、 、つけられ 医薬品を購入した際には薬品台帳に購入年月日 数量 使用期限等を記入し医薬品を使用するごとに使用量を記入し整理、確認に努めており、このことにより医薬品の残量及び使用期限を的確に把握し適切に管理しているところです。さらに、学校薬剤師からは日常的に学校の環境衛生や医薬品管理の指導・助言を得ていますが、町内全学校を対象に年1回の学校薬剤師の巡回指導も行っており、この巡回指導の際には、学校施設の検査とあわせて医薬品の管理状況についても確認をしているところであります。また、使用期限の切れた医薬品及び不要な医薬品についても定期的に各学校に調査を行い、医薬品名、数量を把握し、対象となる医薬品があった場合は学校薬剤師に処理を依頼しているところであります。3点目の使用期限切れの医薬品を使った場合の処理についてですが、さきにご説明したとおり医薬品を購入した際には台帳に記入し整理していることと、学校薬剤師の指導も得ており、使用期限切れの医薬品を使うことのないよう管理体制をとっております。このことから、現在まで学校で誤って使用されたとの報告はありませんが、今後ともより一層管理体制に万全を期してまいりたいと考えておりますし、万が一誤って使用された場合は、直ちに医療機関に連絡をとるなど迅速、適切な対応をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 佐齋
今いろいろ答弁いただきまして、きちっと処理をされていると感心して聞いておりました。保育所関係は、ここに書いてあるとおり薬というより、傷バンあるいはそういうような湿布薬とか、直接体にあれしないようなことですので、一般でいう家庭薬みたいなような形のあれだと思います。あとそれと、よくマスコミあたりであれしますと、特に何ていうんですか、毒薬、麻酔薬、それから覚せい剤、ああいうものでよく盗まれて悪用されるということがよくテレビ等で言われているわけでございますが、そういうことはこれを見ますと厚岸町の場合はないということで安心をしているわけでございます。それと、使用期限について切れる薬品は、これは今聞きましたらある程度適切に処理されているように聞いております。それから、使用期限が切れた薬品について、あれですか、過去にこれ見るとないようなことにされています。過去に間違って使用期限が切れたものを使用されたということは一度もないんですか、その辺ちょっと教えてください。
答弁 病院事務長 斉藤(病院事務長は2009年9月まで)
町長からもご答弁申し上げましたけれども、まず麻薬、抗精神薬、毒薬、劇薬、覚せい剤等の管理につきましては、別に金庫をもって保管をしております。ですから、これは年に1回棚卸しで監査委員の方にも確認をしていただいている内容でありまして、日々これについては厳重に管理をしている内容になっておりますので、ご理解を願いたいと思います。また、過去に間違って使用されたことがないかということなんですけれども、町立病院においての使用期限切れということの事例はありません。救急車等にも実は患者を搬送していくわけでございますけれども、そのときは常に薬局から薬を持ち出す。ですから、そういう体制の中で行っておりますので、町立病院の救急車の中ではそういうものは積んでおりませんことを、まずご理解を願いたい。ですから、中で期限の切れていないものを確認したものが当然薬剤師としてやっておりますので、その中のものをすべて、 。使用しているという状況でございますので ご理解を願いたいなというふうに思います
答弁 特老人ホーム施設長兼デイサービスセンター施設長 桂川
心和園につきましてもご答弁をさせていただいたとおり、今までそういったことは一度もありません。
答弁 総務課長 豊原(総務課長は2009年6月まで)
お答えを申し上げます。私からは消防署の救急車での使用事例という点につきまして確認をさせていただいた件につきまして、ご答弁申し上げたいと思いますけれども、過去において救急車の中で使用期限ということで、期限が切れた薬品を使用したという事例についてはございません。ただ管理上、一部使用期限が切れた点滴液だったかと思いますが、その部分について訓練用に転用するというようなことで使おうとしていたものが、たまたま紛れ込んだといいますか、そういうようなことがありましたが、そのときも幸いにも使用されたということには至っていないわけでございまして、そういう事例がありました段階で、それ以降の管理、十分に徹底をしておりまして、紛れ込むというようなことはそれ以降はないというような状況になっていて、安全性についてはしっかりと確保されているということでございます。そういうことでございますので、ご安心をいただければなというふうに思っているところでございます。
答弁 教委管理課長 須佐(教委管理課長は2008年9月まで)
各学校における医薬品の管理で、使用期限の切れた医薬品の使用の関係でありますけれども、これまで期限切れの医薬品を使用したということについては報告受けておりませんし、先ほどの答弁でもお答えいたしましたが、医薬品の管理については、それぞれ一品ごとの医薬品台帳を管理しておりまして、使用期限を明確に記入しております。そうしたことから、常に使用期限がわかるような表示をしておりますので、今までそういったことは起きておりませんし、毎年町の監査委員が訪問し保健室の医薬品台帳の監査もしていただいておりますし、当然学校薬剤師が年1回の巡回の折にも、その際にも保健室の医薬品の管理をきちっと確認していただいておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 佐齋
一番我々懸念しているのは、なれというんですか、看護師さんの例えば思い込みというんですか、よく薬の思い込みで、あ、この薬だなと思ったら違う人の薬を使ったとかって、あとはちょうどカルテの見間違えでもって使うということがよくありますわね。そういうことで訴訟問題出ています。やっぱりそれが一番恐ろしいことだと思うんですね。その辺をきちっと教育されてあれしていただきたい。それから、今総務課長からありました消防の例、前私も3月議会でもってちょっと聞いたことあると思うんですけれども、これはあれですよね、消防あたりは毎日あれちゃんと点検するんでしょう、朝は必ずもう車の点検と同時に中に詰め込むものもすると思うんですね。それと問題は命にかかわらないことですからよかったんですけれども、こういう場合に、その後のフォローをきちっとしていただきたいということは、これはお客さんが気がついて、いやいやおれその点滴しなくていいよということで使わなかったと、だけれども、その後は何も町のほうから連絡なかったと、そういうことで私ある課長のところに行ったら、いや、その消防のほうに話が上がっていなかったみたいな感じですね。そういう管理体制が何かきちっとされていなかった。たしかあのとき答弁は町、民の命にかかわることですからきちっと対応しますよということがされていなかったと消防のほうに伝わっていなかったということで、後日また課長と議論した後に消防のほうに来まして、いやいやその話が通じていなかったということでもって私のほうへ来られました。そのときにもその対応の仕方が、いわゆる一緒に行って話をしてくれということなんで、何で私が行かなければいけないんだと、それはあなたたちが行ってきちっとそのお客さんに説明をして謝ってきてくれという話をされて、その後は何も言ってこないからちゃんとされたと思うんですけれども、その辺がやっぱり危機管理というんですか、体制が結局上に話が通じていなかったと思うんですよね。だから、その辺をもう少しきちっと、結局上の者が一生懸命にやっていても下の者が全然そういう感覚がなければ、結局いいプランをつくってもそれが末端に行かないとい、 。うことになりますからね その辺をもう一度ちょっとお答えをいただきたいと思います
答弁 病院事務長 斉藤(病院事務長は2009年9月まで)
今回の使用期限切れとは別ですけれども、処方違いということの今お話だったというふうに思います。基本的にはドクターだけで病院は動いておりません。全体で事務を含めて看護師も含めて薬局も動いて、すべてで動いておりますので、この指示のミスということは薬品の処方の中でもたまに起きることがあります。事前にそれを防ぐ二重チェックということを今やっておりますけれども、間違ってもそれを最後の段階で飲む前に、もしくは打つ前にですか、そういう二重チェック体制を、特にこれは中の部分、そういう対策委員会がございますので、いわゆるヒヤリ・ハットも含めて、きちんと検証するということをやっています。全然間違いがないということはありません。ですから、ヒヤリ・ハットと申しておりますけれども、ヒヤッとした処方ミスというんですか、それをどう防ぐか、 、 、ということを含めて 常に委員会の中であった場合については すぐにそれを対処するその日のうちにそういうことがありましたら会議を招集します。対策会議を招集する形になっています。薬も同じであります。ですから、全然過去、いろんな病院の中でそういうことが起きておりますけれども、起きても未然に防ぐことが大前提、起きたらその処置をどうするのかということは、その対策委員会の中で進めている。ですからなれということは非常に怖いことですので、このことも含めて、今このいろんな勉強会と称しまして月に3回なんですけれども、月に1回項目は1項目なんですけれども、必ず事務も薬局もコメディカルも看護師も医師も来てという勉強会を院長が中心となって、そのいわゆる未然防止ということを含めて進めている。これは今年から始めました。ですから、そういうことも含めてやっぱりせっかく患者数がふえていってもそういうミスを起こしては何もなりません。要するにそういうことを含めてきちんとした病院づくりを今進めている最中でございますので、ご理解を願いたいなというふうに思います。
答弁 総務課長 豊原(総務課長は2009年6月まで)
お答えをいたします。消防署の薬品管理でございますけれども、この部分につきましては定期的なチェックを管理簿に基づきまして、現物と照らし合わせて行うというようなことで、期限切れが迫っているものについては速やかにその部分から外しまして、間違って積み込むことがないように別の部屋に廃棄物として保存をする。有効期限のものについて所定の場所に置いて所定の対応を行う。そういうようなことで、事故につながるようなことについては防止しようということで、厚岸消防署において十分な対応、検討を行っているというふうに伺っております。議員ご指摘ございました、以前の議会でご指摘いただいた部分につきまして、その後の対応ということでございますが、この部分についても私ども確認をさせていただきました。消防署のほうできちんとそのお方にお会いをして、状況等説明をさせていただく中でおわびをし、これを教訓にして、絶対町民の皆様に心配をおかけするような事例は起こさないというようなことをお誓い申し上げて、お許しをいただいたというふうに伺っているところでございますので、ご理解をいただければというふうに存じます。